JP3418276B2 - 精米方法及び精米設備 - Google Patents

精米方法及び精米設備

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JP3418276B2 JP20195495A JP20195495A JP3418276B2 JP 3418276 B2 JP3418276 B2 JP 3418276B2 JP 20195495 A JP20195495 A JP 20195495A JP 20195495 A JP20195495 A JP 20195495A JP 3418276 B2 JP3418276 B2 JP 3418276B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炊飯に先立って洗米の
必要のない米粒、いわゆる無洗米を得るための精米方法
及び精米装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、研削式又は摩擦式の精米装置に
より精米していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、米粒は、主
成分である胚乳部と、その胚乳部を覆う種皮と、その種
皮を覆う果皮等から形成されている。果皮及び種皮はい
わゆる糠層と呼ばれるものである。又、胚乳部の表層は
糊粉層にて形成されているが、この糊粉層には、食味の
マイナス要因となる酵素、脂肪等が含まれている。従っ
て、炊飯の前には、果皮及び種皮からなる糠層ととも
に、糊粉層も除去する必要がある。しかしながら、研削
式又は摩擦式の精米装置では、果皮及び種皮は除去でき
るのであるが、更に、研削式又は摩擦式の精米装置によ
り、糊粉層を除去しようとすると、胚乳部に含まれるで
んぷんが糊化して米粒の表面に塗り付ける状態となるた
め、糊粉層は充分に除去できない。又、米粒の表面には
凹溝(いわゆる縦溝と呼ばれる)があるが、研削式又は
摩擦式の精米装置では、この縦溝部分にまで除去作用が
及ばない。従って、研削式又は摩擦式の精米装置のみに
より精米する従来の精米方法では、縦溝部分に糠が残留
し、又、糊粉層が残留しているため、消費者は炊飯に先
立って洗米して研ぐ必要があった。ちなみに、炊飯前に
水研ぎしなければならないという消費者の不便を解消す
るために、研削式又は摩擦式の精米装置にて精米した米
粒を洗米した後、市販する場合があるが、この場合は、
水洗工程と、その水洗後の残留水を取り除いて適当な水
分に調節する乾燥工程が必要となり、加工コストが大幅
に上がるため急速に普及する状況ではない。本発明は、
かかる実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、
水洗工程を採用すること無く、米粒の糊粉層及び縦溝部
分の糠が除去できて、無洗米を得ることができる精米方
法及び精米設備を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴構成
は、精米方法の構成を示すものであって、研削式の前処
理用精米装置により、米粒の果皮及び種皮を除去処理
し、ブラシ式の後処理用精米装置にて、前記前処理用精
米装置にて処理された米粒の糊粉層を除去処理するよう
にして、前記前処理用精米装置は、除糠筒内に回転体が
回転駆動自在に配置され、且つ、前記除糠筒内を移送さ
れる米粒の表面に接触させるべく、前記除糠筒の内周部
及び前記回転体の外周部に砥石が設けられて、研削式に
構成されるとともに、前記回転体が上下軸芯周りで回転
する縦型精米装置にて構成され、且つ、前記後処理用精
米装置は、縦型精米装置にて構成されて、除糠筒内に回
転体が回転駆動自在に配置され、且つ、前記除糠筒内を
移送される米粒の表面に接触させるべく、前記回転体の
外周部にブラシが植毛され、前記除糠筒の内周部に砥石
が設けられて、ブラシ式に構成されるとともに、前記回
転体が上下軸芯周りで回転する縦型精米装置にて構成さ
れている点にある。
【0005】
【0006】
【0007】第の特徴構成は、精米方法の構成を示す
ものであって、複数の前記前処理用精米装置により、一
つの前記前処理用精米装置にて処理された米粒を別の前
記前処理用精米装置にて処理する形態で、米粒を順次処
理して果皮及び種皮を除去し、複数の前記後処理用精米
装置により、一つの前記後処理用精米装置にて処理され
た米粒を別の前記後処理用精米装置にて処理する形態
で、米粒を順次処理して糊粉層を除去する点にある。
【0008】第の特徴構成は、精米設備の構成を示す
ものであって、米粒の果皮及び種皮を除去処理する研削
式の前処理用精米装置と、前記前処理用精米装置にて処
理された米粒の糊粉層を除去処理するブラシ式の後処理
用精米装置と、前記前処理用精米装置から排出される米
