JP3425432B2 - テリー織機 - Google Patents

テリー織機

Info

Publication number
JP3425432B2
JP3425432B2 JP2001143685A JP2001143685A JP3425432B2 JP 3425432 B2 JP3425432 B2 JP 3425432B2 JP 2001143685 A JP2001143685 A JP 2001143685A JP 2001143685 A JP2001143685 A JP 2001143685A JP 3425432 B2 JP3425432 B2 JP 3425432B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
warp
sheet
pile
pile warp
terry loom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001143685A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001355147A (ja
Inventor
アドナン、ワーホウト
ペーター、チュラ
ヘルベルト、ミュラー
フリッツ、ルフリン
トーマス、ラウカンプ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lindauer Dornier GmbH
Original Assignee
Lindauer Dornier GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from DE2000123444 external-priority patent/DE10023444A1/de
Application filed by Lindauer Dornier GmbH filed Critical Lindauer Dornier GmbH
Publication of JP2001355147A publication Critical patent/JP2001355147A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3425432B2 publication Critical patent/JP3425432B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D39/00Pile-fabric looms
    • D03D39/22Terry looms
    • D03D39/223Cloth control
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D39/00Pile-fabric looms
    • D03D39/22Terry looms
    • D03D39/226Sley control

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Looms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は地たてシートの供給
のための第1の装置と、少なくとも1つのパイルたてシ
ートの供給のための第2の装置と、織物巻取り手段と、
たてシートのための開口部材とを有するテリー織機に関
する。
【0002】
【従来の技術】開口部材によこ入れ手段とよこ打ち手段
が配属され、これらの手段はよこ糸をまず製織線又は織
布の縁から所定の間隔で通入し(部分おさ打ち)、次に
通入されたよこ糸を糸群ごとに織前即ち織物の縁へ打ち
寄せる(完全又は糸群おさ打ち)。この糸群おさ打ちを
行なうときに、パイルたて糸の張力が低下し、パイルた
て糸がゆるむから、パイルたて糸がわなになり、一方、
よこ糸は緊張された地たて糸の間に通され、織物の縁に
打ち寄せられる。
【0003】ここで概要だけ略述したテリー織は、例え
ば工学修士J.Schneiderの著書「織物業、織
物製造のための方法と機械」(WEBEREI Verfahren und
Maschinen fuer die Gewebeherstellung)Sprin
ger−Verlag、ベルリン/ゲッチンゲン/ヘイ
デルベルク 1961年、17及び277頁で説明され
た公知の製織技術である。
【0004】テリー織機の代表的な例はドイツ国特許第
2225604号明細書により知られている。ここでは
このようなテリー織機の基本構造も示されている。地た
て糸は地糸ワープビームから送り出され、ばね仕掛のテ
ンションビームを経て水平の製織平面へ案内され、そこ
でパイルたてシートと一緒にされる。パイルたてシート
は製織平面の上側に配設されたパイル糸ワープビームか
ら送り出される。パイルたて糸は独自のばね仕掛のテン
ションビームの周囲に通される。このテンションビーム
は地たてシートの上側に配設され、織幅にわたって伸張
し、パイルたて糸を上から地たてシートへおおむね接線
方向に導入する。地たて糸とパイルたて糸は製織平面に
配設されたたて止め装置を通過し、その後方でヘルドの
形の開口部材を共同で通過し、ここからリードワイヤ又
はリードを通って、いわゆる織前をなす織物の縁へ伸張
する。柄に従ってヘルドが作るひ口は、その前部ひ口尖
端部が織前に接しており、地及びパイルたてシートに共
通のたて止め装置の支持棒の区域の後部ひ口尖端部で終
わる。例えば別に図示しないスレーの形のよこ入れ手段
と共同で動作するリードワイヤは、一定振幅の往復よこ
打ち運動を遂行する。よこ打ち運動はひ口に通入された
よこ糸をまず織前から間隔をおいた部分おさ打ち位置へ
運び、次に部分おさ打ちされたよこ糸を糸群ごとに織前
へ打ち寄せる。そのためにいわゆるわな立てカムにより
制御されるブレストビームがリードワイヤに向かって移
動されるから、リードワイヤはよこ糸を織前へ完全又は
糸群おさ打ちすることができる。ブレストビームのこの
運動でたてシートはばね仕掛のテンションビームによっ
て緊張させられる。織物全体が運動させられるから、パ
イル糸のわな形成のための「織物制御」ということにな
る。
【0005】パイル糸ワープビームから送り出すときに
隣接したパイルたて糸が、パイルたてシートと地たてシ
ートの合流の際に互いに引っ掛かり又は部分的に絡み合
うという問題が起こる。糸群おさ打ちでわなを形成する
ためにパイル糸張力を低減しなければならないので、こ
れが助長される。性状、構造及び含まれる繊維材料によ
り「引っ掛かり」の傾向が特に強い種類の糸がある。互
いにつながったパイルたて糸が地たて糸と共通のたて止
め装置又は後部ひ口及びヘルドに到達すると、たて切れ
又は少なくとも織傷が生じる恐れがある。たて止め装置
及びたて止め装置とパイルたて糸用テンションロールの
間のたて糸区域は、実際に製織平面まで延びて「カーテ
ン」のように作用するパイルたてシートで覆われるの
で、ワープビーム側から接近しにくいから、後部ひ口区
域のたて切れの除去は面倒である。係員はたて切れの除
去のためにパイルたて糸の間に手を差込んで、互いに連
結されたたて糸端をワイヤフック又はその他の適当な工
具で探さなければならない。たて止め装置は後部ひ口区
域にあり、ここではパイルたてシートが製織平面に対し
