JPH08502618A - シールド・ケーブル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 シールド・ケーブル（１０）は、絶縁導体（１１）を有する心材を備えている。絶縁材料（１３ａ）の細長いリボンおよびリボン（１３ａ）に平行に配置されかつ該リボンの反対面に接合された１対の細長い金属箔ストリップ（１３）、（１３ｃ）からなる第１遮蔽部材（１３）が心材に長手方向に付着され、かつ、２つの同心のほぼ閉じた遮蔽層を形成するように円周方向に巻き付けられる。プラスチック材料、好ましくは発泡された層（１４）が第１遮蔽部材を包囲し、第２遮蔽部材（１５）がプラスチック材料の層を包囲する。第２遮蔽部材が不編組金属材料からつくられる。プラスチック材料の層が両遮蔽部材に接合される。シールド・ケーブルには、非導電性材料からなり、かつ、標準のコネクタを受けるように適当な外径を有する外側ジャケット（１６）が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】 シールド・ケーブル 技術分野 本願は、１９９２年１０月２１日付でアメリカ合衆国において出願された出願 番号第９６４，６４７号の一部継続出願である。 本発明は、ケーブルをかいして小信号の伝達のためのシールド・ケーブルに関 し、さらに詳しく言えば、ケーブルの改良された遮蔽およびケーブルの製造方法 に関するものである。 背景技術 小信号を伝達するためにシールド・ケーブルを設けることは、一般の慣行であ る。シールド・ケーブルは、少なくとも１つの導電層内に包囲された１つまたは それ以上の絶縁導体の心材を通常は備えている。遮蔽（ｓｈｉｅｌｄｉｎｇ）は 心材からの信号漏洩に抵抗し、かつ、外部電場の干渉効果を排除または減少させ る。一般に用いられている１種のシールド・ケーブルは、心材を成形するように まわりに延びる発泡誘電体を有する中央導体からなる。第１遮蔽はまわりに巻き 付けられた多層テープによって設けられる。テープは、絶縁材料を間に挟み付る ように各面に接着された細長い金属ストリップを有する絶縁材料からなる細長い リボンを備えている。このようなテープの１つの市販形体は、アルミニウム箔の 層、ポリエチレンの層、および接着剤の裏当てと共にまたはなしにアルミニウム 箔の別の層からできている。非導電材料の外皮またはジャケットを設けられた銅 またはアルミニウム編組からつくられた第２金属遮蔽を与えられることも一般的 である。上述した形式のシールド・ケーブルは、編組シールド・ケーブルを収容 するように選択された標準直径を有する標準電気コネクタを設けられている。編 組線間の空間のために編組遮蔽は、心材の１００％以下の被覆を与える欠点を有 している。さらに、編組遮蔽は切断しにくく、標準電気コネクタへの取付けが困 難であるので、装着時間と費用を増加する。 多遮蔽を有するシールド・ケーブルを提供し、かつ、標準のコネクタを用いる が従来の編組遮蔽を排除することが望ましい。 発明の開示 本発明によれば、絶縁導体を有する心材を備えたシールド・ケーブルを提供す る。絶縁材から細長いリボン、および該リボンに平行に配置されかつ該リボンの 両面に接着された１対の細長い金属箔ストリップを有する第１遮蔽部材が心材に 長手方向に付着されかつ心材のまわりに円周方向にほぼ平行に巻き付けられて２ つの同心のほぼ閉じた遮蔽層を形成する。プラスチック材料の層が第１遮蔽部材 を包囲し、また、第２遮蔽部材がプラスチック材料の層を包囲する。プラスチッ ク材料の層が両遮蔽部材に接合される。第２遮蔽部材が不編組金属材料からつく られている。シールド・ケーブルには、非導電性材料からなる外側ジャケットが 設けられている。 本発明の別の考え方においては、第２遮蔽部材が心材の長手方向に付着されか つプラスチック材料の層のまわりで円周方向に巻き付けられた細長い金属箔スト リップの少なくとも層からつくられる。金属箔ストリップの縦縁の一方が反対の 縦縁に係合して金属対金属接触の縦結合を形成する。 