JP3416854B2 - 充電式電気機器 - Google Patents

充電式電気機器

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JP3416854B2
JP3416854B2 JP07590194A JP7590194A JP3416854B2 JP 3416854 B2 JP3416854 B2 JP 3416854B2 JP 07590194 A JP07590194 A JP 07590194A JP 7590194 A JP7590194 A JP 7590194A JP 3416854 B2 JP3416854 B2 JP 3416854B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、充放電可能な電池の性
能を回復するための回路構成を備えた充電式電気機器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ニッケルカドミウム電池やニッケ
ル水素電池等の充放電可能な電池では、完全放電されな
い状態で充放電が繰り返されると、電池の放電電圧特性
が劣化して1回の充電に対する使用可能時間が次第に短
縮してくるという現象(メモリ効果)や容量が低下する
ことが知られている。このような特性劣化した電池は、
一旦適切な低電圧まで放電させる(リフレッシュ)こと
により放電電圧特性を回復させることで、使用可能時間
を初期の時間まで可及的に戻すことができる。
【0003】図4は、従来のリフレッシュ機能を備えた
充電器を示している。この充電器3は、充電回路31と
リフレッシュ回路32を備え、この充電器3に電池41
と負荷となる本体部42を備えた本体機器4が装着され
ることにより電気的に接続されるようになっている。本
体機器4が充電器3にセットされると、充電回路31が
充電動作を開始し、電池41に充電電流が供給されるよ
うになっている。充電器3のリフレッシュ回路32には
リフレッシュ選択スイッチ33が設けられている。そし
て、このスイッチ33がオンされると、リフレッシュ回
路32は充電回路31の動作を一時的に中断させ、この
間に電池41の残容量がリフレッシュ回路32によって
放電される。所定の放電動作が終了すると、充電回路3
1が再動作され、充電が再開される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図4に示すようにリフ
レッシュ回路を設けることで、電池の放電電圧特性を回
復させることが可能になるが、そのためには、リフレッ
シュ選択スイッチをその都度、操作する必要があり、し
かも、電池の放電電圧特性の劣化を何等確認する手立て
がない状態で、いわば使用者の感に頼るものであるた
め、いたずらにリフレッシュ動作を作動させたり、ある
いは逆に使用しなかったりするということとなって好ま
しくない。このような場合に、所定時間経過したときに
自動的にリフレッシュ回路を動作させるようにすること
も考えられるが、そうすると、機器使用中に不測にリフ
レッシュ動作が行われたり、機器非使用中であって、か
つ非充電状態でリフレッシュされると、次に使用すると
きには電池容量が略空まで低下しているために使用でき
ないといった不具合が予測される。
【0005】また、近年、誘導伝達方式で充電器から充
電される充電式電気機器が知られているが、この種の機
器では、充電器側でリフレッシュ動作を行わせることは
容易でない。
【0006】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
所定時間が経過し、かつ電池が充電状態にあるときにリ
フレッシュ動作を行わせ、乃至は誘導伝達タイプに対し
ても好適にリフレッシュ動作が行わせ得るようにした充
電式電気機器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、充放電可能な
電池に対してリフレッシュのための放電を指示する指示
信号を出力するようになされた充電式電気機器におい
て、充電動作開始を検知する検知手段と、上記電池の使
用時間を積算するカウンタと、上記検知手段が充電動作
開始を検知し、かつ上記カウンタが所定の時間を計時し
たことを条件に上記指示信号を出力する指示信号出力手
段とを備えてなるものである(請求項1)。
【0008】また、本発明は、充電中を示す信号を出力
する充電器に接続されることにより充電される充放電可
