JP3421540B2 - 帯状パネルの屈曲並設構造 - Google Patents

帯状パネルの屈曲並設構造

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JP3421540B2
JP3421540B2 JP15244697A JP15244697A JP3421540B2 JP 3421540 B2 JP3421540 B2 JP 3421540B2 JP 15244697 A JP15244697 A JP 15244697A JP 15244697 A JP15244697 A JP 15244697A JP 3421540 B2 JP3421540 B2 JP 3421540B2
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夏樹 小池
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理研軽金属工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建造物の支柱回
り、壁対壁・壁対天井の出隅部、入隅部等に屈曲状に並
設して屈曲壁面を形成する帯状パネルの屈曲並設構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建造物の内壁、天井の内装材とし
て金属製品として各種のロール成形スパンドレルあるい
は押出し型材スパンドレルが各種開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
各スパンドレルは平面的な内壁、天井に附設するもので
あって、建造物の支柱回り、壁対壁・壁対天井の出隅
部、入隅部等に屈曲状に附設するにはその相互を単に嵌
込み状に接続する構成であって、接続部に自由度がな
く、このため接続が困難となり工数を要して施工費が高
くなる問題があった。また、支柱周りに取付けるスパン
ドレルも開発されているが、このスパンドレル相互の接
続は差込み継ぎ、重ね継ぎ等で自由度のない壁面の施工
であって、施工が面倒で工数を要するとともに、汎用性
に欠ける問題があった。本発明は、上記問題点を解決す
るためになされたもので、建造物の支柱回り、壁対壁・
壁対天井の出隅部、入隅部等に屈曲状に容易に附設する
ことのでき、自由度があり、かつ汎用性のある屈曲壁面
を形成することのできる帯状パネルの屈曲並設構造を提
供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術課題
を解決するため、前記各請求項に記載のとおりの構成を
備える帯状パネルの屈曲並設構造としたことを特徴とす
る。
【0005】
【発明の効果】請求項1および請求項2によれば、隣り
合う帯状パネルの傾動縁と嵌込み溝を回動(傾動)可能
に嵌込んで並設することで自由度のある屈曲壁面の施工
が可能で、汎用性のある屈曲壁面を形成することがで
き、また、嵌込み並設により直線状パターンの屈曲壁面
を形成することができる。また、帯状パネルの小口端面
の突き合せ継ぎを容易に、かつ確実に接合できる。 請求
項3から6によれば、直線状パターンにバリエーション
が得られる。請求項によれば、出隅部の屈曲壁面を容
易に施工することができる。請求項によれば、入隅部
の屈曲壁面を容易に施工することができる。請求項
よれば、柱型の屈曲壁面を容易に施工することができ
請求項10および請求項11によれば帯状パネルの
嵌込み溝と傾動縁との嵌合を容易に、かつ確実に行うこ
とができ屈曲壁面の並設が容易となる。
【0006】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)次に、本発明の第1の実施形態を図
1ないし図4にしたがって説明すると、この第1実施形
態は建造物に立設される支柱1の外周部分を帯状パネル
10により屈曲並設して構成する場合を示すもので、図
1はフロアFと天井Tとの間に立設された支柱1、図2
は支柱1の縦断面図、図3は支柱1の一部水平断面図を
示し、この支柱1は、例えばその中心部に所定の径の円
筒鋼管材2が立設され、この円筒鋼管材2の例えば上下
の端部とほぼ中間位置の4等分角度位置の外周部には下
地材8の取付部材3が取付けられ、この取付部材3は所
定長さのL型材よりなる基部材3aと同じく所定の長さ
のL型材よりなる支持部材3bとが溶着手段により止着
され、各支持部材3bは鋼管材2を中心とする所定の半
径の円周線上に位置されている。そして、この円筒鋼管
材2の外周には所定の厚さで耐火層4が被覆されてい
る。
【0007】また、下部側の取付部材3A回りには幅木
部材6の下部下地材5が取付けられている。この下部下
地材5はL型材が鋼管材2の中心より所定半径の円周線
上に沿って略リング形状に折曲形成されて、その一方の
片5a(水平片)を介して支持部材3bに溶着手段によ
り止着され、他方の垂片5bを介して幅木部材6が取付
けられている。
【0008】この幅木部材6は支柱2の下部回りとその
フロアFを被覆するもので、例えばステンレス鋼板を折
曲形成してなるもので、その断面形状は下部下地材5の
垂片5bに取付けられる取付片6aと、この取付片6a
の下端より折曲されて水平状に張出す受け片6bと、同
