JP3424404B2 - ケーブルシールド装置 - Google Patents

ケーブルシールド装置

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JP3424404B2
JP3424404B2 JP24169095A JP24169095A JP3424404B2 JP 3424404 B2 JP3424404 B2 JP 3424404B2 JP 24169095 A JP24169095 A JP 24169095A JP 24169095 A JP24169095 A JP 24169095A JP 3424404 B2 JP3424404 B2 JP 3424404B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブル・電線等
を電磁波的にシールドするケーブルシールド装置に関す
る。
【0002】近年の電子装置は、処理する情報量の増大
化, 高速化に伴い、電子装置から放出される電磁波や電
子装置に侵入する電磁波による、EMI(電磁波障害)
が問題になっている。
【0003】このため電子装置自体に種々の電磁波防止
処置を施すとともに、電子装置内に配線するケーブル・
電線及び電子装置間を接続するケーブル・電線に電磁波
防止処置を施すことが要求されている。
【0004】
【従来の技術】従来のケーブルシールド装置を、図5,
6,7に示す。図5に示すケーブルシールド装置は、2
枚の塩化ビニール等の絶縁シート71で金属線編組72を挟
み絶縁シート同士を融着したシールドシート70である。
このシールドシート70の厚さは約0.5mm である。
【0005】また、金属線編組72に電気的に接合するリ
ード片73を、シールドシート70の外側(ケーブルに巻装
した時の軸方向)に引き出している。75は、雄側ファス
ナー75B と雌側ファスナー75A とからなるファスナーで
あって、シールドシート70の長手方向の一方の側縁に雄
側ファスナー75B を、他方の側縁に雌側ファスナー75A
をそれぞれ設けている。
【0006】図5の(B) に図示したように、多数のケー
ブル1を束にした状態でこのシールドシート70を巻装
し、雄側ファスナー75B を雌側ファスナー75A に押し込
み、加熱し雄側ファスナー75B と雌側ファスナー75A と
を融着してシールドシート70が開かないようにしてい
る。
【0007】そして、リード片73を隣接して巻装した他
のシールドシート70のリード片73に重ねて、隣接して巻
装したシールドシート70の金属線編組72間を接続してい
る。なお、ケーブル束の端部に巻装したシールドシート
70のリード片73は、電子装置のフレーム等に接続して接
地させている。
【0008】図6に示す80は、ケーブル束に外嵌する金
網チューブである。このような金網チューブ80をケーブ
ルに外嵌することでケーブルをシールドできる。図7に
示すケーブルシールド装置は、金属線編組シート86と絶
縁シート85とからなるケーブルシールド装置である。
【0009】可撓性ある金属線編組シート86の一方の側
縁を、絶縁シート85の内面に融着等して固着している。
また、絶縁シート85の長手方向の一方の側縁の外面に、
短繊維密毛帯(商品名マジックテープ)からなるファス
ナー87を貼着し、他方の側縁の内面に他の短繊維密毛帯
(商品名マジックテープ)からなるファスナー87を貼着
している。
【0010】金属線編組シート86のほぼ中央部にケーブ
ル束を載置した後に金属線編組シート86を折り畳んで、
ケーブル束を巻き込む。次に絶縁シート85を巻装し絶縁
シート85の内側面に貼着したファスナー87を、絶縁シー
ト85の外側面に貼着したファスナー87に圧接して、絶縁
シート85が開かないように締着している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述の図5に図示した
シールドシートからなるケーブルシールド装置は、雌側
ファスナーを設けた位置により、ケーブルの収容数量が
設定されるので、汎用性に乏しいという問題点がある。
【0012】また、このシールドシート70は厚さが厚い
ので柔軟性に乏しい。したがってケーブルの湾曲部に適
用することが困難である。さらに、雌側ファスナーと雄
側ファスナーとを加熱融着してシールドシートを巻装し
た状態に保持するものであるから、巻装作業が煩わしい
という問題点がある。
【0013】図6に図示した金網チューブからなるケー
ブルシールド装置は、ケーブルを配線する前に、ケーブ
ルを金網チューブに通しておくものであるから、装着作
