JP3416613B2 - 表示装置 - Google Patents
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- oem destination
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は液晶プロジェクタ
等の表示装置に関する。
等の表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、商品開発費を低減する手段とし
て、OEM商品を利用することが増えつるある。OEM
(Original Equipment Manufacturing)とは、ある会社が
依頼を受けて別の会社の製品を作ることで、”相手先ブ
ランド製品製造”とも訳されている。
て、OEM商品を利用することが増えつるある。OEM
(Original Equipment Manufacturing)とは、ある会社が
依頼を受けて別の会社の製品を作ることで、”相手先ブ
ランド製品製造”とも訳されている。
【0003】例えば、販売力があるメーカが自社で新規
開発を行うとすると時間も費用もかかるため、すでに商
品開発を行っている会社に商品開発を依頼し、それを買
い取って販売するというのが、典型的なOEMの形態で
ある。
開発を行うとすると時間も費用もかかるため、すでに商
品開発を行っている会社に商品開発を依頼し、それを買
い取って販売するというのが、典型的なOEMの形態で
ある。
【0004】OEM商品の場合、OEM先によって、ロ
ゴマークなど外観のみ変更する場合もあるが、加えてソ
フトウェアを一部変更することにより、動作の差別化を
行う場合も増えつつある。このとき、OEM製品製造元
としては、OEM先ごとに異なるソフトウェアを用意し
てもよいが、ソフトウェアの合理化、つまり、ソフトウ
ェアとして全てのOEM先で使用できるようなものを用
い、OEM先毎にソフトウエアの使い方を変える方が、
ソフトウェアのメンテナンス性や品質を向上できる。そ
こで何かの方法で、OEM先を認識する必要がある。つ
まり、OEM先を識別するためのデータを得る必要があ
る。
ゴマークなど外観のみ変更する場合もあるが、加えてソ
フトウェアを一部変更することにより、動作の差別化を
行う場合も増えつつある。このとき、OEM製品製造元
としては、OEM先ごとに異なるソフトウェアを用意し
てもよいが、ソフトウェアの合理化、つまり、ソフトウ
ェアとして全てのOEM先で使用できるようなものを用
い、OEM先毎にソフトウエアの使い方を変える方が、
ソフトウェアのメンテナンス性や品質を向上できる。そ
こで何かの方法で、OEM先を認識する必要がある。つ
まり、OEM先を識別するためのデータを得る必要があ
る。
【0005】OEM先を識別するためのデータを得る一
例として、アナログ入力電圧値による方法がある。これ
はマイコンに内蔵されているA/D変換器などを用い
て、入力されるアナログ電圧をデジタルデータに変換
し、そのデジタルデータによってOEM先を決定する方
法である。
例として、アナログ入力電圧値による方法がある。これ
はマイコンに内蔵されているA/D変換器などを用い
て、入力されるアナログ電圧をデジタルデータに変換
し、そのデジタルデータによってOEM先を決定する方
法である。
【0006】しかし、この方法ではアナログ入力電圧値
が不安定な場合、デジタルデータを確定できないため、
結果としてOEM先を確定できないおそれがある。特
に、液晶プロジェクタの場合には、液晶の映像をスクリ
ーンに投影するためのランプを点灯したときにアナログ
入力電圧値が不安定になりやすい。OEM先が確定でき
ない場合、様々な不都合が生じる。
が不安定な場合、デジタルデータを確定できないため、
結果としてOEM先を確定できないおそれがある。特
に、液晶プロジェクタの場合には、液晶の映像をスクリ
ーンに投影するためのランプを点灯したときにアナログ
入力電圧値が不安定になりやすい。OEM先が確定でき
ない場合、様々な不都合が生じる。
【0007】例えば液晶プロジェクタでは、OEM先ご
とに画面表示の一部が異なるが、OEM先を誤って確定
した場合には、本来のOEM先とは異なるOEM先用の
画面が表示されてしまうといった不都合が生じる。従っ
て、安全かつ確実にOEM先を確定する必要がある。
とに画面表示の一部が異なるが、OEM先を誤って確定
した場合には、本来のOEM先とは異なるOEM先用の
画面が表示されてしまうといった不都合が生じる。従っ
て、安全かつ確実にOEM先を確定する必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、マイコン
へのアナログ入力電圧値に基づいてOEM先を確定する
場合に、アナログ入力電圧値が不安定となった場合にも
