JP3421091B2 - 情報管理装置 - Google Patents

情報管理装置

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JP3421091B2
JP3421091B2 JP23556493A JP23556493A JP3421091B2 JP 3421091 B2 JP3421091 B2 JP 3421091B2 JP 23556493 A JP23556493 A JP 23556493A JP 23556493 A JP23556493 A JP 23556493A JP 3421091 B2 JP3421091 B2 JP 3421091B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報管理装置に関し、
特に、血液バッグ(採血バッグ)内の血液成分を他のバ
ッグに移送する際に、血液バッグ内の血液に関する情報
を管理する情報管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】輸血を行う場合、現在では、血液の有効
利用および輸血者の負担軽減などの理由から、供血者か
ら得た血液を遠心分離などにより各成分に分離し、輸血
者に必要な成分だけを輸血する成分輸血が行われてい
る。
【0003】この成分輸血に用いられる血液製剤の製造
は、複数の可撓性バッグをチューブで連結したマルチプ
ルバッグを用い、採血バッグに採取された血液に対し遠
心分離を少なくとも1回施して、例えば濃厚赤血球、濃
厚血小板および乏血小板血漿の3成分に分離し、そのう
ちの濃厚血小板および乏血小板血漿をそれぞれ血小板保
存用バッグおよび血漿保存用バッグに移送し、各バッグ
を密閉することにより行われる。
【0004】この場合、血液製剤に関する情報(例え
ば、血液型、製剤品目、製造番号等)を明記する必要が
あり、採血の際に、採血バッグに、製剤品目(濃厚赤血
球)や血液型を表示したラベルや採血血液に関する諸情
報を担持したバーコードが印刷されたラベルを貼着す
る。また、分離された血液成分を他のバッグに移送する
際に、その製剤品目を表示したラベルや前記と同様のバ
ーコードが印刷されたラベルを対応するバッグに貼着す
る。
【0005】このようなラベルの貼着作業は、人の判断
に基づいて手作業で行われているが、ラベルの情報が血
液製剤の由来を示す唯一の手段であり、ラベルの貼り間
違えがあると、人命にかかわる事故を招くこともあるの
で、このような間違えは絶対にあってはならない。従っ
て、ラベルの貼着作業には、細心の注意を払う必要があ
り、作業者に多大な負担がかかるとともに、製剤作業の
合理化の妨げともなっていた。
【0006】また、従来のマルチプルバッグを用いず、
互いに連結されていない単一バッグを複数個用意し、必
要時に各バッグのバッグチューブ同士を無菌的に接続し
て採血バッグ内の分離された血液成分を他のバッグに移
送するシステムが開発されつつあるが、このシステムで
は、予めバッグ同士が連結されていないため、ラベルの
貼り間違えがさらに生じ易くなり、上述した欠点が顕著
となる。また、このようなシステムによる製剤作業の自
動化を図るためには、ラベル貼着作業を自動化すること
が必要となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ラベ
ルの貼り間違えや容器の取り違えを容易かつ確実に防止
することができる情報管理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(19)の本発明により達成される。
【0009】(1) 第1の容器を情報読み取り部へ搬
送する搬送装置と、前記情報読み取り部において前記第
1の容器に付された情報担体を読み取る読み取り装置
と、情報担体をラベル上に形成するラベル製造機と、前
記ラベル製造機により製造されたラベルを第2の容器に
貼着するラベル貼着装置と、前記第2の容器に貼着され
たラベル上の情報担体を読み取る確認用読み取り装置
と、前記搬送装置、前記ラベル製造機および前記ラベル
貼着装置の作動を制御する制御手段とを有し、前記読み
取り装置により、前記第1の容器に付された情報担体を
読み取り、次いで、前記ラベル製造機により、前記読み
取り装置で読み取られた情報に対応する情報を担持する
情報担体が形成されたラベルを製造し、このラベルを前
記ラベル貼着装置により、前記第2の容器に貼着するよ
う作動することを特徴とする情報管理装置。
【0010】(2) 前記第2の容器にラベルを貼着し
た後、このラベル上の情報担体を前記確認用読み取り装
置により読み取る上記(1)に記載の情報管理装置。
【0011】(3) 前記制御手段は、前記確認用読み
取り装置により読み取られた情報と前記読み取り装置に
より読み取られた情報とを比較して、その一致性を確認
する上記(2)に記載の情報管理装置。
【0012】(4) 前記制御手段は、前記確認用読み
取り装置により読み取られた情報と前記読み取り装置に
より読み取られた情報との一致性が確認された場合、そ
の旨を表示手段に表示する上記(3)に記載の情報管理
装置。
【0013】(5) 前記制御手段は、前記確認用読み
取り装置により読み取られた情報と前記読み取り装置に
より読み取られた情報との一致性が確認されない場合、
警告を発する上記(3)または(4)に記載の情報管理
装置。
【0014】(6) 前記第2の容器を載置する載置部
