JP3420603B2 - 液体収容槽 - Google Patents

液体収容槽

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JP3420603B2 JP36143192A JP36143192A JP3420603B2 JP 3420603 B2 JP3420603 B2 JP 3420603B2 JP 36143192 A JP36143192 A JP 36143192A JP 36143192 A JP36143192 A JP 36143192A JP 3420603 B2 JP3420603 B2 JP 3420603B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、充填する際に泡の発生
し易い液体を収容する液体収容槽に関する。 【0002】 【従来の技術】油剤、液状の樹脂原料等の液体は、タン
ク等の収容槽内に充填する際に、収容槽底部や収容液面
に衝突して泡を発生させることが多く、このような泡の
発生は、液体の品質管理上好ましくない。この為、従来
より、収容槽内に液体を充填するために用いられる液
体充填用配管の先端部を、収容槽の底部近傍に配置した
り、液体充填用配管の先端側をベンド状に曲げること
により、液体が収容槽の内壁面を伝って落下する様にし
て、液体の収容槽内への充填に伴う衝撃を弱め、泡の発
生を防止せんとしてきた。また、図5に示す様に、液
体充填用配管7cを、固定部71cと、可動部72c
と、液体流出部73cにより構成し、この液体流出部7
3cを浮揚体74cの浮力により液面6cの近くに配置
し、液体を液面6c付近から充填するようにして、泡の
発生を防止せんとすることも行われてきた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記及び
においては、充填する液(以下、「充填液」という。)
中に既に泡が存在する場合(例えば、ドラム缶等の容器
から、抜き取る際に泡が発生していた場合等)に、収容
槽内の液体(以下、「収容液」という。)に泡を混入さ
せてしまうことになる。また、上記の場合には、充填
用配管の先端部と収容液の液面との高低差により、充填
液の落下速度が変化し、これが原因となり泡を発生させ
ることが多い。更に、上記の場合には、充填用配管の
先端部と容器の内壁面との間隔が一定である為、充填液
の量が不十分であれば内壁面まで到達できず、充填液の
量が過剰な場合は溢れ出すこととなり、結局これらの内
壁面を伝わらない充填液が収容液の液面までそのまま落
下して泡を発生させることになる。 【0004】また、上記の場合には、収容液Bの液面
6cの高さに応じて、浮揚体74c、可動部72c及び
液体流出部73cが移動する構造の為、収容槽本体1c
をそれらの移動が可能な大きさ(胴長、内径等)にする
必要がある等の制約が伴う。更に、上記〜におい
て、収容液の温度制御を行っている場合には、温度差の
ある充填液を投入すれば、これらが収容槽内で収納液と
上手く混ざり合わず、結局、収容槽より安定した温度の
液体を取り出すことが困難になる。本発明は、上記問題
に対処するためになされたものであり、液体を充填する
際の泡の発生と収容液内への泡の混入を阻止できる液体
収容槽を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、上記請求項1に係わる発明の構成上の特徴は、液体
収容槽本体と、該液体収容槽本体内に配置され、上部が
開放された樋形状であってかつ上下方向に略螺旋形状に
構成され、上記液体収容槽本体の内壁面に拘止具により
固定され、その傾きが、上記液体収容槽本体の底部に向
けて上端部の20度から下端部での10度まで小さくな
るようにした液体投入用部材とを備え、収容液と温度差
のある充填液を投入する場合に、収容液の内部に温度の
異なる液体部分が形成されることがないことにある。 【0006】 【作用】上記の様に構成した請求項1に係わる発明の液
体収容槽(以下、「収容槽」という。)内に配置される
液体投入用部材(以下、「投入用部材」という。)は、
上部が開放された樋形状であってかつ上下方向に略螺旋
形状に構成されている。その結果、この投入用部材は、
収容液の液面(水平面)に対して、所定の傾きを有する
こととなる。従って、この投入用部材に沿って投入され
る充填液は、緩やかな状態で、収容液の液面付近に流れ
込む為、充填液の投入に伴う衝撃は小さくなり、気泡が
発生しない。また、充填液中に泡が混入している場合で
も、泡は収容液の表面付近に残り、収容液内部に混入す
ることはない。更に、収容液と温度差のある充填液を投
入する場合でも、充填液は収容液の液面付近に流れ込む
為、徐々に収納液と混ざり合い、収納液の内部に温度の
異なる液体部分が形成されることがない。 【0007】また、上記液体投入用部材の傾きが、該液
体収容槽本体の底部に向けて上端部の20度から下端部
での10度まで小さくなるようにしている。その結果、
収容液の液面が低い為、充填液の導入位置(例えば、収
容槽に設けられた注入口等)との高低差が大きく、通
常、充填液の収容液への流入速度が大きくなる様な場合
でも、流入速度を小さく抑えることが可能である。従っ
て、収容液の液面の高さに係わらず上記泡の発生等を防
止することができる。 【0008】 【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。 実施例1 本実施例の液体収容槽は、図1に示す様に、収容槽本体
1と、収容槽本体1内に配置された投入用部材2とを備
える。上記収容槽本体1は、略円筒状(内径;3500
