JP3417397B2 - 無機質塗料 - Google Patents

無機質塗料

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ゆかり 市川
茂 横山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水ガラス系などの
無機質塗料に係り、特に耐水性が高く且つ白華が発生し
にくい無機質塗料に関する。
【0002】
【従来の技術】水ガラスを基材に塗布して焼付け処理す
ると、基材表面に美麗なガラス質の塗膜が形成されるこ
とは周知である。
【0003】この水ガラスによって形成された塗膜の耐
水性を高めたり、白華発生を防止するために水ガラス系
塗料に金属リン酸塩や、酸化亜鉛、酸化ジルコニウムな
どを添加することが公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】金属リン酸塩を添加す
ることにより、塗布された塗料の効果が促進され、耐水
性が向上することがあるが、この塗料をセメント系基板
に塗布した場合、塗料中のリンが基板中のカルシウムと
反応して白華が発生する。
【0005】また、酸化亜鉛等を添加することにより硬
化が促進されるが、耐水性や白華防止効果が充分ではな
い。
【0006】本発明は、耐水性及び白華防止性に優れた
無機質塗料を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の無機質塗料は、
アルカリ金属珪酸塩を含有する無機質塗料において、S
iO/Al(モル比)が4.0以上かつR
(RはNa,K又はLi)/Al(モル比)が
0.20以下であるゼオライトを含有することを特徴と
するものである。
【0008】かかる無機質塗料にあっては、添加された
ゼオライトがアルカリ金属珪酸塩中のアルカリ成分を吸
着固定することにより、塗膜の耐水性が向上すると共に
白華が防止される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の無機質塗料を構成するア
ルカリ金属珪酸塩は、ナトリウム系、カリウム系、リチ
ウム系などのいずれでもよいが、価格の点からしてナト
リウム系のものが好適であり、水ガラスとして市販され
ているものを用いるのが最も好ましい。
【0010】このアルカリ金属珪酸塩に添加するゼオラ
イトは、SiO/Al(モル比)が4.0以
上、好ましくは4.0〜100特に10〜70である。
【0011】このゼオライトは、RO/Al
(モル比)が0.20以下、好ましくは0.20〜
0.02特に好ましくは0.10〜0.02である。
【0012】この特定のSiO/Al比及びR
O/Al比を有するゼオライトは、Na、Kあ
るいはLiを吸着固定する能力に優れる。
【0013】このゼオライトは、比表面積が500
/g以上好ましくは500〜1000 /g特に好ま
しくは700〜1000 /gの微細なものが好まし
い。
【0014】このゼオライトはアルカリ金属珪酸塩に対
し、5モル%以上特に10〜30モル%の割合にて添加
されることが好ましい。
【0015】本発明の無機質塗料は、必要に応じ金属リ
ン酸塩、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウ
ム等の硬化剤を含有してもよい。
【0016】また、珪石などのフィラーを含有してもよ
く、各種の顔料を含有してもよい。
【0017】本発明の無機質塗料は、必要に応じ水が添
加され、塗布し易い粘性とされる。水の添加量は適度な
粘性となるように適宜実験して定めればよい。
【0018】この無機質塗料は、スプレー、はけ塗り、
ロール掛け、浸漬など各種方法によって基材表面に塗布
され、次いで100〜200℃程度で焼付け処理され、
塗膜を形成する。
【0019】塗膜の厚みは任意であるが、建材として用
いる場合には0.1〜0.5mm程度が好適である。
【0020】基材がセメント系、珪酸カルシウム系など
カルシウム成分を含む場合に白華防止効果が奏される。
ただし、本発明の無機質塗料は、金属パネル、樹脂パネ
ル、陶磁器タイルなど各種の基材表面に適用される。
【0021】なお、基材に無機質塗料を塗布する場合
に、基材表面にプライマー処理を施したり、塗膜と基材
とのなじみをよくするための下地層を形成する等の手段
を採用してもよい。
【0022】本発明の無機質塗料を製造するには、水ガ
ラス等のアルカリ金属珪酸塩とゼオライトとを混合すれ
ばよい。
【0023】ゼオライトについては必要に応じ予め所定
粒度以下まで粉砕しておくのが好ましい。
【0024】ゼオライト以外の添加剤を添加する場合、
ゼオライトの粉砕時に混合粉砕するのが好ましいが、別
々に水ガラスと混合してもよい。
【0025】
