JP3423582B2 - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JP3423582B2
JP3423582B2 JP19701997A JP19701997A JP3423582B2 JP 3423582 B2 JP3423582 B2 JP 3423582B2 JP 19701997 A JP19701997 A JP 19701997A JP 19701997 A JP19701997 A JP 19701997A JP 3423582 B2 JP3423582 B2 JP 3423582B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力画像の異なる
領域に対して異なる色処理を行う画像処理装置および方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、モノクロの画像形成装置では、ホ
スト装置から1つの入力画像信号を受け取って、それに
階調変換等を施して装置固有の画像信号にし、その信号
を元に画像形成を行っている。入力画像信号は、一般に
輝度に比例した信号もしくは濃度に比例した信号であ
る。一方、カラーの画像形成装置では、2つのタイプが
ある。最初のタイプはホスト装置から複数の入力色成分
信号を受け取り、各色成分信号ごとに階調変換等を施し
て装置固有の対応する色成分の画像信号にし、その信号
を元に各色成分画像を形成するものである。このタイプ
は、装置固有の色成分に対応した入力色成分信号を必要
とする。2つ目のタイプはホスト装置から複数の入力色
信号を受け取り、それらにマスキング処理、階調変換等
を施して装置固有の複数の色成分の画像信号にし、その
信号を元に各色成分画像を形成するものである。このタ
イプは、入力色成分と実際に画像形成を行う色成分が異
なっていても良く、例えば入力色成分がRGBで、それ
を元にCMYKの各色成分の画像信号を作成して画像形
成を行っても良い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなモノクロ
の画像形成装置では、入力画像信号と画像形成に使用さ
れる信号が、ほぼ1対1に対応しており、ホスト装置は
意図通りの画像を形成することができた。
【0004】しかしながら、上記、第1のタイプのカラ
ー画像形成装置では、ホスト装置は各装置固有の色成分
信号を送らねばならず、装置固有の特性、例えば、各色
成分の色空間上での位置等の情報を知らないと意図通り
の画像を形成することができない。さらに、この入力色
成分信号は装置固有のもので、装置タイプごとに変えね
ばならないという欠点があった。
【0005】一方、上記第2のタイプのカラー画像形成
装置では、一般的な色成分信号、例えばNTSCのRG
B輝度信号をうけとり、これを装置固有の色成分例えば
CMYBkの濃度信号に変換するので上記のような欠点
はない。しかしながら、このタイプの装置のうち、黒色
成分を抽出して黒で画像形成を行う能力を持つ装置で
は、黒だけで画像形成を行いたい部分があっても入力画
像信号がマスキング処理を施され、他の色成分が混じっ
てしまうという欠点があった。さらに、入力画像が黒文
字等の文字の領域を含ませた場合、ホスト装置側で入力
画像信号中の文字に対応する部分を文字に最適な値にし
ておかなければ良好な文字画像を得られないという欠点
があった。
【0006】本発明は、入力画像の異なる領域に対し
て、外部装置からのコマンドに応じた適切な色処理を行
うことができるようにすることを目的とする。さらに
は、外部装置からのコマンドに応じた領域毎の色処理を
効率的に行えるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の画像処理装置は、入力画像の異なる領域に
対して異なる色処理を行う画像処理装置であって、複数
の変換テーブルを格納する格納手段と、外部装置からコ
マンドを入力する入力手段と、前記コマンドを解析する
解析手段と、前記コマンドと共に入力される色情報を保
持する色情報メモリと、前記コマンドと共に入力され
る、入力画像中の黒領域を示す領域情報を保持する領域
情報メモリと、前記領域情報メモリに保持された領域情