業が簡単でない。また、金網チューブの内径寸法により
収容するケーブル数量が決まるので、汎用性に乏しい。
さらに、他の電気部品にあたって配線されると、その電
気部品がショートする恐れがある。
【0014】図7に図示したケーブルシールド装置は、
ケーブル束に装着する装着作業性が劣るという問題点が
ある。また、絶縁シート85の幅により収容するケーブル
数量が決まるので、汎用性に乏しい。さらにまた、リー
ド片を設けてないので、金属線編組シートを接地するこ
とが困難で、シールド性が劣るという問題点があった。
【0015】本発明はこのような点に鑑みて創作された
もので、汎用性に富み、且つ作業性が良いケーブルシー
ルド装置を提供することを目的としている。また他の目
的は、配線したケーブル束からケーブルを簡単に分岐す
ることができるケーブルシールド装置を提供することに
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は図1に例示したように、絶縁チューブ11の
外周に金属細線編組又は金属箔の導電体層12を設けた始
端部10と、側縁が絶縁チューブ11の外周面に接合した絶
縁波形シート21の内側面に、金属細線編組又は金属箔の
導電体層22を設けた柔軟性ある巻装部20と、絶縁波形シ
ート21が延伸してなる終端部30とを備える。
【0017】さらに、巻装部20の導電体層22に接合し、
巻装部20の両端面から外側に突出したリード片50と、ケ
ーブル束に巻装部20を巻装した後に、終端部30を巻装部
20の外周面に着脱自在に持着するファスナー手段40と
を、備えた構成とする。
【0018】上記ファスナー手段が、終端部30の内側面
に被着した短繊維密毛帯41A と、短繊維密毛帯41A が着
脱自在に圧着するよう、巻装部20の外側面に並列して被
着された複数の短繊維密毛帯41B とからなるものとす
る。
【0019】図2に例示したように、絶縁チューブ11の
外周に金属細線編組又は金属箔の導電体層12を設けた始
端部10と、側縁が絶縁チューブ11の外周面に接合した絶
縁波形シート21の内側面に金属細線編組又は金属箔の導
電体層22を設けた柔軟性ある巻装部20と、巻装部20に外
接し融着された外被シート25とを備える。
【0020】さらに、巻装部20の始端部10とは反対側の
側縁よりさらに外側に延伸した外被シート25の終端部25
Eと、巻装部20の導電体層22に接合し巻装部20の両端面
から外側に突出したリード片50と、ケーブル束に巻装部
20を巻装した後に、終端部25Eを外被シート25の外周面
に着脱自在に持着するファスナー手段40とを、備えた構
成とする。
【0021】上記ファスナー手段が、終端部25Eの内側
面に被着した短繊維密毛帯41A と、短繊維密毛帯41A が
着脱自在に圧着するよう、外被シート25の外側面に並列
して被着されてなる複数の短繊維密毛帯41B とからなる
ものとする。
【0022】或いは、ファスナー手段が、図3に例示し
たように外被シート25の終端部25Eの内側面に設けた突
条45と、突条45が着脱自在に係着する外被シート25の外
側面に配設された複数の凹条46であるものとする。
【0023】図4に例示したように、絶縁波形シート21
との接合線に対応する外被シート25の外側面の線上に、
ケーブル1を分岐し引き出すための切り裂き26K の位置
を示すマーク26を設けた構成とする。
【0024】本発明によれば、ケーブル束に巻装部20を
巻装すると、巻装部20の内側面に形成した導電体層22が
始端部10の外周面に形成した導電体層12に密接する。そ
して、ファスナー手段40により巻装状態が保持される。
【0025】さらに、巻装部20の両端面から外側にリー
ド片50が突出しているので、リード片50を隣接してケー
ブル束に巻装した他のケーブルシールド装置のリード片
50に重ねることで、隣接して巻装したケーブルシールド
装置の導電体層22間が電気的に接合する。そしてケーブ
ル束の端部に巻装したケーブルシールド装置のリード片
50を電子装置のフレーム等に接続して接地させることが
できる。
【0026】したがって本発明のケーブルシールド装置
は、ケーブルを電磁波的にシールドすることができ、且
つシールドの信頼度が高い。一方、終端部30の内側面に
ファスナー手段40の片方を有し、巻装部20の外周面にフ
ァスナー手段40の他方を配設している。したがって、巻
装部20の外周面に配列した他方のファスナー手段を選択
して、終端部30を巻装部20の外周面に持着することで、
ケーブル束に巻装する巻装部20の直径寸法を調整でき
る。本発明のケーブルシールド装置は収容し得るケーブ
ル数量の範囲が大きくて汎用性に富んでいる。
