JP3104747U - 太陽電池式充電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型軽量で、各種二次電池に対応できる太陽電池式充電装置を提供する。
【解決手段】太陽電池2による発電電力を蓄電する蓄電池4を有し、携帯機器等の外部接続機器に用いられる二次電池8を充電する太陽電池式充電装置1において、太陽電池による受光電力を蓄電池に充電すると共に過充電防止回路を介して外部接続機器に用いられる二次電池にフロート充電を行う充電制御回路3、7と、蓄電池の出力電圧が二次電池の電池電圧より低い場合に電圧調整を行う電圧調整回路6と、二次電池の電池温度を検出する電池温度検出回路11と、二次電池の電池電圧を検出する電池電圧検出回路10と、二次電池の電池電流を検出する電池電流検出回路12と、を備え、充電制御回路は、電圧調整回路、電池温度検出回路、電池電圧検出回路、及び電池電流検出回路の各監視・検出信号に基づき二次電池の充電を制御する。
【選択図】 図2

Description

本考案は、太陽電池を電源として、携帯電話機等の外部機器に備わる二次電池を充電する太陽電池式充電装置に関するものである。
近年、携帯電話機等のモバイル機器が多用されており、それらの充電装置としては商用電源(交流電源100V等)から携帯電話機にACアダプタ等を用いて充電する方法が一般的であったが、交流コンセント電源が使用できない場合などのために、最近、携帯電話機用の充電装置として乾電池を電源に用いた使い捨ての充電器や、太陽電池を電源とした携帯電話機用充電器が市販されている。乾電池を電源とする使い捨て式の充電器の場合は乾電池がその都度使い捨てになり、次の使用時には又新しい乾電池を購入しなければならないので、コストと資源の浪費の点で好ましくない。
また、太陽電池は発電機能を持つが蓄電機能は持っていないので、二次電池を持たない太陽電池だけのものは、晴れた昼間で太陽光を受光できる時しか使用できず、さらに、携帯用では太陽電池の大きさも自ずと制限されるので、このような簡易型の携帯電話機用充電器では、携帯電話への充電電流も小さく、短時間の充電時間では殆ど通話時間も確保できない。
一方、太陽電池で発電した電気を二次電池等の蓄電部分に蓄電できるタイプのものは、二次電池を満充電の状態で保持できるので、携帯電話機側の二次電池を短時間で充電することができる。
こうした二次電池を有する充電装置の一例として、図10に、特許文献1に開示の「太陽電池式充電器」の概略外観図を示す。図中、100が太陽電池、102は携帯電話機と接続して直流を出力するコネクタ、103はプラスチック等の外装、108は外部電源の受電端子としてのリセプタクルで、太陽電池100を使用しない場合に充電制御回路により切換えて、商用電源を整流した直流を供給する。図11は、図10に示した充電器109のブロック図であり、太陽電池100から蓄電池105に蓄電する際に、太陽電池100と蓄電池105との間に逆流防止用のダイオード(図示していない)を配置し、太陽電池100の出力を、充電制御回路116を介して蓄電池105に充電する。DC−DCコンバータ107は電圧調整回路として蓄電池105の電圧が携帯電話機106の内蔵電池より低い場合等には、蓄電池105の電圧を昇圧して携帯電話機の内蔵電池を充電可能に調整する。
特開2003−209936号公報(図1、図3)
しかしながら、携帯機器等に使用されている充電可能な二次電池は1種類だけでは無く、リチウムイオン電池を始め、ニッケルカドミウム電池や、ニッケル水素電池等と各種の電池が存在し、セル数による電圧の違いだけではなく、その種類によって充電電圧も、特性も大きく異なるものであるにも関わらず、例えば、特許文献1に示したような太陽電池による充電器においては、充電を行う際に、携帯機器に備わる電池の種類の識別を行わず、種類の異なる電池も皆同じ充電方法による充電を行う可能性があり、それぞれの電池の特性に基づき決められた充電方法による充電を行わないことによる、電池を破壊する危険や、充電時間が長くなることなどによって、電池寿命を短縮させるなどの問題があった。