て小さな鋭角で地たてシートに進入するから、開口の際
にパイルたて止め装置の区域にパイルたて糸のかなり強
い往復運動が生じる。敏感なパイルたて糸ではこのよう
な運動は望ましくない。またたて止め装置をこうして後
部ひ口区域の直前に配置したため、糸群おさ打ちの際に
たて糸運動がパイルたて止めドロッパに強く影響し、そ
の結果わな形成過程に逆らって作用する力がパイルたて
糸に生じる。
【0006】ドイツ国特許第2225604号明細書で
公知のテリー織機では糸群おさ打ちの際に織物制御のた
めにブレストビームだけが移動され、地たてシートのた
て糸張力はこれに配属されたばね仕掛のテンションビー
ムによって維持されるが、織物制御のために地たてシー
トのヤーンレストと織物巻取りロールが連接棒で互いに
強制的に連結されて、わな形成のために必要な、リード
ワイヤの打ち寄せ位置への相対運動を共同で遂行するテ
リー織機が欧州特許第0768407号明細書で知られ
ている。欧州特許第0979891号明細書で知られて
いるように、この連結を制御に従って調節することより
パイルの高さを柄に応じて変えることができる。このテ
リー織機でもパイルたてシートは製織平面及び地たてシ
ートの上側に配設されたばね仕掛のダンサローラを経
て、小さな鋭角で上から地たてシートに達し、パイルた
て糸は後部ひ口区域で初めて地たて糸の間に進入する。
【0007】糸群おさ打ちの際にわな形成に必要なパイ
ルたて糸長さを供給するために、ドイツ国特許第196
26417号明細書で公知のテリー織機ではパイルたて
糸のための案内棒を設け、テンションロールの形のパイ
ルたて糸テンション手段と連結し、糸走行方向に見てこ
のパイルたて糸テンション手段に前置し、おおむねテン
ション手段の回転軸に面したパイルたて糸方向転換点が
形成される。それによってわな形成の際に現われるパイ
ルたて糸張力が補償される。しかしこのテリー織機でも
パイルたて糸はパイルたて糸テンション手段から直接来
て、上から製織平面に対して小さな鋭角で走行し、続い
て製織平面とほぼ平行に導かれ、後部ひ口で初めて地た
て糸の間に進入する。欧州特許第0257857号明細
書で公知の別のテリー織機ではパイル糸ワープビームが
下側に配設され、地糸ワープビームは製織平面の上側に
間隔をおいて支承される。しかしそれによって公知のテ
リー織機の上述の基本的事情は何も変わらない。パイル
たて糸は後部ひ口区域で地たて糸の間に進入し、2つの
たて糸系統のためのたて止め装置は後部ひ口に配設さ
れ、パイルたて糸と地たて糸が一緒に通過する。このテ
リー織機では地糸ワープビームとクロスビームが定回転
数で駆動され、一方、地たて糸の送り出しはたて糸張力
に応じて制御される。
【0008】前記の織機は上述のようにわな形成の際に
いわゆる織物制御で動作するが、例えば欧州特許第02
98454号明細書及び前記の専門書「織物業」(WEBE
REI)のとりわけ277頁に記載されているように、わ
な又はパイルの形成がいわゆるスレー制御によって行な
われるテリー織機もある。このテリー織機にも基本的に
上記のことが当てはまる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この先行技術から出発
して本発明の根底にあるのは、高い信頼性と優れた運転
性を特徴とし、停止時間が減少するとともに製品産出量
が増加するテリー織機を提供する課題である。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題の解決のため
に、本発明に係るテリー織機は請求項1及び16の特徴
を有する。
【0011】パイルたてシートが後部ひ口の外で地たて
シートを貫通することによって、個別のパイルたて糸又
はパイルたて糸群の相互の確実な分離を保証する糸交差
点が生じる。組織設計に応じて互いに完全に分離された
単独のパイルたて糸か、又はリピートに基づく糸群(最
大でたいてい2本糸)が個々のヘルドに送られ、このよ
うな群の糸は上下に重なり合うことも可能である。糸の
交差点が形成されるので、後部ひ口区域でたて切れをさ
ばくのが容易であり、ワープビーム側又は織物巻取り側
で簡単に除去される。
【0012】テリー織機は、地たてシートのパイルたて
シート供給装置と反対の側に配設したパイルたて糸案内
手段を有することが好ましい。この案内手段は少なくと
も1個の案内棒を有し、パイルたてシートがこれに通さ
れる。案内棒は織幅にわたって多重に支承及び支持され
た関節棒として形成することができる。摩擦力を小さく
するために案内棒を回転可能に支承することができ、ま
た案内棒を弾支し、場合によっては変位可能に配設する
ことが好ましい。
【0013】場所的条件と織機の構造に応じてパイルた
てシートと地たてシートが交差点で、糸走行方向に見て
互いに鈍角又は鋭角を挟むように構成することができ
る。また2つのたてシートは約90°の角で交差するこ
ともできる。
【0014】パイルたて糸と地たて糸の間に糸交差点を
形成するこのたて糸案内路は、地たてシートとパイルた
てシートに互いに分離された独自のたて止め装置を配属
することを可能にする。たて止め装置は機械の少なくと
も一方の側から、即ちワープビーム側又は織物側から自
由に接近し得るように配設される。そのために地たてシ
ートのたて止め装置とパイルたてシートのたて止め装置
を2つの異なる平面に配設することができるから、概し
て接近しやすさが一層改善される。特に少なくともパイ
ルたてシートをパイルたて止め装置の区域でおおむね水
平の平面に導くことができる。パイルたて止め装置と地
たて止め装置をまさしく2つの異なる平面に配設するこ
とによって、たて切れの除去が極めて操作しやすく構成
される。パイルたて糸と地たて糸の間に糸交差点が形成
されるので、後部ひ口区域のたて切れをさばくのが容易
であり、係員によって簡単に除去されるからである。同
時にパイルたて糸の方向転換点が糸交差点にあることに
よって、パイルたて止め装置の区域のパイルたて糸の強
い往復運動を回避することができる。パイルたてシート
は糸走行方向に見て地たてシートとの交差点の手前の区
域で、パイルたて糸の余裕を形成する装置に通すことが
好ましい。この装置はわなの形成及び/又はひ口の交替
の際にパイルたて糸長さを補償する。このパイルたて糸
の余裕を形成する装置は、少なくとも1個の弾支され、
パイルたて糸が部分的に巻掛けられた糸長さ補償部材を
備えることができる。糸長さ補償部材は例えば弾支され
た案内棒であり、又は弾性的に形成及び/又は支承され
た糸案内板を有する。
【0015】上記のたて糸案内路は、織物制御によるテ
リー織又はスレー制御によるテリー織でわな形成のため
に生じるパイルたて糸長さを保存して、糸群おさ打ちの
前にパイルたて糸張力を低減し、ばね仕掛の案内棒又は
板ばね状の案内板がパイルたて糸長さの一部を吸収する
ことを可能にする。こうして糸群おさ打ちがパイルたて
止めドロッパにもはやさほど強く作用しないから、わな
形成過程に抵抗する糸張力が極小になる。
【0016】独立請求項16によれば、レバーと連結さ
れた案内棒がテリー織物の部分的移動の際に少なくとも
1個の制御駆動手段によって水平軸の周りに回動するよ
うに駆動されることによって上記の課題が解決される。
即ち請求項1ないし15による本発明の主題は弾性可撓
