JP3425353B2 - 滑動型枠装置の型枠材 - Google Patents

滑動型枠装置の型枠材

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JP3425353B2 JP00961398A JP961398A JP3425353B2 JP 3425353 B2 JP3425353 B2 JP 3425353B2 JP 00961398 A JP00961398 A JP 00961398A JP 961398 A JP961398 A JP 961398A JP 3425353 B2 JP3425353 B2 JP 3425353B2
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G11/00Forms, shutterings, or falsework for making walls, floors, ceilings, or roofs
    • E04G11/06Forms, shutterings, or falsework for making walls, floors, ceilings, or roofs for walls, e.g. curved end panels for wall shutterings; filler elements for wall shutterings; shutterings for vertical ducts
    • E04G11/20Movable forms; Movable forms for moulding cylindrical, conical or hyperbolical structures; Templates serving as forms for positioning blocks or the like
    • E04G11/22Sliding forms raised continuously or step-by-step and being in contact with the poured concrete during raising and which are not anchored in the hardened concrete; Arrangements of lifting means therefor
    • E04G11/24Construction of lifting jacks or climbing rods for sliding forms

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば滑動型
枠装置に関し、特に型枠のジャッキアップ時において、
コンクリートに対する型枠の縁切り性を向上できるよう
にした型枠材に関する。
【0002】
【従来の技術】高層の橋脚や煙突、吊り橋や斜長橋の主
塔などのRC筒状構造物を構築する手段として、スリッ
プフォーム工法が採用されている。このスリップフォー
ム工法は、型枠ヨークに支持された一対の型枠間にコン
クリートを打設し、このコンクリート中に埋設された反
力用ロッドに反力をとって油圧ジャッキを上昇させるこ
とで、型枠ヨークを上昇させて型枠を脱型し、さらにそ
の上部にコンクリートを打設することを連続して繰り返
すことで、面倒な型枠の盛換え作業を省力化できるよう
にしたものである。
【0003】型枠は、一般に鋼製であり、コンクリート
打設後にコンクリートに所定の強度が発現した段階で、
前記ジャッキを操作して型枠をジャッキアップさせるこ
とで、型枠をコンクリートより縁切りしつつ順次上昇さ
せ、連続的にコンクリートを打設する。
【0004】この工法では、コンクリートに対する型枠
の縁切りを良好にするために、型枠内面のコンクリート
接触面に潤滑剤を塗布するなどの縁切り処理を行うとと
もに、コンクリート打設を数時間以上休止する場合は打
設完了後数時間に渡って空スライドと呼ばれる縁切り作
業を行う必要があった。また、このような従来工法では
ジャンピング形式の施工法は不可能であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、前記潤滑剤
は、実際にはコンクリートに対する剥離性が低く、この
ような状況下でジャッキアップ作業を行ったのでは、い
わゆる無理抜きに近い状態となるため、コンクリート表
面にクラックや欠落が生じ、後補修作業に手間と時間を
とられる不具合があり、またこの種の不具合を防止する
ためには、型枠を常にジャッキアップさせて、縁切りし
ておかなければならず、ジャッキアップ作業に時間をと
られるため、他の配筋などの作業時間が圧縮され、時間
管理が面倒となっていたほか、型枠の縦方向寸法を大き
く取れないため、一回あたりのコンクリート打設量も少
なかった。
【0006】また、このために、例えばその日の打設作
業終了から、翌日までなどのように、長時間作業を中断
させる場合には、コンクリートとの固着を防止するため
に、型枠のみ空スライド作業を行うことが不可欠であ
り、施工効率低下の原因となっていた。
【0007】構築しようとする構造物の鉄筋量が多く、
鉄筋継手作業に時間を要する場合などのように、コンク
リートの連続打設が困難である場合には、ジャンピング
型枠工法に頼らざるを得ず、この場合には型枠がコンク
リートと固着し、脱型が不能となるため、打設位置から
の型枠の盛換え、および次のコンクリート打設位置への
再設置作業を含むものであり、これらに手数や時間を要
していた。
【0008】この発明は、以上の問題を解決するもので
あり、その目的は、コンクリートに対する型枠の縁切り
性をさらに向上させることで、長時間作業停止状態から
上昇動作を円滑に行えるようにし、以上述べた不具合を
解消できるようにした滑動型枠装置における型枠材を提
供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、この発明は、作業床梁の下部に配置された支持ヨー
クと、この支持ヨークの下部に対向配置された型枠と、
この型枠上にあって、コンクリート中に建て込まれた反
力用ロッドに係合してこの反力用ロッドに沿って前記支
持ヨークを上方に上昇させる反力ジャッキとを備え、こ
の反力ジャッキによる上昇動作に伴い支持ヨークととも
に前記型枠を上昇させる滑動型枠装置において、前記型
枠のコンクリートと接する内面側には、型枠上昇時にお
いてコンクリートとの縁切り性を高める、滑性に富む樹
