JP3425313B2 - 可変動弁機構 - Google Patents
可変動弁機構Info
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Description
ら高回転時まで、バルブタイミング及びリフト量を連続
的に又は段階的に変化させる可変動弁機構に関するもの
である。 【0002】 【従来の技術】特公平7−45803号公報には、図2
4に示すように、カムプロフィールが軸方向に変化する
立体カム100を備えたカムシャフト101と、立体カ
ム100によって往復動することにより一つずつのバル
ブ102を開閉する直打式バルブリフタ103とを備え
た可変動弁機構が開示されている。直打式バルブリフタ
103は、各バルブ102の上端部に被さるカップ10
4と、カップ104の上面に立設された周壁109に囲
まれるようにして該上面に置かれたサドル105と、該
サドル105に揺動可能に装着されて立体カム100の
回転に伴う接触線角度の変化に追従しながら立体カム1
00に接触するシュー106とを備えている。 【0003】また、特公平6−84722号公報には、
同じく立体カム100を備えたカムシャフト101と、
図24に二点鎖線で示すように、内燃機関の回転数に応
じてカムシャフト101を軸方向へ変位させる油圧アク
チュエータ107と、一つずつのバルブ102を開閉す
る直打式バルブリフタ103とを備えた可変動弁機構が
開示されている。 【0004】これらの可変動弁機構によれば、内燃機関
の低回転時から高回転時まで、バルブタイミング及びリ
フト量を連続的に変化させて、内燃機関の運転状況に応
じた精密な制御を行なうことができるという利点があ
る。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】前記立体カム100は
シュー106の上面をその長手方向に摺接していくた
め、シュー106の長手方向の移動を規制して、シュー
106がサドル105から外れないようにする必要があ
る。そこで、従来は、サドル105の長手方向両端部に
シュー106の長手方向両端面を囲む規制壁108を設
けて、シュー106の長手方向の移動を規制していた
が、次の問題があった。 【0006】 バルブ102のリフト量は立体カム1
00のノーズ部高さで決まり、立体カム100のノーズ
部高さはシュー106のカム当たり面長さ(シュー10
6の上面の長手方向長さ)により制限を受ける。従っ
て、シュー106のカム当たり面長さを長く取るほど、
立体カム100のノーズ部高さを高くでき、バルブ10
2のリフト量を大きく取れる。しかし、シュー106の
カム当たり面長さは、その長手方向両端面に両規制壁1
08と周壁109とがある分だけ、直打式バルブリフタ
103の外径より小さくせざるを得ないため、バルブ1
02のリフト量を最大限に取ることができなかった。 【0007】 サドル105にシュー106を揺動可
能に受けるための半円筒内面座113を精密加工する際
に、規制壁108が邪魔になるため、半円筒内面座11
3の精密加工及び精度確保が難しかった。また、規制壁
108の内壁面の精度確保も難しかった。これらの面の
精度が悪くなると、シュー106との間の公差ガタによ
って異音が生じるおそれがあった。 【0008】なお、図24において、110は規制壁1
08から外周側へ突設された延長部、111はシリンダ
ヘッドのリフタガイド穴(図示略)の一部を切り欠いて
形成された雌ねじ穴(図示略)にねじ込まれるねじ、1
12はねじに形成されたノッチをそれぞれ示している。
延長部110がノッチ112に滑動可能に挿入されるこ
とにより、立体カム100に対するサドル105及びシ
ュー106の回転を阻止している。 【0009】本発明の課題は、立体カムにより、内燃機
関の低回転時から高回転時まで、バルブタイミング及び
リフト量を連続的に又は段階的に変化させて、内燃機関
の運転状況に応じた精密な制御を行なうことができ、も
ってトルク、出力、燃費、排気ガスのクリーン性等の諸
特性を全回転域にわたって最大限に向上させることがで
きるだけでなく、立体カムが当たる追従接触部のカム当
たり面長さを最大限に取ることができ、もってバルブの
リフト量を大きく取れるとともに、追従接触部が嵌合す
る半円筒内面座の精密加工を容易にかつ精度良く行うこ
とができる可変動弁機構を提供することにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の可変動弁機構は、低回転用カムプロフィー
ルから高回転用カムプロフィールまでカムプロフィール
を軸方向に連続的に変化させた立体カムを備えたカムシ
