JPH08334436A - 光ファイバの波長分散測定方法 - Google Patents

光ファイバの波長分散測定方法

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JPH08334436A
JPH08334436A JP14319795A JP14319795A JPH08334436A JP H08334436 A JPH08334436 A JP H08334436A JP 14319795 A JP14319795 A JP 14319795A JP 14319795 A JP14319795 A JP 14319795A JP H08334436 A JPH08334436 A JP H08334436A
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light
fiber
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measurement
wavelength
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JP14319795A
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Akio Sawara
明夫 佐原
Masataka Nakazawa
正隆 中沢
Takeyuki Imai
健之 今井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 両端の設置位置が遠隔地にある被測定ファイ
バにも適用可能な光ファイバの波長分散測定方法を提供
する。 【構成】 光源3より発生した光をビームスプリッタ4
で測定光及び参照光に分け、参照光をそのまま光検出器
5に導くとともに、測定光を光サーキュータ8を介して
被測定ファイバ1の一端1aより入射して伝搬させ、こ
れを他端1b側に設けた双方向光増幅器9で増幅し、全
反射ミラー10で反射させて被測定ファイバ1を逆方向
に再度伝搬させ、一端1aより出射する測定光を光サー
キュータ8を介して光検出器6に導き、参照光及び被測
定ファイバ1往復伝搬後の測定光を電気信号に変換し、
それらの位相差を位相差計7で求め、さらに遅延時間を
求め、これを光波長を変えて繰り返すことにより波長分
散を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単一モード光ファイバ
の波長分散特性を該ファイバの一端において測定する方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の位相法による波長分散測定
方法の一例を示すもので、図中、1は被測定ファイバ、
2は発振器、3は波長可変光源、4はビームスプリッ
タ、5,6は広帯域光検出器、7は位相差計である。
【0003】前記構成において、発振器2より一定の周
波数fの正弦波信号を発生させ、これを変調信号として
光源3に入力し、該光源3より前記周波数fの正弦波信
号で変調された波長λの光を発生させる。光源3より発
生した光はビームスプリッタ4で2つの光、即ち測定光
と参照光とに分岐され、測定光は被測定ファイバ1の一
端に入射され、参照光は光検出器5に入力される。ま
た、被測定ファイバ1を伝搬し、その他端より出射され
た測定光は光検出器6に入力される。
【0004】光検出器5に入力された参照光及び光検出
器6に入力された被測定ファイバ1伝搬後の測定光はそ
れぞれ電気信号に変換され、位相差計7に入力される。
位相差計7では入力された2つの電気信号における周波
数fの成分の位相差を検出する。この位相差より被測定
ファイバ1における遅延時間を求めることができる。
【0005】また、波長可変光源3より波長λを変えた
光(変調周波数fはそのまま)を発生させ、前記同様の
測定を行い、その時の波長に対する被測定ファイバ1に
おける遅延時間を求める。以下、同様に光の波長を変化
・掃引させて遅延時間を測定することにより、被測定フ
ァイバ1における遅延時間の波長依存性を測定し、さら
にそのデータを波長に関して微分することによって被測
定ファイバ1の波長分散を求めることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た測定方法では、被測定ファイバの一端より測定光を入
射して他端よりこれを取り出しているため、図2中の破
線Aで囲まれた互いに光ファイバや電気ケーブルで接続
