JP3425964B2 - 誘導ブリルアン散乱を用いた光信号生成装置及び光伝送システム - Google Patents

誘導ブリルアン散乱を用いた光信号生成装置及び光伝送システム

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (目次) 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 作用 実施例 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は誘導ブリルアン散乱
を用いた光信号生成装置及び光伝送システムに関する。
【0003】誘導ブリルアン散乱は2次の非線形光学現
象であり、光通信等においてはこれまで積極的に利用さ
れたことは殆どなく、むしろ伝送特性を劣化させるもの
として排除するような提案がなされていた。即ち、如何
に誘導ブリルアン散乱を抑圧するかということが技術的
課題であったといえる。
【0004】しかし、誘導ブリルアン散乱は、(1)し
きい値が他の非線形光学効果に比べて極端に(1〜2
桁)小さい(損失0.2dB/km程度のシングルモー
ドファイバの場合は1mW程度)、(2)音響フォノン
との相互作用を介するので、ストークスシフトが小さい
(例えば伝送波長1.55μmのシングルモードファイ
バの場合約11GHz)、(3)後方散乱光のみが発生
する、等の特異の性質を有しており、このような性質を
うまく用いれば光伝送システム等への幅広い応用が可能
であると考えられる。
【0005】
【従来の技術】上述ように、従来、誘導ブリルアン散乱
を積極的に用いた例は殆どなく、わずかに、誘導ブリル
アン散乱の狭帯域性を用いた光フィルタとしての応用
や、誘導ブリルアン散乱光と励起光の波長多重伝送への
応用が考えられている程度である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】誘導ブリルアン散乱の
応用がこれまで殆ど提案されていないのは、誘導ブリル
アン散乱の帯域が狭いことに起因すると考えられる。誘
導ブリルアン散乱は音響フォノンとの相互作用を介する
ので、帯域はこの音響フォノンの緩和時間で決まる。従
って、常温における帯域は10〜100MHz程度とい
ったところである。この狭帯域性により、光通信等の広
帯域伝送への適用は殆ど考えられていない。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みて創作され
たもので、誘導ブリルアン散乱の特徴を生かしてこれを
光伝送システム等に有効に適用することを目的としてい
る。具体的には、本発明の目的は、誘導ブリルアン散乱
を用いた光信号生成装置及び光伝送システムを提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の光信号生成装置
は、第1の励起光を第1の情報信号により振幅変調する
光変調手段と、該光変調手段から出力した振幅変調光が
伝搬する2次の非線形効果を有する光学媒質からなる光
伝送路と、上記振幅変調光の上記第1の情報信号による
変調波形の高レベルと低レベルの間に上記光学媒質の誘
導ブリルアン散乱のしきい値が位置するように上記光変
調手段を制御する制御手段とを備え、上記光伝送路内で
上記振幅変調光の伝搬方向と逆の方向に誘導ブリルアン
散乱光が生じるようにしたものである。
【0009】本発明の光伝送システムの第1の態様は、
光中継器として機能する本発明の光信号生成装置と、上
記第1の情報信号よりも高周波数又は高ビットレートの
第2の情報信号により変調された信号光を出力し、該信
号光が上記第1の励起光として上記光信号生成装置に入
力するようにされた光送信局と、上記光伝送路を伝搬し
た上記振幅変調光を受け、上記第2の情報信号を再生す
る受信局とを備えている。
【0010】本発明の光伝送システムの第2の態様は、
本発明の光信号生成装置を複数リング状に配置して構成
される。本発明の光伝送システムの第3の態様は、上記
第1の態様に係る光伝送システムを上り回線用及び下り
回線用に2組備え、上り回線及び下り回線において生じ
た誘導ブリルアン散乱光を分岐してそれぞれ下り回線及
び上り回線に合流させるようにして構成される。
【0011】本発明の光伝送システムの第1又は第3の
態様においては、本発明の光信号生成装置が複数用いら
れ、これらが従属に接続されてもよい。本発明の光伝送
システムの第4の態様は、2次の非線形効果を有する光
学媒質からなる光伝送路と、該光学媒質の誘導ブリルア
ン散乱のしきい値よりも高い強度の励起光を上記光伝送
路の第1端から入射させる手段と、上記励起光の周波数
よりも所定周波数だけ低い周波数を有し、情報信号によ
り変調された信号光を上記光伝送路の第2端から入射さ
せる手段とを備えている。
【0012】本発明の光伝送路のフレネル反射点の探索
方法は、2次の非線形効果を有する光学媒質からなる光
伝送路の端部から、該光学媒質の誘導ブリルアン散乱の
しきい値よりも高い強度の励起光を入射するステップ
と、上記励起光の周波数よりも所定周波数だけ低い周波
数の光パルスを上記励起光に重畳して上記光伝送路に上
記端部から入射するステップと、上記端部から出射する
光の強度の経時変化を観測するステップとを含む。
【0013】
【作用】まず、ブリルアン散乱の発生の原理を図1によ
り説明する。媒質中を速度vaで粗密波が進行している
とすると、波長λa に相当する周期の屈折率の粗密格子
が速度va で進んでいて、この格子によって周波数ω0
の入射光(波長λ0 、波数k0 )がブラッグ反射により
特定の方向θに強く回折される。このとき、散乱光の周
波数をωS 、波長をλS 、波数をkS 、粗密波の周波数
をωa 、波長をλ a 、波数をka とすると、以下の保存
則がなりたつ。
【0014】 ωS =ω0 −ωa …(1) kS =k0 −ka …(2) また、格子が速度va で進行している場合のドップラー
効果を考慮すると、ストークスシフトは次式で表され