性の案内棒を1つの軸の周りに回動可能に配設し、この
ように無制御の案内棒によってパイルたてシートの張力
補償を実現することから出発するが、本発明に基づき請
求項16によれば織物の移動時の張力補償を制御に従っ
て、即ち制御されかつ自由にプログラムされる形で実現
するように構成されている。そのために本発明の実施形
態では上記の水平軸が回転支承された軸であり、少なく
とも1個の回転方向逆転可能な電動駆動装置がこの軸と
連動するように構成されている。
【0017】この駆動装置は水平に整列された軸と連結
された支持レバーを介して、案内棒に制御された旋回運
動を行なわせる。案内棒の制御された旋回運動によっ
て、いわゆる糸群おさ打ちの後の織物の部分的移動の際
に、パイルたて糸張力は所望のレベルに保持される。形
成されたわなはこうして織物からまったく引き出されな
いし、部分的にも引き出されない。
【0018】本発明の別の実施形態では水平に整列され
た軸を適当な手段により回転駆動カム板と連結すること
によって、案内棒の制御された旋回運動を実現するよう
に構成されている。その場合カム板の駆動装置は織機の
主駆動軸から導き出すことができ、又は織機の主駆動装
置から独立の電動駆動装置である。
【0019】図面に本発明の主題の実施例を示す。
【0020】
【発明の実施の形態及び発明の効果】図面に幾つかの実
施形態で示したテリー織機について、図1ないし18に
は主要な部材だけが示されている。これらのテリー織機
はいずれも地たてシート1の供給のための第1の装置と
地糸ワープビーム2を有する。地たてシート1は地糸ワ
ープビーム2から、ばね手段4の作用に抗して固定軸3
の周りに旋回し得るように支承されたテンションロール
及びヤーンレスト6に通される。ヤーンレスト6はたて
シート1を地糸ワープビーム2の上側のおおむね水平の
作業又は製織平面へ転向させる。ヤーンレスト6と、7
に示したブレストビームの間にシャフト8とヘルド9の
形の開口部材が配設されている。開口のために、ヘルド
9は別に図示しない公知の種類の機構によって上下動さ
せられる。別に図示しないよこ入れ手段がシャフト8に
配属される。テリー織機の構造に応じてよこ入れ手段は
圧縮空気が働くノズル又はグリッパの形で、又はシャッ
トル等として形成することができる。10に示すひ口に
通入されたよこ糸は、リードワイヤ又はリード11の形
のよこ打ち手段によって、テリー織で慣用のように夫々
糸群ごとに13に示す織物の織前12に打ち寄せられ
る。続いて織物13はブレストビーム7を過ぎて、テン
プルロールとして形成された巻取りロール14に通さ
れ、そこから周知のように別に図示しないクロスビーム
に到達し、これに巻取られる。リード57(図8)に不
動に固定されたリードワイヤ11は、糸走行方向に見て
後方の位置と前方のよこ打ち位置との間で往復運動を行
なう。図1ないし6に示すテリー織機ではリードワイヤ
11のこの行程は一定である。
【0021】地糸ワープビーム2及び作業又は製織平面
の上に間隔をおいてパイルたてシート15の供給装置と
パイル糸ワープビーム16が配設され、パイル糸ワープ
ビーム16からパイルたてシート15が制御に従って送
り出される。図1の実施形態ではパイルたてシート15
がパイル糸ワープビーム16から来て、まず回転可能に
支承されたガイドロール17によっておおむね水平な平
面へ転向され、ここでパイル糸はパイルたて止め装置1
8を通過する。パイルたて糸の上にまたがって乗るたて
止めドロッパを19で示す。パイルたて止め装置18は
それ自体公知の構造であって、例えば著書「織物業、織
物製造のための方法及び機械」(“WEBE‐REI"Verfahre
n und Maschinen fuer die Gewebeherstellung )、S
pri−nger−Verlag 1961年、とりわ
け421頁以下に記載されている。パイルたてシート1
5はドロッパ19の両側で、織幅を貫通する棒20、2
1に支持され、その内シャフト8に隣接する棒21はそ
の上に通されたパイルたてシート15を約90°転向す
る。90°以上又は以下の転向が考えられる。
【0022】作業又は製織平面を通る地たてシート1の
下側に、織幅にわたって支持され、回転可能に支承され
た案内棒22の形の、織幅に延びる案内部材が配設さ
れ、棒21から来るパイルたてシート15を作業又は製
織平面及びひ口10の後部ひ口23へ転向する。
【0023】案内棒22は、地たて糸とパイルたて糸の
いずれの後部ひ口尖端部も案内棒22のかたわらにある
ように、地たてシート1を支持する位置に配置されてい
る。案内棒22は前述のように回転可能に支承される
が、回転不能に保持し及び/又はパイルたてシート15
が巻き掛けられた複数個の案内棒及び/又はロールと置
き換えることも原則として可能である。
【0024】案内棒22はパイルたてシート15を緊張
させようとする別に図示しないばね手段の作用に抗して
軸25の水平な軸線25aの周りに旋回し得るように、
レバー24によって支承される。ばね仕掛の案内棒22
は製織過程でひ口交替及びわな形成の際に現われる加工
パイルたて糸長さの変化に対して、パイルたて糸長さを
補償する。
【0025】代案として又は補足的に、パイルたて止め
装置18の棒21と案内棒22の間の糸通路にばね仕掛
のダンサロール26が配設され、パイルたて糸が部分的
に巻掛けられ、同じく製織過程でわな形成とひ口交替の
際に現われるパイルたて糸長さに対するたて糸長さ補償
を引き受ける。ダンサロール26は回転可能に支承され
た固定ロール又は案内棒に置き換えることもできる。こ
れに代わって又はこれを補って、図5に示すようにパイ
ルたてシート15の糸通路で棒21に後置された、織幅
を貫く板ばね状の糸案内板28を使用することもでき
る。ばね部材として作用するこの糸案内板28は、図1
のばね仕掛のダンサロール26と同様にたて止めドロッ
パ19を安定させるように作用する。
【0026】最後に、地たてシート1の下に配設された
案内棒22は支持レバー24によって軸25の周りに変
位し得るように支承することもでき、パイルたてシート
15の方向転換点、またそれとともに地たてシート1と
の交差点は、シャフト18寄り又はシャフト18から遠
のき側の方向に変位可能であることを付言しておこう。
【0027】パイルたてシート15は交差点で地たてシ
ート1との間に糸走行方向に見て約130°の鈍角29
を挟むように、軸26及び案内棒22に通されている。
軸26及び/又は案内棒22の調整によって、この角2
9の大きさを必要に応じて変え、適宜に調整することが
できる。
【0028】ヤーンレスト6と案内棒22即ち後部ひ口
23のひ口尖端部との間の糸通路で、たて止め装置30
により地たてシート1のたて切れが監視される。たて止
めドロッパ33は2本の棒31、32におおむね水平に
通されたたて糸の上にまたがって乗る。たて止め装置3
0はパイルたてシート15のためのたて止め装置18と
基本的に同様な構造である。
【0029】図1で直ちに分かるように、地たてシート
1のたて止め装置30はワープビーム側(図1左側)へ
開放しており、パイルたてシート15で覆われていない
から、この側から近づきやすい。
【0030】図1が示すように、パイルたてシート15
のためのたて止め装置18は、たて止め装置30から引