ャフトと、内燃機関の回転数等の運転状況に応じてカム
シャフトを軸方向へ連続的に又は段階的に変位させる変
位装置と、立体カムのカムプロフィールに基づいて往復
動することによりバルブを開閉する直打式バルブリフタ
とを備えた可変動弁機構であって、直打式バルブリフタ
は、半円筒内面座と、該半円筒内面座に揺動可能に嵌合
されて立体カムの回転に伴う接触線角度の変化に追従し
ながら立体カムに接触する追従接触部とを含み、追従接
触部の長手方向両端面が現れた状態で追従接触部の長手
方向の移動を規制する追従接触部規制構造が設けられた
ことを特徴としている。 【0011】ここで、低回転用カムプロフィールにおけ
るバルブタイミングの位相、開弁作用角及びリフト量
と、高回転用カムプロフィールにおけるバルブタイミン
グの位相、開弁作用角及びリフト量は、個々の内燃機関
における要求事項に応じて適宜設定することができる。
もっとも、多くの場合、低回転用カムプロフィールは開
弁作用角及びリフト量が小さく、高回転用カムプロフィ
ールは開弁作用角及びリフト量が大きい。 【0012】変位装置によりカムシャフトを段階的に変
位させる場合、二段階に変化させてもよいが、その場合
は二段階の変位を調節できるようにすることが好まし
い。さらに好ましくは、カムシャフトを少なくとも三段
階に変位させることである。最も好ましくは、カムシャ
フトを連続的に変位させることである。変位装置は特定
の構造に限定されず、油圧、電磁力等を利用したものを
例示できる。 【0013】追従接触部規制構造としては、次の(A)
(B)を例示できる。 (A)半円筒内面座の長手方向略中央部と追従接触部の
長手方向略中央部とに相対的に設けられた係合凹部と係
合凸部とが係合する構造。ここで、「相対的に」とは、
半円筒内面座と追従接触部とのいずれか一方に係合凹部
が設けられ、その他方に係合凸部が設けられればよいこ
とを意味する。好ましくは、半円筒内面座の長手方向略
中央部に同部とは直交して延びるように設けられた内底
面が平ら又は緩い湾曲凹面である係合凹部と、追従接触
部の長手方向略中央部に設けられた扇形の係合凸部とが
係合する構造である。 (B)追従接触部の長手方向両端部に設けられた係合凸
部が半円筒内面座の長手方向両端面に係合する構造。 【0014】直打式バルブリフタとしては、次の(C)
(D)(E)を例示できる。 (C)端壁部を含むリフタ本体を備え、該端壁部に前記
半円筒内面座が形成された直打式バルブリフタ。 (D)円板状の端壁部と円筒状の側壁部とからなる倒立
カップ状のリフタ本体を備え、該端壁部に相対回転可能
に支持された座部材に前記半円筒内面座が形成された直
打式バルブリフタ。 (E)隣り合う二以上のバルブの端部を同時に押圧する
二以上の押圧部を含む直打式バルブリフタ。 【0015】立体カムに対する少なくとも追従接触部の
回転を阻止する回転阻止構造を備えることが好ましい。 【0016】バルブクリアランス調整を可能とするため
に、例えば次のような構造(F)(G)を備えることが
好ましい。 (F)直打式バルブリフタとバルブの端部との間にバル
ブクリアランス調整用のシムが装着された構造。 (G)追従接触部がバルブクリアランス調整用の取替部
品とされること。 【0017】なお、本発明の可変動弁機構は、吸気バル
ブ又は排気バルブの何れか一方に適用することもできる
が、両方に適用することが好ましい。 【0018】 【発明の実施の形態】以下、本発明を吸気バルブ及び排
気バルブの両方に適用した可変動弁機構の実施形態につ
いて、図面を参照して説明する。よって、実施形態にお
いて単にバルブというときは、吸気バルブと排気バルブ
の両方を指す。 【0019】まず、図1〜図7は第一実施形態の可変動
弁機構を示している。カムシャフト1には、図1におい
て右側の低回転用カムプロフィールから左側の高回転用
カムプロフィールまで、カムプロフィールを軸方向に連
続的に変化させた立体カム2が形成されている。立体カ
ム2はベース円部2aとノーズ部2bとからなり、ベー
ス円部2aは、低回転用カムプロフィールにおいても高
回転用カムプロフィールにおいても同一半径であるた
め、傾斜の無い円柱面である。しかし、ノーズ部2b
は、低回転用カムプロフィールにおいては開弁作用角及
びリフト量が小さく、高回転用カムプロフィールにおい
ては開弁作用角及びリフト量が大きいため、円錐面のよ
うに傾斜している。 【0020】カムシャフト1の端部には、内燃機関の回
転数等の運転状況に応じてカムシャフト1を軸方向へ連
続的に変位させる変位装置3が設けられている。変位装
置3は、例えば、スプラインを用いたカムシャフト1の
ガイド部と、油圧を用いたカムシャフト1の駆動部とか
