JP3422268B2 - 誘電体レンズアンテナおよびそれを用いた無線装置 - Google Patents

誘電体レンズアンテナおよびそれを用いた無線装置

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    • H01Q15/02Refracting or diffracting devices, e.g. lens, prism
    • H01Q15/08Refracting or diffracting devices, e.g. lens, prism formed of solid dielectric material
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘電体レンズアン
テナおよびそれを用いた無線装置、特に自動車衝突防止
用レーダーなどのマイクロ波、ミリ波帯の無線装置で用
いられる誘電体レンズアンテナおよびそれを用いた無線
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車衝突防止用レーダーなどの無線装
置においては、電波の指向性を制御するための1つの手
段として誘電体レンズアンテナが用いられる。図6に、
従来の誘電体レンズアンテナの断面図を示す。図6に示
した誘電体レンズアンテナは、特開平6−6128号広
報にその詳細が開示されている。
【0003】図6において、誘電体レンズアンテナ1
は、略円盤状の誘電体レンズ2と、一次放射器3と、誘
電体レンズ2と一次放射器3との間に設けられた誘電体
レンズ2より誘電率の低い誘電体部材4から構成されて
いる。ここで、一次放射器3は誘電体レンズ2の後側焦
点位置に配置されている。また、誘電体部材4は一次放
射器3を頂点とし、誘電体レンズ2を底面とする略円錐
状に形成されており、その誘電率は均一となっている。
さらに、誘電体レンズ2と一次放射器3は誘電体部材4
によって互いに接続、固定されている。
【0004】このように構成された誘電体レンズアンテ
ナ1においては、誘電体レンズ2の厚みを薄くでき、誘
電体レンズ2を一次放射器3に対して一定の位置に保持
するホルダーが不要になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
誘電体レンズアンテナにおいて、さらに薄型化を図るた
めには、誘電体レンズの誘電率を高くして誘電体レンズ
を薄くしたり、誘電体レンズの後側焦点距離を短くして
誘電体レンズから一次放射器までの距離を短くしたり、
あるいは誘電体部材の誘電率を高くして一次放射器と誘
電体レンズとの間隔を短くしたりする方法が考えられ
る。
【0006】
【0007】また、誘電体レンズの後側焦点距離を短く
するためには、誘電体レンズの厚みを厚くする必要があ
り、誘電体レンズアンテナがトータルとして薄くならな
いという問題があるさらには、誘電体レンズを作るた
めの材料の熱収縮が大きいために、誘電体レンズが厚く
なると射出成形で寸法精度が出せないという問題もあ
る。
【0008】また、誘電体部材の誘電率を高くする方法
では、一次放射器から誘電体レンズまでの経路による位
相のずれが生じ(大きくなり)、誘電体レンズアンテナ
として正常に動作しないという問題がある。
【0009】本発明は上記の問題点を解決することを目
的とするもので、薄型化でき、効率の高い誘電体レンズ
アンテナおよびそれを用いた無線装置を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の誘電体レンズアンテナは、誘電体レンズ
と、一次放射器と、前記誘電体レンズと前記一次放射器
との間に設けられた誘電体部材とを備え、前記誘電体部
材の誘電率を不均一に分布させて構成し、前記誘電体部
材の誘電率を不均一に分布させた構成は、前記誘電体部
材を、前記誘電体レンズを底面とし前記一次放射器を頂
点とする略円錐状に形成するとともに、前記誘電体レン
ズの中心と前記一次放射器を通る線を中心として、前記
誘電体レンズの径方向に向かって誘電率を低下させて構
成し、かつ前記誘電体レンズの中央と前記一次放射器を
結ぶ直線を基準として、前記一次放射器から前記誘電体
レンズの径方向を望む角度で、前記誘電体部材の誘電率
を均一に分布させたことを特徴とする。
【0011】
【0012】
【0013】また、本発明の誘電体レンズアンテナは、
前記誘電体部材を、前記誘電体レンズの径方向に向かっ
て誘電率が段階的に低下する略円錐状の複数の層から構
成したことを特徴とする。
【0014】また、本発明の誘電体レンズアンテナは、
前記誘電体部材の、等しい誘電率で構成されている各層
の最大部分の厚みを、前記各層における使用周波数の電
波の実効波長以下にしたことを特徴とする。
【0015】また、本発明の無線装置は上記のいずれか
に記載の誘電体レンズアンテナを用いたことを特徴とす
る。
【0016】このように構成することにより、本発明の
誘電体レンズアンテナにおいては、効率を高くし、薄型
化を図ることができる。
【0017】また、本発明の無線装置においては、誘電
体レンズアンテナの薄型化によって小型化が可能にな
る。
【0018】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の誘電体レンズア
ンテナの一実施例の断面図を示す。図1において、図6
と同一もしくは同等の部分には同じ記号を付し、その説
明を省略する。
【0019】図1において、誘電体レンズアンテナ10
の誘電体レンズ2と一次放射器3との間に設けられた誘
電体部材11は、一次放射器3を頂点とし、誘電体レン
ズ2を底面とする略円錐状に形成されており、その誘電
率は不均一に分布している。より具体的には、誘電体部
材11は、誘電率が誘電体レンズ2の中心と一次放射器
3を通る線を中心として、誘電体レンズ2の径方向(中
心から外側に向かう方向)に向かって略円錐状に連続的
に低下して構成されている。
【0020】このときの誘電体部材11の誘電率の変化
は、例えば次の(1)式に従って決定する。 ε(θ)=(εo+tan2(θ))×cos2(θ) (1) (1)式において、εoは誘電体部材11の中央部の比
誘電率を、θは誘電体レンズ2の中央と一次放射器3を
結ぶ直線を基準として、一次放射器3から誘電体レンズ
2の径方向を望む角度(0<=θ<π/2、以後一次放
射角と呼ぶ)を、ε(θ)は一次放射角θを変数とする
比誘電率の関数を示している。すなわち、誘電体部材1
1の各部の比誘電率は中央部の比誘電率εoを初期値と
して決定することにより、(1)式から自動的に決まる
ことになる。
【0021】次に、図2を用いて本発明の誘電体レンズ
アンテナの動作を説明する。図2においては、図1に示
した本発明の誘電体レンズアンテナ10に加えて、誘電
体部材11が無い場合の誘電体レンズ2の後側焦点位置
に配置された一次放射器3’を示している。
【0022】一般に、誘電体の中を通る電波は、誘電率
が低いときには速く進み、誘電率が高いときにはゆっく
り進む。これは言い換えれば誘電率が低いときには小さ
な、誘電率が大きな時には大きな波長短縮効果があるこ
とを意味する。また、誘電率の高いところと低いところ
が存在する場合には誘電率の高い方へ曲がるという性質
がある。
【0023】そのため、誘電体レンズアンテナ10にお
いて、一次放射器3から一次放射角αで放射された電波
r1は、誘電体部材11の中を進むに従って誘電率の高
い方、すなわち円錐の中心方向へと曲がりながら進み、
誘電体レンズ2の裏面に達する。一方、一次放射器3か
ら一次放射角0度で放射された電波r2はそのまま直進
して誘電体レンズ2の中心部に達する。この2つの電波
r1とr2を比較すると、一次放射器3から誘電体レン
ズ2の裏面に達するまでの距離は電波r1の方が電波r
2より長い。しかしながら、電波r1は電波r2より誘
電率の低いところを通るため、速く進む。その結果、電
波r1と電波r2は、いずれもほぼ同時に誘電体レンズ
アンテナ2の裏面に到達する。この点はその他の一次放
射角で放射された電波に対しても同様で、これより一次
放射器3から誘電体レンズ2までの経路による電波の位
相のずれを無くすることができる。これは誘電体部材の
誘電率が一様な場合にはあり得ない効果である。
【0024】また、一次放射器3から放射された電波が
誘電率の高い方、すなわち円錐の中心方向へと曲がりな
がら進むために、電波を誘電体レンズ2の中心方向へと
集中させることができ、誘電体レンズ2の外側に漏れて
しまう電波を少なくして効率を高くすることができる。
【0025】また、一次放射器3から放射された電波が
誘電体部材11の中を進むので、一次放射器3から誘電
体レンズ2までの間の電波の波数は、誘電体部材11が
存在しない状態において一次放射器3を誘電体レンズ2
からさらに離して3’の位置に配置したときと同じにな
る。これは逆に言えば誘電体部材11を設けることによ
って一次放射器3と誘電体レンズ2との距離を短くする
(後側焦点距離を短くする)ことができるということで
あり、誘電体レンズアンテナ10を薄型化できることを
意味している。
【0026】また、誘電体部材11によって後側焦点距
離を短くすることができるため、レンズ2自身を厚くす
ることによって後側焦点距離を短くするという必要が無
くなり、逆に誘電体レンズ2をさらに薄くして効率の向
上を図ることもできる。
【0027】また、誘電体部材11の誘電率の傾斜度合
いをコントロールすることによって電波の経路による位
相のコントロールができる。これによって誘電体レンズ
アンテナの設計の自由度を増やすことができる。
【0028】また、誘電体部材11の誘電率を各種変更
することによって、誘電体部材11の無い状態で設計し
た一定の厚みと後側焦点距離を持つ誘電体レンズをその
まま用いてさまざまな厚みの誘電体レンズアンテナを設
計することができる。そして、これによって誘電体レン
ズを作成する金型を共通化することができるため、誘電
体レンズアンテナの開発期間の短縮および設計・製造コ
ストの削減を図ることができる。
【0029】ここで、図3に示すフローチャートを用い
て、本発明の誘電体レンズアンテナの設計方法について
説明する。
【0030】まず、第1の手順として、誘電体レンズア
ンテナの仕様を元に、誘電体レンズの材料常数、開口
径、後側焦点距離、および誘電体レンズとの間隔などの
一次放射器の条件を決定する。次に、第2の手順とし
て、誘電体レンズと一次放射器の間隔から誘電体部材の
中心部の誘電率εoを決定し、さらに例えば(1)式を
用いて誘電体部材の一次放射角θごとの誘電率を計算す
る。次に、第3の手順として、一次放射器から誘電体レ
ンズまでの誘電体部材内におけるレイパス(電波の通り
道)を計算する。次に、第4の手順として、誘電体レン
ズの裏面への電波の入射角を計算する。次に、第5の手
順として、スネルの法則と位相条件とエネルギー保存の
法則を用いて連立方程式を立てて誘電体レンズの形状を
計算する。このとき、誘電体レンズの形状としては複数
の解が考えられるので、そのうちの1つを選択する。最
後に、第6の手順として、第5の手順で求めたレンズの
形状が最適かどうかを判断し、必要に応じて第5の手順
を繰り返して誘電体レンズの別の形状を計算させ、誘電
体レンズアンテナとして最適な誘電体レンズの形状を得
る。このようにして、薄くて効率の良い誘電体レンズア
ンテナを設計することができる。
【0031】なお、誘電体部材の誘電率は必ずしも
(1)式を用いて計算する必要はなく、別の方法で計算
して決定しても構わないものである。
【0032】図4に、本発明の誘電体レンズアンテナの
別の実施例の断面図を示す。図4において、図1と同一
もしくは同等の部分には同じ記号を付し、その説明を省
略する。
【0033】図4において、誘電体レンズアンテナ20
の誘電体レンズ2と一次放射器3との間に設けられた誘
電体部材21は、一次放射器3を頂点とし、誘電体レン
ズ2を底面とする略円錐状に互いに誘電率の異なる5つ
の層21a、21b、21c、21d、21eを重ねて
形成されている。より具体的には、誘電体部材21は、
5つの層の誘電率が誘電体レンズ2の中心と一次放射器
3を通る線を中心として、誘電体レンズ2の径方向に向
かって段階的に低下し、さらに、誘電体部材21の各層
の最大部分の厚み、具体的には誘電体レンズ2と接する
部分の厚みが、その層における使用周波数の電波の実効
波長以下になるように設定されている。これによって誘
電体部材21においては、擬似的な誘電率の傾斜構造が
実現されている。
【0034】このときの誘電体部材21の各層の誘電率
は、(1)式を使って、たとえば各層の最大あるいは最
小あるいはその中間の一次放射角θを入れて計算して求
めればよい。また、別の方法で求めても構わない。
【0035】このように構成された誘電体レンズアンテ
ナ20においては、誘電体部材21の各層の厚みをその
層における使用周波数の電波の実効波長以下に設定して
いるために、誘電体部材21が図1に示した誘電体レン
ズアンテナ10における誘電体部材11とほぼ等価に作
用し、誘電体レンズアンテナ10の場合と同様の作用効
果を奏するとともに、誘電体部材21を誘電体部材11
に比べて比較的容易に作ることができるために、誘電体
レンズアンテナ20のコストダウンを図ることができ
る。
【0036】図5に、本発明の無線装置の一実施例とし
て、車載用のミリ波レーダー装置のブロック図を示す。
図5において、ミリ波レーダー装置30は、図1に示し
た誘電体レンズアンテナ10、オシレータ31、サーキ
ュレータ32および33、ミキサ34、カプラ35およ
び36、信号処理回路37で構成されている。
【0037】このように構成されたミリ波レーダー装置
30において、オシレータ31はガンダイオードを発振
素子として、バラクタダイオードを発振周波数制御用素
子として用いて電圧制御発振器を構成している。オシレ
ータ31にはガンダイオードに対するバイアス電圧と周
波数変調用の制御電圧VCO−INが入力され、その出
力である送信信号は、反射信号が戻らないようにサーキ
ュレータ32を介してカプラ35に入力される。カプラ
35は送信信号を2つに分けて、一方をサーキュレータ
33を介して誘電体レンズアンテナ10から放射させ、
他方をローカル信号としてサーキュレータ36に入力す
る。一方、誘電体レンズアンテナ10で受信した信号
は、サーキュレータ33を介してカプラ36に入力され
る。カプラ36は3dB方向性結合器として動作し、カ
プラ35から送られてきたローカル信号を90度の位相
差を持って等分してミキサ34の2つのミキサ回路に入
力するとともに、サーキュレータ33から送られてきた
受信信号も90度の位相差を持って等分してミキサ34
の2つのミキサ回路に入力する。ミキサ34はローカル
信号と受信信号が混合された2つの信号を平衡形ミキシ
ングして、受信信号とローカル信号との周波数差成分を
IF信号として出力し、信号処理回路37に入力する。
【0038】上記ミリ波レーダー装置30は、たとえば
上記VCO−IN信号として三角波信号を与えることに
より、信号処理回路77でIF信号から距離情報と相対
速度情報を求めることができる。従って、これを車載し
た場合に、他の車両までの相対距離と相対速度を測定す
ることが可能となる。しかも、本発明の誘電体レンズア
ンテナを用いることにより、誘電体レンズアンテナの薄
型化によってミリ波レーダー装置36の小型化が可能と
なり車載が容易になる。また、誘電体レンズアンテナの
効率の向上により、ミリ波レーダー装置30の他の部分
の設計が容易になり、コストダウンを図ることができ
る。
【0039】
【発明の効果】本発明の誘電体レンズアンテナによれ
ば、誘電体レンズと、一次放射器と、誘電体レンズと一
次放射器との間に設けられた誘電体部材とを備えてな
り、しかも誘電体部材を、誘電体レンズを底面とし一次
放射器を頂点とする略円錐状に形成するとともに、誘電
体レンズの中心と一次放射器を通る線を中心として、誘
電体レンズの径方向に向かって誘電率を低下させて構成
する。また誘電体部材を、誘電体レンズの径方向に向
かって誘電率が段階的に低下する略円錐状の複数の層か
ら構成し、各層の厚みを各層における使用周波数の電波
の実効波長以下にする。これらの構成によって、誘電体
レンズアンテナの薄型化と効率の向上を図ることができ
る。
【0040】また、本発明の無線装置においては、本発
明の誘電体レンズアンテナを用いることによって、小型
化が可能となり車載が容易になる。また、誘電体レンズ
アンテナの効率の向上により、無線装置の他の部分の設
計が容易になり、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の誘電体レンズアンテナの一実施例を示
す断面図である。
【図2】図1の誘電体レンズアンテナにおける電波の経
路を示す断面図である。
【図3】本発明の誘電体レンズアンテナの設計方法を示
すフローチャートである。
【図4】本発明の誘電体レンズアンテナの別の実施例を
示す断面図である。
【図5】本発明の無線装置の一実施例を示すブロック図
である。
【図6】従来の誘電体レンズアンテナを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
2…誘電体レンズ 3、3’…一次放射器 10、20…誘電体レンズアンテナ 11、21…誘電体部材 30…ミリ波レーダー装置 θ、α…一次放射角 r1、r2…電波の経路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 19/06 H01Q 15/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体レンズと、一次放射器と、前記誘
    電体レンズと前記一次放射器との間に設けられた誘電体
    部材とを備え、前記誘電体部材の誘電率を不均一に分布
    させて構成し、 前記誘電体部材の誘電率を不均一に分布させた構成は、
    前記誘電体部材を、前記誘電体レンズを底面とし前記一
    次放射器を頂点とする略円錐状に形成するとともに、前
    記誘電体レンズの中心と前記一次放射器を通る線を中心
    として、前記誘電体レンズの径方向に向かって誘電率を
    低下させて構成し、かつ前記誘電体レンズの中央と前記
    一次放射器を結ぶ直線を基準として、前記一次放射器か
    ら前記誘電体レンズの径方向を望む角度で、前記誘電体
    部材の誘電率を均一に分布させたことを特徴とする誘電
    体レンズアンテナ。
  2. 【請求項2】 前記誘電体部材を、前記誘電体レンズの
    径方向に向かって誘電率が段階的に低下する略円錐状の
    複数の層から構成したことを特徴とする、請求項1に記
    載の誘電体レンズアンテナ。
  3. 【請求項3】 前記誘電体部材の、等しい誘電率で構成
    されている各層の最大部分の厚みを、前記各層における
    使用周波数の電波の実効波長以下にしたことを特徴とす
    る、請求項に記載の誘電体レンズアンテナ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないしのいずれかに記載の誘
    電体レンズアンテナを用いたことを特徴とする無線装
    置。
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