JP3419277B2 - メンバー支持構造の組み付け方法及び仮保持部材 - Google Patents

メンバー支持構造の組み付け方法及び仮保持部材

Info

Publication number
JP3419277B2
JP3419277B2 JP28706997A JP28706997A JP3419277B2 JP 3419277 B2 JP3419277 B2 JP 3419277B2 JP 28706997 A JP28706997 A JP 28706997A JP 28706997 A JP28706997 A JP 28706997A JP 3419277 B2 JP3419277 B2 JP 3419277B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temporary holding
holding member
stopper
inner cylinder
vehicle body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP28706997A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11115799A (ja
Inventor
敬恭 西海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP28706997A priority Critical patent/JP3419277B2/ja
Publication of JPH11115799A publication Critical patent/JPH11115799A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3419277B2 publication Critical patent/JP3419277B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サスペンションメ
ンバを車体骨格部材の下面に弾性支持するメンバー支持
構造の組み付け方法及び仮保持部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のメンバ支持構造として、例えば図
8〜図10に示すものがある(1993年 日産自動車
株式会社発行の新型車解説書「R33型系車の紹介」C
−58参照)。
【0003】図8はリヤサスペンション装置の全体的な
斜視図を示し、図9は概略拡大側面図を示し、図10は
要部の拡大断面図を示している。図8,図9のように、
このリヤサスペンション装置は、サスペンションメンバ
1が左右前後のインシュレータ3,5によって車体骨格
部材であるリヤサイドメンバ7の下面に弾性支持されて
いる。サスペンションメンバ1には左右両側にサスペン
ションアーム9及びフロントアッパーリンク11、リヤ
アッパーリンク13が支持され、さらにスタビライザー
15及びショックアブソーバ17を備えている。
【0004】前記前後のインシュレータ3,5は略同様
の構成をしており、後方のインシュレータ5を図10の
断面図で説明する。図10のように、インシュレータ5
は内筒19及び外筒21を備えており、内,外筒19,
21間にゴム23が加硫成形されている。
【0005】前記内筒19は外筒21よりも上方へ突出
し、該内筒19の上端とリヤサイドメンバ7の下面との
間にストッパ25が挟持され、その周縁25a側が前記
外筒21側に所定の間隔Sをもって上下に対向してい
る。前記ストッパ25はハット断面形状を呈し、前記内
筒19の上端に嵌合する形態となっている。
【0006】前記リヤサイドメンバ7には締結具として
のウエルドボルト27が固定され、該ウエルドボルト2
7は前記ストッパ25及び内筒19を貫通し、内筒19
の下端においてワッシャ29及びナット31を介して下
端のストッパ33が締結固定されている。前記外筒21
には、前記サスペンションメンバ1の円筒部2が嵌合
し、これによってサスペンションメンバ1がインシュレ
ータ5を介してリヤサイドメンバ7に弾性支持されてい
る。
【0007】そして、走行中に車輪側がバウンドするな
どして、サスペンションメンバ1がサイドメンバ7に対
し、相対的に上方へ移動したとき、外筒21側がストッ
パ25に当接し、その上方移動が規制されるようになっ
ている。
【0008】前記リヤサスペンション装置の組み付けに
際しては、図8のようにサスペンションメンバ1にイン
シュレータ3,5が一体的に取付けられており、組み付
け前にストッパ25は内筒19の上端にフリーの状態で
嵌合している。
【0009】かかる状態において、サスペンションメン
バ1等全体をリフト等で下から持ち上げ、リヤサイドメ
ンバ7のウエルドボルト27をストッパ25及び内筒1
9に挿通させ、内筒19の下端にワッシャ29、ストッ