らなり(いずれも図示略)、内燃機関の回転センサやア
クセル開度センサ等に基づいて作動するマイクロコンピ
ュータ等の制御装置(図示略)により制御されるように
なっている。 【0021】カムシャフト1の下方には、立体カム2の
カムプロフィールに基づいて上下方向に往復動すること
によりバルブ4を開閉する直打式バルブリフタ10が配
されている。バルブ4のステム部4aは、シリンダヘッ
ド7に固定されたバルブガイド25に挿通されてガイド
されている。 【0022】直打式バルブリフタ10は、円板状の端壁
部11と該端壁部11から下方へ延びる円筒状の側壁部
13とからなる倒立カップ状のリフタ本体14を備えて
いる。側壁部13はシリンダヘッド7に形成されたリフ
タガイド穴8に上下摺動可能にガイドされている。シリ
ンダヘッド7のリフタガイド穴8の周囲部位には、立体
カム2の回転軌跡を逃がすための逃がし凹部15が形成
されている。端壁部11の下面中心部がバルブ4の端部
を押圧するための押圧部12となっており、押圧部12
とバルブ4の端部との間にはバルブクリアランス調整用
のシム9が介装されている。バルブ4の上端近傍に取り
付けられたバルブリテーナ5には、バルブ4をリフタ1
0側へ付勢するためのバルブスプリング6の上端が当接
している。また、リフタガイド穴8の真下のシリンダヘ
ッド7にはバルブスプリング6の下端を抱持するための
スプリング用凹部26が凹設されている。 【0023】前記リフタガイド穴8によるガイドだけで
は、後述する追従接触部21がリフタ本体14とともに
立体カム2に対して回転してしまうため、その回転阻止
構造として、次のような構造が側壁部13の内側に設け
られている。 【0024】側壁部13の内壁面の下端において、略1
80度離れた二箇所には所定幅の被ガイド部27が突設
され、該被ガイド部27の無い略180度離れた二箇所
には所定幅の被進入部28が設けられている。これら被
ガイド部27及び被進入部28は、側壁部13の開口下
端部の全周を内側に口絞り加工してから、その口絞り部
分の二箇所を切除することにより形成されている。一
方、リフタガイド穴8の真下のシリンダヘッド7には、
例えばステンレスバネ鋼により形成されたリフタガイド
部材30が配設されている。リフタガイド部材30は、
その下面部に設けられた円環板状のスプリングシート部
31がスプリング用凹部26に嵌入され、該スプリング
シート部31の内周部から立設された段付き円筒状の固
定部32がバルブガイド25の外周に回転不能に圧入
(異形状の嵌合でもよい)されることにより、シリンダ
ヘッド7に対して位置決め固定されている。スプリング
シート部31はバルブスプリング6の下端を受けるシー
トとして機能する。スプリングシート部31の外周部の
略180度離れた二箇所から立設されることにより、シ
リンダヘッド7側に固定的に設けられた所定幅(被進入
部28の幅より微小クリアランス分だけ小さい幅)のガ
イド部33は、側壁部13の内側に被進入部28から入
り込んでいる。そして、各ガイド部33の側端面が各被
ガイド部27の側端面と摺接可能に係合することによ
り、直打式バルブリフタ10の往復動を許容しかつ追従
接触部21及びリフタ本体14の回転を阻止している。 【0025】このように、回転阻止構造が側壁部13の
内側に設けられていることにより、図24の従来例のよ
うにねじ111をねじ込むためにリフタガイド穴の一部
を切り欠く必要が無い。このため、次の効果が得
られる。 リフタガイド穴8の加工が容易で、内径の寸法公差
管理が容易にできる。 側壁部13が当たるリフタガイド穴8の面積が減少
せず、側壁部13の偏摩耗が生じない。 リフタガイド穴8の周囲の剛性が低下せず、組付歪
みや熱歪みが生じにくいため、側壁部13の焼き付きや
偏摩耗が生じない。 【0026】固定部32の外周には、バルブオイルシー
ル部材34がその下部の大径部35において外嵌される
とともに溶着等により取付けられて一体化され、上部の
小径部36がバルブ4のステム部4aの外周に接し、該
小径部36を締付リング37が外周から締め付けること
により、ステム部4aの外周をオイルシールしている。
従って、ステム部4aの上部に付着したエンジンオイル
は、バルブオイルシール部材34で遮断されて、バルブ
ガイド25の内部には入らないため、燃焼室(図示略)
に入って消耗するおそれがない。 【0027】上記のように、バルブオイルシール部材3
4が一体化されたリフタガイド部材30は、バルブガイ
ド25を介してのシリンダヘッド7への位置決め固定機
能、追従接触部21及びリフタ本体14の回転阻止機
能、バルブスプリング6のシート機能、及びステム部4
aのオイルシール機能を一部品で発揮するため、部品点
