JP3418169B2 - 杭の接続構造 - Google Patents

杭の接続構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、杭の接続構造に関
し、特に、上杭と下杭を簡単かつ確実に接合することが
できる作業性の高い杭の接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上杭と下杭を接合する杭の接続構
造としては、上杭と下杭の端部金属板同士を溶接により
接合する方法が汎用されている。この溶接による杭の接
続構造は、溶接に時間を要したり、天候によっては施工
現場において溶接作業を行うことができなかったり、さ
らに、溶接の欠陥や溶接部の脆化を防止するためには、
所要の設備と熟練した技術者を必要とし、コストがかか
ったり、技術者が不足がちになるという問題があった。
【0003】また、この問題点に対処するため、上杭の
端部と下杭の端部に、一対の内嵌部と外嵌部を振り分け
て設けるとともに、これら内嵌部と外嵌部にそれぞれね
じを形成し、内嵌部と外嵌部を螺合接続するようにした
杭の接続構造が知られている。しかしながら、上杭の端
部と下杭の端部に設けた内嵌部と外嵌部を螺合接続する
杭の接続構造は、大径となる内嵌部と外嵌部にねじを形
成するための機械加工がコスト高を招き、また、重量物
である杭の螺合接続作業は作業性が悪く、多大な手間を
要し、さらに、内嵌部と外嵌部に形成したねじが損傷を
受けやすく、この場合には、螺合接続作業が困難になる
という問題を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
杭の接続構造が有する問題点に鑑み、上杭と下杭を簡単
かつ確実に接合することができる作業性の高い杭の接続
構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の杭の接続構造は、上杭と下杭を接合する杭
の接続構造において、一方の杭の端面から複数の筒状突
起を杭の軸方向に突設するとともに、他方の杭に、前記
筒状突起が嵌挿される凹部を形成し、前記筒状突起にピ
ンを圧入して凹部内で筒状突起を拡開させることによ
り、筒状突起の外周面を凹部の内周面に押し付け、筒状
突起を凹部内に固定するようにしたことを特徴とする。
【0006】この杭の接続構造は、ピンを筒状突起に合
わせた状態で、筒状突起と凹部を位置決めし、上杭を下
杭に突き合わせることにより、上杭の自重でピンが凹部
の底部に当接して、筒状突起内に圧入されることよっ
て、筒状突起が拡開し、これによって、筒状突起の外周
面を凹部の内周面に押し付け、筒状突起を凹部内に固定
し、この筒状突起が凹部内に固定されることによって、
上杭と下杭を接合することができる。
【0007】この場合において、筒状突起に軸方向にス
リットを形成することができる。
【0008】これにより、筒状突起の拡開を、容易かつ
正確に行うことができる。
【0009】また、凹部の内周面を奥側に拡がる逆テー
パ状に形成することができる。
【0010】これにより、拡開した筒状突起の凹部内で
の固定を確実にすることができる。
【0011】また、筒状突起の外周面を先細のテーパ状
に形成することができる。
【0012】これにより、筒状突起の凹部への位置決め
と嵌挿を容易に行うことができる。
【0013】また、筒状突起の外周面に突部及び/又は
溝を形成するとともに、凹部の内周面に、筒状突起が拡
開したときに前記突部が嵌合する溝及び/又は前記溝に
嵌合する突部を形成することができる。
【0014】これにより、拡開した筒状突起の凹部内で
の固定を確実にすることができる。
【0015】また、筒状突起の外周面及び/又は凹部の
内周面を、粗面に形成することができる。ここで、「粗
面」とは、規則的な凹凸のほか、不規則な凹凸も含むも
のとする。
【0016】これにより、拡開した筒状突起の凹部内で
の固定を確実にすることができる。
【0017】また、ピンを凹部の底部に固定することが
できる。
【0018】これにより、筒状突起をピン又は凹部の何
れか一方に合わせるだけで、ピンと凹部の両方に筒状突
起を位置決めすることができる。
【0019】また、筒状突起を一方の杭の端部金属板に
形成された緊張用ボルトのねじ孔に螺設するとともに、
凹部を他方の杭の端部金属板に形成された緊張用ボルト
のねじ孔を利用して形成することができる。
【0020】これにより、プレストレストコンクリート
杭に配設される端部金属板に形成された緊張用ボルトの
ねじ孔を利用して、筒状突起と凹部を簡易に設けること
ができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の杭の接続構造の実
施の形態を図面に基づいて説明する。
【0022】図1〜図3に、本発明の杭の接続構造の第
1実施例を示す。この杭の接続構造は、コンクリート杭
からなる上杭1の端部金属板2と、同じくコンクリート
杭からなる下杭3の端部金属板4を介して、上杭1と下