る。
【0015】 ω0 −ωS =ωa =ka a =2va 0 sin(θ/2) …(3) 従って、ストークスシフト量はθ=π、即ち後方散乱に
おいて最大となり、θ=0、即ち前方散乱において最小
となる。特に、媒質がシングルモードファイバ(以下
「SMF」ともいう。)の場合には、後方散乱のみが表
れる。
【0016】(3) 式よりストークスシフト量Δνは次式
で与えられる。ここで、nは媒質の屈折率である。 Δν=νa =ωa /2π=2nva /λ0 …(4) SiO2 を主成分とする石英系の光ファイバにおいて
は、va =6.96km/s,n=1.45,λ0
1.55μmであるとすると、 Δν≒11.2GHz …(5) となる。
【0017】散乱により生じたストークス光と入射光が
媒質の超音波振動を駆動するようになると、誘導ブリル
アン散乱(以下「SBS」ということがある。)が発生
する。SBSの発生メカニズムは、光周波数ω0 とωS
の電場が、電歪現象によって媒質中に周波数ωa (=ω
0 −ωS )の圧力変動を生じさせ、それにより超音波が
発生し、その超音波が周波数ω0 の入射光を散乱して周
波数ωS のストークス光を発生し、それがさらに電歪現
象により超音波を発生するというものである。
【0018】この現象を図2により定量的に考察する。
いま、図2に示すように、SMF10の入射点を零点と
し、励起光の進行方向をz軸とする座標系を想定する。
このとき、光強度の結合方程式は次のようになる。
【0019】 dIS (z) /dz=−gB P (z) IS (z) +αIS (z) …(6) dIP (z) /dz=−gB P (z) IS (z) −αIP (z) …(7) ここで、IP (z),IS (z) は各々励起光及び散乱光の強
度を表し、αはファイバの損失係数を表す。一方、gB
はブリルアン利得係数であり、次式で与えられる。
【0020】 gB ( ν)= {(ΔνB /2)2/〔(ν−νB )2+(ΔνB /2)2〕}gB (νB )…(8) ただし、 gB (νB )=2πn7 12 2 /cλ0 2ρ0 νA ΔνB …(9) ΔνB =1/(πTB ) …(10) である。ここで、cは真空中の光速、p12は縦方向の弾
性光学定数、ρ0 は物質密度、νB はブリルアン帯域の
中心周波数を表し、ΔνB は、フォノンの寿命がTB
ある場合のブリルアン利得の半値全幅を表す。
【0021】ここでは、音響波がexp(-t/TB ) に従って
減衰すると仮定している。従って、この場合、利得スペ
クトルはLorentzian型になる。また、信号光と励起光に
対するファイバの減衰定数は一般に異なるが、考えてい
る系においては、信号光と励起光の周波数差が11GH
z程度であるので、共通のαで十分近似可能である。
【0022】(6),(7) 式を境界条件IP (z) →0(z→
∞) のもとで解くと、解は以下のようになる。 IS (z)=〔b0(1-b0)/(G(z)-b0) 〕IP (0)exp(-αz) …(11) IP (z)=〔(1-b0)G(z)/(G(z)-b0)〕IP (0)exp(-αz) …(12) ここで、 G(z)= exp〔(1-b0)(g0/α)(1-exp(- αz)) 〕 …(13) b0 =IS (0)/IP (0) …(14) g0 = gB P (0) …(15) である。また、b0 はブリルアン変換効率(入力励起光
パワーに対する出力ストークス光パワーの比)を表す。
また、g0 はSBS過程における小信号利得である。
【0023】(11)式及び(12)式の解を図3に図示する。
図3は、励起光及びストークス光の相対強度と光ファイ
バにおける入射点からの距離を光ファイバ全長で規格化
した値との関係を表すグラフである。
【0024】図3の結果から明らかなように、SBSに
より励起光のエネルギーが散乱光に変換されて後方向に
出力される。従って、もし反対方向にブリルアン散乱光
の周波数と同一の周波数の信号光を入力すれば、この信
号光は増幅されて後方向に出射することになる。この増
幅の原理を考察する。
【0025】いま、励起光パワーが十分大きく、損失以
外の減衰が殆どないとすると、即ち所謂depletion-less
の状態であるとすると、(7) 式より、 IP (z) =IP (0)exp(-αz) …(16) となる。そこで、SBSに使われる有効励起パワーとし
て以下の量を定義する。
【0026】 IP eff =(IP (0)/α)〔1-exp(- αL)〕 =IP (0)Leff …(17) ここに、 Leff =〔1-exp(- αL)〕/α …(18) である。このとき、(6) 式より、 IS (L) =IS (0)exp〔-( gB P eff - α)dz 〕 =IS (0)exp〔-gB P (0)Leff + αL 〕 となる。即ち、 IS (0) =IS (L)exp〔 gB P (0)Leff - αL 〕 …(19) を得る。(19)式は、励起光の入射端から距離Lの位置に
逆方向に入射された信号光がブリルアン増幅されて出射
される様子を示している。(19)式は、入射励起光パワー
P 及びファイバのコアの有効断面積Aeff を用いて以
下のようにも書ける。
【0027】 IS (0) =IS (L)exp〔 gB P eff /Aeff −αL〕 …(20) (20)式より、ブリルアン増幅器のしきい値励起光パワー
P crに対する条件として、 gB P creff /Aeff ≒21 …(21) を得る。この式に波長1.55μm用のシングルモード
ファイバの条件、Aeff≒50μm2 ,Leff ≒20k
m,gB =5×10-11 m/Wを適用すると、 PP cr≒1.1mW …(22) を得る。
【0028】誘導ブリルアン増幅の原理の応用として
は、広範囲な例が考えられるが、これを通常の光通信に
適用しようとすると、帯域が比較的狭い(約100MH
z)ことが制約となる。本発明においてこの狭帯域性が
制約にならないことは以下の説明から明らかである。