そこで、本考案はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、携帯機器等に内蔵される電池の種類をそれぞれ識別・確認してから、小型軽量に構成された太陽電池式充電装置によって蓄電された電力を用いて迅速に、且つ、電池の特性に沿って予め決められた充電方法により充電を行うことにより、1台の充電装置で各種電池に対応する充電を可能とし、電池の寿命も延ばすことができる太陽電池式充電装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、請求項1に記載の考案は、太陽電池による発電電力を蓄電する蓄電池を有し、携帯機器等の外部接続機器に用いられる二次電池を充電する太陽電池式充電装置において、太陽電池による受光電力を前記蓄電池に充電すると共に過充電防止回路を介して前記外部接続機器に用いられる二次電池にフロート充電を行う充電制御回路と、前記蓄電池の出力電圧が前記二次電池の電池電圧より低い場合に電圧調整を行う電圧調整回路と、前記二次電池の電池温度を検出する電池温度検出回路と、前記二次電池の電池電圧を検出する電池電圧検出回路と、前記二次電池の電池電流を検出する電池電流検出回路とを備え、前記充電制御回路は、前記電池温度検出回路、電池電圧検出回路、及び電池電流検出回路の各監視・検出信号に基づき前記二次電池の充電を制御することを特徴とする。
請求項2に記載の考案は、前記外部接続機器に用いられる二次電池の電池識別情報を基に当該二次電池の種類を識別する電池識別回路と、該電池識別回路により識別した電池の特性に基づく二次電池特有の充電手順を選択する電池選択回路とをさらに備え、前記充電制御回路は、前記電池選択回路により選択された二次電池の充電手順を設定して当該二次電池の電池電圧、電池電流、及び電池温度の各監視・検出信号と前記設定した充電手順とに基づき前記二次電池の充電を制御することを特徴とする。
請求項3に記載の前記電池識別回路は、前記二次電池を有する外部接続機器側からの電池識別信号を受信して電池種類を判別することを特徴とする。
請求項4に記載の考案は、前記二次電池の種類が予め分かっている場合に、前記電池識別処理を省略して前記電池選択回路により充電手順を選択するための手動ボタンを設けることを特徴とする。
請求項5に記載の前記電池選択回路は、前記外部接続機器に用いられる各種二次電池の充電手順を記憶し、前記電池識別回路により識別された二次電池と照合して充電手順を選択することを特徴とする。
請求項6に記載の考案は、前記外部接続機器に用いられる二次電池の内部抵抗を測定する内部抵抗測定回路をさらに備えることを特徴とする。
請求項7に記載の前記内部抵抗測定回路は、検出用抵抗を介して所定の電圧/電流の交流信号を前記二次電池に印加し、該印加した交流信号の電圧変化に基づき前記二次電池の内部抵抗を測定することを特徴とする。
請求項8に記載の前記内部抵抗測定回路は、前記二次電池の内部抵抗を所定の周期で間欠的に測定することを特徴とする。
請求項9に記載の前記充電制御回路は、前記内部抵抗測定回路で測定した前記二次電池の内部抵抗値に基づき当該二次電池の充電電圧及び/又は充電電流を制御することを特徴とする。
請求項10に記載の前記外部接続機器に用いられる二次電池の種類は、リチウムイオン電池、ニッケルカドミウム電池、又はニッケル水素電池の何れかであることを特徴とする。
本考案によれば、太陽光発電により蓄電された蓄電池を携帯可能に構成した充電装置として、携帯機器等の各種外部接続機器に内蔵された二次電池の電池切れに対応できるものとなり、電池切れで作動不能になった外部機器を再作動させることができる。また、充電対象となる外部機器の内蔵電池の種類を識別し、その電池特有の充電手順に従って充電を行うように構成されているので、1台の充電装置で各種の電池の充電が可能になり、それぞれの電池に固有の充電パターンによる充電によって、充電時間が短縮され、電池を破壊したり寿命を縮めたりすることが無くなる。さらに二次電池の内部抵抗を測定し、測定結果を充電制御に反映することで二次電池の寿命を延ばすことができるという効果がある。
以下、本考案の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本考案の一実施例による太陽電池式充電装置の斜視図である。
図2は、図1に示す太陽電池式充電装置の制御ブロック図である。
図3は、図2に示す太陽電池式充電装置の処理の一例によるフローチャートである。