正確なOEM先を確定することが可能となる表示装置を
提供することを目的とする。
へのアナログ入力電圧値に基づいてOEM先を確定する
場合に、アナログ入力電圧値が不安定となった場合にも
正確なOEM先を確定することが可能となる表示装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明による第1の表
示装置は、制御装置に入力されるアナログ入力電圧値に
基づいて、OEM先を確定し、確定したOEM先に応じ
てソフトウェア処理の一部を切り替えるようにした表示
装置において、OEM先確定処理時において、アナログ
入力電圧値が安定している場合には、アナログ入力電圧
値に基づいてOEM先を確定するとともに、OEM先デ
ータを不揮発性メモリに記憶させる手段、およびOEM
先確定処理時において、アナログ入力電圧値が不安定で
ある場合には、不揮発性メモリに格納されているOEM
先データに基づいてOEM先を確定する手段を備えてい
ることを特徴とする。
示装置は、制御装置に入力されるアナログ入力電圧値に
基づいて、OEM先を確定し、確定したOEM先に応じ
てソフトウェア処理の一部を切り替えるようにした表示
装置において、OEM先確定処理時において、アナログ
入力電圧値が安定している場合には、アナログ入力電圧
値に基づいてOEM先を確定するとともに、OEM先デ
ータを不揮発性メモリに記憶させる手段、およびOEM
先確定処理時において、アナログ入力電圧値が不安定で
ある場合には、不揮発性メモリに格納されているOEM
先データに基づいてOEM先を確定する手段を備えてい
ることを特徴とする。
【0010】この発明による第2の表示装置は、制御装
置に入力されるアナログ入力電圧値に基づいて、OEM
先を確定し、確定したOEM先に応じてソフトウェア処
理の一部を切り替えるようにした表示装置において、O
EM先確定処理時において、アナログ入力電圧値を複数
回読み込み、読み込んだ各アナログ入力電圧値に対応す
るOEM先データが一致するか否かを判定する第1手
段、読み込んだ各アナログ入力電圧値に対応するOEM
先データが一致しないと判定される毎に、第1手段によ
る処理を繰り返し行なう第2手段、読み込んだ各アナロ
グ入力電圧値に対応するOEM先データが一致した場合
には、アナログ入力電圧値に対応するOEM先データに
基づいてOEM先を確定するとともに、OEM先データ
を不揮発性メモリに記憶させる第3手段、および第1手
段による処理を所定回数繰り返し行なっても、読み込ん
だ各アナログ入力電圧値に対応するOEM先データが一
致しなかった場合には、不揮発性メモリに格納されてい
るOEM先データに基づいてOEM先を確定する第4手
段を備えていることを特徴とする。
置に入力されるアナログ入力電圧値に基づいて、OEM
先を確定し、確定したOEM先に応じてソフトウェア処
理の一部を切り替えるようにした表示装置において、O
EM先確定処理時において、アナログ入力電圧値を複数
回読み込み、読み込んだ各アナログ入力電圧値に対応す
るOEM先データが一致するか否かを判定する第1手
段、読み込んだ各アナログ入力電圧値に対応するOEM
先データが一致しないと判定される毎に、第1手段によ
る処理を繰り返し行なう第2手段、読み込んだ各アナロ
グ入力電圧値に対応するOEM先データが一致した場合
には、アナログ入力電圧値に対応するOEM先データに
基づいてOEM先を確定するとともに、OEM先データ
を不揮発性メモリに記憶させる第3手段、および第1手
段による処理を所定回数繰り返し行なっても、読み込ん
だ各アナログ入力電圧値に対応するOEM先データが一
致しなかった場合には、不揮発性メモリに格納されてい
るOEM先データに基づいてOEM先を確定する第4手
段を備えていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。
の実施の形態について説明する。
【0012】図1は、液晶プロジェクタの構成を示して
いる。
いる。
【0013】この液晶プロジェクタは、アナログ入力電
圧値によってOEM先を確定する機能を備えているが、
図1ではOEM先を確定するためのアナログ入力電圧値
の入力回路は省略されている。OEM先を確定するため
のアナログ入力電圧値の入力回路については、後述する
(図2参照)。
圧値によってOEM先を確定する機能を備えているが、
図1ではOEM先を確定するためのアナログ入力電圧値
の入力回路は省略されている。OEM先を確定するため
のアナログ入力電圧値の入力回路については、後述する
(図2参照)。
【0014】ACコンセント17から入力された交流電
圧は、アクティブフィルタ11によって直流電圧に変換
される。アクティブフィルタ11によって得られた直流
電圧は、メイン電源回路12に送られるとともに、ラン