数の削減、構造の簡単化、軽量化等を図ることができ、
これまで以上の高回転運転を可能にする。 【0028】端壁部11には次のように構成された追従
接触機構17が設けられている。端壁部11の上面中央
部には立体カム2の軸線とは直角方向に長い隆起部18
が一体的に形成され、隆起部18には同方向に延びる半
円筒内面座19が凹設されている。半円筒内面座19の
両端は突き抜けるように開放されており、図24の従来
例の規制壁108のような邪魔物が無いため、半円筒内
面座19の精密加工を容易にかつ精度良く行うことがで
きる。また、半円筒内面座19の長手方向略中央部には
係合凹部20が設けられている。係合凹部20の内底面
は平らであるため、係合凹部20の加工を容易に行うこ
とができるとともに、係合凹部20の両内側面の研磨加
工を容易にかつ精度良く行うことができる。半円筒内面
座19には、該半円筒内面座19に揺動(ロール運動)
可能に接触する半円柱面22と、立体カム2に接触する
平らな接触面23とを含む、半割り円柱状の追従接触部
21が揺動可能に嵌合されている。半円柱面22の長手
方向略中央部には扇形の係合凸部24が一体的に設けら
れ、該係合凸部24が係合凹部20に係合して揺動可能
に挟まれている。この係合構造が、追従接触部21の長
手方向両端面が現れた状態で追従接触部21の長手方向
の移動を規制する追従接触部規制構造を構成している。 【0029】そして、追従接触部21は、小角度の揺動
によって、立体カム2の回転に伴う接触線角度の変化に
追従しながら、接触面23において立体カム2に接触す
るようになっている。このとき、立体カム2は追従接触
部21の接触面23をその長手方向に摺接していくが、
前記の通り追従接触部21の長手方向の移動を規制して
いるので、追従接触部21が半円筒内面座19から外れ
ることはない。また、追従接触部21の長手方向両端面
が現れた状態で、追従接触部21の長手方向の移動を規
制していることにより、該長手方向両端面に図24の従
来例のような規制壁108を設ける必要が無い。このた
め、追従接触部21のカム当たり面長さ(接触面23の
長手方向長さ)を直打式バルブリフタ10の外径と略等
しい長さまで最大限にとることができ、もって立体カム
2のノーズ部2b高さを高くして、バルブ4のリフト量
を最大限に取ることができる。 【0030】本実施形態の可変動弁機構は、次のように
作用する。まず、内燃機関の低回転時には、図4に示す
ように、カムシャフト1が変位装置3により左方向へ変
位し、立体カム2のうちの右側の低回転用カムプロフィ
ールが追従接触部21に対応する。 【0031】そして、図4(a)に示すように、ベース
円部2aが追従接触部21の接触面23に接触すると
き、その接触線角度は立体カム2の軸線に対し平行であ
るから、接触面23は端壁部11に対し傾かないで、ベ
ース円部2aに接触する。しかし、図4(b)に示すよ
うに、ノーズ部2bが追従接触部21の接触面23に接
触するとき、その接触線角度は立体カム2の軸線に対し
例えば数度〜10数度程度傾くから、追従接触部21は
同角度分だけ揺動して、接触面23がノーズ部2bにう
まく接触する。 【0032】このように、追従接触部21は立体カム2
の1回転毎に小角度揺動して、接触線角度の変化に追従
しながら立体カム2に接触し、ノーズ部2bに押圧され
る。従って、直打式バルブリフタ10は低回転用カムプ
ロフィールに基づいて上下に往復動し、図6の曲線Lに
示すように、排気側及び吸気側のバルブ4を小さい開弁
作用角及びリフト量で開閉させ、低速トルクを高めると
ともに、燃費を向上させる。 【0033】また、内燃機関の高回転時には、図5に示
すように、カムシャフト1が変位装置3により右方向へ
変位し、立体カム2のうちの左側の高回転用カムプロフ
ィールが追従接触部21に対応する。 【0034】そして、追従接触部21は、図5(a)
(b)に示すように、立体カム2の1回転毎に1回揺動
して、接触線角度の変化に追従しながら立体カム2に接
触し、ノーズ部2bに押圧される。従って、直打式バル
ブリフタ10は高回転用カムプロフィールに基づいて上
下に往復動し、図6の曲線Hに示すように、排気側及び
吸気側のバルブ4を大きい開弁作用角及びリフト量で開
閉させ、吸気量を増やし、高速出力を高める。 【0035】そして、上記の低回転時から高回転時に至
る途中においても、回転数、アクセル開度等の運転状況
に応じて、カムシャフト1が変位装置3により連続的に
変位し、立体カム2のうちの中間部位のカムプロフィー
ルが追従接触部21に対応する。従って、直打式バルブ
リフタ10はそのカムプロフィールに基づいて上下に往
復動し、図6の曲線Mに示すように、バルブ4を中間的
