JP3423560B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP3423560B2
JP3423560B2 JP02342897A JP2342897A JP3423560B2 JP 3423560 B2 JP3423560 B2 JP 3423560B2 JP 02342897 A JP02342897 A JP 02342897A JP 2342897 A JP2342897 A JP 2342897A JP 3423560 B2 JP3423560 B2 JP 3423560B2
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陽一郎 東
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    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/648Protective earth or shield arrangements on coupling devices, e.g. anti-static shielding  
    • H01R13/658High frequency shielding arrangements, e.g. against EMI [Electro-Magnetic Interference] or EMP [Electro-Magnetic Pulse]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
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    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/7005Guiding, mounting, polarizing or locking means; Extractors
    • H01R12/7011Locking or fixing a connector to a PCB
    • H01R12/7047Locking or fixing a connector to a PCB with a fastener through a screw hole in the coupling device

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラグコネクタお
よびレセプタクルコネクタから構成されて互いに嵌合す
るコネクタに関し、さらに詳しくは、信号用のコンタク
トに加えて電源用のコンタクトおよびコネクタ固定用の
金具を設けたコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆるノートパソコン等においては、
本体の寸法を小型化するためにFDドライブやCD−R
OMドライブ等の外部記憶装置をコネクタによって接続
可能な構成としている。さらにこのようなノートパソコ
ンにおいては、電源として充電式のバッテリ(いわゆる
バッテリパック)を用いることができるように構成する
ことが多い。
【0003】外部記憶装置を接続するためには80ピン
程度の信号用コンタクトを有する信号用のコネクタが必
要であり、バッテリパックの接続を行うためには信号用
のコンタクトよりも容量の大きい電源用のコンタクトを
有する電源用のコネクタも必要となる。ここで、外部記
憶装置接続用のための信号用コネクタと、バッテリパッ
ク接続のための電源用コネクタを設けることは、コネク
タを設けることができるスペースが限られたノートパソ
コンにおいて機器の大型化に繋がる。
【0004】そこで、パソコン側に設けられるコネクタ
を信号用コネクタおよび電源用コネクタとしての共用が
可能な構成とし、必要に応じて外部記憶装置もしくはバ
ッテリパックの接続を行うようにすることが考えられ
る。そして、このような共用可能なコネクタとして、左
右方向に並んだ複数の信号用コンタクトの左右端部に2
極の電源用コンタクトを設けたコネクタが従来から用い
られている。
【0005】このように構成されたコネクタを設けたパ
ソコンにおいては、コネクタの取り付けは各コネクタの
ハウジングに設けられた固定用金具を用いて行われる。
各コネクタは、前記のようにプラグコネクタおよびレセ
プタクルコネクタから構成されているが、プラグコネク
タおよびレセプタクルコネクタがそれぞれ取り付けられ
るケースや基板はそれぞれ別個にグランドを取ってお
り、各固定用金具もこのグランドに繋がっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、それぞ
れのコネクタが取り付けられたケースや基板において
は、それぞれの電位が異なっていることがあるため、両
コネクタを嵌合させたときに、ケースや基板との間に電
位差を生じてノイズ発生の原因となることがあるという
問題があった。
【0007】また、上記のように構成されたコネクタに
おいては、電源用のコンタクトに通電されている状態か
ら両コネクタを嵌合させたり嵌合を解除するいわゆる活
線挿抜を行う必要を生じる場合がある。しかしながら、
