JPWO2011067850A1 - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

1つの画像信号から複数の周波数帯域の画像信号を生成し、これら複数の周波数帯域の画像信号を合成することでノイズを抑圧する帯域処理回路と、折り返し信号を抑圧した輝度信号を生成する輝度色生成回路を有する。帯域処理回路で合成する複数の周波数帯域の画像信号のうちの最も周波数帯域の画像信号には、輝度色生成回路で生成した折り返し信号を抑圧した輝度信号が含まれる。

Description

本発明は、画像信号に生じる折り返し信号を抑圧する画像処理に関するものである。
CCDやCMOSセンサー等の撮像素子の色フィルタには様々な種類が存在し、原色(赤、緑、青)や補色(シアン、マゼンタ、イエロー)の色の組み合わせを有するものが代表的である。
図13は、撮像素子の原色ベイヤー配列を示す図である。4つの画素に対して、1つの赤(R)および1つの青(B)が斜めに配置され、残りの2つの画素に対して緑(G1、G2)が配置されるパターンが繰り返される。
被写体に、撮像素子の分解能を超える高周波成分が含まれていると、その高周波成分の影響によって、撮像素子で生成された画像信号には折り返し信号が生じてしまう。そして、この折り返し信号を抑圧するための方法が、色々と提案されている。
例えば、折り返し信号を抑圧するために、図13に示す原色ベイヤー配列のうち、RおよびB画素の信号を用いずに、G(G1、G2)画素の信号のみを用いて輝度信号を生成する方法がある。
まず、原色ベイヤー配列の撮像素子の出力をデジタル化したRGBの各画素の信号のうち、G画素以外の信号の値を0とする。次に、垂直方向の帯域を制限する垂直ローパスフィルタ(V−LPF)処理、および、水平方向の帯域を制限する水平ローパスフィルタ(H−LPF)処理を行う。こうすることで、各画素に対して、G画素の信号を用いて補間を行った信号が生成され、Gの輝度信号が得られる。以下、この方式で得られた信号を第1輝度信号という。
あるいは、R画素以外の信号の値を0として、同様にV−LPF処理およびH−LPF処理を施してRの輝度信号を生成する。同様に、B画素以外の信号の値を0として、同様にV−LPF処理およびH−LPF処理を施してBの輝度信号を生成する。そして、これらをRの輝度信号とBの輝度信号をGの輝度信号に加えることで得られる信号を第1輝度信号としてもよい。
また、折り返し信号を抑圧するために、図13に示す原色ベイヤー配列の全ての色の信号を用いて輝度信号を生成する方法がある。
原色ベイヤー配列の撮像素子の出力をデジタル化したRGBの各画素の信号のうち、色を区別することなく、全色の画素の信号を用いて、垂直方向の帯域を制限するV−LPF処理、および、水平方向の帯域を制限するH−LPF処理を行い、新たな信号を得る。以下、この方式で得られた信号を第2輝度信号という。
図14は、第1輝度信号と第2輝度信号の解像可能な空間周波数特性を示す図である。
x軸は被写体の水平(H)方向の周波数空間を、y軸は垂直(V)方向の周波数空間を示し、原点から遠ざかるほど空間周波数が高くなる。
G画素の信号のみを用いて生成した第1輝度信号の水平および垂直方向の解像限界は、G画素の配列のナイキスト周波数(π/2)に等しい。しかし、斜め方向はGの画素が存在しないラインが存在するため、斜め方向の限界解像周波数は、水平および垂直方向に比べて低くなり、図14のひし形領域1501の内部が解像可能な空間周波数となる。
これは、R、G、Bの輝度信号を合成して第1輝度信号を生成する場合も同様である。なぜなら、R、G、Bの輝度信号のうち、最も解像度の高い輝度信号が、G画素の信号のみから生成したGの輝度信号であるためである。
一方、第2輝度信号は、全色の画素の信号を用いて輝度信号を生成するため、被写体が無彩色の場合、図のような正方形領域1502が解像可能な空間周波数となる。第1輝度信号と異なり、斜め方向においても全てのラインにいずれかの色の画素が存在することになるため、斜め方向の解像可能な空間周波数は第1輝度信号よりも高くなる。しかしながら、例えば赤い被写体においては、R画素以外の画素からは信号がほとんど出力されないため、被写体が無彩色のときの4分の1の範囲1503の解像度しか得られなくなってしまう。
画像信号に含まれる折り返し信号を抑圧するために、このような第1輝度信号、第2輝度信号の特性を考慮して、輝度信号を生成する方法が提案されている。
例えば、被写体が白黒なのか、カラーなのかに応じて、第1輝度信号と第2輝度信号の混合比率を変化させて輝度信号を生成するものが提案されている(特許文献1)。
また、被写体が図14における斜め方向の相関が強いの否かに応じて、第1輝度信号と第2輝度信号の混合比率を変化させて輝度信号を生成するものが提案されている(特許文献2)。
しかしながら、これらの方法は、折り返し信号を抑圧するという点では優れているが、それ以外のノイズ信号を抑圧するものではない。
例えば、近年は撮像素子の画素の微小化が進んでいる。この画素の微小化に起因してノイズが増加する場合もある。このノイズを信号処理により抑圧する様々な方法が知られているが、ノイズを抑圧することにより、画像がぼけるという影響を与えることが知られている。
これを回避する方法として、画像信号を複数の周波数成分に分割してノイズを抑圧する方法が知られている(特許文献3)。また、画像信号を縮小した縮小画像信号を生成し、この縮小画像信号と元の画像信号を合成することでノイズを抑圧する方法が知られている(特許文献4)。
例えば、入力された画像信号に対して、縮小処理を行うことで、入力された画像よりも低周波成分で構成された縮小画像を生成する。そして、低周波成分の縮小画像信号からエッジ強度を検出し、このエッジ強度に基づいて、エッジ成分を維持すべき領域を求める。そして、このエッジ成分を維持すべき領域の画像がぼけないように、領域ごとに重み付けを変えて、元の画像信号と、低周波成分の縮小画像信号を合成し、新たな画像信号を生成する。
特開2003−348609号公報 特開2008−072377号公報 特開2008−015741号公報 特開2009−199104号公報
しかしながら、この複数の周波数帯域の画像信号を合成することによってノイズを抑圧する方法は、折り返し信号については考慮していない。
原色ベイヤー配列のような単板センサの場合、帯域分割の際に行うダウンサンプリング処理により、補間をせずとも各画素がすべての色信号を有することが可能となる。
その理由について説明する。ここでは、水平方向に半分の画素数にダウンサンプリング処理する場合で説明する。