き離された、34に鎖線で示唆する水平面に配設されて
いる。この平面は作業又は製織平面から上へ間隔をお
き、かつたて止め装置30を通過する地たてシート1に
対して間隔をおいている。従ってパイルたてシート15
のためのたて止め装置18は機械の織物巻取り側(図1
の右側)から自由に接近することができるから、パイル
たて糸の切断もたやすく、支障なく取除くことができ
る。
【0031】全体としてパイルたてシート15又は地た
てシート1のためのたて止め装置18、30を別個の平
面に配設し、パイルたてシート15を地たてシート1と
交差して地たてシート1に貫通させる上記の設計は、全
テリー織機の極めて操作しやすく、経済的に有利でコン
パクトかつ簡単な構造をもたらす。
【0032】図1及び以後の図で概要を示したテリー織
機のその他の部材は、機械の全般的理解を容易にするた
めに簡単に説明するだけでよい。ヤーンレスト6の両側
は、水平軸の周りに旋回し得るように支承されたロッカ
アーム36に回転可能に支承される。ロッカアーム36
は連接棒37を介して織物巻取りロール14及び織物制
御のための双腕調整レバー38と連結される。曲がりレ
バーとして形成されたばね仕掛の調整レバー38は、図
6に示すわな立てカム39により固定軸40の周りに図
1の矢印41に従って往復旋回され、それとともに織前
12を糸群おさ打ちのためにリードワイヤ11に近づ
け、続いて部分おさ打ちのために再びリードワイヤ11
から所定の間隔だけ引き離す。この織物制御はそれ自体
公知のことであり、パイル高さ調整式の実施形態が例え
ば欧州特許第0979891号明細書及び第07684
07号明細書に記載されている。
【0033】地たてシート1のためのワープビーム2、
パイルたてシート15のためのワープビーム16及び織
物巻取りロール14は、個別に配属された独自の駆動モ
ータ42、43、44によって駆動される。これらの駆
動モータは地たて糸とパイルたて糸の送り出し及び織物
13の巻取りを制御する。そのために主制御装置(CP
U[中央演算処理装置])45が設けられ、夫々代表的
な数の地たて糸又はパイルたて糸を監視するたて糸張力
センサ46又は47から来る電気信号を処理し、さらに
ガイドロール17と連結されたセンサ48から消費した
たて糸長さに関する情報を受領し、機械の主軸により駆
動される増分エンコーダホイール49が送出する、機械
の主軸から導き出された開口時の運動過程及びリードワ
イヤ11の運動に関する情報を受領する。要するに、こ
のテリー織機では地たてシート1はばね4によるたて糸
長さ補償及び確実制御を有するヤーンレスト/ブレスト
ビーム系統に通されるのである。たて糸張力センサ4
6、47は糸走行方向に見て夫々たて止め装置30又は
18の手前に、すなわち安定した糸運動の区域に配設さ
れている。
【0034】テリー織機によるテリー織での織物制御の
基本的機能を図9に示す。その上側の図a)はわな立て
カム39(図6)のカム行程とその回転角の関係を示
し、下側の図は駆動モータ43によって制御されるパイ
ルたて糸送り出しを示す。先行する糸群おさ打ちが行な
われた織前の後方位置から出発して、織前12が前方位
置へ移され、この位置で織前はリードワイヤ11から再
び引き離されている。織前のこの移動の間に必要なパイ
ルたて糸長さが送り出されるから、パイルたて糸張力が
ほぼ一定に保たれる。次に第1及び第2のよこ糸が夫々
地及びパイルたて糸が形成するひ口10に送り込まれ、
リードワイヤ11によって織前12から離れた部分おさ
打ち位置に打ち寄せられる。続いてわな立てカム39が
織前12を再び後方位置へ移動する。3本よこテリー織
物の製織の場合、3番目のよこ糸はこの過程の間に通入
される。織前の後方位置への移動によってパイルたて糸
張力が減少する。ダンサロール26がパイルたて糸張力
を維持しつつ、そのとき生じるパイルたて糸の長さ増分
(余裕)を吸収する。通入された3本のよこ糸はひ口交
替の後にリードワイヤ11によって一緒に織前12へ打
ち寄せられる(糸群おさ打ち)。ダンサロールによって
吸収された長さ増分(余裕)が糸群おさ打ちで消費され
る。この過程は4本、5本及び6本よこテリー織物の製
織の場合も同様に経過する。
【0035】図2にジャカード・テリー織機を示す。そ
の基本構造は図1による前述のテリー織機に相当する。
従って同じ部材は同じ参照符号で示し、別に説明しな
い。
【0036】機械は50に略示した通糸を有する。その
コードはヘルド9まで延びている。通糸はパイルたてシ
ート15のたて止め装置18及び地たてシートの1のた
て止め装置30の織物巻取り側を覆う。そこでパイルた
てシート15のたて止め装置18は係員がワープビーム
側から到達しやすいように、図1のテリー織機の状況と
比較してさらにワープビーム側へずらせてある。ガイド
ロール17は織物巻取りロール14寄りに転移され、パ
イルたてシート15を約360°転向する。パイルたて
止め装置18の区域でパイルたてシート15は再びおお
むね水平な平面に導かれる。パイルたてシートは棒21
によって約90°転向され、作業又は製織平面で地たて
シート1を90°に近い鋭角29’で貫通する。
【0037】しかし機械の構造的条件から好適と思われ
るならば、このようなジャカード・テリー織機のパイル
たて糸案内路も図1のテリー織機と同様に構成すること
が原則として可能である。ジャカード・テリー織機のこ
のような変型を図3に示す。この場合はパイルたて糸と
地たて糸が案内棒22のかたわらの交差点で、図1の鈍
角29で交差する。パイルたてシート15のたて止め装
置18をワープビーム側(図3の左側)へさらにずらせ
ることも、場合によってそれが好適であるならば、原則
として考慮することができる。パイルたて糸とたて止め
ドロッパ19はいずれの場合も織機のワープビーム側か
ら近づきやすく、一方、地たてシート1のたて止め装置
30はいずれにしてもワープビーム側から操作しやす
い。
【0038】図4に示すテリー織機は図1のテリー織機
とほぼ同様に構成されている。相違するのは、図1の機
械のロッカアーム36に旋回可能に支承されたヤーンレ
スト6の代わりに、図4のテリー織機のヤーンレスト
6’が回転可能に支承され、織幅を貫き半径方向に張り
出す軸平行なカム51を周囲の1個所に担持し、地たて
シート1がカム51に支持されることである。織物制御
に関連してよこ糸の糸群おさ打ちのために織前12が糸
走行方向と逆向きに運動するときに、ヤーンレスト6’
はわな立てカム39(図5)により図4の位置から出発
して織物巻取りロール14とともに逆時計回りに回転さ
せられる。それによって地たてシート1は織物13とと
もに、図4に関して左側へ移動させられる。よこ糸の糸
群おさ打ちの後にヤーンレスト6’は再び図4の位置へ
逆転され、それとともに織物13と地たてシート1は再
びよこ糸の部分おさ打ちのために必要な位置をとる。こ
の構造の利点は、図1のヤーンレスト6の支承のための
ロッカアーム36が今やただ1つのクランクレバー3
6’に置き換えられ、クランクレバー36’がわな立て
カム39(図6)に制御されてヤーンレスト6’を適当
に回転するので、図1の実施形態と比較して構造がやや
簡素化されていることである。パイルたてシート15を
後部ひ口23へ接線方向に導入する案内棒22は地たて
シート1の下側に配設されているから、ヤーンレスト