粒を前記後処理用精米装置に搬送する搬送装置とが設
られ、 前記前処理用精米装置は、縦型精米装置にて構成
されて、除糠筒内に回転体が回転駆動自在に配置され、
且つ、前記除糠筒内を移送される米粒の表面に接触させ
るべく、前記除糠筒の内周部及び前記回転体の外周部に
砥石が設けられて、研削式に構成されるとともに、前記
回転体が上下軸芯周りで回転する縦型精米装置にて構成
され、 且つ、前記後処理用精米装置は、縦型精米装置に
て構成されて、除糠筒内に回転体が回転駆動自在に配置
され、且つ、前記除糠筒内を移送される米粒の表面に接
触させるべく、前記回転体の外周部にブラシが植毛さ
れ、前記除糠筒の内周部に砥石が設けられて、ブラシ式
に構成されるとともに、前記回転体が上下軸芯周りで回
転する縦型精米装置にて構成されている点にある。
【0009】
【作用】第1の特徴構成による作用は、以下の通りであ
る。研削式の前処理用精米装置により、米粒の果皮及び
種皮を除去するまで精米する。次に、前処理用精米装置
にて果皮及び種皮を除去した米粒を、ブラシ式の後処理
用精米装置により精米する。ブラシ式の後処理用精米装
置では、ブラシの先端を米粒の表面に接触させてブラシ
の弾力によって掻き取る状態で、糊粉層を除去するの
で、糊粉層を確実に除去することができる。又、細いブ
ラシの先端は縦溝の中に入り込むことができるので、縦
溝の中に残留している果皮及び種皮、更には糊粉層を確
実に除去することができる。ちなみに、米粒を搗精度が
11%(歩留り89%)程度まで精米すると、果皮及び
種皮が除去されて、糊粉層が露出し、更に、搗精度が
1.5%程度上昇するまで精米すると、糊粉層が除去さ
れる。尚、ブラシ式の精米装置により果皮及び種皮を除
去処理することが想定されるが、果皮及び種皮は糊粉層
に比べて厚みが極めて厚いこと、並びに、ブラシ式の精
米装置は研削式の精米装置に比べて、糠の除去能力が低
いことから、ブラシ式の精米装置では果皮及び種皮を除
去するのに長時間を要するので、実用的ではない。しか
も、前記前処理用精米装置では、米粒は、除糠筒内にお
いて、移送されながら、回転する回転体により攪拌され
るとともに向きが種々に変更され、その過程で、米粒の
表面が、除糠筒の内部の砥石、及び、回転体の外周部の
砥石に接触して果皮及び種皮が研削される。 又、前記後
処理用精米装置では、米粒は、除糠筒において、移送さ
れながら、回転する回転体により攪拌されるとともに向
きが種々に変更され、その過程で、米粒の表面が、回転
体の外周部に植毛されたブラシに接触して、ブラシによ
り糊粉層が掻き取られる。
【0010】
【0011】
【0012】第の特徴構成による作用は、以下の通り
である。複数の研削式の前処理用精米装置により、一つ
の前処理用精米装置にて処理した米粒を別の前処理用精
米装置にて処理する形態で、米粒を順次処理して果皮及
び種皮を除去し、複数のブラシ式の後処理用精米装置に
より、一つの後処理用精米装置にて処理した米粒を別の
後処理用精米装置にて処理する形態で、果皮及び種皮を
除去された米粒を順次処理して糊粉層を除去する。つま
り、通常は、米粒を研削式の精米装置に一回だけ通した
だけでは、米粒の果皮及び種皮は全部除去できない。
又、通常は、米粒をブラシ式の精米装置に一回通しただ
けでは、糊粉層は全部除去できない。そこで、研削式の
前処理用精米装置を1台だけ設置して、その1台の前処
理用精米装置に米粒を複数回通して果皮及び種皮を除去
し、又、ブラシ式の後処理用精米装置を1台だけ設置し
て、その1台の後処理用精米装置に米粒を複数回通して
糊粉層を除去する方法が想定される。しかしながら、こ
の方法では、精米対象の米粒をバッチ的にした処理でき
ないのに対して、本第の特徴構成による方法であれ
ば、連続的に処理することができる。
【0013】第の特徴構成によれば、研削式の前処理
用精米装置によって果皮及び種皮が除去処理されて排出
された米粒は、搬送装置によってブラシ式の後処理用精
米装置に搬送されて、その後処理用精米装置によって、
糊粉層が除去される。つまり、前記前処理用精米装置で
は、米粒は、除糠筒内において、移送されながら、回転
する回転体により攪拌されるとともに向きが種々に変更
され、その過程で、米粒の表面が、除糠筒の内部の砥
石、及び、回転体の外周部の砥石に接触して果皮及び種
皮が研削される。 又、前記後処理用精米装置では、米粒
は、除糠筒において、移送されながら、回転する回転体
により攪拌されるとともに向きが種々に変更され、その
過程で、米粒の表面が、回転体の外周部に植毛されたブ
ラシに接触して、ブラシにより糊粉層が掻き取られる。
【0014】
【発明の効果】第1の特徴構成によれば、水洗工程を採
用すること無く、米粒の糊粉層及び縦溝部分の糠が除去
できて、無洗米を得ることができる精米方法を提供する