図15のようにある行の色フィルタがR、G、R、G、R、G・・・の順に配列されているとする。この行において、R信号のみに注目すると、元々2画素に1つの周期で並んでいるR信号がダウンサンプリング処理により1画素毎の信号となる。また、G信号のみに注目した場合も、元々2画素に1つ存在するG信号がダウンサンプリング処理により1画素毎の信号となっている。ただし、G信号のダウンサンプリング処理では、G信号の重心位置をR信号に合わせるため両隣の画素値から平均値を演算することより値を求めている。以上のように、ダウンサンプリング処理を行うことで同じ画素位置に、補間をせずともRGBすべての色信号が生成されることになる。以下、このように同じ画素位置に複数種類の信号が生成されることを同時化と呼ぶ。
ダウンサンプリング処理した画像信号は同時化されているため、元の画像信号をこのダウンサンプリング処理した画像信号と合成するためには、元の画像信号も同時化する必要がある。しかしながら、ダウンサンプリング処理によってノイズを抑圧したにも関わらず、この元の画像信号を同時化することによって、元の画像信号に含まれていた折り返し信号が合成した画像信号に重畳してしまうことになる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、入力信号を複数の帯域に分割することによりノイズ処理などを行う画像処理装置において、撮像素子のサンプリングによる画像信号の折り返し信号も抑圧することが可能な画像処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願請求項1に記載の発明は、画像信号が入力され、前記画像信号から、周波数帯域の異なる複数の画像信号を生成する生成手段と、前記生成手段で生成された前記複数の画像信号を合成する合成手段と、第1の色信号を含む複数の色信号で構成された画像信号が入力され、入力された画像信号のうちの前記第1の色信号に応じていない画素に対して、前記第1の色信号を補間することで得られる画像信号を用いて第1輝度信号を生成する第1輝度信号生成手段と、前記第1の色信号を含む複数の色信号で構成された画像信号が入力され、前記複数の色信号を区別することなく、前記複数の色信号を用いて第2輝度信号を生成する第2輝度信号生成手段と、前記第1輝度信号と前記第2輝度信号を合成、あるいは、いずれかを選択した輝度信号を生成する輝度混合手段とを有し、前記合成手段にて合成する前記複数の画像信号のうちの最も周波数帯域の高い画像信号は、前記輝度混合手段にて生成された輝度信号を含むことを特徴とする画像処理装置を提供する。
同様に、上記課題を解決するため、本願請求項7に記載の発明は、画像信号が入力され、前記画像信号から、周波数帯域の異なる複数の画像信号を生成する生成工程と、前記生成工程で生成された前記複数の画像信号を合成する合成工程と、第1の色信号を含む複数の色信号で構成された画像信号が入力され、入力された画像信号のうちの前記第1の色信号に応じていない画素に対して、前記第1の色信号を補間することで得られる画像信号を用いて第1輝度信号を生成する第1輝度信号生成工程と、前記第1の色信号を含む複数の色信号で構成された画像信号が入力され、前記複数の色信号を区別することなく、前記複数の色信号を用いて第2輝度信号を生成する第2輝度信号生成工程と、前記第1輝度信号と前記第2輝度信号を合成、あるいは、いずれかを選択した輝度信号を生成する輝度混合工程とを有し、前記合成工程にて合成する前記複数の画像信号のうちの最も周波数帯域の高い画像信号は、前記輝度混合工程にて生成された輝度信号を含むことを特徴とする画像処理方法を提供する。
以上説明したように、本発明によれば、画像信号を複数の帯域に分割することによるノイズ抑圧処理を実行しつつ、折り返し信号を抑圧することが可能となる。
本発明の実施形態におけるデジタルカメラの概略構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態における画像処理回路105の構成の一部を示す図である。 図2の画像処理回路105における処理内容を説明するためのフローチャートである。 図2の第1輝度信号生成回路204が第1輝度信号Yaを生成する過程を説明するための図である。 図2の第2輝度信号生成回路205が第2輝度信号Ybを生成する過程を説明するための図である。 彩度Sに対する第1輝度信号の混合率αを示す図である。 拡大回路212におけるアップサンプリング処理を説明するための図である。 図2の合成率算出回路209におけるエッジ検出のフィルタ係数の例を示す図である。 エッジ成分に対する高域階層画像信号の混合率βを示す図である。 本発明の第2の実施形態における画像処理回路105の構成の一部を示す図である。 図10の画像処理回路105における処理内容を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施形態における画像処理回路105の構成の一部を示す図である。 撮像素子の原色ベイヤー配列を示す図である。 第1輝度信号と第2輝度信号の解像可能な空間周波数特性を示す図である。 ダウンサンプリング処理により各画素がすべての色信号を有することを説明するための図である。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の実施の形態におけるデジタルカメラの概略構成を示す図である。本発明は、画像信号に対して画像処理を施すことができる装置であれば、デジタルカメラに限らず、デジタルビデオカメラやパーソナルコンピュータなどでも実現することが可能である。
図1において、光学系101は、ズームレンズやフォーカスレンズから構成されるレンズ群、絞り装置、および、シャッター装置を備えている。この光学系101は、撮像素子102に到達する被写体像の倍率やピント位置、あるいは、光量を調整している。撮像素子102は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサー等の光電変換素子であり、被写体像を電気信号に変換して画像信号を生成する。本実施形態では撮像素子102はCCDで構成されているものとする。
前置処理回路103は、CDS(Correllated Double Sampling)回路や増幅回路を備えている。CDS回路は撮像素子102で生成された画像信号に含まれている暗電流を抑圧し、増幅回路はCDS回路から出力された画像信号を増幅する。A/D変換器104は、前置処理回路103から出力された画像信号をデジタルの画像信号に変換する。