6’を前述の2つの角位置の間で回転するときに現われ
る地たてシート1の短時間の持ち上げが、後部ひ口23
へのパイルたてシート15の給送によって妨げられな
い。パイルたて糸は、上から急勾配で案内棒22に達す
るパイルたて糸に沿ってごく短時間すべった後、再び案
内棒22の上に載る。
【0039】最後に図7はいわゆるスレー制御式テリー
織機への本発明の応用を示す。図示したテリー織機は基
本的に図1のテリー織機に相当する。特にパイルたてシ
ート15及び地たてシート1の案内路は同様に形成され
ている。パイルたてシート15及び地たてシート1のた
て止め装置18及び30も図1のように配設されてい
る。
【0040】図8に示すスレー57は水平軸52の周り
に旋回し得るように支承される。スレー57は織機の主
軸と連結された、53に概要を示したカム伝動装置によ
り一定の行程で往復動させられる。スレー57にリード
ワイヤ(リード)11が、旋回軸52と平行な軸54の
周りに旋回し得るように支承される。二重矢印56で示
唆したように、スレー57に配属されたカム伝動装置5
5はリードワイヤ11をスレー57に対して制御に従っ
て旋回することができる。
【0041】カム伝動装置53は織前12から間隔をお
いてよこ糸の部分おさ打ちを行なうために、スレー57
の往復運動を制御する。なおリードワイヤ11はスレー
57に固着されている。糸群おさ打ちを実行するため
に、カム伝動装置55は通入されたよこ糸群を織前12
に打ち寄せるのに必要なだけ、リードワイヤ11をスレ
ー57に対して旋回する。カム伝動装置53、55の運
動は機械の主軸から導き出される。
【0042】図10及び11に示すテリー織機について
は、図10を除き、主要な部材だけを示した。
【0043】図10では各テリー織機が地たてシート1
の供給のための第1の装置と地糸ワープビーム2を有
し、地たてシート1はワープビーム2から、ばね手段4
の作用に抗して固定軸3の周りに旋回し得るように支承
されたテンションロール5及びヤーンレスト6に通さ
れ、ヤーンレスト6はたてシート1を地糸ワープビーム
2の上側のおおむね水平の作業又は製織平面へ転向す
る。ヤーンレスト6と、7に示すブレストビームとの間
にシャフト8及びヘルド9の形の開口部材が配設され、
開口のために別に図示しない公知の種類の機構によって
上下動させられる。シャフト8に別に図示しないよこ入
れ手段が配属される。よこ入れ手段はテリー織機の型式
に応じて圧縮空気が働くノズル又はグリッパの形で、シ
ャットル等として形成することができる。10に示すひ
口に通入されたよこ糸はリードワイヤ又はリード11の
形のよこ打ち手段により、テリー織で慣用のようにそれ
ぞれ糸群ごとに、13に示す織物の織前12に打ち寄せ
られる。続いて織物13はブレストビーム7を経て、ニ
ードルロールとして形成された巻取りロール14に通さ
れる。織物13は周知のように巻取りロール14から別
に図示しないクロスビームに到達し、これに巻き取られ
る。図示しないスレーに固着されたリードワイヤ11
は、糸走行方向に見て後方の位置と前方のよこ打ち位置
の間で往復運動を行なう。図10及び11に示すテリー
織機ではリードワイヤ11のこの往復運動の行程は一定
である。
【0044】地糸ワープビーム2及び作業又は製織平面
の上に間隔をおいて、パイルたてシート15の供給のた
めの第2の装置とパイル糸ワープビーム16が配設さ
れ、パイルたてシート15はワープビーム16から制御
に従って送り出される。図10の実施形態ではパイルた
てシート15はパイル糸ワープビーム16から来て、ま
ず回転可能に支承されたガイドロール17によっておお
むね水平の平面へ転向され、ここでパイルたて糸はパイ
ルたて止め装置18を通過する。パイルたて糸の上にま
たがって乗るたて止めドロッパを19で示す。パイルた
て止め装置18はそれ自体公知の構造を有する。ドロッ
パ19の両側でパイルたてシート15は織幅を貫く棒2
0、21の上に支持される。これらの棒の内、シャフト
8に隣接する棒21はその上に通されるパイルたてシー
ト15を約90°転向する。90°以上又は以下の転向
が考えられる。
【0045】作業又は製織平面を通る地たてシート1の
下に、織幅にわたって延びる案内棒22の形の案内部材
が配設され、棒21から来るパイルたてシート15を作
業又は製織平面へ転向する。
【0046】案内棒22は地たて糸及びパイルたて糸の
後部ひ口23のひ口尖端部がいずれも案内棒22のかた
わらにあるように、地たてシート1を支持する位置に配
置されている。
【0047】案内棒22は水平に整列された縦中心軸2
5aの周りに回動し得るように支承された軸25に、レ
バー24を介して固着されている。軸25は電動駆動装
置27と連動する。電動駆動装置27は信号伝送のため
に制御線45aにより主制御装置45に接続されてい
る。電動駆動装置27は主制御装置45側からの制御に
より、製織過程でわな形成の際に現われるパイルたてシ
ートの変化に対してパイルたて糸長さの補償を行なわせ
る。換言すれば電動駆動装置27は織物13の部分的移
動の際に、即ちリード11によるよこ糸群の打ち寄せの
後に、織物の部分的移動に対応して案内棒22を二重矢
印24aの方向に移動するように自由にプログラムさ
れ、制御される。その場合この運動は、おさ打ち寸法の
3/4未満好ましくは1/3ないし1/2のたて糸長さ
が補償されるように設定すべきである。案内棒22の制
御された運動によって、糸群おさ打ちの後の部分的織物
移動の際にパイルたてシート15のパイルたて糸張力が
低いレベルに保たれる。この処置によって、織物13に
形成されたわなが製織方向に逆行して織物13から引き
出されないようにすることができる。わな形成の後に案
内棒は、新たな部分的織物移動の前に初期位置にあるよ
うに制御に従って逆動される。
【0048】図11に示す実施例では回動可能に支承さ
れた軸25に単腕レバー38が遊転不能に固着されてい
る。機械に固定された引張ばね58がレバーアーム38
の自由端に作用する。レバーアーム38は自由端と遊転
不能な結合部の間に追従ローラ38aを有する。追従ロ
ーラ38aは回転駆動されるカム板の外周に連繋して追
従する。カム板39は図10に示した上記の運動過程を
実現するような外周輪郭を有する。カム板39自体の駆
動装置は、織機の主駆動軸から導き出される駆動装置又
は費用のかかる電子制御装置を装備しない安価な電動駆
動装置である。代案として又は補足的に、図10及び1
1に示すようにパイルたて止め装置18の棒21と案内
棒22の間の糸通路に、パイルたて糸が部分的に巻掛け
られたばね仕掛のダンサロール26を配設することがで
きる。
【0049】パイルたて糸張力を制御に従って調節する
ことにより、テリー織の均一なわな形成を実現し、織物
に見栄えのする外観を与えることが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテリー織機の軸方向断面側面図で
ある。
【図2】本発明に係るジャカード・テリー織機の図1と
同様の図である。
【図3】図2のジャカード・テリー織機の変更実施形態
の図1と同様の図である。
【図4】図1のテリー織機の変更実施形態の図1と同様
の図である。
【図5】図4のテリー織機のたて糸交差点を示した図4
と同様の部分拡大図である。
