JP3425813B2 - ゲル化食品組成物 - Google Patents

ゲル化食品組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低分子窒素源を含有す
るゲル化食品組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】肝機能が低下した患者に対する食事療法
は、高エネルギー、高タンパク質組成の食事が基礎とな
っている。さらに、最近、肝不全におけるアミノ酸代謝
異常やタンパク質代謝が明らかになるにつれ、肝不全に
みられる血漿遊離アミノ酸のインバランスの是正を計る
べく食品のアミノ酸構成を考慮した栄養治療の必要性が
論じられてきた(渡辺明治ほか、JJPEN 3:109, 1981)。
また、この場合、タンパク不耐症例に対しても肝性昏睡
を惹起することなく十分にタンパク質を補給しなければ
ならない。
【0003】肝不全を特徴づけている肝性脳症の発現機
序について、重症肝障害における血漿遊離アミノ酸パタ
ーンの異常、特に分岐鎖アミノ酸(バリン、ロイシン、
イソロイシン)の減少及び芳香族アミノ酸(フェニルア
ラニン、チロシン)、トリプトファン、メチオニンの上
昇が特徴的で、この血漿遊離アミノ酸パターンの乱れに
由来する脳内アミン代謝の異常が肝性脳症の主な原因で
あることが明らかになっている。
【0004】肝不全時の血中分岐鎖アミノ酸(バリン、
ロイシン、イソロイシン)の減少は、肝障害により増加
したインスリンが筋組織や脂肪組織での分岐鎖アミノ酸
の取り込みを増加させるためであり、また、血中芳香族
アミノ酸(フェニルアラニン、チロシン)及びトリプト
ファンの増加は肝及び筋のタンパク質の異化亢進、肝の
たんぱく合成能の低下、さらには肝臓での芳香族アミノ
酸(フェニルアラニン、チロシン)及びトリプトファン
の処理能力の低下によるものと考えられている。したが
って、肝不全を対象とした医薬品は分岐鎖アミノ酸(バ
リン、ロイシン、イソロイシン)と芳香族アミノ酸(フ
ェニルアラニン、チロシン)との比(フィッシャー比)
を著しく大きくした遊離アミノ酸によって構成されてい
る。さらに、肝障害患者に有効なタンパク質源として遊
離アミノ酸及びタンパク質分解物を含む組成物が開発さ
れている(肝障害患者に有効な組成物:特願平4−18
4789)。また、タンパク質アレルギー患者において
はそのタンパク質源として遊離アミノ酸あるいはタンパ
ク質分解物を含む食品組成の食事が行われている。さら
に、先天性アミノ酸代謝異常の患者においては、特定の
アミノ酸を除去した組成からなる遊離アミノ酸あるいは
タンパク質分解物組成から構成されたミルクタイプの食
事が行われている。
【0005】糖尿病患者をはじめ耐糖能が低下した患者
に対しては、その食事療法として、まず糖質制限の食事
が基礎となっているが、糖尿病患者あるいは手術によっ
て糖尿病状態に陥った患者では、手術侵襲による術後糖
代謝の抑制と窒素代謝の異常亢進が認められ、アミノ酸
がエネルギー源として利用される。このような観点よ
り、最近の報告(特公平3−80126)によると、分
岐鎖アミノ酸(ロイシン、イソロイシン、バリン)が糖
尿病時の異化期に筋肉等の組織で直接エネルギー源とし
て利用されること、分岐鎖アミノ酸より分離されたアミ
ノ酸はピルビン酸に移され、アラニンに変換されて、肝
臓において糖新生の材料となるかあるいは直接エネルギ
ー源として利用されること、更にロイシンとアルギニン
は内因性インシュリン分泌促進作用を有し、糖尿病時に
おける血糖値を下げる効果があるとの治験結果を基礎に
して、特に分岐鎖アミノ酸及びアルギニンの配合割合を
高めた糖尿病患者用アミノ酸輸液が開発され、さらに糖
質制限を基礎とする以外の経口糖尿病食として、そのタ
ンパク質源として遊離アミノ酸あるいはタンパク質分解
物を含む組成物が開発されている(糖尿病に有効な組成
物:特願平4−180584)。三大栄養素の一つであ
るタンパク質およびアミノ酸の消化吸収については、腸
管内ではアミノ酸単体よりタンパク質の低分子ペプチド
の方が速やかに吸収されること、および、食事療法にお
ける遊離アミノ酸および低分子ペプチドは経口摂取の場
合、その特性から苦みにより患者に対して著しくストレ
スを与えることが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、こ
のような現状に鑑みて、苦みによるストレスを与えるこ
となく、生体にとって必須の栄養素であるタンパク質源
としてのアミノ酸、ペプチド、あるいはそれらの誘導体
を供給できる食品組成物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するべく鋭意努力した結果、アミノ酸、ペプチ