電源用のコンタクトに通電されている状態で両コネクタ
を嵌合させると、コンタクトの接続時に定格よりも大き
な電圧や電流が流れる(いわゆる「ピークが発生す
る」)ことによるノイズが発生して他の信号との誤認を
生ずるおそれがあるため、活線挿抜を行うことができな
いという問題があった。
【0008】本発明はこれらの問題に鑑みてなされたも
のであり、信号および電源の接続を行うことができ、接
続時のノイズ発生を低減させることができるとともに、
活線挿抜が可能なコネクタを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係るコネクタは、プラグハウジング内に複
数の信号用プラグコンタクトを上下方向に延びた状態で
左右方向に並べて保持して構成されたプラグコネクタ
と、レセプタクルハウジング内に複数の信号用レセプタ
クルコンタクトを上下方向に延びた状態で左右方向に並
べて保持して構成されたレセプタクルコネクタとからな
る。そして、プラグハウジングは上面が開放した矩形箱
状のプラグ外側壁部を有するとともにプラグ外側壁部に
囲まれたプラグ外側空間内に信号用プラグコンタクトが
配設され、レセプタクルハウジングは矩形箱状のレセプ
タクル外側壁部を有するとともにレセプタクル外側壁部
の内面に沿って信号用レセプタクルコンタクトが配設さ
れており、レセプタクル外側壁部をプラグ外側空間内に
突入させてプラグ外側壁部内に受容嵌合させて信号用プ
ラグコンタクトを対応する信号用レセプタクルコンタク
トに接続させるように構成されている。
【0010】本発明のコネクタはさらに、信号用プラグ
コンタクトの左右方向外側に並んで位置するとともにプ
ラグ外側壁部の左右端部に上下方向に延びて配設された
2極の電源用プラグコンタクトと、信号用レセプタクル
コンタクトの左右方向外側に並んで位置するとともにレ
セプタクル外側壁部の左右端部に上下方向に延びて配設
され、レセプタクル外側壁部をプラグ外側壁部内に受容
嵌合した状態で電源用プラグコンタクトと接続される2
極の電源用レセプタクルコンタクトと、導電材料によっ
て形成されてプラグ外側壁部の左右端部外面に取り付け
られ、プラグコネクタを基板等へ固定するためのプラグ
コネクタ固定金具と、導電材料によって形成されてレセ
プタクル外側壁部の左右端部外面に取り付けられ、レセ
プタクルコネクタを基板等へ固定するためのレセプタク
ル固定金具とを備えており、レセプタクル外側壁部をプ
ラグ外側壁部内に受容嵌合したときにプラグコネクタ固
定金具とレセプタクルコネクタ固定金具とが当接して電
気接続するように構成されている。
【0011】さらに、電源用プラグコンタクトが配設さ
れたプラグ外側壁部の左右端部の上面が上方に突出して
ガイド突起が形成されており、レセプタクル外側壁部を
プラグ外側壁部内に受容嵌合するときにガイド突起がレ
セプタクル外側壁部をプラグ外側空間内に嵌入させるガ
イドとして作用するように構成されている。これによ
り、プラグコネクタとレセプタクルコネクタとの嵌合が
容易となる。
【0012】このように構成したコネクタによれば、信
号用コンタクトと電源用コンタクトとが左右方向に一列
に並んで配設されているため、コネクタを小型化するこ
とができる。そして、両コネクタを嵌合させた状態にお
いては、コネクタ固定金具同士が接続されるため、それ
ぞれのコネクタのコネクタのコネクタ固定用金具をそれ
ぞれの基板におけるグランドに当接するように取り付け
た場合には、それぞれの基板のグランド同士を接続させ
ることができる。これにより、基板同士の電位差を最小
限に抑えることができる。
【0013】また、プラグコネクタ固定金具およびレセ
プタクルコネクタ固定金具は、電源用プラグコンタクト
および電源用レセプタクルコンタクトが配設されるプラ
グ外側壁部およびレセプタクル外側壁部の左右端部外面
に取り付けられており、電源用プラグコンタクトおよび
電源用レセプタクルコンタクトの外周の少なくとも一部
を覆うようになっているため、両固定金具によって電源
用コンタクトにおける外周の一部をシールドすることが
でき、電源用コンタクトの通電時においてコネクタから
発生するノイズを低減させることができる。
【0014】また、電源用プラグコンタクトおよび電源
用レセプタクルコンタクトは、信号用プラグコンタクト
および信号用レセプタクルコンタクトに対して左右非対
称位置に配設するように構成してもよい。このような構
成とすることにより、電源用コンタクトの極性を誤った
コネクタの誤嵌合を確実に防止することができる。
【0015】さらに、上記のコネクタにおいては、レセ
プタクルコネクタへのプラグコネクタの受容嵌合時に、
まず、プラグコネクタ固定金具とレセプタクルコネクタ
固定金具とを接続させ、次いで、電源用プラグコンタク
トと電源用レセプタクルコンタクトとを接続させ、さら
にその後に信号用プラグコンタクトと信号用レセプタク
ルコンタクトとを接続させるように構成することが好ま
しい。このような構成とすることにより、各コネクタの
グランドへの接続がなされた後に電源用コンタクトの接
続がなされ、電源用コンタクトを介して流れる電源が安
定した後に信号用コンタクトが接続される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施の形態であるコネクタについて、図を参照し