プ用電源スイッチ14を介してランプ用電源回路15に
も送られる。
圧は、アクティブフィルタ11によって直流電圧に変換
される。アクティブフィルタ11によって得られた直流
電圧は、メイン電源回路12に送られるとともに、ラン
プ用電源スイッチ14を介してランプ用電源回路15に
も送られる。
【0015】メイン電源回路12はマイクロコンピュー
タ(マイコン)用電源と、マイコン以外の回路用電源と
を生成する。メイン電源回路12によって生成されたマ
イコン用電源はマイコン10に供給される。メイン電源
回路12によって生成された回路用電源は、回路用電源
スイッチ13を介して、各回路の電源端子に供給され
る。
タ(マイコン)用電源と、マイコン以外の回路用電源と
を生成する。メイン電源回路12によって生成されたマ
イコン用電源はマイコン10に供給される。メイン電源
回路12によって生成された回路用電源は、回路用電源
スイッチ13を介して、各回路の電源端子に供給され
る。
【0016】ランプ用電源スイッチ14および回路用電
源スイッチ13は、マイコン10によってオン・オフ制
御される。ランプ用電源スイッチ14がオンするとラン
プ16に電圧が与えられ、ランプ16が点灯する。回路
電源スイッチ13がオンされると、各回路に電源が供給
される。操作部42によって電源がオンされたときに、
ランプ用電源スイッチ14および回路用電源スイッチ1
3はオンせしめられる。
源スイッチ13は、マイコン10によってオン・オフ制
御される。ランプ用電源スイッチ14がオンするとラン
プ16に電圧が与えられ、ランプ16が点灯する。回路
電源スイッチ13がオンされると、各回路に電源が供給
される。操作部42によって電源がオンされたときに、
ランプ用電源スイッチ14および回路用電源スイッチ1
3はオンせしめられる。
【0017】マイコン10は、プログラムを記憶したR
OM等の記憶装置(図示略)、必要なデータを記憶する
RAM等の記憶装置(図示略)の他、EEPROM等の
不揮発性メモリ41を備えている。また、マイコン10
には、リモコン送信機、キーボート等の操作部42から
の指令が入力される。
OM等の記憶装置(図示略)、必要なデータを記憶する
RAM等の記憶装置(図示略)の他、EEPROM等の
不揮発性メモリ41を備えている。また、マイコン10
には、リモコン送信機、キーボート等の操作部42から
の指令が入力される。
【0018】液晶プロジェクタには、コンピュータから
のアナログRBG信号を入力するためのアナログRBG
入力端子18と、VCR、DVD等からのコンポジット
ビデオ信号を入力するためのAV入力端子19とを備え
ている。
のアナログRBG信号を入力するためのアナログRBG
入力端子18と、VCR、DVD等からのコンポジット
ビデオ信号を入力するためのAV入力端子19とを備え
ている。
【0019】アナログRBG入力端子18に入力された
アナログRBG信号は、入力切り替えスイッチ22の第
1入力端子に送られる。AV入力端子19に入力された
コンポジットビデオ信号は、Y/C分離回路20で輝度
信号と色信号に分離され、ビデオデコーダ21に入力さ
れる。
アナログRBG信号は、入力切り替えスイッチ22の第
1入力端子に送られる。AV入力端子19に入力された
コンポジットビデオ信号は、Y/C分離回路20で輝度
信号と色信号に分離され、ビデオデコーダ21に入力さ
れる。
【0020】マイコン10は、ビデオデコーダ21か
ら、信号の有無、カラーシステムなどを受信し、それに
応じた制御データをビデオデコーダ21に送信する。ビ
デオデコーダ21は、入力信号をRBG信号に変換して
出力する。ビデオデコーダ21からのRBG信号は、入
力切り替えスイッチ22の第2入力端子に送られる。入
力切り替えスイッチ22は、マイコン10によって制御
される。
ら、信号の有無、カラーシステムなどを受信し、それに
応じた制御データをビデオデコーダ21に送信する。ビ
デオデコーダ21は、入力信号をRBG信号に変換して
出力する。ビデオデコーダ21からのRBG信号は、入
力切り替えスイッチ22の第2入力端子に送られる。入
力切り替えスイッチ22は、マイコン10によって制御
される。
【0021】入力切り替えスイッチ22によって選択さ
れた信号は、A/Dコンバータ23に送られる。VCO
24は、マイコン10からの制御データに基づいて入力
信号に応じたサンプリング周波数を生成して、A/Dコ
ンバータ23に出力する。A/Dコンバータ23は、V
CO24から入力されるサンプリング周波数に同期し
て、入力信号をサンプリングし、得られたデジタル信号
を信号処理ゲートアレイ25に出力する。
れた信号は、A/Dコンバータ23に送られる。VCO
24は、マイコン10からの制御データに基づいて入力
信号に応じたサンプリング周波数を生成して、A/Dコ
ンバータ23に出力する。A/Dコンバータ23は、V