mm、高さ5240mm)の外形を有する筒状体11
に、上蓋12をかぶせたものである。この上蓋12に
は、注入口31と管状部32からなる液体注入管3が取
り付けられ、また、容器状体11の下方側には、弁51
により開閉が可能な液体流出管5が取り付けられてい
る。 【0009】また、上記投入用部材2は、上部が開放さ
れた矩形状の断面(幅;200mm、高さ;150m
m)を有する樋状体を、上下方向に略螺旋形状に構成し
たものである。この投入用部材2の傾きは、全体を通し
て、水平面に対して20度となっている。また、投入用
部材2は、その側壁面上の数カ所が、拘止具4により上
記筒状体11の内壁面に固定されている。尚、この投入
用部材2の断面形状は、上記矩形状に限られるものでは
ない。 【0010】一方、上記の様に構成した収容槽本体1内
に、その全収容液量の3/5のを占める量の液状のポリ
オール(ポリプロピレングリコール、粘度;700セン
チポイズ)Bを収容した状態で、上記注入口31より収
容槽本体1内に、上記収容液Bと同様なポリオールから
なる充填液Aを導入した。この充填液Aは、上記管状部
32の先端より上記投入用部材2上に、200リットル
/分の割合で注入され、投入用部材2の略螺旋状の経路
に沿って、収容液Bまで到達した。 【0011】このとき、図2に示す様に、投入用部材2
が緩やか傾きを有するので、投入される充填液Aは、緩
やかな状態で、収容液Aの液面6付近に流れ込むことと
なる。従って、充填液Aの投入に伴う衝撃は小さく抑え
られ、泡の発生が防止できる。また、充填液中Aに泡が
存在しても、泡は収容液Bの表面付近に残り、収容液B
内部に混入することはない。更に、収容液Bと温度差の
ある充填液Aを投入する場合でも、充填液Aは、収納液
Bと徐々に混ざり合い、収納液Bの内部に温度の異なる
液体部分が形成されることはない。尚、本実施例におけ
る投入用部材2の断面形状、断面積、投入用部材2の傾
き等は、充填する液体の性質(粘度等)、充填量等を考
慮して決定し、充填液Aが、常に収納液B中に緩やかに
投入されるようにするのが好ましい。 【0012】 【0013】実施例2 本実施例の収容槽は、図4に示す様なものであり、投入
用部材2bの傾きが、筒状体11(収容槽本体1b)の
底部に向けて小さくなっている。尚、この傾きは、投入
用部材2bの上端部の20度から下端部での10度まで
一定の割合減少している。但し、この傾きの減少割合
は、必ずしも一定である必要はなく、また投入用部材2
bの下端側の傾きのみを小さくしてもよい。本実施例の
収容槽では、収容液Bの液面6が低い為、充填液Aの導
入位置(液体注入管3b)との高低差が大きく、通常、
充填液Aの収容液Bへの流入速度が大きくなる様な場合
でも、流入速度を小さく抑えることが可能である。従っ
て、収容液Bの液面6の高さに係わらず泡の発生等を防
止することができる。 【0014】 【発明の効果】以上の様に、本発明の収容槽を用いれ
ば、充填液は緩やかな状態で、収容液の液面付近に流れ
込む為、充填液の投入に伴う衝撃は小さくなり、泡を発
生させない。また、充填液中に泡が混入していても、泡
は収容液の表面付近に残り、収容液内部に混入すること
はない。更に、収容液と温度差のある充填液を投入する
場合には、充填液は収容液の液面付近に流れ込む為、徐
々に収納液と混ざり合い、収納液の内部に温度の異なる
液体部分が形成されることはない。また、液体投入用部
材の傾きが、液体収容槽本体の底部に向けて同一又は小
さくなるようにした場合には、収容液の液面の高さに係
わらず泡の発生等を防止できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施例1の液体収容槽を示す斜視図である。 【図2】実施例1の液体収容槽の液体投入用部材と収容
液の接触状態を示す縦断面図である。 【図3】実施例1の変形例に係わる液体収容槽を示す斜
視図である。 【図4】実施例2の液体収容槽を示す斜視図である。 【図5】従来例に係わる液体収容槽を示す斜視図であ
る。 【符号の説明】 1;収容槽本体、11;筒状体、12;上蓋、2;液体
投入手段、21a;底面部、22a;側壁部、3;液体
注入管、31;注入口、32;管状部、4;拘止具、
5;液体流出管、6;液面、7c;液体充填用配管、7
1c;固定部、72c;可動部、73c;液体流出部、
74c;浮揚体、A;充填液、B;収容液。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−113286(JP,U) 実開 昭61−160094(JP,U) 実開 昭63−186696(JP,U) 実開 昭62−197593(JP,U) 米国特許4531876(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 88/00 - 90/66 WPI/L(QUESTEL)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 液体収容槽本体と、 該液体収容槽本体内に配置され、上部が開放された樋形
    状であってかつ上下方向に略螺旋形状に構成され、上記
    液体収容槽本体の内壁面に拘止具により固定され、その
    傾きが、上記液体収容槽本体の底部に向けて上端部の2
    0度から下端部での10度まで小さくなるようにした
    体投入用部材と、 を備え、収容液と温度差のある充填液を投入する場合に、収容液
    の内部に温度の異なる液体部分が形成されることがない
    ことを特徴とする液体収容槽。
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