報に基づき選択された変換テーブルを用いて、前記色情
報メモリに保持されている色情報に対して該色情報の領
域に応じた色処理を行う色処理手段とを有し、前記色処
理手段は、前記領域情報によって示される黒領域に対し
て、色成分を非生成とし、ブラックの記録材によって画
像が形成されるように色処理することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明の
実施例を詳細に説明する。
【0009】(実施例1)図1は本実施例のカラープリ
ンタのブロック図である。16は外部インタフェース回
路で、同期信号処理部18で生成される垂直同期信号
(ITOP)9、水平同期信号(HSYNC)8を外部
のホスト機器に送り、ホスト機器から送られてくる画像
区間信号(VE)7と画像搬送信号(VCLK)6と、
それに同期して送られてくる赤成分信号(R)1,緑成
分信号(G)2,青成分信号(B)3,黒制御信号(K
CNTL)4,黒エリア信号(KAREA)5を受けと
る。これらの画像信号は、本実施例においては、後述す
る4回の画像形成に対応して都合4回転送されてくる。
【0010】画像制御信号(COMM)10は、ホスト
機器とカラープリンタ内の制御部15とが各種のコマン
ド、ステータスをやりとりするためのもので、RS23
2C等で構成され、プリントモードの設定などに使用さ
れる。タイミング信号6〜9に同期した画像信号1〜5
は外部インタフェース回路16から画像処理回路17に
送られる。
【0011】画像処理回路17では、赤成分信号1,緑
成分信号2,青成分信号3,黒制御信号4,黒エリア信
号5をもとに、後述する4回の画像形成に対応してそれ
ぞれ、イエロー(H)成分信号,マゼンタ(M)成分信
号,シアン(C)成分信号,ブラック(Bk)成分信号
を面順次に発生し画像形成信号VOUT15として階調
制御回路21に送る。
【0012】階調制御回路21でプリンタの色再現濃度
に対応するようにし、LUT(LOOK UP TAB
LE)等で階調補正されたデータはレーザドライバ36
に入力され、レーザ23を駆動して像形成が行われる。
【0013】制御部25はCPU33,ROM34,R
AM35を持ち、外部ホスト機器との通信の他、カラー
プリンタ40の各制御要素を制御している。26は感光
体29に帯電された電荷を検出するための電位センサ、
27は電位センサ26からの出力をデジタル信号に変換
して制御部25に入力する電位測定ユニットである。制
御部25に入力された電位データは、制御部25のCP
U33にて読み取られて制御に使用される。駆動モータ
30は転写ドラム96等カラープリンタの各駆動要素を
駆動するのに用いられる。
【0014】また一方、画像先端検知センサ28よりの
信号37は制御部25に入力され、同期信号処理部18
において垂直同期信号(ITOP)9を作成するのに用
いられる。
【0015】又、BD(ビームディテクタ)検出器20
よりの信号19は同期信号処理部18に入力され、水平
同期信号(HSYNC)8を作成するのに用いられる。
【0016】又、現像特性を補正するための湿度センサ
31及び温度センサ32が制御部25のA/D変換部2
2を介して入力される。
【0017】図2は本実施例のカラープリンタの構成図
である。
【0018】外部から4回パラレルに送られてきた入力
色成分信号(R,G,B)1〜3及び黒制御信号(KC
NTL)4、黒エリア信号(KAREA)5は画像処理
回路17及び階調制御回路21により、各回に応じて装
置固有の出力色成分信号(1回目Y,2回目M,3回目
C,4回目K)VOUT15に変換され、PWM処理等
が施されて、最終的にレーザを駆動する。
【0019】画像データに対応して変調されたレーザ光
は、高速回転するポリゴンミラー99により高速走査
し、ミラー90に反射されて感光ドラム91の表面に画
像に対応したドット露光を行う。レーザ光の1水平走査
は、画像の1水平走査に対応し、本実施例では1/16
mmの幅である。一方、感光ドラム91は矢印方向に定
速回転しているので、主走査方向には前述のレーザ光走
査、副走査方向には感光ドラム91の定速回転により、
逐次平面画像が露光される。感光ドラム91は、露光に