て説明する。このコネクタは、図1から図10に示すよ
うにプラグコネクタ1とレセプタクルコネクタ5とから
構成され、嵌合することにより両コネクタに設けられた
コンタクトが接続されるようになっている。なお、図3
および図4は嵌合状態にある両コネクタを表し、それ以
外の図は両コネクタ1,5を分離した状態を表してい
る。
【0017】まず、プラグコネクタ1について説明す
る。プラグコネクタ1は、絶縁材料製のハウジング10
により複数のプラグコンタクト20を図示のように保持
して構成される。プラグハウジング10は、矩形板状の
基部11と、この基部11の下に矩形箱状に下方に延び
て形成された外側壁部12と、この外側壁部12の内側
において基部11の下に矩形箱状に下方に延びて形成さ
れたプラグコンタクト保持部14とを有して一体に形成
されている。これにより、基部11の下面側には、外側
壁部12およびプラグコンタクト保持部14により囲ま
れるとともに下方に開口したプラグ外側空間13が形成
される。
【0018】基部11には、2列に並んで基部11を上
下に貫通する貫通孔16が形成されており、この貫通孔
16にはプラグコンタクト20が上面側から圧入されて
取り付けられている。プラグコンタクト保持部14の左
右外側面には複数のガイド溝14aが貫通孔16に対応
して形成されており、貫通孔16に圧入されたプラグコ
ンタクト20の上部はこれらガイド溝14a内に入り込
んでガイドされる。
【0019】プラグ外側空間13には、外側壁部12の
内周面12aから突出して位置決め突起18が形成され
ている。この位置決め突起18は、各図には右側の端部
近傍に形成されたものしか表されていないが、プラグハ
ウジング10の左右端部近傍においてそれぞれ(計2
本)上下方向に伸びて後側の内周面12aにのみ形成さ
れている。
【0020】プラグコンタクト20は、導電材料によっ
て形成され、プラグ外側空間13に面してガイド溝14
aによりガイドされるコンタクト部21と、貫通孔16
内に圧入される圧入部22と、この圧入部22から水平
方向に延びた後にクランク状に曲げられたリード部23
とから構成される。コンタクト部21は、外方に広がる
ようにバネ性を有して形成されるとともに下方が内側に
向かって湾曲して形成され、後述するレセプタクルコネ
クタ5が嵌合し易いように、いわゆる入り勝手となるよ
うに形成されている。
【0021】さらに、プラグ外側空間13におけるプラ
グコンタクト保持部14の左右には、電源用プラグコン
タクト30が設けられている。電源用プラグコンタクト
30は、断面がU字状に形成されたコンタクト部31を
有しており、このコンタクト部31はプラグハウジング
10の開口方向下方に伸びて形成されている。また、コ
ンタクト部31の上方はコンタクト部31よりも左右方
向に広い幅で圧入部32が形成され、この圧入部32か
らは水平方向に伸びるリード部33が形成されている。
【0022】さらに、プラグハウジング10の左右外方
には、プリント基板K1へのグランドを行うための金具
を兼ねたプラグコネクタ固定金具40,40が取り付け
られている。このプラグコネクタ固定金具40,40
は、後述するようにプラグコネクタ1とレセプタクルコ
ネクタ5とを嵌合させた状態において、レセプタクルハ
ウジング50に設けられたレセプタクルコネクタ固定金
具80と当接するようになっている。
【0023】プラグコネクタ固定金具40は、平板部4
1と、この平板部41から垂直方向下方に伸びる立下部
42と、この立下部42の下端部において左右方向に広
がってコの字状に形成された挟持部43とから構成さ
れ、挟持部43の内側にはそれぞれ内側に突出して接点
43aが形成されている。このように構成されたプラグ
コネクタ固定金具40は、プラグハウジング10の左右
端部を挟持部43によって挟持するようにしてプラグハ
ウジング10に保持される。
【0024】このようにプラグハウジング10保持され
た状態において挟持部43の内面が位置する部分の外側
壁部12は切り欠かれて形成されており、接点43aが
プラグ外側空間13内に突出するようになっている。そ
して、プラグハウジング10に保持された状態において
は、外側壁部12の内周面12aと挟持部43の内面4
3bとが同一平面上に位置することとなる。なお、平板
部41にはバーリング加工が施されているとともにタッ
プが立てられており、基板等への取り付けを容易に行う
ことができるようになっている。
【0025】このように構成されたプラグコネクタ1
は、コンタクト20のリード部23の上端面が基板K1
の信号用の配線パターン上に載置されて半田付けされ、
電源用プラグコンタクト30のリード部33の上端面が
基板K1に形成された電源用のパターン上に載置されて
半田付けされるとともに、平板部41をプリント基板K
1に形成されたグランド用の配線パターンやケースに当
接させた状態で平板部41に形成されたタップを用いて
プリント基板K1へ固定用ネジNによって取り付けられ
る。
【0026】次に、レセプタクルコネクタ5について説
明する。レセプタクルコネクタ5は、絶縁材料製のレセ
プタクルハウジング50により複数のレセプタクルコン