受け片6bの端部より垂下される袴片6cとにより略ク
ランク形状に形成されて支柱2の下部側を囲繞する略リ
ング状に形成されて、同幅木部材6の取付片6aは下部
下地材5にビス着され、袴片6c側はフロアF側に埋設
状に配設された複数のアンカー部材7にビス着されてい
る。
【0009】また、中間部および上端部よりの取付部材
3Bには後述する帯状パネル10のパネル下地材8が取
付けられている。このパネル下地材8は下部下地材5と
同種のL型材からなり、鋼管材2の中心より所定の半径
の円周線上(下部下地材5より若干大きい)に沿って略
リング形状に形成されて、その水平片8aを介して取付
部材3Bの支持片3bに同心状の取付けられ、このパネ
ル下地材8間の外周と幅木部材6の受け片6cの間には
多本数の帯状パネル10が連繋して縦設されている。な
お、パネル下地材8は帯状パネル10の長手方向に所定
の間隔で敵数箇所設けて帯状パネル10の支持を補強増
加する構成であってもよい。
【0010】この帯状パネル10は例えばアルミニウム
軽合金材を押出し成形してなるもので、その断面形状は
図4に示すように所定の半径で所定の幅を有する円弧状
の基板11が形成され、この基板11の両端11a,1
1bは基板11の幅中心を通る中心線C上の特定の位
置、例えば鋼管材2の中心より所定の半径R1 の円周上
に位置するようになっており、この基板11の一端11
a側には中心方向に向かう側縁12が形成され、側縁1
2の端部には鋼管材2の中心より所定の半径R2の円周
上に沿いパネル下地材8の垂片8bに取付けられる所定
の長さの支持縁13が形成されている。
【0011】また、この側縁12の所定位置の長手方向
には隣り合う帯状パネル10の傾動縁18を嵌込み連繋
する嵌込み溝14が凹設されている。この嵌込み溝14
は図示のように基板11の湾曲方向とは逆方向に内曲縁
14aと外曲縁14bとが底縁14cを介して所定の間
隔で傾動縁18を嵌込み可能に断面弧状の略コ字形状に
形成され、外曲縁14bの開口端には段差して開拡状に
形成されている。また、この嵌込み溝14の内曲縁14
aと側縁12との隅角部には断面略C形状の継手用溝部
15aが長手方向に沿って形成されている。
【0012】また、基板11の他方の端部11bには側
縁12より短尺の側縁16が対設状に設けられ、この側
縁16の端部には鋼管材2の中心より所定の半径R3 の
円周上に沿う所定の長さの支縁17が形成され、この支
縁17の先端側は略くの字形状に屈曲する屈曲縁17a
が形成され、同屈曲縁17aの長手方向には嵌込み溝1
4に嵌込み可能に所定の径を有する断面略円柱形状の傾
動縁18が形成されている。また、側縁16と支縁17
の角部には断面略C形状の継手用溝部15bが長手方向
に沿って形成されている。なお、この帯状パネル10は
その幅方向で若干の変形能を有する。
【0013】このように形成された帯状パネル10を取
付けるのにパネル下地材8の外周長さにより帯状パネル
10の取付け枚数が決定される。そして、図2、図3に
示すように例えば取付け始端A位置において帯状パネル
10の下端小口を幅木部材6の受け片6bに載置し、支
持縁13を中間部および上部側のパネル下地材8の垂片
8bに当接した状態で垂直度を測定してそれぞれビス2
1aにより止着する。そして、この始端A位置の帯状パ
ネル10を取付基準として例えば図示左回り方向へ取付
けていく。
【0014】この各帯状パネル10の取付けは、次位の
帯状パネル10の支縁17の端部に屈曲縁17aを介し
て形成した断面略円柱形状の傾動縁18を始端基準A側
の帯状パネル10の嵌込み溝14に傾動させて挿入し、
同帯状パネル10の支持縁13をパネル下地材8にビス
21aにより止着し、以下順次並設していく。この傾動
縁18の挿入は嵌込み溝14がパネル下地材8の円弧面
に対し逆反りに断面弧状に略コ字形状に形成され、同溝
14の外曲縁14bの開口端が開拡状になっているので
帯状パネル10が長尺であっても断面略円柱形状の傾動
縁18を中心として回動し得る自由度を有するので挿入
を容易に行うことができ、その挿入寸法の調整が可能
で、かつ確実に嵌込み施工を行うことができる。
【0015】そして、終端C位置の帯状パネル10の取
付けは、図3に示すように始端A位置の帯状パネル10
と終端前B位置の帯状パネル10との間で、終端C位置
の帯状パネル10の支持縁13を始端A位置の帯状パネ
ル10の支縁17の下側に挿入して始端A位置の帯状パ
ネル10の傾動縁18を終端C位置の帯状パネル10の
嵌込み溝14に挿入し、同終端C位置の帯状パネル10
の傾動縁18を終端前Bの帯状パネル10の嵌込み溝1
4に挿入する。この状態で始端A位置の帯状パネル10
の支縁17の上方よりビス21bにより止着する。これ
により多数枚の帯状パネル10により所定の径の円形屈
曲壁面19が形成され,この円形屈曲壁面19の上部に
は小口蓋20が取付けられて、この小口蓋20と天井T
の間には覆設施工が施されている。
【0016】このようにこの第1実施形態においては、
支柱1を構成する円筒鋼管材2の下部側と中間部および
上部側の外周部の例えば4等分角度位置に取付部材3
A,3Bを配設し、この下部取付部材3Aを介してL型
材を円筒鋼管材2の中心より所定の半径の円周線上に沿
うリング形状の下部下地材5が取付けられ、同下部下地