CO24から入力されるサンプリング周波数に同期し
て、入力信号をサンプリングし、得られたデジタル信号
を信号処理ゲートアレイ25に出力する。
【0022】DRAM33には、映像信号以外の表示、
いわゆるオンスクリーン表示を行うためのオンスクリー
ン表示用データが格納されている。
いわゆるオンスクリーン表示を行うためのオンスクリー
ン表示用データが格納されている。
【0023】信号処理ゲートアレイ25は、A/Dコン
バータ23から入力される映像データとDRAM33に
格納されているオンスクリーン表示用データとを切り替
えて、D/Aコンバータ26に送る。
バータ23から入力される映像データとDRAM33に
格納されているオンスクリーン表示用データとを切り替
えて、D/Aコンバータ26に送る。
【0024】D/Aコンバータ26に入力されたデジタ
ル信号はアナログ変換され、色信号ドライバ27に入力
される。色信号ドライバ27は、マイコン10から受信
した制御データに基づいて、明るさなどの色信号補正
と、パネルの特性に応じたDCカーブの変換などを行
う。色信号ドライバ27から出力された信号は、サンプ
ル&ホールド回路28に送られ、液晶パネル29、3
0、31に出力するためのサンプリングが行われる。
ル信号はアナログ変換され、色信号ドライバ27に入力
される。色信号ドライバ27は、マイコン10から受信
した制御データに基づいて、明るさなどの色信号補正
と、パネルの特性に応じたDCカーブの変換などを行
う。色信号ドライバ27から出力された信号は、サンプ
ル&ホールド回路28に送られ、液晶パネル29、3
0、31に出力するためのサンプリングが行われる。
【0025】液晶パネル29、30、31に対しては通
常6相、つまり6ドット単位で一括書き込みが行われる
ので、サンプル&ホールド回路28は、6ドット分のデ
ータ取り込みと一括出力を行う。サンプル&ホールド回
路28から、RGBそれぞれの液晶パネル29、30、
31に対して、対応したデータが送られる。
常6相、つまり6ドット単位で一括書き込みが行われる
ので、サンプル&ホールド回路28は、6ドット分のデ
ータ取り込みと一括出力を行う。サンプル&ホールド回
路28から、RGBそれぞれの液晶パネル29、30、
31に対して、対応したデータが送られる。
【0026】タイミングコントローラ32は、マイコン
10から受信した制御データに基づいて、サンプル&ホ
ールド28および各液晶パネル29、30、31のタイ
ミング制御を行う。
10から受信した制御データに基づいて、サンプル&ホ
ールド28および各液晶パネル29、30、31のタイ
ミング制御を行う。
【0027】図2は、OEM先を確定するために設けら
れた分圧回路(OEM先を確定するためのアナログ入力
電圧値の入力回路)100、マイコン10および不揮発
性メモリ41を示している。
れた分圧回路(OEM先を確定するためのアナログ入力
電圧値の入力回路)100、マイコン10および不揮発
性メモリ41を示している。
【0028】分圧回路100は、オプション抵抗101
と、プルダウン抵抗102との直列回路からなる。両抵
抗101、102の接続点はマイコンの所定の入力端子
に接続されている。プルダウン抵抗102の一端は接地
されている。オプション抵抗101の一端には、メイン
電源回路12から出力されるマイコン用電源である+5
Vの直流電圧が印加されている。
と、プルダウン抵抗102との直列回路からなる。両抵
抗101、102の接続点はマイコンの所定の入力端子
に接続されている。プルダウン抵抗102の一端は接地
されている。オプション抵抗101の一端には、メイン
電源回路12から出力されるマイコン用電源である+5
Vの直流電圧が印加されている。
【0029】オプション抵抗101の抵抗値Rxは、O
EM先に応じて決定される。プルダウン抵抗102の抵
抗値は、この例では10KΩである。マイコン10に
は、分圧回路100を介して入力されるアナログ電圧値
をデジタルデータに変換するためのA/D変換器(図示
略)を内蔵している。A/D変換器の分解能は、この例
では、8ビットである。
EM先に応じて決定される。プルダウン抵抗102の抵
抗値は、この例では10KΩである。マイコン10に
は、分圧回路100を介して入力されるアナログ電圧値
をデジタルデータに変換するためのA/D変換器(図示
略)を内蔵している。A/D変換器の分解能は、この例
では、8ビットである。
【0030】表1は、アナログ入力電圧値と、対応する
デジタルデータと、対応するOEM先との関係を示して
いる。
デジタルデータと、対応するOEM先との関係を示して
いる。
【0031】
【表1】
【0032】表1において、オプション抵抗101が存
在しない場合(開放)には、入力電圧は0Vとなり、対
応するデジタルデータは”0”となり、対応するOEM