先立って帯電器97による一様帯電がなされており、帯
電された感光体に露光されることによって潜像を形成す
る。所定の色信号による潜像に対して、所定の色に対応
した現像器92〜95によって顕像化される。
【0020】例えば、画像処理回路17からイエロー成
分信号が出力される1回目の画像形成について考える
と、まず感光ドラム91上に原稿のイエロー成分のドッ
トイメージが露光され、イエローの現像器92により現
像される。
【0021】次に、このイエローのイメージは転写ドラ
ム96上に捲回された用紙上に感光ドラム91と転写ド
ラム96との接点にて、転写帯電器98によりイエロー
のトナー画像が転写形成される。これと同一過程で2回
目,3回目,4回目の画像形成では、画像処理回路17
から出力される、それぞれ、マゼンタ成分信号,シアン
成分信号,ブラック成分信号に応じて、マゼンタ,シア
ン,ブラックのトナー像がくり返し転写形成され、用紙
上に各画像を重ね合わせることにより、4色トナーによ
るカラー画像が形成される。
【0022】図3は図1に示した画像処理回路17のブ
ロック図を示す。以下図面に従って説明する。4回の画
像形成に対応して、外部インタフェース回路16から4
回パラレルに送られてくる画像データ(赤成分信号8,
緑成分信号9,青成分信号10)はマスキング・UCR
回路100で各回ごとにイエロー成分データ,マゼンタ
成分データ,シアン成分データ,ブラック成分データに
変換され、セレクタ102およびゲート103に入力さ
れる。マスキングUCR回路100は、複数の入力色成
分データを変換して黒を含む、そのプリンタ固有の画像
形成色材の色成分データにするための回路で、特許(特
願昭61−271448号)に詳しく説明されている。
マスキングUCR回路100で、イエロー,マゼンタ,
シアン,ブラックのどの色成分データを出力するかは、
制御部25より与えられる選択信号(CSEL)24−
2の値によって制御され、本実施例ではCSEL=0,
1,2,3に応じて、それぞれイエロー,マゼンタ,シ
アン,ブラックの色成分データが計算され、出力され
る。選択信号(CSEL)24−2は、また、セレクタ
104にもセレクト信号として入力し、イエロー,マゼ
ンタ,シアンの各色成分データがマスキングUCR回路
100から出力される時はゲート103の出力をセレク
トし、ブラックの色成分データが出力される時はセレク
タ102の出力をセレクトする。画像データ8〜10と
同時に送られてくる黒エリア信号5は、遅延回路106
で画像データ8〜10がマスキングUCR回路100で
うける遅延量と同じだけ遅延され、ゲート回路103に
入る。同様に、黒制御信号4は、遅延回路105で遅延
され、ゲート回路103とセレクタ102に入力され
る。
【0023】ゲート回路103は、ゲート信号である黒
制御信号110と黒エリア信号111の少なくともどち
らか一方が1の時、出力を画像形成を行わない値(本実
施例では画像形成信号は各トナーの濃度値を表わしてお
り、これを0にすれば画像形成を行わない)にする。ゲ
ート回路103の出力109は、セレクタ104により
イエロー成分,マゼンタ成分,シアン成分の画像形成の
時にセレクトされるので、これらの色成分形成時に、黒
制御信号4または黒エリア信号5が1であった区間に
は、これらの色成分画像は形成されない。
【0024】セレクタ102は、黒制御信号4をセレク
ト信号として、それが1の時はラッチ101の出力を選
択出力し、0の時はマスキングUCR回路100の出力
を選択出力する。ラッチ101にはCPUバス24−1
により任意の値が設定可能である。セレクタ102の出
力はセレクタ104により、黒成分の画像形成の時にセ
レクトされるので、黒成分画像形成時に、黒制御信号4
が1であった区間は、CPU33によりラッチ101に
設定された値に対応する濃度の画像が形成される。
【0025】次に、図4は、同期信号処理部18で発生
される垂直同期信号(ITOP)9、水平同期信号(H
SYNC)8、ホスト機器から送られてくる画像区間信
号(VE)7、赤成分信号1、緑成分信号2、青成分信
号3、画像処理回路17の出力である画像形成信号(V
OUT)15のタイミングチャートである。これは、4
回の画像形成がどのように行われるかを説明するための