本発明の別の考え方においては、第２遮蔽部材がテープからなり、このテープ は絶縁材料の細長いリボンと、このリボンと平行に配置されかつリボンの両縁に 接合された１対の細長い金属箔ストリップとからなる。テープが心材に長手方向 に付着されかつプラスチック材料の層のまわりに円周方向に巻き付けられていて 、テープの両縦縁のうちの一方がそれ自体の上に折り返されかつ他方がそれ自体 の上に内側に折られ、両縦溝を形成し、両縦縁が金属対金属接触の縦結合を形成 するように両溝内にそれぞれ受けられる。本発明のさらに別の考え方においてい は、第２遮蔽部材が継目無しの金属鞘からなる。 本発明の別の考え方においていは、絶縁された導体からなる心材を有するシー ルド・ケーブルを製造する方法が提供される。この方法は、第１遮蔽部材を心材 に付着させること、前記第１遮蔽部材を包囲するプラスチック材料の層を付着さ せることの工程を含んでいる。第１遮蔽部材が絶縁材料の細長いリボンおよびリ ボンに平行に配置されかつリボンの両面に接着された１対の細長い金属箔ストリ ップを有し、第１遮蔽部材が心材の長手方向に付着されかつ心材のまわりで円周 方向に巻き付けられて２つの同心のほぼ閉じた遮蔽層を形成する。本方法は、さ らにプラスチック材料の層を包囲する第２遮蔽部材を付着させること、非導電性 材 料からなる外側ジャケットを第２遮蔽部材に付着させてシールド・ケーブルを完 成させることからなる工程を含んでいる。第２遮蔽部材が不編組金属材からでき ている。 図面の簡単な説明 第１図は、本発明にもとづくシールド・ケーブルの一実施例の斜視図であって 、構造の説明のために一部を部分的に除去している。 第１Ａ図は標準コネクタと共に組み付けられた第１図のシールド・ケーブルの 拡大斜視図である。 第２図は本発明にもとづくシールド・ケーブルの別の実施例の縦断面図である 。 第３図は第１図の３−３線からみた第１図に示すシールド・ケーブルの縦断面 図である。 第４図は第２図の４−４線にそってみた第２図に示すシールド・ケーブルの実 施例の横断面図である。 第５図は第１、３図に示しかつ第３図の５−５線からみたシールド・ケーブル の横断面図である。 第６図は本発明の別の実施例の横断面図である。 発明を実施するための最良の形態 第１、１Ａ、３、５図に、本発明にもとづいて構成されたシールド・ケーブル １０が示されている。ケーブル１０は発泡誘電体絶縁ジャケット１２を有する中 央導体１１を備えている。絶縁ジャケット１２を有する導体１１は、ケーブルの 心材として共通して引用される。第１遮蔽部材１３は心材を包囲し、また、絶縁 材からなる細長いリボン１３ａ、およびリボン１３ａに平行に配置されかつリボ ンの両面に接着された１対の細長い金属箔ストリップ１３ｂ、１３ｃを有してい る。第１遮蔽部材１３は接着剤裏当てを有するテープの形体であり、また、Ｆａ ｃｉｌｅ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ，Ｐａｔｔｅｒｓｏｎ，Ｎ．Ｊ．からＡＰ Ａテープとして市販されている。別の適切なテープはＡＭＡ（ａｌｕｍｉｎｕｍ −Ｍｙｌａｒ−ａｌｕｍｉｎｕｍ）テープである。テープまたは第１遮蔽部材１ ３が心材に長手方向に付着されかつ心材のまわりに円周方向にほぼ平行に巻き付 けられて２つの同心のほぼ閉じた遮蔽層を形成する。各層は金属箔ストリップ１ ３ｂ、１３ｃの各１つによって形成される。内側遮蔽を形成する金属箔ストリッ プ１３ｂの縦縁が、外側遮蔽層を形成する金属箔ストリップ１３ｃの反対側の縦 縁と重なって、接着剤裏当てによってのみ分離された互いに直接接触させる。代 案として、テープ１３は、金属箔ストリップ１３ｂ、１３ｃの両縦縁が突合せ接 合を成形するために合致するように、巻き付けられる。シールド・ケーブル１０ の構造は標準のものである。 常態では、編組金属遮蔽が第１遮蔽部材１３を包囲する。しかし、本発明にお いていは、金属編組遮蔽が排除され、また、遮蔽部材１３には所定の厚みのプラ スチック材料の層１４が設けられる。好ましくは発泡したプラスチック材料の層 １４が押出しによるかまたはテープとして遮蔽部材１３の外面に付着されてもよ い。