材5Aには帯状パネル10の下端部を当接載置する受け
片6bを有する略円筒形状の幅木部材6が取付けられて
いる。
【0017】また、中間部および上部側の取付部材3B
にはL型材を円筒鋼管材2の中心より所定の半径の円周
線上に沿うリング形状のパネル下地材8が取付けられ、
このパネル下地材8に交差状に取付けられる帯状パネル
10は、所定の幅を有する円弧状の基板11の片縁12
には基板11の反り方向と反対に反る形状の嵌込み溝1
4が形成され、かつパネル下地材8に取付支持される支
持縁13が片縁12から外向きに形成され、また、先端
に略円柱状の傾動縁18を有する支縁17を基板11の
他縁16が外向きに形成する構成としたものである。
【0018】そして、この中間部および上部のパネル下
地材8に交差して取付けられた始端Aの帯状パネル10
の嵌込み溝14を取付基準として隣り合う帯状パネル1
0の傾動縁18を傾動可能に挿着して支持縁13をパネ
ル下地材8に止着して該帯状パネル10により円形状に
被覆する構成としたものである。
【0019】したがって、この支柱1の外周は多本数の
帯状パネル10の基板11の円弧形状と隣り合う帯状パ
ネル10の傾動縁18を有する支縁17により連繋され
る部位に形成される凹部とにより縦縞凹凸の装飾性を得
ることができる。また、隣り合う帯状パネル10は嵌込
み溝14と先端に傾動縁18を有する支縁17との挿着
構成であるから、嵌込み溝14に対し傾動縁18を中心
として回動し得る自由度を有するので、パネル下地材8
の各種径の取付曲面に対して自由度のある円形屈曲壁面
19を形成することができるとともに、隣接相互を挿着
することから並設調整が容易あり、かつ連結施工を確実
に行うことができる。
【0020】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態を図5および図6にしたがって説明すると、こ
の第2実施形態は図5に示すように、例えば壁W対壁W
あるいは壁W対天井Tの内角である入隅部Re に帯状パ
ネル30を屈曲並設して屈曲壁面39を形成する構成を
示すもので、壁Wa 対壁Wb の場合について説明する
と、この両壁Wa,Wb の上下の所定の高さ位置には対応
して取付ボルト25を介して断面略L形状の短尺の取付
部材26が取付けられ、この取付部材26間には下地材
27が取付けられている。
【0021】この下地材27は例えばL型材により入隅
部Re で所定の半径で屈曲する円弧部27bを有する下
地材27aと、この円弧部27bに接続される直線状の
下地材27cとよりなり、一方の片27dを介して取付
部材26に取付けられ、曲面側の垂片27eには帯状パ
ネル30が並設されている。
【0022】この帯状パネル30は例えばアルミニウム
軽合金材を押出し成形してなるもので、その断面形状は
図6に示すように所定の半径で所定の幅を有する円弧状
の基板31が形成され、この基板31の両端31a,3
1bは上記帯状パネル10と同様に所定の半径R1 の円
周上に位置するようになっており、この基板31の一端
31a側には中心方向に向かう側縁32が形成され、側
縁32の端部には所定の半径R2 の円周上に沿い下地材
27の垂片27eに取付けられる所定の長さの支持縁3
3が形成されている。
【0023】また、この側縁32の所定位置の長手方向
には第1実施形態の帯状パネル10と同様に隣り合う帯
状パネル30の傾動縁38を嵌込み連繋する嵌込み溝3
4が凹設されている。この嵌込み溝34は帯状パネル1
0の嵌込み溝14と同様に形成されており、基板31の
湾曲方向とは逆方向に内曲縁34aと外曲縁34bとが
底縁34cを介して所定の間隔で傾動縁38を嵌込み可
能に形成され、外曲縁34bの開口端には段差して開拡
状に形成されている。また、この嵌込み溝34の内曲縁
34aと側縁32との隅角部には断面略C形状の継手用
溝部35aが長手方向に沿って形成されている。
【0024】また、基板31の他方の端部31bには側
縁32より短尺の側縁36が対設状に設けられ、この端
部には所定の半径R3 の円周上に沿う所定の長さの支縁
37が形成され、この支縁17の先端の長手方向には嵌
込み溝34に嵌込み可能に所定の径を有する断面略円柱
形状の傾動縁38が形成されている。また、側縁36と
支縁37の角部には断面略C形状の継手用溝部35bが
長手方向に沿って形成されている。なお、この帯状パネ
ル30においてもその幅方向で若干の変形能を有する。
【0025】このように形成された帯状パネル30は図
示はしないが例えば壁Wa 側の上下の下地材27aの水
平部分に対し始端となる帯状パネル30は、その嵌込み
溝34を図示方向としてその垂直度が測定されて止着さ
れ、この始端の帯状パネル30を取付基準として嵌込み
溝34に支縁37の端部に形成した円柱形状の傾動縁3
8を挿入し、その状態で支持縁33を上下の下地材27
aにビス着21aしていく。そして、曲面部27bに至
ると、図示のように、支縁37は嵌込み溝34に対し大
きく傾斜した状態で挿入され、また、支持縁33側はそ
の端部が曲面部27bの垂片27eに当接して浮き上っ
た状態となるので、この支持縁33と垂片27eの間に
は皿ばね、ゴム、樹脂材等のクッション材23が介装さ
れてビス着21aされて、順次、連繋接続されて屈曲壁