図1において、1はポケットに入る程度の大きさの携帯型のプラスチックケース等に収納される太陽電池式充電装置の本体である。2は表面にアモルファス型等の太陽電池セルを貼付けた太陽電池モジュールである。4は太陽電池2の発電電力を蓄電するNi−MH(ニッケル水素)、Ni−Cd(ニッケルカドミウム)、リチウムイオン電池等の二次電池、或いは電気二重層キャパシタである。3、7は内部基板上に配設される充電制御回路であり、充電制御用の各種IC等(図示していない)を搭載する。14はユーザ自身が使用している携帯機器の二次電池の種類が予め分かっている場合に、手動で電池選択を行うための電池識別ボタン(Ni−Cd、Ni−MH、リチウムイオン電池の3つのボタン)である。16は充電装置1と携帯機器側の内蔵二次電池パックを接続させるコネクタである。
図2において、1は太陽電池式充電装置であり、2は充電装置1に電源として使用される太陽電池モジュールである。3は後述する過充電防止回路等を含む充電制御回路である。4は太陽電池2で発電された電気を蓄電する蓄電池であり、Ni−Cd、Ni−MH、リチウムイオン電池等の二次電池、或いは電気二重層キャパシタを用いる。電気二重層キャパシタは二次電池と併用しても良い。5は逆流防止用のダイオードであり、太陽電池モジュールに貼付けられ太陽電池セルの直列/並列接続の組み合わせ、或いはセルの配置等を考慮して複数構成としても良い。6は太陽電池2により充電される蓄電池4の電圧が携帯機器用二次電池8の充電電圧より低いような場合に、電圧調整を行う電圧調整回路としてのDC/DCコンバータである。7は二次電池識別充電制御回路で、過充電防止回路等も含み、相手の携帯機器等に内蔵された電池の種類を自動的に識別し、識別した各電池に対応する充電手順を選択して充電を行う1チップマイコン等を用いた制御ICで構成される。8は太陽電池式充電装置1にコネクタ16を介して接続される携帯機器等の外部接続機器に用いられるリチウムイオン電池等の二次電池パックである。9は携帯用二次電池8の逆流防止用のダイオードであるがフロート充電ができる充電回路の構成によっては必ずしも必要としない。
なお、携帯機器用二次電池パック8は、図6に示すように、リチウムイオン電池61と、過充放電時に回路を遮断するスイッチ回路とICで構成する保護回路62と、電池温度を検出するサーミスタ63、及び識別タグ64により構成され、コネクタ16を介して充電装置1に接続される。識別タグ64は電池の種類、充電電圧、セル数、容量等の情報が記録されたメモリチップであり、充電装置1によってその情報が読み出される。
再び、図2に戻り、10は充電時に電池電圧を抵抗分圧等により検出する電池電圧検出回路である。11はサーミスタ等の測温素子を、基準電圧を印加した抵抗分割等により電圧に変換して電池温度を測定する電池温度測定回路である。12は電池の電流変化を抵抗両端電圧差等により検出する電池電流検出回路である。以上の電池電圧検出回路10、電池温度検出回路11、電池電流検出回路12でそれぞれ監視・検出されるアナログ出力は、二次電池識別充電制御回路7に内蔵のA/D変換器(図示していない)によりデジタルデータ化されて取り込まれる。13は電池識別回路であって、携帯機器用二次電池パック8にクロックを加え、二次電池パック8に内蔵の識別タグから二次電池の種類等の識別信号のシリアルデータを受信して判別を行なう。識別タグ以外の電池識別方法としては、例えば、携帯電話機の場合は電話機の種別信号より内蔵の二次電池の種類を、各種携帯電話機とその内蔵電池の組み合わせが登録された記録テーブル(図示していない)を参照して識別する方法、或いは、予めデータフォーマットを決めて置き携帯電話機等から直接内蔵の二次電池識別情報を受信して判別する方法等を用いる。15は電池識別回路13によって判別・識別された携帯機器用二次電池パック8のNi−Cd、Ni−MH、リチウムイオン電池等の二次電池の種類に基づいて、それぞれの詳細な充電手順(充電ソフトウェアプログラム)を電池選択回路15内の予め記憶されているメモリ(図示していない)から読出し、二次電池識別充電制御回路7へ入力する電池選択回路で、これにより二次電池識別充電制御回路7のシステムは選択した二次電池の充電パターンを設定する。
14は電池の種類を手動で選択する手動ボタンであり、Ni−Cd、Ni−MH、リチウムイオン電池の3種類の電池ボタンが配設されている。ユーザが予め電池種類が分かっている場合は、手動ボタン14により選択することで電池識別手順がスキップできるので迅速に充電を開始できる。より多くの外部接続機器に対応できるように、手動ボタンに充電電池の電池電圧或いは電池セル数を選択するスイッチを設け、その情報を充電制御に反映するように構成しても良い。