ものである。各回の画像形成は垂直同期信号(ITO
P)9に同期して行われ、各回ごとに赤成分データ12
1,緑成分データ122,青成分データ123からイエ
ロー画像データ124,マゼンタ成分データ125,シ
アン成分データ126,ブラック成分データ127が作
られ、画像形成信号(VOUT)15となる。HSYN
C8は水平同期信号であり、これに対応して画像区間信
号VE7が水平方向及び垂直方向の画像有効区間を表わ
している((E)が垂直方向の画像有効区間、(F)が
垂直方向の画像無効区間である)。
【0026】次に、図5は図3における(A),
(B),(C),(D)区間における、各信号のタイミ
ングチャートであり、画像形成信号(VOUT)15を
除き、(A),(B),(C),(D)区間で同一とな
っている。このタイミングチャートは、1つの水平同期
信号(HSYNC)8から次の水平同期信号までの区間
のもので、1水平区間における各信号のタイミングを表
わしている。画像区間信号(VE)7は水平同期信号H
SYNC8に対応して、1水平区間内においても画像有
効区間を表わしている((G)が水平方向の画像有効区
間、(H)が水平方向の画像無効区間である)。VCL
K6は画像搬送用のクロックで、画像データ1〜5、及
び画像処理回路の出力(VOUT)15は全てこれに同
期している。実際にはVOUT15は画像の各データ1
〜5に対し、数クロック分の遅延(マスキングUCR回
路100で発生する遅延)を持つが、図5では説明のた
め、この遅延分を0としている。図3で説明したよう
に、黒制御信号(KCNTL4)が1になる区間につい
て、(A),(B),(C)区間即ち、イエロー,マゼ
ンタ,シアン成分の画像形成信号は0になり、画像形成
を行わない。一方、(D)区間即ち、ブラック成分の画
像形成信号はCPUによりラッチ101に設定された固
定値となる。このように、黒制御信号(KCNTL)が
1になる区間については、固定値の黒成分のみで画像形
成が行われる。
【0027】一方、図3で説明したように、黒エリア信
号(KAREA)が1になる区間について、(A),
(B),(C)区間、即ち、イエロー,マゼンタ,シア
ン成分の画像形成信号は0になり、画像形成を行わな
い。一方、(D)区間即ち、ブラック成分の画像形成信
号は、入力画像信号1〜3から算出される黒成分値がそ
のまま使われる。このように、黒エリア信号(KARE
A)が1になる区間については、入力画像の黒成分のみ
で画像形成が行われる。
【0028】次に図6はホスト装置側での黒制御信号と
黒エリア信号の使用例を説明するための図である。図中
(K)は黒文字部分であり、(L)は白黒スキャナーで
読みとった自然画像、(M)はカラースキャナーで読み
とった自然画像である。(L)は白黒のグラフ,表,図
形、(M)はカラーのグラフ,表,図形と言いかえても
よく、図6は卓上出版等におけるレイアウト画面の代表
的構成といって良い。この画像を画像形成装置で出力す
る場合、(K)部分は均一の黒で画像形成するのが望ま
しく、一方(L)部分は、白黒で画像形成されるのが望
ましい。
【0029】一方、平均的なホスト装置では、画像はR
成分,G成分,B成分の加色混合系で保持され、画像形
成はY成分,M成分,Bk成分の減色混合系で行われる
ことが多い。そこで、図1で説明したように画像処理回
路においてRGB系からCMYBk系への変換が必要と
なるが、このためRGBを同一値にしてもマスキングあ
るいはUCRの処理によりモノクロで画像形成されると
は限らない。
【0030】そこで、ホスト装置側において(K)部分
で1になる信号を黒制御信号(KCNTL)、(L)部
分で1になる信号を黒エリア信号(KAREA)とし
て、本実施例の画像形成装置に送れば、望ましい画像を
形成することが可能となる。
【0031】以上、説明したように、本実施例では黒制
御信号(KCNTL)の値により、指定されたエリアは
黒固定値のみで画像形成を行うように、黒成分信号およ
び他の色成分信号の算出を制御し、一方黒エリア信号
(KAREA)の値により入力画像信号の黒成分のみで
画像形成を行うように(中間調表現は行われる)黒成分
信号、および他の色成分信号の算出を制御している。
【0032】また、本実施例では黒色成分に注目した