ことができるようになった。しかも、糊粉層に比べて厚
みが厚い果皮及び種皮は、糠の除去能力が高い研削式の
前処理用精米装置で短時間で確実に除去し、厚み薄くし
かも研削式の前処理用精米装置では除去しにくい糊粉層
だけを、その除去に適したブラシ式の後処理用精米装置
で確実に除去するので、極めて効率的で量産性に優れた
精米方法である。更には、前処理用精米装置において、
果皮及び種皮が、回転体による攪拌及び変向作用により
米粒夫々について表面の全体にわたり均一に、且つ、除
糠筒の内周部の砥石及び回転体の外周部の砥石により速
やかに除去され、又、後処理用精米装置において、糊粉
層が、回転体による攪拌及び変向作用により米粒夫々に
ついて表面の全体にわたり均一に除去されるので、米粒
の精白度のバラツキが少ないものとなる。
【0015】
【0016】
【0017】第の特徴構成によれば、精米対象の米粒
を連続的に処理して、果皮、種皮及び糊粉層を除去する
ことができるので、上記第1の特徴構成により得られる
効果に加えて、更に量産性に優れるという効果を奏す
る。
【0018】第の特徴構成によれば、上記第1又は第
2の特徴構成に述べた精米方法を実現するための好適な
精米設備を提供することができる。
【0019】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明の実施例を説
明する。図1に示すように、精米設備は、2台の研削式
の前処理用精米装置Sprと、2台のブラシ式の後処理
用精米装置Spoと、1番目の前処理用精米装置Spr
から排出される米粒を2番目の前処理用精米装置Spo
に搬送する搬送装置Tと、2番目の前処理用精米装置S
prから排出される米粒を1番目の後処理用精米装置S
poに搬送する搬送装置Tと、1番目の後処理用精米装
置Spoから排出される米粒を2番目の後処理用精米装
置Spoへ搬送する搬送装置Tを設けて構成してある。
そして、1番目の前処理用精米装置Sprへ玄米を供給
して、1番目の前処理用精米装置Sprにて処理された
米粒を搬送装置Tにて2番目の前処理用精米装置Spr
に搬送して2番目の前処理用精米装置Sprにて処理す
る形態で、米粒を順次処理して果皮及び種皮を除去し、
このようにして果皮及び種皮を除去した米粒を2番目の
前処理用精米装置Sprから搬送装置Tにて1番目の後
処理用精米装置Spoに搬送して、1番目の後処理用精
米装置Spoにて処理された米粒を搬送装置Tにて2番
目の後処理用精米装置Spoに搬送して2番目の後処理
用精米装置Spoにて処理する形態で、米粒を順次処理
して糊粉層を除去して、精米するように構成してある。
【0020】以下、前処理用精米装置Sprについて説
明する。図2に示すように、前処理用精米装置Spr
は、搗精すべき米粒を供給する供給部A、その供給部A
により下部の受入口1から供給された米粒を上部の排出
口2へ搬送しながら搗精する搗精室3を備えた搗精部
B、搗精室3を流動して排出口2から排出される米粒に
対して抵抗を与える抵抗付与部E、搗精部Bで搗精され
た米粒を排出する排出部D、搗精室3にて米粒から分離
された糠の吸引及び米粒冷却のため空気を通風する通風
部Fを主な構成要素として構成してある。
【0021】図2及び図3に基づいて、搗精部Bについ
て説明する。搗精部Bは、除糠筒K内に搗精用回転体R
1を回転駆動自在に配置し、且つ、除糠筒K内を移送さ
れる米粒の表面に接触させるべく、除糠筒Kの内周部及
び搗精用回転体R1の外周部に砥石14,17を設け
て、研削式に構成してある。除糠筒Kについて、説明を
加える。基枠4の円筒状部4aの内部にその円筒状部4
aと同軸状に、上下方向に連結した円筒形状のドラムス
クリーン5と円筒体6とを配設し、ドラムスクリーン5
と円筒体6の内部に搗精室3を形成し、ドラムスクリー
ン5と円筒体6の外側に糠回収室7を形成してある。つ
まり、ドラムスクリーン5と円筒体6により除糠筒Kを
構成してある。尚、円筒状部4aにおけるドラムスクリ
ーン5と対向する部分は、透明な部材で形成してあり、
糠回収室7が外部から透視できるように構成してある。
【0022】ドラムスクリーン5は、図4にも示すよう
に、周方向等間隔で内側向きに架設した複数の溝型フレ
ーム12と、それら溝型フレーム12の隙間を塞ぐよう
に設けられた複数のスクリーン部材13と、各溝型フレ
ーム12の溝内に沿って設けた複数の砥石14とから構
成してある。スクリーン部材13には、搗精に伴って米
粒から剥離した糠を糠回収室7に排出するための通気孔
13aを多数穿設してある。
【0023】円筒状部4aの上端部に、基枠4のフラン
ジ付円筒状部4bを連結し、そのフランジ付円筒状部4
bの上部開口を排出口2とし、円筒体6の周壁に受入口
1を形成してある。フランジ付円筒状部4bのフランジ