図4は、図2に示した太陽電池式充電装置の充電制御回路3の回路図の一例であり、タイマー等を内蔵した充電防止回路(図示していない)を含むスイッチング電源を主体としている。太陽電池2の正極端子を逆流防止用ダイオード5、スイッチングコイル43、整流ダイオード44、及び電流検出抵抗47を介して蓄電池4の正極に接続し、制御回路42により蓄電池4の充電電圧、充電電流を監視・検出ながら充電制御している。この例では、太陽電池2の出力電圧が蓄電池4の両端電圧より低い場合を想定しており、太陽電池2の出力電圧を昇圧し、蓄電池4の電圧に合わせて充電制御する。これによって太陽電池2による充電回路は蓄電池4からさらに負荷となる外部接続機器用の二次電池に電力を供給しながら充電するフロート充電が可能となる。なお、図4に示すスイッチング用FET45は、SCR、トランジスタ等の他のスイッチング素子に置換えることも可能である、
また、太陽電池の出力電圧が蓄電池より高い場合は、図4に示す昇圧型のスイッチング電源に代えて、太陽電池2と蓄電池4との間にシリーズにスイッチング素子が入る降圧型のスイッチング電源とすることも可能であり、更には太陽電池の使用状況に応じて変化する出力電圧に柔軟に対応できるように昇降圧型のスイッチング電源としても良い。
また、充電制御回路3は、Ni−Cd、Ni−MH、リチウムイオン電池、或いは電気二重層等の、使用している蓄電池4の電池の種類に応じて、後述するような電池毎の特性に基づく充電パターンにより充電を行う。
次に、図3のフローチャートを参照しながら動作について説明する。
ユーザは携帯機器等の二次電池の種類が分からない場合は、図4に示したような充電制御回路3により太陽電池2の発電電力を予め蓄電池4に充電した太陽電池式充電装置1を携帯機器等に接続し、図2に示したような二次電池識別充電制御回路7によって携帯機器等の二次電池の識別を行う(S100)。電池識別回路13により携帯機器側からの信号を受信して電池の識別を行い、電池がリチウムイオン電池か否かを判別する(S101)。電池がリチウムイオン電池の場合は、電池選択回路15が図5に示すようなリチウムイオン電池の電圧・電流・温度特性に基づく充電手順(充電ソフト)を読出し、二次電池識別充電制御回路7がそのシステムに充電パターンを選択・設定する(S102)。
充電ソフトの処理としては、二次電池識別充電制御回路7は携帯機器用二次電池パック8への充電電流を先ず0Vに下げてから徐々に増加させる(S103)予備充電を行う。これは保護回路62が作動していた場合等の正常な充電を阻害している状態をクリアして正常に充電を行うための前処理であり、図5の0〜t0時までの充電電流曲線に示す状態である。予備充電の際はリチウムイオンの一般的な終止電圧に相当する2.9V程度を定電圧として設定する。この場合、図示はしていないが二次電池識別充電制御回路7には、常に、蓄電池4から二次電池パック8を充電する充電電圧・電流の検出回路を内蔵して監視している。二次電池4の出力電圧が携帯用二次電池パック8の電圧より低い場合等には、DC/DCコンバータ6へ指令を送り電圧調整を行う。
続いて、最大充電電流による定電流制御による充電を行い、電池電圧検出回路10、電池電流検出回路12、電池温度検出回路12のデータ検出を行い、電池電圧が所定値に達したら(図5のP点)、定電圧制御に切換え(S104)、検出温度が上昇して所定温度に達するか、或いは検出温度が低下に転ずるか又は充電電流の減少を検出したら所定の時間を経過した後充電を終了する(S105)。この定電流制御から定電圧制御の切換えは定電流・定電圧充電制御ともいわれており、最大充電電流により電流制限した所定の定電圧で充電するものであるが、電流制限によって充電電圧は設定された定電圧より低い二次電池の電圧になり、設定した所定の電圧に達すると設定した定電圧が自動的に維持される。