パ33を配置し、ナット31を締め込むことによって取
り付けを完了することができる。尚、前方のインシュレ
ータ3においても同様である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ストッパ2
5がハット断面形状であるのは、リヤサスペンション装
置をリヤサイドメンバ7の下面にリフト等で下から持ち
上げ組み付ける場合に、ストッパ25が内筒19の上端
からずれ落ちないようにするためのものである。
【0011】しかしながら、組み付け後は、ストッパと
して機能するための所定間隔Sがあれば良いものであ
り、ストッパ25とリヤサイドメンバ7の下面との間の
間隔Hは無駄なものとなっていた。このため、最低地上
高を確保しようとすると、リヤサイドメンバ7が間隔H
だけ上方へ移動し、荷室空間を狭めるという問題があ
る。
【0012】又、ストッパ25は組み付け時に内筒19
の上端にフリーの状態で嵌合するものであるため、組み
付け時に内筒19とストッパ25とのずれを抑制するこ
とはできるが、組み付け時の僅かな衝撃でストッパ25
が内筒19に対し動き得るため、組み付け時の多少の慎
重さは残存せざるを得ないものとなっていた。
【0013】本発明は、よりラフな組み付けを可能とす
るメンバ支持構造の組み付け方法及び仮保持部材の提供
を課題とする。又、組み付け後に無駄な上下間隔を抑制
することのできるメンバー支持構造の組み付け方法及び
仮保持部材の提供を他の課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、内筒
及び外筒を備えたインシュレータと、前記内筒の上端と
車体骨格部材との間に挟持されて、その周縁側が前記外
筒側に所定の間隔をもって対向するストッパとを備え、
前記外筒側に一体的に支持したサスペンションメンバ
を、前記車体骨格部材側から突出する締結具を前記スト
ッパの中心孔及び前記内筒の内周孔に挿通させて前記車
体骨格部材の下面に弾性支持するメンバー支持構造にお
いて、前記サスペンションメンバを、前記車体骨格部材
へ組み付ける前に、予め前記ストッパの中心孔に嵌脱自
在に嵌合させた仮保持部材の下部を前記内筒の上端から
内周孔に嵌合させて該ストッパをインシュレータに仮保
持させ、前記サスペンションメンバを前記車体骨格部材
に組み付けるとき、前記車体骨格部材側の締結具で前記
仮保持部材を押し込め、該締結具が内筒を貫通すること
により前記仮保持部材を離脱させることを特徴とする。
【0015】請求項2の発明は、請求項1記載のメンバ
ー支持構造の組み付け方法であって、前記ストッパは、
平板状であることを特徴とする。
【0016】従って、組み付け後はストッパと車体側骨
格部材の下面との間に無駄な間隔をなくすことができ
る。
【0017】請求項3の発明は、内筒及び外筒を備えた
インシュレータと、前記内筒の上端と車体骨格部材との
間に挟持されて、その周縁側が前記外筒側に所定の間隔
をもって対向するストッパとを備え、前記外筒側に一体
的に支持したサスペンションメンバを、前記車体骨格部
材側から突出する締結具が前記ストッパの中心孔及び前
記内筒の内周孔に挿通させて前記車体骨格部材の下面に
弾性支持するメンバー支持構造の組み付けに用いられ、
前記サスペンションメンバを、前記車体骨格部材へ組み
付ける前に、予め前記ストッパの中心孔及び前記内筒の
内周孔に嵌脱自在に嵌合させて前記ストッパをインシュ
レータに仮保持させる仮保持部材本体を、弾性体で成形
したことを特徴とする。
【0018】従って、仮保持部材本体が弾性体であるた
め、ストッパの中心孔及び内筒の内周孔に容易に嵌脱自
在に嵌合させることができる。
【0019】請求項4の発明は、請求項3記載の仮保持
部材であって、前記仮保持部材本体は、前記ストッパの
中心孔に嵌合する嵌合部と、該嵌合部から一体に突出し
て前記インシュレータの内筒の内周孔に嵌合する係合部
とからなり、該係合部は、先細に形成されていることを
特徴とする。
【0020】従って、係合部が先細に形成されているた
め、仮保持部材本体の嵌合部をストッパの中心孔に嵌合
させる時、係合部側から嵌合させることによって容易に
行なうことができる。又、ストッパをインシュレータの
内筒の上端に配置して、係合部を内筒の内周孔に容易に
嵌合させることができる。
【0021】請求項5の発明は、請求項3又は4記載の
仮保持部材であって、前記仮保持部材本体は、少なくと
も前記嵌合部が断面角形であることを特徴とする。
【0022】従って、請求項3又は4の発明の作用に加
え、少なくとも嵌合部がストッパの中心孔に対し断面角
形の角部で部分的に接することになるため、仮保持部材
の離脱が容易となる。
【0023】請求項6の発明は、請求項3又は4記載の
仮保持部材であって、前記仮保持部材本体は、全体的に
断面四角形であることを特徴とする。
【0024】従って、請求項3又は4の発明の作用に加