【0029】図4は本発明の光信号生成装置の基本構成
を示すブロック図である。符号21は励起光を情報信号
により振幅変調する光変調手段である。符号22は光変
調手段21から出力した振幅変調光が伝搬する光伝送路
であり、この光伝送路22は2次の非線形効果を有する
光学媒質からなる。
【0030】符号23は光変調手段21を制御する制御
手段であり、その制御態様は、振幅変調光の情報信号に
よる変調波形の高レベルと低レベルの間に上述の光学媒
質の誘導ブリルアン散乱のしきい値が位置するようにす
るものである。
【0031】そして、光伝送路22内で振幅変調光の伝
搬方向と逆の方向に伝搬する誘導ブリルアン散乱光を生
成するようにしている。この誘導ブリルアン散乱光は次
のような特性を有する。
【0032】図5において、(A)は光伝送路22に入
力する振幅変調光の経時変化を表すグラフ、(B)は光
伝送路22内において生じた誘導ブリルアン散乱光の強
度の経時変化を表すグラフである。
【0033】光伝送路22にパワーP1 の励起光を入力
し、パワーP1 を光伝送路22の誘導ブリルアン散乱の
しきい値PP crと等しいか或いはPP crよりも少し小さ
い値P1,0 に設定しておく。そして、この励起光を情報
信号により振幅変調する。この情報信号は図示された例
ではデジタル信号であるが、アナログ信号であってもか
まわない。ただし、変調パルス幅Tは、フォノンの減衰
定数よりも十分に大きいとする。即ち、次式を満足す
る。
【0034】 T≫TB …(23) このとき、P1 >PP crのときにだけ誘導ブリルアン散
乱光が発生するので、図5(B)に示すような波形で振
幅変調された誘導ブリルアン散乱光を生成することがで
きるのである。
【0035】
【実施例】以下本発明の実施例を説明する。図6は光信
号生成装置の第1実施例を示すブロック図である。符号
33は光伝送路として機能するシングルモードファイバ
であり、このシングルモードファイバ33は2次の非線
形効果を呈する。
【0036】光変調手段は、励起光を出力する光源31
と、この光源31からの励起光を振幅変調する光変調器
32とから構成される。光変調器32としては、マッハ
ツェンダ型のもの等が使用され、この光変調器32には
駆動回路34から駆動信号が与えられる。
【0037】この実施例の構成によると、図5(A)に
示すような波形の振幅変調光を光変調器32からシング
ルモードファイバ33に入射させ、その結果、図5
(B)に示すような波形の振幅変調された誘導ブリルア
ン散乱光を生じさせることができる。
【0038】図7は光信号生成装置の第2実施例を示す
ブロック図である。この実施例では、光変調手段はレー
ザダイオード41を含んで構成され、このレーザダイオ
ード41に供給するバイアス電流が駆動回路42により
調整されて情報信号による励起光の振幅変調がなされ
る。
【0039】図8は光信号生成装置の第3実施例を示す
ブロック図である。この実施例では、光変調手段は、励
起光を出力する光源31と、光源31からの励起光を増
幅する光増幅器51とを含み、光増幅器51の利得が利
得制御回路52によって振幅変調される。
【0040】光増幅器51として、半導体の利得媒質を
備えた半導体光増幅器が用いられている場合には、半導
体利得媒質への注入電流を情報信号により変調すること
によって、振幅変調光を得ることができる。
【0041】光増幅器51として、ファイバ型光増幅器
が用いられている場合には、励起光源からの励起光の振
幅を変調するようにすればよい。その具体例を以下に説
明する。
【0042】図9は図8の光信号生成装置の第3実施例
における光増幅器51の一構成例を示すブロック図であ
る。この例では、光増幅器51は、第2の励起光を出力
する励起レーザダイオード61と、この第2の励起光を
図8の光源31からの増幅すべき第1の励起光と合波す
る合波器62と、合波器62により合波された第1及び
第2の励起光が入力するドープファイバ63とを備えて
いる。
【0043】ドープファイバ63は、主としてコアにE
r等の希土類元素をドープして構成される。そして、励
起レーザダイオード61のバイアス電流が情報信号によ
り変調されるようになっている。
【0044】この種のファイバ型の光増幅器において
は、励起レーザダイオードからの励起光の強度に応じて
この光増幅器の利得が決定されるので、上述のように励
起レーザダイオード61のバイアス電流を情報信号によ
り振幅変調することによって、ドープファイバ63から
出力する光について振幅変調を行うことができる。
【0045】図10は図8の光信号生成装置の第3実施
例における光増幅器の他の構成例を示すブロック図であ
る。この例では、光増幅器51は、第2の励起光を出力
する第1の励起レーザダイオード71と、この第2の励
起光を図8の光源31からの増幅すべき第1の励起光と
合波する第1の合波器72と、第1の合波器72からの
第1及び第2の励起光がその一端に入力するドープファ
イバ73と、第3の励起光を出力する第2の励起レーザ
ダイオード74と、この第3の励起光をドープファイバ
73の第2端から入射させる第2の合波器75とを備え
ている。
【0046】この構成によると、励起レーザダイオード
を2つ用いているので、1つの励起レーザダイオードの
出力が光増幅動作に足りないような場合に有利である。
また、2つの励起レーザダイオードのうちのいずれか一
方(図では第2の励起レーザダイオード74)を用いて
この光増幅器から出力する励起光を誘導ブリルアン散乱
のしきい値以上にするのに用い、他方の励起レーザダイ
オード(図では第1の励起レーザダイオード71)のバ
イアス電流に情報信号を重畳することによって、この光
増幅器から出力する励起光を振幅変調することができ
る。
【0047】この実施例では、ドープファイバ73の第
1の励起光伝搬方向上流側及び下流側からドープファイ
バの励起用の励起光を入射させているが、2以上の励起
レーザダイオードを用いて、上記上流側及び下流側のい