【0027】また、始端部10がチューブ状であり且つ巻
装部20の内側面は柔軟性ある波形である。巻装部20をケ
ーブル束に巻装するにあたり、この始端部10をケーブル
束の外周の凹んだ部分に押し込むと、始端部10がケーブ
ル束の外周面をずれて動くことがない。また巻装部20の
波の山部分が凹むように変形してケーブル1の外周面に
密着し巻装部20がケーブル束の軸心方向にずれることが
ない。
【0028】即ち、本発明のケーブルシールド装置は、
ケーブルに簡単に装着できる。また巻装部20が柔軟性が
あるので、ケーブルシールド装置をケーブル束に巻装し
た後に、ケーブル束を湾曲して配線することもできる。
【0029】ケーブル1を分岐し引き出すための切り裂
き26K の位置を示すマーク26を、絶縁波形シート21との
接合線に対応する外被シート25の外側面の線上に、設け
ている。
【0030】このマーク26を目印にして外被シートを切
り裂くと、巻装部20の谷(巻装部20の内側から見て谷)
部分も同時に切り裂くことができる。そして、谷に沿っ
て配線されたケーブル1を簡単に切り裂き26K から外へ
引き出すことができる。
【0031】また、切り裂き26K の軸方向の前後の端部
は外被シート25と巻装部20の谷の二重構成で強度が強い
ので、切り裂き26K が軸心方向に必要以上に長く裂ける
ことがない。このことにより、引き出されたケーブル1
の外周に切り裂き26K の巻装部20の側面が密着する。し
たがって、ケーブル束のシールド性が低下することがな
い。
【0032】
【発明の実施の形態】以下図を参照しながら、本発明を
具体的に説明する。なお、全図を通じて同一符号は同一
対象物を示す。
【0033】図1は本発明の第1の実施の形態の図で、
(A) は展開図、(B) は斜視図、図2は本発明の第2の実
施の形態の図で、(A) は展開図、(B) は斜視図である。
図3は第3の実施の形態の図、図4は第4の実施の形態
の斜視図である。
【0034】図1において、10は、ポリエチレン等の熱
可塑性樹脂又はゴムからなる絶縁チューブ11の外周面
に、金属細線編組を埋設するか又はアルミニウム等の金
属箔を貼着した導電体層12(層の厚さは約0.1mm) が、
形成された始端部である。
【0035】20は、ポリエチレン等の柔軟性ある熱可塑
性樹脂シート(シート厚は約0.1mm)又はゴムシート(シ
ート厚は約0.1mm)からなる絶縁波形シート21の内側面
に、金属細線編組を埋設するか又はアルミニウム等の金
属箔を貼着した導電体層12(層の厚さは約0.1mm) が、
形成された巻装部である。
【0036】巻装部20の絶縁波形シート21の側縁は始端
部10の絶縁チューブ11の外周面に接合している。また、
始端部10とは反対側の巻装部20の側縁部分には、導電体
層22が形成されていなくて終端部30となっている。
【0037】なお、図示の都合上、始端部10の長さ及び
巻装部20の波の谷方向の長さ( 図の上下方向の長さ) を
短くしてあるが実際のものは、ケーブル束を長い部分に
わたって巻装できるように充分に長いものである。
【0038】また、始端部10の絶縁チューブ11と巻装部
20の絶縁波形シート21とは1枚のシートを加工成形した
ものであり、始端部10の導電体層12と巻装部20の導電体
層22とはもともと1枚の金属細線編組又は金属箔であ
る。
【0039】巻装部20の導電体層22の始端部近傍に長さ
が巻装部20の長さよりも充分に長い細幅の金属細線編組
又は金属箔を添着して、巻装部20の両端面から外側に突
出したリード片50を設けている。
【0040】また、図1の(B) に図示したように、ケー
ブル束に巻装部20を巻装した後に、終端部30を巻装部20
の外周面に着脱自在に持着するファスナー手段40を設け
ている。
【0041】図1に図示したファスナー手段40は、終端
部30の内側面に被着した短繊維密毛帯(商品名マジック
テープ)41A と、巻装部20の外側面の絶縁波形シート21
の谷(巻装部20の外側から見て谷) に並列して被着した
複数の短繊維密毛帯41B とから構成されている。
【0042】上述のように構成されたケーブルシールド
装置は、下記のようにしてケーブル束に巻装する。始端
部10をケーブル束の外周の凹んだ部分に押し込み位置決
めした後に、巻装部20をケーブル束に巻装し、終端部30
の内側面に設けた短繊維密毛帯41A を、巻装部20の外周
面に配設した終端部30に対応する短繊維密毛帯41B に圧
着して結合させる。
【0043】そして、リード片50を電子装置のフレーム
等に接続して接地する。配線されたケーブル1が長い場