が、これはもちろん、他の色成分でもよく、さらに、黒
制御信号が1の区間は黒固定値のみで画像形成を行うよ
うにしたが、これを任意の色成分の組み合わせによる固
定値で画像形成を行うようにしても良い。
【0033】(実施例2)図7は本実施例のカラープリ
ンタのブロック図である。230はGPIBインタフェ
ース、セントロニクスインタフェース等の汎用デジタル
インタフェースであり、200はそれらのインタフェー
ス回路である。制御部206は外部インタフェース回路
200を介して外部のホスト機器と通信を行い、各種の
コマンド、ステータス画像データのやりとりを行う。コ
マンドのうち、画像転送コマンドをうけとると、制御部
206はコマンドの種類に応じて、以後外部インタフェ
ース回路200を介して転送されてくる画像データを画
像データメモリ201〜205のうちのいずれかに転送
する。実際のデータ転送は制御部のDMAC221(D
irect Memory Access Contr
oler)によってDMA転送で行われる。DMA転送
は一般のマイクロコンピュータシステムで使用されてい
るデータ転送方法である。
【0034】Rデータメモリ201,Gデータメモリ2
02,Bデータメモリ203,色制御データメモリ20
4,エリアデータメモリ205はそれぞれ、赤成分画像
データ,緑成分画像データ,青成分画像データ,色制御
データ,エリアデータを保持するためのメモリであり、
ホスト機から送られてきたデータがそのまま保持され
る。各画像データメモリ201〜205に保持された画
像データは、プリント時に、同期信号処理部からの制御
により読み出され、画像処理回路207に送られる。画
像処理回路207では赤成分信号233,緑成分信号2
34,青成分信号235,色制御信号236,エリア信
号237をもとに、第1の実施例と同様に4回の画像形
成に対応して、夫々、イエロー(Y)成分信号,マゼン
タ(M)成分信号,シアン(C)成分信号,ブラック
(Bk)成分信号を面順次に発生し、画像形成信号VO
UT243として階調制御回路208に送る。
【0035】階調制御回路208でプリンタの色再現濃
度に対応するようにLUT(LOOK UP TABL
E)等で階調補正されたデータはレーザドライバ209
に入力され、レーザ210を駆動して像形成が行われ
る。
【0036】制御部206はCPU218,ROM21
9,RAM220を持ち、外部ホスト機器との通信の
他、カラープリンタ250の各制御要素を制御してい
る。214は感光体216に帯電された電荷を検出する
ための電位センサ、213は電位センサ214からの出
力をデジタル信号に変換して制御部206に入力する電
位測定ユニットである。制御部206に入力された電位
データは、制御206のCPU218にて読み取られて
制御に使用される。駆動モータ223は、転写ドラム2
17等カラープリンタの各駆動要素を駆動するのに用い
られる。
【0037】また一方、画像先端検知センサ215より
の信号248は制御部206に入力され、同期信号処理
部211において垂直同期信号(ITOP)を作成する
のに用いられる。
【0038】又、BD(ビームディテクタ)検出器21
2よりの信号242は同期信号処理部211に入力さ
れ、水平同期信号(HSYNC)を作成するのに用いら
れる。
【0039】又、現像特性を補正するための湿度センサ
31及び温度センサ32が制御部25のA/D変換部2
2を通して入力される。
【0040】本実施例において、階調制御回路208以
降の画像形成手段については、第1の実施例と同一であ
り、第1の実施例の説明において図2を用いて説明した
のと同様である。
【0041】図8は本実施例の画像処理回路のブロック
図を示す。以下、図面に従って説明する。4回の画像形
成に対応して画像メモリ201〜205から4回パラレ
ルに送られてくる入力色成分データ(赤成分信号23
3,緑成分信号234,青成分信号235)はマスキン
グUCR回路300で各回ごとにイエロー成分データ,
マゼンタ成分データ,シアン成分データ,ブラック成分
データに変換され、セレクタ305に入力される。一
方、これらの入力色成分データは、濃度値計算回路30
1で濃度値に変換され、各回ごとに同一の濃度データが