面39が形成されていく。そして、壁Wb 側の水平状の
下地材27cに至ると通常に連繋姿勢で接続される。
【0026】このように屈曲壁面39を形成する部分に
おいては、前部の帯状パネル30の嵌込み溝34に対し
傾動縁38を挿入すると支縁37は大きく傾斜されるも
のであるが、同嵌込み溝34は下地材27aの曲面部2
7と同方向の屈曲され、かつ外曲縁34の開口端が開拡
状に形成されるとともに、支縁37の端部の傾動縁38
は嵌込み溝34に対し回動可能な自由度を有するので、
長尺の帯状パネル30でも容易に、かつ確実に挿入する
ことができて屈曲壁面39を形成することができ、第1
実施形態とほぼ同等の作用効果を奏するものである。な
お、上記では壁対壁、壁対天井の入隅部Re について例
示したが、例えば壁対壁等の出隅部に対しては第1実施
形態の円形屈曲壁面11の一部を出隅部に適用すること
ができる。
【0027】(第3の実施形態)次に、本発明の第3実
施形態を図7および図8にしたがって説明すると、この
第3実施形態は第1実施形態の支柱1の円形屈曲壁面1
9を形成する帯状パネル10に代り図8に示す帯状パネ
ル40により円形屈曲壁面49を形成する構成としたも
ので、この支柱1の内部構成は第1実施形態と同様であ
るので同位の部材には同符号を付してその説明は省略す
る。
【0028】この帯状パネル40は、上記と同様にアル
ミニウム軽合金材を押出し形成してなるもので、その断
面形状は図8に示すように所定の半径で所定の幅を有す
る円弧状の基板41が形成され、この基板41の両端4
1a,41bは第1実施形態と同様に鋼管材2の中心よ
り所定の半径R1 の円周上に位置するようになってお
り、この基板41の一端41a側には側縁42が形成さ
れ、この側縁42の端部には鋼管材2の中心より所定の
半径R2 の円周上に沿う所定の長さの支持縁43が形成
されている。また、この側縁42には鋼管材2の中心よ
り所定の半径R3の円周上に沿って所定の長さの支縁4
4が形成され、この支縁44の先端側長手方向には所定
径の断面略円柱形状の傾動縁45が形成されている。ま
た、この側縁42と支持縁43との内側角部の長手方向
には断面略C型形状の継手用溝部46が形成されてい
る。
【0029】また、基板41の他方の端部41bには側
縁42より若干短尺の側縁47が形成され、この側縁4
7の鋼管材2の中心より所定の半径R3 の位置にはその
長手方向に沿って外側に開拡状に開口する断面略C型形
状で支縁44の先端に形成した傾動縁45を回動可能に
嵌合する嵌込み溝48が形成されている。なお、この帯
状パネル40もその幅方向で若干の変形能を有してい
る。
【0030】このように形成された帯状パネル40は第
1実施形態と同様に取付けられるもので、図7に示すよ
うに取付け始端A位置において帯状パネル40の下端小
口を幅木部材6の受け片6bに載置し、支持縁43を中
間部および上部側のパネル下地材8の垂片8cに当接し
た状態で垂直度を測定してそれぞれビス21aにより止
着する。そして、この始端A位置の帯状パネル40を取
付基準として例えば図示左回り方向へ順次取付けてい
く。
【0031】この各帯状パネル40の取付けは、その側
縁47に形成した断面略C型形状の嵌込め溝48に形成
した開拡状の開口部を始端基準A側の帯状パネル40の
支縁44の先端に形成した円柱状の傾動縁45に添設し
た嵌合係合し、その状態で支持縁43を中間部および上
部側のパネル下地材8にビス21aにより止着する。こ
の断面略C型形状の嵌込み溝48と傾動縁45との嵌合
係合は嵌込み溝48の開口部が開拡状であり、また、傾
動縁45は断面円柱形状で回動可能に嵌合され自由度を
有するから、帯状パネル40が長尺であっても嵌合を容
易に、かつ確実に並設施工を行うことができる。
【0032】そして、終端C位置の帯状パネル40の取
付けは、図7に示すように始端A位置の帯状パネル40
と終端前B位置の帯状パネル40との間で、終端C位置
の帯状パネル40の支持縁43を始端A位置の帯状パネ
ル40の側縁47の下側に挿入して始端A位置の嵌込み
溝48に終端C位置側の傾動縁45を嵌合し、同終端C
位置の嵌込み溝48を終端前B位置の帯状パネル40の
傾動縁45と嵌合する。この状態で終端C位置の支縁4
4の上方よりビス21bにより止着する。これにより多
数枚の帯状パネル40により所定の径の円形屈曲壁面4
9が形成され,この円形屈曲壁面49の上部には第1実
施形態と同様に小口蓋20が取付けられて、小口蓋20
と天井Tの間には覆設施工が施されている。したがっ
て、この第3実施形態においても第1実施形態とほぼ同
等の作用効果を奏するものである。
【0033】(第4の実施形態)次に、本発明の第4実
施形態を図9ないし図14にしたがって説明する。この
第4実施形態は第1実施形態の支柱1の円形屈曲壁面1
9を形成する帯状パネル10に代り図10に示す帯状パ
ネル50により円形屈曲壁面54を形成する構成とした
もので、この支柱1の内部構成は第1実施形態と同様で
あるので同位の部材には同符号を付してその説明は省略
する。
【0034】上記した第1実施形態においてはその円形
屈曲壁面19を形成するのに、パネル下地材8の外周長
さにより帯状パネル10の枚数が割り出されて順次並設
されるものであるが、例えば図3に示すように始端A位
