JP3422640B2 - 座標検出機能付き表示装置 - Google Patents

座標検出機能付き表示装置

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JP3422640B2 JP30226896A JP30226896A JP3422640B2 JP 3422640 B2 JP3422640 B2 JP 3422640B2 JP 30226896 A JP30226896 A JP 30226896A JP 30226896 A JP30226896 A JP 30226896A JP 3422640 B2 JP3422640 B2 JP 3422640B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報機器や大型表
示パネルなどに文字や図形などを入力する際に用いる座
標検出機能付き表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスパネルや液晶表示パネルにペンで直
接手書き文字を入力出来る手段として、これまでに次の
ような手法が提案されている。(1)表示パネルとタブ
レットパネル(ペン入力パネル)をそれぞれ積み重ねる
方法と(2)表示パネルとタブレットパネルを共用する
方法である。前者(1)は、図11のように感圧方式、
静電誘導方式等のタブレット駆動回路111を備えたタ
ブレットパネル112と表示駆動回路113を備えた表
示パネル114を重ねた構造で電子ペン115の入力を
行うもので、これまでに各種情報機器に搭載されている
が、小型軽量化、低価格化等の課題をかかえている。
【0003】一方、後者(2)は、図12のように表示
駆動回路及びその走査電極を、表示だけでなく電子ペン
115の入力のタブレット駆動回路及び検出電極として
共用する表示一体型タブレットで、例えば、ガスパネル
については特開昭52−2335号公報に、液晶表示パ
ネルについては特開平5−53726号公報に提案され
ている。これらにおいて、複数の行電極群及びこれに直
交する複数の列電極群からなる表示パネルの表示電極と
電子ペン115先端の検出電極の容量結合を利用して座
標を検出している。
【0004】上記ガスパネルの場合は表示電極とペン先
端に備えた検出電極との静電結合を利用するものであっ
て、表示電極より順次1本づつ走査電圧を印加し、電子
ペンの検出電極に誘起される電圧がピーク値を示すタイ
ミングを計測することにより、電子ペンの座標を求めて
いる。
【0005】また、液晶表示パネルの場合の動作は、図
13に示すように、1フレーム期間を「表示期間」と
「座標検出期間」の2つに時分割をして、それぞれの期
間で表示及び座標検出を行うものである。座標検出期間
の走査は、表示電極より順次走査電圧を印加し、電子ペ
ンの検出電極に誘起する電圧により電子ペンのX,Y座
標を検出している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、ガスパネルの表
示装置として、大型化の可能なPDP(プラズマディス
プレイパネル)が注目され、PDPに電子ペンによる座
標検出機能を付加しようとすると、小型軽量化、低価格
化等の観点から、図12に示したように、表示パネルと
タブレットパネルとを共用することが考えられる。
【0007】しかし、このようにして電子ペンの座標を
検出した場合、上記特開昭52−2335号公報にも記
載されているが、検出電極に誘起される電圧が低く、且
つ検出波形がなだらかになっており、S/Nが極めて低
い。これは座標検出の為の走査が表示電極を1本づつ順
次走査している為、電子ペンの検出電極との静電容量が
小さいためである。
【0008】その結果、検出された電圧のS/Nが低く
なり検出精度が低下するので、上記公報では検出電極を
複数個(例えば3個)に分割し、且つそれぞれの電極に
誘起される電圧を差動増幅等により信号電圧として取り
出し、検出精度を高めているが、電子ペンの構造が複雑
になり、コストアップの要因となると共に、電子ペン先
端が太くなり、所望の座標点に入力できない等、手書き
入力時の操作性が悪くなる問題がある。
【0009】また、最近、PDPにおいても2値表示だ
けでなく、中間調を含む画像表示が強く望まれている。
しかし、PDPの場合、本質的に中間調表示が出来ない
が、中間調表示を目指した表示技術の開発が進められて
いる。この表示技術は、中間調表示を行う為に1フレー
ムの表示期間を複数のサブフイ−ルドに分割して表示を
行うものである。しかし、この方法ではサブフィールド
数の増加に伴い、図13のようにX座標検出期間とY座
標検出期間の2つの座標検出期間を設けて、その間に座
標検出を行うと表示期間が短くなる為、各サブフイ−ル
ド期間が短くなり、駆動回路の駆動周波数が高くなり、
表示制御が困難になる等の問題がある。一方、これを避
ける為に、サブフィールドの数を減らすことも考えられ
るが、中間調表示の階調数が減少し、表示品位の低下要
因となる。
【0010】本発明の目的は、このような問題点を解決
するものであり、表示品位を保持したまま、座標検出の
精度が高く、小型軽量で低価格の座標検出機能付き表示
装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の座標検出機能付
き表示装置は、複数の第1電極と複数の第2電極とが交
差する箇所に対応する画素を備えた表示パネルと、上記
第1電極に所定電圧のパルスを印加する第1電極駆動手
段と、上記第2電極に所定電圧のパルスを印加する第2