タクト60,60′を図示のように保持して構成され
る。レセプタクルハウジング50は、矩形板状の基部5
1と、この基部51の上に矩形箱状に上方に延びて形成
された側壁部52とを有して一体に形成されており、基
部51の上側に側壁部52により囲まれるとともに上方
に開口したレセプタクル側空間53が形成されている。
側壁部52の左右端部には、それぞれ左右ガイド突起5
6,56が形成され、各ガイド突起56,56は、上端
面が平面に形成された四角錐状に形成されている。
【0027】基部51においてレセプタクル側空間53
内に位置する部分には、長手方向に延びる2列の貫通孔
55が基部51を上下に貫通して形成されている。貫通
孔55にはそれぞれレセプタクルコンタクト60,6
0′が下面側から圧入されて取り付けられている。側壁
部52の左右内側面には図示のように複数のガイド溝5
4,54′が貫通孔55に対応して形成されており、こ
れら貫通孔55に圧入されたレセプタクルコンタクト6
0,60′の上部はこれらガイド溝54,54′内に入
り込んでガイドされるようになっている。なお、ガイド
溝54′は詳細を後述するコンタクト部61′が挿入保
持されるため、ガイド溝54に比べて上部が短く形成さ
れているだけで上下方向に直角な方向の断面形状等は同
一である。
【0028】側壁部52の後面52bにおける左右端部
近傍には、レセプタクルコネクタ5がプラグコネクタ1
を受容嵌合した状態において、前記の位置決め突起1
8,18に対応した位置で、この位置決め突起18,1
8が挿入可能な位置決め溝58,58が上下方向に伸び
て形成されている。
【0029】レセプタクルコンタクト60は、レセプタ
クル側空間53内に面してガイド溝54によりガイドさ
れたコンタクト部61と、貫通孔55内に圧入される圧
入部62と、この圧入部62から左右方向に延びた後に
クランク状に曲げられたリード部63とから構成され
る。一方、レセプタクルコンタクト60′は、圧入部6
2およびリード部63がレセプタクルコンタクト60と
同一形状であるが、コンタクト部61′の長さが短く形
成されている。なお、両コンタクト60,60′はとも
に導電材料によって形成されている。
【0030】ガイド突起56には、上端面および基部5
1に貫通する電源コンタクト用保持孔57が形成されて
いる。電源コンタクト用保持孔57は、下方に形成され
るコンタクト保持部57aと、このコンタクト保持部5
7aの上方に形成される上孔57bとから構成されてい
る。そして、上孔57bは、ガイド突起56の上端面に
開孔した挿入孔57cに繋がっている。
【0031】このように形成された電源コンタクト用保
持孔57には、電源用レセプタクルコンタクト70が挿
入保持される。電源用レセプタクルコンタクト70は、
板状の導電製材料によって形成されており、前後方向に
対向して形成されたコンタクト部71,71と、このコ
ンタクト部71,71を下部において繋ぐ連結部72
と、この連結部72の下方においてそれぞれ前後方向に
伸びるとともにクランク状に曲げられたリード部73,
73とから構成される。コンタクト部71,71は上部
がそれぞれ近接するように若干倒伏した状態で形成され
るとともに、上端部がそれぞれ内側に突出するように湾
曲するとともに上方に開くように形成され、電源用プラ
グコンタクト30の入り勝手となるようになっている。
【0032】電源用コンタクト保持孔57においては、
コンタクト保持部57aの左右方向の寸法が、上孔57
bの左右方向の寸法よりも広く形成されている。また、
電源用レセプタクルコンタクト70におけるコンタクト
部71,71の左右方向の幅は上孔57bの幅寸法より
も若干狭く形成され、連結部72の幅寸法はコンタクト
保持部57aにおいて圧入保持可能な寸法に形成されて
いる。そして、連結部72の上端面72aがコンタクト
保持部57aの上面に当接するまで、レセプタクルハウ
ジング50の下方から電源用レセプタクルコンタクト7
0を電源用コンタクト保持孔57内に挿入(圧入)して
保持させる。
【0033】さらに、レセプタクルハウジング50の左
右外方には、プリント基板K5へのグランド金具を兼ね
たレセプタクルコネクタ固定金具80,80が取り付け
られている。レセプタクルコネクタ固定金具80は、平
板部81と、この平板部81から垂直方向上方に伸びる
立上部82と、この立上部82の上端部において左右方
向に広がってコの字状に形成された挟持部83とから構
成されている。このように構成されたレセプタクルコネ
クタ固定金具80は、レセプタクルハウジング50の左
右端部を挟持部83によって挟持するようにしてレセプ
タクルハウジング50に保持される。
【0034】そして、レセプタクルハウジング50に保
持された状態においては、側壁部52の外周面52bと
挟持部83の外面83aとが同一平面上に位置すること
となる。なお、平板部81には前記平板部41と同様に
バーリング加工が施された上にタップが立てられてい
る。
【0035】このように構成されたプラグコネクタ5
は、レセプタクルコンタクト60,60′のリード部6
3,63′の上端面が基板K1の配線パターン上に載置
されて半田付けされ、電源用プラグコンタクト70のリ
ード部73の下端面が基板K5に形成された電源用の配