先は「未定義OEM先」となる。オプション抵抗の抵抗
値Rxが、たとえば、3.9Ωのときには、入力電圧は
5×10/(10+3.9)=3.59Vとなり、対応
するデジタルデータは”5”となり、対応するOEM先
は「OEM先3」となる。つまり、オプション抵抗10
1の存在の有無、オプション抵抗101の抵抗値Rxに
よってOEM先を確定するようになっている。
在しない場合(開放)には、入力電圧は0Vとなり、対
応するデジタルデータは”0”となり、対応するOEM
先は「未定義OEM先」となる。オプション抵抗の抵抗
値Rxが、たとえば、3.9Ωのときには、入力電圧は
5×10/(10+3.9)=3.59Vとなり、対応
するデジタルデータは”5”となり、対応するOEM先
は「OEM先3」となる。つまり、オプション抵抗10
1の存在の有無、オプション抵抗101の抵抗値Rxに
よってOEM先を確定するようになっている。
【0033】以下の説明においては、表1のデジタルデ
ータをOEM先データということにする。マイコン10
は確定したOEM先データを不揮発性メモリ41に保存
しておく。このデータは、アナログ電圧値が不安定な場
合に使用する。
ータをOEM先データということにする。マイコン10
は確定したOEM先データを不揮発性メモリ41に保存
しておく。このデータは、アナログ電圧値が不安定な場
合に使用する。
【0034】図3は、不揮発性メモリ41の内容の一部
を示している。
を示している。
【0035】不揮発性メモリ41には、不揮発性メモリ
41にデータが書き込まれているか否かを示すキーワー
ド(この例では、0x55)を格納するためのエリア
(アドレス0x00)、OEM先データを格納するため
のエリア(アドレス0x01)等が設けられている。
41にデータが書き込まれているか否かを示すキーワー
ド(この例では、0x55)を格納するためのエリア
(アドレス0x00)、OEM先データを格納するため
のエリア(アドレス0x01)等が設けられている。
【0036】図4は、ACコンセント17に液晶プロジ
ェクタの電源プラグ(図示略)が接続されたときに、マ
イコン10によって実行されるOEM先確定処理手順を
示している。
ェクタの電源プラグ(図示略)が接続されたときに、マ
イコン10によって実行されるOEM先確定処理手順を
示している。
【0037】ACコンセント17に液晶プロジェクタの
電源プラグ(図示略)が接続されると、不揮発性メモリ
41に既にデータが書き込まれている否か、つまり、不
揮発性メモリ41が未書き込み品であるか否かを判定す
る(ステップ1)。具体的には、不揮発性メモリ41内
のアドレス0x00にキーワード”0x55”が書き込
まれているか否かを判定する。
電源プラグ(図示略)が接続されると、不揮発性メモリ
41に既にデータが書き込まれている否か、つまり、不
揮発性メモリ41が未書き込み品であるか否かを判定す
る(ステップ1)。具体的には、不揮発性メモリ41内
のアドレス0x00にキーワード”0x55”が書き込
まれているか否かを判定する。
【0038】不揮発性メモリ41に既にデータが書き込
まれていない場合、つまり、不揮発性メモリ41内のア
ドレス0x00にキーワード”0x55”が書き込まれ
ていないときには、不揮発性メモリ41のアドレス0x
00にキーワードを書き込む(ステップ2)。また、不
揮発性メモリ41のアドレス0x01に、”未定義OE
M先データ”、この例では0〜3の範囲の自然数を書き
込む(ステップ3)。そして、ステップ4に移行する。
まれていない場合、つまり、不揮発性メモリ41内のア
ドレス0x00にキーワード”0x55”が書き込まれ
ていないときには、不揮発性メモリ41のアドレス0x
00にキーワードを書き込む(ステップ2)。また、不
揮発性メモリ41のアドレス0x01に、”未定義OE
M先データ”、この例では0〜3の範囲の自然数を書き
込む(ステップ3)。そして、ステップ4に移行する。
【0039】上記ステップ1において、不揮発性メモリ
41に既にデータが書き込まれている場合、つまり、不
揮発性メモリ41内のアドレス0x00にキーワード”
0x55”が書き込まれているときには、ステップ4に
移行する。
41に既にデータが書き込まれている場合、つまり、不
揮発性メモリ41内のアドレス0x00にキーワード”
0x55”が書き込まれているときには、ステップ4に
移行する。
【0040】ステップ4では、リトライカウンタに0を
設定する。このカウンタはA/D変換器からのデータ読
み出し回数をカウントするために使用される。
設定する。このカウンタはA/D変換器からのデータ読
み出し回数をカウントするために使用される。
【0041】この後、マイコン10内のA/D変換器を
用いて、分圧回路100から入力される入力電圧に対応
するOEM先データを読み出す(ステップ5)。A/D