電極駆動手段と、上記第1電極及び上記第2電極と静電
結合する座標検出手段と、表示期間において、上記第1
電極駆動手段と上記第2電極駆動手段とを制御して、表
示期間を複数のサブフィールドに分割し、各サブフィー
ルドごとに走査パルスと表示濃度に応じた期間に対応す
る維持パルスとを上記第2電極に順次印加すると共に上
記第1電極に表示用パルスを印加する表示制御手段と、
を備えた表示装置において、第1電極座標検出期間に
おいて、上記第1電極駆動手段を制御して座標検出用パ
ルスを上記第1電極に順次印加する座標検出制御手段
と、1フレーム内で上記表示制御手段と上記座標検出制
御手段とを切り替える切替制御手段と、上記座標検出用
パルスにより上記座標検出手段に誘起された電圧と上記
座標検出用パルスの印加タイミングとに基づいて上記第
1電極側の座標検出を行う第1電極座標検出手段と、
記走査パルスおよび上記維持パルスにより上記座標検出
手段に誘起された電圧と上記維持パルスの印加タイミン
グとに基づいて上記第2電極側の座標検出を行う第2電
極座標検出手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】本発明の座標検出機能付き表示装置は、
記第2電極座標検出手段は、上記走査パルスおよび上記
維持パルスにより上記座標検出手段に誘起されたサブフ
ィールドの各電圧から選択された複数の電圧と当該維持
パルスの印加タイミングとに基づいて上記第2電極側の
座標検出を行うことを特徴とする。
【0013】本発明の座標検出機能付き表示装置は、
記第1電極座標検出手段により検出された第1電極側の
座標と上記第2電極座標検出手段により検出された第2
電極側の座標とが、時間軸上で最近接の座標であること
を特徴とする。
【0014】本発明の座標検出機能付き表示装置は、
記第2電極座標検出手段は、1フレーム内で最も長い期
間印加された上記維持パルスにより上記座標検出手段に
誘起された電圧と当該維持パルスの印加タイミングとに
基づいて上記第2電極側の座標検出を行うことを特徴と
する。
【0015】本発明の座標検出機能付き表示装置は、
記表示制御手段は、所定のサブフィールドから次のサブ
フィールドにわたって上記走査パルスと上記維持パルス
とを上記第2電極に順次印加すると共に、次のサブフィ
ールドが開始されると上記走査パルスと上記維持パルス
とを上記第2電極にさらに順次印加するように制御し、
上記第2電極座標検出手段は、次のサブフィールドにお
ける上記維持パルスにより上記座標検出手段に誘起され
た電圧の立ち上がりと当該維持パルスの印加タイミング
とに基づいて上記第2電極側の座標検出を行うことを特
徴とする。
【0016】尚、本発明の座標検出機能付き表示装置
は、上記第1電極座標検出期間において、上記座標検出
制御手段は、上記第2電極へのパルスの印加を停止する
ものであってもよい
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の座標検出機能付き表示装
置は、その表示装置自身は中間調表示が難しい為、他の
手段により中間調表示を行う表示装置に適用できるもの
であり、サブフィールドを用いる中間調表示を行うPD
Pについて説明する。なお、本発明の実施の形態は、こ
れに限定されるものでなく、中間調表示が難しいEL
(エレクトロルミネッセンス)パネル、FED(フィー
ルドエミションディスプレイ)、液晶表示パネル、強誘
電性液晶表示パネル等にも適用できる。
【0018】まず、本発明をPDP表示装置に適用した
場合について説明する。中間調表示を得る為のPDPの
駆動方式には大別してAC(交流)方式とDC(直流)
方式があり、本発明ではDC方式について説明する。な
お、本発明は、これに限定されるものでなくAC方式や
DC方式や他の変形方式にも適用出来ることは勿論であ
る。
【0019】図10に、DC方式のPDPの電極及び各
画素部の構造を示す。表面ガラス15と背面ガラス16
とに挟持された表示セル18は隔壁19により分離さ
れ、マトリック状に配列され、各表示セル18では、表
示電圧が陰極線Yと表示陽極23との間に印加され、こ
の間における放電によって発光する紫外線が表示セル1
8の内壁に塗布された蛍光体21を励起し可視光を発光
させることにより行われる。カラー表示の場合は各表示
セル18の蛍光体21は同一色でなく、例えば赤、緑、
青色等に発光する蛍光体の何れか一種類をそれぞれ異な
る表示セル18の内壁に形成される。
【0020】表示陽極23は、それぞれ抵抗24を介し
て表示陽極母線Xに接続され、表示電流が流れ過ぎて電
極がスパッタリングを起こし、寿命が短くなることを防
いでいる(AC方式の場合は電極を誘電体で覆い、これ
により形成される静電容量で表示電流が流れ過ぎるのを
阻止しているので抵抗は不要である)。陰極線Yには−
170V程度の走査電圧が印加され、表示陽極23には
+75V程度の表示電圧が印加される。補助陽極17は
抵抗24を介して補助陽極母線Sに接続され、陰極線Y
との間で放電を起こし補助放電セル20近傍にプラズマ
を存在させ、その両側面に位置する表示陽極23と陰極
線Yとの放電を助け、応答時間を速めるものである。
【0021】図9は表示の為のブロック図であり、表示
パネル1は図10の陰極線Y(以下「陰極Y」という)
と直交する表示陽極母線X(以下「陽極X」という)及
び補助陽極母線S(以下「補助陽極S」という)により
構成されるが、当図では抵抗24及び表示陽極23は省
略している。表示情報は、制御回路7からの制御信号に
基づき、表示信号源14と表示制御回路5から陰極駆動