プラスチック材料の層１４は、導電性、半導電性、または非導電性の固体ま たは発泡材でもよい。本発明の一形体においては、層１４は発泡塩化ビニールか らつくられる。プラスチック材料の層１４は、ポリエチレン、熱可塑性ゴム（Ｔ ＰＲ）のような他の材料から押し出されてもよい。第２遮蔽部材１５はプラスチ ック材料の層１４を包囲する。第１、３、５図に示すように、第２遮蔽部材１５ は、細長い金属箔ストリップからなる。第２遮蔽部材１５は、心材の長手方向に 付着され、また、層１４のまわりに円周方向に巻き付けられる。このとき、金属 箔ストリップの縦縁のうちの一方が他方の縦縁に係合して金属対金属接触の縦接 合をつくる。この係合は、縁対縁または重なりでもよい。ストリップ１５の両縁 上の金属対金属接触を改良するために、短絡折りが第１、５図に示すようにスト リップ１５の下縁に用いられてもよい。プラスチック材料の層１４は好ましくは 遮蔽部材１３、１５に接着されて、表面間に湿気が浸透することを防止する。こ れは、嵌合面に接着剤を塗布することによって、または、層１４を形成するプラ スチック材料内に接着剤添加物を含ませることによってなされうる。一例におい いては、接着剤添加物が層１４を形成するプラスチック材料に含まれたとき、そ れは約０．３重量％であり、また、残りは熱可塑性ゴムである。接着剤は、商標 「ＰＲＩＭＡＣＯＲ」としてＤｏｗ ｃｈｅｍｉｃａｌ社で販売されているエチ レン・アクリル酸共重合体（ｅｔｈｙｌｅｎｅ ｃｘｒｙｌｉｃａｃｉｄ ｃｏ ｐｏｌｙｍｅｒ）である。接着剤は第２遮蔽部材１５に外側ジャケットを押し出 すさいに、 熱に反応する。遮蔽部材１３の外面とプラスチック材料の層１４の内面との間の 接合およびプラスチック材料の層１４の外面と遮蔽部材１５の内面との間の接合 は、比較的軽くなければならないので、コネクタがケーブル１０の端に組み付け られたときに、コネクタが内側遮蔽部材１３とおよび外側遮蔽部材１５とに金属 対金属接触をつくるように、層１４が遮蔽部材１５の下に押し戻される。 これは第１Ａ図に最もよく示すように、第１図のシールド・ケーブル１０が標 準コネクタ９と共に組み付けられる。コネクタ９は、コネクタ・ポスト９ａ、ク リンプ・リング９ｂ、コネクタ・ナット９ｃを有している。この種のコネクタは 標準の“Ｆ”嵌合として周知であり、アリゾナ州グレンダールの Ｇｅｌｂｅｒ ｔ Ｅｎｇｉｎｅｅｒｉｎｇ 社から市販されている。第１Ａ図からわかるよう に、コネクタ・ポスト９ａが内側遮蔽部材１３と外側遮蔽部材１５との金属対金 属接触をつくるように、プラスチック材料の層が遮蔽部材１５の下に押し戻され る。ケーブル１０には非導電性材料の外側ジャケット１６が設けられる。ジャケ ット１６は、遮蔽部材１５に好ましくは接合されたテープを螺旋状に巻き付ける かまたは押し出されてもよい。ジャケット１６は、ポリエチレン、塩化ビニール 、またはその他の適当な非導電性材料からつくられてもよい。 第２、４図において、本発明にもとづいて構成されたシールド・ケーブル１０ ’の別の実施例が示されている。ケーブル１０’は、前述したように第２遮蔽部 材において相違すること以外にはケーブル１０と類似している。第２、４図に示 すように、ケーブル１０’は発泡誘導体絶縁ジャケット１２を有する中央導体１ １を備えている。第１遮蔽部材１３は心材を包囲し、また、絶縁材料の細長いリ ボン１３ａと、リボン１３ａに平行に配置されかつリボン１３ａの両面に接合さ れた１対の細長い金属箔ストリップ１３ｂ、１３ｃとを有している。テープまた は第１遮蔽部材１３が心材に長手方向に付着されかつ心材のまわりに円周方向に ほぼ平行に巻き付けられて２つの同心のほぼ閉じた遮蔽層を形成する。各層は金 属箔ストリップ１３ｂ、１３ｃの各１つによって形成される。内側遮蔽層を形成 する金属箔ストリップ１３ｂの縦縁が外側遮蔽層を形成する金属箔ストリップ１ ３ｃの反対側の縦縁に重なって、互いに直接接触する。上述したように、シール ド・ケーブル１０’の構造は標準構造である。 常態では、編組金属遮蔽が第１遮蔽部材１３を包囲する。