JP3422308B2 - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JP3422308B2
JP3422308B2 JP2000056852A JP2000056852A JP3422308B2 JP 3422308 B2 JP3422308 B2 JP 3422308B2 JP 2000056852 A JP2000056852 A JP 2000056852A JP 2000056852 A JP2000056852 A JP 2000056852A JP 3422308 B2 JP3422308 B2 JP 3422308B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CPU(中央処理
装置)にメモリ装置と画像処理部/通信処理部/I/O
コントローラ等のデバイスが接続されたデータ処理装置
に関し、特にデバイスがCPUと独立し直接メモリにア
クセスするDMA(ダイレクトメモリアクセス)転送
や、メモリ−メモリのDMA転送に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、データ処理装置には、図11示す
様に、CPU1がメモリコントローラ2を介してメモリ
バス30側のRAM12、13、ローカルバス21側の
デバイス14、15、18、19に接続されている。ロ
ーカルバス21にはDMAに対応出来るデバイスと出来
ないデバイスが混在し接続されている。ここでは、デバ
イス14、15をDMA機能がないデバイス(以下DM
A非対応デバイス)、デバイス18、19をDMA機能
があるデバイス(以下DMA対応デバイス)とする。
【0003】このデータ処理装置において、RAM13
とデバイス19(或いは18)の間で、DMA転送要求
が発生した場合、メモリコントローラ2内部のDMAコ
ントローラ6は、デバイス19へアクノリッジ信号を出
力してDMA転送を許可し、メモリバス30、ローカル
バス21はDMA転送に使用される(データの流れは、
デバイス19−ローカルバス21−メモリコントローラ
2−メモリバス30−RAM13、又はこの逆とな
る)。
【0004】この時、CPU1が、DMA非対応デバイ
スであるデバイス14、15、又はこのDMA転送に直
接関係していないRAM12へアクセスする必要が発生
したならば、DMA転送が終了した後にこれらにアクセ
スすることとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、RA
M13とデバイス19の間でDMA転送処理を行ってい
る間、CPU1はDMA非対応デバイスであるデバイス
14、15にアクセス出来ず、DMA転送処理が終了す
るのを待たなければならない。つまりCPU1の処理効
率が悪くなることである。
【0006】その理由は、DMA転送処理に、DAM対
応、非対応デバイスが混在するローカルバス21を使用
する為である。
【0007】第2の問題点は、図11の様にRAMが複
数個あったとしても、RAM13とデバイス19との間
でDMA処理を行っている間は、CPU1はこのDMA
に直接関係していないRAM12にアクセスできず、D
MA処理が終了するのを待たなければならない。つまり
CPU101の処理効率が悪くなることである。
【0008】その理由は、DMA処理に、RAM12、
13が接続されているメモリバス30を使用する為であ
る。
【0009】本発明の目的は、DMA処理中に、CPU
が、DMA処理に関係しないDMA非対応デバイス、又
はDMAに直接関係していないRAM部にアクセスを可
能とするデータ処理装置を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、CPUが、DMA転
送のためメモリにアクセス出来ない場合に、DMA処理
に関係しないDMA非対応デバイスにアクセスし、或い
はCPU内部の演算処理等を並行して進める際に、CP
Uの命令取り出しやキャッシュメモリ使用を保証し、そ
の並行処理度を向上させるデータ処理装置を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による第1のデー
タ処理装置は、CPUと、CPUがアクセス出来る複数
のデバイスと、複数のデバイスを接続するローカルバス
と、CPU、メモリコントローラ間のバスと、メモリの
記憶モジュールであるRAM部と、CPU及び複数デバ
イスの内のDMA対応デバイスによるRAM部アクセス
を制御するRAM部アクセス手段、DMA転送制御手
持つメモリコントローラとを含み、前記ローカルバス
がCPU、メモリコントローラ間のバスに直接又は中継
部を介し接続されたデータ処理装置に於いて、前記複数
デバイスを、前記DMA対応デバイスを含むDMA対応
グループと、含まないDMA非対応グループに分け、ロ
ーカルバス上で、DMA対応グループを接続する部分
を、CPUに直接又は間接的に接続されDMA非対応グ
ループを接続する他方部分から切り離す第1のバススイ
ッチと、前記RAM部アクセス手段からRAM部に接続
されたRAMアクセスバスのデータラインを切り離す第
のバススイッチと、前記第1のバススイッチによりロ
ーカルバスより切り離した部分バスのデータバスと、前
記第のバススイッチによりデータバスが切り離された
RAM部のデータラインとを接続する第のバススイッ
チとを含み、前記DMA転送制御手段が、DMA転送を
行う際に前記第1、第のバススイッチを切り離し、第
のバススイッチを接続する様制御し、前記DMA非対
応グループに前記CPUが実行するプログラムを格納す
るプログラムROMを有し、前記メモリコントローラに
は、RAM部のROMアドレス空間よりプログラムを読
み出すROM−RAM変換手段と、前記CPUのRAM
部アクセスアドレスが前記ROMアドレス空間であるこ
とを検出する手段と、前記DMA転送中に、前記検出を
行った際、アクセス先をプログラムROMに差し替える
手段を有し、前記DMA転送を行う際には、DMA対応
デバイスによるDMA転送と、CPUによる命令読み出