と円筒状部4aとの嵌合部には、糠回収室7から外部に
対して開口する通気孔15を形成してある。又、円筒状
部4aの下端部に連通する状態で、基枠4の糠排出シュ
ート部4fを設けてある。
【0024】搗精用回転体R1について、説明を加え
る。筒内部から外周部に対して開口する通気孔8aを多
数形成した筒状軸部8を、一対の軸受け9を用いて、基
枠4の軸支用円筒状部4cに上下方向の軸芯周りで回転
自在に設けてある。筒状の搗精ロール10と筒状の搬送
スクリュー11とを筒内部が連通する状態で連結してあ
る。互いに連結した搗精ロール10及び搬送スクリュー
11を、搗精ロール10を上部に位置させて除糠筒K内
に位置させた状態で、搬送スクリュー11を筒状軸部8
に筒内部が互いに連通する状態で連結してある。もっ
て、搗精ロール10、搬送スクリュー11及び筒状軸部
8を、上下方向の同一軸芯周りで一体回転自在に設けて
ある。そして、電動モータM2にて、搗精ロール10、
搬送スクリュー11及び筒状軸部8を前記同一軸芯周り
で回転駆動するように構成してある。
【0025】つまり、搗精ロール10及び搬送スクリュ
ー11により、搗精用回転体R1を構成し、その搗精用
回転体R1を除糠筒K内に回転自在に設けてある。又、
搗精ロール10、搬送スクリュー11及び筒状軸部8夫
々の筒内部が一連に連なって形成される通路を通気路H
として機能させるように構成してある。又、軸支用円筒
状部4cと筒状軸部8との間に、一対の軸受け9により
気密状に区画された空間が形成されるが、この空間を後
述する空気溜まり部33として機能させるように構成し
てある。
【0026】搗精ロール10は、上端を閉塞したロール
本体16と、このロール本体16の外周面に周方向等間
隔で形成した溝に夫々設けた2本の砥石17とから構成
してある。ロール本体16における砥石17の間に対応
する部分夫々には、筒内部(通気路H)から外周部に対
して開口する通気孔16aの多数を上下方向に列状に配
置して形成してある。尚、通気孔16aを通じて通気路
Hに入り込んだ米粒の除去のため、筒状軸部8の下端部
の開口にボルト34を螺着して、このボルト34の着脱
により、筒状軸部8の下端部の開口を開閉できるように
構成してある。
【0027】次に、図2に基づいて、供給部Aについて
説明を加える。供給部Aは、受入口1に連通接続した米
粒供給路18と、その米粒供給路18内に回転自在に支
持して設けた横送りスクリュー19と、その横送りスク
リュー19を回転駆動する電動モータM1と、米粒供給
路18に連通接続したホッパ20と、そのホッパ20の
排出口に介装したシャッタ21とから構成してある。電
動モータM1は所定の一定の回転数で回転させ、シャッ
タ21の開度調整により、受入口1への米粒の供給量を
調整するように構成してある。
【0028】次に、図2に基づいて、排出部Dについて
説明を加える。排出部Dは、フランジ付円筒状部4bの
上部に連結した基枠4の排出室形成用の円筒状部4dの
内部に排出室22を形成し、その円筒状部4dに排出シ
ュート23を連通接続して構成してある。
【0029】次に、図2及び図5に基づいて、抵抗付与
部Eについて説明を加える。抵抗付与部Eは、円筒状部
4dの上部に連結した基枠4の支持枠案内部4eに対し
て、搗精室3の内部から排出口2に向かって流動する米
粒の流動方向、即ち、上下方向に往復移動自在に支持し
て設けた支持枠24と、その支持枠24に対して、上下
方向に往復移動自在に支持して設けた抵抗体25と、そ
の抵抗体25を排出口2に近づく方向、即ち、下方に付
勢するように支持枠24に対して設けたバネ体26と、
支持枠24を上下方向に往復移動駆動する電動モータM
3とを備えて構成してある。
【0030】支持枠24は円筒形状に形成し、その軸芯
を上下方向に向けた状態で、支持枠案内部4eに対し
て、上下方向に往復移動自在に支持して設けてある。抵
抗体25は抵抗盤25aとその抵抗盤25aの上面部に
垂直に立設した丸棒体25bとから構成してあり、抵抗
盤25aを排出口2に対向配置した状態で、丸棒体25
bを、支持枠24に対して摺動自在に内嵌してある。バ
ネ体26は、丸棒体25bに外嵌した状態で、抵抗盤2
5aと支持枠24とにより挟持してある。支持枠24の
外周面にラックギア27を固着し、そのラックギア27
を、バネ圧調整用電動モータM3の出力軸に固着したピ
ニオンギア28に噛合してあり、電動モータM3の正方
向及び逆方向回転により、支持枠24を上下方向に往復
移動駆動するように構成してある。つまり、電動モータ
M3の作動により、抵抗体25と支持枠24との相対位
置関係の調整することにより、バネ体26の長さを調整
して付勢力を調整し、米粒の精白度を調整するように構
成してある。
【0031】次に、図2に基づいて、通風部Fについて