合には、リード片50を既に巻装したケーブルシールド装
置のリード片50に位置合わせして重ねた後に、次のケー
ブルシールド装置をケーブル束に巻装する。
【0044】上述のように構成されたケーブルシールド
装置は、ケーブルを電磁波的にシールドすることがで
き、且つシールドの信頼度が高い。また、収容し得るケ
ーブル数量の範囲が大きくて汎用性に富んでいる。
【0045】ケーブル束に巻装するにあたり、始端部10
をケーブル束の外周の凹んだ部分に押し込むと、始端部
10がケーブル束の外周面をずれて動くことがなく、且つ
巻装部20の波の山部分が凹むように変形してケーブル1
の外周面に密着し巻装部20がケーブル束の軸心方向にず
れることがないので、ケーブルに簡単に装着できる。
【0046】巻装部20が柔軟性があるので、ケーブルシ
ールド装置をケーブル束に巻装した後に、ケーブル束を
湾曲して配線することもできる。図2において、25は、
ポリエチレン等の柔軟性ある熱可塑性樹脂シート(シー
ト厚は約0.1mm)、又はゴムシート(シート厚は約0.1mm)
からなる外被シートである。
【0047】外被シート25は巻装部20の絶縁波形シート
21に外接した状態で、絶縁波形シート21の波の山(巻装
部20の外側から見て山)に融着されるか、或いは接着剤
等で接着されている。
【0048】始端部10とは反対側に巻装部20から外被シ
ート25が延伸した終端部25Eを有する。図2に図示した
ファスナー手段40は、外被シート25の終端部25Eの内側
面に被着した短繊維密毛帯(商品名マジックテープ)41
A と、外被シート25の外側面に並列して被着された複数
の短繊維密毛帯41B とから構成されている。
【0049】上記以外の構成は、図1に図示したケーブ
ルシールド装置の構成に同じであるので、説明は省略す
る。前述のように外被シート25を備えたケーブルシール
ド装置は、巻装部20の波の谷(巻装部20の内側から見て
谷)が外被シート25に接合して補強されているので、ケ
ーブル束に巻装した時に、巻装部20の内側面がケーブル
1に密着し易いという効果を備えている。
【0050】図3に示すファスナー手段は、外被シート
25の終端部25Eの内側面に設けた断面半円形の突条45
と、外被シート25の外側面に配設した複数の断面半円形
の凹条46とで構成されている。
【0051】突条45を凹条46に押入すると凹条46の開口
が拡開して突条45が凹条46内に嵌入して係着する。した
がって巻装部20が閉じた状態に保持される。図4に図示
したように、外被シート25と絶縁波形シート21との選択
した接合線に対応する外被シート25の外側面の線上に、
長線状のマーク26を印刷等して設けている。
【0052】このマーク26は、ケーブル1を分岐し引き
出すための切り裂き26K の位置を示すマークである。こ
のマーク26を目印にして外被シートを切り裂くと、巻装
部20の谷(巻装部20の内側から見て谷)部分も同時に切
り裂くことができる。そして、谷に沿って配線されたケ
ーブル1を簡単に切り裂き26K から外へ引き出すことが
できる。
【0053】なお、切り裂き26K の軸方向の前後の端部
は外被シート25と巻装部20の谷の二重構成で強度が強い
ので、切り裂き26K が軸心方向に必要以上に長く裂ける
ことがない。このことにより、引き出されたケーブル1
の外周に切り裂き26K の巻装部20の側面が密着するの
で、ケーブル束のシールド性が低下することがない。
【0054】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0055】ケーブルを電磁波的にシールドすることが
でき且つシールドの信頼度が高い。また、収容し得るケ
ーブル数量の範囲が大きくて汎用性に富んでいる。ケー
ブル束に巻装するにあたり、始端部をケーブル束の外周
の凹んだ部分に押し込むと、始端部がケーブル束の外周
面をずれて動くことがなく、且つ巻装部の波の山部分が
凹むように変形してケーブルの外周面に密着し巻装部が
ケーブル束の軸心方向にずれることがない。したがって
本発明のケーブルシールド装置せケーブルに簡単に装着
できる。
【0056】巻装部が柔軟性があるので、ケーブルシー
ルド装置をケーブル束に巻装した後に、ケーブル束を湾
曲して配線することができる。外被シートを備えたケー
ブルシールド装置は、巻装部の波の谷(巻装部の内側か
ら見て谷)が外被シートに接合して補強されているの
で、ケーブル束に巻装した時に、巻装部の内側面がケー
ブルに密着し易い。またケーブルの軸方向の剛性がある
ので、取扱いが容易で且つケーブルに巻装し易い。
【0057】ケーブルを分岐し引き出すための切り裂き