能な電池に対してリフレッシュのための放電を指示する
指示信号を出力するようになされた充電式電気機器であ
って、上記充電器からの充電動作中信号を入力する入力
手段と、上記電池の使用時間を積算するカウンタと、上
記入力手段が上記充電動作中信号を入力し、かつ上記カ
ウンタが所定の時間を計時したことを条件に上記指示信
号を出力する指示信号出力手段とを備えてなるものであ
る(請求項2)。
【0009】また、本発明は、第1の端子に充電電流を
出力する充電回路と、第2の端子への指示信号に基づい
て、第1の端子と第3の端子とを放電抵抗を介して一時
的に短絡させるとともに短絡中は上記充電回路の動作を
中断させる放電回路とを備えた充電器に接続可能になさ
れ、接続状態で正極側が上記第1の端子に、負極側が第
3の端子に接続される充放電可能な電池と、この電池で
駆動する負荷とを備えてなる充電式電気機器であって、
充電動作開始を検知する検知手段と、上記電池の使用時
間を積算するカウンタとを備えてなり、上記検知手段が
充電動作開始を検知し、かつ上記カウンタが所定の時間
を計時したことを条件に上記第2の端子に上記指示信号
を出力するようになされているものである(請求項
3)。
【0010】また、本発明は、充電器からの誘導伝達に
よって充電される充放電可能な電池と、この電池で駆動
する負荷とを備えてなる充電式電気機器において、充電
動作開始を検知する検知手段と、上記電池の使用時間を
積算するカウンタと、指示信号を受けて上記電池の両端
を放電抵抗を介して一時的に短絡させるとともに短絡中
は上記電池への充電電流の供給を中断させる放電回路
と、上記検知手段が充電動作開始を検知し、かつ上記カ
ウンタが所定の時間を計時したことを条件に上記指示信
号を出力する指示信号出力手段とを備えてなるものであ
る(請求項4)。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明によれば、電気機器が本体
機器からなっており、この本体機器が充電器に接続さ
れ、あるいは電気機器が充電回路部を内蔵しており、こ
の電気機器が充電用電源に接続されると、電気機器内部
の電池へ充電電流が供給される。このとき、カウンタが
所定の時間を計時すれば、充電が開始されていることを
条件に、電池に対してリフレッシュのための放電を行わ
せる指示信号が出力される。これにより電池はリフレッ
シュされ、この後、充電されることとなる。一方、上記
指示信号が出力されなければ、そのまま充電が継続され
る。
【0012】請求項2記載の発明によれば、電気機器が
本体機器からなっており、この本体機器が充電器に接続
されると、電気機器内部の電池へ充電電流が供給される
とともに、充電器側から充電動作中信号が出力され、こ
の信号が電気機器側の入力手段で取り込まれる。このと
き、カウンタが所定の時間を計時すれば、電池に対して
リフレッシュのための放電を行わせる指示信号が出力さ
れる。これにより電池はリフレッシュされ、この後、充
電されることとなる。一方、カウンタが所定の時間を計
時しなければ、指示信号が出力されないので、そのまま
充電が継続される。
【0013】請求項3記載の発明によれば、本体機器が
充電器に接続されると、充電器の第1の端子を介して電
池へ充電電流が供給される。このとき、カウンタが所定
時間を計時していなければ、そのまま充電が継続されて
電池が満充電される。一方、カウンタが所定の時間を計
時すれば、充電が開始されていることを条件に、指示信
号が第2の端子を介して充電器側に導かれる。放電回路
はこの指示信号を受けると、第1の端子と第3の端子と
を短絡、すなわち電池の両極間を放電抵抗を介して一時
的に短絡させて電池の残容量を放電させるとともに、こ
の放電動作中は充電回路の動作を中断させる。そして、
放電動作が終了した後、充電動作が再開され、これによ
り電池は、一旦放電された後、充電されることとなる。
【0014】請求項4記載の発明によれば、本体機器が
充電器にセットされると、充電器から誘導伝達によって
本体機器に誘導電流が発生して電池へ充電電流として供
給される。このとき、カウンタが所定時間を計時してい
なければ、そのまま充電が継続されて電池が満充電され
る。一方、カウンタが所定の時間を計時すれば、充電が
開始されていることを条件に、フレッシュ制御手段から
指示信号が出力される。放電回路はこの指示信号を受け
ると、電池の両端を放電抵抗を介して短絡させて電池の