説明を加える。糠排出シュート部4fに対して、吸引フ
ァン29の吸引口を接続してある。又、軸支用円筒状部
4cに給気路30を連通接続し、圧送ファン31の吐き
出し口を給気路30に接続してある。給気路30には、
圧送ファン31にて圧送する風量を調整するダンパ32
を介装してある。
【0032】吸引ファン29及び圧送ファン31を作動
させると、吸引ファン29及び圧送ファン31の協働に
より、図2及び図3中において実線の矢符にて示すよう
に、圧送ファン31から圧送された空気が、給気路3
0、空気溜まり部33、通気孔8a、通気路H、通気孔
16a、搗精室3、通気孔13a、糠回収室7、糠排出
シュート部4fを順次通流して、吸引ファン29の吐き
出し口から外部に排出され、それと並行して、搗精室3
にて搗精に伴って米粒から分離された糠も排出される。
又、吸引ファン29の吸引作用により、通気孔15を通
じて、外部から空気を吸い込んで、円筒状部4aの内面
に沿って通流させて、円筒状部4aの透明部分が糠等に
よって曇るのを防止するように構成してある。ダンパ3
2の調整によって、吸引ファン29にて吸引される風量
が、圧送ファン31にて圧送される風量よりも大になる
ように調整して、搗精室3内を負圧に保つように構成し
てある。通気孔15やその他の隙間からも空気が吸い込
まれるので、具体的には、吸引ファン29による吸引風
量を圧送ファン31による圧送風量の1.3倍程度とし
てある。
【0033】以下、後処理用精米装置Spoについて説
明する。図6に示すように、後処理用精米装置Spo
は、研米すべき米粒を供給する供給部A、その供給部A
により下部の受入口1から供給された米粒を上部の排出
口2へ搬送しながら研米する研米室40を備えた研米部
P、研米室40を流動して排出口2から排出される米粒
に対して抵抗を与える抵抗付与部E、研米部Pで研米さ
れた米粒を排出する排出部D、研米室3にて米粒から分
離された糠の吸引及び米粒冷却のため空気を通風する通
風部Fを主な構成要素として構成してある。供給部A、
抵抗付与部E、排出部D及び通風部F夫々は、前述の前
処理用精米装置Sprと同様に構成してあるので説明を
省略する。
【0034】図6ないし図9に基づいて、研米部Pにつ
いて説明を加える。研米部Pは、除糠筒K内に研米用回
転体R2を回転駆動自在に配置し、且つ、除糠筒K内を
移送される米粒の表面に接触させるべく、研米用回転体
R2の外周部にブラシ42を植毛し、除糠筒Kの内周部
に砥石14を設けて、ブラシ式に構成してある。除糠筒
Kは、前処理用精米装置Sprの除糠筒Kと同様に構成
してあるので説明を省略する。研米用回転体R2につい
て説明を加える。前処理用精米装置Sprと同様の筒状
軸部8を、前処理用精米装置Sprと同様に、基枠4の
軸支用円筒状部4cに上下方向の軸芯回りで回転自在に
設けてある。筒状の研米ロール41と、前処理用精米装
置Sprと同様の搬送スクリュー11とを筒内部が連通
する状態で連結してある。互いに連結した研米ロール4
1及び搬送スクリュー11を、前処理用精米装置Spr
と同様に、研米ロール41を上部に位置させて除糠筒K
内に位置させた状態で、搬送スクリュー11を筒状軸部
8に筒内部が互いに連通する状態で連結してある。もっ
て、研米ロール41、搬送スクリュー11及び筒状軸部
8を、上下方向の同一軸芯周りで一体回転自在に設けて
ある。そして、電動モータM2にて、研米ロール41、
搬送スクリュー11及び筒状軸部8を前記同一軸芯周り
で回転駆動するように構成してある。
【0035】つまり、研米ロール41及び搬送スクリュ
ー11により、研米用回転体R2を構成し、その研米用
回転体R2を除糠筒K内に回転自在に設けてある。又、
研米ロール41、搬送スクリュー11及び筒状軸部8夫
々の筒内部が一連に連なって形成される通路を、前処理
用精米装置Sprと同様に通気路Hとして機能させるよ
うに構成してある。
【0036】次に、研米ロール41及びその外周部にブ
ラシ42を植毛するための構成について説明を加える。
研米ロール41の外周部には、除糠筒K内を移送される
米粒の表面に接触させるべくブラシ42を植毛した植毛
部材43の4個を、研米ロール41の周方向に等間隔で
分散した状態で、ボルト(図示せず)にて着脱自在に設
けてある。そして、研米用回転体R2が図9の白抜矢符
に示す如く回転すると、その外周部に植毛したブラシ4
2の先端が米粒の表面に押し付けられて、そのブラッシ
ング作用によって糊粉層が削り取られて、研米が行われ
るように構成してある。
【0037】長尺状の植毛部材43を、その長手方向が
研米ロール41の軸芯と平行になる姿勢で、且つ、その
表面が研米ロール41の外周部よりも突出する状態で、
研米ロール41の外周部に形成した溝に嵌め込んで設け
る。又、植毛部材43の表面のうちの研米ロール41の
