JP3416544B2 - 長尺状ワークの高周波焼入装置および高周波焼入方法 - Google Patents

長尺状ワークの高周波焼入装置および高周波焼入方法

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哲正 渡邊
立美 中村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺状ワークの高
周波焼入装置および高周波焼入方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、長尺状ワークの高周波焼入装
置は、長尺状ワークを焼入するための高周波加熱コイル
体と冷却ジャケットとを含む焼入機構と、前記高周波加
熱コイル体に対して長尺状ワークを送り込む上流側搬送
機構と、前記高周波加熱コイル体と冷却ジャケットとを
通過した長尺状ワークの部分を受け取り下流側に送り出
す下流側搬送機構とを備えている。
【0003】前記上流側搬送機構と、下流側搬送機構と
は、それぞれ前記長尺状ワークの搬送のための駆動ロー
ラと、この駆動ローラと対をなすローラ(駆動ローラま
たは従動ローラ)とを備えている。
【0004】従来の長尺状ワークの高周波焼入装置にお
いては、前記各駆動ローラの径は同じで、周速度(この
周速度は、所定の焼入用搬送速度である。)が同じとな
るように設定されていた。即ち、上流側搬送機構の駆動
ローラと、この駆動ローラと対をなすローラとで、前記
高周波加熱コイル体に対して長尺状ワークの先端側の部
分を所定の焼入用搬送速度で送り込む一方、下流側搬送
機構の駆動ローラと、この駆動ローラと対をなすローラ
とで、長尺状ワークの先端側の部分を前記所定の焼入用
搬送速度と同じ速度で受け取り下流側に送り出してい
た。なお、前記上流側搬送機構と、下流側搬送機構とに
おける前記駆動ローラと前記対をなすローラとの間に挟
持される前記長尺状ワークに対する押圧力は、共に同じ
となるように設定されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の長尺
状ワークの高周波焼入装置において、前記高周波加熱コ
イル体と冷却ジャケットとを含む焼入機構の部分で長尺
状ワークに焼入を施すと、長尺状ワークに歪みが発生す
る。しかしながら、この従来の長尺状ワークの高周波焼
入装置は、前記歪みが発生しても、前記上流側搬送機構
と、下流側搬送機構との部分間では、長尺状ワークに特
別な拘束力が働くわけではない。よって、長尺状ワーク
は、矯正されることなく下流側搬送機構から歪んだまま
の状態で取り出される。
【0006】なお、前記歪みは、高周波加熱コイル体の
加熱バランスのズレやこの直後の冷却ジャケットによる
冷却バランスのズレ等によって、早く冷えた方に凸とな
るものである。例えば、角柱状の長尺状ワークの両側面
を焼入すると、搬送方向の左右どちらかに曲がるという
歪みと、上下方向のどちらかに曲がるという歪みとが発
生する。この歪みは、長尺状ワークの厚み・幅寸法が小
さいほど大きい。
【0007】上述のように焼入面が両側面の場合、上下
方向のどちらかに曲がるという歪みは、従来の長尺状ワ
ークの高周波焼入装置から焼入後の長尺状ワークを取り
出してからでも多少矯正(歪みとり)することができ
る。一方、左右どちらかに曲がるという歪みは、焼入後
に矯正することは困難である。よって、左右方向の歪み
が規格よりも大きいものは不良品となっていた。また、
矯正によって、規格内に納まったとしても、歪み(曲が
り)が大きいと、矯正のための時間が長くかかってい
た。
【0008】そこで、従来より、歪みが大きく発生しに
くいように、高周波加熱コイル体や冷却ジャケット等の
部分を改良してきた。しかし、完全に歪みが発生しない
状態とすることはできていない。
【0009】本発明の主たる目的は、長尺状ワークの焼