される装置構成(以下、測定装置本体と称す。)に被測
定ファイバの両端を結合しなければならず、既設の光フ
ァイバケーブルのように両端の設置位置が離れている被
測定ファイバには適用できないという問題があった。
【0007】本発明の目的は、両端の設置位置が遠隔地
にある被測定ファイバにも適用可能な光ファイバの波長
分散測定方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では前記目的を達
成するため、請求項1として、正弦波で強度変調された
光を2つに分けて一方を測定光、他方を参照光とし、被
測定ファイバを伝搬させた後の測定光とそのままの参照
光との位相差を測定し、該位相差から遅延時間を求め、
これを光の波長を変えて繰り返すことにより被測定ファ
イバの波長分散を測定する光ファイバの波長分散測定方
法において、測定光を被測定ファイバの一端より入射し
て該被測定ファイバを伝搬させ、被測定ファイバの他端
にて増幅するとともに反射させて該被測定ファイバを再
度伝搬させ、前記一端より出射される測定光と参照光と
の位相差を測定するようになした光ファイバの波長分散
測定方法を提案する。
【0009】また、請求項2として、パルス光を2つに
分けて一方を測定光、他方を参照光とし、被測定ファイ
バを伝搬させた後の測定光とそのままの参照光との遅延
時間を測定し、これをパルス光の波長を変えて繰り返す
ことにより被測定ファイバの波長分散を測定する光ファ
イバの波長分散測定方法において、測定光を被測定ファ
イバの一端より入射して該被測定ファイバを伝搬させ、
被測定ファイバの他端にて増幅するとともに反射させて
該被測定ファイバを再度伝搬させ、前記一端より出射さ
れる測定光と参照光との遅延時間を測定するようになし
た光ファイバの波長分散測定方法を提案する。
【0010】また、請求項3として、被測定ファイバの
一端より入射する前の測定光及び被測定ファイバの一端
より出射された後の測定光を増幅するようになした請求
項1又は2記載の光ファイバの波長分散測定方法を提案
する。
【0011】
【作用】本発明の請求項1によれば、測定光を被測定フ
ァイバの一端より入射して往復伝搬させ、取り出すこと
ができ、他端が遠隔地にあっても位相法による波長分散
測定を行うことができる。また、請求項2によれば、測
定光を被測定ファイバの一端より入射して往復伝搬さ
せ、取り出すことができ、他端が遠隔地にあっても波長
分散測定を行うことができることはもとより、測定光と
参照光との遅延時間を直接、測定でき、波長分散をより
簡単に測定できる。また、請求項3によれば、被測定フ
ァイバへの入射前及び出射後に測定光を増幅することに
より、測定のダイナミックレンジを増加させることがで
きる。
【0012】
【実施例1】図1は本発明の波長分散測定方法の第1の
実施例を示すもので、図中、従来例と同一構成部分は同
一符号をもって表す。即ち、1は被測定ファイバ、2は
発振器、3は波長可変光源、4はビームスプリッタ、
5,6は広帯域光検出器、7は位相差計、8は光サーキ
ュレータ、9は双方向光増幅器、10は全反射ミラーで
ある。
【0013】光サーキュレータ8は光を一定の方向にの
み伝達するもので、ビームスプリッタ4、被測定ファイ
バ1の一端1a及び光検出器6と結合され、ビームスプ
リッタ4からの光を被測定ファイバ1の一端1aに入射
し、該被測定ファイバ1の一端1aから出射される光を
光検出器6へ導くように設置される。双方向光増幅器9
は光がいずれの方向に伝搬している時でもその光強度を
増幅するもので、被測定ファイバ1の他端1bと全反射
ミラーとの間に挿入・結合される。双方向光増幅器9と
しては、例えばエルビウム添加光ファイバ及び励起光を
発生する半導体レーザからなり、光フィルタ、光アイソ
レータを含まない双方向増幅エルビウム添加光ファイバ
増幅器が使用できる。
【0014】これを動作させるには、まず、従来の場合
と同様に、発振器2より一定の周波数fの正弦波信号を
発生させ、これを変調信号として光源3に入力し、該光
源3より前記周波数fの正弦波信号で変調された波長λ
の光を発生させる。光源3より発生した光はビームスプ
リッタ4で2つの光、即ち測定光と参照光とに分岐さ
れ、参照光はそのまま光検出器5に入力されるが、測定
光は光サーキュレータ8を介して被測定ファイバ1の一
端1aに入射される。
【0015】被測定ファイバ1の一端1aに入射された
測定光は該被測定ファイバ1を伝搬して他端1bに達
し、光増幅器9で増幅される。増幅された測定光は全反
射ミラー10で全反射され、再び光増幅器9で増幅され