残容量を放電させるとともに、この放電動作中は電池へ
の充電電流の供給を一時的に中断する。そして、放電動
作が終了した後、充電電流の電池への供給が再開され、
これにより電池は、一旦放電された後、充電されること
となる。
【0015】
【実施例】図1は、本発明に係る充電式電気機器の第1
実施例を示す回路ブロック図で、充電器に接続された状
態を示している。
【0016】1は充電器で、2はこの充電器1に装着可
能にされた本体機器である。充電器1は、内部に充電回
路11とリフレッシュ回路12を備えている。充電回路
11は商用電源等に接続可能なプラグ13を備えるとと
もに、このプラグ13から入力される交流を所定レベル
の直流電圧に変換して端子P1から出力するものであ
る。充電回路11の内部構成は、スイッチングインバー
タ回路等のAC−DCコンバータが採用可能であり、本
体機器2が接続されると直流の充電電流が出力されるよ
うになっている。充電制御としては、電池電圧を検出し
て満充電を検出するV制御や−ΔV制御、タイマの計時
時間から満充電を検出する時間制御、また、電池温度か
ら満充電を検出する温度制御等、種々の方式が採用可能
である。
【0017】リフレッシュ回路12は端子P2に入力さ
れる指示信号を受けてリフレッシュ制御部12aが動作
し、端子P1と端子P3とを放電抵抗を介して短絡、す
なわち電池21の両端間を放電抵抗を介して短絡するよ
うになっているとともに、端子P4から充電回路11の
動作を中断させる信号を出力するようになっている。ま
た、リフレッシュ制御部12aは、内部に例えば電池に
並列に接続された電圧検出用抵抗を備え、この抵抗両端
の電圧から電池電圧を検出するような電池電圧検出手段
を有しており、この検出電圧のレベルが所定レベルまで
低下することで短絡状態を開放するスイッチによって、
電池電圧が所定の低レベル〜零ボルトに達するまで端子
P1と端子P3とを放電抵抗を介して短絡するようにな
されている。あるいは、タイマ等を有し、端子P2から
の指示信号の入力によってカウントを開始させて所定時
間だけ短絡状態を保持するようにしてもよい。そして、
所定の放電動作が終了すると、端子P1,P3間の短絡
を開放するとともに、端子P4に解除信号を出力して充
電回路11の動作を再開させて充電電流の供給が開始さ
れるようにしてある。
【0018】本体機器2の電池21は、例えばニッケル
カドミウム電池やニッケル水素電池等の充放電可能なも
ので、1個乃至は所要数の電池が直列に接続され、その
正極側が端子P1と接続される正極ラインに、負極側が
端子P3と接続される負極ラインに接続されているもの
である。本体部22は内部に電池21で駆動されるモー
タ等の負荷を有しており、上記正極ラインと負極ライン
間に接続されている。
【0019】充電検知回路23は端子P1からの充電電
流の流入を検出して、充電中であることを検知するもの
である。この充電検知回路23は充電が開始されると、
それを検知して端子P2を介してリフレッシュ回路12
に指示信号を出力するようになっている。
【0020】使用時間カウンタ24は電池21から電源
を受けて動作可能にされ、本体部22が駆動中である間
だけ出力される信号を受けて、この駆動期間を積算計時
するものである。駆動期間中であることを示す信号は、
例えば負荷駆動スイッチがあるときはこのスイッチのオ
ンオフを受けて、あるいは負荷電流の有無を受けて、ま
た、スイッチがないときは負荷電流の有無を検出するこ
とで得ることができる。
【0021】なお、使用時間カウンタ24は、負荷使用
時間のみならず、充電された電池21が装填された時点
からの時間、すなわち本体機器の使用開始後のトータル
時間として積算するようになされたものでもよい。ある
いは、このカウンタ24がマイコンからなるときに、マ
イコンの電源としての電池が接続されてマイコンが立ち
上がった時を基準時とし、その後のトータル時間(負荷
駆動状態に関係なく)を計算するものでもよい。使用時
間カウンタ24の使用時間は本体機器の性質や使用方法
等に応じて設定されており、例えば数ヵ月程度に設定さ
れている。そして、この設定時間が計時されると、指示
信号を端子P2に出力するようになっている。
【0022】そして、リフレッシュ回路12は端子P2
を介して、充電検知回路23及び使用時間カウンタ24
の双方から指示信号が入力されたことを条件として動作
する。なお、充電検知回路23、使用時間カウンタ24
の各出力ラインにAND回路を介設すれば、端子P2を