及びDMA非対応グループのデバイスへのアクセスを
並行して行うことを特徴とする。
【0012】本発明による第2のデータ処理装置は、
PUと、CPUがアクセス出来る複数のデバイスと、複
数のデバイスを接続するローカルバスと、CPU、メモ
リコントローラ間のバスと、メモリの記憶モジュールで
あるRAM部と、CPU及び複数デバイスの内のDMA
対応デバイスによるRAM部アクセスを制御するRAM
部アクセス手段、DMA転送制御手段を持つメモリコン
トローラとを含み、前記ローカルバスが前記CPU、メ
モリコントローラ間のバスに直接又は中継部を介し接続
されたデータ処理装置に於いて、前記複数デバイスを前
記DMA対応デバイスを含むDMA対応グループと含ま
ないDMA非対応グループに分け、ローカルバス上で、
DMA対応グループを接続する部分を、CPUに直接又
は間接的に接続されDMA非対応グループを接続する他
方部分から切り離す第1のバススイッチと、前記RAM
部アクセス手段からRAM部に接続されたRAMアクセ
スバスのデータラインを切り離す第4のバススイッチ
と、前記第1のバススイッチによりローカルバスより切
り離した部分バスのデータバスと、前記第4のバススイ
ッチによりデータバスが切り離されたRAM部のデータ
ラインとを接続する第5のバススイッチとを含み、DM
A転送制御手段が、DMA転送を行う際に前記第1、第
4のバススイッチを切り離し、第5のバススイッチを接
続する様制御し、前記CPUが、アクセスするRAM部
の内容を一時記憶するキャッシュメモリを有し、前記D
MA非対応グループに未使用エリアを持つメモリデバイ
スを有し、前記メモリコントローラがCPUのキャッシ
ュメモリへの書込に伴うRAM部への書込アクセスを検
出し、DMA転送中であれば、書込データを、前記メモ
リデバイスの未使用エリアに一時格納し、DMA転送終
了時前記格納データをRAM部に移送する手段を有する
ことを特徴とする。
【0013】本発明による第3のデータ処理装置は、
記未使用エリアを持つメモリデバイスを、装置の運用モ
ード情報をセーブするメモリデバイスとすることを特徴
とする。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1実施形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図1は本実施形態
におけるデータ処理装置の全体構成を示すブロック図で
ある。
【0020】CPU1からメモリコントローラ2はCP
Uバス20で接続され、CPUバス20はバス中継部4
を介して、ローカルバスに接続されている。ローカルバ
スにはデバイス14、15、18、19が接続され、C
PU1はこれらにアクセス可能である。ここで、デバイ
ス14、15はDMA非対応デバイス、デバイス18、
19はDMA対応デバイスで、デバイス14、15はD
MA非対応グループに属し、デバイス18、19はDM
A対応グループに属す。
【0021】又、CPUバス20はRAMアクセス部7
に接続され、RAMアクセス部7でCPUバス20のア
ドレス及び制御バス202の内容がRAM12、13へ
のアクセスアドレスと制御信号に変換され、データバス
201の内容はRAM12、13への書き込みデータ
に、或いはRAM12、13からの読み出しデータがデ
ータバス201に送出される。
【0022】ローカルバス21のDMA非対応グループ
と対応グループの境に、バススイッチ23が設けられ、
ローカルバスをローカルバスAとローカルバスBに切り
離し/接続出来る構成となっている。又、メモリバス上
のRAM12、13間にもバススイッチ37が設けられ
ており、メモリバスをメモリバスAとメモリバスBに切
り離し/接続出来る構成となっている。
【0023】更に、バススイッチ38によりメモリバス
B(DT)33とローカルバスB(DT)221が接続
/切り離し出来、同時に連動してメモリバスB(CT
L)34とメモリバスC(CTL)36が接続/切り離
し出来る。
【0024】ここで(DT)はデータバスを、(CT
L)はアドレスと制御信号を意味する。又、バススイッ
チ23、37、38はそれぞれ第1、第2、第3のバス
スイッチの例である。
【0025】図2はバススイッチ23、37、38の詳
細を示す図である。バススイッチ23はローカルバス
A、B間で、データバス、アドレス及び制御バスをスイ
ッチングするもので、データバス幅相当のAからBへの
3ステートドライバ231とBからAへの3ステートド
ライバ232と、アドレス及び制御信号対応の3ステー
トドライバ233を備える。ゲート234、235は排
他的にオン動作し、通常はオフ、オンとなっておりドラ
イバ231、232の出力をそれぞれハイインピーダン
ス(Hi−Z)状態、駆動(イネーブル)状態にし、B
からAに接続している。中継制御41からローカルバス
での書込み動作が指定される(R/Wがオンする)とゲ
ート234、235がオン、オフとなりドライバ23
1、232出力をそれぞれ駆動状態、Hi−Z状態に
し、AからBの接続に替わる。ゲート236は前記R/
Wに拘わらず通常はオンしており、ドライバ233を駆
動し、アドレス、制御信号がAからBに伝達されてい
る。図示してないがI/Oレディ信号はドライバ233
と逆向きの3ステートドライバにより接続され、ゲート
236により駆動されている。
【0026】又、DMAC制御部60がDMA中フラグ
601或いはダイレクト中フラグ602をオンすると、
ゲート234、235、236は全てオフしドライバ2
31、232、233出力をHi−Z状態にし、ローカ
ルバスAとローカルバスBを切り離す。
【0027】バススイッチ37はメモリバスA(DT)
31とメモリバスB(DT)33間をスイッチングし、
同時にメモリバスA(CTL)32からメモリバスB
(CTL)34への伝達をオン/オフするバススイッチ
で、データライン幅相当の3ステートドライバ371、
372と、アドレス及び制御ライン幅相当の3ステート
ドライバ373を備える。
【0028】ゲート374、375は排他的にオンし、