入による歪みを減少させ、良品率を向上させるととも
に、歪みとり(矯正)作業時間を短縮することのできる
長尺状ワークの高周波焼入装置および高周波焼入装方法
を提供することにある。
【0010】上記問題を解決するために、本発明の請求
項1に係る長尺状ワークの高周波焼入装置は、長尺状ワ
ークを焼入するための高周波加熱コイル体と冷却ジャケ
ットとを含む焼入機構と、前記高周波加熱コイル体に対
して長尺状ワークを送り込む上流側搬送機構と、前記高
周波加熱コイル体と冷却ジャケットとを通過した長尺状
ワークの部分を受け取り下流側に送り出す下流側搬送機
構とを具備しており、且つ、前記上流側搬送機構と下流
側搬送機構とは、長尺状ワークのうち、前記両搬送機構
間に位置する部分に長手方向の張力を発生させる機構と
しており、前記上流側搬送機構と、下流側搬送機構と
は、それぞれ前記長尺状ワークの搬送のための駆動ロー
ラと、この駆動ローラと対をなすローラとを備えてお
り、前記上流側搬送機構の駆動ローラによる前記長尺状
ワークの搬送設定速度をV1、前記下流側搬送機構の駆
動ローラによる前記長尺状ワークの搬送設定速度をV
2、前記上流側搬送機構における前記駆動ローラと対を
なすローラとの間に挟持される前記長尺状ワークに対す
る押圧力をP1、前記下流側搬送機構における前記駆動
ローラと前記対をなすローラとの間に挟持される前記長
尺状ワークに対する押圧力をP2とすると、V1<V2
且つP1>P2とすることによって前記張力を発生させ
る構成とする。
【0011】本発明の請求項2に係る長尺状ワークの高
周波焼入装置は、前記上流側搬送機構と、下流側搬送機
構との前記駆動ローラと、この駆動ローラを対をなすロ
ーラとは、それぞれ複数組設けられており、前記P1
は、上流側搬送機構の前記複数組の各駆動ローラと、こ
の駆動ローラと対をなすローラとの間に挟持される長尺
状ワークに対する押圧力の和であり、前記P2は下流側
搬送機構の前記複数組の各駆動ローラと、この駆動ロー
ラと対をなすローラとの間に挟持される長尺状ワークに
対する押圧力の和である。
【0012】本発明の請求項3に係る長尺状ワークの高
周波焼入方法は、長尺状ワークを焼入するための高周波
加熱コイル体と冷却ジャケットとを含む焼入機構と、前
記高周波加熱コイル体に対して長尺状ワークを送り込む
上流側搬送機構と、前記高周波加熱コイル体と冷却ジャ
ケットとを通過した長尺状ワークの部分を受け取り下流
側に送り出す下流側搬送機構とを具備している長尺状ワ
ークの高周波焼入装置における高周波焼入方法であっ
て、前記上流側搬送機構と下流側搬送機構とが、長尺状
ワークのうち、前記両搬送機構間に位置する部分に長手
方向の張力を発生させることで前記長尺状ワークの焼入
時の歪みを減少させるべく、前記上流側搬送機構の駆動
ローラにおける前記長尺状ワークの搬送設定速度をV
1、前記下流側搬送機構の駆動ローラによる前記長尺状
ワークの搬送設定速度をV2、前記上流側搬送機構にお
ける前記駆動ローラと前記対をなすローラとの間に挟持
される前記長尺状ワークに対する押圧力をP1、前記下
流側搬送機構における前記駆動ローラと対をなすローラ
との間に挟持される前記長尺状ワークに対する押圧力を
P2とすると、V1<V2且つP1>P2とすることに
よって前記張力を発生させる。
【0013】本発明の請求項4に係る長尺状ワークの高
周波焼入方法は、前記上流側搬送機構と、下流側搬送機
構との前記駆動ローラと、この駆動ローラと対をなすロ
ーラとは、それぞれ複数組設けられている請求項1記載
の長尺状ワークの高周波焼入装置における高周波焼入方
法であって、前記P1は、上流側搬送機構の前記複数組
の各駆動ローラ、この駆動ローラと対をなすローラとの
間に挟持される長尺状ワークに対する押圧力の和であ
り、前記P2は下流側搬送機構の前記複数組の各駆動ロ