を有し、前記第2の容器は、前記載置部に載置された状
態で、前記ラベル貼着装置によりラベルを貼着される上
記(1)ないし(5)のいずれかに記載の情報管理装
置。
【0015】(7) 前記第1の容器はその内部に連通
するチューブを有し、前記第2の容器はその内部に連通
するチューブを有し、前記両チューブを接続するチュー
ブ接続装置を有する上記(1)ないし(6)のいずれか
に記載の情報管理装置。
【0016】(8) 前記第2の容器に貼着されるラベ
ルに形成された情報担体は、前記第1の容器に付された
情報担体が担持する情報以外の付加情報をも担持してい
るものである上記(1)ないし(7)のいずれかに記載
の情報管理装置。
【0017】(9) 前記制御手段は、前記読み取り装
置により読み取ったデータを集計する機能を有する上記
(1)ないし(8)のいずれかに記載の情報管理装置。
【0018】(10) 前記情報担体は、1次元または
2次元のコードである上記(1)ないし(9)のいずれ
かに記載の情報管理装置。
【0019】(11) 前記読み取り装置および/また
は前記確認用読み取り装置は、前記コードを光学的に読
み取るものである上記(10)に記載の情報管理装置。
【0020】(12) 前記読み取り装置は、前記第1
の容器に付された情報担体を平坦にして読み取る機構を
備える上記(1)ないし(11)のいずれかに記載の情
報管理装置。
【0021】(13) 前記ラベル製造機は、ラベル上
に前記情報担体を表示するプリンタである上記(1)な
いし(12)のいずれかに記載の情報管理装置。
【0022】(14) 前記ラベル貼着装置は、ラベル
を圧着するヘッドと、このヘッドにラベルを吸着する手
段とを備えるものである上記(1)ないし(13)のい
ずれかに記載の情報管理装置。
【0023】(15) 前記載置部には、第2の容器の
重量を検知する重量検知手段が設置されている上記
(6)に記載の情報管理装置。
【0024】(16) 前記重量検知手段に過剰な負荷
がかかるのを防止する過負荷防止手段を有する上記(1
5)に記載の情報管理装置。
【0025】(17) 前記第2の容器は、前記第1の
容器の内容物の全部または一部を移送する容器である上
記(1)ないし(16)のいずれかに記載の情報管理装
置。
【0026】(18) 前記第1の容器の内容物を前記
第2の容器に移送する移送手段を有する上記(17)に
記載の情報管理装置。 (19) 前記第1の容器および前記第2の容器は、可
撓性を有するバッグである上記(1)ないし(18)の
いずれかに記載の情報管理装置。
【0027】
【実施例】以下、本発明の情報管理装置を添付図面に示
す好適実施例に基づき詳細に説明する。
【0028】図1は、本発明の情報管理装置をバッグを
用いた製剤システムに適用した場合の構成例を模式的に
示す構成図である。同図に示すように、情報管理装置1
は、採血バッグ(第1の容器)10を情報読み取り部3
0へ搬送する搬送装置2と、情報読み取り部30におい
て採血バッグ10に付された情報担体を読み取る読み取
り装置3と、情報担体をラベル上に形成するラベル製造
機4と、血液成分バッグ(第2の容器)15を載置する
載置部7と、ラベル製造機4により製造されたラベル4
1を血液成分バッグ15に貼着するラベル貼着装置5
と、血液成分バッグ15に貼着されたラベル41上の情
報担体を読み取る確認用読み取り装置6と、制御手段8
と、表示手段91と、プリンタ92とを有している。以
下、これらの構成要素について、順次説明する。
【0029】採血バッグ10は、例えば軟質ポリ塩化ビ
ニルのような軟質樹脂製の2枚のシート材を重ね、その
周縁部を融着して袋状に形成したものであり、その上部
に形成された血液の導入口または排出口には、バッグ内
と連通するチューブ11の基端が接続されている。この
採血バッグ10は、例えば、1回の採血量に相当する量
(国内では200mlまたは400ml)の血液を収納可能
な血液収納空間を有している。
【0030】採血バッグ10の片方の外面には、採血バ
ッグ10内に採取される血液に関する情報を担持するバ
ーコード(情報担体)13が付された少なくとも1つの
ラベル12が直接または大型のバッグラベルを介して貼
着されている。なお、バッグラベルに1または2以上の
バーコード13が直接付されていてもよい。
【0031】バーコード13が担持する情報としては、
例えば、製剤品目、コード番号、製剤の製造番号、血液
型(ABO・Rh式)、生化学的検査項目(例えばGO
T、GPT、TA、Alb、総ピリルビン)、感染症の
有無、採血日時、採血場所(例えば医療機関コード)、
供血者に関する情報(例えば、住所、氏名、性別、年
齢、生年月日、体重)等が挙げられ、これらのうちの任
意の情報を担持する。
【0032】このような採血バッグ10は、以下に述べ
る搬送装置により、情報読み取り部30へ搬送される。
図2および図3は、それぞれ、搬送装置の構成例を示す
平面図、図4は、搬送装置の他の構成例を示す側面図で
ある。以下、これらについて順次説明する。
【0033】図2に示す搬送装置2Aは、外周部に採血
バッグ10を所定間隔で載置する円盤状のターンテーブ
ル21と、このターンテーブル21を回転駆動する駆動
手段(図示せず)とで構成されている。
【0034】採血バッグ10は、柔軟でかつ透明な材料
で構成されたカップ22内に収納され、さらにこのカッ
プ22は、円筒状の台座23によって採血バッグ10の
起立状態を維持するよう支持されている。ターンテーブ