な開弁作用角及びリフト量で開閉させ、運転状況に応じ
たトルク及び出力を発生させる。 【0036】以上のように、本実施形態の可変動弁機構
によれば、内燃機関の低回転時から高回転時まで、バル
ブタイミング及びリフト量を連続的に変化させて、内燃
機関の運転状況に応じた精密な制御を行なうことがで
き、もってトルク、出力、燃費、排気ガスのクリーン性
等の諸特性を全回転域にわたって最大限に向上させるこ
とができる。また、カムシャフト1の変位によって、前
記変化をスムーズかつ静かに行なわせることができる。 【0037】図7には、本実施形態により得られる内燃
機関のトルク特性を実線で示したが、破線で示したよう
な従来の可変タイプではない一般的な動弁機構や、一点
鎖線で示したような低・高回転で二段階に変化させるタ
イプの可変動弁機構に対し、全回転域にわたってトルク
が増加しており、谷も生じていない。また、設定にもよ
るが、燃費は、二段階変化タイプに対し、最大で15〜
20%程度向上すると考えられる。 【0038】次に、図8は第二実施形態の可変動弁機構
を示している。本実施形態は、内燃機関の構造上、バル
ブオイルシール部材34の位置が高い場合に、バルブオ
イルシール部材34をリフタガイド部材30とは別体に
構成し、バルブガイド25の上端部に固定した点におい
てのみ第一実施形態と相違するものであり、その他は第
一実施形態と同様である。 【0039】次に、図9及び図10は第三実施形態の可
変動弁機構を示している。本実施形態は、前記被ガイド
部27に代えて、側壁部13の内壁面の下端から中間高
さ(好ましくは高さ10mm以上)まで又は下端から上
端まで垂直に延びる4本の突条よりなる被ガイド部29
が設けられた点においてのみ、第一実施形態と相違する
ものであり、その他は第一実施形態と同様である。各ガ
イド部33の側端面が2本の被ガイド部29の側端面と
摺接可能に係合することにより、直打式バルブリフタ1
0の往復動を許容しかつ前記回転を阻止している。 【0040】次に、図11〜図15は第四実施形態の可
変動弁機構を示している。本実施形態は、直打式バルブ
リフタの形状及び構造、並びに回転阻止構造において、
第一実施形態と相違するものであり、その他は第一実施
形態と同様である。 【0041】本実施形態の直打式バルブリフタ40は、
円板状の端壁部11と該端壁部11から下方へ延びる円
筒状の側壁部13とからなる倒立カップ状のリフタ本体
14と、リフタ本体14とは別体に形成されて半円筒内
面座19が設けられた略円板状の座部材41と、該半円
筒内面座19にロール運動可能に嵌合された第一実施形
態と同様の追従接触部21とを含んでいる。座部材41
の上面中央部には立体カム2の軸線とは直角方向に長い
隆起部42が一体的に形成され、隆起部42には同方向
に延びる第一実施形態と同様の半円筒内面座19が凹設
されている。半円筒内面座19の長手方向略中央部に設
けられた係合凹部20と、半円柱面22の長手方向略中
央部に設けられた係合凸部24との係合構造が、追従接
触部21の長手方向両端面が現れた状態で追従接触部2
1の長手方向の移動を規制する追従接触部規制構造を構
成している点は、第一実施形態と同様である。係合凹部
20の内底面は平らでもよいが、ここでは緩い湾曲凹面
となっている。 【0042】リフタ本体14と座部材41とは、端壁部
11の上面中心部に設けられた係合凹部43と座部材4
1の下面中心部に設けられた係合凸部44とが回転可能
に係合することにより、座部材41の外周面が現われた
状態で相対回転可能に結合されている。このように、座
部材41の外周面が現われた状態で結合されていること
により、追従接触部21の長手方向両端面に図24の従
来例のような周壁109が位置しない。このため、第一
実施形態と同様に、追従接触部21のカム当たり面長さ
を最大限にとることができ、もって立体カム2のノーズ
部2b高さを高くして、バルブ102のリフト量を最大
限に取ることができる。 【0043】上記のようにリフタ本体14と座部材41
とを相対回転可能に結合したのは、リフタ本体14をリ
フタガイド穴8の中で受動的に回転できるようにする一
方、立体カム2に対して追従接触部21が座部材41と
ともに回転するのを阻止するためである。その回転阻止
構造として、次のような構造が座部材41とシリンダヘ
ッド7との間に設けられている。 【0044】座部材41の一箇所には隆起部42の一端
が延長する形でリフタ本体14より外周側へはみ出す延
出部45が一体的に形成されており、延出部45は下方
へ折曲してリフタ本体14の端壁部11及び側壁部13
の外周側に位置するようになっている。また、シリンダ