【図6】図4のテリー織機のわな立てカム機構の主要部
分を示した部分側面図である。
【図7】本発明に係るテリー織機の図1と同様の、但し
スレー制御式の実施形態の図1と同様の図である。
【図8】図7のテリー織機のスレー制御機構の主要部分
を示した拡大側面詳細図である。
【図9】図1のテリー織機の織物制御の場合の織物運動
及びパイルたて糸送り出しを説明するための線図であ
る。
【図10】請求項16による発明の第1の実施例を備え
たテリー織機の軸方向断面側面図である。
【図11】請求項16による発明の第2の実施例を備え
たテリー織機の軸方向断面側面図である。
【符号の説明】
1 地たてシート 2 地たて糸ビーム 5 テンションロール 6 ヤーンレスト 8 シャフト 15 パイルたてシート 24 レバー 25 軸 26 ダンサロール 27 駆動モータ 28 糸案内板 39 わな立てカム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペーター、チュラ ドイツ連邦共和国ワンゲン、リヒトホー フェンシュトラーセ、21 (72)発明者 ヘルベルト、ミュラー ドイツ連邦共和国クレスブロン、ノネン バッヘルウェーク、25/1 (72)発明者 フリッツ、ルフリン ドイツ連邦共和国リンダウ、ゾルゲルス ウェーク、7 (72)発明者 トーマス、ラウカンプ ドイツ連邦共和国リンダウ、ルートビッ ヒシュトラーセ、1 (56)参考文献 特開 平2−47334(JP,A) 特開 昭49−25259(JP,A) 特開 平7−126952(JP,A) 特開 平9−111597(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D03D 39/22 D03D 49/04

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地たてシートの供給のための第1の装置
    と、パイルたてシートの供給のための第2の装置と、織
    物巻取り手段と、少なくとも1個のたて止め装置と、パ
    イルたて糸案内手段と、たてシートのための開口部材と
    を有し、開口手段によこ入れ手段及びよこ打ち手段が配
    属され、その内少なくともよこ打ち手段が後部位置と少
    なくとも1つの前部よこ打ち位置との間で往復動可能で
    あり、織前から所定の間隔で通入されたよこ糸を糸群ご
    とに織前へ打ち寄せてわなを形成し、開口部材(8)が
    形成する後部ひ口(23)と地たてシート供給装置
    (2、5、6)との間の区域でパイルたてシート(1
    5)が地たてシート(1)と交差してこれを貫通するテ
    リー織機において、糸走行方向に見て地たてシート
    (1)との交差点の手前の区域で、パイルたてシート
    (15)がパイルたて糸の余裕を形成する装置(26;
    28)に通され、わなの形成及び/又はひ口の交替の際
    に装置(26;28)がパイルたて糸長さを補償するこ
    とを特徴とするテリー織機。
  2. 【請求項2】パイルたて糸のための案内手段(22)が
    地たてシート(1)のパイルたてシート(15)と反対
    の側に配設されていることを特徴とする請求項1に記載
    のテリー織機。
  3. 【請求項3】案内手段が少なくとも1個の案内棒(2
    2)を有し、パイルたて糸(15)がこの案内棒に通さ
    れていることを特徴とする請求項2に記載のテリー織
    機。
  4. 【請求項4】案内棒(22)が織幅にわたって数回支承
    及び支持される関節棒として形成されていることを特徴
    とする請求項3に記載のテリー織機。
  5. 【請求項5】案内棒(22)が回転可能に支承されてい
    ることを特徴とする請求項3又は4に記載のテリー織
    機。
  6. 【請求項6】案内棒(22)が弾支されていることを特
    徴とする請求項3ないし5のいずれか1つに記載のテリ
    ー織機。
  7. 【請求項7】案内棒(22)が変位可能に配設されてい
    ることを特徴とする請求項3ないし6のいずれか1つに
    記載のテリー織機。
  8. 【請求項8】パイルたてシート(15)と地たてシート
    (1)が糸供給方向に見て交差点で互いに鈍角(29)
    を挟むことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1
    つに記載のテリー織機。
  9. 【請求項9】パイルたてシート(15)と地たてシート
    (1)が糸走行方向に見て交差点で互いに鋭角(2
    9’)を挟むことを特徴とする請求項1ないし7のいず
    れか1つに記載のテリー織機。
  10. 【請求項10】地たてシート(1)とパイルたてシート
    (15)に互いに分離された独自のたて止め装置(3
    0、18)が配属され、これらのたて止め装置が機械の
    少なくとも一方の側から自由に接近できるように配設さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載のテリー織
    機。
  11. 【請求項11】地たてシート(1)のためのたて止め装
    置(30)が第1の平面に、パイルたてシート(15)
    のためのたて止め装置(18)が第2の平面に配設され
    ていることを特徴とする請求項10に記載のテリー織
    機。
  12. 【請求項12】少なくともパイルたてシート(15)が
    パイルたて止め装置(18)の区域で好ましくは水平の
    平面(34)に通されていることを特徴とする請求項1
    0又は11に記載のテリー織機。
  13. 【請求項13】パイルたて糸の余裕を形成する装置が少
    なくとも1個の弾支され、パイルたて糸が部分的に巻掛
    けられた糸長さ補償部材(26、28)を有することを
    特徴とする請求項1に記載のテリー織機。
  14. 【請求項14】糸長さ補償部材がばねで弾支された案内
    軸(26)であることを特徴とする請求項13に記載の
    テリー織機。
  15. 【請求項15】糸長さ補償部材が弾性的に形成及び/又
    は支承された糸案内板(28)を有するこを特徴とする
    請求項13に記載のテリー織機。
  16. 【請求項16】地たてシートの供給のための第1の装置
    と、パイルたてシートの供給のための第2の装置と、織
    物巻取り手段と、たてシートのための開口部材とを有
    し、開口手段によこ入れ手段及びよこ打ち手段が配属さ
    れ、よこ打ち手段が後部位置と少なくとも1つの前部よ
    こ打ち位置との間で往復動可能であり、織前から所定の
    間隔で通入されたよこ糸を糸群ごとに織前へ打ち寄せて
    パイル糸のわなを形成し、開口部材が形成する後部ひ口
    と地たてシート供給装置の間の区域でパイルたてシート
    が地たてシートと交差して地たてシートを貫通し、さら
    に少なくとも1個のパイルたて糸案内手段を有し、この
    案内手段が地たてシートのパイルたてシート供給装置と
    反対の側に配設され、案内手段が少なくとも1個の案内
    棒を形成し、案内棒が織幅にわたって整列され、支持部