回路2と表示陽極駆動回路3と補助陽極駆動回路13
に、直流電源回路12の電源電圧と共に表示制御信号が
供給され、表示のための駆動電圧として表示パネル1の
陽極X,陰極Y,補助陽極Sにそれぞれ供給される。
【0022】図8は上記表示パネル1の各電極への電圧
印加のタイミングである。まず、陰極Y1の1行目の表
示では図8のt0〜t1の期間に表示すべき各行の陽極に
のみ、図8(a)の点線で示すような正電圧の書込みパ
ルス(非表示陽極は0V)を表示陽極駆動回路3の各出
力端子より陽極群(X1〜Xm)に同時に出力して、各陽
極に同時に印加すると共に、陰極Y1及び補助陽極Sに
も図8(b)及び図8(c)に示す走査パルス及び補助
放電パルスを印加することにより、表示すべき画素の陽
極陰極間印加電圧は図8(d)の実線に点線が加わった
値となり放電の為の閾値Vt を越えて両電極間(陰極−
陽極間)で放電が開始され、図8(e)に示す放電電流
が流れて、この間紫外線を放出して表示セルの蛍光体を
励起し、その画素が表示される。
【0023】一方、非表示画素に対応する陽極には書込
みパルスが印加されないので、該画素の陽極陰極間印加
電圧は図8(d)の実線だけの値となり、放電の為の閾
値Vtより低いため放電は起きず、表示は行われない。
【0024】同様にして、t2〜t3の期間で陰極Y2
2行目の表示が開始されることになるが、再度1行目の
画素の表示動作の説明に戻す。上記の様にt0〜t1で1
行目の画素の表示が行われるが、この期間に放電が起き
表示が行われた表示セル内に発生した正負の電荷(プラ
ズマ状態)はすぐに消滅するのでなく、ある時間をおい
て徐々に消えていく。
【0025】そして、この電荷が消滅せずに残っている
3〜t4間に陰極Y1に図8(b)に示すように、走査
パルスと同一パルス幅で同一電圧の維持パルスが等間隔
で印加されると、この間に陽極に書込みパルスが加わら
ない閾値Vt より低い電圧であっても、その画素の電極
間には、図8(e)のt3〜t4の様に放電(放電電流が
流れる)が行われる特性がある。
【0026】従って、図8(b)のY1の様に、画素の
電極間の電荷が消滅する時間内に次の維持パルスを印加
すると、維持パルス印加毎(図では4回)にその画素
(表示セル)では放電が起き、蛍光体による表示が行わ
れる。この場合最初の走査パルス印加期間t0〜t1に書
き込みパルスが加わらなかった画素については、走査パ
ルスの印加時に放電が起きなかった為、その画素には電
荷が存在しないので、その直後t3〜t4に維持パルスが
加わっても表示は行われない。
【0027】即ち、1行目の各画素における表示の可否
は走査パルス印加時の陽極Xへの書き込みパルスの有無
で決まり、以後の維持パルス印加では書込みパルスには
関係なく走査パルス印加時の状態(表示/非表示)を持
続する。
【0028】従って、図8の様に2行目以降の表示走査
が行われている期間も、1行目の各画素は独自の情報表
示を継続する。同様にして3行目以降も期間を置いて順
次表示を継続する。即ち表示は1行づつ行われるのでな
く、或る期間をおいて複数行がオーバーラップしつつ順
次シフトしながら表示をしている(この点については図
7で後述する)。維持パルスの間隔をある期間以上置く
と、表示セル内の電荷が消滅し初期の状態t0に戻る。
【0029】上記性質を利用してPDPの中間調表示を
実現する。つまり、陰極Yに走査パルスを印加する時点
で各画素における表示の可否を決定し、維持パルスの数
で表示の明るさを決定するのである。即ち、画素の明る
さが維持パルスの数に略比例して我々の目に見える視感
覚特性を利用するのである。
【0030】図7に、上記性質を利用した中間調表示の
タイムチャートの一例を示す。PDPでは、1フレーム
(例えば16.7mS)をSF1 〜SF8 の表示濃度の
異なる8枚のサブフィールドに分割して表示走査をす
る。まずSF1 において陰極Y1より図8に示すよう
に、陰極Ynまで順次走査を行いSF1 の表示を行う。
SF1 における維持パルス数は図7では512である。
引き続きSF2 の表示を行うが、この間の維持パルス数
は256であり、以後128、64、32、16、8、
4となる。即ち、パルス数の比は128、64、32、
16、8、4、2、1となり、各サブフィールドでの表
示は2値表示であり、その濃度比は128、64、3
2、16、8、4、2、1となるので、8つのサブフィ
ールドの表示状態を組み合わせることにより256種
類、即ち256段階の階調表示が可能となる。なお、図
7において「書き込み」は図8の走査パルスを示し、
「消去」は最後の維持パルスの印加が終了した時点を示
す。
【0031】図7では各サブフィールドにおける維持パ
ルス数を512、256、…8、4としているが走査順
序はこれに限定されるものでなく先に記述の順序とは逆
に4、8、…、256、512又はランダムな順序で表
示をしても良い。また、各サブフィールドにおいて印加
する同一パルス幅の維持パルスを上記のようにパルス数
を変える方式の他、単一パルスにしてそのパルス幅をサ
ブフィールド毎に変えてもよい。
【0032】次に、上記PDPを、表示一体型タブレッ
トとして適用した場合について説明する。本発明では中
間調表示を行う為にPDPが各フレームにおける表示を
複数のサブフィールドに分割して表示することに着目し
て、表示期間のサブフイ−ルドにおける陰極Yの表示走
査を利用して表示期間にY方向の座標を検出するもの
で、図13と比較してY座標検出期間を必要としないの
である。
【0033】図1はそのブロック図である。図9の表示