ヘッド7のリフタガイド穴8の一部には穴長方向に延び
るキー溝状のガイド溝46が形成され、延出部45がガ
イド溝46に摺接可能に挿入されることにより、直打式
バルブリフタ40の往復動を許容しかつ追従接触部21
及び座部材41の回転を阻止している。 【0045】なお、半円筒内面座19は延出部45の上
面にも連続して形成されており、もって半円筒内面座1
9の両端は突き抜けるように開放されているため、第一
実施形態と同様に、半円筒内面座19の精密加工を容易
にかつ精度良く行うことができる。ただし、追従接触部
21は、直打式バルブリフタ10の外径と略等しい長さ
に収められており、延出部45の上面にはかからないよ
うになっている。 【0046】次に、図16は第五実施形態の可変動弁機
構の主要部を示している。本実施形態は、座部材41の
うち隆起部42の無い部分の外縁部47を切除して軽量
化を図った点においてのみ第四実施形態と相違するもの
であり、その他は第四実施形態と同様である。 【0047】次に、図17及び図18は第六実施形態の
可変動弁機構の主要部を示している。本実施形態は、端
壁部11の上面中心部に設けられた係合凸部44と座部
材41の下面中心部に設けられた係合凹部43(本例で
は穴)とが回転可能に係合している点においてのみ第四
実施形態と相違するものであり、その他は第四実施形態
と同様である。 【0048】次に、図19〜図23は第七実施形態の可
変動弁機構を示している。本実施形態は、直打式バルブ
リフタの形状及び構造、回転阻止構造、並びに追従接触
部規制構造において、第一実施形態と相違するものであ
り、その他は第一実施形態と同様である。 【0049】本実施形態の直打式バルブリフタ50は、
平面略平行四辺形状の端壁部51と、該端壁部51の中
心に対して対称位置にありかつ互いに最も離れた二端部
から下方へ延びる円管状のスリーブ53とからなる、ブ
リッジ状のリフタ本体54を備えている。両スリーブ5
3にシリンダヘッド7から立設された2本のピン55が
上下摺動可能に挿通されることにより、直打式バルブリ
フタ50は往復動可能にガイドされている。このよう
に、二組のスリーブ53とピン55との挿通によってガ
イドされているので、各スリーブ53とピン55とに偏
荷重がかからず、両部53,55間のこじれや摩耗を防
止することができる。二つのスリーブ53は、前記対称
位置にあることが好ましいが、非対称位置にあっても前
記効果を奏する。同時に、この二組のスリーブ53とピ
ン55との挿通構造は、後述する追従接触部21がリフ
タ本体54とともに立体カム2に対して回転するのを阻
止する回転阻止構造も構成しているので、別途、回転阻
止構造を設ける必要が無く、構造が簡単になる。 【0050】端壁部51の下面中心部がバルブ4の端部
を押圧するための押圧部52となっており、押圧部52
とバルブ4の端部との間にはバルブクリアランス調整用
のシム9が介装されている。なお、各バルブ4の上端近
傍に取り付けられたバルブリテーナ5には、バルブ4を
リフタ10側へ付勢するためのバルブスプリング6の上
端が当接している。 【0051】端壁部51には次のように構成された追従
接触機構17が設けられている。端壁部51の上面中央
部には立体カム2の軸線とは直角方向に長い隆起部18
が一体的に形成され、隆起部18には同方向に延びる半
円筒内面座19が凹設されている。半円筒内面座19の
両端は突き抜けるように開放されており、図24の従来
例の規制壁108のような邪魔物が無いため、半円筒内
面座19の精密加工を容易にかつ精度良く行うことがで
きる。また、半円筒内面座19の長手方向両端面19a
の研磨加工も容易にかつ精度良く行うことができる。半
円筒内面座19には、該半円筒内面座19に揺動(ロー
ル運動)可能に接触する半円柱面22と、立体カム2に
接触する平らな接触面23とを含む、半割り円柱状の追
従接触部21が揺動可能に嵌合されている。半円柱面2
2の長手方向両端部には扇形の係合凸部24が一体的に
設けられ、両係合凸部24が半円筒内面座19の長手方
向両端面19aに跨るようにして係合している。この係
合構造が、追従接触部21の長手方向両端面が現れた状
態で追従接触部21の長手方向の移動を規制する追従接
触部規制構造を構成している。 【0052】そして、追従接触部21は、小角度の揺動
によって、立体カム2の回転に伴う接触線角度の変化に
追従しながら、接触面23において立体カム2に接触す
るようになっている。このとき、立体カム2は追従接触
部21の接触面23をその長手方向に摺接していくが、
前記の通り追従接触部21の長手方向の移動を規制して
いるので、追従接触部21が半円筒内面座19から外れ