脂素材からなる滑性シートを一体に配置したことを特徴
とするものである。
【0010】従って、この発明では、滑性シートによる
縁切り効果により、型枠のジャッキアップ時に縁切りを
良好に行える。
【0011】なお、この発明に用いる滑性シートとして
は、フッ素系樹脂や、高密度ポリエチレン樹脂などから
選択できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0013】図1は、この発明を適用した滑動型枠装置
を示している。図における型枠装置は、作業床梁の下部
に懸垂支持された支持ヨーク12と、支持ヨーク12の
下部に懸垂固定された下部支保工14とからなってい
る。
【0014】支持ヨーク12は、上部作業床梁10の直
下に移動可能に平行配置されたヨーク梁16と、ヨーク
梁16の下方に平行配置され、かつ上面に足場板18a
を設置した下部床梁18と、ヨーク梁16と各下部床梁
18間を連結したヨーク支柱20と、両下部床梁18の
下部対向端に対向配置された型枠22と、各下部床梁1
8の外側に立設され、かつ紙面と直交する方向に手すり
24を配置した支持ステー26とから概略構成されてい
る。
【0015】この支持ヨーク12は、ヨーク梁16の上
部に突出し、かつ各支柱20にそれぞれブレース28a
により連結された支持材28を介して作業床梁10の下
部に沿って移動可能に懸垂支持されている。
【0016】前記ヨーク支柱20間には、連結ビーム3
0が水平に配置され、この連結ビーム30のほぼ中央に
は、反力ジャッキ32が固定されている。
【0017】この反力ジャッキ32は、型枠22に打設
されたコンクリートCの中央を貫通して建て込まれ、か
つコンクリートCの上部に突出する反力用ロッド34に
挿通し、このロッド34に沿って型枠装置全体を上昇さ
せるようにしている。
【0018】さらに、前記各型枠22は、上下を前記連
結ビーム30及び各下部床梁18に傾斜状に連結された
支持フレーム36および支柱20の下部に一体に垂設さ
れた支持フレーム38の内側に移動調整装置40を介し
て勾配変化可能に配置されている。
【0019】以上の構成において、前記型枠22は鋼製
型枠であり、図1の円内に拡大して示すように、その内
面には滑性シートとして例えばテフロンシート42が一
体にライニングされており、このテフロンシート42に
より、コンクリートCとの縁切りをおこなっている。
【0020】なお、テフロンシートに替えて、高密度ポ
リエチレンなどの滑性シートをライニングしても良い。
また、ライニング方法としては焼付け塗装、あるいは他
の物理的固定手段など各種方法を採用できる。
【0021】図2,3は以上の滑動型枠装置を用いて、
ジャンピング形式の施工を行う場合のコンクリートの打
設後および打設前の状態を示すものである。
【0022】なお、図においてコンクリートC内に水平
に引かれた破線は、一打設作業毎のコンクリート天端C
Lを示し、下部支保工14の周囲を囲う破線は落下養生
用ネットを示している。また型枠22は、前述のテフロ
ンシート42の介在によりコンクリートCとの縁切り性
が高まったことにより、図1に示すものよりもその高さ
寸法を大きくとり、ジャンピング型枠工法に適合させて
いる。
【0023】すなわち、図2に示すように、コンクリー
トCの打設後、十分に強度が発現するまでの間、上昇を
停止しておくことで、ロッド34の周囲に配筋される縦
筋44の継足し作業や、横筋の配筋作業を行うことがで
きる。
【0024】配筋が完了した後、図3に示すように、一
打設量分だけ全体を上昇させることで、次のコンクリー
トの打設準備作業が完了する。上昇時においてコンクリ
ートCと型枠22との界面に介在されたテフロンシート
42の滑性により、十分な滑り性で型枠22を上昇させ
ることができる。
【0025】すなわち、ジャンピングフォーム工法を、
枠の盛換え作業を行うことなく可能とすることになり、
型枠の移動が間欠的になるため、配筋作業を十分な時間
行え、かつ、ジャッキアップ作業を短時間で安全確実に
行うことができる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明による滑動型枠装置の型枠材にあっては、コンクリー
トとの縁切り性を高めることで、型枠の上昇作業をコン
クリートの硬化時間に影響を受けることなく行えるた
め、施工管理が簡単となる。
【0027】また、型枠の縦方向寸法を大きくとれ、一
回あたりのコンクリート打設量を大きく取れる。
【0028】さらにジャンピング型枠工法を型枠の盛換
えを行うことなく実施でき、施工仕上りにおけるコンク
リート表面も平滑で美麗となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した滑動型枠装置の全体構成を示
す側面図である。
【図2】同装置の型枠にコンクリートを打設した状態を
示す側面図である。
【図3】同型枠の上昇位置における次のコンクリート打
設準備状態を示す側面図である。
【符号の説明】
10 作業床梁 12 支持ヨーク 14 下部支保工 22 型枠 32 反力ジャッキ 34 反力用ロッド 42 テフロンシート(滑性シート)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業床梁の下部に配置された支持ヨーク
    と、この支持ヨークの下部に対向配置された型枠と、こ
    の型枠上にあって、コンクリート中に建て込まれた反力
    用ロッドに係合してこの反力用ロッドに沿って前記支持
    ヨークを上方に上昇させる反力ジャッキとを備え、この
    反力ジャッキによる上昇動作に伴い支持ヨークとともに
    前記型枠を上昇させる滑動型枠装置において、 前記型枠のコンクリートと接する内面側には、型枠上昇
    時においてコンクリートとの縁切り性を高める、滑性に
    富む樹脂素材からなる滑性シートを一体に配置したこと
    を特徴とする滑動型枠装置の型枠材。
  2. 【請求項2】 前記滑性シートがフッ素系樹脂からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の滑動型枠装置の型枠
    材。
  3. 【請求項3】 前記滑性シートが高密度ポリエチレン樹
    脂からなることを特徴とする請求項1に記載の滑動型枠
    装置の型枠材。
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