置の帯状パネル10を取付基準として並設していった場
合、嵌込み溝14に対し傾動縁18の挿入位置(挿入寸
法)を均一に設定することが困難であり、このため、終
端前B位置の帯状パネル10と終端C位置の帯状パネル
10間の目地幅の合せ、場合によっては浮き上がり状と
なって止着に手間取る場合がある。この第4実施形態は
終端C位置の帯状パネル50を抑え込んで円形屈曲壁面
54の形成を容易にし、かつ装飾性を向上する構成とし
たものである。
【0035】この帯状パネル50は第1実施形態の帯状
パネル10とほぼ同一の断面形状に形成され、その異な
る点は支縁17の所定位置の長手方向に略U字形状の凹
溝51(装填溝ともいう)を形成したことであり、帯状
パネル10と同一の部位には同符号を付したその説明は
省略する。この支縁17の長手方向に凹設される凹溝5
1は図11に示すように左右の溝縁52a,52bと底
縁52cとにより断面略U字形状に形成され、溝縁52
aの開口側には肉厚段部53aが形成され、また、溝縁
53bの開口側には複数の係止凸条53bが長手方向に
それぞれ形成されている。
【0036】このように形成された帯状パネル50は第
1実施形態と同様に図9に示すように始端A位置に帯状
パネル50が垂直度が測定されて止着され、この始端A
位置の帯状パネル50を取付基準として左回りに順次帯
状パネル50は取付けられていく。そして、終端C位置
の帯状パネル50および終端前B位置の帯状パネル50
が浮き上がり状態となる場合には、図9に示すように終
端前B位置の帯状パネル50はその傾動縁18を前部の
帯状パネル50の嵌込み溝14に嵌込み、終端C位置の
帯状パネル50の支持縁13は始端A位置の帯状パネル
50の支縁17の下面側に挿入してその嵌込み溝14と
始端A位置の帯状パネル50の傾動縁18を嵌込むとと
もに、この終端C位置の帯状パネル50の傾動縁18を
終端前B位置の帯状パネル50の嵌込み溝14の嵌込み
連繋する。この状態でこの終端前B位置,終端C位置の
帯状パネル50を中間部および上部側のパネル下地材8
に向けて抑え込み状に押圧すると、両パネル50の支持
縁13はパネル下地材8の垂片8bに当接される。
【0037】この抑え込み状態で、中間部および上部側
のパネル下地材8の相当部分で凹溝51の底縁52cは
近接されており、この凹溝51よりタッピングネジ21
cがパネル下地材8に向けて捩じ込むことで支縁17と
支持縁13はパネル下地材8に止着され、タッピングネ
ジ21cの頭部は凹溝51内に没入されている。これに
より多数枚の帯状パネル50の並設により円形屈曲壁面
54が形成される。なお、必要により底縁52cとパネ
ル下地材8との間に第2実施形態のようなクッション材
23を介装して支持を確実にすることもできる。
【0038】このようにこの円形屈曲壁面54の形成
は、その終端C位置において終端C位置と終端前Bに位
置した帯状パネル50が浮き上がり状となった場合、こ
れを強制的に押圧して止着するものであるが、この帯状
パネル50はその幅方向で変形能を有するとともに、支
縁17の所定の位置の長手方向には断面略U字形状の凹
溝51を凹設する構成としてものであるから、その幅方
向での変形対応が大きくなるので浮き上がり状態となっ
ても押圧による止着施工を容易に行うことができ円形屈
曲壁面54を省力化することができる。
【0039】また、帯状パネル50の基板11間には側
縁12,16により凹部55が形成され、さらに、この
凹部55の奥に凹溝51が形成され、この凹溝51に目
地棒56が挿着されている。この目地棒56は凹溝51
に沿って取付けられるもので、例えばステンレス鋼材、
色付きアルミニウム合金材、合成樹脂材を押出し成形し
てなり、図12に示すように凹溝51の開口部を跨ぎ可
能な断面略方形状の棒材等の化粧部57と、この化粧部
57の一面中央部の長手方向には凹溝51に挿入可能な
脚部58が形成され、この目地棒56は図13に示すよ
うにその脚部58の長手方向には所定の間隔で爪付きU
クリップ59が挾着され、この爪付きUクリップ59を
介して凹溝51の肉厚段部53aおよび係止凸条53b
に係止され、この状態で目地棒56の棒材57は凹部5
5に納められている。また、終端Cおよび終端前Bの凹
溝51に係止される目地棒56の脚部58はタッピング
ネジ21cの部位で切欠部58aが形成されている。
【0040】このように帯状パネル50間の凹部55に
同パネル50に形成した凹溝51を介して目地棒56を
納めることで装飾性を高めることができ、この目地棒5
6を帯状パネル50の色彩とは異色の樹脂材あるいは塗
装を施すことで装飾効果を高めることができる。
【0041】また、上記では目地棒56を凹部55に納
める構成としたものであるが、例えば図14に示すよう
に装飾枠材60を取付ける構成としてもよい。すなわ
ち、この装飾枠材60は例えばアルミニウム軽合金材を
押出し形成してなるもので、この装飾枠材60の凹部5
5に嵌込み可能に形成した嵌込み部61には、支縁17
に当接し、かつ凹溝51を跨ぐ幅を有する底縁62の中
央部の長手方向には、凹溝51に挿入可能な脚部63が
形成され、この嵌込み部61の外側には隣り合う帯状パ
ネル50の基板11に跨ぎ状に当接する装飾縁64が一
体に設けられて、中空部65が形成されている。このよ