た後、被測定ファイバ1の他端1bに入射される。被測
定ファイバ1の他端1bに入射された測定光は該被測定
ファイバ1を前記とは逆方向に伝搬して一端1aに達
し、光サーキュレータ8を介して光検出器6に入力され
る。
【0016】光検出器5に入力された参照光及び光検出
器6に入力された被測定ファイバ1往復伝搬後の測定光
はそれぞれ電気信号に変換され、位相差計7に入力され
て位相差が検出され、以下、従来の場合と同様に光の波
長を掃引させることにより被測定ファイバ1の遅延時間
の波長依存性が測定され、波長分散が測定される。な
お、この場合、測定光の伝搬長が従来の場合と比べて2
倍になるので、測定精度も向上する。
【0017】ここで、被測定ファイバ1の測定可能距離
を増加するためには双方向光増幅器9の利得を増やせば
良い(但し、光増幅器の端面と全反射ミラーとの間で発
振が起こらないように注意する必要がある。)。
【0018】前記構成によれば、測定光を被測定ファイ
バ1の一端1aより入射して往復伝搬させ、取り出すこ
とができるため、他端1bが遠隔地にあっても測定装置
本体Aをそのまま用いて位相法による波長分散測定を行
うことができ、既設の光ファイバケーブルにも適用でき
る。
【0019】図3は単一モード分散シフトファイバの分
散特性の測定例を示すもので、同図(a) は群遅延時間の
波長依存性、同図(b) は分散の波長依存性をそれぞれ示
すものである。ここでは被測定ファイバの長さは75k
m、損失は0.25dB/kmとした。また、発振器2から
は2GHzの正弦波信号を発生させ、光源3からはパワ
ーが−14dBmのレーザ光を発生させ、波長は1540〜
1560nmの範囲で1nm間隔で掃引を行った。また、双
方向光増幅器の利得は20dBとした。
【0020】
【実施例2】図4は本発明の第2の実施例を示すもの
で、ここでは第1の実施例における双方向光増幅器及び
全反射ミラーの代わりに光サーキュレータ及び光増幅器
を用いた例を示す。即ち、図中、11は光サーキュレー
タ、12は光増幅器であり、光サーキュレータ11は被
測定ファイバ1の他端1b、光増幅器12の入力端及び
出力端と結合され、被測定ファイバ1の他端1bから出
射される光を光増幅器12の入力端に導き、光増幅器1
2の出力端から出力される光を被測定ファイバ1の他端
1bに入射するように設置される。光増幅器12として
は、例えばエルビウム添加光ファイバ増幅器が使用でき
る。その他の構成は第1の実施例と同様である。
【0021】これの動作は、被測定ファイバ1の他端1
b側での動作を除いて第1の実施例の場合と同様であ
る。即ち、被測定ファイバ1を伝搬し、他端1bに到達
した測定光は光サーキュレータ11を介して光増幅器1
2に入力され、ここで増幅されて出力されるが、この出
力光は光サーキュレータ11を介して被測定ファイバ1
の他端1bに入射される。つまり、光サーキュレータ1
1が第1の実施例における全反射ミラーの役目を果たし
ていることになる。なお、被測定ファイバ1の測定可能
距離を増加するためには光増幅器12の利得を増やせば
良い。
【0022】前記構成によれば、第1の実施例の場合と
同様、測定光を被測定ファイバ1の一端1aより入射し
て往復伝搬させ、取り出すことができるため、他端1b
が遠隔地にあっても測定装置本体Aをそのまま用いて位
相法による波長分散測定を行うことができ、既設の光フ
ァイバケーブルにも適用できる。
【0023】
【実施例3】図5は本発明の第3の実施例を示すもの
で、ここでは第1の実施例においてビームスプリッタ及
び光検出器と光サーキュレータとの間に光増幅器を挿入
した例を示す。即ち、図中、13,14はエルビウム添
加光ファイバ増幅器であり、エルビウム添加光ファイバ
増幅器13はビームスプリッタ4と光サーキュレータ8
との間に挿入・結合され、また、エルビウム添加光ファ
イバ増幅器14は光サーキュレータ8と光検出器6との
間に挿入・結合される。
【0024】これの動作は、ビームスプリッタ4及び光
検出器6と光サーキュレータ8との間の動作を除いて第
1の実施例の場合と同様である。即ち、ビームスプリッ
タ4で分岐された測定光は光ファイバ増幅器13に入力
されて増幅され、光サーキュレータ8を介して被測定フ
ァイバ1の一端1aに入射される。また、被測定ファイ
バ1を往復し、一端1aから出射された測定光は光サー
キュレータ8を介して光ファイバ増幅器14に入力され
て増幅され、光検出器6に入力される。
【0025】前記構成において、被測定ファイバ1の測
定可能な損失の領域、つまり測定可能距離は光源3の出