え、仮保持部材本体の少なくとも嵌合部がストッパの中
心孔に対し断面四角形の4箇所の角部で接することにな
るため、ストッパに対し仮保持部材本体を安定して保持
させることができる。又、断面四角形であるため、仮保
持部材本体の上端の面積を拡大し、締結具による押し込
めを広い面積で容易に行なうことができる。
【0025】請求項7の発明は、請求項3〜6のいずれ
かに記載の仮保持部材であって、前記嵌合部の高さは、
前記ストッパの厚さと略同等であると共に、前記係合部
の高さは、前記嵌合部の高さと略同等であることを特徴
とする。
【0026】従って、請求項3〜6のいずれかの発明の
作用に加え、仮保持部材本体の嵌合部及び係合部ともに
必要以上に大きくはならず、全体としてコンパクトな仮
保持部材とすることができる。
【0027】請求項8の発明は、請求項3〜7のいずれ
かに記載の仮保持部材であって、前記仮保持部材本体
は、前記嵌合部の両側に係合部を形成した対称形状であ
ることを特徴とする。
【0028】従って、請求項3〜7のいずれかの発明の
作用に加え、仮保持部材本体に方向性がなく、仮保持の
ための嵌合を容易に行なうことができる。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明では、サスペンション装
置をリフト等によって下から押し上げ、車体骨格部材の
下面に組み付ける時、ストッパを仮保持部材によってイ
ンシュレータの内筒上端に容易かつ安定的に仮保持させ
ることができ、組み付け作業を極めて容易に行なわせる
ことができる。又、組み付けの際に締結具によって押し
込められ、仮保持部材が自動的に離脱するため、なんら
作業性を損なうことはない。
【0030】請求項2の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、組み付け後にストッパと車体骨格部材の下面
との間に無駄な間隔がなくなるので、最低地上高を確保
しながら車体骨格部材をある程度下げることができ、荷
室空間の拡大を図ることができる。
【0031】請求項3の発明では、仮保持部材の製造、
取扱いが容易となり、またストッパをインシュレータの
内筒上端に容易かつ確実に仮保持させることができる。
【0032】請求項4の発明では、請求項3の発明の効
果に加え、仮保持部材によるストッパの仮保持作業をよ
り容易に行なわせることができ、作業性をより向上させ
ることができる。
【0033】請求項5の発明では、請求項3又は4の発
明の効果に加え、仮保持部材の離脱作業を無理なく行な
わせ、より作業性を向上させることができる。
【0034】請求項6の発明では、請求項3又は4の発
明の効果に加え、ストッパをより安定した状態で仮保持
させることができ、作業性が更に向上すると共に、仮保
持部材の離脱作業も容易となり、この点からも作業性が
更に向上する。
【0035】請求項7の発明では、請求項3〜6のいず
れかの発明の効果に加え、仮保持部材がコンパクトにな
り、部品管理、搬送、組み付け等が容易となる。
【0036】請求項8の発明では、請求項3〜7のいず
れかの発明の効果に加え、仮保持部材に方向性がなく、
組み付け作業をより容易にすることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】図1は図9に対応し、本発明の一
実施形態を適用したサスペンション装置の概略拡大側面
図であり、図2は図10に対応し、要部の拡大断面図で
あり、図3は主にインシュレータの断面図である。尚、
図8〜図10と対応する構成部分には同符号を付して説
明し、また重複した説明は省略する。
【0038】一方、本発明の一実施形態では、図1,図
2のようにストッパ35が平板状に形成され、周縁35
aがインシュレータ5の外筒21側に間隔Sをもって対
向し、図3のように組み付け作業に際してはストッパ3
5が仮保持部材37によって内筒19の上端に仮保持さ
れる構成となっている。
【0039】前記ストッパ35は図4のように、円形平
板状を呈している。中心部には前記内筒19の内周孔1
9aと略同一の大きさの中心孔35bを備え、該中心孔
35bの周囲において、リヤサイドメンバ7に当たる突
当面35cが設けられている。
【0040】前記仮保持部材37は図5のようになって
おり、弾性体、例えばゴムで成形されている。尚、弾性
体の他の例としては、コルク、発泡材、合成樹脂等があ
る。仮保持部材37を弾性体で成形した時にはリサイク
ルが可能である。
【0041】該仮保持部材37の仮保持部材本体38
は、嵌合部39とその上下の係合部41とからなり、全
体的に嵌合部39を挟んで対称形状に成形されている。
仮保持部材本体38は少なくとも嵌合部39が断面角形
として断面四角形に成形されている。但し、本実施形態
では、係合部41を含めて全体的に断面四角形に成形さ
れている。又、係合部41は若干先細に成形されてい
る。