線パターン上に載置されて半田付けされるとともに、平
板部81をプリント基板K5に形成されたグランド用の
配線パターンもしくはケースに当接させた状態で平板部
81に形成されたタップを用いてプリント基板K5への
固定用ネジNによる取り付けが可能に構成されている。
【0036】ここで、上記のように構成されたプラグコ
ネクタ1を図示しないパソコン本体に設け、レセプタク
ルコネクタ5をこのパソコンに繋がれるバッテリパック
およびCD−ROMドライブに用いた場合について説明
する。プラグコネクタ1は、前記のように各コンタクト
20,30がパソコン本体に配設されたプリント基板に
半田付けされるとともに、プラグコネクタ固定金具40
がコンピュータのケースに取り付けられている。
【0037】レセプタクルコネクタ5をバッテリパック
の接続用コネクタとして用いる場合には、両端の電源用
レセプタクルコンタクト70,70および、レセプタク
ルコンタクト60もしくは60′のうちの数個のコンタ
クトをバッテリパックに設けられたプリント基板に半田
付けする。このように構成されたバッテリパックにおい
ては、レセプタクルコネクタ5をコンピュータ本体に設
けられたプラグコネクタ1に接続することによってコン
ピュータに電力の供給を行うことができるとともに、バ
ッテリパックの電力の残量等をコンピュータにおいて表
示させることができる。
【0038】ここで、両コネクタ1,5の接続に際して
は、プラグハウジング1には後側にのみ位置決め突起1
8,18が形成され、レセプタクルハウジング5にも後
側にのみ位置決め溝58,58が形成されているため、
コネクタの前後(左右)が入れ替わった状態で接続され
ることがない。また、接続に際してはレセプタクルコネ
クタ5の左右端部にガイド突起56,56が形成されて
いるため、プラグコンタクト保持部14とレセプタクル
側空間53との位置が一致していない状態でも、両コネ
クタ1,5を嵌合させるために近づければ、外側壁部1
2の左右端部の端面がガイド突起56,56の斜面に当
接してプラグコンタクト保持部14をレセプタクル側空
間53内に挿入可能な位置(位置決め突起18,18と
位置決め溝58,58とが一致した位置)に移動させる
ことができる。
【0039】このように構成されたプラグコネクタ1お
よびレセプタクルコネクタ5によれば、両コネクタ1,
5の嵌合時に、位置決め突起18および位置決め溝58
の作用によって両コネクタ1,5の左右端部に設けられ
た電源用コンタクト30,70の極性(+,−)が入れ
替わって接続されることがなく、プラグコネクタ1に対
してレセプタクルコネクタ5が斜めになって挿入される
こともない。
【0040】また、両コネクタ1,5の嵌合時には、プ
ラグコネクタ固定金具40の接点43aとレセプタクル
コネクタ固定金具80の挟持部83の外面83aとが接
触することにより、プラグコネクタ固定金具40とレセ
プタクルコネクタ固定金具80とが導通することとなる
ため、バッテリパックのグランドの強化を図ることがで
きる。さらに、両グランド金具40,80は、挟持部4
3,83によって電源用コンタクト30,70の外周の
一部を囲むように設けられているため、通電時に電源用
コンタクト30,70において発生するノイズの一部を
遮蔽(シールド)することができ、コネクタから発生す
るノイズを低減させることができる。
【0041】なお、上記のプラグコネクタ1およびレセ
プタクルコネクタ5においては、両コネクタ1,5の嵌
合および取外し(挿抜)を、電源用コンタクト30,7
0に通電した状態のまま行う、いわゆる活線挿抜を行う
ことがある。このため、両コネクタ1,5の嵌合時に
は、両グランド金具40,80、電源用コンタクト3
0,70、信号用コンタクト20,60,60′の順で
時差接続させることにより、信号と誤認されるような電
源用コンタクトからのノイズの発生を防止することとし
ている。
【0042】すなわち、両コネクタ1,5の嵌合時に
は、まず両グランド金具40,80が接続され、次に電
源用コンタクト30,70が接続され、その後コンタク
ト部61の長さが長いレセプタクルコンタクト60とプ
ラグコンタクト20とが接続され、最後にコンタクト部
61′の長さが短いレセプタクルコンタクト60′とプ
ラグコンタクト20とが接続されるように、両グランド
金具40,80や各コンタクト20,60等が形成され
て各ハウジング10,50に配設されている。
【0043】なお、本発明に係るコネクタは、必ずしも
グランド金具40,80、電源用コンタクト30,7
0、信号用コンタクト20,60,60′の順で時差接
続させる必要はない。例えば、レセプタクルコンタクト
60とプラグコンタクト20との接続および両電源用コ
ンタクト30,70の接続をほぼ同時に行い、その後、
レセプタクルコンタクト60′とプラグコンタクト20
との接続および両グランド金具40,80の接続をほぼ
同時に行う等、使用機器によりグランド金具40,8
0、電源用コンタクト30,70、信号用コンタクト2
0,60,60′の三者の時差接続の順序は適宜変更さ
れる。
【0044】また、レセプタクルコネクタ5をCD−R
OMドライブの接続用コネクタとして用いる場合には、
両端の電源用レセプタクルコンタクト70,70には何