1個に簡素化できる。
【0023】次に動作について説明すると、本体機器2
が、プラグ13が商用電源に差し込まれた状態にある充
電器1にセットされると、充電回路11から端子P1を
経て充電電流が電池に供給される。この充電が開始され
ると、充電検知回路23から指示信号が出力される。一
方、使用時間カウンタ24が所定の計時時間に達してい
なければ、この使用時間カウンタ24からは指示信号が
出力されないので、リフレッシュ回路12は動作しな
い。従って、充電動作が継続され、所定の満充電で充電
動作は停止される。
【0024】充電中に使用時間カウンタ24から指示信
号が出力されると、リフレッシュ回路12が動作を開始
し、これによりそれまで充電されていた電池21の電荷
は放電抵抗を介して、一旦放電される。そして、放電後
に再充電が開始される。
【0025】また、前回の充電時、あるいは前回の充電
後の負荷使用中に所定の使用時間を計時した場合におけ
る充電においては、充電開始時点で端子P2から両指示
信号が入力されることになるので、この場合には、直ち
に放電動作が開始される。なお、上記において、充電途
中で使用時間カウンタ24から指示信号が出力された場
合に、充電状態をみて、充電を続行させるか、リフレッ
シュ動作を優先させるかを判断するようにしてもよい。
例えば、充電回路11内に充電時間を計時するタイマ等
を備え、あるいは充電検知回路23からの指示信号で計
時を開始するタイマをリフレッシュ制御部12aに設
け、このタイマ時間が所要の充電時間、例えば半分程度
の時間を越えているときは、そのまま充電を続行させ、
逆のときは、リフレッシュ動作を行わせるようにしても
よい。このようにすることで、今回の充電動作を迅速に
行わせることができる。但し、次回以降の充電ではリフ
レッシュ動作が作動することとなる。
【0026】また、放置時や負荷使用中に所定時間に達
しても、それだけではリフレッシュ動作は行われないの
で、不測のリフレッシュ動作や次回使用時に電池容量が
空になっていて負荷使用ができない等の事態を防ぐこと
ができる。
【0027】図2は、本発明に係る充電式電気機器の第
2実施例を示す回路ブロック図で、充電器に接続された
状態を示している。図3は、誘導伝達を説明するための
構造図である。第2実施例において、10は充電器、2
0は本体機器であり、充電電流は、後述するように誘導
伝達により本体機器20へ供給されるようになってい
る。なお、電池201、使用時間カウンタ206及び本
体部202は第1実施例の電池21、使用時間カウンタ
24及び本体部22と同一構成を備えるものである。
【0028】充電器10内には、一次側充電回路101
が設けられている。この一次側充電回路は、交流電源を
一旦直流に変換し、更にこの直流電源をスイッチングト
ランスの一次コイルの両端に印加するとともに、このト
ランスに直列にスイッチング素子を接続してなり、この
スイッチング素子を所定の周期でオンオフさせるように
したスイッチングインバータである。
【0029】図3に示すように、一次側充電回路101
の最終段を構成する上記スイッチングトランスTは、一
次コイルL1とこのコイルL1が巻回される断面コ字状
のコア101aを有してなるもので、このコア101a
の両端面が充電器10内であって、好ましくは上面カバ
ー(非磁性体)の直ぐ下に近接乃至は接触する位置に配
設されている。
【0030】二次側充電回路203は二次コイルL2と
この二次コイルL2が巻回される棒状のコア203aを
有してなるもので、このコア203aが本体機器20内
であって、充電時に充電器10の上面に載置される下面
カバー(非磁性体)位置の直ぐ上に近接乃至は接触する
位置に配設されている。そして、本体機器20を充電器
10の載置位置に載置すると、一次側のコア101aの
両端面と二次側のコア203aの両端下面とが対向し
て、いわゆる環状コアが形成される。かかる構成を有す
ることで、一次側のコア101aに発生した磁束が二次
側のコア203aに効率よく伝わって、二次側コイルに
誘起電圧が発生することとなる。このように誘導伝達方
式で充電電流を供給すれば、防水性の電池応用機器や充
電器を提供することができる。二次側充電回路203は
出力ラインが電池201に接続され、充電電流が電池2
01に供給さるようになっている。
【0031】リフレッシュ回路204は本体機器20側
に設けられている。第2実施例に係る充電器10は誘導
伝達式の充電器であるため、本体機器との間に地物理的