S101における判断で、NOの場合はNi−Cdか否かを判断する(S106)。識別した電池の種類がNi−Cd電池の場合は、図7に示す充電特性、図8に示す温度特性に基づく充電ソフトを選択・設定する(S107)。最大電流を印加して急速充電を行う(S108)。電池電圧検出回路10、温度検出回路11による電圧値、温度値を検出して(S109)、図7に示すように、上昇した端子電圧が急に低下する低下点=−ΔVを検出したか否かを判断して、−ΔV(例えば−10mV)点に達するか、或いは測定温度が図8に示すように上昇し、所定の温度又は上昇率に達したら急速充電を終了し、満充電にするために所定に期間、所定の小電流を補給し続けるトリクル充電に移行する(S110)。トリクル充電には、小電流で充電する方法の他に、所定の間隔及び所定の周期で間歇的に充電するパルス充電を用いても良い。
次に、S106の判断でNOの場合は、電池はNi−MH電池か否かを判断する(S111)。Ni−MH電池の場合は、図7に示す充電特性、図8に示す温度特性に基づく充電ソフトを選択・設定する(S112)。急速充電を開始し(S113)、電池電圧が上昇から低下に転ずるか、或いは、図8に示すように、温度上昇が所定の温度又は所定の上昇率に達したら満充電と判断する(S114)。図3の例では、温度上昇率を検出して急速充電を終了して満充電のためのトリクル充電に移行する(S115)。このようにNi−MH電池の場合Ni−Cd電池と略同一充電パターンであるが、充電電圧はNi−CDより低く、一方、充電温度は高くなる。
上述したように、二次電池への充電は、電池の種類等に応じて充電を適切に行う必要があるが、さらに、二次電池の電池容量に応じて充電レート、即ち、急速充電時の電流値等も適切に設定することが望ましい。一般的な急速充電は電池容量とほぼ同じ充電レート1C程度で行われる(電池容量が1000mAHであれば、最大電流1000mA)。
また、二次電池の充放電回数にも制限があり、充放電回数が増えるにつれ二次電池の劣化がおこり、その内部抵抗も大きくなり、内部抵抗の増大に伴い充電制御も適切に行う必要がある。このような背景に基づいて充電制御を行うための二次電池の内部抵抗測定回路のブロック図を第9図に示す。
電池の内部抵抗を充電電圧及び充電電流により推測する手法も開示されているが、電流制限が行われている範囲で内部抵抗を測定するには適切に測定できているとはいい難い。
本実施例では、図9に示すように所定の電圧/電流の交流信号51をバッファアンプ52、検出用抵抗53、及びカップリングキャパシタ54を介して二次電池8に印加し、印加した交流信号の電圧変化を基に前記二次電池の内部抵抗を測定する。
検出抵抗53を通った交流信号は可変アンプ56により増幅され、検出抵抗53の前の信号と、比較・整流回路55によって比較される。比較・整流回路55は比較交流信号の大小に応じた直流電圧を出力し制御回路57に入力する。制御回路57は比較・整流回路55からの出力電圧を監視し、比較・整流回路55の入力電圧が同じになるように可変アンプ56を制御する。制御回路57はその制御量および検出抵抗53の値から制御回路57に備わるテーブル(図示していない)を参照して二次電池の内部抵抗を測定し、さらに充電制御用のテーブル(図示していない)を参照し、二次電池の劣化による内部抵抗の増加に応じて急速充電時の充電電流を下げたりトリクル充電時間を延ばしたりなどの適切な充電電流値を決定して二次電池への充電制御を行う。なお、二次電池の内部抵抗測定の際は、その消費電力を抑えるために充電開始時か、或いは所定の間隔及び所定の周期で間歇的に行う。
上述した実施形態に示したように、本考案による太陽電池式充電装置によれば、充電される二次電池に識別タグを組み込むことで、利用適用可能な外部接続機器として、携帯電話機や、携帯型のPDA、モバイルPCを始めとする、あらゆる携帯機器に使用可能であるばかりでなく、全ての電池に標準化した仕様の識別タグを組込むようにすれば、純正の充電器に限定されることなく、また発煙・発火等の心配もない汎用の充電装置として使用できるようになり、、その利用可能性は限りなく高い。また、携帯機器だけでなく、道路標識、街灯、信号灯等の個別の機器を充電するための専用の充電装置に代わる標準化された充電装置とすることもできるようになる。
本考案の一実施例による太陽電池式充電装置の斜視図である。 図1に示す太陽電池式充電装置のブロック図である。 図2に示す太陽電池式充電装置の処理の一例によるフローチャートである。 図2に示す充電制御回路の一例の構成図である。 図2に示す外部機器用二次電池のリチウムイオン電池の特性図である。 図2に示す外部機器用二次電池の一例の構成図である。 図2に示す外部機器用二次電池Ni−Cd、Ni−MHの充電特性図である。 図7に示すNi−Cd、Ni−MH電池の温度特性図である。 図1に示す太陽電池式充電装置の内部抵抗測定回路のブロック図である。 従来の太陽電池式モバイル機器用充電器の斜視図である。 図10に示す充電器のブロック図である。