周方向の両端部は、研米ロール41の軸芯方向視におい
て、他の部分よりも研米ロール41の径方向外方側に突
出する状態の突起部43aに形成してある。尚、研米ロ
ール41における前記溝には、筒内部から外周部に対し
て開口する通気孔41aを形成してある。
【0038】植毛部材43の表面のうちの突起部43a
の間の部分は、図9に示すように、研米ロール41の外
周面の半径と同一中心で且つその半径より大なる曲率半
径R 1 の曲面に形成してあり、突起部43aの表面は、
研米ロール41の外周面の半径と同一中心で且つ前記曲
率半径R1 より大なる曲率半径R2 の曲面に形成してあ
る。つまり、図7に示すように、前記軸芯方向視におい
て、植毛部材43の形状が、研米ロール41の中心を通
る中心線Lに対して対称となるように形成してある。
又、植毛部材43の裏側には、凹部43bを形成してあ
る。
【0039】ブラシ42は、植毛部材43における突起
部43a間に、植毛部材43の表面に垂直で、且つ、先
端が、図9に示すように、前記軸芯方向視において研米
ロール41の外周面の半径と同一中心で且つ前記曲率半
径R2 より大なる半径R3 の仮想円周上に位置する状態
で、植毛してある。又、ブラシ42の植毛パターンは、
図8に示すように、前記軸芯方向の略全長にわたって連
続的に植毛した連続植毛部を研米ロール41の周方向に
間隔を隔てて設け、且つ、連続植毛部の間に、前記軸芯
方向に分断状態で植毛した分断植毛部を設けたパターン
としてある。又、植毛部材43には、分断植毛部の無植
毛部に対応する部分夫々に位置させて、植毛部材43の
表面に垂直状態で、凹部43bから外周部に対して開口
する通気孔43cを形成してある。従って、植毛部材4
3を研米ロール41に取り付けた状態では、研米ロール
41の通気孔41a、植毛部材43の凹部43b及び通
気孔43cは、一連に連なる状態となる。
【0040】尚、ブラシ42の毛足の長さ(植毛部材4
3の表面から突出している部分の長さ)を、例えば、5
mm程度としてある。又、突起部43aの表面の曲率半
径R 2 は、突起部43aの間の部分の表面の曲率半径R
1 よりも2mm程度大にしてある。ブラシ42は、太さ
が0.25mm程度で、6‐10ナイロンに1200メ
ッシュの大きさのカーボランダムの砥粒を担持させた材
料で形成してある。
【0041】上述の如く、植毛部材43を形成するとと
もに、ブラシ42を植毛することにより、以下に記載す
る如き作用を奏する。つまり、前記軸芯方向視におい
て、植毛部材43の形状が研米ロール41の中心を通る
中心線Lに対して対称となり、且つ、ブラシ42の先端
が、研米ロール41の外周面の半径と同一中心の半径R
3 の仮想円周上に位置することにより、植毛部材43を
前記軸芯方向に反転させて取り付けても、同一の条件で
研米できる。又、各ブラシ42の毛足の長さが略同一と
なるので、各ブラシ42の弾力性が略同一となる。又、
植毛部材43において研米用回転体Rの回転方向の先頭
は、ブラシ42の連続植毛部であるので、広い範囲で研
米することができるので、研米効率を増大することがで
きる。
【0042】吸引ファン29及び圧送ファン31を作動
させると、吸引ファン29及び圧送ファン31の協働に
より、図6、図7及び図9中において実線矢符にて示す
ように、圧送ファン31から圧送された空気は、給気路
30、空気溜まり部33、通気孔8a、通気路H、通気
孔41a、凹部43bを順次通流して、通気孔43cか
らブラシ42に対してその植毛方向に噴出し、更に、研
米室40、通気孔13a、糠回収室7、糠排出シュート
部4fを順次通流して、吸引ファン29の吐き出し口か
ら外部に排出され、それと並行して、研米室40にて研
米に伴って米粒から分離された糠及びブラシ42が磨耗
して分離された残滓等も排出される。
【0043】尚、ブラシ42が磨耗して残滓が生じる
が、その量は、例えば、20tの米粒を研米した場合、
ブラシ42は僅かに1mm程度磨耗するだけであること
からも分かるように、極めて微量であり、その残滓は、
吸引ファン29及び圧送ファン31による通風により糠
とともに排出される。
【0044】ダンパ32の調整によって、吸引ファン2
9にて吸引される風量が、圧送ファン31にて圧送され
る風量よりも大になるように調整して、研米室40内を
負圧に保つように構成してある。通気孔15やその他の
隙間からも空気が吸い込まれるので、具体的には、吸引
ファン29による吸引風量を圧送ファン31による圧送
風量の1.3倍程度としてある。
【0045】1番目の前処理用精米装置Sprの排出シ
ュート23と2番目の前処理用精米装置Sprのホッパ
20とを連結筒44で接続し、2番目の前処理用精米装
置Sprの排出シュート23と1番目の後処理用精米装
置Spoのホッパ20とを連結筒44で接続し、1番目