も繋げずに、レセプタクルコンタクト60および60′
をCD−ROMドライブに設けられたプリント基板に半
田付けする。このように構成されたCD−ROMドライ
ブにおいては、レセプタクルコネクタ5をコンピュータ
本体に設けられたプラグコネクタ1に接続することによ
ってコンピュータの外部記憶装置としてCD−ROMド
ライブを用いることができる。
【0045】なお、このようにCD−ROMドライブと
の接続を行うときや接続を解除するときには、コンピュ
ータ本体およびCD−ROMドライブの少なくとも一方
の電源をオン状態としたままで行うことがある。このよ
うな場合、各コンタクトによって伝達される種々の信号
のうち、特定の信号については、接続時には他の信号よ
りも先に伝達(他のコンタクトよりも先に接続)させ、
接続を解除するときには他の信号よりも後から遮断(他
のコンタクトよりも後から解除)させる、信号用コンタ
クトにおける時差接続を行う必要が生じる場合がある。
【0046】ここで、両コネクタ1,5の嵌合時には、
プラグコンタクト20とレセプタクルコンタクト60,
60′とが接触するわけであるが、前記のように、位置
決め突起18,18と位置決め溝58,58によってレ
セプタクルハウジング50に対してプラグハウジング1
0はまっすぐに挿入される。このため、コンタクト部6
1′が短く形成されたレセプタクルコンタクト60′よ
りもコンタクト部61が長く形成されたレセプタクルコ
ンタクト60の方がプラグコンタクト20に先に接触す
ることとなる。
【0047】従って、コネクタの挿抜時に先に接続させ
て後から切断したい信号用には、コンタクト部61が長
く形成されたレセプタクルコンタクト60を用い、その
他の信号用にはコンタクト部61′が短く形成されたレ
セプタクルコンタクト60′を用いれば、確実に時差接
続を行うことができる。
【0048】なお、上記のコネクタにおいては、プラグ
コンタクト20およびレセプタクルコンタクト60,6
0′を信号の伝達のみを行うコンタクトとして用いた場
合について説明したが、本発明はこれに限られるもので
はなく、電源用コンタクト30,70とは別に、もしく
は電源用コンタクト30,70と併せて、プラグコンタ
クト20およびレセプタクルコンタクト60,60′の
一部を電源の接続を行うコンタクトとして用いることも
できる。
【0049】すなわち、コネクタの挿抜時において電源
の接続行った後に接続したい信号や、電源を切る前に接
続を解除したい信号がある場合には、電源用にコンタク
ト部61が長いレセプタクルコンタクト60を用いれば
よい。逆に、コネクタの挿抜時において電源の接続行う
前に予め接続しておきたい信号や、電源を切った後に接
続を解除したい信号がある場合には、電源用にコンタク
ト部61′が短いレセプタクルコンタクト60′を用い
ればよい。
【0050】さらに、上記のコネクタにおいては、レセ
プタクルコンタクト60,60′の長さを変えることに
よって信号用のコンタクト20,60,60′における
時差接続を行うこととしているが、本発明はこれに限ら
れるものではなく、プラグコンタクト20の長さを変え
ることによって時差接続を行うように構成してもよい。
【0051】また、上記のコネクタによれば、プラグコ
ネクタ固定金具40およびレセプタクルコネクタ固定金
具80によってパソコンのケースとCD−ROMドライ
ブのケースとを電気的に導通させることができるため、
パソコンのケースとCD−ROMドライブのケースの電
位差を零にする(両ケースを同電位とする)ことがで
き、この点からもノイズの発生を低減させることができ
る。
【0052】なお、上記のコネクタにおいては、両グラ
ンド金具40,80を、グランドの強化および電源コン
タクトからのノイズのシールドに用いることとしている
が、電源コンタクト30,70に加えて電力の供給を行
わせるための電源用のコンタクトとしても用いることが
できる。これにより、電源コンタクト30,70のみで
は容量が少ない場合でも両グランド金具40,80で補
うことができる。
【0053】上記のコネクタにおいては、バッテリパッ
クからの電力の供給用のコンタクト30,70を、各コ
ンタクト20,60等の左右方向外方であるコネクタ
1,5の左右端部に設けることとしているが、本発明は
これに限られるものではなく、信号接続用のコンタクト
20,60等と、電源用のコンタクト30,70とが誤
接触しないように、信号接続用のコンタクト20,60
等に対する電源用のコンタクト30,70の配設位置が
左右非対称となるように形成してもよい。
【0054】例えば、レセプタクルコンタクトを例にと
って説明すると、図11に示すように、一方の電源用レ
セプタクルコンタクト170はレセプタクルハウジング
150の端部に設け、他方の電源用レセプタクルコンタ
クト170′はレセプタクルハウジング150の中央部
に設けるように構成してもよい。また、図12に示すよ
うに、電源用レセプタクルコンタクト270,270′
はレセプタクルハウジング250の両端部に設け、他方
の電源用レセプタクルコンタクト270′側だけにレセ
プタクル側空間253を閉塞する閉塞部256を設ける
ことにより、図示しないプラグコネクタの左右が反対に
なった状態で嵌合しないように構成してもよい。