杭3を接合するようにしたものである。
【0023】本実施例においては、下杭3の端部金属板
4に形成したねじ孔に複数の筒状突起5を螺設すること
により、下杭3の端面から筒状突起5が下杭3の軸方向
に突設されるようにしている。一方、上杭1の端部金属
板2の端面に、下杭3の端面に突設された筒状突起5が
嵌挿される凹部6を形成するようにしている。そして、
筒状突起5に逆テーパ状のピン7を圧入し、筒状突起5
を凹部6内で拡開させることにより、筒状突起5の外周
面を凹部6の内周面に押し付け、筒状突起5を凹部6内
に固定し、この筒状突起5が凹部6内に固定されること
によって、端部金属板2及び端部金属板4を介して、上
杭1と下杭3を接合するようにしている。
【0024】筒状突起5は、塑性変形可能な金属等の円
筒状のものからなり、基部に形成した雄ねじ5aを端部
金属板4に形成したねじ孔に螺合させることにより固定
するようにしている。この筒状突起5には、図3に示す
ように、軸方向にスリット8が形成されており、これに
より、ピン7を圧入したとき、筒状突起5の拡開が、容
易かつ正確に行うことができるようにしている。なお、
図3に示す筒状突起5においては、4本のスリット8を
等しい角度間隔に形成したが、スリット8の本数は、4
本に限定されず、5本以上あるいは3本以下に設定する
ことができる。
【0025】凹部6は、奥側に拡がる逆テーパ状に形成
されており、この凹部6の逆テーパの角度は、ピン7の
逆テーパの角度に合わせることが好適である。このよう
に、凹部6を逆テーパ状に形成することにより、拡開し
た筒状突起5の凹部6内での固定を確実にすることがで
きる。
【0026】ピン7は、筒状突起5に嵌挿することによ
り仮固定することができるようにされており、このた
め、逆テーパ状に形成した逆テーパ部7bの下部に若干
小径の案内用軸部7aを一体に備えるようにしている。
また、ピン7は、少なくとも、端部金属板2及び端部金
属板4の接合部を跨ぐ長さのものを用いることが望まし
い。これにより、上杭1の端部金属板2と下杭3の端部
金属板4の接合部の剪断強度を向上することができるも
のとなる。
【0027】ところで、この杭の接続構造では、図2
(a)に示すように、ピン7を筒状突起5に挿入した状
態で、筒状突起5と凹部6を位置決めし、上杭1の端部
金属板2を下杭3の端部金属板4に突き合わせることに
より、上杭1の自重でピン7が凹部6の底部6aに当接
して、筒状突起5内に圧入されることから、図2(b)
に示すように、筒状突起5が拡開し、これによって、筒
状突起5の外周面を凹部6の内周面に押し付け、筒状突
起5を凹部6内に固定し、この筒状突起5が凹部6内に
固定されることによって、端部金属板2及び端部金属板
4を介して、上杭1と下杭3を簡単かつ確実に接合する
ことができるものとなる。
【0028】一方、図4に示すように、筒状突起5の外
周面を先細のテーパ状に形成することも可能であり、こ
れにより、筒状突起5の凹部6への位置決めと嵌挿を容
易に行うことができるものとなる。なお、この杭の接続
構造では、後述する緊張用ボルトのねじ孔9を利用し、
スペーサ10を併用することにより、筒状突起5と凹部
6を設けるようにしている。
【0029】また、図5に示すように、ピン7を予め凹
部6の底部6aの中心に固定しておくことも可能であ
り、これにより、筒状突起5をピン7に挿入するだけ
で、筒状突起5を凹部6に容易に位置決めすることがで
きるものとなる。この場合、ピン7の案内用軸部7aを
凹部6から所要長さ突出させるとともに、この案内用軸
部7aを、筒状突起5に挿入しやすいように若干小径に
形成することができる。また、ピン7を短くして凹部6
から出ないように固定した場合は、筒状突起5を凹部6
に位置決めするだけで、筒状突起5をピン7に自動的に
位置合わせすることができる。
【0030】ところで、プレストレストコンクリート杭
の端部金属板2、4には、図6(a)に示すように、プ
レストレストコンクリート杭の製造時に使用した緊張用
ボルトのねじ孔9が、位相を同じくして等間隔で複数形
成されている。この緊張用ボルトのねじ孔9は、プレス
トレストコンクリート杭の製造時に使用したもので、杭
の打設時には不要のものであるが、本実施例は、この端
部金属板2、4に形成された緊張用ボルトのねじ孔9を
利用して、筒状突起5と凹部6を簡易に設けることがで
きるようにしたものである。すなわち、図6(b)に示
すように、筒状突起5の基部に雄ねじ5aを形成し、下
杭3の端部金属板4に形成された緊張用ボルトのねじ孔
9に螺設するとともに、凹部6を上杭1の端部金属板2
に形成された緊張用ボルトのねじ孔9を利用して形成す
るようにしている。なお、凹部6は、緊張用ボルトのね
じ孔9をそのまま用いることもできるが、逆テーパ状に
形成することもできる。この場合、内部を逆テーパ状に
形成したナット状のスペーサ10を設け、このスペーサ
10を緊張用ボルトのねじ孔9に螺合させることによ
り、凹部6を逆テーパ状に形成することができる。ま
た、図6(a)に示すように、プレストレストコンクリ