通常はゲート374がオンしている。又、ゲート376
がオンしており、データラインはBからAに接続され、
アドレス制御信号ラインはAからBへの伝達が行われて
いる。アクセス制御C70よりメモリバスでの書込が指
定される(R/Wがオンする)とゲート375の方がオ
ンしデータラインはAからBへの接続に替わる。
【0029】DMA中フラグ601がオンすると、ゲー
ト374、375、376は全てオフとなり、ドライバ
371、372、373の出力がHi−Zとなり、メモ
リバスAとメモリバスBは切り離される。
【0030】バススイッチ38はメモリバスB(DT)
33とローカルバスB(DT)221間をスイッチング
し、同時にメモリバスC(CTL)36からメモリバス
B(CTL)34への伝達をオン/オフするバススイッ
チで、データ幅相当のラッチ388、3ステートドライ
バ381、382と、アドレス及び制御ライン幅相当の
3ステートドライバ383を備える。
【0031】通常はDMA中フラグ601がオフの為、
ゲート384、385、386がオフであり、メモリバ
スB(DT)33とロ−カルバスB(DT)221は切
り離されており、メモリバスC(CTL)36からメモ
リバスB(CTL)34へも伝達されない。
【0032】DMA中フラグ601がオンすると、ゲー
ト386により、メモリバスC36からメモリバスB
(CTL)34へアドレス及び制御信号が伝達される。
【0033】この時、アクセス制御D87がメモリリー
ドを指定(R/Wがオフ)していればゲート384がオ
ンとなっており、メモリバスB(DT)33がラッチ3
88に取り込まれその出力がドライバ382によりロ−
カルバスB(DT)221に接続される。又、メモリラ
イトを指定(R/Wがオン)していればゲート385が
オンとなり、ローカルバスB(DT)221がラッチ3
88に取り込まれその出力がメモリバスB(DT)33
に接続される。
【0034】図3はCPUバス20を中継しローカルバ
スAに接続するバス中継部4の詳細を示す図である。C
PUバス(CTL)202はラッチ42、3ステートド
ライバ45を介しローカルバスA(CTL)212に接
続され、CPUバス(DT)201とローカルバスA
(DT)211はラッチ43と、3ステートドライバ4
4、46により接続されている。
【0035】中継制御41はCPU1からのサイクル開
始信号、CPUバス(CTL)202内のI/Oリ−
ド、I/Oライトコマンド、デバイスが送出したI/O
レディを受け、ラッチ42へのラッチ指示、ラッチ43
の入力選択、ラッチ指示、ドライバ44、46の出力駆
動(イネーブル)を制御する。又I/Oライトコマンド
受信時オンとなるR/Wフラグを有し、バススイッチ2
3の制御ゲート234、235に送出している。
【0036】バス中継部4はCPUバス20の高速性を
保つ為に設けられている。ラッチ42、43はCPUバ
ス20が1マシンサイクル(1T)の周期、アクセスタ
イムであるの対し、ローカルバスが周期、アクセスタイ
ム共2Tであるためバス間の動作タイミング整合の為設
けられている。従って、接続デバイス数が少ない場合や
マシンサイクルの周期が比較的大きい場合にはバス中継
部4を設けずCPUバス20とローカルバスA21を直
結しても良い。
【0037】図4はメモリコントローラ2内のDMAコ
ントローラ6及びRAMアクセス部7のブロック図であ
る。RAMアクセス部7はCPU1によるRAMアクセ
スを制御するCPU対応部とDMAコントローラ6によ
るRAMアクセスを制御するDMA対応部を有する。C
PU対応部はCPUバス(CTL)202からのコマン
ド、アドレスを保持するレジスタ71とアドレスのロウ
アドレス部、カラムアドレス部を切り替えるセレクタ7
3とカラムアドレス部をインクリメントする+1回路7
2と、CPUバス(DT)201より書込データを受け
保持する或いはRAM読出データを保持しCPUバス
(DT)201に送出する為のレジスタ74と、3ステ
ートドライバ75、76とアクセス制御C70から構成
されている。
【0038】アクセス制御C70は、CPUバス(CT
L)202よりメモリリード、メモリライトコマンドを
受けると上記レジスタ71、74の入力の選択、ストロ
ーブ、セレクタ73の入力選択、ドライバ75、76の
出力イネーブルを制御し、メモリバスA(CTL)にC
S(チップセレクト)、WE(ライトイネーブル)、R
AS、CAS、ロウ/カラムアドレスを送出しRAM1
2、13にアクセスし、メモリバスA(DT)31に書
込データを送出或いはメモリバスA(DT)31上の読
出データをレジスタ74に取り込む。
【0039】DMA対応部もCPU対応部と同様のコマ
ンドとアドレス用のレジスタ88とセレクタ90と+1
回路89と、アクセス制御D87から構成されている。
【0040】アクセス制御D87は、DMAC制御部6
0よりメモリリード、メモリライト指示を受けるとレジ
スタ88入力の選択、ストローブ、セレクタ90の入力
選択を制御し、メモリバスC36にCS、WE、RA
S、CAS、ロウ/カラムアドレスを送出しRAM13
にアクセスする。この際、同時にバススイッチ38内の
ラッチ388の入力選択、ストローブも制御し、ラッチ
388へRAM13への書込データをラッチし、或いは
RAM13よりの読出データをラッチする。
【0041】DMAコントローラ6は、二つのDMAチ
ャネル61、62とDMAC制御部60より構成され
る。各DMAチャネルは、DMA転送を行う度に事前に
そのワードカウントが設定され転送時カウントダウンす
るカウンタ611と、DMA対応デバイス18、19内
のI/Oポートの一つを指定するIOアドレスが保持さ
れるカウンタ612と、DMA転送のメモリアドレスを
保持すると共に、転送に伴ってそのアドレスをカウント
アップ/ダウンするカウンタ613を有す。
【0042】カウンタ611、612、613の入力に
はローカルバスB(DT)221が接続されカウント、
IOアドレス、メモリアドレスが事前にセットされる。
又これらカウンタの出力も3ステータスドライバ61