    材と連結されて、水平軸の周りに旋回し得るように配設
    されているテリー織機において、上記の水平軸が軸方向
    に整列された軸(25)であり、軸(25)が支持レバ
    ー(24)に遊転不能に固着されており、制御され自由
    にプログラムされた調整運動のために、軸(25)が少
    なくとも1個の駆動装置(27;39)と連動すること
    を特徴とするテリー織機。
  17. 【請求項17】駆動装置(27)が回転方向逆転可能な
    電動駆動装置であることを特徴とする請求項16に記載
    のテリー織機。
  18. 【請求項18】駆動装置(39)が回転駆動されるカム
    板であることを特徴とする請求項16に記載のテリー織
    機。
  19. 【請求項19】軸(25)が適当な手段(38、38
    a、58)を介してカム板(39)と連動することを特
    徴とする請求項18に記載のテリー織機。
JP2001143685A 2000-05-12 2001-05-14 テリー織機 Expired - Fee Related JP3425432B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE2000123444 DE10023444A1 (de) 2000-05-12 2000-05-12 Frottierwebmaschine
DE10054851A DE10054851A1 (de) 2000-05-12 2000-11-04 Frottierwebmaschine
DE10054851.2 2000-11-04
DE10023444.5 2000-11-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001355147A JP2001355147A (ja) 2001-12-26
JP3425432B2 true JP3425432B2 (ja) 2003-07-14

Family

ID=26005663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001143685A Expired - Fee Related JP3425432B2 (ja) 2000-05-12 2001-05-14 テリー織機

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6390144B2 (ja)
EP (1) EP1154057A3 (ja)
JP (1) JP3425432B2 (ja)
DE (1) DE10054851A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10204945B4 (de) * 2002-02-07 2006-06-14 Lindauer Dornier Gmbh Frottierwebverfahren zur Ausbildung variabler Schlingenhöhen und Frottierwebmaschine zur Verfahrensdurchführung
JP2006037289A (ja) * 2004-07-28 2006-02-09 Tsudakoma Corp 布移動式パイル織機におけるテリーモーション部材の駆動機構
DE102005022955A1 (de) * 2005-05-19 2006-11-23 Lindauer Dornier Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Halten eines nach einem Startvorgang einer Webmaschine, insbesondere Luftdüsenwebmaschine eingetragenen Schussfadens
DE102005028127A1 (de) * 2005-06-10 2006-12-14 Picanol N.V. Frottierwebmaschine
JP4840735B2 (ja) * 2008-12-08 2011-12-21 株式会社豊田自動織機 パイル織機におけるパイル経糸張力調整装置
CN102121158B (zh) * 2011-04-11 2012-09-12 青岛同春机电科技有限公司 织造双层绒布的高速喷气织机
CN102154767B (zh) * 2011-04-11 2012-02-22 青岛同春机电科技有限公司 一种双层绒布高效织造送经的方法
JP5464172B2 (ja) * 2011-05-27 2014-04-09 株式会社豊田自動織機 パイル織機のパイル経糸張力調整装置
ITUB20152354A1 (it) * 2015-07-21 2017-01-21 Itema Spa Dispositivo di regolazione della tensione dei fili di ordito del riccio in un telaio per la tessitura di spugna
US9828704B2 (en) * 2015-09-10 2017-11-28 Welspun India Limited Terry article with synthetic filament yarns and method of making same
CN111072133A (zh) * 2020-03-04 2020-04-28 益生环保科技股份有限公司 间歇防堵悬挂式填料及间歇防堵悬挂式填料的编织方法

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR892656A (fr) * 1942-11-20 1944-05-16 Diederichs Atel Disposition d'ensouple pour métiers à tisser en particulier à fabriquer le tissu éponge
US2625959A (en) * 1950-05-05 1953-01-20 Crompton & Knowles Loom Works Needle loom
US2625956A (en) * 1950-09-25 1953-01-20 Edinburgh Corp Loop warp tension-variable beat-up apparatus for terry looms
FR1258281A (fr) 1960-02-29 1961-04-14 Diederichs Atel Perfectionnements aux casse-chaîne des métiers à tisser les tissus à boucles par la chaîne et en particulier les tissus éponge
CH550872A (de) * 1972-04-24 1974-06-28 Sulzer Ag Webmaschine zur herstellung von frottiergewebe.
US4721134A (en) 1986-08-04 1988-01-26 West Point Pepperell, Inc. Terry loop ratio control device