ーラと、この駆動ローラと対をなすローラとの間に挟持
される長尺状ワークに対する押圧力の和であり、前記P
1とP2とを大きくすることによって前記張力を大きく
する。
【0014】
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の長尺状ワークの高
周波焼入方法を実現することのできる本発明の実施の形
態に係る長尺状ワークの高周波焼入装置を図1を参照し
つつ説明する。図1は本発明の実施の形態に係る長尺状
ワークの高周波焼入装置を示す概略説明図である。
【0017】本発明の実施の形態に係る長尺状ワークの
高周波焼入装置は、長尺状ワークWの搬送装置部10
と、この搬送装置部10の途中に設けられた高周波加熱
コイル体210と冷却ジャケット250、250とを含
む焼入機構(電源部分等は図示省略)とを備えている。
搬送装置部10は、前記高周波加熱コイル体210に対
して長尺状ワークWを送り込む上流側搬送機構100
と、前記高周波加熱コイル体210と冷却ジャケット2
50、250とを通過した長尺状ワークWの部分を受け
取り下流側に送り出す下流側搬送機構300とを有して
いる。
【0018】前記上流側搬送機構100と下流側搬送機
構300とが、長尺状ワークWのうち、前記両搬送機構
100、300間に位置する部分に長手方向の張力を発
生させることで焼入時の歪みを減少させる構成としてい
る。
【0019】前記張力を発生させるために、前記上流側
搬送機構100と、下流側搬送機構300とは、それぞ
れ前記長尺状ワークWの搬送のための駆動ローラ11
0、310と、この駆動ローラ110、310と対をな
す従動ローラ(ただし、駆動ローラでもよい。)12
0、320とを有している。この駆動ローラ110、3
10は、後述のように共通のモータ(図示省略)で回転
駆動されている。
【0020】ここで、前記上流側搬送機構100の駆動
ローラ110による前記長尺状ワークWの搬送設定速度
をV1、前記下流側搬送機構300の駆動ローラ310
による前記長尺状ワークWの搬送設定速度をV2、前記
上流側搬送機構100における前記駆動ローラ110と
前記対をなす従動ローラ120との間に挟持される前記
長尺状ワークWに対する押圧力をP1、前記下流側搬送
機構300における前記駆動ローラ310と前記対をな
す従動ローラ320との間に挟持される前記長尺状ワー
クWに対する押圧力をP2とすると、V1<V2且つP
1>P2とすればよい。
【0021】なお、前記押圧力P1、P2は、前記従動
ローラ120、320を例えば長尺状ワークWの上側に
設置し、この従動ローラ120、320にバネ等の付勢
手段(図示省略)をそれぞれ設けて発生させる。
【0022】前記搬送設定速度(ローラの周速度)V
1、V2をV1<V2とするのは、例えば、駆動ローラ
110、310の径を、「駆動ローラ110の径」<
「駆動ローラ310の径」としつつ駆動ローラ110、
310の回転速度を同じとするか、または、駆動ローラ
110と310との径を同じとしつつ、「駆動ローラ1
10の回転速度」<「駆動ローラ310の回転速度」と
すればよい。
【0023】ただし、前者の方が同一のモータを単純な
ウォーム等の連結機構経由で駆動ローラ110、310
につなぐだけでよいので搬送機構10が若干簡単とな
る。一方、後者の方の場合には、同一のモータで駆動す
る際には、前記連結機構に変速ギアを途中に噛ませるか
またはウォーム等の歯の数を変更することになる。もち
ろん駆動ローラ110と310とは、別々のモータで駆
動してもよい。なお、前記搬送設定速度V1は、長尺状
ワークWを焼入する際の所定の搬送速度である。
【0024】ところで、図1において、冷却ジャケット
250、250は、図示の都合上、長尺状ワークWの上
下に配置するように描いている。しかしながら、例え
ば、前記高周波加熱コイル体210が長尺状ワークWの