ずれか一方のみから励起光を入射させるようにしてもよ
い。
【0048】また、図10の構成において、第1の励起
レーザダイオード71及び第1の合波器72を省略し
て、後方励起型の光増幅器を構成してもよい。この場合
第2の励起レーザダイオード74のバイアス電流が振幅
変調される。
【0049】ところで、(23)式に示したように、情報信
号による変調パルス幅Tはフォノンの減衰定数よりも十
分大きいことが要求される。変調パルス幅Tが大きくな
るに従って情報信号の帯域は狭くなり、伝送可能な情報
量が少なくなる。そこで、本発明の光信号生成装置を用
い場合における伝送速度の限界について考察する。
【0050】この限界は、明らかに(18)式で定義された
励起光の有効到達距離Leff に依存すると考えられる。
誘導ブリルアン散乱光として後方に出力する光は、入力
した励起光の有効到達距離Leff の範囲内の誘導ブリル
アン散乱光の累積である。従って、入射端付近からの誘
導ブリルアン散乱光と、有効到達距離Leff の位置から
の誘導ブリルアン散乱光の遅延時間差をΔtとした場
合、ΔtがTに比べて十分小さくないと、パルス波形に
乱れが生じることになる。
【0051】光伝送路としてシングルモードファイバが
用いられている場合、励起光の有効到達距離Leff は約
20kmであり、また、非線形効果の時定数は遅延時間
差Δtに比べて十分短いから、Δtは光が有効到達距離
を1往復する時間に等しく、約2×10-4秒となる。
【0052】いま、Δt/T<0.2の条件が信号を復
調可能な範囲とすれば、T>1×10-3秒となるから、
伝送可能な信号の速度限界は約1kb/sとなる。本発
明を適用するのに適した光中継器の監視信号の速度は大
体100b/s程度であるから、上述の速度限界は実用
上十分なものである。
【0053】次に、図5(A)において、P1 >PP cr
に設定する場合を考える。この場合、常に誘導ブリルア
ン散乱が生じ、散乱光の波長と同一の波長の光に対して
誘導ブリルアン増幅がなされる。従って、誘導ブリルア
ン散乱光と同一周波数の光を増幅してファイバ伝送する
ことができる。ファイバ長をL0 としたときのPB のレ
ベルダイヤグラムを図11に示す。ここでは、光ファイ
バの送信局端を距離の原点にとっている。
【0054】このとき、(20)式より次の式が導出され
る。 PB (0) =PB (L0) exp〔gB P eff /Aeff −αL0 〕 …(24) 図12は上述の誘導ブリルアン増幅の原理を用いた光伝
送システムの説明図である。このシステムは、2次の非
線形効果を有する光学媒質からなる光伝送路81と、こ
の光学媒質の誘導ブリルアン散乱のしきい値よりも高い
強度の励起光82を光伝送路81の第1端から入射させ
る手段と、励起光82と所定の周波数関係にある信号光
83を光伝送路81の第2端から入射させる手段とを備
えている。信号光の中心周波数ωi はブリルアン増幅帯
域の中心周波数と一致し、この周波数と励起光の周波数
ωp の関係は以下の通りである。
【0055】ωi =ωp −ωa …(25) ここで、ωa は(4) 式で与えられる。図12のシステム
によると、信号光83を光伝送路81内で誘導ブリルア
ン増幅して、矢印84で示すように、励起光82と反対
の方向に伝送することができる。
【0056】図13は図12のシステムの具体例を示す
図である。図12の信号光83の生成方法として最も単
純なものは、周波数ωi で発振する光源91を用い、そ
の出射光を光伝送路81に入射するようにするものであ
る。光源91は情報信号により変調される。この場合、
変調方式としては、振幅変調、位相変調、周波数変調等
を採用可能である。
【0057】この構成によると、情報信号により変調さ
れた光源91からの信号光を光伝送路81内で誘導ブリ
ルアン増幅して励起光82の伝搬方向と逆の方向に伝送
することができる。
【0058】図14は図12のシステムの他の具体例を
示す図である。この例では、図13の例のように信号光
の光源を独立に設けるのではなく、光伝送路81からの
励起光を分岐して、この分岐された光をサブキャリア変
調するようにしている。より具体的には次の通りであ
る。
【0059】光伝送路81の第1端に入射した励起光8
2は、光伝送路81の第2端に接続された光合波器10
3を介してハーフミラー101で分岐される。分岐した
励起光はマッハツェンダ光変調器等の外部変調器102
でサブキャリア変調され、この変調された光は光合波器
103を介して光伝送路81に逆方向に合流する。
【0060】発振器104からの周波数νa のサブキャ
リアは、ミキサ105で情報信号により変調され、その
変調出力が外部変調器102に入力する。このときの変
調された信号光のスペクトルを図15に示す。丁度ブリ
ルアン増幅帯域の中心と1次の変調信号(図では低周波
側の変調信号)の中心とが一致し、その信号成分だけが
誘導ブリルアン増幅される。従って、この信号成分を光
伝送路の他端で検波して情報を検出可能である。
【0061】この例によると、信号光用の独立した光源
が不要であり、しかも、高精度の電気発振器を用いてサ
ブキャリア変調を行うことができるので、安定した誘導
ブリルアン増幅を実現することができる。
【0062】次に、図16により、光伝送路の破断点等
のフレネル反射点の探索方法を説明する。いま、周波数
がωp であり、パワーが誘導ブリルアン散乱のしきい値
よりも高い値の連続的な励起光と、(25)式の関係を満足
する周波数ωi のパルス光とをシングルモードファイバ
等からなる光伝送路111に入射する構成について考え
る。
【0063】パルス光のパルス幅はT′である。入射点
を原点とし、進行方向にz座標をとり、破断点111A
の座標をLとする。パルス光は光伝送路内でレーリー散
乱され、そのうちの後方散乱成分は誘導ブリルアン増幅
されて入射点に戻ってくる。また、破断点においては、
フレネル反射が生じ、後方に散乱光が生じる。パルス光
の散乱成分は誘導ブリルアン増幅されて入射点に戻って
くる。