の後処理用精米装置Spoの排出シュート23と2番目
の後処理用精米装置Spoのホッパ20とを連結筒44
で接続してある。つまり、排出シュート23から排出さ
れる米粒を連結筒44内を流下させてホッパ20に供給
するように構成してあり、連結筒44は搬送装置Tに相
当する。
【0046】以下、上述のように構成した精米設備によ
り精米する精米方法について説明する。1番目の前処理
用精米装置Sprのホッパ20に玄米を供給して、1番
目の前処理用精米装置Sprにて処理された米粒を2番
目の前処理用精米装置Sprにて処理する形態で順次処
理して、搗精度が11%(歩留り89%)程度まで精米
して果皮及び種皮を除去する。続いて、このようにして
果皮及び種皮を除去した米粒を、1番目の後処理用精米
装置Spoにて処理された米粒を2番目の後処理用精米
装置Spoにて処理する形態で、順次処理して、搗精度
が更に1.5%程度上昇するまで精米して、糊粉層を除
去する。
【0047】次に、上述のように構成した精米設備で精
米した米粒から糠を分離する糠分離装置について、図1
0及び図11に基づいて説明する。上述の精米設備で精
米した場合、吸引ファン29及び圧送ファン31による
通風により、略全ての糠は排出されて、米粒にはほとん
ど糠は残っていず、実際の使用上は問題とはならない
が、下記に説明する糠分離装置にて、更に糠を除去する
と、商品価値を一層向上させることができる。尚、ブラ
シ42の残滓が残っていたとしても、糠とともに除去さ
れる。
【0048】選別皿51は、4辺の側縁部のうち、排出
部51aとして機能させる側縁部以外の3箇所の側縁部
に側壁51bを設け、底部に、排出部51aが位置する
側縁部とそれに対向する側縁部にわたって、多数のピア
ノ線51cを米粒が落下しない程度の間隔を隔てて平行
に張設して構成してある。選別皿51の下方には、その
底部と間隔を隔てた状態で、排出口52aを備えた糠受
け皿52を一体的に取り付けてある。選別皿51を、排
出部51aが最下部になる傾斜姿勢で、4本のリンク5
3にて基枠54に対して、揺動自在に吊り下げて設けて
ある。上述の研米装置で研米した米粒を傾斜姿勢の選別
皿51の上部側の端部に供給するホッパ55を設けてあ
る。リンク56の一端部を、選別皿51に取着したブラ
ケット57に枢支し、他端部を偏芯軸受け装置58に連
結してある。偏芯軸受け装置58と一体回転するプーリ
59と電動モータ60の出力軸とをベルト61にて連動
連結してある。
【0049】そして、電動モータ60を作動させて、偏
芯軸受け装置58を回転駆動させることにより、選別皿
51を上下並びに横方向に揺動させて、ホッパ55から
選別皿51に供給された米粒が排出部51aに向かって
流下移送される過程で、米粒と糠を分離し、米粒は排出
部51aから取り出し、糠はピアノ線51cの間から糠
受け皿52に落下させて排出口52aから取り出すよう
に構成してある。
【0050】〔別実施例〕 次に別実施例を説明する。 上記実施例では、2台の
前処理用精米装置SPrと、2台の後処理用精米装置S
Poとを設ける場合について例示したが、前処理用精米
装置SPr及び後処理用精米装置SPo夫々の設置台数
は、夫々の能力に応じて種々変更可能である。つまり、
一つの前処理用精米装置SPrにて処理された米粒を別
の前処理用精米装置SPrにて処理する形態で米粒を順
次処理する状態で、果皮及び種皮を完全に除去できるだ
けの台数の前処理用精米装置SPrを設ければよい。同
様に、一つの後処理用精米装置SPoにて処理された米
粒を別の後処理用精米装置SPoにて処理する形態で米
粒を順次処理する状態で、糊粉層を完全に除去できるだ
けの台数の後処理用精米装置SPoを設ければよい。従
って、前処理用精米装置SPrの能力が、米粒を一回通
すだけで、果皮及び種皮を完全に除去できる場合は、前
処理用精米装置SPrは1台だけ設ければよい。又、後
処理用精米装置SPoの能力が、米粒を一回通すだけ
で、糊粉層を完全に除去できる場合は、後処理用精米装
置SPoは1台だけ設ければよい。 ブラシ42は、
上記実施例において示した材料以外にも種々の材料で形
成することができる。例えば、ステンレス等の金属、豚
毛等の材料にて形成することができる。尚、ブラシ42
を金属材料で形成する場合は、ブラシ42の太さを60
ミクロン程度にすると、糊粉層を掻き取るのに適した弾
力となり好ましい。 上記実施例では、搬送装置T
を、排出シュート23から排出される米粒をホッパ20
に流下させる連結筒44にて構成する場合について例示
したが、搬送装置の具体構成として、種々の構成が可能
である。例えば、ベルトコンベア、バケットエレベータ
等にて構成することができる。
【0051】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】精米設備の全体構成を示す概略図