両側面を高周波加熱するような構造の場合には、冷却ジ
ャケット250は、実際には、長尺状ワークWの両側面
側にそれぞれ設けられる(なお、後述の図2においても
同様である。)。
【0025】このように構成された本発明の実施の形態
に係る長尺状ワークの高周波焼入装置は、次のように動
作する。
【0026】上流側搬送機構100の駆動ローラ110
と従動ローラ120との間に、図示しない搬入装置で長
尺状ワークWが送り込まれる。駆動ローラ110が長尺
状ワークWを焼入する際の所定の搬送速度と同じ前記搬
送設定速度V1で回転し、従動ローラ120に付勢力が
働いているので、長尺状ワークW(の先端側の部分)
は、速度V1で搬送される。そして、この速度V1で高
周波加熱コイル体210を通過する。この際、この高周
波加熱コイル体210によって、所定の位置が高周波加
熱される。
【0027】その後、長尺状ワークWの先端側の部分
は、冷却ジャケット250、250から冷却液Lをかけ
られる。その冷却液Lをかけられた部分は所定の焼入が
完了する。この際、高周波加熱コイル体210の加熱バ
ランスのズレやこの直後の冷却ジャケット250、25
0による冷却バランスのズレ等によって、早く冷えた方
に長尺状ワークWが凸となる歪みが発生する。
【0028】その歪みが発生しつつ、長尺状ワークWの
先端側の部分は、下流側搬送機構300の駆動ローラ3
10と従動ローラ320との間に到達する。そうする
と、長尺状ワークWの先端側の部分は、駆動ローラ31
0と従動ローラ320との間の速度V2の方が、前記速
度V1よりも早く、且つP1>P2なので、引っ張られ
始める。この際、前記P1>P2なので、長尺状ワーク
Wの速度自体は、V1(焼入する際の所定の搬送速度)
のままとなり、駆動ローラ310と従動ローラ320と
の間で、長尺状ワークWが下流側に引っ張られつつ滑っ
ている状態となっている。
【0029】よって、この段階から、長尺状ワークWの
後端部が上流側搬送機構100の駆動ローラ110と従
動ローラ120との間を通過するまで、長尺状ワークW
のうち、上流側搬送機構100と下流側搬送機構300
との間に位置する部分に長手方向の張力が働き、歪みが
減少するのである。
【0030】なお、長尺状ワークWの後端部が、上流側
搬送機構100の駆動ローラ110と従動ローラ120
との間を通過してしまうと、長尺状ワークWの搬送速度
がV2(焼入する際の所定の搬送速度V1よりも早い速
度)となってしまうので、長尺状ワークの焼入をこの後
の部分(例えば後端部)まで施す必要がある場合には、
次のような工夫がされている。
【0031】上流側搬送機構100の駆動ローラ110
と従動ローラ120との手前(上流側)には、長尺状ワ
ークWの後端部を検出するための通過センサが設けられ
ている。この通過センサで長尺状ワークWの後端部が通
過するのを検出して、その信号を利用して、長尺状ワー
クWの後端部が、上流側搬送機構100の駆動ローラ1
10と従動ローラ120との間を通過する直前または通
過した瞬間に、下流側搬送機構300における搬送設定
速度をV2からV1 に変更する。
【0032】なお、V2とV1 との差は、後述するよう
に小さいので、この速度変更はスムーズに行われる。こ
れにより、長尺状ワークWの後端部の焼入速度も所定の
V1となるので、適切に焼入が施されるのである。
【0033】次に、具体的な数字に基づいて説明する。
【0034】長尺状ワークWは、例えば9mm角のもの
である。前記V2=1.05V1(つまり、V2はV1
の5%アップ)とする。V1=80mm/秒、V2=8
4mm/秒、P1=25kg、P2=20kg、静止摩
擦係数をμ1 =0.15、動摩擦係数をμ2 =0.1と
すると、 摩擦力f1=μ1 P1=0.15×25=3.75kg 摩擦力f2=μ2 P2=0.1×20=2kg である。