装置としてのPDPに、電子ペン8、オペアンプ9、X
座標検出回路10、Y座標検出回路11が付加され、制
御回路7pで制御される位置検出制御回路6、切り替え
回路4が新たに加わり、制御回路7pで制御された切り
替え回路4により表示制御回路5p又は位置検出制御回
路6の何れか一方の制御信号を陰極駆動回路2p、表示
陽極駆動回路3p、及び補助陽極駆動回路13に供給し
て各電極を駆動する。なお、制御回路7pにより制御さ
れるX座標検出回路10及びY座標検出回路11で検出
されたX,Y座標出力は、再度、制御回路7pあるいは
制御回路7pを構成するコンピュータに入力され、座標
検出に必要な演算や処理を行ったX,Y座標は表示制御
回路5pにより表示パネル1に表示される。
【0034】次に、上記電子ペン8の先端部構造を図1
4に示す。ペンケース151は金属、又は表面に金属メ
ッキを施したプラスチック等で形成し、その金属を接地
することにより外部からのノイズを遮蔽している。電子
ペン8の先端には入力インピーダンスの高い検出電極1
52が設置されており、表示パネル1近傍に電子ペン8
を置くと陽極X及び陰極Yと静電的に結合する。
【0035】又、図では表面ガラス15に電子ペン8が
直接接触しているが、電子ペン8が入力面である表面ガ
ラス15を滑らかに走行し、且つ表面ガラス15が何ら
かの原因で破損した場合の破片飛散を避ける目的で、図
示しないが保護用のプラスチックシートを表面に接着し
ている。又、表面は電子ペン8による傷を避ける為に強
化処理をしたり反射防止処理等をしてもよい。
【0036】検出電極152の先端部もまた電子ペン8
が入力面を滑らかに走行し、且つ入力面及び検出電極1
52を保護する為に樹脂153で覆っている。検出電極
152は電子ペン8のケース内に設置されたオペアンプ
9(図14では図示せず)に接続されており、検出電極
152の入力インピーダンスを高めると共に、検出電極
152に誘起される微小電圧を増幅している。
【0037】PDPの表示走査により電子ペン8の検出
電極152に誘起する誘導電圧は維持パルスの周波数成
分を含むので、少なくともオペアンプの初段における増
幅特性は少なくとも維持パルスの周波数成分を含むこと
が必要である。又、LCで構成される共振回路や、セラ
ミックフイルター等を含む回路素子で構成される狭帯域
増幅回路を採用することも有効である。オペアンプ9で
示される増幅器は全て電子ペン8の筺体内に収納しても
よく、電子ペン8内で第1の増幅を行った後電子ペン8
のリード線を経て本体側に設置されたオペアンプで更に
第2の増幅を行ってもよい。
【0038】本発明においても、表示期間と座標検出期
間とに時分割されるが、座標検出期間は、図2に示され
るようにX座標検出期間のみで、Y座標検出は表示期間
に行うのでY座標検出期間を設ける必要はない。
【0039】図2に示される表示期間では、図1の切り
替え回路4が表示制御回路5pを選択し、この期間の動
作は図9に示されるPDPと基本的に同じである。但
し、1フレーム期間での表示期間がX座標検出期間分だ
け短くなっているが、その期間は1フレームの3%程度
に設定すれば良く、図2や図7に示される表示期間は略
97%に圧縮されるが、この程度の時分割比であれば、
表示への影響は実用上殆ど問題にならない。
【0040】図1に示す装置において、表示期間に図8
に示すような表示電圧を印加して表示を行うが、この時
電子ペン8をパネル1の表面ガラス15の任意の位置に
接近させると、陰極Y及び陽極Xと電子ペン8の検出電
極152との静電結合により検出電極152に静電誘導
電圧が誘起する。この電圧をオペアンプ9で更に増幅す
ると図2(c)のような検出電圧が得られる。この電圧
波形は、陽極X、陰極Y及び電子ペン8の検出電極15
2の形状、陰極Yに印加する表示走査電圧の波形、オペ
アンプ9の特性等の他、表示パネル1の表面ガラス15
の厚さ及びパネル前面に設置される保護パネルの厚みに
より違いはあるが、電子ペン8には振幅変調波に似た波
形の電圧が検出される。図2(c)では検出電圧の振幅
がオペアンプ9の振幅特性を上回っており振幅が一定値
に飽和しているが、最終的には図2(d)のように2値
化されるので上記飽和に関しては特に問題はない。
【0041】電子ペン8の検出電極152に誘起された
電圧は、陰極Yに印加された走査パルスと維持パルスの
電圧により電子ペン8の検出電極152に誘起した電圧
成分と、陽極Xに印加される表示電圧により電子ペン8
の検出電極152に誘起した電圧成分とが共に加わった
ものである。陽極Xへの印加電圧は表示内容により異な
るが、電子ペン8を陰極Yに近い位置に配置し、且つ陰
極Yへの印加電圧が陽極Xへの印加電圧より高い(例え
ば陰極Yの電圧が−170Vに対し陽極Xに印加される
電圧は75V程度である)ので、陰極への走査電圧によ
る誘導電圧が主な成分となる。
【0042】図2(c)において、振幅が大きい部分が
陰極Yの表示走査の維持パルスによる誘導成分であり、
振幅の小さい部分が陽極Xからの誘導成分である。表示
内容により陽極Xに印加される電圧が変わるので、誘導
電圧の振幅も表示内容により変化するがその変化量は少
ない。
【0043】図2(d)は、図2(c)の電子ペン2で
検出された誘導電圧をY座標検出回路10内で、整流回
路で整流検波した後、高周波成分をローパスフイルター
回路で除去し、更にコンパレータ等で2値化した結果で
ある。
【0044】表示の為の陰極Yの走査は図7や図8に示
すように、複数本の陰極が時間軸にオーバーラップした
形で順次電圧を印加され、走査された陰極Yの先頭が電