画像処理回路105は、画像信号に対して、ホワイトバランス処理、ノイズ抑圧処理、階調変換処理、輪郭補正処理などを行い、画像信号を輝度信号Yおよび色差信号U、Vとして出力する。また、画像処理回路105は、画像信号から被写体の輝度値や被写体のピント状態を示す合焦値も算出する。画像処理回路105はA/D変換器104から出力された画像信号のみでなく、記録媒体109から読み出した画像信号に対しても同様の画像処理を行うことができる。制御回路106は、本実施形態のデジタルカメラを構成する各回路を制御して、デジタルカメラの動作を統括する。画像処理回路105で処理された画像信号から得られる輝度値や操作部材110から送信された指示に基づいて、光学系101や撮像素子102の駆動制御も行う。
表示メモリ107は、表示装置108で表示する画像の元になる画像信号を一時的に記憶するメモリである。表示装置108は、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイで構成され、撮像素子102で生成された画像信号や、記録媒体109から読み出した画像信号を用いて、画像を表示する。撮像素子102から読み出される連続した画像信号を、随時更新して表示することで、電子的なビューファインダーとして機能することが可能である。表示装置108は画像だけではなく、デジタルカメラの状態表示、ユーザーが選択あるいはカメラが決定したシャッター速度、絞り値、あるいは、感度情報などの文字情報、画像処理回路105にて測定した輝度分布を示すグラフ等も表示することが可能である。記録媒体109は、このデジタルカメラに着脱可能に構成されたものであっても、デジタルカメラに内蔵されたものであってもよい。
操作部材110は、ユーザーがデジタルカメラに指示を送るために操作する部材である。バス111は、画像処理回路105、制御回路106、表示メモリ107、および、記録媒体109の間で画像信号をやり取りするために用いられる。
次に、本実施形態におけるデジタルカメラの撮影時の動作の一例について説明する。
ユーザーによって操作部材110が操作され、撮影準備を開始する指示が送られると、制御回路106がそれぞれの回路の動作の制御を開始する。
撮像素子102が光学系101を透過した被写体像を光電変換してアナログの画像信号を生成し、A/D変換器104が前置処理回路103によって処理されたアナログの画像信号をデジタル化する。画像処理回路105は、A/D変換器104から出力された画像信号に対して、ホワイトバランス処理、ノイズ抑圧処理、階調変換処理、輪郭補正処理などを行う。
画像処理回路105で処理された画像信号は、表示メモリ107を介して、表示装置108で画像として表示される。上述したように、撮像素子102で連続的に画像信号を生成し、表示装置108が読み出される連続した画像信号を用いて、被写体の画像をリアルタイムで更新して表示することで、電子的なビューファインダーとして機能する。
ユーザーが操作部材110に含まれるシャッターボタンを操作するまで、これらの処理を繰り返す。ユーザーがシャッターボタンを操作すると、制御回路106は画像処理回路105で得られた輝度値や合焦値に基づいて光学系101の動作を再調整して静止画の撮影を行う。画像処理回路105が、この静止画の画像信号に対してノイズ抑圧処理を含む種々の画像処理を行う。そして、記録媒体109が画像処理回路105から出力された画像信号を記録する。
ここで、本発明の特徴である、画像処理回路105におけるノイズ抑圧処理について詳細に説明を行う。図2は、画像処理回路105の構成の一部を示す図である。
本実施形態の画像処理回路105は、ホワイトバランス回路201、輝度色生成回路202、および、帯域処理回路203を含む。輝度色生成回路202は、第1輝度信号生成回路204、第2輝度信号生成回路205、輝度混合回路206、および、色生成回路207で構成されている。帯域処理回路203は、ノイズ抑圧回路208、合成率算出回路209、縮小回路210、ノイズ抑圧回路211、拡大回路212、および、画像合成回路213で構成されている。
図3は、画像処理回路105のホワイトバランス回路201、輝度色生成回路202、および、帯域処理回路203における処理内容を説明するためのフローチャートである。画像処理回路105は、A/D変換器104から出力された画像信号を受け取ると、この図3のフローチャートに示す処理を行う。
ステップS301において、ホワイトバランス回路201が、A/D変換器104から受け取った画像信号に対して、ホワイトバランス処理を行う。この時点では、画像信号はRAW形式で構成されており、1画素につき、RGBのいずれか1色の信号を有している。ホワイトバランス回路201は、白とみなせる被写体に対するRGBの信号レベルがほぼ等しくなるように、色信号別にゲイン係数を算出する。なお、ゲイン係数の算出は一般的な方法によって算出すればよいので、詳細は省略する。
ステップS302において、第1輝度信号生成回路204が、第1輝度信号Yaを生成する。図4は、第1輝度信号生成回路204が第1輝度信号Yaを生成する過程を説明するための図である。
第1輝度信号生成回路204は、図4に示すように、ホワイトバランス回路201から出力されたベイヤー配列のRAW形式の画像信号が入力され、このRAW形式の画像信号を色毎の画像信号に分離する。具体的には、G画素以外の画素の信号として0を挿入したG信号からなる画像信号、R画素以外の画素の信号として0を挿入したR信号からなる画像信号、B画素以外の画素の信号として0を挿入したB信号からなる画像信号を生成する。
次に、第1輝度信号生成回路204は、補間処理によって各画素におけるそれぞれの色信号を生成することで、同時化を行う。
例えば、R信号からなる画像信号において、座標(m,n)における補間前の信号をR(m,n)、補間後の信号をRa(m,n)とすると、補間後の信号Ra(m,n)を式(1)〜式(4)のように算出することができる。
Ra(1,1)= R(1,1)・・・(1)
Ra(1,2)={R(1,1)+R(1,3)}/2・・・(2)
Ra(2,1)={R(1,1)+R(3,1)}/2・・・(3)
Ra(2,2)={R(1,1)+R(1,3)+R(3,1)+R(3,3)}/4・・・(4)
B信号からなる画像信号における補間後の信号Ba(m,n)も、同様の方法で算出する。
また、G信号からなる画像信号においては、補間後の信号Ga(m,n)を式(5)〜式(8)のように算出することができる。
Ga(2,2)={G(1,2)+G(3,2)+G(2,1)+G(2,3)}/4・・・(5)