4、616、617を介し、ローカルバスB(DT)2
21に接続され、事前に或いはDMA転送後にこれらの
値を読み出せる。又、カウンタ612の出力はローカル
バスB(CTL)222に接続され、DMA転送中にI
OアドレスがDMA対応デバイス18、19に送られ
る。カウンタ613の出力は3ステートドライバ618
を介しレジスタ88に接続され、DMA転送開始前にメ
モリアドレスを渡す。
【0043】DMAC制御部60は、デバイス18或い
は19からDMAリクエスト(DMARQ)#0、或い
はDMARQ#1を受け、CPU1にDMAリクエスト
を送出し、DMAアクノリッジ(DAC)を受けるとデ
バイス18或いは19にDAC#0或いはDAC#1を
返す。同時にDMA中フラグ601をセットし、受け付
けたリクエスト対応のDMAチャネルを制御し、又アク
セス制御部D87に指示しDMA転送を実行する。
【0044】次に本実施形態の動作について、図面を参
照し説明する。先ず図1を参照し、通常状態に於けるC
PU1のデバイスアクセス、RAMアクセス動作を説明
する。
【0045】通常状態では、DMA中フラグ601はセ
ットされてないので、バススイッチ23、37は接続さ
れており、バススイッチ38は切り離されている。即
ち、ローカルバスBがAに接続され、メモリバスBがメ
モリバスA側に接続されている。
【0046】CPU1が例えばデバイス18にI/Oリ
ードコマンドを発行すると図3の中継制御41によりバ
ス202のアドレス、制御信号がラッチ42、ドライバ
45を通じバス212に伝達され、図2のドライバ23
3によりバス222にも伝達される。デバイス18から
の読出データはバス221、バス211を経てラッチ4
3の入力に伝達されており、中継制御41はデバイス1
8によるI/Oレディを受信すると上記読み出しデータ
をラッチ43に取込みバス201に送出する。この際、
同時にCPU1にI/Oレディを返し、CPU1は読出
しデータを内部に取り込む。
【0047】CPU1がデバイス18にI/Oライトコ
マンドを発行すると上記と同様に中継制御41によりバ
ス202のアドレス、制御信号がラッチ42、ドライバ
45を通じバス212、バス222に伝達される。又、
中継制御41がI/Oライトコマンドを受信すると2T
間自分のR/Wフラグをオンにする。又、I/Oライト
コマンドによりバス201の書込データをラッチ43に
取込み、R/Wフラグがオンしているのでデータはドラ
イバ46、バス211、ドライバ231、バス221を
経てデバイス18に送出され、デバイス18はバス22
2上のWE信号でこのデータをアドレスされているI/
Oポートに取り込む。
【0048】図4に移り、CPU1がメモリアクセスコ
マンドを発行すると、RAMアクセス部7のアクセス制
御C70は、バス202のコマンド、アドレスをレジス
タ71にセットする。セレクタ73でアドレスの上位部
(ロウアドレス)を選択後、RASを立ち下げ、所定サ
イクル経過後、セレクタ73出力をアドレスの下位部
(カラムアドレス)に切り替え、CASを所定サイクル
立ち下げる。コマンドがメモリライトであれば、レジス
タ74にバス201の書込データをセットし、メモリラ
イト受信フラグ(R/Wフラグ)でドライバ75、37
1を駆動しメモリバスA(DT)31、メモリバスB
(DT)33に書込データを送出する。これによりメモ
リバスA及びBを通じRAM12或いはRAM13にア
クセスする。
【0049】コマンドがメモリリードであれば、RAM
12、或いはRAM13からの読み出しデータをレジス
タ74に取り込み、これをドライバ76を駆動しバス2
01に送出し、CPU1がこれを取り込む。
【0050】次にデバイス18によるDMA転送動作に
ついて説明する。CPU1はDMAに先立ち、DMAチ
ャネル61の設定をする。カウンタ612にデバイス1
8の転送先或いは転送元のI/Oポートアドレスを、カ
ウンタ613にRAM13上のDMA転送バッファのア
ドレスを、カウンタ611に初回のDMA転送ワードカ
ウントをそれぞれプリセットしておき、その旨をデバイ
ス18に通知し自身は他の処理を進める。
【0051】デバイス18は、上記I/Oポート(例え
ば数Kワードのバッファ)に処理したデータが貯まる
と、DMARQ#0(111)をオンしDMAC制御部
60に送出する。DMAC制御部60はCPU1へのD
MARQ(131)をオンする。CPU1はメモリアク
セスやデバイス19等の仕掛かり中処理がないことを確
認しDAC(133)をオンする。これを受けたDMA
C制御部60はDMA中フラグ601をオンし、デバイ
ス18へのDAC#0(113)をオンする。
【0052】DMA中フラグ601がオンしたことで、
バススイッチ23、37が切り離し状態になり、バスス
イッチ38が接続状態になる。即ち、ローカルバスBが
Aより切り離され、メモリバスB(DT)33はローカ
ルバスB(DT)221側に接続され、メモリバスB
(CTL)34はメモリバスC(CTL)36側に接続
される。この時の等価的な構成を図5(A)に示す。
【0053】図4に戻り、DMAC制御部60はカウン
タ613のアドレスをバス63に送出しアクセス制御D
87にコマンド、と起動指示を送る。アクセス制御D8
7はアドレス、コマンドをレジスタ88にセットし、前
記と同様にRAM13へのアクセスを開始する。但し、
前記と異なりコマンドコード内のCONT(連続)ビッ
トがセットされておりページモードアクセスを行う。即
ち、+1回路89でカラムアドレスをインクリメント
し、その都度CASを例えば2T間立ち下げ、3Tサイ
クルでRAM13の連続するワードにアクセスする。
【0054】この時のコマンドがメモリリード系であれ
ば、アクセス制御D87は上記3Tサイクルで、メモリ
バスB(DT)のデータをラッチ388に取り込み、ド
ライバ382を通じてローカルバスB(DT)に送出
し、デバイスに送る。
【0055】一方、DMAC制御部60はこの間、レジ
スタ612のIOアドレスをバス222のアドレスバス
に乗せ、アクセス制御D87からのリプライを受ける都
度バス222の制御信号内のI/Oライトをパルス的に
送出する。又、ワードカウントをダウンし、メモリアド
レスのインクリメントも行う。ワードカウントが0にな
った時点でアクセス制御D87に停止指示(レジスタ8
8のCONTビットのリセット)をし、アクセス制御D
87はこれによりアクセスを終了する。
【0056】コマンドがメモリライト系であれば、DM
AC制御部60はアクセス制御D87を起動時に最初の
I/Oリードコマンドをバス222に送出し、2T後に
バス221のデバイス18からのデータをラッチ388
に取り込み、メモリバスB(DT)に乗せる。そして3
Tサイクルのリプライに同期して、上記I/Oリードコ
マンド送出、データのラッチ388への取り込み、メモ
リバスB(DT)への送出を繰り返す。
【0057】DMAC制御部60はDMA転送動作が終
了すると、DMARQ131をオフにする。するとCP
U1からのDAC133がオフにされ、DAC#0(1
13)をオフにする。又DMA中フラグ601をオフに
する。これによりバススイッチ23、37、38が通常
状態に戻る。
【0058】尚、上記デバイス18とDMAコントロー
ラ6がローカルバスB、RAMアクセス部7のDMA対
応部、メモリバスBを使用してDMA転送を行っている
のと並行してCPU1はRAMアクセス部7のCPU対
応部を通じRAM12へアクセスし、又デバイス14、
15へのアクセスを行いながら他のデータに関する処理
を実行している。
【0059】その後デバイス18が次の処理済みデータ
が貯まると、デバイス18がその回のカウントを設定
し、DMARQ#0(111)をオンして次回DMA転
送が開始される。
【0060】次に、本実施形態の第2の実施例として、
RAM12、13間のメモリ−メモリDMA転送を高速
に行う動作例を説明する。図4を参照し、本実施例では
カウンタ612はRAM12上のメモリアドレスを保
持、カウントする用途も兼ねている。又、レジスタ74
は第3の入力を持ち、DMAコントローラ6から分岐し
たローカルバスB(DT)221が入力され、レジスタ
74の出力は3ステータスドライバ77を介しローカル
バスB(DT)221に接続されている。更に、DMA
C制御部60はRMA12、13間のDMA転送が指定
されるとソース側から読み出したデータがデスティネー
ション側に送出出来る最小のマシンタイム差(例えば4
T)でアクセス制御C70とアクセス制御D87を起動
する制御手段を有している。
【0061】CPU1がRAM12からRAM13のD
MAを指示した場合について動作を説明する。CPU1
はカウント、RAM12側のメモリアドレス、RAM1
3側のメモリアドレスをそれぞれカウンタ611、61
2、613に設定し、モードフラグ604のソース、デ
スティネーションエリアのRAM12、RAM13対応
ビットを設定し、転送の開始指示ビットも設定する。D
MAC制御部60は所定サイクル後にDMARQ131
をオンし、CPU1からのDAC133がオンするとD
MA中フラグ601をオンし、DMAを開始する。尚、
DMA中フラグ601がオンした時点でバススイッチ2
3、37が切り離し状態になり、バススイッチ38が接
続状態になる。
【0062】図6を参照し、DMAC制御部60はアク
セス制御C70に連続(CONT)読み出しコマンド、
とともに起動(C)を送出する。アクセス制御C70は
レジスタ71に、上記受けたコマンドとカウンタ612
からのメモリアドレスを設定する。アクセス制御C70
はレジスタ71のCONTビットがオンの為連続動作を
する。先ずT2〜T4の最初の3TでRAS関連動作を
し、次の3T間でCAS関連動作をする。セレクタ73
に最初の3T間ロウアドレスを選択させ、次の3Tから
カラムアドレスを選択させる。
【0063】又、T3でRASセット指示(ロウアクテ
ィブ信号につき立ち下げ指示)、T5、T8、・・でC
ASセット指示(立ち下げ指示)する。又CASリセッ
ト指示(立ち上げ指示)と同時に、レジスタ71のカラ
ムアドレス部のインクリメントを指示する。そしてT
7、T10、・・でRAM12からの読み出しデータを
レジスタ74に取り込み、ドライバ77を通じローカル
バスB(DT)221に乗せる。
【0064】DMAC制御部60は起動(C)の4T遅
れでアクセス制御D87に連続書き込みコマンドととも
に起動(D)指示を送出する。アクセス制御D87は上
記アクセス制御C70と同様にRAM13へアドレス、
RAS、CASを送出するが、起動(D)から3T後の
サイクルから3Tサイクルで1T間ラッチ388のスト
ローブ(スルー)指示をし、CAS立ち下げの1T遅れ
でWE(ライトイネーブル)を立ち下げ、RAM13へ
書き込む。
【0065】ここで、CPU1のページングのページサ
イズが4Kバイトでなく1Mバイトと大きかったり、ペ
ージング無しでのアクセスがある等でDMA転送中にR
AMで定義されたページのページ超えが発生する場合
は、RAMへ更新したロウアドレス送出が必要となるの
で下記制御を行えばよい。
【0066】ソース側アクセス制御はアドレスレジスタ
のカラムアドレスが全て”1”となったことを、デステ
ィネーション側アクセス制御はアドレスレジスタのカラ
ムアドレスの下1ビットを除き全て”1”となったこと
を、DMAC制御部60に通知する。又、ソース側起動
の3T後にデスティネーション側にアドレスサンプル及
びチェック指示を出し、初期状態の上記通知を求める
(初期通知はカラムアドレスの下1ビットを除いた全て
のビットが”1”か否かと下1ビットも1か否かを通知
する)。これらを受けながらソース向けのCAS歩進指
示信号を作成する。ソースの上記通知或いはディスティ
ネーションの初期値のカラムアドレスの全ビットが”
1”の通知の3T後から3T間CAS歩進(S)をオフ
にし、デスティネーションの上記下1ビットを除き”
1”の通知の2T後から3T間CAS歩進(S)をオフ
にする。ここで3T*2−4T=2Tと算出する。
【0067】CAS歩進(S)の4T遅れをデスティネ
ーション向けのCAS歩進(D)とする。各アクセス制
御はCAS歩進オフ時の3T間はカラムアドレス更新、