【0042】前記嵌合部39の高さは、前記ストッパ3
5の厚さと略同等であると共に、係合部41の高さは嵌
合部39の高さと略同等となっている。従って、全体的
に必要以上には大きくはならず、コンパクトであり、部
品管理、搬送、組み付け等において取扱いが容易となっ
ている。
【0043】尚、係合部41は嵌合部39の一側にのみ
設けるものでも良く、また嵌合部39と係合部41との
高さは違えることもできる。更に、嵌合部39の高さを
ストッパ35の厚みよりも小さくしたり大きくしたりす
ることも可能である。又、仮保持部材本体38の断面形
状は四角形に限らず、三角形、五角形、その他の多角
形、円形、楕円形等、任意に設定することが可能であ
る。係合部41は先細に成形することなく、嵌合部39
と同様にそのままストレートに成形することもできる。
【0044】組み付けに際しては、図6のように、スト
ッパ35の中心孔35bに予め仮保持部材7を嵌合させ
る。この嵌合は、仮保持部材本体38の嵌合部39をス
トッパ35の中心孔35bに嵌合することによって行な
う。この時、仮保持部材本体38は断面四角形であるた
め、円形の中心孔35bに対して4箇所の角部で接する
ことになり、仮保持部材本体38をストッパ35に対し
倒れを起すことなく安定して嵌合させることができる。
又、この時、係合部41は嵌合部39の上下に対称に設
けられているため、その方向性がなく嵌合作業が極めて
容易である。
【0045】次いで、ストッパ35をインシュレータ5
の上側に配置し、内筒19の上端に載せるようにして係
合部41を内筒19の内周孔19aに嵌合させる。これ
によって、ストッパ35がインシュレータ5に対し仮保
持されたことになる。
【0046】これらの作業において、仮保持部材本体3
8はゴムであるため、作業を極めて容易かつ確実に行な
わせることができる。又、係合部41が先細であるた
め、ストッパ35の中心孔35a、内筒19の内周孔1
9aへの嵌合を迅速かつ容易に行なわせることができ
る。
【0047】このようにして、サスペンションメンバ1
側に支持されたインシュレータ3,5にストッパ35を
仮保持部材37によって仮保持し、リフタ等によってサ
スペンション装置を持ち上げ、リヤサイドメンバ7の下
面に組み付けるものである。
【0048】その作業手順を図7の概略図によって説明
すると、リフタ等に支持されたサスペンション装置をリ
ヤサイドメンバの下側に配置し、図7(a)のようにウ
エルドボルト27の下側に仮保持部材37を対向させ
る。このようにサスペンション装置側を移動させる時に
ストッパ35は仮保持部材37によって内筒19に対し
安定的に仮保持させているため、多少の衝撃によっては
ストッパ35が内筒19からずれることはなく、ラフな
作業によって容易に行なうことができる。特に仮保持部
材37はゴムで成形されているため、ストッパ35及び
内筒19への嵌合状態を比較的に密に行なうこともで
き、より強固な仮保持によって確実な作業を容易に行な
うことができる。
【0049】次いで、リフタによりサスペンション装置
を上昇させると、仮保持部材本体38の係合部41の上
面にウエルドボルト27下端が突当たり、更に押し上げ
るとウエルドボルト27によって仮保持部材37が図7
(b)のように押し込められ、ウエルドボルト27が内
筒19を貫通することにより図7(c)のように仮保持
部材37が離脱することになる。
【0050】かかる離脱の際に、仮保持部材37は角部
によって中心孔35aや内周孔19aに接し、かつ仮保
持部材本体38がゴムであることと相俟って離脱を極め
て容易にかつ自動的に行なわせることができ、作業が極
めて簡単である。
【0051】又、この離脱の際に仮保持部材本体38が
内筒19を移動するが、係合部41が先細であるため、
そのガイド機能によって極めて容易に移動することがで
き、かかる点からも離脱を容易かつ確実に行なわせるこ
とができる。
【0052】更に、係合部41の上面は四角形であるた
め、面積を広く確保することができ、ウエルドボルト2
7の押し込め力を確実に受けることができ、確実な離脱
作業を達成することができる。尚、離脱した仮保持部材
37はゴムで成形されているため、リサイクルが可能で
ある。
【0053】次いで、内筒19の下端にワッシャ29、
ストッパ33を配し、ナット31を締結することによっ
て図2のように組み付けることができ、リヤサイドメン
バ7の下面にサスペンションメンバ1を弾性支持するこ
とができる。
【0054】かかる支持状態において、ストッパ35と
リヤサイドメンバ7の下面との間に殆ど隙間がなく、そ
の分最低地上高を確保しながらリヤサイドメンバ7を下
げることができ、荷室空間を広げることも可能である。
【0055】尚、上記実施形態では、ストッパ35の仮
保持を前後のインシュレータ3,5の双方で適用した
が、いずれか一方にのみ適用することも可能である。ま
た、上記実施形態では、ストッパ35が平板状のものに