Ga(2,3)={4×G(2,3)+G(1,2)+G(1,4)+G(3,2)+G(3,4)}/8・・・(6)
Ga(3,2)={4×G(3,2)+G(2,1)+G(2,3)+G(4,1)+G(4,3)}/8・・・(7)
Ga(3,3)={G(2,3)+G(4,3)+G(3,2)+G(3,4)}/4・・・(8)
もちろん、これらの補間方法は一例であって、これ以外の公知の様々な補間方法を適用することが可能である。例えば、元の信号の高域の特性劣化を抑止するため、被写体の方向毎の相関をあらかじめ判定しておき、最も相関の高い方向に位置する信号の重み付けを大きくして、補間を行うようにしてもよい。
このようにして求めたRa信号、Ga信号、Ba信号を式(9)に当てはめることにより、座標(m,n)の画素における第1輝度信号Ya(m,n)を求めることができる。
Ya(m,n)=0.3×Ra(m,n)+0.6×Ga(m,n)+0.1×Ba(m,n)・・・(9)
そして、第1輝度信号生成回路204は、求めた第1輝度信号Yaを、輝度混合回路206へ出力する。
なお、ここではRa信号、Ga信号、Ba信号を用いて第1輝度信号Yaを求める例を挙げて説明を行ったが、Ga信号をそのまま第1輝度信号Yaとしても良い。
ステップS303において、第2輝度信号生成回路205が、第2輝度信号Ybを生成する。第2輝度信号Ybは、第1の輝度信号Yaと異なり、色信号を区別することなく、全色の画素の信号を均等に扱って生成される輝度信号である。図5は、第2輝度信号生成回路205が第2輝度信号Ybを生成する過程を説明するための図である。
第2輝度信号生成回路205は、図5に示すように、ホワイトバランス回路201から出力されたRAW形式の画像信号が入力される。第2輝度信号生成回路205は、この、RAW形式の画像信号に対して垂直ローパスフィルタ(V−LPF)処理、および、水平ローパスフィルタ(H−LPF)処理を行い、第2輝度信号Ybとする。このV−LPF処理およびH−LPF処理では、例えば、[1、2、1]で表すことのできるフィルタ係数を用いればよい。あるいは、画像信号のエッジの状態や周囲の画素との相関レベルに応じて、フィルタの方向やフィルタ係数を適応的に変更してもよい。
なお、第2輝度信号生成回路205における処理を省略し、RAW形式の画像信号を、第2輝度信号Ybとして扱うようにしてもよい。すなわち、式(10)〜式(13)のように、画素ごとに第2輝度信号Ybを求めることができる。
Yb(1,1)=R(1,1)・・・(10)
Yb(1,2)=G(1,2)・・・(11)
Yb(2,1)=G(2,1)・・・(12)
Yb(2,2)=B(2,2)・・・(13)
ステップS304において、輝度混合回路206は、第1輝度信号Yaと第2輝度信号Ybを混合し、輝度信号Ypを生成する。輝度混合回路206は、輝度信号Ypに対する第1輝度信号の混合率をαとすると、画素ごとに第1輝度信号Yaおよび第2輝度信号Ybを式(14)に当てはめることで、画素ごとの輝度信号Ypを求めている。
Yp=α×Ya+(1−α)×Yb・・・(14)
ここで、本実施形態では、輝度混合回路206は、被写体の彩度Sに応じて、輝度信号Ypに対する第1輝度信号の混合率αを決定する。この混合率αの求めた方について説明する。輝度混合回路206は第1輝度信号生成回路204と同様に、RAW形式の画像信号を色毎に分離して同時化を行う。そして、式(15)のように、各画素におけるR信号とG信号の差分の絶対値とB信号とG信号の差分の絶対値を加算することで、各画素における彩度Sを求める。
S=|R−G|+|B−G|・・・(15)
輝度混合回路206は、この彩度Sに応じた混合率αを不図示のメモリから読み出す。図6は、彩度Sに対する第1輝度信号の混合率αを示す図である。図6に示すように、輝度混合回路206は、彩度の高い画素においては混合率αを大きくして第1輝度信号Yaの混合率を大きくし、彩度の低い画素においては混合率αを小さくして第2輝度信号Ybの混合率を大きくする。
なお、第1輝度信号Yaと第2輝度信号Ybの混合率の求め方はこの限りではなく、R信号とG信号の差分の絶対値から求めた混合率と、B信号とG信号の差分の絶対値から求めた混合率を乗算して、最終的な混合率を決定しても良い。また、第1輝度信号Yaと第2輝度信号Ybを加算して合成するのではなく、混合率が高いほうの輝度信号のみを選択するようにしてもよい。あるいは、斜め方向の相関が閾値よりも高いと判断された領域が存在する場合には、その領域のみに対して第2輝度信号Ybを用いるように構成しても良い。また、第1輝度信号Yaおよび第2輝度信号Ybの高域成分に含まれる色の構成比が異なるため、被写体の色が偏っていると、第1輝度信号Yaと第2輝度信号Ybの値に大きな差が出る。そこで、第1輝度信号Yaの低域成分と第2輝度信号Ybの高域成分を求めて、これらを合成した第3輝度信号Ycを求め、この第3の輝度信号Ycと第1輝度信号Yaとを上記の混合率で混合するようにしてもよい。
ステップS305において、色生成回路207は、ホワイトバランス回路201から出力されたRGB信号を用いて色差信号Up、Vpを生成する。色生成回路207は、RGB信号に対して色補間処理、偽色除去処理、および、マトリックス変換などを行って色差信号Up、Vpを生成する。色差信号Up、Vpの生成の仕方は一般的な方法を用いればよく、その方法自体は公知であるため、詳細な説明は省略する。
以上のステップS305までの処理によって、輝度色生成回路202の内部で折り返し信号が抑圧された輝度信号Ypと、色差信号Up、Vpが生成され、これらの信号が帯域処理回路203へ出力される。
ステップS306において、縮小回路210が、輝度混合回路206で生成された輝度信号Ypと色生成回路で生成された色差信号Up、Vpを受け取り、これらを用いて帯域を落とした画像信号を生成する。
縮小回路210は、輝度信号Ypと色差信号Up、Vpのそれぞれに対し、[1、2、1]で示されるフィルタ係数を有するV−LPF処理およびH−LPF処理を施す。それから縮小回路210は、水平および垂直方向において画素数が1/2となるように、LPF処理後の輝度信号Yと色差信号Up、Vpにダウンサンプリング処理を施して、輝度信号Ylowと色差信号Ulow、Vlowを生成する。
本実施形態では、低域階層画像信号の最も高い周波数帯域は、高域階層画像信号の最も高い周波数帯域の半分となり、高域階層画像信号の低域側の周波数帯域が、低域階層画像信号の周波数帯域と重畳している。