出力され、LUT(LOOK UP TABLE)回路
304に入力される。濃度値は入力色成分から構成され
る色の濃度情報を表わすものであれば良く、例えば、D
i=α1i+α2i+α3i(Ri,Gi,Biは各々赤成
分,緑成分,青成分データ,α1,α2,α3は係数)で
計算されるDiで良い。
【0042】マスキングUCR回路300で、イエロ
ー,マゼンタ,シアン,ブラックのどの色成分データを
出力するかは、制御部206より与えられる選択信号
(CSEL)241−2の値によって制御され、本実施
例では、CSEL=0,1,2,3に応じて、それぞれ
イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの色成分データ
が計算され、出力される。LUT回路304はN個のL
UTの集まりであり、各LUTは出力色成分ごとのサブ
LUTを持ち、それらのうち1つが選択信号(CSE
L)241−2の値により選択される。選択されたサブ
LUTは濃度値計算回路301の出力である濃度値30
9を入力とし、対応する画像データを出力し、セレクタ
305に出力する。各LUTはROMまたはRAMで構
成され、後者の場合はCPUによりCPUバス241−
1を介してデータを書き換えることが可能となる。
【0043】画像データ233〜235と同時に送られ
てくるエリア信号237は遅延回路302で画像データ
233〜235がマスキングUCR回路、濃度値計算回
路でうける遅延量と同じだけ遅延され、セレクタ305
にセレクト信号として入る。
【0044】この信号はN+1の信号をセレクトするの
に十分なbit数を持ち、セレクタ305に入力される
マスキングUCR回路の出力(VOUT)308と、L
UT回路304のうち第1LUT〜第NLUTの出力3
10−1〜310−Nの(N+1)のうちから1つを選
択し出力する。本実施例においては、この信号が0の
時、マスキングUCR回路の出力が選択され、それ以外
の時LUT回路の出力が選択される様にセレクタ305
が制御される。
【0045】セレクタ305の出力はセレクタ307に
入力される。
【0046】ラッチ回路306はM個のラッチの集まり
であり、各ラッチは出力色成分ごとのサブラッチからな
り、それらのうち1つが選択信号(CSEL)241−
2の値により選択される。各ラッチの選択されたサブラ
ッチの出力はそれぞれセレクタ307に入力される。即
ち、各らっちは各出力成分の固定値を保持しておくため
のもので、CPUによりCPUバス241−1を介して
設定される。
【0047】画像データ233〜235と同時に送られ
てくる色制御信号236はエリア信号237と同様に遅
延回路で遅延され、セレクタ307にセレクト信号とし
て入る。
【0048】この信号はM+1の信号をセレクトするの
に十分なbit数を持ち、セレクタ307に入力される
セレクタ305の出力311とラッチ回路306のうち
第1ラッチ〜第Mラッチの出力312−1〜312−M
の(M+1)個のうちから1つを選択し、画像形成信号
VOUT243として出力する。本実施例においては、
この信号が0の時、セレクタ305の出力が選択され、
それ以外の時ラッチ回路306の出力が選択され、出力
される。
【0049】以上のように、色制御信号(CNTL)2
36が0以外の時は、その値に応じてラッチ回路306
の第1〜第Nラッチに設定されている各色成分の固定値
データが選択され、その値で画像形成が行われる。例え
ば第1〜第3ラッチに最も理想に近い赤、青、緑を形成
するような各色成分の固定値データの組み合わせを入れ
ておけば、色制御信号(CNTL)236が1,2,3
のところは無条件に赤,青,緑で画像形成が行われる。
【0050】次に、色制御信号(CNTL)236が0
で、エリア信号(AREA)237が0以外の時は、そ
の値に応じてLUT回路304の第1〜第MLUTが選
択され、その各LUTに入力画像の濃度データを入力し
た時の出力値で画像形成が行われる。例えば、図9
(a)〜(e)に示す5つのLUTがLUT回路の第1
LUT〜第5LUTであり、エリア信号(AREA)2
37が1〜5の時、第1LUT〜第5LUTの出力が選
択されるとする。エリア信号(AREA)237が1の