【0035】つまり、長尺状ワークWのうち、上流側搬
送機構100と、下流側搬送機構300との間に位置す
る部分に、長手方向の2kg〔片方は止まっていて、f
2=2kgという引っ張る力が働いているのと同様であ
ると考えることが出来る。〕の張力が働いている。この
2kgという張力が長尺状ワークWの歪み減少に貢献す
る。
【0036】次に、この張力を更に大きくすることので
きる本発明の別の長尺状ワークの高周波焼入方法を説明
する。例えばP1、P2をP1>P2としつつ、それぞ
れ大きくすれば、前記張力は増加する。ただし、長尺状
ワークWを許容の力以上で押圧すると、長尺状ワークW
に傷がつく。
【0037】そのため、例えば、前記長尺状ワークの高
周波焼入装置10における上流側搬送機構100の駆動
ローラ110と従動ローラ120および下流側搬送機構
300の駆動ローラ310と従動ローラ320との数を
増加させて、一対のローラ当たりの押圧力を許容の力以
内としつつ、前記張力を増加させるのである。前記P1
は、複数組の駆動ローラ110と従動ローラ120との
間に挟持される長尺状ワークWに対する押圧力の和であ
り、前記P2は複数組の駆動ローラ310と従動ローラ
320との間に挟持される長尺状ワークWに対する押圧
力の和である。なお、増加させたローラは、増加前のロ
ーラに対して接触しない程度に隣接させて設けると好ま
しい。
【0038】具体的に、この本発明の別の長尺状ワーク
の高周波焼入方法を実現できる本発明の別の実施の形態
に係る長尺状ワークの高周波焼入装置を、上流側搬送機
構の駆動ローラと従動ローラおよび下流側搬送機構の駆
動ローラと従動ローラとの数を2倍にした場合について
図2を参照しつつ説明する。図2は本発明の別の実施の
形態に係る長尺状ワークの高周波焼入装置を示す概略説
明図である。
【0039】この場合の長尺状ワークの高周波焼入装置
は、搬送装置部10′と、この搬送装置部10′の途中
に設けられた高周波加熱コイル体210と冷却ジャケッ
ト250、250とを含む焼入機構(電源部分等は図示
省略)とを備えている。搬送装置部10′は、前記高周
波加熱コイル体210に対して長尺状ワークWを送り込
む上流側搬送機構100′と、前記高周波加熱コイル体
210と冷却ジャケット250、250とを通過した長
尺状ワークWの部分を受け取り下流側に送り出す下流側
搬送機構300′とを有している。
【0040】上流側搬送機構100′は、2対の駆動ロ
ーラ110、110′と従動ローラ120、120′と
を有している。駆動ローラ110′と、従動ローラ12
0′とは、駆動ローラ110と、従動ローラ120との
上流側に、接触しない程度に隣接させて設けている。従
動ローラ120、120′には、バネ等の付勢手段(図
示省略)が設けられている。駆動ローラ110と、従動
ローラ120との間に挟持される長尺状ワークWに対す
る押圧力をP1a、駆動ローラ110′と、従動ローラ
120′との間に挟持される長尺状ワークWに対する押
圧力をP1b(ただし、通常P1b=P1a)とする。
また、駆動ローラ110、110′による前記長尺状ワ
ークWの搬送設定速度をそれぞれV1とする。
【0041】下流側搬送機構300′は、2対の駆動ロ
ーラ310、310′と従動ローラ320、320′と
を有している。駆動ローラ310′と、従動ローラ32
0′とは、駆動ローラ310と、従動ローラ320との
下流側に、接触しない程度に隣接させて設けている。従
動ローラ320、320′には、バネ等の付勢手段(図
示省略)が設けられている。駆動ローラ310と、従動
ローラ320との間に挟持される長尺状ワークWに対す
る押圧力をP2a、駆動ローラ310′と、従動ローラ
320′との間に挟持される長尺状ワークWに対する押
圧力をP2b(ただし、通常P2b=P2a)とする。
