JP3417093B2 - スペアタイヤキャリアの回動規制機構 - Google Patents

スペアタイヤキャリアの回動規制機構

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JP3417093B2 JP26950594A JP26950594A JP3417093B2 JP 3417093 B2 JP3417093 B2 JP 3417093B2 JP 26950594 A JP26950594 A JP 26950594A JP 26950594 A JP26950594 A JP 26950594A JP 3417093 B2 JP3417093 B2 JP 3417093B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、車両用のスペアタイヤ
を支持するスペアタイヤキャリアの回動規制機構に関
し、特に、車体の後部の外側縁部に設けたヒンジにキャ
リア本体のアーム部の基端部を左右方向へ回動可能に支
持してなるスペアタイヤキャリアを、所定の回動位置か
ら復帰方向への回動を解除可能に規制するための回動規
制機構に関する。 【0002】 【従来の技術】車両用のスペアタイヤを支持するスペア
タイヤキャリアの一形式として、車体の後部の外側縁部
に左右方向へ回動可能に支持してなるスペアタイヤキャ
リアがあり、当該スペアタイヤキャリアにおいてはスペ
アタイヤを支持した状態で車体の後部に解除可能に固定
される。しかして、当該スペアタイヤキャリアにおいて
は、キャリア本体のアーム部の基端部を車体の後部の外
側縁部に設けたヒンジに回動可能に組付けて支持されて
いる。 【0003】一方、当該スペアタイヤキャリアを支持す
る車両においては、車体の後部に荷物を荷揚げし、かつ
車体の後部から荷降しするための開口部と、同開口部を
開閉する開閉ドアを備えたものがあり、スペアタイヤキ
ャリアは開閉ドアにロック機構を介して解除可能に固定
される。開閉ドアとしては、後方かつ上方へ回動させて
開成する1枚のドアタイプ、後方かつ上方へ回動させて
開成する上側ドアおよび後方かつ下方へ回動させて開成
する下側ドアの上下一対のドアタイプとがある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、当該スペア
タイヤキャリアを支持した車両において、後部の開口部
を開放すべく開閉ドアを開成するには、開閉ドアの開成
に先立ってスペアタイヤキャリアの開閉ドアに対する固
定を解除して車体の左右の側方へ回動させて、開閉ドア
の回動時における干渉を回避するために退避させる必要
がある。しかしながら、スペアタイヤキャリアを退避位
置に回動させた状態で放置していると、車両の駐車場所
が左右に傾斜している場合にはスペアタイヤキャリアが
退避位置から開閉ドア側へ回動して、開閉ドアがその開
成時にスペアタイヤキャリアに当接して開成操作に支障
をきたすとともに、開閉ドアを損傷させるおそれがあ
る。 【0005】これに対処すべく、当該スペアタイヤキャ
リアにおいては図7に示すように、車体側に設けたヒン
ジ1に挿通孔1a,1bを設けるとともにこれら両挿通
孔1a,1bに所定長さ挿通されるロッド2を形成し
て、スペアタイヤキャリアを開閉ドアから退避させた状
態で、ロッド2を両挿通孔1a,1bに挿通してスペア
タイヤキャリアのアーム部3を支持する支持ピン4に並
列させ、同ロッド2によりアーム部3の開閉ドア側への
回動を規制する手段が採られている。 【0006】しかしながら、かかる回動規制手段におい
ては、スペアタイヤキャリアを開閉ドアから退避させた
状態でロッド2をヒンジ1の両挿通孔1a,1bに挿通
させるという作業が伴い、この作業を怠るとスペアタイ
ヤキャリアは退避位置から開閉ドア側へ回動するおそれ
がある。かかる回動規制作業はうっかりして怠り易く、
また面倒で故意に怠るここともあり、スペアタイヤキャ
リアの回動を常に確実に規制し得るとはいえず、かなら
ずしも有効な手段ではない。 【0007】従って、本発明の目的は、スペアタイヤキ
ャリアを開閉ドアの退避位置へ所定量回動させると、そ
の回動位置にて開閉ドア側への回動が自動的に規制でき
る回動規制機構を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、車体の後部の
外側縁部に設けたヒンジにキャリア本体のアーム部の基
端部を回動可能に支持してなるスペアタイヤキャリア
を、所定の回動位置から復帰方向への回動を解除可能に