ることはない。また、追従接触部21の長手方向両端面
が現れた状態で、追従接触部21の長手方向の移動を規
制していることにより、該長手方向両端面に図24の従
来例のような規制壁108を設ける必要が無い。このた
め、追従接触部21のカム当たり面長さ(接触面23の
長手方向長さ)を最大限にとることができ、もって立体
カム2のノーズ部2b高さを高くして、バルブ4のリフ
ト量を最大限に取ることができる。 【0053】本実施形態の可変動弁機構は、次のように
作用する。まず、内燃機関の低回転時には、図22に示
すように、カムシャフト1が変位装置3により左方向へ
変位し、立体カム2のうちの右側の低回転用カムプロフ
ィールが追従接触部21に対応する。図22(a)
(b)の各状態は、第一実施形態の図4(a)(b)の
各状態に相当するので、該状態については図4(a)
(b)に関する前記説明を援用する。そして、図6の曲
線Lに示すように、排気側及び吸気側のバルブ4を小さ
い開弁作用角及びリフト量で開閉させ、低速トルクを高
めるとともに、燃費を向上させる。 【0054】また、内燃機関の高回転時には、図23に
示すように、カムシャフト1が変位装置3により右方向
へ変位し、立体カム2のうちの左側の高回転用カムプロ
フィールが追従接触部21に対応する。図23(a)
(b)の各状態は、第一実施形態の図5(a)(b)の
各状態に相当するので、該状態については図5(a)
(b)に関する前記説明を援用する。そして、図6の曲
線Hに示すように、排気側及び吸気側のバルブ4を大き
い開弁作用角及びリフト量で開閉させ、吸気量を増や
し、高速出力を高める。 【0055】そして、上記の低回転時から高回転時に至
る途中においても、第一実施形態と同様、図6の曲線M
に示すように、バルブ4を中間的な開弁作用角及びリフ
ト量で開閉させ、運転状況に応じたトルク及び出力を発
生させる。 【0056】従って、本実施形態の可変動弁機構によっ
ても、第一実施形態と同様の効果が得られる(図7参
照)。なお、シリンダヘッド7側にスリーブを設け、端
壁部51側にピンを設けることもできる。また、リフタ
本体54に二つのバルブを同時に押圧するための二つの
押圧部52を設けることもできる。この場合、追従接触
部21並びに二組のスリーブ53及びピン55は、二つ
のバルブ4の中間に位置させることが好ましい。 【0057】なお、本発明は前記実施形態の構成に限定
されるものではなく、例えば次のように、発明の趣旨か
ら逸脱しない範囲で変更して具体化することもできる。 (1)カムシャフト1を段階的に変位させるようにする
こと。 (2)変位装置3の構成や制御の仕方を適宜変更するこ
と。 (3)前記各実施形態においては、押圧部12,52と
バルブ4の端部との間にバルブクリアランス調整用のシ
ム9が介装されているが、このシム9を省略すること。
この場合、追従接触部21として厚さの少しずつ異なる
ものを用意し、これを適宜選択して取替えることによ
り、バルブクリアランス調整をすることが好ましい。 【0058】 【発明の効果】本発明の可変動弁機構は、上記の通り構
成されているので、立体カムにより、内燃機関の低回転
時から高回転時まで、バルブタイミング及びリフト量を
連続的に又は段階的に変化させて、内燃機関の運転状況
に応じた精密な制御を行なうことができ、もってトル
ク、出力、燃費、排気ガスのクリーン性等の諸特性を全
回転域にわたって最大限に向上させることができるだけ
でなく、立体カムが当たる追従接触部のカム当たり面長
さを最大限に取ることができ、もってバルブのリフト量
を大きく取れるとともに、追従接触部が嵌合する半円筒
内面座の精密加工を容易にかつ精度良く行うことができ
る、という優れた効果を奏する。
構を示す斜視図である。 【図2】同可変動弁機構の主要部材の分解斜視図であ
る。 【図3】同可変動弁機構の断面図である。 【図4】同可変動弁機構を内燃機関の低回転時において
示す断面図である。 【図5】同可変動弁機構を内燃機関の高回転時において
示す断面図である。 【図6】同可変動弁機構によるバルブタイミング及びリ
フト量を示すグラフである。 【図7】同可変動弁機構により得られる内燃機関のトル
ク特性を従来例と比較して示すグラフである。 【図8】第二実施形態の可変動弁機構を示す断面図であ
る。 【図9】第三実施形態の可変動弁機構を示す断面図であ
る。 【図10】図9のX−X線断面図である。 【図11】第四実施形態の可変動弁機構を示す斜視図で
ある。 【図12】同可変動弁機構の主要部材の分解斜視図であ
る。 【図13】同可変動弁機構の平面図である。 【図14】図13のXIV−XIV線断面図である。 【図15】図13のXV−XV線断面図である。 【図16】第五実施形態の可変動弁機構の主要部材を示