ル21の外周部には、各台座23がターンテーブル21
の半径方向外方に取り出し可能に設置されている。な
お、カップ22は、遠心分離器のインナーカップに相当
するものであり、血液入りの採血バッグ10は、カップ
22内に収納されて遠心分離器により遠心分離を施され
た後、遠心分離器よりカップ22ごと取り出され、台座
23に載置される。また、分離された血液成分の界面を
乱さないように、台座23と採血バッグ10との間に、
緩衝材(図示せず)が介在されていてもよい。
【0035】また、図3に示す搬送装置2Bは、長手方
向に沿って採血バッグ10を所定間隔で載置するコンベ
ア24と、このコンベア24をその長手方向に移動する
駆動手段(図示せず)とで構成されている。コンベア2
4上には、前記と同様のカップ22内に収納され、さら
に台座23により支持された採血バッグ10が所定間隔
で載置されている。
【0036】また、図4に示す搬送装置2Cは、図示し
ないレールと、このレールに沿って移動し、上部および
下部にそれぞれフック26、27が設置されたバッグ保
持具25と、バッグ保持具25を移動させる駆動手段
(図示せず)とで構成されており、採血バッグ10の上
端部および下端部に形成された小孔にそれぞれフック2
5、26を引っ掛けて採血バッグ10を保持し、この状
態でバッグ保持具25をレールに沿って移動して採血バ
ッグ10を搬送する。前記搬送装置2A〜2Cにおける
駆動手段は、ケーブルにより後述する制御手段8と電気
的に接続されており、制御手段8からの信号に基づいて
作動する。
【0037】採血バッグ10に付された情報担体を読み
取る情報読み取り部30は、搬送装置2A〜2Cにより
搬送される採血バッグ10の移動軌跡上に設けられてい
る。この情報読み取り部30には、バーコードを読み取
るバーコードリーダ(光学読み取りヘッド)31を有す
る読み取り装置3が設置されている。読み取り装置3の
構成例を図6に基づいて説明する。
【0038】読み取り装置3は、後述する透明板37に
対面して設置されたバーコードリーダ31と、バーコー
ドリーダ31を図中上下方向に移動する移動手段(アク
チュエータ)32とを有している。この移動手段32
は、バーコードリーダ31を固定する移動台33と、螺
旋状のねじ山が形成されたスクリュー軸34と、スクリ
ュー軸34のねじ山と螺合し、移動台33に固着された
ナット35と、スクリュー軸34を回転駆動する駆動手
段36とで構成されている。駆動手段36としては、例
えば正転/逆転可能なモータが用いられる。この駆動手
段36を駆動すると、スクリュー軸34が回転し、これ
に伴ってナット35が上または下方向に移動し、バーコ
ードリーダ31が上昇または下降する。
【0039】このようなバーコードリーダ31の上下方
向の移動は、バーコードリーダ31の走査線を採血バッ
グ10のラベル12の位置に合わせるために行われる
他、採血バッグ10に対し、図5に示すような配置で複
数のバーコード13が付されている場合に、これらに対
し、バーコードリーダ31の走査線311を順次合わせ
て読み取るために行われる。
【0040】なお、バーコードリーダ31としては、例
えばレーザースキャン方式によるもの、ラインセンサに
よるもの等、バーコードの読み取りが可能なものであれ
ば、いかなるものでもよい。
【0041】一方、図4に示す搬送装置2Cにより搬送
されて来る採血バッグ10のラベル12が貼着されてい
る面側には、透明板(平板)37が立設され、前記と反
対の面側には、例えばソレノイド、シリンダ(油圧、空
気圧)または前記移動手段32のような駆動手段38に
より作動する加圧プレート39が設置されている。駆動
手段38を駆動すると、加圧プレート39が図6中左方
向へ好ましくはゆっくりと移動して採血バッグ10を押
圧し、採血バッグ10のラベル12が貼着された部分が
透明板37に密着する。この状態で、バーコードリーダ
31により、透明板を介してラベル12上のバーコード
13の読み取りを行う。このとき、ラベル12は、透明
板37に圧着されて平坦な形状となっているため、バー
コード13の読み取り精度が向上する。
【0042】なお、加圧プレート39による採血バッグ
10の押圧は、採血バッグ10内の分離された各血液成
分の界面を乱さぬように、緩徐に行うのが好ましい。
【0043】バーコードリーダ31は、ケーブルにより
制御手段8と電気的に接続されており、バーコードリー
ダ31により読み取られた情報は、制御手段8に入力さ
れて所望の処理がなされる。
【0044】なお、図1に示すように、搬送装置2Aお
よび2Bを用いる場合、採血バッグ10に貼着されたラ
ベル12上のバーコード13のバーコードリーダ31に
よる読み取りは、採血バッグ10をカップ22内に収納
したまま、透明なカップ22を介して行われる。
【0045】図2および図3に示すように、搬送装置2
Aおよび2Bにおいて、情報読み取り部30の採血バッ
グ搬送方向下流側には、採血バッグ10内の分離された
血液成分を排出し、後述する血液成分バッグ15へ移送
する血液成分移送手段18が設置されている。
【0046】この血液成分移送手段18は、例えば、図
中矢印で示すように、ターンテーブル21またはコンベ
ア24より、採血バッグ10をカップ22内に収納した
まま採血バッグ10、カップ22および台座23を取り
出し、図示しない押圧部材(例えば間隔が変化する一対
の押圧板や、作動流体の供給によりカップ22内で膨張
するカフ)によりカップ22ごと採血バッグ10を押