ステップS307において、ノイズ抑圧回路208が高域階層画像信号に対してノイズ抑圧処理を行い、ノイズ抑圧回路211が低域階層画像信号に対してノイズ抑圧処理を行う。ノイズ抑圧回路208とノイズ抑圧回路211の処理内容は同じなので、ここではノイズ抑圧回路208を例に挙げて、ノイズ抑圧処理の中身について説明する。
ノイズ抑圧回路208は、高域階層画像信号における注目画素と、その注目画素を中心とした5×5画素の範囲に含まれる周辺画素の輝度信号Ypを用いて、ノイズ抑圧処理を行う。
ノイズ抑圧回路208は、注目画素と周辺画素の輝度信号Ypの差分の絶対値を演算し、閾値と比較する。すなわち、注目画素の輝度信号をYp(s,t)、周辺画素の輝度信号をYp(i,j)、閾値をTHとすると、式(16)を満たす輝度信号Y(i,j)を求める。
Yp(i,j)−Yp(s,t)|<TH
ただし、s−2≦i≦s+2、t−2≦j≦t+2・・・(16)
そして、この式を満たすYp(i,j)を抽出し、その平均値を注目画素の輝度信号Yp(s,t)の値として置き換える。
また、ノイズ抑圧回路208は、注目画素の色差信号をUp(s,t)、Vp(s,t)、周辺画素値をUp(i,j)、Vp(i,j)、閾値をTHとすると、式(17)を満たすUp(i,j)とVp(i,j)を求める。
|Up(i,j)−Up(s,t)|+|Vp(i,j)−Vp(s,t)|<TH
ただし、s−2≦i≦s+2、t−2≦j≦t+2・・・(17)
そして、この式を満たすUp(i,j)とVp(i,j)を抽出し、それぞれの平均値を注目画素の色差信号Up(s,t)、Vp(s,t)として置き換える。
ノイズ抑圧回路208は、これらの輝度信号Yp、色差信号Up、Vpに対する処理を全ての画素に対して行うことで、高域階層画像信号のノイズを抑圧する。なお、画像信号の端部の画素については5×5画素の範囲を設定できないため、このような画素については周辺画素の設定方法を適宜変更してノイズの抑圧を行うようにする。
ノイズ抑圧回路211も、同様の処理を低域階層画像信号の輝度信号Ylow、色差信号Ulow、Vlowに対して行うことで、低域階層画像信号のノイズを抑圧する。勿論、ノイズを抑圧する方法はこれに限られるものではなく、一般的に知られている他の様々なノイズの抑圧方法を適用することが可能である。
そして、ノイズ抑圧回路211によってノイズ抑圧処理が行われた低域階層画像信号は、拡大回路212に出力される。拡大回路212は、ノイズ抑圧処理が行われた低域階層画像信号に対してアップサンプリング処理を行い、低域階層画像信号の画素数を、高域域階層画像信号の画素数と等しくする。具体的には、図7に示すように、低域階層画像信号の画素数を2倍に増やすとともに、新たに生成された画素の信号を0とする。それから、例えば、0の値とされた画素に対し、周囲にある画素の値を用いて線形補間を行うことで、全ての位置の画素に対して信号を持たせることができる。これらの処理を、輝度信号Ylow、色差信号Ulow、Vlowのそれぞれに対して行う。
ステップS308において、合成率算出回路209が、高域階層画像信号と低域階層画像信号の合成率を算出する。具体的には、合成率算出回路209は高域階層画像信号の輝度信号Ypに対して、図8に示すフィルタを用いて各画素におけるエッジ成分を求める。そして、合成算出回路209は、このエッジ成分に応じた混合率βを不図示のメモリから読み出す。図9は、エッジ成分に対する高域階層画像信号の混合率βを示す図である。図9に示すように、合成率算出回路209は、エッジ成分の高い画素においては混合率βを大きくして高域階層画像信号の混合率を大きくし、エッジ成分の低い画素においては混合率βを小さくして低域階層画像信号の混合率を大きくする。
ステップS309において、画像合成回路213が、合成率算出回路209で求められた混合率βを用いて、高域階層画像信号の輝度信号Ypと低域階層画像信号Ylowを合成し、輝度信号Yを得る。具体的には、ノイズ抑圧回路208でノイズ抑圧処理が施された高域階層画像信号の輝度信号Ypと、拡大回路212で拡大処理された低域階層画像信号の輝度信号Ylowを、式(18)を用いて加算する。
Y=β×Yp+(1−β)×Ylow・・・(18)
同様に、ノイズ抑圧回路208でノイズ抑圧処理が施された高域階層画像信号の色差信号Up、Vpと、拡大回路212で拡大処理された低域階層画像信号の輝度信号Ulow、Vlowを、式(19)、式(20)を用いて加算する。
U=β×Up+(1−β)×Ulow・・・(19)
V=β×Vp+(1−β)×Vlow・・・(20)
以上のように、予め折り返し信号を抑圧した画像信号から、複数の周波数帯域の画像信号を生成する構成としたことで、これらの複数の周波数帯域の画像信号を合成した場合であっても、折り返し信号を抑制することが可能となる。
なお、本実施形態では1つの階層の低域階層画像信号しか生成しない構成を例にあげて説明を行ったが、これに限られるものではない。縮小回路210、ノイズ抑圧回路211および拡大回路212をそれぞれ複数設け、異なる周波数帯域で多階層化した低域階層画像信号のそれぞれに対してノイズ抑圧処理を行い、それらを画像合成回路213で合成するようにしても良い。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態では、複数の周波数帯域の画像信号を生成し、これら複数の画像信号の一部の画像信号に対して、折り返し信号の抑圧処理を行うものである。基本的な構成は第1の実施形態と同様であり、異なる点を中心に説明を行う。
図10は、本実施形態における画像処理回路105の構成の一部を示す図である。図10のうち、図2と同じ構成を有する回路には、図2と同じ符号を付与している。本実施形態の画像処理回路105は、ホワイトバランス回路201、輝度色生成回路202、および、帯域処理回路1003を含む。
帯域処理回路1003は、ノイズ抑圧回路208、合成率算出回路209、縮小回路1010、ノイズ抑圧回路211、拡大回路212、および、画像合成回路213で構成されている。第1の実施形態では、輝度信号Ypと色差信号Up、Vpを縮小回路210に入力することで、輝度信号Ylowと色差信号Ulow、Vlowを生成していた。これに対し、本実施形態では、ホワイトバランス回路201から出力されたRAW形式のRGB信号から、輝度信号Ylowと色差信号Ulow、Vlowを生成し、高域階層画像信号にのみ折り返し信号の抑圧処理を施す点が異なる。
図11は、画像処理回路105のホワイトバランス回路201、輝度色生成回路202、および、帯域処理回路1003における処理内容を説明するためのフローチャートである。