時は、図9(a)に示す様な特性を有するLUTが選択
される。即ちイエロー,マゼンタ,シアン成分の時は、
どんな入力に対しても出力は0であり画像を形成しな
い。一方ブラック成分の時は、入力濃度値に比例したデ
ータを出力するので、結局、入力画像の濃度情報を黒で
形成する。エリア信号が2の時は図9(b)に示す特性
のテーブルが選択され、画像の濃度情報をマゼンタ成分
とイエロー成分とで、即ち、赤で形成する。エリア信号
が3の時は、図9(c)に示す特性の変換テーブルが選
択されイエロー成分:マゼンタ成分:シアン成分:ブラ
ック成分の比率が3:5:0:1となる各色成分データ
で画像の濃度情報を形成する。エリア信号が4の時は図
9(d)に示す特性の変換テーブルが選択されイエロ
ー,マゼンタ,シアン成分については画像形成を行わ
ず、ブラック成分についても濃度値が一定値以上の値の
時にのみ黒の最高値で画像を形成する。エリア信号が5
の時は図9(e)に示す特性の変換テーブルが選択さ
れ、濃度値が一定値以上の時に、イエロー成分:マゼン
タ成分=1:2のある固定値で画像形成を行い、それ以
外の時は画像形成を行わない。
【0051】最後に色制御信号(CNTL)236が0
で、エリア信号(AREA)237も0の時は、入力色
成分信号からマスキングUCR回路によって算出される
各出力色成分信号によって画像が形成される。
【0052】(タイミングの説明)画像信号等のタイミ
ングについては図4,5で説明した第1の実施例につい
てのタイミングとほぼ同じである。KCNTLが拡張さ
れて数ビットのCNTL信号と対応し、KAREA信号
が拡張されて数ビットのAREA信号と対応するが、そ
れらの信号とVOUT243との関係は前述したとおり
である。ITOP,HSYNC,VE,VCLK信号に
ついては実施例1と異なり全て同期処理部211で発生
するが、タイミングは同一である。
【0053】(制御の説明)図10は制御部206のC
PU218による制御の概略を説明するためのフローチ
ャートである。まず、ステップSP101では、外部ホ
スト機器からコマンドを受け取ったかをチェックし、う
けとったらステップSP102で、何のコマンドかを判
定し、それに応じてSP103〜SP109に分岐す
る。状態質問コマンドであれば装置の状態をホスト機器
に回答してステップSP101に戻る。赤成分(R)デ
ータ転送コマンドであれば、ステップSP104で以後
送られてくる画像データをRデータメモリ201に転送
し、ステップSP101に戻る。その他の画像データ転
送コマンドについてもステップSP105〜SP108
で各々の画像データメモリ202〜205に転送し、ス
テップSP101に戻る。プリントコマンドであれば、
ステップSP109でLUT回路304の各LUTにデ
ータを設定する。このデータの一例としては前述の図9
(a)〜(e)のように設定する。ステップSP110
ではラッチ回路306の各ラッチにデータを設定する。
例えば第1〜3ラッチに理想に最も近い赤、緑、青を生
成する固定値を設定する。ステップSP111では選択
信号(CSEL)241−2を0として、イエロー成分
画像の画像形成を行う。ステップSP112〜SP11
4では同様にマゼンタ画像,シアン画像,ブラック画像
の形成を行い、その結果、カラー画像が形成される。
【0054】(他の実施例)前記実施例においては、画
像展開を全てソフト的に行っていたが、フォントの展開
等一部をハードウエアにおきかえても良い。
【0055】さらに、前記実施例では電子写真方式のカ
ラープリンタにより画像形成手段を実現したが、この他
に熱転写方式,銀塩方式,静電方式等の方式でもよい。
形成色毎に潜像用ドラムを有するいわゆる4D方式でも
良い。
【0056】さらに、前記実施例では、GPIB(ge
neral purpose interface B
as)等の外部インタフェース回路16を入力手段と
し、R,G,B各入力及び制御用の信号としてKCNT
L,KAREAを入力する様にした。これは例えばVM
Eバス等のCPUバスでもよく、さらに、磁気テープ、
磁気ディスク等のオフラインメディアでもよく、さらに
イーサネット等のLANでも良い。また画像入力用とし
てはビデオカメラや他のカラースチャーナーであっても
よい。