適用したが、従来のようなハット断面形状のストッパに
も適用することができる。かかる場合、仮保持部材の存
在によって、ストッパの内筒に対する仮保持をより確実
に行なうことができ、よりラフな作業で組み付けを容易
に行なわせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を適用したリヤサスペンシ
ョン装置の要部拡大側面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る要部断面図である。
【図3】インシュレータにストッパを仮保持した状態の
断面図である。
【図4】(a)はストッパの平面図、(b)は(a)の
b−b矢視断面図である。
【図5】(a)は仮保持部材の平面図、(b)は側面図
である。
【図6】作用説明図である。
【図7】作用説明図であり、(a)はインシュレータに
ストッパを仮保持した状態とウエルドボルトとの関係を
示す斜視図、(b)はウエルドボルトが仮保持部材を押
し込めている状態の斜視図、(c)は仮保持部材が離脱
した状態の斜視図である。
【図8】従来例に係るリヤサスペンション装置の全体斜
視図である。
【図9】従来例に係るリヤサスペンション装置の概略拡
大側面図である。
【図10】従来例に係る要部の断面図である。
【符号の説明】
1 サスペンションメンバ 3,5 インシュレータ 7 リヤサイドメンバ(車体骨格部材) 19 内筒 19a 内周孔 21 外筒 23 ゴム 27 ウエルドボルト(締結具) 35 ストッパ 35a 周縁 35b 中心孔 37 仮保持部材 38 仮保持部材本体 39 嵌合部 41 係合部

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内筒及び外筒を備えたインシュレータ
    と、前記内筒の上端と車体骨格部材との間に挟持され
    て、その周縁側が前記外筒側に所定の間隔をもって対向
    するストッパとを備え、前記外筒側に一体的に支持した
    サスペンションメンバを、前記車体骨格部材側から突出
    する締結具を前記ストッパの中心孔及び前記内筒の内周
    孔に挿通させて前記車体骨格部材の下面に弾性支持する
    メンバー支持構造において、 前記サスペンションメンバを、前記車体骨格部材へ組み
    付ける前に、予め前記ストッパの中心孔に嵌脱自在に嵌
    合させた仮保持部材の下部を前記内筒の上端から内周孔
    に嵌合させて該ストッパをインシュレータに仮保持さ
    せ、 前記サスペンションメンバを前記車体骨格部材に組み付
    けるとき、前記車体骨格部材側の締結具で前記仮保持部
    材を押し込め、該締結具が内筒を貫通することにより前
    記仮保持部材を離脱させることを特徴とするメンバー支
    持構造の組み付け方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のメンバー支持構造の組み
    付け方法であって、 前記ストッパは、平板状であることを特徴とするメンバ
    ー支持構造の組み付け方法。
  3. 【請求項3】 内筒及び外筒を備えたインシュレータ
    と、前記内筒の上端と車体骨格部材との間に挟持され
    て、その周縁側が前記外筒側に所定の間隔をもって対向
    するストッパとを備え、前記外筒側に一体的に支持した
    サスペンションメンバを、前記車体骨格部材側から突出
    する締結具が前記ストッパの中心孔及び前記内筒の内周
    孔に挿通させて前記車体骨格部材の下面に弾性支持する
    メンバー支持構造の組み付けに用いられ、 前記サスペンションメンバを、前記車体骨格部材へ組み
    付ける前に、予め前記ストッパの中心孔及び前記内筒の
    内周孔に嵌脱自在に嵌合させて前記ストッパをインシュ
    レータに仮保持させる仮保持部材本体を、弾性体で成形
    したことを特徴とする仮保持部材。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の仮保持部材であって、 前記仮保持部材本体は、前記ストッパの中心孔に嵌合す
    る嵌合部と、該嵌合部から一体に突出して前記インシュ
    レータの内筒の内周孔に嵌合する係合部とからなり、該
    係合部は、先細に形成されていることを特徴とする仮保
    持部材。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の仮保持部材であっ
    て、 前記仮保持部材本体は、少なくとも前記嵌合部が断面角
    形であることを特徴とする仮保持部材。
  6. 【請求項6】 請求項3又は4記載の仮保持部材であっ
    て、 前記仮保持部材本体は、全体的に断面四角形であること
    を特徴とする仮保持部材。