ート杭の端部金属板2、4に形成されている緊張用ボル
トのねじ孔9を用いずに、別途ねじ孔等を形成すること
により、筒状突起5及び凹部6を設けることもできる。
【0031】また、図7(a)に示すように、筒状突起
5の外周面に環状の突部11を形成するとともに、凹部
6の内周面に、筒状突起5が拡開したときに突部11が
嵌合する環状の溝12を形成することができる。この場
合、筒状突起5の外周面に形成する環状の突部11とし
ては、例えば、コイルスプリング等の別部材を利用する
こともできる。また、突部11及び溝12は、必ずし
も、環状に形成する必要はなく、断続的に形成すること
もできる。これにより、拡開した筒状突起5の凹部6内
での固定を確実にすることができる。
【0032】一方、図7(b)に示すように、筒状突起
5の外周面に環状の溝12を形成するとともに、凹部6
の内周面に、筒状突起5が拡開したときに溝12に嵌合
する環状の突部11を形成することができる。この場合
も、凹部6の内周面に形成する環状の突部11として
は、例えば、コイルスプリング等の別部材を利用するこ
ともできる。また、突部11及び溝12は、必ずしも、
環状に形成する必要はなく、断続的に形成することもで
きる。これにより、拡開した筒状突起5の凹部6内での
固定を確実にすることができる。
【0033】このほか、筒状突起の外周面及び/又は凹
部の内周面を、粗面に形成する(図示省略)ことができ
る。ここで、「粗面」とは、環状等の規則的な凹凸のほ
か、不規則な凹凸も含むものとする。これにより、拡開
した筒状突起の凹部内での固定を確実にすることができ
る。
【0034】さらに、上記各実施例においては、筒状突
起5を円筒状のもので、また、凹部6を筒状突起5が嵌
挿される円穴状のもので説明したが、筒状突起5の形状
は、図8(a)及び図8(b)に示すような三角筒や四
角筒、図9に示すような略多角形の断面を有する筒体の
ほか、楕円や他の任意の断面形状を有する筒体を適宜に
選択して構成することができ、凹部6もこれら筒状突起
5の形状に対応した三角穴や四角穴、略多角形の断面を
有する穴のほか、楕円や他の任意の断面形状を有する穴
に形成することができる。この場合、ピン7も、筒状突
起5の形状に合わせて、三角柱や四角柱、略多角形の断
面を有する柱体のほか、楕円や他の任意の断面形状を有
する柱体に形成したものを用いるようにする。
【0035】以上、本発明の杭の接続構造について、複
数の実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例
に記載した構成に限定されるものではなく、各実施例に
記載した構成を適宜組み合わせるようにしたり、筒状突
起5を端部金属板4に突設するに当たり螺設することに
代えて、溶接、焼嵌め等の固着手段を適用する等、その
趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更する
ことができるものである。また、本発明の杭の接続構造
は、コンクリート杭のほか、鋼管杭等にも採用すること
ができるものである。なお、筒状突起5及び凹部6は、
図2に対応する図10に示すように、上杭又は下杭の何
れにも形成することができ、施工条件等に応じて、適宜
選択して使用できるものである。
【0036】
【発明の効果】本発明の杭の接続構造によれば、ピンを
筒状突起に合わせた状態で、筒状突起と凹部を位置決め
し、上杭を下杭に突き合わせることにより、上杭の自重
でピンが凹部の底部に当接して、筒状突起内に圧入され
ることよって、筒状突起が拡開し、これによって、筒状
突起の外周面を凹部の内周面に押し付け、筒状突起を凹
部内に固定し、この筒状突起が凹部内に固定されること
によって、上杭と下杭を接合することができる。これに
より、作業性、品質、コスト等の点に関して、従来の杭
の接続構造が有する問題点をすべて解消し、上杭と下杭
を簡単かつ確実に接合することができる。
【0037】また、筒状突起に軸方向にスリットを形成
することにより、筒状突起の拡開を、容易かつ正確に行
うことができる。
【0038】また、凹部の内周面を奥側に拡がる逆テー
パ状に形成することにより、拡開した筒状突起の凹部内
での固定を確実にすることができる。
【0039】また、筒状突起の外周面を先細のテーパ状
に形成することにより、筒状突起の凹部への位置決めと
嵌挿を容易に行うことができる。
【0040】また、筒状突起の外周面に突部及び/又は
溝を形成するとともに、凹部の内周面に、筒状突起が拡
開したときに前記突部が嵌合する溝及び/又は前記溝に
嵌合する突部を形成することにより、拡開した筒状突起
の凹部内での固定を確実にすることができる。
【0041】また、筒状突起の外周面及び/又は凹部の
内周面を、粗面に形成することにより、拡開した筒状突
起の凹部内での固定を確実にすることができる。
【0042】また、ピンを凹部の底部に固定することに
より、筒状突起をピン又は凹部の何れか一方に合わせる
だけで、ピンと凹部の両方に筒状突起を位置決めするこ