ド、それらの誘導体から成る群より選択される少なくと
も一種の化合物を含有する組成物をゲル化することによ
り、上記の化合物の特性である苦みが低減し、かつ、良
好な食感が得られることを見い出し、本発明を完成させ
るに至った。すなわち、本発明は、アミノ酸、ペプチ
ド、およびそれらの誘導体から成る群より選択される少
なくとも一種の化合物を窒素源として含有し、ゲル強度
が40g・cm以上で、ゲル脆さが0.4kg以下であることを特
徴とするゲル化食品組成物を提供するものである。
【0008】食品を初めとする成分の味は、成分が水に
溶け、その成分が口腔の味覚器官に接触することにより
感じられる。従って、動植物より得られるタンパク質
は、アミノ酸から構成された巨大分子であり、水に対す
る溶解性が低いことから、その精製されたものはほとん
どその味、特に苦みは感じられない。しかし、アミノ酸
やぺプチドは、水に対する溶解性が比較的高いために、
これらの成分が水に溶け、口腔の味覚器官に接触する
と、苦みが感じられる。特に、アミノ酸の中には著しく
苦いものがある。アミノ酸、ペプチド、および/または
それらの誘導体を含有する組成物をゲルの形態にするこ
とにより、苦みを有する上記化合物と口腔の味覚器官と
の接触を避けることができ、さらに、食感を与えること
もできるので、ストレスを与えることなく上記組成物を
摂取させることができると考えられている。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
食品組成物は、アミノ酸、ペプチド、およびそれらの誘
導体から成る群より選択される少なくとも一種の化合物
を窒素源として含有する。アミノ酸は、合成アミノ酸で
あっても、タンパク質の分解によって得られる遊離アミ
ノ酸であってもよく、その種類は、目的によって選択さ
れるが、バリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルア
ラニン、トリプトファン、メチオニン、リジン、トレオ
ニン、グルタミン、アルギニン等を挙げることができ
る。ペプチドは、合成ペプチドであっても、タンパク質
の分解によって得られるペプチド成分であってもよく、
例えば、乳清タンパク質分解物、小麦、大豆、米等を原
料として得られる植物由来のタンパク質分解物、および
獣肉、鳥肉、魚肉、牛乳、卵等を原料として得られる動
物由来のタンパク質分解物等を挙げることができる。本
発明に使用されるアミノ酸およびペプチドの分子量は、
1000以下であることが好ましく、更に、600以下の場合
がより効果的に作用する。また、アミノ酸およびペプチ
ドの誘導体は、アミノ酸およびペプチドから誘導される
あらゆる化合物を含み、その例としては、グルタミン酸
ナトリウム、アスパラギン酸カリウム、リジン塩酸塩等
のアミノ酸の塩、グリシルアラニン、グリシルグリシ
ン、グリシルグリシルグリシン、酢酸グリシル−L−ヒ
スチジル−L−リジン、グリシル−L−ロイシン等を挙
げることができる。
【0010】本発明の食品組成物においては、窒素源の
占めるエネルギーの割合は、4〜25%であることが好ま
しく、14〜20%がより好ましい。さらに、本発明の食品
組成物においては、アミノ酸、ペプチド、およびそれら
の誘導体から成る群より選択される少なくとも一種の化
合物のうち、分子量が1000以下である化合物の含量(但
し、該化合物としてグルタミン酸ナトリウムが含有され
る場合には、グルタミン酸ナトリウムの含量を除く。)
は、0.1〜10重量%が好ましく、3.5〜5.0重量%がより
好ましい。ここで、グルタミン酸ナトリウムを除外した
のは、調味料等で使用されるこの化合物は、味覚を改善
する効果が期待されるからである。
【0011】本発明においては、ゲル強度が40g・cm以
上に、ゲル脆さが0.4kg以下になるように食品組成物を
ゲル化させる。このようにゲル化することにより、窒素
源の苦みが低減し、かつ、良好な食感が得られるので、
食事療法における経口摂取時においても患者にストレス
を与えないことが判明している。より好ましくは、ゲル
強度が100〜200g・cmに、ゲル脆さが0.1kg以下になるよ
うに食品組成物をゲル化させるとよい。ゲル強度は、例
えば、レオメーターを用いて、7mmφ球形のプランジャ
ー、6cm/minのテスト速度、6cm/minのスイープ速度、
および25mmの試料の高さの条件下で常温で測定すること
ができる。また、ゲル脆さは、例えば、テクスチュロメ
ーターを用いて、50mmφニッケルのプランジャー、3mm
のクリアランス、および9mmのゲル厚の条件下で常温で
測定することができる。ゲル化剤としては、いかなるも