また、駆動ローラ310、310′による前記長尺状ワ
ークWの搬送設定速度をそれぞれV2とする。
【0042】なお、駆動ローラ110、110′、31
0、310′は、共通のモータ(図示省略)または別々
のモータ(図示省略)で回転駆動されている。
【0043】このように構成された長尺状ワークの高周
波焼入装置の場合、前記P1=P1a+P1b=(通
常)2×P1aであり、一方、前記P2=P2a+P2
b=(通常)2×P2aである。上述同様P1>P2と
なる必要がある。
【0044】ここで例えば、P1a=P1b=25k
g、P2a=P2b=20kgとすると、P1(=50
kg)>P2(=40kg)であり、前記張力はf2=
μ2 P2=0.1×40kg=4kgとなる。つまり、
張力も2倍となっている。
【0045】ところで、上述のように複数組のローラを
設けた場合であって、例えば、長尺状ワークWの後端部
まで焼入を施す必要がある場合には、例えば、上流側搬
送機構の最も上流側のローラを長尺状ワークWの後端部
が通過する直前または通過した瞬間に、下流側搬送機構
における搬送設定速度をV2からV1 に変更するとよ
い。
【0046】参考までに、押圧力の許容範囲について述
べる。長尺状ワークWの幅寸法1mm当たりの許容押圧
力は、2〜3kgである。幅寸法9mmの長尺状ワーク
Wなら、9×3=27kgとなる。即ち、1組のローラ
当たりの押圧力を27kg以内とする必要がある。よっ
て、上述のように、例えばP1a=P1b=25kg、
P2a=P2b=20kgと設定したのである。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る長尺状ワークの高周波焼入装置は、長尺状ワーク
を焼入するための高周波加熱コイル体と冷却ジャケット
とを含む焼入機構と、前記高周波加熱コイル体に対して
長尺状ワークを送り込む上流側搬送機構と、前記高周波
加熱コイル体と冷却ジャケットとを通過した長尺状ワー
クの部分を受け取り下流側に送り出す下流側搬送機構と
を具備しており、且つ、前記上流側搬送機構と下流側搬
送機構とは、長尺状ワークのうち、前記両搬送機構間に
位置する部分に長手方向の張力を発生させる機構として
おり、前記上流側搬送機構と、下流側搬送機構とは、そ
れぞれ前記長尺状ワークの搬送のための駆動ローラと、
この駆動ローラと対をなすローラとを備えており、前記
上流側搬送機構の駆動ローラによる前記長尺状ワークの
搬送設定速度をV1、前記下流側搬送機構の駆動ローラ
による前記長尺状ワークの搬送設定速度をV2、前記上
流側搬送機構における前記駆動ローラと対をなすローラ
との間に挟持される前記長尺状ワークに対する押圧力を
P1、前記下流側搬送機構における前記駆動ローラと前
記対をなすローラとの間に挟持される前記長尺状ワーク
に対する押圧力をP2とすると、V1<V2且つP1>
P2とすることによって前記張力を発生させる構成であ
る。
【0048】よって、本発明の請求項1に係る長尺状ワ
ークの高周波焼入装置の場合には、高周波加熱コイル体
と冷却ジャケットとで焼入を施される長尺状ワークは、
そのうちの前記両搬送機構間に位置する部分に長手方向
の張力を受ける。つまり、焼入時の長尺状ワークの歪み
を矯正する力が働く。前記歪みは、例えば、搬送方向と
直交する方向(左右または上下)に発生するが、前記張
力が長尺状ワークの長手方向に働くことによって、どの
ような方向の歪みも効果的に減少させられる。よって、
長尺状ワークの良品率が向上するとともに、歪みとり
(矯正)作業時間を短縮することもできる。また、この
長尺状ワークの高周波焼入装置は、特に複雑な構造を有
していないので、低コストで、提供することができる。
【0049】
【0050】本発明の請求項2に係る長尺状ワークの高
周波焼入装置は、前記上流側搬送機構と、下流側搬送機
構との前記駆動ローラと、この駆動ローラを対をなすロ