子ペン8に接近すると電子ペン8の検出電極152に誘
起する検出電圧は徐々に大きくなり、ほぼ一定値に達
し、その後表示走査の最終部が電子ペンの直下を通過す
ると徐々に小さくなる。
【0045】本発明の実施の形態では1フレームに付き
最大8回Y座標を検出できるのが特徴である。同時に印
加される電極数が多いSF1 、SF2 、SF3 等は検出
電圧がオペアンプ9の振幅特性を上回っている場合には
振幅が飽和し、図2(c)のように振幅が一定になる
が、電圧が同時に印加される電極数が少ないSF7 、S
8 等の検出電圧は低い。従って、SF1等の振幅特性
が飽和するような状態での検出電圧によりY座標を検出
するのがS/N向上の点で望ましい。
【0046】従って、電子ペン8で検出した信号電圧を
上記のような整流、2値化等の処理をすることにより、
維持パルスの走査電圧が印加された陰極Yの先頭が電子
ペン8の略直下に達した時点で図2(d)の2値化電圧
は立ち上がり、走査電圧が電子ペン8の直下を通過して
いる間はその状態を維持し、陰極Yの最終部が電子ペン
8の直下を略通過する時点より立下る。
【0047】電子ペン8の座標は、図2(d)の2値化
電圧とカウンターにより計時されるY陰極への維持パル
スの印加タイミングとにより求める。表示の為の走査を
開始する時間即ち図2(b)のY1 走査パルスの立ち下
がり時間よりパルスSF1 dが立ち上がる迄の時間td
1 をY座標検出回路10のカウンターにより求めるもの
で、これはSF1 における表示の走査が電子ペン8のほ
ぼ直下の陰極にさしかかった時の時間である。また、図
2(b)に示されるY1 走査パルスの立ち下がり時間よ
りパルスSF1 dが立ち下る迄の時間tw1 をカウンタ
ーにより求め、座標を検出することも可能である。これ
はSF1 における表示の走査が電子ペン8のほぼ直下の
陰極を終了するまでの時間である。
【0048】さらに、上記2つの時間td1 、tw1
それぞれ求めた後、両者の平均値tc1 を求めることに
より、より検出精度を高めることが出来る。更にまた外
部ノイズによる誤検出を除去する手段として上記2つの
時間td1 、tw1 を求めた後、両者の差を求め、その
値が予め設定した範囲を外れる場合は誤検出として除去
して、外部からのノイズによる誤検出を除去することも
できる。なお、両者の差は、各サブフィールドに維持パ
ルスが印加されている時間にほぼ相当する。なお、時間
計測の起点は上記実施の形態ではY1 の走査パルスを基
準時間としているが、この時間と一定の時間を隔てた他
のパルス発生時間を基準にしても良い。各陰極Yへの走
査パルスのタイミングについても、別途カウンターによ
り計時しておく必要がある。
【0049】また、基準時間が一定であっても上記td
1 、tw1 及びその平均値tc1 は電子ペン8の位置が
一定であってもそれぞれ異なる値になっている。従って
td1 、tw1 、tc1 のいずれを基準にして真の座標
を求めるかにより、異なる換算式又はテーブルを備える
ことによりいずれの時間計測からも座標を求めることが
できる。
【0050】本発明では、1本づつ順次走査するのでな
く複数本の陰極に走査電圧を印加しつつ表示を行ってい
るので、従来のように1本づつ走査をする場合に比べて
検出電圧が著しく高くなるので、従来のように検出電極
を複数に分割して各検出電圧の差動処理を行う必要がな
く、且つ電子ペン8の検出電極を一点にしても座標検出
の精度が高い為、電子ペン8の先端及び本体を我々が日
常筆記用に用いているペンと同様なサイズにすることが
出来る。
【0051】又、検出精度を高める手段として複数のサ
ブフィールド毎にtd1 、td2 、…より座標を検出
し、各サブフィールドにおける検出値の平均値を求める
ことにより、検出精度が一層向上する。
【0052】また、SF1 〜SF3 での表示においては
陰極への電圧印加時間が長いため、検出された2値化信
号SF1 d〜SF3 dの立ち下がり時間は、次のサブフ
ィールドの表示期間に入ってしまうが、立ち上がり時間
は常に表示しているサブフィールドの表示期間に入って
いるので、td1 、td2 、…は各サブフィールド毎に
計測出来るため、立ち上がり時間により座標検出を行う
ことで、このような中間調表示でもより正確な座標検出
ができる。
【0053】また、複数のサブフィールドでY座標を検
出する場合、サブフィールドSF1とSF5 とでY座標
1n、y5nをそれぞれ求め、X座標検出期間で検出され
る(N−1)フレームとNフレームで検出されたX座標
n-1、xnより両者の中点のX座標を算定し、2組の座
標(xn-1、y1n)及び{(xn-1+xn)/2、y5n
を(N−1)フレームとNフレームそれぞれの座標とす
ることにより、電子ペン8の単位時間当たりの検出座標
数を高め、より正確な座標検出ができる。
【0054】また、複数のサブフィールドでY座標を検
出する場合、1フレーム期間に於いて検出されたサブフ
ィールドで検出された複数のY座標の値をすべてデータ
として取り込むのでなく、各サブフィールドで検出され
たY座標値の分布を求め、これらを比較して全体の分布
より大幅に外れる検出値を除去しても良い。
【0055】また、Y座標の検出に用いるカウンターの
周波数は、図8(b)の陰極Yの走査パルと同一でもよ
いが、より高い解像度が必要な場合には、これより高い
周波数で計測することにより、画素密度より高い解像度
で座標を検出できる。例えば、カウンターの周波数が維
持パルスの2倍ならば検出精度が0.5画素単位にな
り、画素と画素の中間位置に電子ペンが置かれている場
合でも何れか一方の画素位置として検出されるのではな