のを使用してもよいが、寒天、ゼラチン、ジェランガ
ム、キサンタンガム、ローカストビンガム、グァーガ
ム、ペクチン、タマリンドガム、カロブビーンガム等を
挙げることができ、ジェランガム、キサンタンガム、ロ
ーカストビンガムが好ましい。ゲル化剤の添加量は、食
品組成物の総重量を基準として、0.2〜2.0重量%が適当
であり、1.0〜1.5重量%が好ましい。
【0012】その他、本発明の食品組成物は、糖質とし
て澱粉、デキストリン、オリゴ糖、ハチミツ、及びコー
ン油、大豆油、カノーラ油や中鎖脂肪酸のグリセリンエ
ステル(MCT)などの脂質、ビタミンC、ビタミンB
1 、ナイアシンなどのビタミンや亜鉛、鉄、銅、マンガ
ンなどの微量元素やカルシウム、マグネシウムなどのミ
ネラル、食物繊維等を含有してもよい。
【0013】本発明の食品組成物の製造方法の一例を以
下に記載する。糖質、アミノ酸あるいはペプチドを温水
に溶解し、更にビタミン、ミネラル類を添加し、別に加
温した油類を加える。常法に従って均質化した溶液にゲ
ル化剤を攪拌しながら添加し、ゲル化剤を完全に溶解さ
せた後、常法に従い、ゲル化させる。また、ゲル化させ
る前に、このようにして製造された食品組成物に高温や
高圧をかけて殺菌処理を行ってもよい。
【0014】本発明の食品組成物は、飲食品や食事療法
用の医薬品として用いることができる。例えば、食事療
法用の医薬品として、肝臓機能が低下した患者、先天性
アミノ酸代謝異常の患者、アレルギー患者、糖尿病患者
をはじめ耐糖能が低下した患者、あるいは消化管機能が
低下した患者に対して、ストレスを与えることなく、安
全かつ有効に生体に必要なタンパク質源となる栄養素を
供給できる。ストレスを与えることなく、タンパク質源
となる栄養素を食事として摂取できることは、治療の効
果を促進させる。医薬品として使用する場合には、摂取
エネルギーに換算して、14〜20%の量のアミノ酸、ペプ
チド、および/またはそれらの誘導体が摂取されるよう
に、本発明の食品組成物を患者に経口投与するとよい。
その他、本発明の食品組成物は、食品、栄養食品、特定
保健食品等の飲食品としても広く使用できる。本発明の
食品組成物は、単独で、あるいは、他の食品ないし食品
成分と併用したりして、適宜常法に従って使用できる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明の範囲はこれに限定されることはない。
【0015】
【実施例】
〔実施例1〕平均分子量800からなる乳清タンパク質分
解物(デンマーク プロテイン社製)40g、難消化性デ
キストリン60g、砂糖27.5g、カノーラ油20.5g、グリ
セリン脂肪酸エステル(MCT)4g、ビタミン及びミ
ネラル(ゲル100g中に含まれるビタミン及びミネラル
組成は表1参照)を約800gの温湯に加え、別にハチミ
ツ40gに表2に示す各種ゲル化剤を異なる濃度で加えた
ものを添加し、更に温湯を加え1000gとした。沸騰水浴
中で加温溶解し、ホモミキサーで攪拌(6000rpm、5分
間)した後、容器に入れ氷浴で冷却し、各種ゲルを得
た。ゲル強度及び脆さを測定し、更に試食しそれらの味
を比較した。その結果を表2に示す。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】1):試料No.1-9のすべてのゲル100g中に窒
素源(乳清タンパク質分解物)4.0g、脂質2.5g、糖質1
2.8g、ビタミン及びミネラル(表1)を含む。 2):レオメーター(NRM-2010J-CW型、不動工業社製) に
よる破断試験(プランジャー:7mmφ球形、テスト速
度: 6cm/min、スイープ速度: 6cm/min、試料の高さ:
25mm) 3):テクスチュロメーター(GTX-2型、全研社製) を使用
(プランジャー:50mmφニッケル、クリアランス: 3m
m、ゲル厚: 9mm) 4):○…苦みをほとんど感じない △…苦みを感じるが、低減されている ×…強く苦みを感じる
【0019】〔実施例2〕表3の処方で粉末配合したア
ミノ酸混合物40g、大豆油22.5g、MCT4.5g、デキ
ストリン80g、カラギーナン0.5g、乳酸カルシウム1
g、アスパルテーム0.5g、ビタミン及びミネラル(ゲ
ル100g中に含まれるビタミン及びミネラル組成は表4
参照)に約800gの水を攪拌しながら加え、更にホモミ
キサーで攪拌(6000rpm、5分間)した後、予め混合し
た濃度の異なる各種ゲル化剤(表5に示す。)をホモミ
キサーで攪拌(6000rpm)下に加え、全量を1000gとし
た。沸騰水浴中15分間加熱後、容器に入れ氷浴で冷却
し、各種ゲルを得た。ゲル強度及び脆さを測定し、更に