圧、圧迫して、採血バッグ10内の上層の血液成分を排
出し、この血液成分をチューブ11、16を介して血液
成分バッグ15へ移送するものである。
【0047】このような血液成分移送手段18では、遠
心分離後、血液成分の移送前に、採血バッグ10をカッ
プ22から取り出す操作がないため、分離された各血液
成分の界面を乱さず、血液成分バッグ15へ移送された
血液成分の収率が向上する。
【0048】なお、他の血液成分移送手段18として
は、チューブ11よりバッグ内の血液成分を吸引する構
成のもの、またはこの吸引と前記採血バッグ10の押
圧、圧迫とを併用するものが挙げられる。
【0049】ラベル製造機(プリンタ)4は、ケーブル
により制御手段8と電気的に接続されており、制御手段
8からの信号に基づいて、採血バッグ10のラベル12
上のバーコード13が担持する情報またはこの情報とそ
の他の付加情報に対応したバーコード(および文字、記
号等の表示)をラベル41に形成(印刷または熱転写)
する。なお、この付加情報としては、例えば、製剤の製
造日時、血液成分バッグ15内の血液成分の重量、バッ
グの品種、特性、製造会社、製造ロット等が挙げられ
る。これらの情報のうち、製剤の製造日時については、
制御手段8に内蔵された時計から、血液成分の重量につ
いては、後述するロードセル72により検出された値か
ら求められ、バッグの属性については、キーボードのよ
うな外部入力手段により入力される。
【0050】ラベル製造機4内には、未印刷のラベル4
1が所定間隔で配置された帯状のラベルシート42のロ
ール43と、ラベルシート42の巻き取りリール44と
がセットされており、巻き取りリール44を回転してロ
ール43からラベルシート42を巻き出すとともに、こ
れと同期してラベルシート42上の各ラベル41に順次
バーコードを印刷する。バーコードが印刷されたラベル
41は、ラベルシート42の移動に伴って、ラベル製造
機4の外部に搬出される。
【0051】なお、ラベル41としては、その裏面に、
例えは粘着剤を有するものや、ホットメルト系接着剤を
有するもの等が使用される。なお、ラベル製造機4は、
バーコードに代わり、またはバーコードに加え、他の種
類の情報担体として、例えば文字、記号、図形等を黒白
またはカラーで表示し得るものであってもよい。
【0052】このようなラベル製造機4により製造され
たラベルは、ラベル貼着装置5により血液成分バッグ1
5の外面へ搬送され、貼着される。このラベル貼着装置
5は、ヘッド51と、ラベル41をヘッド51に吸着す
る吸引手段53と、ヘッド53を図中上下方向に移動す
る駆動手段55と、ヘッド51および駆動手段55を図
中横方向へ移動する移動手段57とで構成されている。
【0053】ヘッド51は、例えば金属製のブロック状
の部材で構成され、その内部には、複数の吸引孔52が
形成されている。各吸引孔52は、ヘッド51に上面お
よび下面にそれぞれ開口しており、ヘッド上面側は、チ
ューブ54を介して例えばサクションポンプのような吸
引手段53に接続されている。
【0054】駆動手段55は、例えばソレノイドまたは
シリンダ(油圧、空気圧)で構成され、そのロッド56
の先端にヘッド51が固着されている。駆動手段55の
作動/不作動により、ヘッド51は下降/上昇する。
【0055】移動手段57は、レール58と、このレー
ル58に沿って移動し得るスライダ59とで構成され、
このスライダ59には、レール58を挟持する一対のロ
ーラ(図示せず)と、これらのローラを回転するモータ
(図示せず)とが設置されている。モータは、正転/逆
転可能なものであり、モータの作動によりローラを回転
すると、スライダ59は、レール58上を所定の範囲で
移動する。
【0056】吸引手段53、駆動手段55およびスライ
ダ59に内蔵されたモータは、それぞれケーブルにより
制御手段8と電気的に接続されており、これらは、制御
手段8からの信号に基づいて作動する。
【0057】次に、ラベル貼着装置5によるラベル41
の貼着動作を図7〜図14に基づいて説明する。なお、
この場合のラベル41は、裏面に粘着剤を有するもので
ある。
【0058】図7に示すように、ラベル製造機4から搬
出されて来たラベル41は、ラベル吸着位置45で待機
しており、一方、スライダ59を移動してヘッド51を
ラベル吸着位置45の真上に位置させ、次いで駆動手段
55の作動によりヘッド51を下降さる。
【0059】次に、図8に示すように、吸引手段53を
作動してヘッド51の吸引孔52内に負圧を発生させ、
これによりヘッド51の下面にラベル41を吸着する。
【0060】次に、図9に示すように、ラベル41の吸
着状態を維持しつつ、スライダ59を移動してヘッド5
1を図中右方向に移動するとともに、リール44により
ラベルシート42を巻き取って、ラベルシート42上の
ラベル41を図中右方向に送る。これにより、ラベルシ
ート42はローラ46により反転し、ラベル41はヘッ
ド51に吸着されつつそのまま図中右方向に移動し、ラ
ベルシート42から剥離する。
【0061】次に、図10に示すように、ラベル41が
ラベルシート42から剥離したら、駆動手段55の作動
によりヘッド51を上昇させる。また、ラベルシート4
2を送り、次のラベル41をラベル吸着位置45まで移
動し、待機させておく。
【0062】次に、図11に示すように、スライダ59
および駆動手段55の作動により、ヘッド51を載置台
71上に載置されている血液成分バッグ15のラベルを