うに形成された装飾枠材60の脚部63の長手方向には
所定の間隔で爪付きUクリップ59が挾着され、この爪
付きUクリップ59を介して凹溝51の肉厚段部53a
および係止凸条53bに係止され、この状態で装飾縁6
4は凹部55を遮蔽状に位置して左右の基板11とほぼ
連続面を呈している。また、終端C位置および終端前B
位置の凹溝51に係止される脚部63はタッピングネジ
21cの部位で切欠部が形成されて取付けられている。
【0042】したがって、この装飾枠材60を取付けれ
ことで、上記目地棒56と同様に装飾性を高めることが
でき、また、この装飾枠材60を帯状パネル50の色彩
とは異色の樹脂材あるいは塗装を施すことで装飾効果を
高めることができる。
【0043】(第5の実施形態)次に、この第5実施形
態は図15に示すように建造物において比較的天井Tの
高いロビー等に立設される長尺の支柱65を示すもの
で、この支柱65の円形屈曲壁面66を形成するのに例
えば第4実施形態の帯状パネル50を採用した場合、こ
の帯状パネル50はその押出し成形長さに限度がある
(他の帯状パネル10,30,40も同様である)。し
たがって、この円形屈曲壁面66を形成するには、図示
のように所定高さh1 の下部屈曲壁面66Aと所定高さ
h2 の上部屈曲壁面66Bをジョイント部67において
突合わせ接続する構成をとる。
【0044】このため、この上下の屈曲壁面66A,6
6Bを形成する帯状パネル50は、図10に示すよう
に、その断面形状には左右の側縁12,16には内方の
長手方向に沿って断面略C型形状の継手用溝部15a,
15bが形成されている。したがって、下部屈曲壁面6
6Aを形成する帯状パネル50aと上部屈曲壁面66B
を形成する帯状パネル50bとは、その相互の継手用溝
部15a,15b間に所定の長さのジョイントバー68
が挿入されて小口端面が突合わせ状に整合接続される。
このように接続された接続帯状パネル50a,50bは
第4実施形態と同様にパネル下地材8に取付けられて長
尺の円形屈曲壁面66が形成される。そして、上端部側
には小口蓋20が取付けられて、この小口蓋20と天井
Tとの間には覆設施工が施される。
【0045】なお、この長尺の円形屈曲壁面66の形成
は上記の取付けに限定するものではなく、例えば下部円
形屈曲壁面66Aを形成した後に、上部円形屈曲壁面6
6Bの帯状パネル50bをジョイントバー68を介して
下部円形屈曲壁面66Aの帯状パネル50aに接続しな
がら上部円形屈曲壁面66Bを形成する構成であっても
よい。
【0046】このように形成された長尺の円形屈曲壁面
66の凹部55および凹溝51に対し目地棒56あるい
は装飾枠材60を取付けることにより装飾され、また、
帯状パネル50に継手用溝部15a,15bを形成した
ことで長尺の円形屈曲壁面66の形成に対処することが
できる。
【0047】(第6の実施形態)上記各実施形態では支
柱1,65の内部構成を所定の径の円筒鋼管材2の外周
の上下には複数の等角度位置に取付部材3が溶着手段に
より取付けられるとともに、この鋼管材2の外周に所定
の厚さの耐火層4を被覆し、上下の取付部材3に所定径
のリング状のパネル下地材8を取付け、この上下のパネ
ル下地材8に直交して帯状パネル10(40,50)を
並設して円形屈曲壁面10(49,54)を形成するよ
うにしたものであるが、この第6実施形態における支柱
70は図16に示すように内部に所定の径のコンクリー
ト支柱71を設ける構成としたもので、このコンクリー
ト支柱71の上下の外周の等角度位置には複数本のアン
カーボルト72が埋設状に設けられ、各アンカーボルト
72にはL形状の取付部材73が取付けられて、この取
付部材73の張出し先端部には上記実施形態と同様に所
定径のリング状のパネル下地材8が取付けられている。
【0048】このように取付けられた上下のパネル下地
材8間には上記実施形態と同様に、帯状パネル50(1
0,30,40)を直交状に並設することで、コンクリ
ート支柱71回りには円形屈曲壁面54が形成される。
したがって、コンクリート支柱71には一般的にモルタ
ル下地に曲面状の石材、タイル材等を積上げ張りして仕
上げるものであるが、帯状パネル50等をパネル下地材
8間に直交状に並設することで、省力的、かつ美麗に円
形屈曲壁面54を形成することができる。
【0049】なお、上記各実施形態において、各種の断
面形状の帯状パネル10,30,40,50を例示した
が、例えば図17に示す帯状パネル75のように、上記
した帯状パネル10,30,50の側縁12,32,4
2に形成した嵌込み溝14,34,48に代り図示のよ
うに傾動縁18,38,45を回動可能に嵌込み嵌合す
る断面略C型形状の嵌込み溝76とする構成であっても
よい。また、上記した各帯状パネルに形成される嵌込み
溝と傾動縁との嵌込み構成は例えば図8に示す帯状パネ
ル40において、図18(a)(b)(c) に示す嵌込み構成と
してもよい。すなわち、図18(a) に示す嵌込み構成は
例えば側縁47に形成される断面略C型形状の嵌込み溝
48に対し、嵌込み嵌合される支縁44の先端側に形成
される傾動縁81は図示のように断面略C型形状の内周
面に回動可能に内接する断面略V字形状(断面略L字形
状も含む)に形成してもよく、また、図18(b) は図1
8(a) の変更態様であって、断面略C型形状の嵌込み溝
48の内周面に回動可能に内接する断面略スプーン形状
(ゴルフクラブ先端の略ウッド形状)の傾動縁82に形
成したもので、この傾動縁81,82の場合、その先端
側を嵌込み溝48の開口部に対し傾動状にして掬い上げ
状にすることで容易に嵌込むことができ、この形状構成
とすることで例えば出隅・入隅部での帯状パネルの並設
施工を容易にかつ確実に行うことができる。また、図1
8(c) に示す側縁47に形成される嵌込み溝48に代わ
り、断面略コ字形状の嵌込み溝83を形成し、支縁44
の先端側にはこの断面略コ字形状の嵌込み溝83にスラ
イド可能かつ傾動可能に嵌合する断面略T字形状(破線
で示す断面略三角形状も含む)の傾動縁84を形成する
構成としてもので、この場合においても上記と同様の作
用効果を奏するものである。なお、この断面略T字形
状、断面略三角形状の傾動縁84は例えば断面略C型形
状の嵌込み縁48にも嵌込みすることができる。また、
上記実施形態の各帯状パネル10,30,40,50,
75の基板11,31,41の幅寸法を大小の複数用意
してこれを組み合わせて屈曲壁面を形成する構成として
もよい。また、上記実施形態では円形支柱を主体として
例示したが、これに限定するものではなく、例えば四角
支柱の出隅部に屈曲する下地材に交差して帯状パネルを
並設して屈曲壁面を形成する構成としてもよい。
【0050】このように、本発明の帯状パネルの屈曲並
設構造によれば、隣り合う帯状パネルの傾動縁と嵌込み
溝を回動(傾動)可能に嵌込んで並設することで自由度
のある屈曲壁面の施工が可能で、、かつ支柱はもとよ
り、出隅部、入隅部等の壁対壁、壁対天井等に対する汎
用性のある屈曲壁面を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の支柱の正面図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】図1の一部水平断面図である。
【図4】第1実施形態の帯状パネルの断面図である。
【図5】本発明の第2実施例の入隅部に附設された屈曲
壁面の断面図である。
【図6】第2実施形態の帯状パネルの断面図である。
【図7】本発明の第3実施形態の支柱の一部端面図であ
る。
【図8】第3実施形態の帯状パネルの断面図である。
【図9】本発明の第4実施形態の支柱の一部端面図であ
る。
【図10】第4実施形態の帯状パネルの断面図である。
【図11】図10の丸印部の拡大図である。
【図12】目地棒の斜視図である。
【図13】目地棒の取付けを示す断面図である。
【図14】装飾枠材の取付けを示す断面図である。
【図15】第5実施形態の支柱の正面図である。
【図16】第6実施形態の支柱の一部水平断面図であ
る。
【図17】帯状パネルの嵌込み溝の変更例を示す一部断
面図である。
【図18】(a)(b)(c) 嵌込み溝と傾動縁の別態様を示す
嵌合形状の断面図である。
【符号の説明】
1,65,75 支柱 8,27 下地材 10,30,40,50,75 帯状パネル 11,31,41 基板 12,16,32,36,42,47 側縁 13,33,43 支持縁 14,34,48,76,83 嵌込み溝 15a,15b,35a,35b,46 継手用溝部 17,37,44 支縁 18,38,45,81,82,84 傾動縁 19,49,54,66 円形屈曲壁面(柱カバー面) 39 屈曲壁面 51 凹溝(装填溝) 56 目地棒(化粧材) 59 爪付きUクリップ(ばね具) 60 装飾枠材(化粧材) 68 ジョイントバー(ジョイント具) Wa,Wb 壁 Re 入隅部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−56717(JP,A) 特開 平9−25673(JP,A) 実開 昭63−108925(JP,U) 実開 昭61−71732(JP,U) 実開 平2−34639(JP,U) 実開 昭59−140636(JP,U) 実開 昭49−40218(JP,U) 実公 昭30−17352(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 13/08 E04F 13/12

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建造物の屈曲状下地材に交差して複数の
    帯状パネルを並設する帯状パネルの屈曲状並設構造にお
    いて、 前記帯状パネルは、基板の片縁から横向き状態に嵌込み
    溝を備え、かつ、下地材に支持される支持縁を該嵌込み
    溝から外向きに備え、 先端に傾動縁付きの支縁を該基板の他縁から外向きに
    、 該嵌込み溝に隣り合う帯状パネルの該傾動縁を該嵌込み
    溝に傾動可能に装着して該支持縁を下地材に固定する構
    成とし さらに前記帯状パネルは、長手方向であって基板幅端部
    より内方に継手用溝部を備え、該帯状パネルの長い方向
    突き合わせ部の継手用溝部にジョイント具を装填する
    とを特徴とする帯状パネルの屈曲並設構造。
  2. 【請求項2】 建造物の屈曲状下地材に交差して複数の
    帯状パネルを並設する帯状パネルの屈曲状並設構造にお