【0064】このときの、入射端で観測した全後方散乱
光のうちの周波数ωi の成分Pi の時間変化は、パルス
光の入射時刻を零として図17に示すようになる。即
ち、P i はレーリー散乱成分と誘導ブリルアン散乱成分
とフレネル反射成分の合成となる。いま、フレネル反射
成分の観測時刻をパルス光入射後2t0 とすると、破断
点の位置Lは、次式で与えられる。
【0065】 L=(c/n)t0 …(26) また、この観測における分解能ΔLは次式で与えられ
る。 ΔL=(c/n)T′ …(27) 一般に、レーリー散乱光及びフレネル反射光はともに微
弱なものであり、光伝送路における損失により観測可能
な距離が制限されるものであるが、上述した方法による
と、誘導ブリルアン増幅の大きな利得を用いて遠方の破
断点の位置を高精度に観測することができるようにな
る。
【0066】次に、本発明の光信号生成装置を適用した
光伝送システムについて説明する。図18に示すよう
に、送信局121と受信局122の間で、光増幅器12
3を備えた光中継器124を用いて光伝送を行う場合、
一般に、光中継器124は送信局121及び受信局12
2から遠隔地にあるから、光増幅器123についての監
視情報を送信局121又は受信局122においてモニタ
する必要がある場合が生じる。この監視機能は、システ
ム全体を安定に機能させる意味からも、また、何らかの
故障が発生した場合にその故障箇所を迅速に検出する意
味からも非常に重要である。モニタする内容としては、
光増幅器の動作条件、温度等が考えられるが、こうした
情報はさほど大容量ではなく、精々数十ビット程度であ
る。従来、このような監視情報を伝送する手段として
は、伝送信号に微小な変調度でサブキャリア振幅変調を
かけ、これを光増幅中継した後、フィルタ検波するとい
うような方法が用いられている。しかしながら、この方
法では、主信号の感度低下を防止するために原理的に監
視信号の変調度を大きくすることができず、従って、光
増幅器が発生する自然放出光雑音の影響により、中継可
能な光増幅器の段数に制限が生じる。そこで、監視信号
の伝送に本発明の光信号生成装置を用いることとする。
【0067】図19は図4及び図5により説明した装置
の原理を適用した光伝送システムのブロック図である。
伝送損失Γの光ファイバ132に送信局131からパワ
ーP 0 の信号光(第1の励起光)を入力し、伝送により
減衰した信号光を利得Gの光増幅器133により増幅補
償し、残りの光ファイバ132を介して受信局135に
伝送するものである。このとき、光増幅器133の出力
パワーをP1 とすると、次式が成立する。
【0068】 P1 =P0 ΓG …(28) 光増幅器133の出力パワーP1 を光ファイバ134の
誘導ブリルアン散乱のしきい値PP cr或いはこのしきい
値よりも少し低い値P1,0 に設定しておき、このP1
監視情報(デジタル信号)によりPP crの上下で振幅変
調する。変調パルス幅Tはフォノンの減衰定数よりも十
分に大きく設定される。
【0069】こうすると、図5の動作原理に従って、P
1 >PP crのときにだけ誘導ブリルアン散乱光が発生す
る。この散乱光は、ビームスプリッタ136で主光伝送
路から分岐され、迂回光路137を通ってもう1つのビ
ームスプリッタ138で主光伝送路に結合される。
【0070】これにより、監視情報により振幅変調され
た誘導ブリルアン散乱光を送信局131に伝送すること
ができる。図19のシステムにおいて、P0 >PP cr
設定する場合を考える。この場合、送信局131と光増
幅器133の間の光ファイバ132は、誘導ブリルアン
散乱光と同一波長の光に対して誘導ブリルアン増幅を呈
する。従って、上述のようにして得られた、監視信号に
より変調された強度PB の誘導ブリルアン散乱光をさら
に増幅して送信局131に伝送することができる。尚、
この場合におけるファイバ長をL0 としたときのPB
レベルダイヤグラムは、光ファイバ132の送信局13
1側の端部を距離の原点にとった場合、図11と同様に
なる。
【0071】誘導ブリルアン増幅の原理を適用した図1
9のシステムにおいて、光中継器を複数縦列に備えた多
段中継システムの第1実施例を図20に示す。この例で
は、送信局131と受信局135の間に、図19に準じ
て構成される光中継器が符号141(#1〜#N)で示
すようにN個縦列に接続されている。
【0072】この場合、各光ファイバへの入力光パワー
i (i=0,1,2,…,N)の初期値又は定常値P
i0(i=0,1,2,…,N)は、PP crよりも大きい
値に設定しておき、常に誘導ブリルアン散乱が生じる状
態にしておく。そして、光増幅器141(#i;iは任
意)の監視情報によりその光増幅器の出力光に振幅変調
をかけ、図21に示すように、出力振幅の最小点がPP
crよりも小さくなるようにする。
【0073】これにより、Pi <PP crのときには誘導
ブリルアン散乱が生じない状況を作れるから、これによ
り誘導ブリルアン散乱光のオン・オフを行い、この振幅
変調された誘導ブリルアン散乱光を順次前段に伝送する
ことにより、任意の光中継器の監視情報を送信局131
に伝送する。この実施例においては、各光ファイバはブ
リルアン増幅器となっているので、その利得により伝送
損失やビームスプリッタによる分岐損等を補償すること
ができる。
【0074】尚、この実施例では、光中継器141(#
1)から送信局131に伝送される監視信号を誘導ブリ
ルアン増幅するために、光中継器141(#1)と送信
局131を接続する光伝送路142についても、他の光
伝送路と同じように2次の非線形効果を有する光学媒質
から形成しておく。
【0075】ところで、(23)式に示したように、変調パ
ルス幅Tはフォノンの減衰定数よりも十分に大きいこと
が望ましいが、Tが大きければ大きい程情報信号の帯域
は狭くなり、伝送可能な情報量が少なくなる。本実施例
における伝送速度の限界も明らかに励起光の有効到達距
離Leff に依存し、その限界は前述したように約1kb
/sとなる。