CAS立ち下げを抑止し、ロウアドレス更新条件があれ
ば3T間RAS関連動作をする。
【0068】次に、本実施形態の第3の実施例として、
デバイス18とデバイス19がデバイス間のデータ転送
をCPU1を介さず直接行うダイレクトデバイス転送に
ついて説明する。デバイス18は、DDARQ#0(1
12)をオンとする。DMAC制御部60はアイドルで
あればモードフラグ604のソース、デスティネーショ
ンエリアにデバイス18、デバイス19対応ビットを設
定し、CPU1へのDMARQ131をオンする。CP
U1(乃至CPU1で起動されたDMA要求処理ハンド
ラー)はモードフラグ604のI/Oリードを実行し、
デバイス間ダイレクト転送要求であることを知る。
【0069】そして、デバイス18、19との仕掛かり
中の処理がないことを確認しDAC133をオンにして
肯定応答する。DMAC制御部60はDAC#0をデバ
イス18に返すと共にダイレクト中602フラグをオン
にする。これによりバススイッチ23が切り離し状態に
なる。この時の等価的構成を図5(B)に示す。
【0070】そしてデバイス18はローカルバスBを使
用しデバイス19に対しデータ転送を実行する。転送が
終了すると、デバイス18はDDARQ#0をオフに
し、DMAC制御部60はDDARQ132をオフに
し、以降前記同様DAC133がオフとなり通常状態に
戻る。
【0071】次に、本発明の第2実施形態について図面
を参照し説明する。図7はRAMが1つの場合のブロッ
ク図である。
【0072】メモリバスにRAM11が接続され、RA
Mアクセス部8からのメモリバスA(DT)とRAM1
1の間にバススイッチ39がある。又、メモリバスB
(DT)にローカルバスB(DT)を接続する為のバス
スイッチ40がある。メモリバスのアドレス、制御信号
はメモリバスA(CTL)の1組だけでバススイッチを
介さずに直接RAM11に接続する。ローカルバスの構
造は前記第1実施形態と同様である。バススイッチ3
9、40はそれぞれ第4、第5のバススイッチの例であ
る。
【0073】バススイッチ39の構成は図2のバススイ
ッチ37のデータライン対応の回路と同じであり、バス
スイッチ40の構成も図2のバススイッチ38のデータ
ライン対応の回路と同じであるが、ゲート374、37
5、384、385へのR/W信号は一つのアクセス制
御80より供給される。バススイッチ23、39、40
の制御方法は第1実施形態と同様で、DMA中フラグ6
01がオンであれば、バススイッチ23、39は切り離
し状態になり、バススイッチ40は接続される。 従っ
て、CPU1はデバイス18、或いは19によるDMA
処理中やDMA対応デバイス間のダイレクト転送中で
も、ローカルバスAとBが切り離されているので、DM
A非対応デバイス14、15にアクセスが出来る。
【0074】本実施形態のRAMアクセス部の構成を図
8に示す。図4のRAMアクセス部7のCPU対応部と
の差は、コマンド及びアドレス用のレジスタ81に、C
PUバスからのアドレス、制御バスと、DMAコントロ
ーラ6からのメモリアドレス63、コマンドを選択しセ
ットする点である。又アクセス制御80は上記両者から
のRAMアクセス指示が入力されており、DMA中フラ
グ601がオンであればDMAコントローラ6からの指
示を受付け、オフであればCPU1からの指示を受付け
る。
【0075】次に、本実施形態の第2の実施例について
説明する。上記実施例ではDMA転送中では、CPU1
のメモリアクセスが出来ず、長いDMA転送では、CP
U1はある程度は並行処理するが、命令のRAMからの
読み出しが発生した場合、乃至ストアスルーキャシュメ
モリ10への書き込みに伴いストアバッファがフルとな
りRAMへの書き込みが発生するとそこでDMA転送終
了迄待ち合わせることになる(後者ではキャシュが停止
する)。本実施例ではこれを救済し、DMA転送中のC
PU1による並行処理度を改善するものである。
【0076】図7を参照し、本実施例では、ローカルバ
スA21にプログラムROM16、BUM(バックアッ
プメモリ)17が接続されている。又CPU1はストア
スルー方式のキャッシュメモリ10を有する。バス中継
部はバス中継部4にデータアライメント機能、アドレス
差し替え機能を追加したバス中継部5とする。又メモリ
コントローラ3にはMISC(雑制御)として図10の
MISC9を使用する。
【0077】プログラムROM16はCPU1が実行す
るプログラムを格納しているROMである。この種のデ
ータ処理装置では、装置立ち上げ時にROMの内容をR
AMのROM空間にコピーし、高速なRAMより命令読
み出しする(ROM−RAM変換)ことが多く従来では
通常はROMアクセスされない。
【0078】BUM17は、装置の動作(運用)モー
ド、立ち上げ時ハードディスクにアクセス出来る様にな
るまでの動作条件等がセーブされているメモリである。
メモリとしては、バッテリバックアップされたSRAM
がよく使用される。このBUMへの格納情報は極めて少
なく小容量SRAMを使うが、最近の技術の進歩により
小容量SRAMと言えどもかなりの容量を持っている。
従って、かなりの空き(未使用)エリアを持っていると
言える。
【0079】上記より、DMA中はCPU1の命令読出
しはプログラムROMから読出す様にする。次に、CP
U1のキャッシュメモリ10のストアバッファからメモ
リへの書き込みデータは一時的にそのメモリアドレス、
データをBUM17の空きエリアに格納し、DMA転送
が終了した時点で、RAM11に移送する。
【0080】図10はMISC9の構成を示したブロッ
ク図である。カウンタ92はBUM17の空きエリア先
頭アドレスがプリセットされ、上記書込、読出に伴って
カウントアップされるカウンタである。アドレスデコー
ダ95は、バス202のメモリアクセスコマンド、アド
レスより、ROM空間リード、BUM空間、キャッシュ
メモリ10からの書込みアクセスをデコードするデコー
ダである。ウェイトサイクル回路96はCPU1のメモ
リアクセス時のCPU1が待合わせるサイクルを規定す
る回路である。
【0081】図9を参照し、バス中継部5の追加機能を
説明する。セレクタ58はラッチ53内のデータの上位
部、ラッチ42内のアドレスの下位部、上位部、を順次
選択し、ラッチ53下位部にセットする為のセレクタで
ある。ドライバ57は、BUM17空きエリアへのアク
セスアドレスをローカルバスAのアドレスラインに乗せ
る為の3ステートドライバである。ドライバ59はBU
M17空きエリアから読出したデータやメモリアドレス
(ストア先)を図8のデータ用レジスタ84やアドレス
用レジスタ81のDMA側入力ラインに乗せる3ステー
トドライバである。
【0082】本実施例の動作を説明する。図10を参照
し、DMA中にCPU1が命令読み出しアクセス(RA
M11のROM空間リード)を発行すると、アドレスデ
コーダ95の対応出力がオンになりDMA中という条件
でゲート954がオンにつき、ゲート951がオンす
る。この出力はフリップフロップ(図示せず)で受けプ
ログラムROM16のOE(出力イネーブル)に入力さ
れる。ゲート951の出力は中継制御51にも送られて
おり、中継制御51は、バス202のアドレスをラッチ
42でラッチしバス212に中継する。プログラムRO
M16から所定の命令語が読み出され、ラッチ53経由
でバス201に届く。一方ゲート951出力でウェイト
サイクル回路96を起動しているので、所定のサイクル
後にウェイト解除されCPU1が命令語を取り込む。
【0083】ROM−RAM変換機能を備えたデータ処
理装置は元々IPL(イニシャルプログラムロード)中
の条件でROM空間リードをプログラムROM16に向
けるロジックを持っており、ゲート954を追加しDM
A中をIPL中にオアすることで実現され、僅かなコス
ト増で性能向上が図れる。
【0084】次に、DMA中にCPU1がRAM11へ
の書き込を発行すると、図10のゲート953がオンす
る。この信号はMISC制御91を通じ、中継制御51
に送られる。中継制御51はドライバ45に替わり、ド
ライバ57を駆動し、カウンタ92のBUM空きエリア
アドレスをバス212に乗せ、ラッチ53のデータをバ
ス211に乗せる。次に、セレクタ58で、ラッチ53
上位部、ラッチ42下位部、上位部を順次選択しラッチ
53下位部にセットし、バス221下位部に順次乗せる
(RAMアドレスをBUM17ヘのデータとする為、又
BUM17のアクセスデータ幅が通常デバイスの1/2
である為この様なアラインをする)。このデータ送出に
合わせ、MISC制御91はカウンタ92を歩進しつつ
BUM17へCE、WEパルスを送出し、空きエリアに
書き込みデータ、RAMアドレスが格納される。このタ
イミングでウェイトサイクル回路96によりCPU1へ
のウェイトが解除される。
【0085】MISC制御91は、DMAC制御部60
からDMA転送終了を受けると、中継制御51、アクセ
ス制御部80と連携して、BUM17から上記格納した
データ、RAMアドレスを読出しRAMアクセス部に渡
す。読出内容はラッチ53からドライバ59を通じ、レ
ジスタ84、81にセットされる。
【0086】同時にコマンドを指示し、RAM11への
書き込みを実行させ本来のメモリ書き込み動作を行い終
了する。
【0087】以上の説明に於いては、RAM11、1
2、13それぞれは、説明を簡単にする便宜上、RAM
としたがSIMM(Single Inline Me
mory Mojule)やDIMM(Dual In
line Memory Mojule)等のメモリモ
ジュールであってもよい。
【0088】又、ローカルバスはISA(Indust
rial Standard Architectur
e)バス乃至それに類するバスの例とし説明したが、P
CI(Peripheral Component I
nterconnect)バスであっても本発明のデー
タ処理装置は同様に構成できる。
【0089】
【発明の効果】本発明の第1の実施形態によれば、DM
A中はDMAに直接関係するデバイス、RAMを第1、
第2のバススイッチにより切り離し、第3のバススイッ
チで互いを直接繋ぐことにより、デバイスによるDMA
転送と並行して、CPUがDMAに直接関係しないデバ
イス、RAMにアクセス出来データ処理装置の処理効率
が改善される効果を有す。
【0090】又、DMAコントローラの上記バススイッ
チの切り離し、接続制御と、二つのRAMアクセス制御
部への同期制御手段は、DMA対象を含むRAMと含ま
ないRAM間の高速なメモリ−メモリ転送を提供するも
のである。
【0091】本発明の第2の実施形態によれば、DMA
中は第1のバススイッチによりDMAに直接関係するデ
バイス、を関係しないデバイスから切り離し、第4、第
5のバススイッチによりRMAをDMA側に繋ぐことに
より、デバイスによるDMA転送と並行して、CPUが
DMAに直接関係しないデバイスにアクセス出来データ
処理装置の処理効率が改善される効果を有す。
【0092】CPUが、DMA転送のためメモリにアク
セス出来ない場合の、代替え手段を備え、CPUの命令
取り出しやキャッシュメモリ使用を保証し、その並行処
理度を向上させる効果を有す。ここで、代替え手段は若
干の金物(ゲート数)追加で済む様工夫されたものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ処理装置の第1実施形態の全体
構成を示すブロック図である。
【図2】図1のバススイッチ23、37、38の詳細ブ
ロック図である。
【図3】図1のバス中継部4の詳細ブロック図である。
【図4】図1のDMAコントローラ6、RAMアクセス
部7の詳細ブロック図である。
【図5】本発明の第1実施形態のデータ処理装置のDM
A転送時、デバイス間ダイレクト転送時の等価構成を示
す図である。
【図6】本発明の第1実施形態のデータ処理装置のRA
M間のDMA転送のタイムチャートである。
【図7】本発明のデータ処理装置の第2実施形態の全体
構成を示すブロック図である。
【図8】図7のRAMアクセス部8の詳細ブロック図で
ある。
【図9】図7のバス中継部5の詳細ブロック図である。
【図10】図7のMISC(雑制御)9の詳細ブロック
図である。
【図11】従来のデータ処理装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 CPU 2、3 メモリコントローラ 4、5 バス中継部 6 DMAコントローラ 7、8 RAMアクセス部 9 MISC(雑制御) 10 キャッシュメモリ 11、12、13 RAM 14、15 DMA非対応デバイス 16 プログラムROM 17 BUM 18、19 DMA対応デバイス 20 CPUバス 21 ローカルバスA 22 ローカルバスB 23、37、38、39、40 バススイッチ 31 メモリバスA(DT) 32 メモリバスA(CTL) 33 メモリバスB(DT) 34 メモリバスB(CTL) 36 メモリバスC(CTL)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/28 310 G06F 12/06 522 G06F 12/08 515 G06F 13/16 510 G06F 13/36 310

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUと、CPUがアクセス出来る複数
    のデバイスと、複数のデバイスを接続するローカルバス
    と、CPU、メモリコントローラ間のバスと、メモリの
    記憶モジュールであるRAM部と、CPU及び複数デバ
    イスの内のDMA対応デバイスによるRAM部アクセス
    を制御するRAM部アクセス手段、DMA転送制御手段
    を持つメモリコントローラとを含み、前記ローカルバス
    が前記CPU、メモリコントローラ間のバスに直接又は
    中継部を介し接続されたデータ処理装置に於いて、 前記複数デバイスを前記DMA対応デバイスを含むDM
    A対応グループと含まないDMA非対応グループに分
    け、ローカルバス上で、DMA対応グループを接続する
    部分を、CPUに直接又は間接的に接続されDMA非対
    応グループを接続する他方部分から切り離す第1のバス
    スイッチと、前記RAM部アクセス手段からRAM部に
    接続されたRAMアクセスバスのデータラインを切り離
    す第4のバススイッチと、前記第1のバススイッチによ
    りローカルバスより切り離した部分バスのデータバス
    と、前記第4のバススイッチによりデータバスが切り離
    されたRAM部のデータラインとを接続する第5のバス
    スイッチとを含み、 DMA転送制御手段が、DMA転送を行う際に前記第
    1、第4のバススイッチを切り離し、第5のバススイッ
    チを接続する様制御し、 前記DMA非対応グループ前記CPUが実行するプロ
    グラムを格納するプログラムROMを有し、 前記メモリコントローラには、R AM部のROMアドレ
    ス空間よりプログラムを読み出すROM−RAM変換手
    と、 前記CPUのRAM部アクセスアドレスが前記ROMア
    ドレス空間であることを検出する手段と、前記DMA転
    送中に、前記検出を行った際、アクセス先をプログラム
    ROMに差し替える手段を有し、 前記DMA転送を行う際には、DMA対応デバイスによ
    るDMA転送と、CPUによる命令読み出し及びDMA
    非対応グループのデバイスへのアクセスを並行して行う
    ことを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 CPUと、CPUがアクセス出来る複数
    のデバイスと、複数のデ バイスを接続するローカルバス
    と、CPU、メモリコントローラ間のバスと、メモリの
    記憶モジュールであるRAM部と、CPU及び複数デバ
    イスの内のDMA対応デバイスによるRAM部アクセス
    を制御するRAM部アクセス手段、DMA転送制御手段
    を持つメモリコントローラとを含み、前記ローカルバス
    が前記CPU、メモリコントローラ間のバスに直接又は
    中継部を介し接続されたデータ処理装置に於いて、前記
    複数デバイスを前記DMA対応デバイスを含むDMA対
    応グループと含まないDMA非対応グループに分け、ロ
    ーカルバス上で、DMA対応グループを接続する部分
    を、CPUに直接又は間接的に接続されDMA非対応グ
    ループを接続する他方部分から切り離す第1のバススイ
    ッチと、前記RAM部アクセス手段からRAM部に接続
    されたRAMアクセスバスのデータラインを切り離す第
    4のバススイッチと、前記第1のバススイッチによりロ
    ーカルバスより切り離した部分バスのデータバスと、前
    記第4のバススイッチによりデータバスが切り離された
    RAM部のデータラインとを接続する第5のバススイッ
    チとを含み、 DMA転送制御手段が、DMA転送を行う際に前記第
    1、第4のバススイッチを切り離し、第5のバススイッ
    チを接続する様制御し、 前記C PUが、アクセスするRAM部の内容を一時記憶
    するキャッシュメモリを有し、 前記D MA非対応グループ未使用エリアを持つメモリ
    デバイスを有前記メモリコントローラがC PUのキャッシュメモリへ
    の書込に伴うRAM部への書込アクセスを検出し、DM
    A転送中であれば、書込データを、前記メモリデバイス
    の未使用エリアに一時格納し、DMA転送終了時前記格
    納データをRAM部に移送する手段を有することを特徴
    とするデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記未使用エリアを持つメモリデバイス
    を、装置の運用モード情報をセーブするメモリデバイス
    とすることを特徴とする請求項記載のデータ処理装
    置。
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