    いて、 前記帯状パネルは、基板の片縁から横向き状態に突出し
    先端に傾動縁付きの支縁を備え、かつ、下地材に支持さ
    れる支持縁を該基板の片縁から外向きに備え、 該基板の他縁から横向き状態に嵌込み溝を備え、 該傾動縁付きの支縁に隣り合う帯状パネルの該嵌込み溝
    該傾動縁に傾動可能に装着して該支持縁を下地材に固
    定する構成とし さらに前記帯状パネルは、長手方向であって基板幅端部
    より内方に継手用溝部を備え、該帯状パネルの長い方向
    突き合わせ部の継手用溝部にジョイント具を装填する
    とを特徴とする帯状パネルの屈曲並設構造。
  3. 【請求項3】 建造物の屈曲状下地材に交差して複数の
    帯状パネルを並設する帯状パネルの屈曲状並設構造にお
    いて、 前記帯状パネルは、基板の片縁から横向き状態に嵌込み
    溝を備え、かつ、下地材に支持される支持縁を該嵌込み
    溝から外向きに備え、 先端に傾動縁付きの支縁を該基板の他縁から外向きに備
    え、 該嵌込み溝に隣り合う帯状パネルの該傾動縁を該嵌込み
    溝に傾動可能に装着して該支持縁を下地材に固定する構
    成とし、 さらに前記帯状パネルは、前記 支縁の外側に装填溝
    設され、その装填溝に直接にまたはばね具を介して化粧
    材が配設されることを特徴とする帯状パネルの屈曲並設
    構造。
  4. 【請求項4】 建造物の屈曲状下地材に交差して複数の
    帯状パネルを並設する帯状パネルの屈曲状並設構造にお
    いて、 前記帯状パネルは、基板の片縁から横向き状態に突出し
    先端に傾動縁付きの支縁を備え、かつ、下地材に支持さ
    れる支持縁を該基板の片縁から外向きに備え該基板の他縁から横向き状態に嵌込み溝を備え、 該傾動縁付きの支縁に隣り合う帯状パネルの該嵌込み溝
    を該支縁に傾動可能に装着して該支持縁を下地材に固定
    する構成とし、 さらに前記帯状パネルは、前記 支縁の外側に装填溝
    設され、その装填溝に直接にまたはばね具を介して化粧
    材が配設されることを特徴とする帯状パネルの屈曲並設
    構造。
  5. 【請求項5】 建造物の屈曲状下地材に交差して複数の
    帯状パネルを並設する帯状パネルの屈曲状並設構造にお
    いて、 前記帯状パネルは、基板の片縁から横向き状態に嵌込み
    溝を備え、かつ、下地材に支持される支持縁を該嵌込み
    溝から外向きに備え、 先端に傾動縁付きの支縁を該基板の他縁から外向きに備
    え、 該嵌込み溝に隣り合う帯状パネルの該傾動縁を該嵌込み
    溝に傾動可能に装着して該支持縁を下地材に固定する構
    成とし、 さらに前記帯状パネルは、前記 帯状パネルの基板幅が大
    寸法または小寸法との組合わせであることを特徴とする
    帯状パネルの屈曲並設構造。
  6. 【請求項6】 建造物の屈曲状下地材に交差して複数の
    帯状パネルを並設する帯状パネルの屈曲状並設構造にお
    いて、 前記帯状パネルは、基板の片縁から横向き状態に突出し
    先端に傾動縁付きの支縁を備え、かつ、下地材に支持さ
    れる支持縁を該基板の片縁から外向きに備え該傾動縁付きの支縁に隣り合う帯状パネルの該嵌込み溝
    を該支縁に傾動可能に装着して該支持縁を下地材に固定
    する構成とし、 さらに前記帯状パネルは、前記 帯状パネルの基板幅が大
    寸法または小寸法との組合わせであることを特徴とする
    帯状パネルの屈曲並設構造。
  7. 【請求項7】 屈曲状に並設される帯状パネルの屈曲並
    設構造は、 出隅状に屈曲する下地材に交差して該複数の帯状パネル
    を屈曲状に並設させて出隅壁面を構成することを特徴と
    する請求項1から6のいずれかの帯状パネルの屈曲並設
    構造。
  8. 【請求項8】 屈曲状に並設される帯状パネルの屈曲並
    設構造は、 入隅状に屈曲する下地材に交差して該複数の帯状パネル
    を屈曲状に並設させて入隅壁面を構成することを特徴と
    する請求項1から6のいずれかの帯状パネルの屈曲並設
    構造。
  9. 【請求項9】 屈曲状に並設される帯状パネルの屈曲並
    設構造は、 柱の出隅状に屈曲する下地材に交差して該複数の帯状パ
    ネルを屈曲状に並設させて少なくとも出隅壁面または弧
    状壁面を構成する柱カバー壁面を形成することを特徴と
    する請求項の帯状パネルの屈曲並設構造。
  10. 【請求項10】 嵌込み溝が断面略C字形状であり、こ
    の嵌込み溝に嵌込み嵌合する支縁の傾動縁が断面略円柱
    状、略V字形状、略L字形状、略T字形状、略三角形状
    のいずれかであることを特徴とする請求項1から6のい
    ずれかの帯状パネルの屈曲並設構造。
  11. 【請求項11】 嵌込み溝が断面略コ字形状または断面
    弧状の略コ字形状であり、この嵌込み溝に嵌込み嵌合す
    る支縁の傾動縁が断面略円柱状、略T字形状、略三角形
    状のいずれかであることを特徴とする請求項1から6の
    いずれかの帯状パネルの屈曲並設構造。
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