貼着すべき部分の真上に位置させ、さらに駆動手段55
の作動により、ヘッド51を下降させてヘッド51に吸
着されているラベル41を血液成分バッグ15の外表面
に圧着する。これにより、血液成分バッグ15にラベル
41が貼着される。
【0063】次に、吸引手段53を停止して、ラベル4
1の吸着を解除し、スライダ59および駆動手段55の
作動により、ヘッド51をラベル吸着位置45の真上の
位置まで戻し、次のラベル41の貼着に備える。
【0064】血液成分バッグ15内に液体や気体が入っ
ており、ある程度膨張している場合には、ラベル41の
貼り付不良を防止するため、次のようないわゆる2段プ
レス方式を行う。すなわち、図12に示すように、ラベ
ル41の一端部がヘッド51からはみ出るようにラベル
41を吸着し、次いで図13に示すように、ヘッド51
を下降させてヘッド51に吸着されているラベル41を
血液成分バッグ15の外表面に圧着する。その後、図1
4に示すように、ヘッド51を図中右方向へ移動して、
ヘッド51からはみ出ていた前記ラベル41の一端部を
血液成分バッグ15の外表面に圧着する。これにより、
血液成分バッグ15が膨張している場合や、ラベル41
が大型の場合でも、血液成分バッグ15にラベル41を
確実に貼着することができる。
【0065】なお、ラベル41が裏面にホットメルト系
接着剤を有するものである場合、ヘッド51は、電熱金
型のような加熱ヘッドで構成され、吸着したラベル41
を血液成分バッグ15に熱圧着して貼着する。
【0066】確認用読み取り装置6は、前記と同様のバ
ーコードリーダ61と、バーコードリーダ61を図中横
方向へ移動する移動手段62とで構成されている。バー
コードリーダ61は、ケーブルにより制御手段8と電気
的に接続されており、バーコードリーダ61により読み
取られた情報は、制御手段8に入力されて所望の処理が
なされる。
【0067】移動手段62は、前記レール58と、この
レール58に沿って移動し得る前記と同様のスライダ6
3とで構成され、バーコードリーダ61は、支持部材6
4によりスライダ63に固定されている。スライダ63
に内蔵されたモータ(図示せず)は、制御手段8と電気
的に接続され、制御手段8からの信号に基づいて作動す
る。このモータを作動してローラ(図示せず)を回転す
ると、スライダ63は、レール58上を所定の範囲で移
動し、これに伴って、バーコードリーダ61が血液成分
バッグ15の上面に沿って移動する。
【0068】このようなバーコードリーダ61の横方向
の移動は、バーコードリーダ61の走査線を血液成分バ
ッグ15に貼着されたラベルの位置に合わせるために行
われる他、前記と同様に、血液成分バッグ15に複数の
バーコードが付されている場合、これらを順次読み取る
ために行われる。
【0069】載置部7には、血液成分バッグ15を載置
する載置台71と、この載置台71上の血液成分バッグ
15の重量を検知するロードセル(重量検知手段)72
と、このロードセル72の両側部に位置し、載置台71
の下降限度位置を規定するストッパー(過負荷防止手
段)73とが設置されている。
【0070】後述するように、載置台71上の血液成分
バッグ15にラベル16を貼着する場合、ヘッド51に
より血液成分バッグ15を押圧するが、載置台71があ
る程度下降するとストッパー73に当接して、それ以上
下降しないため、ロードセル72に許容限度以上の荷重
がかかることが防止される。
【0071】なお、ストッパー73の先端部は、上下方
向に移動可能とされ、載置台71の下降限度位置を調節
することができるようになっている。また、ストッパー
73が上昇して載置台71を固定し、ロードセル72に
荷重がかからないようにしてもよい。
【0072】ロードセル72は、ケーブルにより制御手
段8と電気的に接続されており、ロードセル72により
検出された重量に関する情報は、制御手段8に入力され
て所望の処理がなされる。
【0073】なお、このような載置部7に載置される血
液成分バッグ15は、前記採血バッグ10と同様、例え
ば軟質ポリ塩化ビニルのような軟質樹脂製の2枚のシー
ト材を重ね、その周縁部を融着して袋状に形成したもの
であり、その上部に形成された血液成分の導入口または
排出口には、バッグ内と連通するチューブ16の基端が
接続されている。採血バッグ10内の遠心分離により分
離された血漿、バフィーコートのような血液成分は、チ
ューブ11および16を介してこの血液成分バッグ15
内へ移送され、貯留される。
【0074】制御手段8は、例えば、パーソナルコンピ
ュータやマイクロコンピュータの中央演算装置(CP
U)で構成されたものであり、必要に応じ、キーボード
のような外部入力手段、メモリーのような記憶手段、フ
ロッピーディスク、ハードディスクのような記録媒体へ
の記録手段、他のコンピュータ等との通信手段等を備え
ている。
【0075】表示手段91は、例えば液晶ディスプレー
やCRTにより構成され、ケーブルにより制御手段8と
電気的に接続され、制御手段8より出力される信号によ
り、各種情報が表示される。この表示手段91により表
示される情報としては、例えば、バーコードリーダ31
により読み取られたバーコード13が担持する情報、ラ
ベル41に形成されるバーコードが担持する情報、ラベ
ル41の印刷枚数、ロードセル72による検出値、現在
の工程、各種エラー表示、後述する集計結果(一覧表
等)等の各種情報が挙げられる。プリンタ92は、例え