しかし、本発明にお いていは、金属編組遮蔽が排除され、また、遮蔽部材１３には所定の厚みのプラ スチック材料の層１４が設けられる。好ましくは発泡したプラスチック材料の層 １４が押出しによるかまたはテープとして遮蔽部材１３の外面に付着されてもよ い。テープはケーブルの長手方向に引っ張られるかまたはそのまわりに巻き付け られる。上述したように、層１４は導電性、半導電性、または非導電性であって もよく、本発明の一形体においては層１４は発泡塩化ビニールである。第２、４ 図に示す実施例においては、第２遮蔽部材１７が発泡層１４を包囲する。第２遮 蔽部材１７は第１遮蔽部材１３に類似しており、また、絶縁材料の細長いリボン １７ａと、リボン１７ａと平行に配置されかつリボン１７ａの両面に接合された １対の細長い金属箔ストリップ１７ｂ、１７ｃからなる。テープまたは遮蔽部材 １７ａは発泡層１４の長手方向に付着され、かつ、発泡層のまわりに円周方向に 巻き付けられる。このとき、テープの両縦縁の一方はそれ自体の上に折り返され 、また、他方はそれ自体の上に内方に折り曲げられて両縦溝をつくる。両縦縁は 両縦溝内にそれぞれ受けられて金属対金属接触の縦結合を形成する。プラスチッ ク材料の層１４は、第１、１Ａ、３、５図の実施例と関連して上述したように第 １、第２遮蔽部材１３、１７に好ましくは接合される。絶縁材料の外側ジャケッ ト１６はシールド・ケーブル１０’に付着され、また、好ましくは第２遮蔽部材 １７に接合される。第４図に示すケーブル１０’の周囲は不規則の形状に示され ているが、実際には、その周囲はほぼ円形であることは理解されるであろう。第 ４図に示す不規則形状の理由は、第２遮蔽部材１７をつくり上げる層に一定の幅 を与えるために図面をつくるのに必要であるからであり、また、これらの部材の ための結合がケーブルの厚い部分として図面に現れているからである。実際には 、第２遮蔽層１７をつくり上げる層の厚みは、比較的薄く、また、第４図に示す 錫缶折り結合、Ｚ折り、またはその他の短絡折りによってさえも、ケーブルはそ れにもかかわらず周囲がほぼ円形である。また、周囲および直径は第１Ａ図に示 すように標準電気コネクタを受けるような寸法になっている。 第２、４図にもとづいて構成された本発明の一実施例においては、導体１１は 銅であり、また、絶縁材は発泡誘電体である。第１遮蔽部材１３は、ポリプロピ レンの細長いリボンと、ポリプロピレン・リボンに平行に配置されかつそれの両 面に接合された１対の細長いアルミニウム箔ストリップとからなる。これは、Ａ ＰＡとして市場で知られている。層１４は発泡塩化ポリビニールである。第２遮 蔽部材１７は、第１遮蔽部材１３を形成するテープに類似している。外側ジャケ ット１６は押し出し塩化ポリビニール・ジャケットである。ケーブルＴＶに用い られるようなＲＧ６／ｕ式ケーブルをつくるさいに、発泡誘導体１２は４．５７ ｍｍ（０．１８０″）の外径（Ｏ．Ｄ．）を有し、第１遮蔽部材１３は４．７５ ｍｍ（０．１８７″）の外径を有し、発泡層１４の厚みは０．１２７−０．２５ ４ｍｍ（０．００５−０．０１０″）であり、発泡層１４は５．１３ｍｍ（０． ２０２″）の外径を有し、第２遮蔽部材１７は５．３３ｍｍ（０．２１０″）の 外径を有し、外側ジャケット１６は７．１１ｍｍ（０．２８０″）の外径を有し ている。 遮蔽部材１３、１７は、アルミニウム以外の材料の金属箔を有していてもよい 。例えば、それらは銅かまたはその他のこの用途に適した金属材料でもよい。同 様に、これらの遮蔽部材の中央絶縁リボンはポリプロピレン以外の材料でもよい 。層１４は、発泡されてもよい塩化ポリビニールおよびポリエチレン以外の材料 からつくられてもよい。 第６図において、本発明の別の実施例が示されている。本実施例においては、 シールド・ケーブル１０”は、第２遮蔽部材が継目無し金属鞘１８からなること を除いて第１、１Ａ、３、５に示すシールド・ケーブル１０に類似している。対 応する部品は同じ参照番号で第６図に同じに示されている。鞘１８は、プラスチ ック材料の層１４の外径に嵌合するように引き下げられる引抜きまたは突合せ溶 接によるアルミニウム継目無し製管から形成される。