JP3421807B2 - コンセント - Google Patents
コンセントInfo
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Description
し、特に製造及び組立て作業を簡易化でき、しかも寸法
検査工程も省略できるようにしたコンセントに関する。
け孔を設け、各対の刃受け孔に電気コードのプラグの栓
刃を差し込んで刃受け金具に接続し、複数の電気製品に
給電できるようにしたコンセントが知られている(特開
昭62−198069号公報、特開平08−45617
号公報、特開平08−315871号公報、実開昭55
−169080号公報、実開昭59−33684号公
報、実開平02−16582号公報、等参照)。
のコンセントでは刃受け金具及び刃受け金具間を接続す
る通電金具を金属板のプレス機械加工によって所定の形
状に製作するようにしているので、組立て作業が煩雑
で、単純な組立てミスが生じやすいばかりでなく、プラ
グ栓刃の円滑な接続性を確保する上で、組立後の寸法が
公差内に入っているか否かの検査を必要とし、生産性が
非常に悪いという問題があった。
組立て作業を簡易化でき、しかも寸法検査工程も省略で
きるようにしたコンセントを提供することを課題とす
る。
ンセントは、1つのケースに複数対の刃受け孔を設け、
複数の電気コードのプラグ栓刃を接続できるようにした
コンセントにおいて、上記ケースが上半部と下半部とを
重ね合わせて構成され、上記ケース上半部には複数対の
刃受け孔が形成されている一方、上記ケースの上半部と
下半部との間には基板が内蔵されて上記ケースに支持さ
れ、上記基板には導体パターンが搭載されるとともに、
上記基板及び導体パターンの上記刃受け孔に対応する箇
所には刃受け金具の接続端子の差込み孔が穿設され、該
差込み孔には刃受け金具の接続端子が差し込まれて半田
付けにて上記導体パターンに固定されていることを特徴
とする。
載し、基板及び導体パターンの差込み孔に刃受け金具の
接続端子を差し込んで固定し、導体パターンと刃受け金
具とを電気的に接続するようにした点にある。これによ
り、刃受け金具の間を接続する接続金具は不要となり、
複雑な形状のプレス機械加工を行う必要がなく、製造工
程を簡単化できる。しかも、刃受け金具の接続端子を基
板及び導体パターンに穿設した差込み孔に差し込んで半
田付けすればよいので、組立て作業も非常に簡単化でき
る。さらに、差込み孔は基板及び導体パターンに穿設さ
れるので、基板を正確にケースに支持すれば組立て後の
寸法検査を不要とできる。
配線を採用することができる。印刷配線の材料には例え
ば銅系、アルミニウム系、その他の導体材料を採用する
ことができる。但し、コンセントの場合、導体パターン
に大きな電流が流れるので、印刷配線は例えば銅系材料
の場合には60μm以上、好ましくは70μm以上の厚
さで、6mm以上、好ましくは6.5mm以上の幅に形
成するのが望ましい。
場合、導体パターンの間隔が狭い箇所については結露等
に起因して短絡を起こすおそれがある。かかる場合には
導体パターンの間に絶縁壁を設けるのがよい。絶縁壁は
基板と一体に盛り上がり形成してもよく、絶縁壁を接着
剤等で固定するようにしてもよい。
板を採用し、基板上に接合するようにしてもよい。金属
薄板の材質は導体材料であれば特に限定されず、銅系、
例えば黄銅薄板を採用することができる。
搭載して接合するが、上述のように結露等に起因する短
絡が懸念される場合には基板に凹所を形成してそこに嵌
め込むようにするのがよい。即ち、基板には導体パター
ンに対応する形状の凹所を形成し、凹所に金属薄板製の
導体パターンを嵌め込んで接合するのがよい。しかも、
このように基板の凹所に金属薄板製の導体パターンを嵌
め込むと、導体パターンの間隔が狭い場合にも基板の絶
縁特性に起因して結露等に起因する短絡を確実に防止で
きる。
絶縁材料で製作されていればよい。しかし、上述の結露
等に起因する事故を考察した場合、基板は自己消火性材
料で製作されているのがよい。自己消火性材料とは高温
となっても延焼しないような材料をいい、具体的にはメ
ラミンフェノール樹脂やガラスエポキシ樹脂、これらに
類似する物性を有するその他の樹脂材料が挙げられる。
る場合、コンセントの電源コードは商用電源に常時接続
されることが多いのて、各プラグ毎の通電を遮断するこ