  7. 【請求項7】 請求項3〜6のいずれかに記載の仮保持
    部材であって、 前記嵌合部の高さは、前記ストッパの厚さと略同等であ
    ると共に、前記係合部の高さは、前記嵌合部の高さと略
    同等であることを特徴とする仮保持部材。
  8. 【請求項8】 請求項3〜7のいずれかに記載の仮保持
    部材であって、 前記仮保持部材本体は、前記嵌合部の両側に係合部を形
    成した対称形状であることを特徴とする仮保持部材。
JP28706997A 1997-10-20 1997-10-20 メンバー支持構造の組み付け方法及び仮保持部材 Expired - Fee Related JP3419277B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28706997A JP3419277B2 (ja) 1997-10-20 1997-10-20 メンバー支持構造の組み付け方法及び仮保持部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28706997A JP3419277B2 (ja) 1997-10-20 1997-10-20 メンバー支持構造の組み付け方法及び仮保持部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11115799A JPH11115799A (ja) 1999-04-27
JP3419277B2 true JP3419277B2 (ja) 2003-06-23

Family

ID=17712656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28706997A Expired - Fee Related JP3419277B2 (ja) 1997-10-20 1997-10-20 メンバー支持構造の組み付け方法及び仮保持部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3419277B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7187030B2 (ja) 2019-03-18 2022-12-12 孝明 大江 建築用液体収容容器

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4573608B2 (ja) * 2004-09-28 2010-11-04 東洋ゴム工業株式会社 ストッパー部材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7187030B2 (ja) 2019-03-18 2022-12-12 孝明 大江 建築用液体収容容器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11115799A (ja) 1999-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4354690A (en) Support systems for vehicle mud flaps
JPS5848227Y2 (ja) 自動車のサブフレ−ム支持装置
JP3419277B2 (ja) メンバー支持構造の組み付け方法及び仮保持部材
JP2500718Y2 (ja) アッパガセット
KR102617707B1 (ko) 차량용 코일스프링 고정장치
JPH0330215Y2 (ja)
JPH053371Y2 (ja)
JP2590845Y2 (ja) 重量物取付構造
CN220500477U (zh) 一种电池包及电动车
JP3206399B2 (ja) リヤサスペンションのスプリングブラケット取付構造
JP3011371U (ja) テーブル連結装置
JPH0642923Y2 (ja) ステアリングホイール
JPH0426313Y2 (ja)
JPH0347021Y2 (ja)
JPS5927332Y2 (ja) スペアタイヤキヤリヤにおける非標準タイヤ保持具
JPS6315109Y2 (ja)
JP3697825B2 (ja) リヤアクスルダンパー
JP2679566B2 (ja) 物品搬送具
JPH017663Y2 (ja)
JPH0434152Y2 (ja)
JPH0513603Y2 (ja)
JP2558225B2 (ja) 覆工版の連結構造
JPH0522469Y2 (ja)
KR200207625Y1 (ko) 자동차용 리어 시트 쿠션의 장착구조
JP2003112508A (ja) 車両のサスペンション装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090418

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees