JP3417664B2 - 多板式カラー撮像装置の輪郭補正回路 - Google Patents

多板式カラー撮像装置の輪郭補正回路

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JP3417664B2 JP15480494A JP15480494A JP3417664B2 JP 3417664 B2 JP3417664 B2 JP 3417664B2 JP 15480494 A JP15480494 A JP 15480494A JP 15480494 A JP15480494 A JP 15480494A JP 3417664 B2 JP3417664 B2 JP 3417664B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の固体撮像素子
を用いた多板式カラー撮像装置に係り、特にその各固体
撮像素子から出力される色信号に輪郭補正処理を施すた
めの輪郭補正回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、首記の如き多板式カラー
撮像装置にあっては、撮像レンズを介して入射された被
写体の光学像を、緑(G),赤(R)及び青(B)の3
原色の色成分に分光し、この分光された各色成分の光学
像をそれぞれ異なる固体撮像素子に結像させ、各固体撮
像素子から得られる色信号出力をデジタル化して輪郭補
正処理するようにした、3つの固体撮像素子を使用する
3板式のカラー撮像装置が広く普及してきている。
【0003】このような3板式カラー撮像装置において
は、一般に、色成分Gの光学像が結像される固体撮像素
子に対して、他の色成分R,Bの光学像が結像される2
つの固体撮像素子が、水平方向に1/2絵素ピッチだけ
空間的にずらせて配置されている。そして、これら3つ
の固体撮像素子の各色信号出力は、それぞれ互いに同相
のクロックレートfs (fs は固体撮像素子の読み出し
周波数)でA/D(アナログ/デジタル)変換された
後、そのクロックレートfs の2倍の周波数で輪郭補正
処理が施されるようになっている。
【0004】ここで、図13(a)は、色成分Gの光学
像が結像される固体撮像素子から、空間サンプリング出
力として得られる色信号GO の周波数特性を示してい
る。また、図13(b)は、色成分R,Bの光学像が結
像される各固体撮像素子から、それぞれ空間サンプリン
グ出力として得られる色信号RO ,BO のうち、代表と
して色信号RO の周波数特性を示している。なお、図1
3(a),(b)において、実線は色信号GO ,RO
ベースバンド成分GOB,ROBを示し、点線はサイドバン
ド成分GOM,ROMを示している。
【0005】図14は、このような3板式カラー撮像装
置において色信号に輪郭補正処理を施すための従来の輪
郭補正回路を示している。すなわち、入力端子11,1
2,13には、色成分G,R,Bの光学像が結像される
図示しない各固体撮像素子からそれぞれ得られる色信号
O ,RO ,BO を、同相クロックレートfs でA/D
変換して得られるデジタル色信号G1 ,R1 ,B1 が各
々供給されている。
【0006】そして、これら入力端子11,12,13
に供給されたデジタル色信号G1 ,R1 ,B1 は、それ
ぞれ1H(水平走査ライン)遅延回路14,15,16
に供給されることにより、1H期間遅延されたデジタル
色信号G2 ,R2 ,B2 として出力端子17,18,1
9から取り出される。
【0007】ここで、入力端子11,12,13に供給
されたデジタル色信号G1 ,R1 ,B1 と、1H遅延回
路14,15,16から出力されるデジタル色信号G
2 ,R2 ,B2 とから、輪郭補正のソースとなる信号が
作成される。この場合、輪郭補正のソースとなる信号
は、位相が上述した空間的な位相関係と同じである必要
がある。すなわち、デジタル色信号G1 に対してデジタ
ル色信号R1 ,B1 は、1/2絵素ピッチ相当(1/2
s )ずれていなければならず、デジタル色信号G2
対してデジタル色信号R2 ,B2 も、1/2絵素ピッチ
相当(1/2fs )ずれている必要がある。
【0008】このため、空間的に同相であるデジタル色
信号R1 ,B1 をそれぞれk1 倍,k2 倍(k1 +k2
=1)して加算回路20で加算し、その加算出力とデジ
タル色信号G1 とを選択回路21に供給して、入力端子
22に供給されるクロックfs のH(ハイ)レベル,L
(ロー)レベルに基づいて交互に選択するとともに、空
間的に同相であるデジタル色信号R2 ,B2 をそれぞれ
1 倍,k2 倍して加算回路23で加算し、その加算出
力とデジタル色信号G2 とを選択回路24に供給して、
入力端子22に供給されるクロックfs のHレベル,L
レベルに基づいて交互に選択することにより、1/2絵
素ピッチずらしを行なっている。
【0009】ここで、空間的に各固体撮像素子から得ら
れる色信号RO ,BO が色信号GOよりも1/2絵素ピ
ッチ進んでいるとすれば、上記選択回路21,24は、
クロックfs がHレベルのときk11 +k21 ,k
12 +k22 を選択し、クロックfs がLレベルの
ときG1 ,G2 を選択するように設定される。すると、
1 +k2 =1であるため、各選択回路21,24から
出力される信号Y1 ,Y2 は、図13(a),(b)に
点線で示したサイドバンド成分が打ち消され、折り返し
歪みのない信号となる。
【0010】そして、選択回路24から出力される信号
2 は、1H遅延回路25に供給されて1H期間遅延さ
れた信号Y3 として出力される。このようにして垂直方
向に1H期間づつ遅延された3ライン分の信号Y1 ,Y
2 ,Y3 は、それぞれ垂直LPF(ローパスフィルタ)
26及び垂直HPF(ハイパスフィルタ)27に供給さ
れる。このうち、垂直LPF26に供給された信号Y
1 ,Y2 ,Y3 は、垂直方向にLPF処理が施された
後、BPF(バンドパスフィルタ)28に供給されるこ
とにより、水平方向に輪郭補正処理が施された信号HD
TLとなる。
【0011】また、垂直HPF27に供給された信号Y
1 ,Y2 ,Y3 は、垂直方向にHPF処理が施されるこ
とにより、垂直方向に輪郭補正処理が施された信号VD
TLとなる。そして、これら輪郭補正信号HDTL,V
DTLは、それぞれk3 倍,k4 倍されて加算回路29
で加算された後、k5 倍されて出力端子30から取り出
される。
【0012】なお、上記の説明では、選択回路21,2
4により、k11 +k21 ,k12 +k22
1 ,G2 とを交互に選択することで1/2絵素ピッチ
ずらしを行なうようにしたが、予めk11 +k21
とG1 ,k12 +k22とG2 とを2fs レートに
変換した後、空間的な位相関係と同じになるように位相
をずらせて加算平均するようにしてもよい。
【0013】しかしながら、上記のような従来の輪郭補
正回路では、選択回路21,24から出力される信号Y
1 ,Y2 を処理する部分、つまり、図14で点線で囲ん
だ部分が、全て2fs クロックレートで処理を実行しな
ければならないため、回路規模が大きくなり、消費電力
もfs クロックレートで処理を実行する場合に比して2
乗の割合で増加するという問題が生じることになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、多板式
カラー撮像装置に使用されている従来の輪郭補正回路で
は、2fs クロックレートの信号処理部分が多いため、
回路規模が増大し消費電力の増大を招くという問題を有
している。また、fs クロックレートの信号処理を行な
うと、図13で説明したサイドバンド成分が打ち消され
ずに残るので、輪郭補正処理後の信号に折り返し歪みが
生じるという不都合がある。
【0015】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、回路規模を縮小し消費電力の減少を図る
ことができ、しかも輪郭補正処理後の信号に折り返し歪
みが発生することを防止し得る極めて良好な多板式カラ
ー撮像装置の輪郭補正回路を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係る多板式カ
ラー撮像装置の輪郭補正回路は、第1の固体撮像素子
と、この第1の固体撮像素子に対して水平方向に1/2
絵素ピッチだけ空間的にずらせて配置された第2及び第
3の固体撮像素子と、第1乃至第3の固体撮像素子の出
力をそれぞれ互いに同相の周波数fs なるクロックでア
ナログ/デジタル変換することにより、第1乃至第3の
デジタル色信号を得るA/D変換手段と、このA/D変
換手段から出力される第2及び第3のデジタル色信号を
所定の比率で加算する第1の加算手段と、この加算手段
の出力信号の位相を1/2絵素ピッチに対応した分だけ
ずらせる第1のフィルタと、この第1のフィルタの出力
信号に対してA/D変換手段から出力される第1のデジ
タル色信号を空間的な位相関係を満たすように位相制御
する位相制御手段と、この位相制御手段の出力信号と第
1のフィルタの出力信号とを加算平均処理する第2の加
算手段と、この第2の加算手段の出力信号を複数ライン
に渡って処理することで、水平垂直方向に輪郭補正され
た信号を得る輪郭補正手段と、この輪郭補正手段の出力
信号がそれぞれ供給されるもので、fs /2までの周波
数特性が同等でfs /2以上の周波数特性が逆特性とな
り、互いの出力信号の位相が1/2絵素ピッチに対応し
た分だけずらされる第2及び第3のフィルタと、この第
2及び第3のフィルタの互いに位相が1/2絵素ピッチ
に対応した分だけずれた出力信号を周波数fs なるクロ
ックに基づいて選択的に導出する選択手段とを備えるよ
うにしている。
【0017】また、この発明に係る多板式カラー撮像装
置の輪郭補正回路は、第1の固体撮像素子と、この第1
の固体撮像素子に対して水平方向に1/2絵素ピッチだ
け空間的にずらせて配置された第2及び第3の固体撮像
素子と、第1乃至第3の固体撮像素子の出力をそれぞれ
互いに同相の周波数fs なるクロックでアナログ/デジ
タル変換することにより、第1乃至第3のデジタル色信
号を得るA/D変換手段と、このA/D変換手段から出
力される第2及び第3のデジタル色信号を所定の比率で
加算する第1の加算手段と、この加算手段の出力信号の
位相を1/2絵素ピッチに対応した分だけずらせる第1
のフィルタと、この第1のフィルタの出力信号に対して
A/D変換手段から出力される第1のデジタル色信号を
空間的な位相関係を満たすように位相制御する位相制御
手段と、この位相制御手段の出力信号と第1のフィルタ
の出力信号とを加算平均処理する第2の加算手段と、こ
の第2の加算手段の出力信号を複数ラインに渡って処理
することで、水平垂直方向に輪郭補正された信号を得る
輪郭補正手段と、この輪郭補正手段の出力信号がそれぞ
れ供給されるもので、fs /2までの周波数特性が同等
でfs /2以上の周波数特性が逆特性となり、互いの出
力信号の位相が1/2絵素ピッチに対応した分だけずら
される第2及び第3のフィルタと、この第2及び第3の
フィルタの互いに位相が1/2絵素ピッチに対応した分
だけずれた出力信号を加算平均処理する第3の加算手段
とを備えるようにしている。
【0018】
【作用】上記のような構成によれば、輪郭補正手段の出
力信号をそれぞれfs /2までの周波数特性が同等でf
s /2以上の周波数特性が逆特性となり、互いの出力信
号の位相が1/2絵素ピッチに対応した分だけずらされ
る第2及び第3のフィルタに供給し、この第2及び第3
のフィルタの出力信号を、周波数fs なるクロックに基
づいて選択的に導出するか、または、加算平均処理する
ようにしたので、fs のクロックレートで輪郭補正処理
を実行することができる。このため、回路規模を縮小し
消費電力の減少を図ることができるとともに、水平方向
の輪郭補正処理が施された信号のサイドバンド成分を打
ち消すことができるので、輪郭補正処理後の信号に折り
返し歪みが発生することを防止することができる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して詳細に説明する。図1において、図14と同一部
分には同一符号を付して示している。すなわち、前記加
算回路20,23の各出力信号k11 +k21 ,k
12 +k22 は、それぞれIPF(補間フィルタ)
31,32に供給される。これらIPF31,32は、
それぞれ図2に示すような周波数特性を持ち、例えば偶
数タップのFIRフィルタにて構成される。このため、
IPF31,32の出力信号は、入力された信号k1
1 +k21 ,k12 +k22 に対して、1/2絵
素ピッチ位相がずれることになる。
【0020】一方、色信号G1 ,G2 は、それぞれ遅延
回路33,34に供給され、IPF31,32の出力信
号に対して空間的な位相関係を満足するように遅延され
る。そして、このIPF31の出力と遅延回路33の出
力とが、加算回路35により加算平均処理され、その加
算平均出力が輪郭補正のソース信号Y1 となる。また、
IPF32の出力と遅延回路34の出力とが、加算回路
36により加算平均処理され、その加算平均出力が輪郭
補正のソース信号Y2 となる。
【0021】ところで、加算回路35,36から出力さ
れるソース信号Y1 ,Y2 には、上記IPF31,32
の周波数特性が図2に示したようにfs /2を境に位相
が反転しているため、図13に示したサイドバンド成分
が打ち消されずに残ることになる。つまり、ソース信号
1 ,Y2 の周波数特性には、図3に実線で示すベース
バンド成分YB と、図3に点線で示すサイドバンド成分
M とが含まれることになる。
【0022】そして、加算回路36から出力されるソー
ス信号Y2 は、1H遅延回路37に供給されて1H期間
遅延された信号Y3 として出力される。このようにして
垂直方向に1H期間づつ遅延された3ライン分の信号Y
1 ,Y2 ,Y3 は、それぞれ垂直LPF38及び垂直H
PF39に供給される。このうち、垂直LPF38に供
給された信号Y1 ,Y2 ,Y3 は、垂直方向にLPF処
理が施された後、BPF40に供給されることにより、
水平方向に輪郭補正処理が施された信号HDTLとな
る。
【0023】また、垂直HPF39に供給された信号Y
1 ,Y2 ,Y3 は、垂直方向にHPF処理が施されるこ
とにより、垂直方向に輪郭補正処理が施された信号VD
TLとなる。そして、これら輪郭補正信号HDTL,V
DTLは、それぞれk3 倍,k4 倍されて加算回路41
で加算された後、k5 倍される。
【0024】ここで、BPF40が、図4に示す周波数
特性を持っているとすると、その出力特性は、図3に示
す特性と図4に示す特性との積で表わされ、図5に実線
で示すベースバンド成分YBPFBと、図5に点線で示すサ
イドバンド成分YBPFMとが含まれることになる。つま
り、図5に示すような周波数特性を有する、水平方向に
輪郭補正処理が施された信号HDTLは、折り返し歪み
があるため不自然な画像となる。
【0025】そこで、この折り返し歪みを抑圧するため
に、加算回路41の加算出力をIPF42及びLPF4
3にそれぞれ供給し、これらIPF42及びLPF43
の出力を選択回路44に供給して、入力端子45に供給
されるクロックfs のHレベル,Lレベルに基づいて交
互に選択し、出力端子46から取り出すようにしてい
る。
【0026】この場合、IPF42及びLPF43の周
波数特性は、図6に点線及び実線でそれぞれ示すよう
に、fs /2まで同等な特性となっている。なお、IP
F42は例えば偶数タップのFIRフィルタにて構成さ
れ、LPF43は例えば奇数タップのFIRフィルタに
て構成される。そして、IPF42の出力特性には、図
7に実線で示すベースバンド成分と、図7に点線で示す
サイドバンド成分とが含まれる。また、LPF43の出
力特性には、図8に実線で示すベースバンド成分と、図
8に点線で示すサイドバンド成分とが含まれる。
【0027】図7及び図8にそれぞれ点線で示した出力
特性から明らかなように、fs /2〜fs までの周波数
領域において、IPF42及びLPF43の各サイドバ
ンド成分は、位相が180°ずれている。このため、I
PF42及びLPF43の各出力は、固体撮像素子の空
間的な位相関係と同様に、1/2絵素ピッチずれた関係
となって選択回路44に供給される。そして、IPF4
2及びLPF43の各出力が、選択回路44により、入
力端子45に供給されたクロックfs のHレベル,Lレ
ベルに基づいて交互に選択されることで、図9に示す周
波数特性のように、サイドバンド成分の抑圧された輪郭
補正処理の施された信号を得ることができる。
【0028】したがって、上記実施例のような構成によ
れば、fs のクロックレートで輪郭補正処理を実行する
ことができるので、回路規模を縮小し消費電力の減少を
図ることができるとともに、水平方向の輪郭補正処理が
施された信号HDTLのサイドバンド成分を打ち消すこ
とができるので、輪郭補正処理後の信号の折り返し歪み
を抑圧することができるようになる。
【0029】また、図10は、上記実施例の変形例を示
している。図1と同一部分に同一符号を付して説明する
と、入力端子11に入力されたデジタル色信号G1 と、
1H遅延回路14から出力されたデジタル色信号G2
を、それぞれ遅延回路33,34に代えて、IPF3
1,32とfs /2まで同等な周波数特性を持つLPF
47,48を通して、加算回路35,36に導くように
したものである。この場合、各LPF47,48の出力
とIPF31,32の出力との位相関係は、上述した空
間的な位相関係と同等に設定される。このような構成に
よっても、図1に示した実施例と同様な効果を得ること
ができる。
【0030】次に、図11は、この発明の他の実施例を
示している。図1と同一部分に同一符号を付して説明す
ると、IPF42及びLPF43の各出力を、選択回路
44に代えて、加算回路49で加算平均処理するように
したものである。このような構成によれば、上記実施例
に比して折り返し歪みの抑圧効果を高くすることができ
る。
【0031】また、図12は、上記他の実施例の変形例
を示している。図11と同一部分に同一符号を付して説
明すると、入力端子11に入力されたデジタル色信号G
1 と、1H遅延回路14から出力されたデジタル色信号
2 とを、それぞれ遅延回路33,34に代えて、IP
F31,32とfs /2まで同等な周波数特性を持つL
PF50,51を通して、加算回路35,36に導くよ
うにしたものである。この場合、各LPF50,51の
出力とIPF31,32の出力との位相関係は、上述し
た空間的な位相関係と同等に設定される。このような構
成によっても、図11に示した他の実施例と同様な効果
を得ることができる。なお、この発明は上記各実施例に
限定されるものではなく、この外その要旨を逸脱しない
範囲で種々変形して実施することができる。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
回路規模を縮小し消費電力の減少を図ることができ、し
かも輪郭補正処理後の信号に折り返し歪みが発生するこ
とを防止し得る極めて良好な多板式カラー撮像装置の輪
郭補正回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック構成図。
【図2】同実施例におけるIPFの周波数特性を示す
図。
【図3】同実施例で生成されるソース信号の周波数特性
を示す図。
【図4】同実施例におけるBPFの周波数特性を示す
図。
【図5】同BPFの出力特性を示す図。
【図6】同実施例におけるIPF及びLPFの周波数特
性を示す図。
【図7】同実施例におけるIPFの出力特性を示す図。
【図8】同実施例におけるLPFの出力特性を示す図。
【図9】同実施例における選択回路の周波数特性を示す
図。
【図10】同実施例の変形例を示すブロック構成図。
【図11】この発明の他の実施例を示すブロック構成
図。
【図12】同他の実施例の変形例を示すブロック構成
図。
【図13】固体撮像素子から得られる色信号の周波数特
性を示す図。
【図14】従来の輪郭補正回路を示すブロック構成図。
【符号の説明】
11〜13…入力端子、14〜16…1H遅延回路、1
7〜19…出力端子、20…加算回路、21…選択回
路、22…入力端子、23…加算回路、24…選択回
路、25…1H遅延回路、26…垂直LPF、27…垂
直HPF、28…BPF、29…加算回路、30…出力
端子、31,32…IPF、33,34…遅延回路、3
5,36…加算回路、37…1H遅延回路、38…垂直
LPF、39…垂直HPF、40…BPF、41…加算
回路、42…IPF、43…LPF、44…選択回路、
45…入力端子、46…出力端子、47,48…LP
F、49…加算回路、50,51…LPF。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/04 - 9/11

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の固体撮像素子と、この第1の固体
    撮像素子に対して水平方向に1/2絵素ピッチだけ空間
    的にずらせて配置された第2及び第3の固体撮像素子
    と、前記第1乃至第3の固体撮像素子の出力をそれぞれ
    互いに同相の周波数fs なるクロックでアナログ/デジ