変換器の入力電圧とA/D変換器から出力されるOEM
先データ(デジタルデータ)との関係は、表1に示すよ
うになる。表1からわかるようにOEM先データとして
0〜7のデジタル値を得ることができる。
用いて、分圧回路100から入力される入力電圧に対応
するOEM先データを読み出す(ステップ5)。A/D
変換器の入力電圧とA/D変換器から出力されるOEM
先データ(デジタルデータ)との関係は、表1に示すよ
うになる。表1からわかるようにOEM先データとして
0〜7のデジタル値を得ることができる。
【0042】次に、時間待ちを行った後(ステップ
6)、再度、マイコン10内のA/D変換器を用いて、
分圧回路100から入力される入力電圧に対応するOE
M先データを読み出す(ステップ7)。ステップ6で時
間待ちを行なっているのは、A/D変換器によりOEM
先データを2回連続して読み出すとき、ある程度の間隔
をあけないと、短いノイズに弱くなるためである。ここ
では、時間待ちの一例として約0.02秒とする。
6)、再度、マイコン10内のA/D変換器を用いて、
分圧回路100から入力される入力電圧に対応するOE
M先データを読み出す(ステップ7)。ステップ6で時
間待ちを行なっているのは、A/D変換器によりOEM
先データを2回連続して読み出すとき、ある程度の間隔
をあけないと、短いノイズに弱くなるためである。ここ
では、時間待ちの一例として約0.02秒とする。
【0043】次に、ステップ6で読み出した1回目のデ
ータと、ステップ7で読み出した2回目のOEM先デー
タとが一致するか否かを判定する(ステップ8)。両者
が一致した場合には、ステップ6または7で読み出した
OEM先データが、OEM先を確定できる有効範囲内か
否かを判定する(ステップ9)。表1の例では、OEM
先を確定できる有効範囲内は”4”〜”7”である。
ータと、ステップ7で読み出した2回目のOEM先デー
タとが一致するか否かを判定する(ステップ8)。両者
が一致した場合には、ステップ6または7で読み出した
OEM先データが、OEM先を確定できる有効範囲内か
否かを判定する(ステップ9)。表1の例では、OEM
先を確定できる有効範囲内は”4”〜”7”である。
【0044】ステップ6または7で読み出したOEM先
データが、OEM先を確定できる有効範囲内である場合
には、OEM先データに対応するOEM先をOEM先と
して確定する(ステップ10)。そして、確定したOE
M先に対応するOEM先データと、不揮発性メモリ41
内のアドレス”0x01”に格納されているOEM先デ
ータとが同じであるか否かを判定する(ステップ1
1)。両者が一致した場合には、今回のOEM先確定処
理を終了する。両者が一致しない場合には、ステップ1
0で確定したOEM先データを不揮発性メモリ41内の
アドレス”0x01”に書き込んだ後(ステップ1
2)、今回のOEM先確定処理を終了する。
データが、OEM先を確定できる有効範囲内である場合
には、OEM先データに対応するOEM先をOEM先と
して確定する(ステップ10)。そして、確定したOE
M先に対応するOEM先データと、不揮発性メモリ41
内のアドレス”0x01”に格納されているOEM先デ
ータとが同じであるか否かを判定する(ステップ1
1)。両者が一致した場合には、今回のOEM先確定処
理を終了する。両者が一致しない場合には、ステップ1
0で確定したOEM先データを不揮発性メモリ41内の
アドレス”0x01”に書き込んだ後(ステップ1
2)、今回のOEM先確定処理を終了する。
【0045】上記ステップ9において、ステップ6また
は7で読み出したOEM先データが、OEM先を確定で
きる有効範囲内ではないと判定したとき、たとえば、O
EM先データが0〜3であるときには、”未定義OEM
先”をOEM先として確定して(ステップ17)、今回
のOEM先確定処理を終了する。
は7で読み出したOEM先データが、OEM先を確定で
きる有効範囲内ではないと判定したとき、たとえば、O
EM先データが0〜3であるときには、”未定義OEM
先”をOEM先として確定して(ステップ17)、今回
のOEM先確定処理を終了する。
【0046】上記ステップ8において、ステップ6で読
み出した1回目のOEM先データと、ステップ7で読み
出した2回目のOEM先データとが一致しないと判定し
たときには、リトライカウンタのカウンタ値を1だけイ
ンクリメントする(ステップ13)。そして、リトライ
カウンタのカウント値が10以上になったか否かを判定
する(ステップ14)。
み出した1回目のOEM先データと、ステップ7で読み
出した2回目のOEM先データとが一致しないと判定し
たときには、リトライカウンタのカウンタ値を1だけイ
ンクリメントする(ステップ13)。そして、リトライ
カウンタのカウント値が10以上になったか否かを判定