ーラとは、それぞれ複数組設けられており、前記P1
は、上流側搬送機構の前記複数組の各駆動ローラと、こ
の駆動ローラと対をなすローラとの間に挟持される長尺
状ワークに対する押圧力の和であり、前記P2は下流側
搬送機構の前記複数組の各駆動ローラと、この駆動ロー
ラと対をなすローラとの間に挟持される長尺状ワークに
対する押圧力の和である。
【0051】よって、本発明の請求項2に係る長尺状ワ
ークの高周波焼入装置の場合には、長尺状ワークに許容
以上の押圧力を与えて傷を付けることがなく、前記張力
を大きくすることができる。即ち、歪みを大きく減少さ
せることができる。
【0052】本発明の請求項3に係る長尺状ワークの高
周波焼入方法は、長尺状ワークを焼入するための高周波
加熱コイル体と冷却ジャケットとを含む焼入機構と、前
記高周波加熱コイル体に対して長尺状ワークを送り込む
上流側搬送機構と、前記高周波加熱コイル体と冷却ジャ
ケットとを通過した長尺状ワークの部分を受け取り下流
側に送り出す下流側搬送機構とを具備している長尺状ワ
ークの高周波焼入装置における高周波焼入方法であっ
て、前記上流側搬送機構と下流側搬送機構とが、長尺状
ワークのうち、前記両搬送機構間に位置する部分に長手
方向の張力を発生させることで前記長尺状ワークの焼入
時の歪みを減少させるべく、前記上流側搬送機構の駆動
ローラにおける前記長尺状ワークの搬送設定速度をV
1、前記下流側搬送機構の駆動ローラによる前記長尺状
ワークの搬送設定速度をV2、前記上流側搬送機構にお
ける前記駆動ローラと前記対をなすローラとの間に挟持
される前記長尺状ワークに対する押圧力をP1、前記下
流側搬送機構における前記駆動ローラと対をなすローラ
との間に挟持される前記長尺状ワークに対する押圧力を
P2とすると、V1<V2且つP1>P2とすることに
よって前記張力を発生させる。
【0053】よって、本発明の請求項3に係る長尺状ワ
ークの高周波焼入方法の場合には、上述の本発明の請求
項1に係る長尺状ワークの高周波焼入装置で実現してい
るので、その効果と同様の効果を有している。
【0054】本発明の請求項4に係る長尺状ワークの高
周波焼入方法は、前記上流側搬送機構と、下流側搬送機
構との前記駆動ローラと、この駆動ローラと対をなすロ
ーラとは、それぞれ複数組設けられている請求項1記載
の長尺状ワークの高周波焼入装置における高周波焼入方
法であって、前記P1は、上流側搬送機構の前記複数組
の各駆動ローラ、この駆動ローラと対をなすローラとの
間に挟持される長尺状ワークに対する押圧力の和であ
り、前記P2は下流側搬送機構の前記複数組の各駆動ロ
ーラと、この駆動ローラと対をなすローラとの間に挟持
される長尺状ワークに対する押圧力の和であり、前記P
1とP2とを大きくすることによって前記張力を大きく
する。
【0055】この本発明の請求項4に係る長尺状ワーク
の高周波焼入方法は、上述の本発明の請求項1に係る長
尺状ワークの高周波焼入装置によって実現されるので、
その効果と同様の効果を有する。
【0056】本発明の請求項5に係る長尺状ワークの高
周波焼入方法は、前記上流側搬送機構と、下流側搬送機
構とは、それぞれ前記長尺状ワークの搬送のための駆動
ローラと、この駆動ローラと対をなすローラとを備えて
いる請求項1記載の長尺状ワークの高周波焼入装置にお
ける高周波焼入方法であって、前記上流側搬送機構の駆
動ローラによる前記長尺状ワークの搬送設定速度をV
1、前記下流側搬送機構の駆動ローラによる前記長尺状
ワークの搬送設定速度をV2、前記上流側搬送機構にお
ける前記駆動ローラと前記対をなすローラとの間に挟持
される前記長尺状ワークに対する押圧力をP1、前記下
流側搬送機構における前記駆動ローラと前記対をなすロ
ーラとの間に挟持される前記長尺状ワークに対する押圧
力をP2とすると、V1<V2、且つ、P1>P2とす