力パワーと光検出器6の許容検出範囲とにより制限され
るが、光増幅器13,14を用いることにより前記領域
及び距離を拡大することができる。測定可能距離を増加
するためには光増幅器13,14の利得を増やすことが
必要であるが、被測定ファイバ1が数10km以上の場
合、測定光のパワーが数dBあると誘導ブリルアン散乱
が発生し、測定誤差を生じさせる。従って、誘導ブリル
アン散乱が発生しないように光増幅器13の利得を抑え
るか、信号光にブリルアン散乱を抑えるための周波数変
調を加えれば良い。
【0026】例えば、ビームスプリッタ4で分岐された
測定光のパワーを−10dBm、光検出器6の許容検出
範囲を−30dBm以上とすると、被測定ファイバ1の
両端を測定装置本体Aに接続する従来の波長分散測定方
法では、ダイナミックレンジは20dBとなる。第1の
実施例のように、被測定ファイバ1の一端に測定装置本
体Aを接続し、他端に双方向光増幅器9及び全反射ミラ
ー10を接続する方法では、双方向光増幅器9の利得を
20dBとすると、ダイナミックレンジは−30dBm
で受光する場合に40dBとなるが、被測定ファイバ1
中を信号光が往復することを考慮するとシステムのダイ
ナミックレンジは20dBとなる。
【0027】一方、本実施例のように光増幅器13,1
4を使用すると、各光増幅器の利得を10dB,20d
Bとすれば、全ダイナミックレンジは70dBとなり、
システムとしてのダイナミックレンジは35dBにまで
改善することができる。35dBのダイナミックレンジ
があれば、ファイバの光損失を0.25dB/kmとして1
40kmの既設ファイバの測定が可能になる。
【0028】誘導ブリルアン散乱を抑制した最大入力は
+10dBm程度であり、信号光の光増幅器及びプリア
ンプでの利得をそれぞれ30dBとすれば、−30dB
mの受光感度の場合、片道50dBのダイナミックレン
ジが得られる。従って、0.25dB/kmの損失を仮定す
ると、200kmのファイバ長の分散を求めることが可
能となる。
【0029】この結果から明らかなように、従来の測定
方法に比べて測定可能な光ファイバの長距離化が実現さ
れ、陸上の通信網における中継間隔80kmを大幅に越
える測定が可能になり、その重要度が高い。
【0030】
【実施例4】図6は本発明の第4の実施例を示すもの
で、ここでは第1の実施例において波長可変光源及び位
相差計の代わりに波長可変パルス光源及びオシロスコー
プを用いた例を示す。即ち、図中、15は波長可変パル
ス光源であり、前記波長可変光源3と同様な範囲の波長
のパルス光を発生し、ビームスプリッタ4に出力する。
また、16はオシロスコープであり、光検出器5,6か
らの電気信号が入力される。
【0031】これの動作は、測定光及び参照光に正弦波
信号で変調された光を使用して測定光と参照光との位相
差から被測定ファイバ中の遅延時間を求める代わりに、
測定光及び参照光にパルス光を使用して被測定ファイバ
中の遅延時間を直接、求める点を除いて第1の実施例の
場合と同様である。
【0032】即ち、まず、波長可変パルス光源15より
波長λのパルス光を発生させる。これはビームスプリッ
タ4で2つの光、即ち測定光と参照光とに分岐され、参
照光はそのまま光検出器5に入力されるが、測定光は被
測定ファイバ1を往復伝搬させた後、光検出器6に入力
される。光検出器5に入力された参照光及び光検出器6
に入力された被測定ファイバ1往復伝搬後の測定光はそ
れぞれ電気信号に変換され、オシロスコープ16に入力
されて時間差が測定され、この時間差より波長λに対す
る被測定ファイバ1の遅延時間を求める。その後、従来
の場合と同様に波長を掃引させることにより被測定ファ
イバ1の遅延時間の波長依存性が測定され、波長分散が
測定される。
【0033】前記構成によれば、位相法とは別の参照光
を使用する波長分散測定方法で被測定ファイバの一端の
みから波長分散を測定できる。従来、参照光を必要とす
る波長分散測定方法は位相法に限らずファイバの両端が
同一地点になければ適用できなかったが、一端のみより
波長分散が測定できるようになる。このように本実施例
では、位相法に限らず、参照光を必要とするあらゆる波
長分散測定方法において、既設の光ファイバケーブルに
も適用できる。
【0034】第1の実施例では隣接した2つの波長でそ
れぞれ測定された位相差が2πを越えると、位相差2π
のずれの判断が困難で位相差から遅延時間を求めるのが
困難であったが、本実施例によれば、遅延時間を直接、
測定できるため、そのような問題が生じず、測定が簡素
化される。