【0055】上記のコネクタにおいては、各ハウジング
10,50の左右両端部において各電源用コンタクト3
0,70の外周をU字状に囲むようにして設けることに
より、電源コンタクトから発生するノイズをシールドす
るように構成しているが、シールド効果を高めるため
に、挟持部43,83を伸ばした構成としてハウジング
10,50の外周を全周にわたって覆うような構成とし
てもよい。これにより、電源コンタクト70等のみなら
ず、信号コンタクト60等から発生するノイズも遮断す
ることができる。
【0056】さらに、上記のコネクタにおいては、両コ
ネクタ1,5共に基板上に取り付けることとしているた
め、両グランド金具40,80の平板部41,81の底
面が両ハウジング10,50の底面とほぼ同一面上に位
置するように、略L字状に形成されているが、グランド
金具は必ずしもこのような略L字状に形成する必要はな
い。例えば、U字状に形成することによりコネクタの左
右側面方向においてケース等に固定するように形成した
り、グランド金具の平板部がコネクタの前面もしくは後
面と平行に位置するような略L字状に形成することによ
りコネクタの前面もしくは後面側においてケース等と固
定するように構成してもよい。
【0057】また、上記の両コネクタ1,5において
は、両グランド金具40,80の平板部41,81にバ
ーリング加工を施した上に立てたタップを用いてそれぞ
れの基板K1,K5への取り付けを行うこととしている
が、平板部41,81には必ずしもタップを立てる必要
はなく、取付用の貫通孔を形成するだけでもよい。さら
に、半田付けによって基板への取り付けを行うようにす
る場合には、タップや貫通孔は形成しなくてもよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るコネ
クタは、信号用のコンタクトの左右方向に並んで2極の
電源用コンタクトを設けているとともに、各ハウジング
の左右端部にコネクタ固定金具を設けており、これらの
コネクタ固定金具はプラグコネクタおよびレセプタクル
コネクタを嵌合させたときに接続するようになってい
る。このため、コネクタを小型化することができるとと
もに、両コネクタを嵌合させたときには、コネクタ固定
金具同士が接続されるため、それぞれのコネクタを取り
付けた基板等のグランド同士を接続させることができ、
基板同士の電位差を最小限に抑えることができる。さら
に、電源用プラグコンタクトが配設されたプラグ外側壁
部の左右端部の上面が上方に突出してガイド突起が形成
されており、レセプタクル外側壁部をプラグ外側壁部内
に受容嵌合するときにガイド突起がレセプタクル外側壁
部をプラグ外側空間内に突入させるガイドとして作用す
るように構成されているので、プラグコネクタとレセプ
タクルコネクタとの嵌合を容易に行うことができる。
【0059】さらに、プラグコネクタ固定金具およびレ
セプタクルコネクタ固定金具は、電源用プラグコンタク
トおよび電源用レセプタクルコンタクトが配設されるプ
ラグ外側壁部およびレセプタクル外側壁部の左右端部外
面に取り付けられており、電源用プラグコンタクトおよ
び電源用レセプタクルコンタクトの外周の少なくとも一
部を覆うようになっているため、両固定金具によって電
源用コンタクトにおける外周の一部をシールドすること
ができ、電源用コンタクトの通電時においてコネクタか
ら発生するノイズを低減させることができる。なお、電
源用のコンタクトは信号用のコンタクトに対して左右非
対称位置に配設するように構成してもよく、このような
構成とすることにより、電源用コンタクトの極性を誤っ
たコネクタの誤嵌合を確実に防止することができる。
【0060】さらに、レセプタクルコネクタへのプラグ
コネクタの受容嵌合時には、プラグコネクタ固定金具と
レセプタクルコネクタ固定金具との接続、電源用プラグ
コンタクトと電源用レセプタクルコンタクトとの接続、
信号用プラグコンタクトと信号用レセプタクルコンタク
トとの接続の順で時差接続させるように構成することが
好ましい。
【0061】このような構成とすることにより、各コネ
クタのグランドへの接続がなされた後に電源用コンタク
トの接続がなされ、電源用コンタクトを介して流れる電
源が安定した後に信号用コンタクトが接続される。これ
により、コネクタの嵌合時に信号と誤認されるようなノ
イズが電源用コンタクトから発生することがないため、
電源用コンタクトが通電状態にある場合における各コネ
クタの挿抜、いわゆる活線挿抜を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコネクタの一例であるレセプタク
ルコネクタおよびプラグコネクタを示す斜視図である。
【図2】上記コネクタの図1におけるII−II断面図であ
る。
【図3】上記コネクタの嵌合状態を示す図2におけるII
I−III部分の断面図である。
【図4】上記コネクタの嵌合状態を示す図2におけるIV
−IV部分の断面図である。
【図5】図2におけるV矢視の部分拡大図である。
【図6】図5におけるVI−VI断面図である。
【図7】図5におけるVII−VII断面図である。
【図8】図2におけるVII矢視図である。
【図9】図8におけるIX−IX断面図である。
【図10】図8におけるX−X断面図である。