の位置を示すマークを備えたケーブルシールド装置は、
ケーブルを容易に引き出すことができるばかりでなく、
ケーブルを引き出した残りのケーブル束のシールド性が
低下することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の図で、(A) は展開
図、(B) は斜視図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の図で、(A) は展開
図、(B) は斜視図である。
【図3】第3の実施の形態の図である。
【図4】第4の実施の形態の斜視図である。
【図5】従来例の図で、(A) は巻装前の斜視図、(B) は
巻装後の斜視図である。
【図6】他の従来例の斜視図である。
【図7】さらに他の従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1 ケーブル 10 始端部 11 絶縁チューブ 12 導電体層 20 巻装部 21 絶縁波形シート 22 導電体層 25 外被シート 26 マーク 26K 切り裂き 30, 25E 終端部 40 ファスナー手段 41A,41B 短繊維密毛帯 45 突条 46 凹条 50,73 リード片 70 シールドシート 71 絶縁シート 72 金属線編組 75,87 ファスナー 80 金網チューブ 86 金属線編組シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平松 真二 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 佐藤 久人 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 増田 奈都雄 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 小澤 浩二 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 松本 学 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−66583(JP,A) 実開 平4−43821(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01B 7/17 H01B 11/06 H05K 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁チューブの外周に金属細線編組又は
    金属箔の導電体層を設けた始端部と、 側縁が該絶縁チューブの外周面に接合した絶縁波形シー
    トの内側面に、金属細線編組又は金属箔の導電体層を
    着した巻装部と、 該絶縁波形シートが延伸してなる終端部と、 該巻装部の導電体層に接合し、該巻装部の両端面から外
    側に突出したリード片と、 ケーブル束に該巻装部を巻装した後に、該終端部を該巻
    装部の外周面に着脱自在に持着する、該終端部の内側面
    に被着した短繊維密毛帯と、該短繊維密毛帯が着脱自在
    に圧着するよう、該巻装部の外側面に並列して被着され
    た複数の短繊維密毛帯とからなるファスナー手段とを、
    備えたことを特徴とするケーブルシールド装置。
  2. 【請求項2】 絶縁チューブの外周に金属細線編組又
    は金属箔の導電体層を設けた始端部と、 側縁が該絶縁チューブの外周面に接合した絶縁波形シー
    トの内側表面に、金属細線編組又は金属箔の導電体層を
    貼着した巻装部と、 該巻装部に外接し融着された外被シートと、 該巻装部の該始端部とは反対側の側縁よりさらに外側に
    延伸した該外被シートの終端部と、 該巻装部の導電体層に接合し、該巻装部の両端面から外
    側に突出したリード片と、 ケーブル束に該巻装部を巻装した後に、該終端部を該外
    被シートの外周面に着脱自在に持着する、終端部の内側
    面に被着した短繊維密毛該短繊維密毛帯が着脱自在に圧
    着するよう、外被シートの外側面に並列して被着されて
    なる複数の短繊維密毛帯とからなる ファスナー手段と
    を、備えたことを特徴とするケーブルシールド装置。
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JP2011030323A (ja) * 2009-07-23 2011-02-10 Yazaki Corp シールド部材及びワイヤハーネス

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