ば表示手段91に表示された情報をプリントアウトする
ものである。プリンタ92の種類、構成は特に限定され
ない。
【0076】以上のような情報管理装置1には、必要に
応じ、チューブ接続装置14が設置される。このチュー
ブ接続装置14としては、例えば、特願平5−1697
00号に開示されているチューブ同士を加熱溶融して接
続する構成のものが挙げられる。すなわち、このチュー
ブ接続装置は、チューブを装填する溝が形成された一対
のホルダー141、142の間に、板状のウエハー14
3を交換可能に配置した構造であり、両ホルダー14
1、142の間に、2本のチューブ11、16の先端部
同士を並べて架設し、加熱されたウエハー143にてこ
れらを溶融、切断し、各チューブの切断端面が一致する
ように片方のホルダー141を移動させ、ウエハー14
3を取り除いてチューブ11および16を融着するもの
である。
【0077】なお、このチューブ接続装置14への両チ
ューブ11、16の装填は、製剤システムの自動化のた
めに、特願平5−169700号に開示されているチュ
ーブ装填装置により行うのが好ましい。
【0078】また、血液成分バッグ15への血液成分の
移送が完了した後、両バッグ10、15を分離するため
に、チューブ接続装置14により接続されたチューブ1
1、16を所定箇所で切断するとともに、各切断端を融
着により封止するシールカット装置(図示せず)を有し
ていてもよい。
【0079】次に、本発明の情報管理装置1の作動の一
例について説明する。
【0080】[1] 採血血液が充填された採血バッグ
10に対し、遠心分離器により遠心分離を施して、採血
バッグ10内の血液を例えば上層から血漿、バフィーコ
ートおよび赤血球の3成分に分離する。
【0081】[2] 搬送装置1Aおよび1Bを用いる
場合、採血バッグ10をカップ22に収納された状態の
まま遠心分離器から取り出し、ターンテーブル21上に
配置された台座23に起立状態で載置する。搬送装置1
Cを用いる場合、採血バッグ10を遠心分離器から取り
出し、バッグ保持具25で保持する。
【0082】[3] 血液成分バッグ15を載置部7の
載置台71上に載置する。
【0083】[4] 搬送手段1A〜1Cを作動(ター
ンテーブル21の回転、コンベア24の移動、バッグ保
持具25の移動)して、採血バッグ10を読み取り部3
0へ移動する。
【0084】[5] 読み取り装置3の移動手段32に
よりバーコードリーダ31を移動して、その走査線31
1を採血バッグ10に付された読み取るバーコード13
の位置に合わせ、次いで、バーコードリーダ31にてそ
のバーコード13を読み取る。なお、この読み取りに際
し、読み取り装置3が図6に示す構成の場合、駆動手段
38の作動により、加圧プレート39で採血バッグ10
を押圧し、採血バッグ10のラベル12が貼着された部
分を透明板37に密着させる。
【0085】[6] バーコードリーダ31にて読み取
られたデータは、制御手段8に入力され、その演算部に
て処理される。制御手段8は、このバーコード13が担
持する情報を、内蔵するメモリーに一旦記憶するととも
に、この情報またはこの情報と前述した付加情報とに対
応したバーコードをラベル41に形成するような信号を
ラベル製造機4へ出力する。ラベル製造機4は、これに
応じて、前記バーコードが形成されたラベル41を製造
し、搬出する。
【0086】[7] ラベル製造機4より搬出されたラ
ベル41を、ラベル貼着装置5により、前述したような
手順で、載置台71上に載置された血液成分バッグ15
の外表面に貼着する。
【0087】[8] 確認用読み取り装置6の移動手段
62によりバーコードリーダ61を移動して、その走査
線を血液成分バッグ15上の読み取るバーコードの位置
に合わせ、次いで、バーコードリーダ61にてそのバー
コードを読み取る。
【0088】[9] バーコードリーダ61にて読み取
られたデータは、制御手段8に入力され、その演算部に
て処理される。制御手段8は、血液成分バッグ15上に
貼着されたラベル41のバーコードに印刷ミス等の不良
がないかどうかを判断するとともに、この血液成分バッ
グ15上のバーコードが担持する情報を、制御手段8の
メモリーに記憶されているデータ、すなわち採血バッグ
10上のバーコード13が担持する情報と比較し、その
一致性を判断する。なお、一致性を確認する上で、バー
コードが担持する全ての情報を比較する必要はなく、例
えばコード番号、製剤の製造番号等の番号や、血液型の
ような重要な情報を比較するような構成であってもよ
い。
【0089】[10] 両バッグ10、45上のバーコー
ドの一致性が確認されたら、例えば、表示手段91にそ
の旨を表示する。一致性が確認されない場合や、ラベル
41に形成されたバーコードに印刷ミス等の不良がある
と判断された場合には、警告を発するとともに、製剤作
業を一旦停止する。警告は、例えば、警告ランプ(図示
せず)が点灯すること、警告ブザーまたはスピーカー
(いずれも図示せず)等により音声を発すること、ある
いは、表示手段91に文字、図形等の画像として表示さ
れること等により行われる。なお、前記工程[9]およ
び[10]は、必要に応じ省略されてもよい。
【0090】[11] チューブ接続装置14により、両
バッグ10、15のチューブ11、16の先端部同士を
接続する。
【0091】[12] 搬送装置2Aまたは2Bを作動
し、採血バッグ10を血液成分移送手段18へ搬送す
る。なお、この搬送に伴って、次の採血バッグ10が読