ステップS1101において、ホワイトバランス回路201が、A/D変換器104から受け取った画像信号に対して、ホワイトバランス処理を行う。
ステップS1102において、縮小回路1010が、ベイヤー配列のRAW形式の画像信号を、色毎の画像信号に分離する。具体的には、G画素以外の画素の信号として0を挿入したG信号からなる画像信号、R画素以外の画素の信号として0を挿入したR信号からなる画像信号、B画素以外の画素の信号として0を挿入したB信号からなる画像信号を生成する。そして、それぞれの色の画像信号に対して、例えば[1、2、1]で表すことのできるフィルタ係数を用いて、V−LPF処理およびH−LPF処理を施して同時化を行う。それから縮小回路1010は、同時化したそれぞれの色の画像信号に対してダウンサンプリング処理を施して、水平および垂直方向において画素数が1/2となる画像信号を生成する。そして、これらのダウンサンプリング処理を施した画像信号を用いて式(9)の演算を行うことで、輝度信号Ylowと色差信号Ulow、Vlowを生成する。
ステップS1103において、第1輝度信号生成回路204が、図3のステップS302と同様の処理により、ホワイトバランス回路201から出力されたベイヤー配列のRAW形式の画像信号から、第1輝度信号Yaを生成する。
ステップS1104において、第2輝度信号生成回路205が、図3のステップS303と同様の処理により、ホワイトバランス回路201から出力されたベイヤー配列のRAW形式の画像信号から、第2輝度信号Ybを生成する。
ステップS1105において、輝度混合回路206は、図3のステップS304と同様の処理により、第1輝度信号Yaと第2輝度信号Ybを混合し、輝度信号Ypを生成する。
ステップS1106において、色生成回路207は、図3のステップS305と同様の処理により、ホワイトバランス回路201から出力されたRGB信号を用いて色差信号Up、Vpを生成する。
ステップS1107において、ノイズ抑圧回路208が高域階層画像信号に対してノイズ抑圧処理を行い、ノイズ抑圧回路211が縮小回路1010から出力された低域階層画像信号に対してノイズ抑圧処理を行う。これらのノイズ抑圧処理は図3のステップS307と同様の処理である。
ステップS1108において、合成率算出回路209が、図3のステップS308と同様の処理により、高域階層画像信号と低域階層画像信号の合成率を算出する。
ステップS1109において、画像合成回路213が、図3のステップS309と同様の処理により、合成率算出回路209で求められた混合率βを用いて、高域階層画像信号と低域階層画像信号を合成する。
このように本実施形態では、高域階層画像信号に対しては折り返し信号を抑圧するための処理を行っているが、縮小回路1010から出力された低域階層画像信号に対しては、折り返し信号を抑圧するための処理を行っていない。これは、低域階層画像信号を生成する過程で、この画像信号にはローパスフィルタ処理が施されて画像信号が平滑化されているため、折り返し信号の影響がすでに抑圧されていると考えられるためである。
このように、1つの画像信号から複数の周波数帯域の画像信号を生成し、最も高い周波数帯域の画像信号に対して予め折り返し信号を抑圧することで、これらの複数の周波数帯域の画像信号を合成した場合でも折り返し信号を抑制することが可能となる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。第1の実施形態では、帯域処理回路203において、元の画像信号よりも周波数帯域を低くした別の画像信号を生成したが、本実施形態では、元の画像信号を周波数帯域が重ならない複数の周波数成分に分離する点で異なる。
図12は、画像処理回路105の別の構成の一部を示す図である。図12のうち、図2と同じ構成を有する回路には、図2と同じ符号を付与している。本実施形態の画像処理回路105は、ホワイトバランス回路201、輝度色生成回路202、および、帯域処理回路1203を含む。
輝度色生成回路202より出力された折り返し信号が抑圧された輝度信号Ypおよび色差信号Up、Vpは、まず帯域処理回路1203のLPF1211およびハイパスフィルタ(HPF)1212に入力される。
LPF1211は、図2の縮小回路210と同様に輝度信号Ypと色差信号Up、Vpのそれぞれに対してV−LPF処理およびH−LPF処理を施し、輝度信号Ylow1と色差信号Ulow1、Vlow1を生成する。このV−LPF処理およびH−LPF処理は、例えば[1、2、1]で示されるフィルタ係数を有する。
HPF1212は、輝度色生成回路202より出力された輝度信号Yp、色差信号Up、Vpから、LPF1211で生成された輝度信号Ylow1、色差信号Ulow1、Vlow1を減算する。その結果、HPF1212は、輝度信号Ypおよび色差信号Up、Vpの高周波成分である輝度信号Yhigh1および色差信号Uhigh1、Vhigh1を抽出することができる。
輝度信号Yhigh1および色差信号Uhigh1、Vhigh1はノイズ抑圧回路1213に入力され、図2のノイズ抑圧回路208と同様の方法でノイズ抑圧処理が施される。また、輝度信号Yhigh1および色差信号Uhigh1、Vhigh1は合成率算出回路1214に入力され、図2の合成率算出回路209と同様の方法で合成率が算出される。
LPF1211で生成された輝度信号Ylow1と色差信号Ulow1、Vlow1は、ダウンサンプリング(DS)回路1215に入力される。DS回路1215は、水平および垂直方向において画素数が1/2となるように、輝度信号Ylow1と色差信号Ulow1、Vlow1にダウンサンプリング処理を施して、輝度信号Ypと色差信号Up、Vpを生成する。
DS回路1215から出力された輝度信号Ypおよび色差信号Up、Vpは、LPF1216およびHPF1217に入力される。
LPF1216は、図2の縮小回路210と同様に輝度信号Ypと色差信号Up、Vpのそれぞれに対してV−LPF処理およびH−LPF処理を施し、輝度信号Ylow2と色差信号Ulow2、Vlow2を生成する。
HPF1217は、DS回路1215より出力された輝度信号Yp、色差信号Up、Vpから、LPF1216で生成された輝度信号Ylow2、色差信号Ulow2、Vlow2を減算する。その結果、HPF1217は、輝度信号Ypおよび色差信号Up、Vpの高周波成分である輝度信号Yhigh2および色差信号Uhigh2、Vhigh2を抽出することができる。