【図2】前処理用精米装置の縦断正面図
【図3】前処理用精米装置の搗精部の横断平面図
【図4】前処理用精米装置の搗精部の要部側面図
【図5】前処理用精米装置の抵抗付与部の縦断正面図
【図6】後処理用精米装置の縦断正面図
【図7】後処理用精米装置の研米部の横断平面図
【図8】後処理用精米装置の植毛部材の側面図
【図9】後処理用精米装置の研米部の要部横断平面図
【図10】糠分離装置の縦断側面図
【図11】糠分離装置の要部の平面図
【符号の説明】
14 砥石 17 砥石 42 ブラシ K 除糠筒 R1 回転体 R2 回転体 Spo 後処理用精米装置 SPr 前処理用精米装置 T 搬送装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小峰 卓一 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 岩堂 保郎 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 特開 平3−178343(JP,A) 特開 昭63−178853(JP,A) 特開 平5−249(JP,A) 実公 昭38−16270(JP,Y2)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研削式の前処理用精米装置(SPr)に
    より、米粒の果皮及び種皮を除去処理し、 ブラシ式の後処理用精米装置(SPo)にて、前記前処
    理用精米装置(SPr)にて処理された米粒の糊粉層を
    除去処理するようにして、 前記前処理用精米装置(SPr)は、除糠筒(K)内に
    回転体(R1)が回転駆動自在に配置され、且つ、前記
    除糠筒(K)内を移送される米粒の表面に接触させるべ
    く、前記除糠筒(K)の内周部及び前記回転体(R1)
    の外周部に砥石(14)、(17)が設けられて、研削
    式に構成されるとともに、前記回転体(R1)が上下軸
    芯周りで回転する縦型精米装置にて構成され、 且つ、前記後処理用精米装置(SPo)は、除糠筒
    (K)内に回転体(R2)が回転駆動自在に配置され、
    且つ、前記除糠筒(K)内を移送される米粒の表面に接
    触させるべく、前記回転体(R2)の外周部にブラシ
    (42)が植毛され、前記除糠筒(K)の内周部に砥石
    (14)が設けられて、ブラシ式に構成されるととも
    に、前記回転体(R2)が上下軸芯周りで回転する縦型
    精米装置にて構成されている 精米方法。
  2. 【請求項2】 複数の前記前処理用精米装置(SPr)
    により、一つの前記前処理用精米装置(SPr)にて処
    理された米粒を別の前記前処理用精米装置(SPr)に
    て処理する形態で、米粒を順次処理して果皮及び種皮を
    除去し、 複数の前記後処理用精米装置(SPo)により、一つの
    前記後処理用精米装置(SPo)にて処理された米粒を
    別の前記後処理用精米装置(SPo)にて処理する形態
    で、米粒を順次処理して糊粉層を除去する 請求項1記載
    の精米方法。
  3. 【請求項3】 米粒の果皮及び種皮を除去処理する研削
    式の前処理用精米装置(SPr)と、 前記前処理用精米装置(SPr)にて処理された米粒の
    糊粉層を除去処理するブラシ式の後処理用精米装置(S
    Po)と、 前記前処理用精米装置(SPr)から排出される米粒を
    前記後処理用精米装置(SPo)に搬送する搬送装置
    (T)とが設けられ、 前記前処理用精米装置(SPr)は、除糠筒(K)内に
    回転体(R1)が回転 駆動自在に配置され、且つ、前記
    除糠筒(K)内を移送される米粒の表面に接触させるべ
    く、前記除糠筒(K)の内周部及び前記回転体(R1)
    の外周部に砥石(14)、(17)が設けられて、研削
    式に構成されるとともに、前記回転体(R1)が上下軸
    芯周りで回転する縦型精米装置にて構成され、 且つ、前記後処理用精米装置(SPo)は、縦型精米装
    置にて構成されて、除糠筒(K)内に回転体(R2)が
    回転駆動自在に配置され、且つ、前記除糠筒(K)内を
    移送される米粒の表面に接触させるべく、前記回転体
    (R2)の外周部にブラシ(42)が植毛され、前記除
    糠筒(K)の内周部に砥石(14)が設けられて、ブラ
    シ式に構成されるとともに、前記回転体(R2)が上下
    軸芯周りで回転する縦型精米装置にて構成されている精
    米設備。
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