く画素と画素の中間位置として検出される。この手段で
検出された座標をパネルに表示する場合、画素と画素の
中間位置の表示が出来ないので何れか一方又は両方の画
素に表示するので、効果が無いように見えるが、そうで
はなく、電子ペン8で入力した筆跡のパターン及び文字
認識での認識精度が向上するのである。実際の装置では
維持パルスの4倍の周波数でカウントするのが適当であ
り、これより多い場合は効果が少ない。
【0056】次に、X座標の検出動作について説明す
る。上述したように図1の装置では、表示期間には制御
回路7pからの制御信号に基づき、切り替え回路4は表
示制御回路5pを選択してその制御信号を陰極駆動回路
2p、表示陽極駆動回路3p,補助陽極駆動回路13に
転送しこれらの駆動回路を制御して表示を行いつつその
間にY座標の検出を行う。一方、X座標検出期間には制
御回路7pからの制御信号に基づき切り替え回路4は位
置検出制御回路6を選択し、その制御信号を陰極駆動回
路2p、表示陽極駆動回路3p,補助陽極駆動回路13
に転送し、これらの駆動回路を制御して、従来と同様に
して、表示陽極駆動回路3pの陽極に座標検出用の所定
電圧の走査パルスを順次印加して、電子ペン8に誘起さ
れる電圧とその印加タイミングでX座標検出回路10の
カウンターでX座標を検出する。その時の走査パルスの
例を、図3、図4、及び図5に示す。
【0057】図3では、走査電圧を隣接する陽極とオー
バーラップしつつ順次印加する。電極数が多い場合には
走査に要する時間が長くなる為、X座標検出期間も長く
なり、それだけ表示期間が短くなるため、オーバーラッ
プする方がよい。さらに走査速度を上げる為には、図4
のように複数本の電極を群に纏めて走査しても良い。ま
た、図5のように複数本の電極を纏めて各電極群がオー
バーラップしないで走査することも可能である。この走
査はPDPの場合走査電圧が高い為、表示陽極駆動回路
3pを構成する駆動用LSIの電極寸法がロジック用L
SIに比べて耐圧を高める為に大きくなっているのに伴
い、LSIの電極充放電時間等が長くなり内部のシフト
レジスター等の高速化が難しくなるので、このような走
査を採用し、駆動回路の構成を簡素化して検出期間を短
縮するものである。
【0058】X座標検出期間は図2のように垂直同期の
近辺に設定されるが、表示の為には表示期間をなるべく
長く設定するのが好ましい。その為には、図4、図5に
示す手段が特に有効であるが、クロックパルスの周波数
を高く設定することにより、図3にも適用できる。
【0059】X座標検出の具体的な処理として、図2で
は、X座標を各フレーム毎にSF1の表示走査の前のフ
レームで一回検出しているが、これに限定されるもので
はない。例えばSF5 とSF6 の間に更にX座標検出期
間を設け、各検出期間で検出(x1n-1及びx5n)しても
よい。そしてSF1 及びSF5 で検出した2つのY座標
(y1n及びy5n)より、1つのフレーム内に2つの座標
(x1n-1、y1n)と(x5n、y5n)をそれぞれ検出して
も良い。
【0060】X座標検出期間における上記走査電圧は、
表示走査での陽極Xへの印加電圧と同じ電圧で走査する
と好都合である。これは電源電圧の切り替え回路や座標
検出専用の電源回路等を不要にし、且つ駆動回路を構成
するLSIを簡素化するとともに、座標検出の走査電圧
を表示と同じく比較的高い電圧に設定することにより、
電子ペン8に高い電圧を誘起させ、高い精度の座標検出
を行える。
【0061】ここで、X座標検出期間での走査で特に重
要な点は、この期間に陰極Yと陽極Xの間で放電が起
き、それによって発生する紫外線で画素の蛍光体が発光
し、表示品位を低下させてはならないことである。さら
に、座標検出用の走査パルス以外の不要な電圧を誘起し
てはならない点である。何故ならば、これらがX座標検
出時のノイズとして作用し、検出精度が著しく低下する
からである。
【0062】そこで、X座標検出期間では、位置検出制
御回路6の制御信号により陰極駆動回路2pが陰極Yに
走査パルスや維持パルスの印加の停止をするように制御
するとともに、補助陽極駆動回路13が、補助陽極Sに
も補助放電パルスを印加の停止をするように制御するこ
とにより、この期間には陽極Xの走査だけで電子ペン8
のX座標を検出するのが良い。
【0063】次に、検出したX,Y座標の上述した処理
以外の処理について説明する。本発明では、表示期間に
Y座標を検出し、X座標検出期間にX座標を検出するの
で、図6に示すように、X座標とY座標の検出に時間差
がある。つまり、図2のNフレーム目のSF1 でY座標
を検出(図6のt1y(y1))し、同じNフレームの座
標検出期間でX座標を検出(図6のt1x(x1))した
場合を想定する。フレーム周波数を60HZ(1フレー
ム期間16.7mS)とすれば、一対のX座標とY座標
が検出される時間差は約14mSである。ここで図6の
ように電子ペン8を、XY座標に対し約45°の方向
に、300mm/S(極めて高速の部類)の筆記速度で
移動した場合、Y座標が検出されてからX座標が検出さ
れる迄の間に入力ペンの先端位置が4mm以上進むこと
になり、電子ペン8の実際の位置と検出座標P1(x1
1)の位置が約2.8mmづれることになる。
【0064】実際の手書き入力における筆記速度は10
0mm/S程度の場合が多いが、文字認識等においてこ
のような特性は好ましくない為、本発明では1フレーム
における複数のサブフィールドの中で、X座標検出期間
に最も近い時間のサブフィールドからY座標を検出する
のが良い。例えば、Y座標とX座標の検出時間差を4m
S以内に設定すると、300mm/Sの筆記速度でも電
子ペン8の実際の位置と検出位置のづれは0.8mmと
なるが、通常使われる100mm/S程度の筆記速度で
あれば0.27mm程度となって、実用上殆ど問題にな
らない。
【0065】つまり、図2においてSF1 で検出された
Y座標と、その前の(N−1)番目のフレームにおける
時間軸で最近接のX座標検出期間で検出されたX座標と
を一対の座標情報としてコンピュータに取込み文字認識
やパターン認識を行い且つ表示を行うのが良い。ここ
で、図2のSF8 もX座標検出期間に近い為有効である
が、図2(c)から明らかなようにSF8 は陰極Yへの
走査電圧印加時間が短いので、検出電圧が低く、動作が
不安定であるので、SF1 の座標を検出するのがより好
ましい。
【0066】また、図2ではX座標検出期間をSF1
前に設置しているが、SF1 とSF2 の間にX座標検出
期間を設けてX座標を検出し、SF1 とSF2 でそれぞ
れY座標を検出し、その2つの座標の平均値をY座標の
検出座標に採用するようにすれば、SF1 とSF2 の間
で検出したX座標との時間は略一致するので、より好ま
しい。
【0067】また、他には、SF4 又はSF5 のように
1フレームの中央部に近いサブフィールドでY座標を検
出し、その座標値(ya1)を制御回路7pを含むコンピ
ュータ等の処理部に送出するのでなく一旦メモリーに蓄
え、次のフレームに於けるサブフィールドSF4 又はS
5 で検出したY座標値(ya2)との平均値(y1
(ya1+ya2)/2)をY座標とし、上記最初のフレー
ムと次のフレーム間のX座標検出期間に検出されたX座
標(x1 )との組み合わせを一つの座標情報(x1
1)としてもよい。なお、次のY座標y2 はya2とさ
らに次のフレームで検出したya3の平均値から順次求め
ることが出来る。このようにして、上記X座標検出期間
は2つの各フレームに於けるSF4 又はSF5 のほぼ中
間時間に相当し、電子ペン8の実際の位置と検出座標
(x1、y1)は実用上一致するものとして取り扱うこと
が出来る。
【0068】次に、陰極Yに印加されるどのような維持
パルスのサブフィールドが良いかについて説明する。図
2(c)から分かるように、陰極Yに比較的長い期間に
亙って表示電圧が印加されるSF1 、SF2 、SF3
で示されるサブフィールドで誘起される電圧は検出処理
を行うのに十分な値であるが、陰極Yへの印加期間の短
いSF8 、SF7 等では、2値化の閾値に達しない場合
もあり、外来ノイズや生産時のばらつきの影響もあり、
Y座標検出には不適である。
【0069】電子ペン8に誘起される電圧を十分広い帯
域幅で取り出した場合、SF1 で検出されるパルス幅は
1mS程度であるのに対し、SF8 の場合は10μSの
オーダーである。実際の装置ではオペアンプ等の増幅手
段は、経済性やノイズの問題から増幅帯域幅に制約を加
えている。
【0070】従って、安定に検出精度を得る上で検出電
圧の高い陰極に長い期間に亙って表示電圧が印加される
SF1 、SF2 、SF3 等で示されるサブフィールドに
おいて座標を検出するのが良く、SF1 が最も望まし
い。ここで、Y座標検出回路11の周波数特性を、パル
ス幅が大きいサブフィールドより検出される信号成分の
みを増幅または通過する低域フイルター又は中域フイル
ター特性を持たせることにより、パルス幅の大きい検出
信号のみを取り出すことが可能となり、高い周波数成分
を含むノイズ成分を除去出来るので誤検出のない検出が
可能となるだけでなく、動作周波数の低い安価な機能素
子を採用出来るので、装置の低価格化にも役立つ。
【0071】一般に、外部より電子ペン8の検出電極に
飛来するノイズはインバーター点灯の蛍光灯及び、CR
Tディスプレーの場合十数KHZ以上であり、電子ペン
の電極保護樹脂と表示パネルとの摩擦帯電により発生す
るインパルスノイズのパルス幅も数十μSであるのに対
し、SF1 で検出されるパルス幅は1mS程度なので、
座標検出時にインパルスノイズ成分が含まれていても、
極めて容易に座標成分だけを取り出すことが出来る。
【0072】
【発明の効果】発明によれば、入力専用のタブレット
パネルが不要となり、小型軽量、低価格の情報機器を提
供することができ、表示パネルの1フレーム内での表示
期間を複数のサブフィールドに分割して多階調表示を行
う時の第2電極の印加パルスを利用して第2電極側の座
標を検出できるため、表示パネルの1フレーム内では第
1電極座標検出期間のみ設ければ良いので、表示品位の
劣化のない座標検出機能付き表示装置を提供することが
できる。
【0073】さらに、第2電極から座標検出手段に誘起
される電圧が発生しないので、第1電極側の座標検出の
精度を向上することができる。また、表示装置にPDP
を用いた場合、第1電極座標検出期間において電極間放
電が起こらず、蛍光体が発光しないのでコントラストの
低下がなく、表示品位の低下が起こらない。
【0074】発明によれば、座標検出手段に誘起され
た複数の電圧を用いるので、第2電極側の座標検出の精
度を向上することができる。
【0075】発明によれば、検出された第1電極の座
標と第2電極の座標とを近接できるので、座標検出手段
の高速入力時であっても実際の入力座標と、検出座標の
ずれを少なくすることができ、座標検出の精度を向上す
ることができる。
【0076】発明によれば、耐ノイズ性が向上し、座
標検出の精度を向上することができる。
【0077】発明によれば、次のサブフィールド内で
同一時刻に異なる第2電極に走査パルスと維持パルスと
が印加されている状態であっても、座標検出手段に誘起
された電圧の立ち上がりにより座標検出を行うため、第
2電極側の座標を正確に検出し、その精度を向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の座標検出機能付き表示装置のブロック
図である。
【図2】本発明の座標検出動作を説明するための波形図
である。
【図3】本発明のX座標を検出する為の走査電圧波形図
である。
【図4】本発明のX座標を検出する為の他の走査電圧波
形図である。
【図5】本発明のX座標を検出する為のさらに他の走査
電圧波形図である。
【図6】入力パネル上の電子ペンの入力座標と検出座標
の違いを説明する図である。
【図7】多階調表示を行うPDPのサブフィールドの動
作説明図である。
【図8】多階調表示を行うPDPの動作波形図である。
【図9】多階調表示を行うPDPのブロック図である。
【図10】多階調表示を行うPDPの構造斜視図であ
る。
【図11】従来の表示パネルとタブレットパネルを積み
重ねた構成を示す図である。
【図12】従来の表示一体型タブレットの構成を示す図
である。
【図13】表示一体型タブレットの時分割動作を説明す
る図である。
【図14】電子ペンの詳細断面図である。
【符号の説明】
1 表示パネル 2p 陰極駆動回路 3p 表示陽極駆動回路 4 切り替え回路 5p 表示制御回路 6 位置検出制御回路 7p 制御回路 8 電子ペン 9 オペアンプ 10 X座標検出回路 11 Y座標検出回路 12 直流電源回路 13 補助陽極駆動回路 14 表示信号源
フロントページの続き (72)発明者 柴崎 茂 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−255911(JP,A) 特開 平6−314165(JP,A) 特開 平8−115057(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/03 - 3/033

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の第1電極と複数の第2電極とが交
    差する箇所に対応する画素を備えた表示パネルと、 上記第1電極に所定電圧のパルスを印加する第1電極駆
    動手段と、 上記第2電極に所定電圧のパルスを印加する第2電極駆
    動手段と、 上記第1電極及び上記第2電極と静電結合する座標検出
    手段と、 表示期間において、上記第1電極駆動手段と上記第2電
    極駆動手段とを制御して、表示期間を複数のサブフィー
    ルドに分割し、各サブフィールドごとに走査パルスと表
    示濃度に応じた期間に対応する維持パルスとを上記第2
    電極に順次印加すると共に上記第1電極に表示用パルス
    を印加する表示制御手段と、 を備えた表示装置において、 第1電極座標検出期間において、上記第1電極駆動手
    段を制御して座標検出用パルスを上記第1電極に順次印
    加する座標検出制御手段と、 1フレーム内で上記表示制御手段と上記座標検出制御手
    段とを切り替える切替制御手段と、 上記座標検出用パルスにより上記座標検出手段に誘起さ
    れた電圧と上記座標検出用パルスの印加タイミングとに
    基づいて上記第1電極側の座標検出を行う第1電極座標
    検出手段と、上記走査パルスおよび 上記維持パルスにより上記座標検
    出手段に誘起された電圧と上記維持パルスの印加タイミ
    ングとに基づいて上記第2電極側の座標検出を行う第2
    電極座標検出手段と、を備えたことを特徴とする座標検
    出機能付き表示装置。
  2. 【請求項2】 上記第2電極座標検出手段は、上記走査
    パルスおよび上記維持パルスにより上記座標検出手段に
    誘起されたサブフィールドの各電圧から選択された複数
    の電圧と当該維持パルスの印加タイミングとに基づいて
    上記第2電極側の座標検出を行うことを特徴とする請求
    項1記載の座標検出機能付き表示装置。
  3. 【請求項3】 上記第1電極座標検出手段により検出さ
    れた第1電極側の座標と上記第2電極座標検出手段によ
    り検出された第2電極側の座標とが、時間軸 上で最近接
    の座標であることを特徴とする請求項1記載の座標検出
    機能付き表示装置。
  4. 【請求項4】 上記第2電極座標検出手段は、1フレー
    ム内で最も長い期間印加された上記維持パルスにより上
    記座標検出手段に誘起された電圧と当該維持パルスの印
    加タイミングとに基づいて上記第2電極側の座標検出を
    行うことを特徴とする請求項1記載の座標検出機能付き
    表示装置。
  5. 【請求項5】 上記表示制御手段は、所定のサブフィー
    ルドから次のサブフィールドにわたって上記走査パルス
    と上記維持パルスとを上記第2電極に順次印加すると共
    に、次のサブフィールドが開始されると上記走査パルス
    と上記維持パルスとを上記第2電極にさらに順次印加す
    るように制御し、 上記第2電極座標検出手段は、次のサブフィールドにお
    ける上記維持パルスにより上記座標検出手段に誘起され
    た電圧の立ち上がりと当該維持パルスの印加タイミング
    とに基づいて上記第2電極側の座標検出を行う ことを特
    徴とする請求項1記載の座標検出機能付き表示装置。
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