輝度信号Yhigh2および色差信号Uhigh2、Vhigh2はノイズ抑圧回路1218に入力され、図2のノイズ抑圧回路208と同様の方法でノイズ抑圧処理が施される。また、輝度信号Yhigh2および色差信号Uhigh2、Vhigh2は合成率算出回路1219に入力され、図2の合成率算出回路209と同様の方法で合成率が算出される。
LPF1216で生成された輝度信号Ylow2と色差信号Ulow2、Vlow2は、DS回路1220に入力される。DS回路1220は、水平および垂直方向において画素数が1/2となるように、輝度信号Ylow2と色差信号Ulow2、Vlow2にダウンサンプリング処理を施して、輝度信号Ypと色差信号Up、Vpを生成する。
DS回路1220から出力された輝度信号Ypおよび色差信号Up、Vpは、LPF1221およびHPF1222に入力される。
LPF1221は、図2の縮小回路210と同様に、輝度信号Ypと色差信号Up、Vpのそれぞれに対してV−LPF処理およびH−LPF処理を施し、輝度信号Ylow3と色差信号Ulow3、Vlow3を生成する。
HPF1222は、DS回路1215より出力された輝度信号Yp、色差信号Up、Vpから、LPF1221で生成された輝度信号Ylow3、色差信号Ulow3、Vlow3を減算する。その結果、HPF1222は、輝度信号Ypおよび色差信号Up、Vpの高周波成分である輝度信号Yhigh3および色差信号Uhigh3、Vhigh3を抽出することができる。
輝度信号Yhigh3および色差信号Uhigh3、Vhigh3はノイズ抑圧回路1223に入力され、図2のノイズ抑圧回路208と同様の方法でノイズ抑圧処理が施される。また、輝度信号Yhigh3および色差信号Uhigh3、Vhigh3は合成率算出回路1224に入力され、図2の合成率算出回路209と同様の方法で合成率が算出される。
LPF1221で生成された輝度信号Ylow3と色差信号Ulow3、Vlow3は、DS回路1225に入力される。DS回路1225は、水平および垂直方向において画素数が1/2となるように、輝度信号Ylow3と色差信号Ulow3、Vlow3にダウンサンプリング処理を施して、輝度信号Ypと色差信号Up、Vpを生成する。
輝度信号Ypおよび色差信号Up、Vpはノイズ抑圧回路1226に入力され、図2のノイズ抑圧回路208と同様の方法でノイズ抑圧処理が施される。
輝度信号Yhigh1、輝度信号Yhigh2、輝度信号Yhigh3、および、輝度信号Ypは互いの周波数帯域が重畳しておらず、輝度信号Yhigh1からYpに向かってその周波数帯域が低くなる。これは色差信号Uhigh1乃至Up、Vhigh1乃至Vpについても同様である。
拡大回路1227は、ノイズ抑圧回路1226から出力されたそれぞれの信号に対してアップサンプリング処理を行い、ノイズ抑圧回路1226から出力された信号の画素数を、ノイズ抑圧回路1223から出力された信号の画素数と等しくする。画像合成回路1228は、合成率算出回路1224で求められた合成率を用いて、図2の画像合成回路213と同様の方法で、拡大回路1227から出力された信号とノイズ抑圧回路1223から出力された信号を合成する。
拡大回路1229は、画像合成回路1228から出力された信号に対してアップサンプリング処理を行い、画像合成回路1228から出力された信号の画素数を、ノイズ抑圧回路1218から出力された信号の画素数と等しくする。画像合成回路1230は、合成率算出回路1219で求められた合成率を用いて、図2の画像合成回路213と同様の方法で、拡大回路1229から出力された信号とノイズ抑圧回路1218から出力された信号を合成する。
さらに、拡大回路1231は、画像合成回路1230から出力された信号に対してアップサンプリング処理を行い、画像合成回路1230から出力された信号の画素数を、ノイズ抑圧回路1213から出力された信号の画素数と等しくする。画像合成回路1232は、合成率算出回路1214で求められた合成率を用いて、図2の画像合成回路213と同様の方法で、拡大回路1231から出力された信号とノイズ抑圧回路1213から出力された信号を合成する。
このように、予め折り返し信号を抑圧した画像信号から、複数の周波数帯域の画像信号に分割する構成としたことで、これらの複数の周波数帯域の画像信号を合成した場合でも折り返し信号を抑制することが可能となる。
以上のように、上述したいずれの実施形態においても、合成される複数の周波数帯域の画像信号のうち、最も高い周波数帯域の画像信号においては、輝度混合回路にて生成された輝度信号が含まれている。このように構成することで、最も高い周波数帯域の画像信号における折り返し信号が抑圧されているため、それよりも低い周波数帯域の画像信号と合成した場合であっても、折り返し信号の影響はほとんど増加することはない。
なお、上述した実施形態では、元の画像信号を縮小することで低域階層画像信号を生成していたが、画像信号を縮小せずに、元の画像信号にLPF処理を施すことで低域階層画像信号を生成するようにしてもよい。
なお、本発明は、合成される複数の周波数帯域の画像信号のうち、最も高い周波数帯域の画像信号に輝度混合回路で生成した輝度信号が含まれている構成であれば、輝度混合回路を配置する位置は、上述した実施形態に限定されるものではない。
(他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
201 ホワイトバランス部
202 輝度色生成回路
203、1003、1203 帯域処理回路
204 第1輝度信号生成回路
205 第2輝度信号生成回路
206 輝度混合回路
207 色生成回路
208、211、1213、1218、1223、1226 ノイズ抑圧回路
209、1214、1219、1224 合成率算出回路
210、1010 縮小回路
212、1227、1229、1231 拡大回路
213、1228、1230、1232 画像合成回路
1211、1216、1221 ローパスフィルタ(LPF)
1212、1217、1222 ハイパスフィルタ(HPF)
1215、1220、1225 ダウンサンプリング(DS)回路