す斜視図である。 【図17】第六実施形態の可変動弁機構の主要部材を示
す断面図である。 【図18】同可変動弁機構を別の位置で切断した断面図
である。 【図19】第七実施形態の可変動弁機構を示す斜視図で
ある。 【図20】同可変動弁機構の主要部材の分解斜視図であ
る。 【図21】同可変動弁機構の平面図である。 【図22】同可変動弁機構を内燃機関の低回転時におい
て示す断面図である。 【図23】同可変動弁機構を内燃機関の高回転時におい
て示す断面図である。 【図24】従来例の可変動弁機構を示す斜視図である。 【符号の説明】 1 カムシャフト 2 立体カム 3 変位装置 4 バルブ 4a ステム部 6 バルブスプリング 7 シリンダヘッド 8 リフタガイド穴 9 シム 10 直打式バルブリフタ 11 端壁部 12 押圧部 13 側壁部 14 リフタ本体 17 追従接触機構 18 隆起部 19 半円筒内面座 19a 長手方向両端面 20 係合凹部 21 追従接触部 22 半円柱面 23 接触面 24 係合凸部 25 バルブガイド 26 スプリング用凹部 27 被ガイド部 28 被進入部 29 被ガイド部 30 リフタガイド部材 31 スプリングシート部 32 固定部 33 ガイド部 34 バルブオイルシール部材 37 締付リング 40 直打式バルブリフタ 41 座部材 42 隆起部 43 係合凹部 44 係合凸部 45 延出部 46 ガイド溝 50 直打式バルブリフタ 51 端壁部 52 押圧部 53 スリーブ 54 リフタ本体 55 ピン
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 低回転用カムプロフィールから高回転用
カムプロフィールまでカムプロフィールを軸方向に連続
的に変化させた立体カムを備えたカムシャフトと、 内燃機関の回転数等の運転状況に応じて前記カムシャフ
トを軸方向へ連続的に又は段階的に変位させる変位装置
と、 前記立体カムのカムプロフィールに基づいて往復動する
ことによりバルブを開閉する直打式バルブリフタとを備
えた可変動弁機構であって、 前記直打式バルブリフタは、半円筒内面座と、該半円筒
内面座に揺動可能に嵌合されて前記立体カムの回転に伴
う接触線角度の変化に追従しながら前記立体カムに接触
する追従接触部とを含み、 前記追従接触部の長手方向両端面が現れた状態で前記追
従接触部の長手方向の移動を規制する追従接触部規制構
造が設けられ、 前記追従接触部規制構造は、前記追従接触部の長手方向
両端部に設けられた係合凸部が前記半円筒内面座の長手
方向両端面に係合する構造であることを特徴とする可変
動弁機構。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP35911796A JP3425313B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 可変動弁機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35911796A JP3425313B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 可変動弁機構 |
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JPH10196329A JPH10196329A (ja) | 1998-07-28 |
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Family
ID=18462830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35911796A Expired - Fee Related JP3425313B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 可変動弁機構 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3425313B2 (ja) |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP35911796A patent/JP3425313B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH10196329A (ja) | 1998-07-28 |
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