【0076】図22は、多段中継システムの第2実施例
を示す図である。送信局131と受信局135の間には
複数の光中継器151(#1〜#N)が縦列に配置され
ており、各中継器の光出力はブリルアン散乱のしきい値
よりも高い値に設定されている。それぞれの光中継器に
おいては、迂回光路を通る誘導ブリルアン散乱光がそれ
ぞれ変調器152(#1〜#N)により外部変調され
る。ここで、各変調は、ブリルアン周波数νB の発振周
波数の光源の直接変調或いはその出力光の外部変調でも
よい。
【0077】図23は多段中継システムの第3実施例を
示す図である。この例では、図14及び図15における
原理に基づき動作する光中継器153(#1〜#N)が
用いられている。ここでは、各光増幅器の出力の一部が
分岐され、それぞれ周波数ν a のサブキャリアを用いて
サブキャリア変調される。
【0078】図22,23の実施例の特徴は、図20の
システムに比べて伝送可能な速度の限界が大きいことで
ある。即ち、この実施例における伝送速度の制限要因は
誘導ブリルアン散乱の緩和時間そのもの、即ち誘導ブリ
ルアン散乱の帯域であるから、10〜100Mb/s程
度の情報信号の伝送が可能である。
【0079】図19における光中継器を複数リング状に
配置することによって、双方向伝送が可能になることが
明らかである。図24は双方向伝送システムの第1実施
例を示す図である。このシステムは、図19における光
中継器161を複数(#1〜#N)用い、これらをリン
グ状に接続して構成される。各光中継器における光増幅
器の順方向は図において時計回りを向くように揃えてあ
る。
【0080】ここでは、光中継器における光増幅器の各
々から振幅変調光を誘導ブリルアン散乱によって生成す
るとともに、これにより生成された光信号を誘導ブリル
アン増幅により主信号と反対方向に伝送する。例えば、
各光増幅器をターミナル内に設置し、そこから信号を加
入者に分配するようなシステムを想定すると、この実施
例は各加入者からのリクエスト信号等の伝送に使えるこ
とがわかる。
【0081】図25は線形光増幅器を用いた光伝送シス
テムを示す図である。図19に示した光伝送システムに
おいては、監視情報をのせた誘導ブリルアン散乱光を主
光伝送路から迂回して送信局に向けて伝送するようにし
ていたが、この実施例では、光増幅器の双方向性を用い
て、監視情報をのせた誘導ブリルアン散乱光を主光伝送
路から迂回させずに送信局に伝送するようにしている。
【0082】図25において、送信局131から送出さ
れた励起光は、光ファイバ132を介して光増幅器17
1に順方向で入力する。光増幅器171は、図4及び図
5における原理と同様の動作原理によって、入力した励
起光を振幅変調して光ファイバ134に送出する。送出
された励起光の主信号成分は受信局135に伝送され
る。
【0083】一方、光増幅器171と受信局135の間
の光ファイバ134内で生じた誘導ブリルアン散乱光
は、前述の監視信号によって振幅変調されている。この
光は、光増幅器171を逆方向に通過することによって
この光増幅器171により増幅され、増幅された光は、
光ファイバ132を介して送信局131に伝送される。
【0084】このような線形増幅動作をする光増幅器と
しては、ドープファイバを備えたファイバ型光増幅器や
半導体光増幅器等がある。図26は多段中継システムの
第4実施例を示す図である。この例では、図25に示し
た線形的に動作する光増幅器171(#1〜#N)を複
数従属に接続し、多段中継システムを構成している。各
光増幅器の動作については図25のシステムに準じ、全
体の動作については図20のシステムに準じる。
【0085】図27は双方向伝送システムの第2実施例
を示す図である。この例では、図25の線形的に動作す
る光増幅器171(#1〜#N)を複数リング状に接続
し、各光増幅器の順方向が同一の方向を向くようにして
いる。この構成によっても、図25のシステム及び図2
4のシステムの動作原理に準じて双方向伝送が可能にな
る。
【0086】図28は本発明を上り・下り回線に適用し
た実施例を示す図である。符号181は主信号光が図中
の左から右方向に伝搬する上り回線の光伝送路、符号1
82は主信号光が図中の右から左方向に伝搬する下り回
線の光伝送路である。上り回線及び下り回線の光伝送路
181,182にはそれぞれ光中継器としての光増幅器
183,184が設けられている。
【0087】光増幅器183では、この光増幅器183
の監視情報によって上り回線の主信号光(第1の励起
光)が振幅変調される。また、光増幅器184では、こ
の光増幅器184の監視情報によって下り回線の主信号
光が振幅変調される。
【0088】上り回線の光伝送路181の光増幅器18
3の下流側で生じた誘導ブリルアン散乱光は、図中の右
から左方向に伝搬して、光分岐回路185で分岐され、
この分岐された光は、光合波器186を介して下り回線
の光伝送路182に結合される。そして、この光増幅器
183についての監視情報を含む光は、光増幅器184
で線形増幅されて光伝送路182に送出される。
【0089】一方、下り回線の光伝送路182の光増幅
器184の下流側で生じた誘導ブリルアン散乱光は、光
分岐回路187で分岐され、この分岐された光は、光合
波器188を介して上り回線の光伝送路181に結合さ
れる。上り回線の光伝送路181に結合した、光増幅器
184についての監視情報を含む光は、上り回線の光増
幅器183で増幅されて、上り回線の光伝送路181に
送出される。
【0090】この実施例では、監視情報を含む光を、そ
の光が伝搬する光伝送路における主信号光の伝搬方向と
同一の方向に伝搬させるようにしているが、逆方向に伝
搬するように光学的に構成してもよい。
【0091】この実施例では、振幅変調手段として光増
幅器を用いているが、それ以外にも光信号生成装置の具
体例で説明した様々な手段を採用することができる。図
29は図28の光中継器を多段に設けた実施例を示す図
である。この実施例では、図27の上り回線用の光増幅