【実施例】実施例1〜12、比較例1〜12 表1に示した水ガラス以外の調合物をポットミルにて1
5時間粉砕し、スラリーとした。このスラリーとナトリ
ウム水ガラス3号とを表1,2に示す割合にて混合攪拌
して無機質塗料とした。
【0026】用いたゼオライトNo.1,2,3,4,
11,12,13は表2に示すSiO/Al
(モル比)、アルカリ金属珪酸塩/SiO(モル
比)及び比表面積を有する。No.1〜4のゼオライト
は実施例に用いられるものであり、No.11〜13の
ゼオライトは比較例に用いられるものである。
【0027】なお、用いたゼオライトの合成方法は、以
下の通りである。 [ゼオライト合成方法]No.11,12,13につい
ては、ケイ酸ナトリウム、シリカゲル、アルミン酸ナト
リウムを出発原料として、室温から200℃の範囲の水
熱条件下で結晶化して合成した。
【0028】No.1〜4については、ケイ酸ナトリウ
ム、シリカゲル、アルミン酸ナトリウムを出発原料と
し、室温から200℃の範囲の水熱条件下で結晶化して
得られたものをさらに0.2Nの塩酸で処理して作製し
た。
【0029】基材として、厚さ15mmのセメント系押
出し板を表面温度が80℃となるように予め乾燥機で加
熱しておき、この上に無機質塗料を被覆量が1m当り
200gの割合にてスプレー塗布した後、115℃で4
0分、165℃で2時間加熱硬化させて無機塗膜を形成
した。
【0030】このようにして得られた各試験片につい
て、耐煮沸性、耐薬品性、煮沸によるNaイオンの溶出
量を調べ、塗膜としての性能を調べた。結果を表3に示
す。
【0031】なお、耐沸騰水性は試験片を沸騰水中に8
時間浸漬して塗膜のしわ、膨れ、割れ、剥がれ、光沢変
化、白化を観察した。表3中の評価欄において、○は全
く変化の見られないもの、△はわずかに変化の見られた
もの、×はいずれかの変化が顕著に見られたものを示
す。
【0032】耐酸性は、JIS K 5400の8.2
2に準じ、硫酸5%溶液を使用し、浸漬後24時間後の
外観により評価した。耐アルカリ性は、8.21に準
じ、水酸化ナトリウム5%溶液を使用し、浸漬後24時
間後の外観により評価した。△はわずかに析出物の見ら
れるもの、×は顕著に析出物が見られるものを示す。
【0033】Naイオンの溶出量試験は、次に述べる方
法で行った。即ち開口部の断面積が38cmである樹
脂製カップの底に穴をあけ、開口部の縁が塗膜に接する
よう逆さまにシリコンシーリング材で試験片を固着させ
る。シーリング材を一晩常温で硬化させた後、底にあけ
た穴から蒸留水を150ml注ぎ、80℃の乾燥器中で
8時間放置する。カップから注ぎだした溶出液は最終的
に200mlとなるように蒸留水を足し、イオンクロマ
トグラフ法で、濃度を測定した。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
【表3】
【0037】表3の通り、本発明例に係る無機質塗料に
よって形成された実施例1〜12の塗膜は、耐水性、耐
酸性、耐アルカリ性に優れ、しかもNaイオン溶出量も
著しく少ない。
【0038】
【発明の効果】以上の通り、本発明によると、耐水性に
優れ、且つNa溶出量が少なく従って白華防止性に優れ
た塗膜を形成することができる無機質塗料が提供され
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑中 郁則 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株 式会社イナックス内 (72)発明者 三浦 正嗣 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株 式会社イナックス内 (56)参考文献 特開 昭56−152869(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 1/02 C09D 7/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルカリ金属珪酸塩を含有する無機質塗
    料において、SiO /Al(モル比)が4.0
    以上かつRO(RはNa,K又はLi)/Al
    (モル比)が0.20以下であるゼオライトを含有する
    ことを特徴とする無機質塗料。
  2. 【請求項2】 請求項1において、該ゼオライトのSi
    /Al(モル比)が10〜70であることを
    特徴とする無機質塗料。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、該ゼオライト
    の比表面積が500 /g以上であることを特徴とす
    る無機質塗料。
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