【0057】また本実施例では入力色信号を画像処理し
て装置固有の複数の出力色成分算出する処理手段を図7
に詳細な構成を示した画像処理回路17としたが、この
構成はこれに限るものではない。
【0058】さらに、前記実施例では画像記憶装置とし
て、画像形成装置の解像度と等しいビットマップメモリ
を用いたが、これより小さなフレームメモリを用いて、
画像形成時に拡大処理を行ってもよい。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、入力画像の異なる領域
に対して、外部装置からのコマンドに応じた色処理を適
切かつ効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のカラープリンタのブロ
ック図。
【図2】本発明の第1の実施例のカラープリンタの構成
図。
【図3】図1の画像処理部17のブロック図。
【図4】第1の実施例の画像信号その他のタイミングチ
ャート図。
【図5】第1の実施例の画像信号その他のタイミングチ
ャート図。
【図6】第1の実施例の出力色成分制御信号の使い方の
説明図。
【図7】第2の実施例のカラープリンタのブロック図。
【図8】第2の実施例の画像処理部のブロック図。
【図9】第2の実施例の画像処理部のLUTの構成例を
示す図。
【図10】第2の実施例の制御のフローチャート図であ
る。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−163946(JP,A) 特開 昭61−161091(JP,A) 特開 昭58−60875(JP,A) 特開 昭59−163944(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/46

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像の異なる領域に対して異なる色
    処理を行う画像処理装置であって、 複数の変換テーブルを格納する格納手段と、 外部装置からコマンドを入力する入力手段と、 前記コマンドを解析する解析手段と、 前記コマンドと共に入力される色情報を保持する色情報
    メモリと、 前記コマンドと共に入力される、入力画像中の黒領域を
    示す領域情報を保持する領域情報メモリと、 前記領域情報メモリに保持された領域情報に基づき選択
    された変換テーブルを用いて、前記色情報メモリに保持
    されている色情報に対して該色情報の領域に応じた色処
    理を行う色処理手段とを有し、 前記色処理手段は、前記領域情報によって示される黒領
    域に対して、色成分を非生成とし、ブラックの記録材に
    よって画像が形成されるように色処理することを特徴と
    する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記色処理手段によって色処理
    された色情報に基づき画像を形成する画像形成手段を有
    することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記領域情報は、前記画像形成手段の画
    像形成に同期して読み出されることを特徴とする請求項
    2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 入力画像の異なる領域に対して異なる色
    処理を行う画像処理方法であって、 複数の変換テーブルを保持し、 外部装置からコマンドを入力し、 前記コマンドを解析し、 前記コマンドと共に入力される色情報を保持し、 前記コマンドと共に入力される、入力画像中の黒領域を
    示す領域情報を保持し、 前記保持されている領域情報に基づき選択された変換テ
    ーブルを用いて、前記保持されている色情報に対して該
    色情報の領域に応じた色処理を行う画像処理方法であっ
    て、 前記領域情報によって示される黒領域に対しては、色成
    分を非生成とし、ブラックの記録材によって画像が形成
    されるように色処理することを特徴とする画像処理方
    法。
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