器183及び下り回線用の光増幅器184をそれぞれ備
えた光中継器191(#1〜#N)を複数従属に接続し
ている。
【0092】このように複数の光中継器を用いて上り回
線及び下り回線の監視を行う場合には、いずれの光中継
器からの監視信号かを容易に判別するために、各光中継
器の固有番号をコード化しておき、復調時にどの光中継
器からの信号かを区別できるようにしておくとよい。
【0093】図30は、光中継器の監視情報を含む誘導
ブリルアン散乱光を光送信局で受けるための光受信機の
構成の一例を示すブロック図である。図示しない光送信
機からの主信号光は、ビームスプリッタ202を介して
光伝送路201に送出される。光伝送路201を図中の
右から左方向に伝搬してきた監視情報を含む誘導ブリル
アン散乱光は、ビームスプリッタ202で分岐されて光
バンドパスフィルタ203に入力する。
【0094】光バンドパスフィルタ203はその誘導ブ
リルアン散乱光の周波数ωi に一致する周波数の光は透
過させそれ以外の光は反射させる。光バンドパスフィル
タ203を透過した誘導ブリルアン散乱光は、フォトダ
イオード204で直接検波され、これにより光中継器の
監視情報が再生される。
【0095】図31は、光中継器の監視情報を含む誘導
ブリルアン散乱光を光送信局で受けるための光受信機の
他の構成例を示す図である。この例では、光伝送路20
1の送信局側に設けられたビームスプリッタ202で分
岐された誘導ブリルアン散乱光は、ヘテロダイン検波さ
れて光中継器の監視情報が再生される。具体的には次の
通りである。
【0096】分岐された誘導ブリルアン散乱光は、光カ
プラ211でローカルレーザダイオード212からのロ
ーカル光と合波され、この合波された光はフォトダイオ
ード213に入力する。フォトダイオード213で光電
変換がなされると、誘導ブリルアン散乱光の周波数とロ
ーカル光の周波数の差に相当する周波数のヘテロダイン
検波信号(中間周波信号)が得られ、この信号は増幅器
214で増幅されてバンドパスフィルタ215に入力す
る。このバンドパスフィルタ215は中間周波信号の周
波数に相当する周波数成分を通過させる。
【0097】この構成によっても、光増幅器の監視情報
を再生することができる。この場合、ローカル光の周波
数を調整することによって、所要の周波数の誘導ブリル
アン散乱光を選択的に同調させることができるので、こ
の実施例は、主信号光が光伝送路201を双方向に伝搬
するり双方向伝送方式に適している。
【0098】また、ローカルレーザダイオード212の
出力を増大させることにより、高感度な受信が可能にな
る。図32は、光中継器の監視情報を含む誘導ブリルア
ン散乱光を光受信局で受けるための光受信機の構成例を
示す図である。この光受信機は、例えば、図28又は図
29のシステムのように監視情報を含む光が主信号光の
伝搬方向と同一の方向に伝搬する場合に適用される。
【0099】光伝送路221を図中の左から右方向に伝
搬してきた、主信号光及び監視情報を含む誘導ブリルア
ン散乱光は、ビームスプリッタ222で分岐される。分
岐された一方の光は主光受信機223に入力し、ここで
主信号光に基づく情報伝送が再生される。
【0100】ビームスプリッタ222で分岐された他方
の光は、光バンドパスフィルタ224に入力する。光バ
ンドパスフィルタ224は誘導ブリルアン散乱光の周波
数ω i に一致する周波数の光は透過させそれ以外の光は
反射させる。光バンドパスフィルタ224を透過した誘
導ブリルアン散乱光は、フォトダイオード225で直接
検波され、これにより光中継器からの監視情報が再生さ
れる。
【0101】図33は、光中継器の監視情報を含む誘導
ブリルアン散乱光を光受信局で受けるための光受信機の
他の構成例を示す図である。図32の実施例と異なる点
は、ハーフミラー222で分岐された光に基づく監視情
報の再生をヘテロダイン検波により行っている点であ
る。
【0102】ハーフミラー222で分岐された光は、光
カプラ226でローカルレーザダイオード227からの
ローカル光と合波され、この合波された光は、フォトダ
イオード228に入力する。フォトダイオード228の
自乗検波特性によって得られたヘテロダイン検波信号
(中間周波信号)は、増幅器229で増幅されてバンド
パスフィルタ230に入力する。バンドパスフィルタ2
30は、誘導ブリルアン散乱光の周波数とローカル光の
周波数の差に相当する周波数成分のみを通過させ、これ
により光増幅器からの監視情報が再生される。
【0103】この実施例によると、ローカルレーザダイ
オード227の出力を増大させることにより、監視情報
についての高感度な受信が可能になる。また、ローカル
光の周波数を調整することによって、所要の周波数の誘
導ブリルアン散乱光を選択的に同調させることができる
ので、主信号と監視情報の分離が容易である。
【0104】図16及び図17により説明した光伝送路
における破断点等のフレネル反射点の探索方法は、以上
説明したいずれの実施例のシステムにも適用可能であ
る。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
誘導ブリルアン散乱の特徴を生かした光信号生成装置
光伝送システムの提供が可能になるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブリルアン散乱の発生の原理説明図である。
【図2】シングルモードファイバにおける誘導ブリルア
ン散乱の発生を説明するための図である。
【図3】相対強度と規格化された距離の関係を表すグラ
フである。
【図4】光信号生成装置の基本構成を示す図である。
【図5】変調された誘導ブリルアン散乱光の説明図であ
る。
【図6】光信号生成装置の第1実施例を示す図である。
【図7】光信号生成装置の第2実施例を示す図である。
【図8】光信号生成装置の第3実施例を示す図である。
【図9】図8の第3実施例における光増幅器の一例を示
す図である。
【図10】図8の第3実施例における光増幅器の他の例
を示す図である。