試食しそれらの味を比較した。その結果を表5に示す。
【0020】
【表3】
【0021】
【表4】
【0022】
【表5】
【0023】1):試料No.1-7のすべてのゲル100g中に窒
素源(アミノ酸混合物)4.0g、脂質3.0g、糖質8.0g、ビ
タミン及びミネラル(表3)を含む。 2):レオメーター(NRM-2010J-CW型、不動工業社製) に
よる破断試験(プランジャー:7mmφ球形、テスト速
度: 6cm/min、スイープ速度: 6cm/min、試料の高さ:
25mm) 3):テクスチュロメーター(GTX-2型、全研社製) を使用
(プランジャー:50mmφニッケル、クリアランス: 3m
m、ゲル厚: 9mm) 4):○…苦みをほとんど感じない △…苦みを感じるが、低減されている ×…強く苦みを感じる
【0024】
【発明の効果】本発明により、苦みを低減し、かつ、良
好な食感を与え、生体にとって必須の栄養素であるタン
パク質源としてのアミノ酸、ペプチド、あるいはそれら
の誘導体を供給できる食品組成物が提供された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑田 有 東京都東村山市栄町1−21−3 明治乳 業株式会社 栄養科学研究所内 (56)参考文献 特開 昭60−186261(JP,A) 特開 平2−142449(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/29 - 1/308

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1)バリン、ロイシン、イソロイシン、
    フェニルアラニン、トリプトファン、メチオニン、リジ
    ン、トレオニン、グルタミン及びアルギニンから成る群
    より選択される少なくとも一種のアミノ酸、2)分子量
    が1000以下であるペプチド、並びに3)アミノ酸の塩、
    グリシルアラニン、グリシルグリシン、グリシルグリシ
    ルグリシン、酢酸グリシル−L−ヒスチジル−L−リジ
    ン、及びグリシル−L−ロイシンから成る群より選択さ
    れる少なくとも一種の該アミノ酸及びペプチドの誘導
    体、から成る群より選択される少なくとも一種の化合物
    を窒素源として含有し、ゲル強度が40g・cm以上で、ゲ
    ル脆さが0.4kg以下であることを特徴とするゲル化食品
    組成物。
  2. 【請求項2】 窒素源の占めるエネルギーの割合が4〜
    25%である請求項1記載のゲル化食品組成物。
  3. 【請求項3】 1)バリン、ロイシン、イソロイシン、
    フェニルアラニン、トリプトファン、メチオニン、リジ
    ン、トレオニン、グルタミン及びアルギニンから成る群
    より選択される少なくとも一種のアミノ酸、2)分子量
    が1000以下であるペプチド、並びに3)アミノ酸の塩、
    グリシルアラニン、グリシルグリシン、グリシルグリシ
    ルグリシン、酢酸グリシル−L−ヒスチジル−L−リジ
    ン、及びグリシル−L−ロイシンから成る群より選択さ
    れる少なくとも一種の該アミノ酸及びペプチドの誘導
    体、から成る群より選択される少なくとも一種の化合物
    のうち、分子量が1000以下である化合物の含量(但し、
    該化合物としてグルタミン酸ナトリウムが含有される場
    合には、グルタミン酸ナトリウムの含量を除く。)が0.
    1〜10重量%である請求項1記載のゲル化食品組成物。
  4. 【請求項4】 食事療法に用いられる請求項1記載のゲ
    ル化食品組成物。
  5. 【請求項5】 1)バリン、ロイシン、イソロイシン、
    フェニルアラニン、トリプトファン、メチオニン、リジ
    ン、トレオニン、グルタミン及びアルギニンから成る群
    より選択される少なくとも一種のアミノ酸、2)分子量
    が1000以下であるペプチド、並びに3)アミノ酸の塩、
    グリシルアラニン、グリシルグリシン、グリシルグリシ
    ルグリシン、酢酸グリシル−L−ヒスチジル−L−リジ
    ン、及びグリシル−L−ロイシンから成る群より選択さ
    れる少なくとも一種の該アミノ酸及びペプチドの誘導
    体、から成る群より選択される少なくとも一種の化合物
    を含んでなる組成物に、ゲル化剤を添加し、ゲル強度が
    40g・cm以上で、ゲル脆さが0.4kg以下であるようにゲル
    化することを特徴とするゲル化食品組成物の製造方法。
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