する(ステップ14)。
【0047】リトライカウンタのカウント値が10未満
である場合には、ステップ5に戻り、ステップ5移行の
処理を再度実行する。
である場合には、ステップ5に戻り、ステップ5移行の
処理を再度実行する。
【0048】上記ステップ14において、リトライカウ
ンタのカウント値が10以上になった場合には、つま
り、2回1組のOEM先データの読み出しが10回繰り
返し行なわれても、各組において2回読み出されたOE
M先データが一致しなかった場合には、不揮発性メモリ
41内のアドレス0x01から、OEM先データを読み
出す(ステップ1)。
ンタのカウント値が10以上になった場合には、つま
り、2回1組のOEM先データの読み出しが10回繰り
返し行なわれても、各組において2回読み出されたOE
M先データが一致しなかった場合には、不揮発性メモリ
41内のアドレス0x01から、OEM先データを読み
出す(ステップ1)。
【0049】不揮発性メモリ41から読み出したOEM
先データが有効範囲内であるか否かを判定する(ステッ
プ16)。不揮発性メモリ41から読み出したOEM先
データが有効範囲内である場合には、不揮発性メモリ4
1から読み出したOEM先データに対応するOEM先を
OEM先として確定する(ステップ18)。
先データが有効範囲内であるか否かを判定する(ステッ
プ16)。不揮発性メモリ41から読み出したOEM先
データが有効範囲内である場合には、不揮発性メモリ4
1から読み出したOEM先データに対応するOEM先を
OEM先として確定する(ステップ18)。
【0050】不揮発性メモリ41から読み出したOEM
先データが有効範囲内でない場合には、”未定義OEM
先”をOEM先として確定して(ステップ17)、今回
のOEM先確定処理を終了する。
先データが有効範囲内でない場合には、”未定義OEM
先”をOEM先として確定して(ステップ17)、今回
のOEM先確定処理を終了する。
【0051】ステップ17によって”未定義OEM先”
がOEM先として確定せしめられた場合には、たとえ
ば、ステップ4に戻ってOEM先確定処理を再度行な
う、ソフトウエアを走らせないようにする、未定義OE
M先に応じて予め定められた汎用の使用方法でソフトウ
エアを走らせる等の処理を行なうことが考えられる。
がOEM先として確定せしめられた場合には、たとえ
ば、ステップ4に戻ってOEM先確定処理を再度行な
う、ソフトウエアを走らせないようにする、未定義OE
M先に応じて予め定められた汎用の使用方法でソフトウ
エアを走らせる等の処理を行なうことが考えられる。
【0052】上記実施の形態では、アナログ入力電圧値
が安定している場合には、そのアナログ入力電圧値に対
応するデジタルデータ(OEM先データ)に基づいてO
EM先を確定するとともに、不揮発性メモリに当該OE
M先データを格納する。一方、アナログ入力電圧値が不
安定な場合は不揮発性メモリに既に保存してあるOEM
先データによってOEM先を確定している。
が安定している場合には、そのアナログ入力電圧値に対
応するデジタルデータ(OEM先データ)に基づいてO
EM先を確定するとともに、不揮発性メモリに当該OE
M先データを格納する。一方、アナログ入力電圧値が不
安定な場合は不揮発性メモリに既に保存してあるOEM
先データによってOEM先を確定している。
【0053】したがって、OEM先確定処理時にアナロ
グ入力電圧値が不安定であっても、過去のOEM先確定
処理時に、アナログ入力電圧値が安定した状態でOEM
先が確定されておれば、正確なOEM先が選択されるよ
うになる。このため、OEM先を確定する安定度を向上
することができる。
グ入力電圧値が不安定であっても、過去のOEM先確定
処理時に、アナログ入力電圧値が安定した状態でOEM
先が確定されておれば、正確なOEM先が選択されるよ
うになる。このため、OEM先を確定する安定度を向上
することができる。
【0054】
【発明の効果】この発明によれば、マイコンへのアナロ
グ入力電圧値に基づいてOEM先を確定する場合に、ア
ナログ入力電圧値が不安定となった場合にも正確なOE
M先を確定することが可能となる。
グ入力電圧値に基づいてOEM先を確定する場合に、ア
ナログ入力電圧値が不安定となった場合にも正確なOE
M先を確定することが可能となる。
【図1】液晶プロジェクタの全体的な構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】図2は、OEM先を確定するために設けられた
分圧回路100、マイコン10および不揮発性メモリ4
1を示すブロック図である。
分圧回路100、マイコン10および不揮発性メモリ4
1を示すブロック図である。
【図3】図3は、不揮発性メモリ41の内容の一部を示
す模式図である。
す模式図である。