み取り部30へ搬送されるので、前記工程[5]と同様
にして、次の採血バッグ10のバーコード13を読み取
り、その情報を制御手段8のメモリーに記憶しておき、
その採血バッグに対応する血液成分バッグ15に貼着す
るラベル41を製造する際に、その情報をメモリーから
読み出す。
【0092】[13] 血液成分移送手段18を作動し
て、採血バッグ10内の分離された血液成分(上層の血
漿)を接続されたチューブ11、16を介して血液成分
バッグ15へ移送する。
【0093】[14] 血液成分の移送が完了したら、前
述したシールカット装置によりチューブを封止、切断し
て、採血バッグ10と血液成分バッグ15とを分離し、
次いで、両バッグ10、15を取り出す。
【0094】[15] 載置部7に新たな空の血液成分バ
ッグ15を載置し、前記[6]〜[13]と同様の工程を
実行し、採血バッグ10内の分離された中間層(バフィ
ーコート)を血液成分バッグ15へ移送し、その後、採
血バッグ10と血液成分バッグ15とを分離し、これら
を取り出す。
【0095】なお、制御手段8は、読み取り装置3によ
り読み取られたデータを集計する機能を有するものであ
るのが好ましい。すなわち、例えば100件分(採血バ
ッグ100個分)のデータをメモリーまたは前述した記
録手段に記憶または記録しておき、必要時には、これら
のデータを読み出して集計し、その一覧表を作成する。
なお、集計方法としては、例えば、コード番号または製
造番号順の集計、製造日毎の集計、採血日毎の集計、血
液型別の集計、採血場所別の集計等、バーコードが担持
する情報のうちの1または2以上の項目毎に集計するこ
とができる。
【0096】このような集計結果やその一覧表は、必要
に応じ、前記表示手段91に表示され、またプリンタ9
2によりプリントアウトされ、また前述した記憶手段ま
たは記録手段に記憶または記録される。さらに、データ
は、インターフェースを介して例えば血液センターに設
置されたホストコンピュータに転送され、集計、管理さ
れる。この管理としては、例えば、POSシステムによ
る商品管理と同様の管理を行うことができる。
【0097】以上述べたような情報管理装置によれば、
採血バッグ内に収納された血液に関する情報を読み取
り、これに対応する情報を担持した情報担体が付された
ラベルを自動的に製造し、対応する血液成分バッグに貼
着するので、ラベルの製造および貼着作業を迅速かつ正
確に行うことができ、ラベルの貼り間違えやバッグの取
り違えがなく安全であるとともに、製剤作業の合理化、
自動化を図る上で有利となる。また、読み取られた情報
の集計、管理を行う場合には、製剤システムの総合管理
を行う上で有利となる。
【0098】以上、本発明の情報管理装置を図示の構成
例に基づき説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。例えば、採血バッグや血液成分バッグのラベ
ルに付された情報担体としては、上述したバーコードの
ような1次元のコードの他、例えばカルラーコードのよ
うな黒白のモザイクパターンを2次元的に配置した2次
元のコードを用いることもできる。この場合、読み取り
装置や確認用読み取り装置としては、エリアセンサー
(CCD)を用いた2次元読み取り装置が用いられる。
【0099】さらには、情報担体として、磁気記録媒
体、光磁気記録媒体または光記録媒体を用いることもで
き、これらは例えばストライプ状(トラック状)に形成
される。この場合、読み取り装置としては、磁気ヘッ
ド、光学ヘッド(光ピックアップ装置)を有する再生装
置が用いられる。
【0100】また、ラベル製造機も前述したプリンタに
限らず、ラベルに情報担体を形成し得るものであればい
かなるものでもよい。例えば、情報担体が磁気記録媒体
である場合、ラベル製造機は、ラベル上の磁気記録媒体
に情報を書き込む磁気記録装置となる。
【0101】また、第1および第2の容器は、前述した
可撓性を有するバッグに限らず、例えば、ボトルや瓶の
ような容器であってもよい。
【0102】また、図示の構成では、制御手段に対し、
読み取り装置、確認用読み取り装置、ラベル製造機、ラ
ベル貼着装置等が、それぞれケーブルにより接続されて
いるが、これらの間を無線により通信する構成としても
よい。
【0103】また、本発明の用途は、前述した製剤シス
テムに適用する場合に限定されず、例えば、病院内での
薬剤の調剤システム(調剤の履歴、処方箋との正誤確
認)に用いてもよい。
【0104】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の情報管理装
置によれば、ラベルの貼り間違えやバッグのような容器
の取り違えを容易かつ確実に防止することができる。特
に、本発明を製剤システムに適用した場合には、製剤を
収納するバッグへのラベルの貼着を、人の判断に基づい
て手作業で行わずにすみ、ラベルの貼り間違えもなく、
製剤作業の合理化、自動化を図ることができる。さらに
は、読み取った情報の集計や、管理を行うこともでき、
コンピュータによる製剤システムの総合管理が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報管理装置をバッグを用いた製剤シ
ステムに適用した場合の構成例を模式的に示す構成図で
ある。
【図2】本発明における搬送装置の構成例を示す平面図
である。
【図3】本発明における搬送装置の他の構成例を示す平