とができれば便利である。そこで、ケースには各対の刃
受け金具への通電を個別に遮断するスイッチを搭載する
のがよい。
一方の線が接続され、複数の各対の一方の刃受け金具の
接続端子を差し込んで固定する複数の差込み孔が形成さ
れた第1のパターン、電源コードの他方の線が接続され
る第2のパターン、各対の他方の刃受け金具の接続端子
を差し込んで固定する差込み孔が形成された複数の第3
のパターンとから構成され、スイッチが第2のパターン
と各第3のパターンとの間を電気的に接続し遮断するよ
うに設けるのがよい。
成してもよいが、確実な接続を確保する上で、2枚の刃
受け端子で構成し、その間にプラグ栓刃を挟持するのが
よい。即ち、刃受け金具が接続端子と、相互に対向する
2枚の板状端子からなり、電気コードのプラグ栓刃が差
し込まれる本体とを一体に成形してなるのが好ましい。
この場合、プラグ栓刃とのより確実な接続な確保する上
で、本体にはばね性を付与するのがよい。
に基づいて詳細に説明する。図1及び図2は本発明に係
るコンセントの好ましい実施形態を示す。図において、
ケース10は合成樹脂材料を用いて製作され、上半部1
1と下半部12とを重ね合わせて締付ねじ15・・・で
締め付けて構成され、ケース上半部11には4対の刃受
け孔13・・・が形成されるとともに、各対の刃受け孔
13・・・に対応してスイッチ14・・・が設けられて
いる。
の間には基板20が内蔵されている。この基板20には
ねじ挿通孔が形成される一方、ケース下半部12の底面
には基板受部が突設され、該基板受部上には基板20が
搭載され、ケースの締付ねじ15のによって締め付けら
れてケース10に支持されている。
スエポキシ樹脂を用いて製作され、基板20の裏面には
印刷配線(導体パターン)30が形成されている。この
印刷配線30は銅系材料、例えば黄銅を用い、70μm
以上の厚みで、最小幅6.25mに製作されている。こ
の印刷配線30は第1、第2及び第3のパターン31、
32、33から構成され、第1のパターン31は基板2
0の一側方にて基板20の長手方向に延び、その途中の
3箇所及び終端側からはパターン31の一部34・・・
が他側方に向けて延びている。
て基板20の長手方向に延び、その始端側及び途中の3
箇所からはパターン32の一部35・・・が一側方に向
けて延びている。この第1、第2のパターン31、32
の4つの延長部分34、35の間には第3のパターン3
3が配置されている。
は刃受け孔13・・・に対応する位置に差込み孔36、
37が穿設され、差込み孔36、37には刃受け金具4
0・・・の接続端子41・・・が差し込まれ、半田付け
によって固定されている。この刃受け金具40は図2に
示されるように、接続端子41と相互に対向する2枚の
板状端子からなる本体42とを一体に成形して構成され
ている。
の延長部分34、35と第3のパターン33には差込み
孔38、39、310が穿設され、該差込み孔38、3
9、310にはスイッチ14の3本の接続端子が差し込
まれ、半田付けにて固定されている。このスイッチ14
はノブの操作にて第1、第2のパターン間を切断すると
ともに第2、第3のパターン間を接続して刃受け金具4
0の間の通電を許容し、ノブの逆操作にて第1、第2の
パターン間を接続するとともに第2、第3のパターン間
を切断して刃受け金具40の間の通電を遮断するように
なっている。
ターン切断部分311、311が形成され、パターン切
断部分311、311には差込み孔312、312が穿
設され、差込み孔312、312には振動センサースイ
ッチ50の接続端子51、51が差し込まれ、半田付け
にて固定されている。
ターン切断部分311、311の間を接続し、設定した
大きさ以上の振動が作用した時にパターン切断部分31
1、311の間を切断して例えば地震時における火災の
発生を阻止し、リセットボタン52の操作にて初期状態
に復帰させることができるようになっている。なお、振
動センサースイッチ50については公知のものを採用で
きるので、その詳細な説明は省略する。
の始端には源電コード60の配線が接続されている。
上に印刷配線30を形成して刃受け金具40を接続する
ようにしたので、従来の刃受け金具の間を接続する接続
金具は不要となり、複雑な形状のプレス機械加工を行う
必要でなく、製造工程を簡単化できる。
板20及び印刷配線30に穿設した差込み孔36、37
に差し込んで半田付けすればよいので、組立て作業も非
常に簡単である。
び印刷配線30に穿設されるので、基板20をケース1
0に正確に支持すれば、組立て後の寸法検査を不要とな
る。
を簡素化でき、しかも信頼性の高いコンセントが得られ
る。
において図1及びず2同一符号は同一又は相当部分を示
す。本例では基板20の材料にメラミンフェノール樹脂
を用い、基板20に導体パターンに対応した凹所21を
形成し、又印刷配線に代え、金属平板から打ち抜いた導
体パターン30を用いて基板20の凹所21に嵌め込ん
で接合し、更に振動センサースイッチに代え、漏電スイ
ッチ70を用いている点が異なっている。
み孔が2つの場合について説明したが、差込み孔が3つ
の場合にも同様に適用できる。
を示す概略分解斜視図である。
面(b)を示す図である。
る。
の一部断面(b) を示す図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 1つのケースに複数対の刃受け孔を設
け、複数の電気コードのプラグ栓刃を接続できるように
したコンセントにおいて、 上記ケースが上半部と下半部とを重ね合わせて構成さ
れ、上記ケース上半部には複数対の刃受け孔が形成され
ている一方、上記ケースの上半部と下半部との間には基
板が内蔵されて上記ケースに支持され、上記基板には導
体パターンが搭載されるとともに、上記基板及び導体パ
ターンの上記刃受け孔に対応する箇所には刃受け金具の
接続端子の差込み孔が穿設され、該差込み孔には刃受け
金具の接続端子が差し込まれて半田付けにて上記導体パ
ターンに固定され、 上記ケースには各対の刃受け金具への通電を個別に遮断
するスイッチが搭載され、 上記導体パターンは、電源コードの一方の線が接続さ
れ、上記各対の一方の刃受け金具の接続端子を差し込ん
で固定する複数の差込み孔が形成された第1のパター
ン、電源コードの他方の線が接続される第2のパター
ン、上記各対の他方の刃受け金具の接続端子を差し込ん
で固定する差込み孔が形成された複数の第3のパターン
とから構成され、上記スイッチが上記第2のパターンと
各第3のパターンとの間を電気的に接続し遮断するよう
になっていることを特徴とするコンセント。 - 【請求項2】 上記導体パターンが上記基板上に形成さ
れた印刷配線である請求項1記載のコンセント。 - 【請求項3】 上記導体パターンが金属薄板の打ち抜き
加工によって製作されて上記基板上に接合されている請
求項1記載のコンセント。 - 【請求項4】 上記基板には上記導体パターンに対応す
る形状の凹所が形成され、該凹所に上記金属薄板製の導
体パターンが嵌め込まれて接合されている請求項3記載
のコンセント。 - 【請求項5】 上記基板が自己消火性材料で製作されて
いる請求項1ないし4のいずれかに記載のコンセント。 - 【請求項6】 上記刃受け金具が接続端子と、相互に対
向する2枚の板状端子からなり、電気コードのプラグ栓
刃が差し込まれる本体とを一体に成形してなる請求項1
記載のコンセント。
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JP3421807B2 true JP3421807B2 (ja) | 2003-06-30 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000136531A Expired - Fee Related JP3421807B2 (ja) | 2000-05-10 | 2000-05-10 | コンセント |
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Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3069141U (ja) | 1999-11-22 | 2000-06-06 | テイシン電機株式会社 | 延長コ―ド付きタップコンセント |
-
2000
- 2000-05-10 JP JP2000136531A patent/JP3421807B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
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