【図4】図4は、ACコンセント17に液晶プロジェク
タの電源プラグ(図示略)が接続されたときに、マイコ
ン10によって実行されるOEM先確定処理手順を示し
ている。
タの電源プラグ(図示略)が接続されたときに、マイコ
ン10によって実行されるOEM先確定処理手順を示し
ている。
10 マイコン
41 不揮発性メモリ
100 分圧回路
101 オプション抵抗
102 プルダウン抵抗
Claims (2)
- 【請求項1】 制御装置に入力されるアナログ入力電圧
値に基づいて、OEM先を確定し、確定したOEM先に
応じてソフトウェア処理の一部を切り替えるようにした
表示装置において、 OEM先確定処理時において、アナログ入力電圧値が安
定している場合には、アナログ入力電圧値に基づいてO
EM先を確定するとともに、OEM先データを不揮発性
メモリに記憶させる手段、およびOEM先確定処理時に
おいて、アナログ入力電圧値が不安定である場合には、
不揮発性メモリに格納されているOEM先データに基づ
いてOEM先を確定する手段、 を備えていることを特徴とする表示装置。 - 【請求項2】 制御装置に入力されるアナログ入力電圧
値に基づいて、OEM先を確定し、確定したOEM先に
応じてソフトウェア処理の一部を切り替えるようにした
表示装置において、 OEM先確定処理時において、アナログ入力電圧値を複
数回読み込み、読み込んだ各アナログ入力電圧値に対応
するOEM先データが一致するか否かを判定する第1手
段、 読み込んだ各アナログ入力電圧値に対応するOEM先デ
ータが一致しないと判定される毎に、第1手段による処
理を繰り返し行なう第2手段、 読み込んだ各アナログ入力電圧値に対応するOEM先デ
ータが一致した場合には、アナログ入力電圧値に対応す
るOEM先データに基づいてOEM先を確定するととも
に、OEM先データを不揮発性メモリに記憶させる第3
手段、および第1手段による処理を所定回数繰り返し行
なっても、読み込んだ各アナログ入力電圧値に対応する
OEM先データが一致しなかった場合には、不揮発性メ
モリに格納されているOEM先データに基づいてOEM
先を確定する第4手段、 を備えていることを特徴とする表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000125620A JP3416613B2 (ja) | 2000-04-26 | 2000-04-26 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000125620A JP3416613B2 (ja) | 2000-04-26 | 2000-04-26 | 表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001306053A JP2001306053A (ja) | 2001-11-02 |
JP3416613B2 true JP3416613B2 (ja) | 2003-06-16 |
Family
ID=18635539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000125620A Expired - Fee Related JP3416613B2 (ja) | 2000-04-26 | 2000-04-26 | 表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3416613B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI260915B (en) * | 2005-06-14 | 2006-08-21 | Princeton Technology Corp | Video player and electronic system utilizing the same |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3039371U (ja) | 1997-01-08 | 1997-07-15 | 船井電機株式会社 | テレビジョン |
-
2000
- 2000-04-26 JP JP2000125620A patent/JP3416613B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3039371U (ja) | 1997-01-08 | 1997-07-15 | 船井電機株式会社 | テレビジョン |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001306053A (ja) | 2001-11-02 |
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