面図である。
【図4】本発明における搬送装置の他の構成例を示す側
面図である。
【図5】本発明における読み取り装置の構成例を示す側
面図である。
【図6】採血バッグ上のバーコードの配置例を示す平面
図である。
【図7】本発明におけるラベル貼着装置によるラベルの
貼着動作の工程を示す側面図である。
【図8】本発明におけるラベル貼着装置によるラベルの
貼着動作の工程を示す側面図である。
【図9】本発明におけるラベル貼着装置によるラベルの
貼着動作の工程を示す側面図である。
【図10】本発明におけるラベル貼着装置によるラベル
の貼着動作の工程を示す側面図である。
【図11】本発明におけるラベル貼着装置によるラベル
の貼着動作の工程を示す側面図である。
【図12】本発明におけるラベル貼着装置によるラベル
の貼着動作の工程を示す側面図である。
【図13】本発明におけるラベル貼着装置によるラベル
の貼着動作の工程を示す側面図である。
【図14】本発明におけるラベル貼着装置によるラベル
の貼着動作の工程を示す側面図である。
【符号の説明】
1 情報管理装置 2A、2B、2C 搬送装置 21 ターンテーブル 22 カップ 23 台座 24 コンベア 25 バッグ保持具 26、27 フック 3 読み取り装置 30 情報読み取り部 31 バーコードリーダ 311 走査線 32 移動手段 33 移動台 34 スクリュー軸 35 ナット 36 駆動手段 37 透明板 38 駆動手段 39 加圧プレート 4 ラベル製造機 41 ラベル 42 ラベルシート 43 ロール 44 巻き取りリール 45 ラベル吸着位置 46 ローラ 5 ラベル貼着装置 51 ヘッド 52 吸引孔 53 吸引手段 54 チューブ 55 駆動手段 56 ロッド 57 移動手段 58 レール 59 スライダ 6 確認用読み取り装置 61 バーコードリーダ 62 移動手段 63 スライダ 64 支持部材 7 載置部 71 載置台 72 ロードセル 73 ストッパー 8 制御手段 91 表示手段 92 プリンタ 10 採血バッグ 11 チューブ 12 ラベル 13 バーコード 14 チューブ接続装置 141、142 ホルダー 143 ウエハー 15 血液成分バッグ 16 チューブ 17 ラベル 18 血液成分移送手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−71728(JP,A) 特開 平4−339750(JP,A) 特開 昭63−258739(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65C 9/46 B65C 9/40 B65C 9/18 A61M 1/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の容器を情報読み取り部へ搬送する
    搬送装置と、前記情報読み取り部において前記第1の容
    器に付された情報担体を読み取る読み取り装置と、情報
    担体をラベル上に形成するラベル製造機と、前記ラベル
    製造機により製造されたラベルを第2の容器に貼着する
    ラベル貼着装置と、前記第2の容器に貼着されたラベル
    上の情報担体を読み取る確認用読み取り装置と、前記搬
    送装置、前記ラベル製造機および前記ラベル貼着装置の
    作動を制御する制御手段とを有し、 前記読み取り装置により、前記第1の容器に付された情
    報担体を読み取り、次いで、前記ラベル製造機により、
    前記読み取り装置で読み取られた情報に対応する情報を
    担持する情報担体が形成されたラベルを製造し、このラ
    ベルを前記ラベル貼着装置により、前記第2の容器に貼
    着するよう作動することを特徴とする情報管理装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の容器にラベルを貼着した後、
    このラベル上の情報担体を前記確認用読み取り装置によ
    り読み取る請求項1に記載の情報管理装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記確認用読み取り装
    置により読み取られた情報と前記読み取り装置により読
    み取られた情報とを比較して、その一致性を確認する請
    求項2に記載の情報管理装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の容器はその内部に連通するチ
    ューブを有し、前記第2の容器はその内部に連通するチ
    ューブを有し、前記両チューブを接続するチューブ接続
    装置を有する請求項1ないし3のいずれかに記載の情報
    管理装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の容器に貼着されるラベルに形
    成された情報担体は、前記第1の容器に付された情報担
    体が担持する情報以外の付加情報をも担持しているもの
    である請求項1ないし4のいずれかに記載の情報管理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記読み取り装置によ
    り読み取ったデータを集計する機能を有する請求項1な
    いし5のいずれかに記載の情報管理装置。
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