【図11】誘導ブリルアン増幅における信号光のレベル
ダイヤグラムである。
【図12】誘導ブリルアン増幅を用いた光伝送システム
の説明図である。
【図13】図12のシステムの具体例を示す図である。
【図14】図12のシステムの他の具体例を示す図であ
る。
【図15】サブキャリア変調による信号光のスペクトル
を示す図である。
【図16】光伝送路のフレネル反射点の探索方法の説明
図である。
【図17】後方散乱光のうちのブリルアン増幅帯域成分
の時間変化を表すグラフである。
【図18】一般的な光伝送システムを示す図である。
【図19】図4、図5の装置の原理を用いた光伝送シス
テムを示す図である。
【図20】多段中継システムの第1実施例を示す図であ
る。
【図21】図20のシステムの動作原理の説明図であ
る。
【図22】多段中継システムの第2実施例を示す図であ
る。
【図23】多段中継システムの第3実施例を示す図であ
る。
【図24】双方向伝送システムの第1実施例を示す図で
ある。
【図25】線形光増幅器を用いた光伝送システムを示す
図である。
【図26】多段中継システムの第4実施例を示す図であ
る。
【図27】双方向伝送システムの第2実施例を示す図で
ある。
【図28】本発明を上り・下り回線に適用した実施例を
示す図である。
【図29】図28の光中継器を多段に接続した実施例を
示す図である。
【図30】送信局用光受信機の一例を示す図である。
【図31】送信局用光受信機の他の例を示す図である。
【図32】受信局用光受信機の一例を示す図である。
【図33】受信局用光受信機の他の例を示す図である。
【符号の説明】
21 光変調手段 22 光伝送路 23 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04B 10/14 10/26 10/28

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の励起光を第1の情報信号により振
    幅変調する光変調手段と、 該光変調手段から出力した振幅変調光が伝搬する2次の
    非線形効果を有する光学媒質からなる光伝送路と、 上記振幅変調光の上記第1の情報信号による変調波形の
    高レベルと低レベルの間に上記光学媒質の誘導ブリルア
    ン散乱のしきい値が位置するように上記光変調手段を制
    御する制御手段とを備え、 上記光伝送路内で上記振幅変調光の伝搬方向と逆の方向
    に誘導ブリルアン散乱光が生じるようにし、 上記第1の励起光は上記第1の情報信号よりも高周波数
    又は高ビットレートの第2の情報信号により変調されて
    いることを特徴とする光信号生成装置。
  2. 【請求項2】 上記光伝送路は石英系のシングルモード
    ファイバであることを特徴とする請求項1に記載の光信
    号生成装置。
  3. 【請求項3】 上記光変調手段は、上記第1の励起光を
    出力する光源と、該第1の励起光を振幅変調する光変調
    器とを含み、上記第1の情報信号は上記光変調器に入力
    することを特徴とする請求項2に記載の光信号生成装
    置。
  4. 【請求項4】 上記光変調手段は、上記第1の励起光を
    出力するレーザダイオードを含み、該レーザダイオード
    のバイアス電流が上記第1の情報信号により変調される
    ことを特徴とする請求項2に記載の光信号生成装置。
  5. 【請求項5】 上記光変調手段は、上記第1の励起光を
    増幅する光増幅器を含み、該光増幅器の利得が上記第1
    の情報信号により変調されることを特徴とする請求項2
    に記載の光信号生成装置。
  6. 【請求項6】 上記光増幅器は半導体の利得媒質を有
    し、該利得媒質への注入電流が上記第1の情報信号によ
    り変調されることを特徴とする請求項5に記載の光信号
    生成装置。
  7. 【請求項7】 上記光増幅器は、第2の励起光を出力す
    る励起レーザダイオードと、該第2の励起光を上記第1
    の励起光と合波する合波器と、該合波器からの上記第1
    及び第2の励起光が入力する、主としてコアに希土類元
    素がドープされたドープファイバとを含み、上記励起レ
    ーザダイオードのバイアス電流が上記第1の情報信号に
    より変調されることを特徴とする請求項5に記載の光信
    号生成装置。
  8. 【請求項8】 上記光増幅器は、第2の励起光を出力す
    る第1の励起レーザダイオードと、該第2の励起光を上
    記第1の励起光と合波する第1の合波器と、該第1の合
    波器からの上記第1及び第2の励起光がその第1端に入
    力する、主としてコアに希土類元素がドープされたドー
    プファイバと、第3の励起光を出力する第2の励起レー
    ザダイオードと、該第3の励起光を上記ドープファイバ
    の第2端から入射させる第2の合波器とを含み、上記第
    1又は第2の励起レーザダイオードのバイアス電流が上
    記第1の情報信号により変調されることを特徴とする請
    求項5に記載の光信号生成装置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の光信号生成装置を複数
    リング状に配置してなることを特徴とする光伝送システ
    ム。
  10. 【請求項10】 上記光信号生成装置において生じた誘
    導ブリルアン散乱光は当該光信号生成装置の上流側の光
    信号生成装置の上記光伝送路でブリルアン増幅されるこ
    とを特徴とする請求項に記載の光伝送システム。
  11. 【請求項11】 請求項1又は9に記載の装置又はシス
    テムにおいて、上記第1の励起光は複数あり、該複数の
    第1の励起光はそれぞれ別々の周波数を割り当てられて
    いることを特徴とする光信号生成装置又は光伝送システ
    ム。
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