とができる。
【0043】また、筒状突起を一方の杭の端部金属板に
形成された緊張用ボルトのねじ孔に螺設するとともに、
凹部を他方の杭の端部金属板に形成された緊張用ボルト
のねじ孔を利用して形成することにより、プレストレス
トコンクリート杭に配設される端部金属板に形成された
緊張用ボルトのねじ孔を利用して、筒状突起と凹部を簡
易に設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の杭の接続構造の一実施例を示し、
(a)は分解斜視図、(b)は接続後の状態を示す斜視
図である。
【図2】同実施例の筒状突起と凹部を示し、(a)は接
続前の状態を示す拡大断面図、(b)は接続後の状態を
示す拡大断面図である。
【図3】同実施例の筒状突起とピンを示す斜視図であ
る。
【図4】筒状突起をテーパ状に形成した実施例を示し、
(a)は接続前の状態を示す拡大断面図、(b)は接続
後の状態を示す拡大断面図である。
【図5】ピンを凹部の底部に固定した実施例を示す拡大
断面図である。
【図6】緊張用ボルトのねじ孔を用いて筒状突起と凹部
を設けた実施例を示し、(a)は端部金属板の平面図、
(b)は接続前の状態を示す拡大断面図である。
【図7】筒状突起と凹部に環状の突部と溝を設けた実施
例を示し、(a)は筒状突起に突部を設けた実施例を示
す拡大断面図、(b)は筒状突起に溝を設けた実施例を
示す拡大断面図である。
【図8】筒状突起と凹部の形状の変形実施例を示す斜視
図である。
【図9】筒状突起と凹部の形状の変形実施例を示す平面
図である。
【図10】筒状突起と凹部の形成位置を変えた図2に対
応する変形実施例を示し、(a)は接続前の状態を示す
拡大断面図、(b)は接続後の状態を示す拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
1 上杭 2 端部金属板 3 下杭 4 端部金属板 5 筒状突起 5a 雄ねじ 6 凹部 6a 凹部の底部 7 ピン 7a 案内用軸部 7b 逆テーパ部 8 スリット 9 緊張用ボルトのねじ孔 10 スペーサ 11 環状の突部 12 環状の溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西脇 醇 大阪府大阪市中央区船越町2丁目1番11 号 (56)参考文献 特開 平10−298978(JP,A) 特開 昭63−165104(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 5/24 101 - 103

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上杭と下杭を接合する杭の接続構造にお
    いて、一方の杭の端面から複数の筒状突起を杭の軸方向
    に突設するとともに、他方の杭に、前記筒状突起が嵌挿
    される凹部を形成し、前記筒状突起にピンを圧入して凹
    部内で筒状突起を拡開させることにより、筒状突起の外
    周面を凹部の内周面に押し付け、筒状突起を凹部内に固
    定するようにしたことを特徴とする杭の接続構造。
  2. 【請求項2】 筒状突起に軸方向にスリットを形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の杭の接続構造。
  3. 【請求項3】 凹部の内周面を奥側に拡がる逆テーパ状
    に形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の杭の
    接続構造。
  4. 【請求項4】 筒状突起の外周面を先細のテーパ状に形
    成したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の杭の
    接続構造。
  5. 【請求項5】 筒状突起の外周面に突部及び/又は溝を
    形成するとともに、凹部の内周面に、筒状突起が拡開し
    たときに前記突部が嵌合する溝及び/又は前記溝に嵌合
    する突部を形成したことを特徴とする請求項1、2、3
    又は4記載の杭の接続構造。
  6. 【請求項6】 筒状突起の外周面及び/又は凹部の内周
    面を、粗面に形成したことを特徴とする請求項1、2、
    3、4又は5記載の杭の接続構造。
  7. 【請求項7】 ピンを凹部の底部に固定したことを特徴
    とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の杭の接続
    構造。
  8. 【請求項8】 筒状突起を一方の杭の端部金属板に形成
    された緊張用ボルトのねじ孔に螺設するとともに、凹部
    を他方の杭の端部金属板に形成された緊張用ボルトのね
    じ孔を利用して形成するようにしたことを特徴とする請
    求項1、2、3、4、5、6又は7記載の杭の接続構
    造。
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