JPS6410088U (ja) 1987-07-08 1989-01-19
EP0350446B1 (de) * 1988-07-08 1992-04-01 GebràœDer Sulzer Aktiengesellschaft Frottierverfahren und Webmaschine mit Florbildungsorganen
JPH0718071B2 (ja) * 1988-07-27 1995-03-01 津田駒工業株式会社 サッカー織機
IT1227302B (it) * 1988-10-07 1991-04-05 Nuovo Pignone Spa Dispositivo perfezionato di tensionatura dei fili di ordito in un telaio tessile
DE4005751A1 (de) 1990-02-23 1991-08-29 Dornier Gmbh Lindauer Seersucker-einrichtung
IT1271951B (it) * 1993-02-11 1997-06-10 Nuovipignone Ind Meccaniche Ef Sistema per mantenere costante l'altezza del riccio della spugna durante la retromarcia del telaio per spugna.
DE4310840C1 (de) * 1993-04-02 1994-01-13 Dornier Gmbh Lindauer Verfahren und Vorrichtung zur Beeinflussung der Zugspannung in einer Polkettfadenschar beim Herstellen von Frottiergewebe auf Webmaschinen
JPH07126952A (ja) * 1993-11-05 1995-05-16 Toyota Autom Loom Works Ltd パイル織機におけるパイル用経糸切断検出方法
DE19530222C1 (de) * 1995-08-17 1996-06-05 Dornier Gmbh Lindauer Steuersystem für die Polkette zur Herstellung von Frottiergewebe auf Webmaschinen
DE19626417B4 (de) 1995-09-07 2006-07-06 SULZER RüTI AG Frottierwebmaschine mit Florkettspannungskompensation
DE19537277C1 (de) 1995-10-06 1996-08-08 Dornier Gmbh Lindauer Frottierwebmaschine mit einer Florhöhenverstelleinrichtung
DE19836453C1 (de) 1998-08-12 1999-11-25 Dornier Gmbh Lindauer Verfahren zum Bilden erster und zweiter Florhöhen beim Weben von Frottiergewebe und Webmaschine zur Durchführung des Verfahrens

Also Published As

Publication number Publication date
US6390144B2 (en) 2002-05-21
US20010054450A1 (en) 2001-12-27
EP1154057A2 (de) 2001-11-14
DE10054851A1 (de) 2002-05-29
EP1154057A3 (de) 2005-06-08
JP2001355147A (ja) 2001-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3425432B2 (ja) テリー織機
JP2001500197A (ja) 繊維機械上で絡み織物を製造するための経糸制御装置
US7073537B2 (en) Loom for the production of a gauze material
CN1234841A (zh) 在织机上织造织物时构成织边和褶边的方法和实施此方法的装置
Gandhi The fundamentals of weaving technology
EP0236601B1 (en) Automatic seaming machine for fabric belts
US5458160A (en) Controlling pile warp thread tension in a terry loom
JP2941798B2 (ja) 制御可能なよこ糸給糸把持装置及び織機特にグリッパ織機で製織するときのよこ糸屑を最小にするための装置
JP3416661B2 (ja) テリー織機
EP1899515B1 (en) Terry loom
JP2933900B2 (ja) 織機等におけるかがり縁の形成装置
EP1888826B1 (en) Terry loom and backrest arrangement for a weaving machine
US6039086A (en) Separating weft thread waste of a single uncontaminated material from untwisted leno binding threads in trimmed catch selvages
US3441059A (en) Loom having variable stroke weft thread clamp
US4112981A (en) Device for feeding pile warp yarns for pile fabric looms
EP0458754B1 (en) Device for tensioning warp yarns in a weaving loom
CN1019517B (zh) 一种织造双幅非经绒类织物的织机
WO1999034047A2 (en) Pneumatic weaving machine with a control mechanism for auxiliary nozzles
JP2672832B2 (ja) 四軸織機
CN108179529B (zh) 恒张力送经缂丝机
JPH0323660B2 (ja)
EP0589837A1 (en) Apparatus for disposing of excess warp yarn in a jet loom
RU2176294C2 (ru) Ткацкий станок с пневматической прокладкой уточной нити
EP1726696A2 (en) Selvage device in loom
JPH0655979B2 (ja) 無杼織機における緯糸処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030325

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees