JP3421593B2 - Pwmインバータ制御装置 - Google Patents
Pwmインバータ制御装置Info
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Description
により所定の電圧を高精度に生成したり,PWMインバ
ータの出力電圧を高精度に推定したりするPWMインバ
ータ制御装置に関するものである。
制御装置の一例を示すブロック図であり,これらの図に
基づいて従来の技術を説明する。図3において,PWM
インバータ1は各相のスイッチング信号に基づいた電圧
を負荷2に印加する。電流検出器9a,9b,9cはそ
れぞれの相の電流を検出する。電流極性判別器8a,8
b,8cは前記のそれぞれの相の電流の極性を判別し,
PWMインバータ1から負荷2へ向かって電流が流れて
いる場合,つまり電流が正の場合は1を,反対の方向に
電流が流れている場合,つまり電流が負の場合は−1を
出力する。補正値記憶器5の出力の補正値と電流極性判
別器8a,8b,8cの出力との積を乗算器6a,6
b,6cで求め,加算器4a,4b,4cにおいて電圧
指令生成器3の出力の各相の電圧指令に加算される。加
算器4a,4b,4cの出力は,それぞれ変調波発生器
7の出力の三角波と比較器10a,10b,10cで比
較され,スイッチング信号としてPWMインバータ1へ
出力される。つまり,三角波と比較される電圧指令は,
電流が正の場合は補正値記憶器5の出力の補正値だけ大
きくなり,電流が負の場合は補正値だけ小さくなるよう
にしている。
を補正する理由を以下に示す。図5は,1相のスイッチ
ング信号SxとPWMインバータ1の出力の対応する相
の出力電圧波形Vxとの関係を表したものである。PW
Mインバータ1の1相の構成は,図6の様になってお
り,2つスイッチング素子は,図5のQxp,Qxnの
ように動作する。通常QxpとQxnが同時にオンする
ことを避けるために,スイッチング信号が切り替わる際
に同時にオフする期間である短絡防止期間を設けてい
る。それにより,図5のVxの波形に示されるように,
電流が正(ix>0)の場合は,Vxのパルス幅がSx
のそれより狭くなり,電流が負(ix<0)の場合は,
Vxのパルス幅がSxのそれより広くなる。よってVx
のパルス幅が電圧指令通りとなるように三角波と比較さ
れる電圧指令を補正してSxのパルス幅を補正している
のである。
および電流極性判別器からなる電圧推定器14を具備
し,比較器10a,10b,10cで三角波と比較され
る各相の電圧指令から,各相の補正値である乗算器6
a,6b,6cの出力を減算器13a,13b,13c
で減算することにより負荷2に印加される電圧を推定し
て出力している。
令を電流極性に応じた値で補正する理由は,図5におい
て述べたように,短絡防止期間のためにスイッチング信
号Sx通りの出力電圧波形Vxのパルスが得られないた
めである。
イッチング素子QxpはTdponだけ遅れてオンし,
Tdpofがけ遅れてオフする特性を持っているとす
る。またスイッチング素子QxnはそれらがそれぞれT
dnon,Tdnofとする。すると電流が正の時のV
xのオンのパルス幅はTon−(Tdpon−Tdpo
f)となり,電流が負の時のVxのオンのパルス幅はT
on+(Tdnon−Tdnof)となる。Tdpon
−Tdpof=Tdnon−Tdnofであれば,前述
の従来の技術の補正値をTdpon−Tdpofまたは
Tdnon−Tdnof相当とすればよい。しかし各ス
イッチング素子の特性は均一とは限らないので,Tdp
on−Tdpof=Tdnon−Tdnofとは一般的
にはならない。すると従来技術では補正値が1つしかな
いので正しい補正値で補正ができなくなる。以上から,
指令通りの電圧が出力できなくなったり,電圧推定器の
出力の推定電圧が実際の電圧との誤差が大きくなったり
する。本発明は上述した点に鑑みて創案されたもので,
その目的とするところは,これらの欠点を解消し,指令
通りの電圧出力が得られ,また電圧推定器の出力の推定
電圧と実際の電圧との誤差が大きくならないPWMイン
バータ制御装置を提供することにある。
するための手段は, 1)請求項1において,各相の電圧指令に,相と各相の
出力電流の極性で区別された補正値を加算して変調波と
比較される信号波とするよう構成したことを特徴とす
る。 2)請求項2において,信号波から,相と各相の出力電
流の極性で区別された補正値を減算して各相の出力電圧
を推定するよう構成したことを特徴とする。 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳述する。
実施例を示すブロック図,図2は本発明の請求項2記載
の一実施例を示すブロック図であり,図中,図3,4と
同符号のものは同じ構成,機能を有する部分である。図
1や図2において,補正値記憶器5apはa相の電流が
正の時の補正値を記憶している。補正値記憶器5anは
a相の電流が負の時の補正値を記憶している。補正値記
憶器5bp,5bn,5cp,5cnも同様である。ス
イッチ11aは,a相の電流が正の時に補正値記憶器5
apの出力を選択し,a相の電流が負の時に補正値記憶
器5anの出力に−1を乗じた値を選択する。スイッチ
11b,11cも同様である。
b,11cで選択された各相の補正値と電圧指令生成器
3の出力の各相の電圧指令とが加算器4a,4b,4c
においてに加算される。加算器4a,4b,4cの出力
は,それぞれ変調波発生器7の出力の三角波と比較器1
0a,10b,10cで比較されスイッチング信号とし
てPWMインバータ1へ出力される。
性判別器,減算器およびスイッチからなる電圧推定器1
4において,比較器10a,10b,10cで三角波と
比較される各相の電圧指令からスイッチ11a,11
b,11cで選択された各相の補正値を減算器13a,
13b,13cで減算することにより,負荷2に印加さ
れる電圧を推定して出力している。
Mインバータの各スイッチング素子の特性のずれを考慮
した6つの補正値を具備し,それらを各相の電流極性に
応じて選択することができるので,電圧指令の補正や電
圧推定の補正を正確に行えるため,正確な電圧出力や正
確な電圧推定が可能となり,実用上、極めて有用性の高
いものである。
である。
施例のブロック図である。
ク図である。
定のブロック図である。
係図である。
補正値記憶器 6a,6b,6c 乗算器 7 変調波発生器 8a,8b,8c 電流極性判別器 9a,9b,9c 電流検出器 10a,10b,10c 比較器 11a,11b,11c スイッチ 13a,13b,13 減算器 14 電圧推定器
Claims (2)
- 【請求項1】各相の電圧指令と短絡防止期間を補正する
ための補正値との加算値を信号波として、該信号波と三
角波に代表される変調波との大小比較を比較器で行い、
これによりスイッチング信号を生成してPWMインバー
タを制御するPWMインバータ制御装置において、前記
補正値を相と各相の出力電流の極性で区別されたものと
することを特徴とするPWMインバータ制御装置。 - 【請求項2】スイッチング信号を生成するために変調波
と比較される各相の信号波から短絡防止期間を補正する
ための補正値を減算したものから各相の出力電圧を推定
する電圧推定器を具備するPWMインバータ装置におい
て、前記補正値を相と各相の出力電流の極性で区別され
たものとすることを特徴とするPWMインバータ制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28053398A JP3421593B2 (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | Pwmインバータ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28053398A JP3421593B2 (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | Pwmインバータ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000092852A JP2000092852A (ja) | 2000-03-31 |
JP3421593B2 true JP3421593B2 (ja) | 2003-06-30 |
Family
ID=17626424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28053398A Expired - Lifetime JP3421593B2 (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | Pwmインバータ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3421593B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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---|---|---|---|---|
JP4529113B2 (ja) | 2003-08-18 | 2010-08-25 | 株式会社安川電機 | 電圧形インバータ及びその制御方法 |
JP2007089330A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp | 電力変換装置及びその調整方法 |
JP7374850B2 (ja) * | 2020-06-03 | 2023-11-07 | 株式会社日立製作所 | 電力変換器の制御装置および制御方法 |
-
1998
- 1998-09-16 JP JP28053398A patent/JP3421593B2/ja not_active Expired - Lifetime
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