継目無し金属鞘１８がケー ブルに付着された後に、その鞘が塩化ポリビニールまたはその他のコネクタ９を 受けるのに適当な絶縁材料の外側非導電性ジャケット１６によって被覆される。 必要に応じて、外側ジャケット１６は用途にもとづいて種々の実施例においては 省略されてもよいことは理解されるであろう。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＣＡ，ＪＰ，ＫＲ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 絶縁された導体からなる心材と、絶縁材からなる細長いリボン、および 該リボンに平行に配置されかつ該リボンの両面に接着された１対の細長い金属箔 ストリップを有する第１遮蔽部材と、該第１遮蔽部材を包囲するプラスチック材 料の層と、該プラスチック材料の層を包囲する第２遮蔽部材とからなり、前記第 １遮蔽部材が前記心材に長手方向に付着されかつ該心材のまわりに円周方向にほ ぼ平行に巻き付けられて２つの同心のほぼ閉じた遮蔽層を形成し、前記第２遮蔽 部材が不編組金属材料からつくられているシールド・ケーブル。 ２． 前記各遮蔽層が前記金属箔ストリップのうちの各１つによって成形され ていて、内側遮蔽層を成形する金属箔ストリップのうちの１つの縦縁が外側遮蔽 層を成形する金属箔ストリップの反対側の縦縁に重なって互いに直接接触するこ とを特徴とした請求項１記載のシールド・ケーブル。 ３． 前記各遮蔽層が金属箔ストリップのうちの各１つによって成形されてい て、内側遮蔽層を成形する金属箔ストリップの両縦縁が突合せ結合をつくるよう に合致し、また、外側遮蔽層を成形する金属箔ストリップの両縦縁が突合せ結合 をつくるように合致することを特徴とした請求項１記載のシールド・ケーブル。 ４． 非導電性材料からなる外側ジャケットを有することを特徴とした請求項 １記載のシールド・ケーブル。 ５． 前記プラスチック材料の層が前記第１および第２遮蔽部材に接合されて いることを特徴とした請求項１記載のシールド・ケーブル。 ６． 前記プラスチック材料の層が前記第１および第２遮蔽部材に接合され、 該第２遮蔽部材が前記外側ジャケットに接合されていることを特徴とした請求項 １記載のシールド・ケーブル。 ７． 前記心材に長手方向に付着されかつ前記プラスチック材料の層のまわり に円周方向に巻き付けられた細長い金属箔ストリップの少なくとも１つの層から なり、金属箔ストリップが縦結合を形成するように反対側の縦縁に係合すること を特徴とした請求項１記載のシールド・ケーブル。 ８． 前記第２遮蔽部材が、絶縁材料の細長いリボンからなるテープと、該リ ボンと平行に配置されかつ該リボンの両縁に接合された１対の細長い金属箔スト リップとからなり、前記テープが前記心材に長手方向に付着されかつプラスチッ ク材料の層のまわりに円周方向に巻き付けられていて、該テープの両縦縁のうち の一方がそれ自体の上に折り返されかつ他方がそれ自体の上に内側に折られ、両 縦溝を形成し、両縦縁が縦結合を形成するように両溝内にそれぞれ受けられるこ とを特徴とした請求項１記載のシールド・ケーブル。 ９． 前記第２遮蔽部材が、金属管からなることを特徴とした請求項１記載の シールド・ケーブル。 １０． 前記プラスチック材料の層が発泡材料であることを特徴とした請求項 １記載のシールド・ケーブル。 １１． 前記プラスチック材料の層が導電性であることを特徴とした請求項１ 記載のシールド・ケーブル。 １２． 前記プラスチック材料の層が半導電性であることを特徴とした請求項 １記載のシールド・ケーブル。 １３． 前記プラスチック材料の層が非導電性であることを特徴とした請求項 １記載のシールド・ケーブル。 １４． 前記プラスチック材料の層が塩化ビニールからなることを特徴とした 請求項１記載のシールド・ケーブル。 １５． 前記プラスチック材料の層がポリエチレンからなることを特徴とした 請求項１記載のシールド・ケーブル。 １６． 前記プラスチック材料の層が熱可塑性ゴムからなることを特徴とした 請求項１記載のシールド・ケーブル。 １７． 前記プラスチック材料の層が熱反応接着剤を有することを特徴とした 請求項１記載のシールド・ケーブル。 １８． 絶縁された導体からなる心材を有するシールド・ケーブルを製造する 方法であって、第１遮蔽部材を心材に付着させること、前記第１遮蔽部材を包囲 するプラスチック材料の層を付着させること、該プラスチック材料の層を包囲す る第２遮蔽部材を付着させること、非導電材料からなる外側ジャケットを第２遮 蔽部材に付着させてシールド・ケーブルを完成させることからなり、前記第１遮 蔽部材が絶縁材料の細長いリボンおよび該リボンに平行に配置されかつ該リボン の両面に接着された１対の細長い金属箔ストリップを有し、該第１遮蔽部材が前 記心材の長手方向に付着されかつ該心材のまわりで円周方向に巻き付けられて２ つの同心のほぼ閉じた遮蔽層を形成し、前記第２遮蔽部材が不編組金属材料から つくられていることを特徴とした方法。 １９． 前記プラスチック材料の層が押し出しによって前記第１遮蔽部材に付 着されることを特徴とした請求項１８記載の方法。 ２０． 前記プラスチック材料の層がプラスチック材料からなるテープを前記 第１遮蔽部材のまわりに巻き付けることによって該第１遮蔽部材に付着されるこ とを特徴とした請求項１８記載の方法。 ２１． 前記絶縁材料からなる外側ジャケットが該ジャケットを第２遮蔽部材 上に押し出すことによって付着されることを特徴とした請求項１８記載の方法。 ２２． 前記第２遮蔽部材がプラスチック材料の層の外径に嵌合するように引 き下げられる金属製管から成形されることを特徴とした請求項１８記載の方法。 ２３． プラスチック材料の層がケーブルの長手方向に引っ張られた発泡材料 のテープの形体でかつ前記第１遮蔽部材のまわりにテープを巻き付けることによ って該部材に付着されたテープの形体になっていることを特徴とした請求項１８ 記載の方法。 ２４． 前記プラスチック材料の層が発泡材料からなることを特徴とした請求 項１８記載の方法。 ２５． 前記プラスチック材料の層が非導電性であることを特徴とした請求項 １８記載の方法。 ２６． 前記プラスチック材料の層が半導電性であることを特徴とした請求項 １８記載の方法。 ２７． 前記プラスチック材料の層が導電性であることを特徴とした請求項１ ８記載の方法。 ２８． 前記プラスチック材料の層が前記第１および第２遮蔽部材に接合され ていることを特徴とした請求項１８記載の方法。 ２９． 前記プラスチック材料の層が熱反応接着剤を有することを特徴とした 請求項２８記載の方法。 ３０． 前記外側ジャケットが前記第２遮蔽部材に接合されていることを特徴 とした請求項２９記載の方法。 ３１． シールド・ケーブルとコネクタとを組み立てる方法であって、該コネ クタがクリンプ・リングによって包囲された中央コネクタ・ポストとコネクタ・ ナットとを備え、該シールド・ケーブルが絶縁された導体からなる心材と、該心 材の長手方向にそって延びかつ該心材のまわりに円周方向にほぼ平行に巻き付け られた第１遮蔽部材と、該第１遮蔽部材を包囲するプラスチック材料の層と、該 プラスチック材料の層を包囲する第２遮蔽部材とからなり、該第２遮蔽部材が不 編組金属材料からつくられており、前記コネクタの縦軸を前記シールド・ケーブ ルの縦軸に一致させること、前記コネクタ・ポストの端部を前記シールド・ケー ブル内のプラスチック材料の層の隣接端と当接させて置くこと、コネクタの装着 後に前記第１遮蔽部材と前記第２遮蔽部材との間でコネクタ・ホストが金属対金 属接触をつくるように、プラスチック材料の層が第２遮蔽部材の下に押し戻され るようにシールド・ケーブルに縦方向の力を加えることからなる組立方法。 ３２． 前記第１遮蔽部材の外面が前記プラスチック材料の層の内面に接合さ れ、また、該プラスチック材料の層の外面が前記第２遮蔽部材の内面に接合され 、これにより、シールド・ケーブルとの組付け中にコネクタ・ポストによって前 記プラスチック材料の層が前記第２遮蔽部材の下に押し戻されたときに、これら の接合がこわれることを特徴とした請求項３１記載の方法。