規制するための回動規制機構であり、前記ヒンジに回転
可能に支持されて前記アーム部の支持軸に並列して位置
する操作軸と、同操作軸の長手方向の中間部に固定され
て前記アーム部の基端部側に延びるフックと、同フック
と前記ヒンジとの間に介装されて同フックの先端部を前
記アーム部の基端部の外周に弾撥的に当接させるバネ部
材と、前記アーム部の基端部の外周に設けられ同キャリ
ア本体が所定量回転したとき前記フックが係止されて同
キャリア本体の前記開閉ドア側への回動を規制する係止
部を備えていることを特徴とするものである。 【0009】 【発明の作用・効果】このように構成した回動規制機構
を備えたスペアタイヤキャリアにおいては、フックの先
端部がバネ部材の付勢力にて常にキャリア本体のアーム
部の基端部の外周に弾撥的に当接していて、スペアタイ
ヤキャリアの回動時には同アーム部の基端部の外周を摺
動する。この場合、キャリア本体が開閉ドアに対する退
避位置側へ所定量回動すると、フックの先端部はキャリ
ア本体のアーム部の基端部の外周に設けた係止部に係止
され、キャリア本体の開閉ドア側への回動を規制して同
キャリア本体をその退避位置に保持する。また、この退
避位置に保持されているキャリア本体を回動復帰させる
には、回動規制機構を構成する操作軸をバネ部材に抗し
て回転操作する。これにより、フックは操作軸と一体に
回転して、その先端部をキャリア本体のアーム部の基端
部における係止部から離脱させ、キャリア本体の開閉ド
ア側への回動を許容する。これにより、キャリア本体を
開閉ドア側へ回動させて、ロック機構を介して開閉ドア
等、車体側へ固定させることができる。 【0010】このように、当該回動規制機構によれば、
キャリア本体を開閉ドアに対する退避位置側へ所定量回
動させると、フックの先端部がキャリア本体の係止部に
自動的に係止されてキャリア本体の開閉ドアに対する退
避位置から開閉ドア側への回動が規制されるため、何等
の回動規制作業を行うことなくキャリア本体をその退避
位置に保持することができて、極めて使い勝手がよい。 【0011】 【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
するに、図1にはスペアタイヤキャリアを支持した車両
の後部が示されている。当該車両の車体10は後部の全
体が開口していて、開口部はその上端縁部にて上縁部を
回動可能に組付けた上側ドア11と、その下縁部にて下
縁部を回動可能に組付けた下側ドア12とにより開閉さ
れるように構成されている。スペアタイヤキャリア20
は、車体10の後部における開口部の右側縁部にて後方
側に左右方向へ回動可能に支持されているもので、その
背部にてスペアタイヤを支持する。 【0012】スペアタイヤキャリア20は図1および図
2に示すように、キャリア本体21と、支持部材22
と、ロック機構23とにより構成されているもので、キ
ャリア本体21はパイプを略U字状に屈曲して形成され
て上下一対のアーム部21a,21bと、これら両アー
ム部21a,21bを上下方向に連結する複数の連結部
21cとにより構成されている。支持部材22は台形状
を呈していて、キャリア本体21の背部に固着されてス
ペアタイヤを支持すべく後方へ所定量突出している。ロ
ック機構23はキャリア本体21における支持部材22
の下方に組付けられていて、内蔵する図示しないフック
部が下側ドア12の背面に突設したストライカ13に係
止され、かつフック部を操作ワイヤ14の伸張操作によ
り回動させてストライカ13に対する係止状態を解除す
るように構成されている。従って、キャリア本体21は
ロック機構23を介して下側ドア13に対して解除可能
に固定される。 【0013】しかして、スペアタイヤキャリア20にお
いてはキャリア本体21の両アーム部21a,21bの
基端部にて、車体10の後部開口部の右側縁部に設けた
上下一対のヒンジ15,16に支持ピン15a,16a
を介して回動可能に支持されており、上側のヒンジ15
に本発明に係る回動規制機構30が配設されている。回
動規制機構30は図3〜図7に示すように、操作軸3
1、フック32、バネ部材33、操作レバー34、およ
び係止部35からなるもので、操作軸31はヒンジ15
の外端側に設けた支持孔15bに挿通されて支持ピン1
5aと並列して回転可能に支持されており、フック32
は操作軸31の中間部の外周に一体回転可能に嵌着され
てヒンジ15の内部の空間部に位置し、バネ部材33は
操作軸31の外周に嵌合された状態でヒンジ15とフッ
ク32とに係止されてフック32の先端部をキャリア本