符号の説明
1 太陽電池式充電装置
2 太陽電池
3 充電制御回路
4 蓄電池
5、9 逆流防止用ダイオード
6 DC/DCコンバータ
7 二次電池識別充電制御回路
8 携帯機器用二次電池
10 電池電圧検出回路
11 電池温度検出回路
12 電池電流検出回路
13 電池識別回路
14 手動ボタン
15 電池選択回路
16 コネクタ
41、46 キャパシタ
42 制御回路
43 コイル
44 ダイオード
45 FET
47 電流検出抵抗
51 発信回路
52 バッファアンプ
53 検出抵抗
54 キャパシタ
55 比較・整流回路
56 可変アンプ
57 制御回路
62 保護回路
63 サーミスタ
64 電池識別タグ

Claims (10)

  1. 太陽電池による発電電力を蓄電する蓄電池を有し、携帯機器等の外部接続機器に用いられる二次電池を充電する太陽電池式充電装置において、
    太陽電池による受光電力を前記蓄電池に充電すると共に過充電防止回路を介して前記外部接続機器に用いられる二次電池にフロート充電を行う充電制御回路と、前記蓄電池の出力電圧が前記二次電池の電池電圧より低い場合に電圧調整を行う電圧調整回路と、前記二次電池の電池温度を検出する電池温度検出回路と、前記二次電池の電池電圧を検出する電池電圧検出回路と、前記二次電池の電池電流を検出する電池電流検出回路とを備え、
    前記充電制御回路は、前記電池温度検出回路、電池電圧検出回路、及び電池電流検出回路の各監視・検出信号に基づき前記二次電池の充電を制御することを特徴とする太陽電池式充電装置。
  2. 前記外部接続機器に用いられる二次電池の電池識別情報を基に当該二次電池の種類を識別する電池識別回路と、該電池識別回路により識別した電池の特性に基づく二次電池特有の充電手順を選択する電池選択回路とをさらに備え、
    前記充電制御回路は、前記電池選択回路により選択された二次電池の充電手順を設定して当該二次電池の電池電圧、電池電流、及び電池温度の各監視・検出信号と前記設定した充電手順とに基づき前記二次電池の充電を制御することを特徴とする請求項1に記載の太陽電池式充電装置。
  3. 前記電池識別回路は、前記二次電池を有する外部接続機器側からの電池識別信号を受信して電池種類を判別することを特徴とする請求項2に記載の太陽電池式充電装置。
  4. 前記二次電池の種類が予め分かっている場合に、前記電池識別処理を省略して前記電池選択回路により充電手順を選択するための手動ボタンを設けることを特徴とする請求項2に記載の太陽電池式充電装置。
  5. 前記電池選択回路は、前記外部接続機器に用いられる各種二次電池の充電手順を記憶し、前記電池識別回路により識別された二次電池と照合して充電手順を選択することを特徴とする請求項2に記載の太陽電池式充電装置。
  6. 前記外部接続機器に用いられる二次電池の内部抵抗を測定する内部抵抗測定回路をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽電池式充電装置。
  7. 前記内部抵抗測定回路は、検出用抵抗を介して所定の電圧/電流の交流信号を前記二次電池に印加し、該印加した交流信号の電圧変化に基づき前記二次電池の内部抵抗を測定することを特徴とする請求項6に記載の太陽電池式充電装置。
  8. 前記内部抵抗測定回路は、前記二次電池の内部抵抗を所定の周期で間欠的に測定することを特徴とする請求項6又は7に記載の太陽光発電による充電装置。
  9. 前記充電制御回路は、前記内部抵抗測定回路で測定した前記二次電池の内部抵抗値に基づき当該二次電池の充電電圧及び/又は充電電流を制御することを特徴とする請求項6に記載の太陽光発電による充電装置。
  10. 前記外部接続機器に用いられる二次電池の種類は、リチウムイオン電池、ニッケルカドミウム電池、又はニッケル水素電池の何れかであることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池式充電装置。
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