【0035】なお、本第4の実施例においても、第2の
実施例の場合と同様に双方向光増幅器及び全反射ミラー
の代わりに光サーキュレータ及び光増幅器を用いること
ができ、また、第3の実施例の場合と同様にビームスプ
リッタ及び光検出器と光サーキュレータとの間に光増幅
器を挿入することができる。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように本発明の請求項1によ
れば、測定光を被測定ファイバの一端より入射して往復
伝搬させ、取り出すことができるため、他端が遠隔地に
あっても位相法による波長分散測定を行うことができ、
既設の光ファイバケーブルにも適用できる。
【0037】現在、光ソリトン通信を含む光ファイバ通
信の超高速化に向けて、既設の光ファイバケーブルの波
長分散の測定が必要不可欠なものとなっているが、本発
明により、測定装置本体の変更を必要とすることなく、
従来の位相法による波長分散測定を実施することができ
る。
【0038】また、本発明の請求項2によれば、測定光
を被測定ファイバの一端より入射して往復伝搬させ、取
り出すことができるため、他端が遠隔地にあっても波長
分散測定を行うことができ、既設の光ファイバケーブル
にも適用できることはもとより、測定光と参照光との遅
延時間を直接、測定できるため、位相法で位相差が2π
を越えた時のように、直ちに遅延時間が求められないと
いう問題を生じることがない。
【0039】また、本発明の請求項3によれば、被測定
ファイバへの入射前及び出射後に測定光を増幅すること
により、測定のダイナミックレンジを増加させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の波長分散測定方法の第1の実施例を示
す構成図
【図2】従来の位相法による波長分散測定方法の一例を
示す構成図
【図3】第1の実施例による波長分散特性の測定例を示
す図
【図4】本発明の波長分散測定方法の第2の実施例を示
す構成図
【図5】本発明の波長分散測定方法の第3の実施例を示
す構成図
【図6】本発明の波長分散測定方法の第4の実施例を示
す構成図
【符号の説明】
1…被測定ファイバ、2…発振器、3…波長可変光源、
4…ビームスプリッタ、5,6…光検出器、7…位相差
計、8,11…光サーキュレータ、9…双方向光増幅
器、10…全反射ミラー、12,13,14…光増幅
器、15…波長可変パルス光源、16…オシロスコー
プ、A,A´…測定装置本体。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正弦波で強度変調された光を2つに分け
    て一方を測定光、他方を参照光とし、被測定ファイバを
    伝搬させた後の測定光とそのままの参照光との位相差を
    測定し、該位相差から遅延時間を求め、これを光の波長
    を変えて繰り返すことにより被測定ファイバの波長分散
    を測定する光ファイバの波長分散測定方法において、 測定光を被測定ファイバの一端より入射して該被測定フ
    ァイバを伝搬させ、被測定ファイバの他端にて増幅する
    とともに反射させて該被測定ファイバを再度伝搬させ、
    前記一端より出射される測定光と参照光との位相差を測
    定するようになしたことを特徴とする光ファイバの波長
    分散測定方法。
  2. 【請求項2】 パルス光を2つに分けて一方を測定光、
    他方を参照光とし、被測定ファイバを伝搬させた後の測
    定光とそのままの参照光との遅延時間を測定し、これを
    パルス光の波長を変えて繰り返すことにより被測定ファ
    イバの波長分散を測定する光ファイバの波長分散測定方
    法において、 測定光を被測定ファイバの一端より入射して該被測定フ
    ァイバを伝搬させ、被測定ファイバの他端にて増幅する
    とともに反射させて該被測定ファイバを再度伝搬させ、
    前記一端より出射される測定光と参照光との遅延時間を
    測定するようになしたことを特徴とする光ファイバの波
    長分散測定方法。
  3. 【請求項3】 被測定ファイバの一端より入射する前の
    測定光及び被測定ファイバの一端より出射された後の測
    定光を増幅することを特徴とする請求項1又は2記載の
    光ファイバの波長分散測定方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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