な接触がなく、このため、リフレッシュ回路を充電器1
側に設けると、電池の両端を充電器10側に接触させる
構成を別途付設しなければならなくなり、誘導伝達式を
採用した意味がないからである。このリフレッシュ回路
204はリフレッシュ制御部204aを有し、充電検知
回路205及び使用時間カウンタから入力端Q1,Q2
に指示信号が入力されると、リフレッシュ動作を開始し
て電池201の両端、すわわち端子B1,B2間を放電
抵抗を介して短絡するとともに、出力端Q3へ制御信号
を出力して二次側充電回路204と電池201間を不図
示の開閉スイッチ手段で開放する。なお、電池201と
の開放は電池201への充電電流の供給が停止されれば
よいので、例えば二次側充電回路203内で誘起電圧に
伴う二次電流を発生させないようにして電池201との
電気的な接続を遮断するようにしたものでもよい。
【0032】充電検知回路205は二次側充電回路20
3内に誘起電圧が発生し、あるいは二次側充電回路20
3内に第三の検出コイルを設け、この検出コイルからの
検出整流電圧を端子R1から入力し、充電動作が開始さ
れたかどうかを検知するものである。
【0033】次に動作について説明すると、本体機器2
0が、プラグ102が商用電源に差し込まれた状態にあ
る充電器10の上面等、所定の載置位置にセットされる
と、一次側充電回路101で発生した磁束が二次側充電
回路203に導かれて充電電流が電池に供給される。こ
の誘導方式による充電が開始されると、充電検知回路2
03から指示信号が出力される。一方、使用時間カウン
タ206が所定の計時時間に達していなければ、この使
用時間カウンタ206からは指示信号が出力されないの
で、リフレッシュ回路204は動作しない。従って、充
電動作が継続され、所定の満充電で充電動作は停止され
る。
【0034】充電中に使用時間カウンタ206から指示
信号が端子Q1,Q2を介して入力されると、リフレッ
シュ回路204が動作を開始し、これによりそれまで充
電されていた電池201の電荷は放電抵抗を介して、一
旦放電される。そして、放電後に再充電が開始される。
【0035】また、前回の充電時、あるいは前回の充電
後の負荷使用中に所定の使用時間を計時した場合におけ
る充電においては、充電開始時点で端子Q1,Q2から
両指示信号が入力されることになるので、この場合に
は、直ちに放電動作が開始される。なお、充電途中で使
用時間カウンタ206から指示信号が出力された場合
に、充電を続行させるか、リフレッシュ動作を優先させ
るかの動作については、第1実施例と同様に処理しても
よい。
【0036】なお、本発明は、以下の態様を採用するこ
とができる。 (1)本実施例では充電器と本体機器とが着脱式である
ものについて説明したが、充電器の構成回路部を本体機
器が一体として備えている電気機器にも適用可能であ
る。
【0037】(2)上記第1実施例ではリフレッシュ回
路12を充電器1内に設けたが、本体機器2側に設けて
もよい。この構成では、端子P2,P3を特に設けるこ
となく、指示信号により直接リフレッシュ動作を行わす
ことができる。
【0038】(3)上記第1実施例では充電検知回路2
3を本体機器2内に設けたが、充電器1側に設けてもよ
い。この場合、リフレッシュ回路12は充電器1側、本
体機器2側のいずれの側に設けられていてもよい。
【0039】
【発明の効果】請求項1,3の発明によれば、充電動作
開始を検知し、かつ所定の時間を計時したことを条件に
電池をリフレッシュするための指示信号を出力するよう
にしたので、電池のメモリ効果による放電電圧特性の劣
化や不活性に伴う容量低下に対して、効果的、自動的に
その回復操作を行わせることができる。しかも、機器使
用中に不測にリフレッシュ動作が行われたり、機器非使
用中であってかつ非充電状態でリフレッシュされると、
次に使用するときには電池容量が略空まで低下している
ために機器が使用できないといった不具合を解消するこ
とができる。また、この時、電池の回復と連動して充電
を行わせることもできる。
【0040】請求項2の発明によれば、上記効果に加え
て、充電検知、すなわち充電中を示す信号を充電器側か
ら取り込めばよいので、電気機器側の構成をその分、簡
素化することができる。
【0041】請求項4の発明によれば、充電器と本体機
器間で誘導伝達によって充電電流を電池に供給する場合
にも、電池のリフレッシュを効果的、自動的に行わせる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る充電式電気機器の第1実施例を示
す回路ブロック図で、充電器に接続された状態を示して
いる。
【図2】本発明に係る充電式電気機器の第2実施例を示
す回路ブロック図で、充電器に接続された状態を示して
いる。
【図3】誘導伝達を説明するための構造図である。
【図4】従来のリフレッシュ機能を備えた充電器を示す
回路ブロック図である。
【符号の説明】 1,10 充電器 11 充電回路 12,204 リフレッシュ回路 2,20 本体機器 21,201 電池 22,202 本体部 23,205 充電検知回路 24,206 使用時間カウンタ 101 一次側充電回路 201 二次側充電回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−113473(JP,A) 特開 平4−26333(JP,A) 特開 平7−147166(JP,A) 特開 平2−294231(JP,A) 特開 平2−85781(JP,A) 特開 平2−193533(JP,A) 特開 平5−260672(JP,A) 特開 平7−177666(JP,A) 実開 平5−60323(JP,U) 実開 平3−85588(JP,U) 米国特許4553081(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 7/00 - 7/12 H02J 7/34 - 7/36

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充放電可能な電池に対してリフレッシュ
    のための放電を指示する指示信号を出力するようになさ
    れた充電式電気機器において、充電動作開始を検知する
    検知手段と、上記電池の使用時間を積算するカウンタ
    と、上記検知手段が充電動作開始を検知し、かつ上記カ
    ウンタが所定の時間を計時したことを条件に上記指示信
    号を出力する指示信号出力手段とを備えてなることを特
    徴とする充電式電気機器。
  2. 【請求項2】 充電中を示す信号を出力する充電器に接
    続されることにより充電される充放電可能な電池に対し
    てリフレッシュのための放電を指示する指示信号を出力
    するようになされた充電式電気機器であって、上記充電
    器からの充電動作中信号を入力する入力手段と、上記電
    池の使用時間を積算するカウンタと、上記入力手段が上
    記充電動作中信号を入力し、かつ上記カウンタが所定の
    時間を計時したことを条件に上記指示信号を出力する指
    示信号出力手段とを備えてなることを特徴とする充電式
    電気機器。
  3. 【請求項3】 第1の端子に充電電流を出力する充電回
    路と、第2の端子への指示信号に基づいて、第1の端子
    と第3の端子とを放電抵抗を介して一時的に短絡させる
    とともに短絡中は上記充電回路の動作を中断させる放電
    回路とを備えた充電器に接続可能になされ、接続状態で
    正極側が上記第1の端子に、負極側が第3の端子に接続
    される充放電可能な電池と、この電池で駆動する負荷と
    を備えてなる充電式電気機器であって、充電動作開始を
    検知する検知手段と、上記電池の使用時間を積算するカ
    ウンタとを備えてなり、上記検知手段が充電動作開始を
    検知し、かつ上記カウンタが所定の時間を計時したこと
    を条件に上記第2の端子に上記指示信号を出力するよう
    になされていることを特徴とする充電式電気機器。
  4. 【請求項4】 充電器からの誘導伝達によって充電され
    る充放電可能な電池と、この電池で駆動する負荷とを備
    えてなる充電式電気機器において、充電動作開始を検知
    する検知手段と、上記電池の使用時間を積算するカウン
    タと、指示信号を受けて上記電池の両端を放電抵抗を介
    して一時的に短絡させるとともに短絡中は上記電池への
    充電電流の供給を中断させる放電回路と、上記検知手段
    が充電動作開始を検知し、かつ上記カウンタが所定の時
    間を計時したことを条件に上記指示信号を出力する指示
    信号出力手段とを備えてなることを特徴とする充電式電
    気機器。
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