上記課題を解決するため、本願請求項1に記載の発明は、画像信号が入力され、前記画像信号から、周波数帯域の異なる複数の画像信号を生成する生成手段と、前記生成手段で生成された前記複数の画像信号を合成する合成手段と、第1の色信号を含む複数の色信号で構成された画像信号が入力され、入力された画像信号のうちの前記第1の色信号に応じていない画素に対して、前記第1の色信号を補間することで得られる画像信号を用いて第1輝度信号を生成する第1輝度信号生成手段と、前記第1の色信号を含む複数の色信号で構成された画像信号が入力され、前記複数の色信号を区別することなく、前記複数の色信号を用いて第2輝度信号を生成する第2輝度信号生成手段と、前記第1輝度信号と前記第2輝度信号を合成、あるいは、いずれかを選択した輝度信号を生成する輝度混合手段とを有し、前記周波数帯域の異なる複数の画像信号のうち、第1の周波数帯域の画像信号は、前記第1輝度信号生成手段および前記第2輝度信号生成手段に入力され、前記複数の画像信号のうち、前記第1の周波数帯域よりも周波数帯域の低い第2の周波数帯域の画像信号は、前記第1輝度信号生成手段および前記第2輝度信号生成手段に入力されないものであって、前記合成手段は、前記輝度混合手段で生成された輝度信号と、前記第2の周波数帯域の画像信号から生成された輝度信号を合成することを特徴とする画像処理装置を提供する。
同様に、上記課題を解決するため、本願請求項に記載の発明は、画像信号が入力され、前記画像信号から、周波数帯域の異なる複数の画像信号を生成する生成工程と、前記生成工程で生成された前記複数の画像信号を合成する合成工程と、第1の色信号を含む複数の色信号で構成された画像信号が入力され、入力された画像信号のうちの前記第1の色信号に応じていない画素に対して、前記第1の色信号を補間することで得られる画像信号を用いて第1輝度信号を生成する第1輝度信号生成工程と、前記第1の色信号を含む複数の色信号で構成された画像信号が入力され、前記複数の色信号を区別することなく、前記複数の色信号を用いて第2輝度信号を生成する第2輝度信号生成工程と、前記第1輝度信号と前記第2輝度信号を合成、あるいは、いずれかを選択した輝度信号を生成する輝度混合工程とを有し、前記周波数帯域の異なる複数の画像信号のうち、第1の周波数帯域の画像信号は、前記第1輝度信号生成工程および前記第2輝度信号生成工程で処理され、前記複数の画像信号のうち、前記第1の周波数帯域よりも周波数帯域の低い第2の周波数帯域の画像信号は、前記第1輝度信号生成工程および前記第2輝度信号生成工程で処理されないものであって、前記合成工程では、前記輝度混合手段で生成された輝度信号と、前記第2の周波数帯域の画像信号から生成された輝度信号を合成することを特徴とする画像処理方法を提供する。

Claims (11)

  1. 画像信号が入力され、前記画像信号から、周波数帯域の異なる複数の画像信号を生成する生成手段と、
    前記生成手段で生成された前記複数の画像信号を合成する合成手段と、
    第1の色信号を含む複数の色信号で構成された画像信号が入力され、入力された画像信号のうちの前記第1の色信号に応じていない画素に対して、前記第1の色信号を補間することで得られる画像信号を用いて第1輝度信号を生成する第1輝度信号生成手段と、
    前記第1の色信号を含む複数の色信号で構成された画像信号が入力され、前記複数の色信号を区別することなく、前記複数の色信号を用いて第2輝度信号を生成する第2輝度信号生成手段と、
    前記第1輝度信号と前記第2輝度信号を合成、あるいは、いずれかを選択した輝度信号を生成する輝度混合手段とを有し、
    前記合成手段にて合成する前記複数の画像信号のうちの最も周波数帯域の高い画像信号は、前記輝度混合手段にて生成された輝度信号を含むことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記生成手段は、前記輝度混合手段にて生成された輝度信号を含む画像信号が入力されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1輝度信号生成手段および前記第2輝度信号生成手段は、前記生成手段で生成された複数の画像信号のうちの最も周波数帯域の高い画像信号が入力されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記生成手段は、入力された画像信号よりも周波数帯域の低い画像信号を生成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記第1輝度信号生成手段および前記第2輝度信号生成手段は、ベイヤー配列の撮像素子で生成された赤、緑、および、青の色信号で構成された画像信号が入力され、
    前記第1の色信号が緑の色信号であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記生成手段にて生成された複数の画像信号のそれぞれに対して、ノイズ抑圧処理を行うノイズ抑圧手段を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 画像信号が入力され、前記画像信号から、周波数帯域の異なる複数の画像信号を生成する生成工程と、
    前記生成工程で生成された前記複数の画像信号を合成する合成工程と、
    第1の色信号を含む複数の色信号で構成された画像信号が入力され、入力された画像信号のうちの前記第1の色信号に応じていない画素に対して、前記第1の色信号を補間することで得られる画像信号を用いて第1輝度信号を生成する第1輝度信号生成工程と、
    前記第1の色信号を含む複数の色信号で構成された画像信号が入力され、前記複数の色信号を区別することなく、前記複数の色信号を用いて第2輝度信号を生成する第2輝度信号生成工程と、
    前記第1輝度信号と前記第2輝度信号を合成、あるいは、いずれかを選択した輝度信号を生成する輝度混合工程とを有し、
    前記合成工程にて合成する前記複数の画像信号のうちの最も周波数帯域の高い画像信号は、前記輝度混合工程にて生成された輝度信号を含むことを特徴とする画像処理方法。
  8. 前記生成工程において、前記輝度混合工程にて生成された輝度信号を含む画像信号が入力されることを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
  9. 前記第1輝度信号生成工程および前記第2輝度信号生成工程において、前記生成工程で生成された複数の画像信号のうちの最も周波数帯域の高い画像信号が入力されることを特徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
  10. 請求項7に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるために前記コンピュータが読み出すことが可能なプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムを記憶した記憶媒体。
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