【図11】本発明に係る異なる構成のレセプタクルコネ
クタを示す斜視図である。
【図12】本発明に係る異なる構成のレセプタクルコネ
クタを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 プラグコネクタ 5 レセプタクルコネクタ 10 プラグハウジング 20 プラグコンタクト 30 電源用プラグコンタクト 40 プラグコネクタ固定金具 50 レセプタクルハウジング 60,60′ レセプタクルコンタクト 70 電源用レセプタクルコンタクト 80 レセプタクルコネクタ固定金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−9241(JP,A) 特開 平6−45013(JP,A) 特開 平7−153536(JP,A) 特開 平8−125360(JP,A) 実開 平2−102681(JP,U) 実開 平1−159367(JP,U) 実開 平4−52389(JP,U) 実開 平5−73877(JP,U) 実開 平3−39267(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/64 - 13/658 H01R 24/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラグハウジング内に複数の信号用プラ
    グコンタクトを上下方向に延びた状態で左右方向に並べ
    て保持して構成されたプラグコネクタと、レセプタクル
    ハウジング内に複数の信号用レセプタクルコンタクトを
    上下方向に延びた状態で左右方向に並べて保持して構成
    されたレセプタクルコネクタとからなり、 前記プラグハウジングは上面が開放した矩形箱状のプラ
    グ外側壁部を有するとともに前記プラグ外側壁部に囲ま
    れたプラグ外側空間内に前記信号用プラグコンタクトが
    配設され、前記レセプタクルハウジングは矩形箱状のレ
    セプタクル外側壁部を有するとともに前記レセプタクル
    外側壁部の内面に沿って前記信号用レセプタクルコンタ
    クトが配設されており、前記レセプタクル外側壁部を前
    記プラグ外側壁部の前記プラグ外側空間内に受容嵌合さ
    せて前記信号用プラグコンタクトを対応する前記信号用
    レセプタクルコンタクトに接続させるように構成された
    コネクタであって、 前記信号用プラグコンタクトの左右方向外側に並んで位
    置するとともに前記プラグ外側壁部の左右端部に上下方
    向に延びて配設された2極の電源用プラグコンタクト
    と、 前記信号用レセプタクルコンタクトの左右方向外側に並
    んで位置するとともに前記レセプタクル外側壁部の左右
    端部に上下方向に延びて配設され、前記レセプタクル外
    側壁部を前記プラグ外側壁部内に受容嵌合した状態で前
    記電源用プラグコンタクトと接続される2極の電源用レ
    セプタクルコンタクトと、 導電材料によって形成されて前記プラグ外側壁部の左右
    端部外面に取り付けられ、前記プラグコネクタを基板等
    へ固定するためのプラグコネクタ固定金具と、 導電材料によって形成されて前記レセプタクル外側壁部
    の左右端部外面に取り付けられ、前記レセプタクルコネ
    クタを基板等へ固定するためのレセプタクル固定金具と
    を備え、 前記レセプタクル外側壁部を前記プラグ外側壁部内に受
    容嵌合したときに前記プラグコネクタ固定金具と前記レ
    セプタクルコネクタ固定金具とが当接して電気接続する
    ように構成され、 前記電源用プラグコンタクトが配設された前記プラグ外
    側壁部の左右端部の上面が上方に突出してガイド突起が
    形成されており、前記レセプタクル外側壁部を前記プラ
    グ外側壁部内に受容嵌合するときに前記ガイド突起が前
    記レセプタクル外側壁部を前記プラグ外側空間内に嵌入
    させるガイドとして作用するように構成されていること
    を特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記電源用プラグコンタクトおよび前記
    電源用レセプタクルコンタクトが、前記信号用プラグコ
    ンタクトおよび前記信号用レセプタクルコンタクトに対
    して左右非対称位置に配設されていることを特徴とする
    請求項1に記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記レセプタクル外側壁部を前記プラグ
    外側壁部内に受容嵌合するときに、前記プラグコネクタ
    固定金具と前記レセプタクルコネクタ固定金具とを接続
    させた後に、前記電源用プラグコンタクトと前記電源用
    レセプタクルコンタクトとを接続させ、さらにその後に
    前記信号用プラグコンタクトと前記信号用レセプタクル
    コンタクトとを接続させるように各コンタクトの上下方
    向長さが設定されていることを特徴とする請求項1もし
    くは2に記載のコネクタ。
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