体21の上側アーム部21aの外周に弾撥的に当接さ
せ、操作レバー34は操作軸31の上端部に一体回転可
能に嵌着されている。一方、アーム部21aの基端部の
外周には上下方向に延びる係止部35が形成されてい
る。係止部35は、アーム部21aが後方かつ右方向へ
所定量回動した際フック32の先端部が係止されるもの
で、フック32が係止部35に係止された状態では、ア
ーム部21aの復帰方向への回動が規制される。 【0014】このように構成した回動規制機構30を備
えたスペアタイヤキャリア20においては、フック32
の先端部がバネ部材33の付勢力にて常にキャリア本体
21のアーム部21aの基端部の外周に弾撥的に当接し
ていて、キャリア本体21の回動時にはアーム部21a
の基端部の外周を摺接する。この場合、キャリア本体2
1が開閉ドア11,12に対する退避位置側へ所定量回
動すると、フック32の先端部はキャリア本体21のア
ーム部21aの基端部の外周に設けた係止部35に係止
され、キャリア本体21の開閉ドア11,12側への回
動を規制してキャリア本体21をその退避位置に保持す
る。また、この退避位置に保持されているキャリア本体
21を回動復帰させるには、回動規制機構30を構成す
る操作レバー34の回転操作により操作軸31をバネ部
材33に抗して回転させる。これにより、フック32は
操作軸31と一体に回転して、その先端部をキャリア本
体21のアーム部21aの基端部における係止部35か
ら離脱させ、キャリア本体21の開閉ドア11,12側
への回動を許容する。これにより、キャリア本体21を
開閉ドア11,12側へ回動させて、ロック機構23を
介して開閉ドア12へ固定させることができる。 【0015】このように、当該回動規制機構30によれ
ば、キャリア本体21を開閉ドア11,12に対する退
避位置側へ所定量回動させると、フック31の先端部が
キャリア本体21の係止部35に自動的に係止されてキ
ャリア本体21の退避位置から開閉ドア11,12側へ
の回動が規制されるため、キャリア本体21の回動を規
制する何等の作業を行うことなく、キャリア本体21を
退避位置に保持することができて極めて使い勝手がよ
い。 【0016】なお、本発明においては、当該回動規制機
構30を、キャリア本体21を構成する下側アーム部2
1bの基端部を支持する下側のヒンジ16に設けことが
できるとともに、上下両ヒンジ15,16に設けること
もできる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る回動規制機構を具備するスペアタ
イヤキャリアを支持した車両の後部側の部分斜視図であ
る。 【図2】同スペアタイヤキャリアの内側から見た斜視図
である。 【図3】同スペアタイヤキャリアのヒンジに対する支持
状態を示す斜視図である。 【図4】同スペアタイヤキャリアの支持部における縦断
面図である。 【図5】同スペアタイヤキャリアが具備する回動規制機
構の分解斜視図である。 【図6】同回動規制機構の作動状態を説明する概略的平
面図である。 【図7】従来のスペアタイヤキャリアのヒンジに対する
支持部を示す斜視図である。 【符号の説明】 10…車体、11,12…開閉ドア、15,16…ヒン
ジ、15a,16a…支持軸、20…スペアタイヤキャ
リア、21…キャリア本体、21a,21b…アーム
部、30…回動規制機構、31…操作軸、32…フッ
ク、33…バネ部材、34…操作レバー、35…係止
部。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】車体の後部の外側縁部に設けたヒンジにキ
    ャリア本体のアーム部の基端部を左右方向へ回動可能に
    支持してなるスペアタイヤキャリアを、所定の回動位置
    から復帰方向への回動を解除可能に規制するための回動
    規制機構であり、前記ヒンジに回転可能に支持されて前
    記キャリア本体の支持軸に並列して位置する操作軸と、
    同操作軸の長手方向の中間部に固定されて前記アーム部
    の基端部側に延びるフックと、同フックと前記ヒンジと
    の間に介装されて同フックの先端部を前記アーム部の基
    端部の外周に弾撥的に当接させるバネ部材と、前記アー
    ム部の基端部の外周に設けられ前記キャリア本体が所定
    量回動したとき前記フックが係止される係止部を備えて
    いることを特徴とするスペアタイヤキャリアの回動規制
    機構。
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