    タル変換することにより、第1乃至第3のデジタル色信
    号を得るA/D変換手段と、このA/D変換手段から出
    力される第2及び第3のデジタル色信号を所定の比率で
    加算する第1の加算手段と、この加算手段の出力信号の
    位相を前記1/2絵素ピッチに対応した分だけずらせる
    第1のフィルタと、この第1のフィルタの出力信号に対
    して前記A/D変換手段から出力される第1のデジタル
    色信号を前記空間的な位相関係を満たすように位相制御
    する位相制御手段と、この位相制御手段の出力信号と前
    記第1のフィルタの出力信号とを加算平均処理する第2
    の加算手段と、この第2の加算手段の出力信号を複数ラ
    インに渡って処理することで、水平垂直方向に輪郭補正
    された信号を得る輪郭補正手段と、この輪郭補正手段の
    出力信号がそれぞれ供給されるもので、fs /2までの
    周波数特性が同等でfs /2以上の周波数特性が逆特性
    となり、互いの出力信号の位相が前記1/2絵素ピッチ
    に対応した分だけずらされる第2及び第3のフィルタ
    と、この第2及び第3のフィルタの互いに位相が前記1
    /2絵素ピッチに対応した分だけずれた出力信号を、前
    記周波数fs なるクロックに基づいて選択的に導出する
    選択手段とを具備してなることを特徴とする多板式カラ
    ー撮像装置の輪郭補正回路。
  2. 【請求項2】 前記位相制御手段は、遅延手段であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の多板式カラー撮像装置の
    輪郭補正回路。
  3. 【請求項3】 前記位相制御手段は、fs /2までの周
    波数特性が前記第1のフィルタと同等である低域通過フ
    ィルタであることを特徴とする請求項1記載の多板式カ
    ラー撮像装置の輪郭補正回路。
  4. 【請求項4】 第1の固体撮像素子と、この第1の固体
    撮像素子に対して水平方向に1/2絵素ピッチだけ空間
    的にずらせて配置された第2及び第3の固体撮像素子
    と、前記第1乃至第3の固体撮像素子の出力をそれぞれ
    互いに同相の周波数fs なるクロックでアナログ/デジ
    タル変換することにより、第1乃至第3のデジタル色信
    号を得るA/D変換手段と、このA/D変換手段から出
    力される第2及び第3のデジタル色信号を所定の比率で
    加算する第1の加算手段と、この加算手段の出力信号の
    位相を前記1/2絵素ピッチに対応した分だけずらせる
    第1のフィルタと、この第1のフィルタの出力信号に対
    して前記A/D変換手段から出力される第1のデジタル
    色信号を前記空間的な位相関係を満たすように位相制御
    する位相制御手段と、この位相制御手段の出力信号と前
    記第1のフィルタの出力信号とを加算平均処理する第2
    の加算手段と、この第2の加算手段の出力信号を複数ラ
    インに渡って処理することで、水平垂直方向に輪郭補正
    された信号を得る輪郭補正手段と、この輪郭補正手段の
    出力信号がそれぞれ供給されるもので、fs /2までの
    周波数特性が同等でfs /2以上の周波数特性が逆特性
    となり、互いの出力信号の位相が前記1/2絵素ピッチ
    に対応した分だけずらされる第2及び第3のフィルタ
    と、この第2及び第3のフィルタの互いに位相が前記1
    /2絵素ピッチに対応した分だけずれた出力信号を加算
    平均処理する第3の加算手段とを具備してなることを特
    徴とする多板式カラー撮像装置の輪郭補正回路。
  5. 【請求項5】 前記位相制御手段は、遅延手段であるこ
    とを特徴とする請求項4記載の多板式カラー撮像装置の
    輪郭補正回路。
  6. 【請求項6】 前記位相制御手段は、fs /2までの周
    波数特性が前記第1のフィルタと同等である低域通過フ
    ィルタであることを特徴とする請求項4記載の多板式カ
    ラー撮像装置の輪郭補正回路。
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