ることによって前記張力を発生させる。
【0057】この本発明の請求項5に係る長尺状ワーク
の高周波焼入方法は、上述の本発明の請求項2に係る高
周波焼入装置によって実現されるので、その効果と同様
の効果を有する。
【0058】本発明の請求項6に係る長尺状ワークの高
周波焼入方法は、前記上流側搬送機構と、下流側搬送機
構との前記駆動ローラと、この駆動ローラと対をなすロ
ーラとは、それぞれ複数組設けられている請求項2記載
の長尺状ワークの高周波焼入装置における高周波焼入方
法であって、前記P1は、上流側搬送機構の前記複数組
の各駆動ローラと、この駆動ローラと対をなすローラと
の間に挟持される長尺状ワークに対する押圧力の和であ
り、前記P2は下流側搬送機構の前記複数組の各駆動ロ
ーラと、この駆動ローラと対をなすローラとの間に挟持
される長尺状ワークに対する押圧力の和であり、前記P
1とP2とを大きくすることによって前記張力を大きく
する。
【0059】この本発明の請求項6に係る長尺状ワーク
の高周波焼入方法は、上述の本発明の請求項3に係る高
周波焼入装置によって実現されるので、その効果と同様
の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る長尺状ワークの高周
波焼入装置を示す概略説明図である。
【図2】本発明の別の実施の形態に係る長尺状ワークの
高周波焼入装置を示す概略説明図である。
【符号の説明】
100 上流側搬送機構 210 高周波加熱コイル体 250 冷却ジャケット 300 下流側搬送機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C21D 1/18 C21D 1/42 C21D 9/00 H05B 6/00 - 6/10 H05B 6/14 - 6/44

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状ワークを焼入するための高周波加
    熱コイル体と冷却ジャケットとを含む焼入機構と、前記
    高周波加熱コイル体に対して長尺状ワークを送り込む上
    流側搬送機構と、前記高周波加熱コイル体と冷却ジャケ
    ットとを通過した長尺状ワークの部分を受け取り下流側
    に送り出す下流側搬送機構とを具備しており、且つ、前
    記上流側搬送機構と下流側搬送機構とは、長尺状ワーク
    のうち、前記両搬送機構間に位置する部分に長手方向の
    張力を発生させる機構としており、前記上流側搬送機構
    と、下流側搬送機構とは、それぞれ前記長尺状ワークの
    搬送のための駆動ローラと、この駆動ローラと対をなす
    ローラとを備えており、前記上流側搬送機構の駆動ロー
    ラによる前記長尺状ワークの搬送設定速度をV1、前記
    下流側搬送機構の駆動ローラによる前記長尺状ワークの
    搬送設定速度をV2、前記上流側搬送機構における前記
    駆動ローラと対をなすローラとの間に挟持される前記長
    尺状ワークに対する押圧力をP1、前記下流側搬送機構
    における前記駆動ローラと前記対をなすローラとの間に
    挟持される前記長尺状ワークに対する押圧力をP2とす
    ると、V1<V2且つP1>P2とすることによって前
    記張力を発生させる構成であることを特徴とする長尺状
    ワークの高周波焼入装置。
  2. 【請求項2】 前記上流側搬送機構と、下流側搬送機構
    との前記駆動ローラと、この駆動ローラを対をなすロー
    ラとは、それぞれ複数組設けられており、前記P1は、
    上流側搬送機構の前記複数組の各駆動ローラと、この駆
    動ローラと対をなすローラとの間に挟持される長尺状ワ
    ークに対する押圧力の和であり、前記P2は下流側搬送
    機構の前記複数組の各駆動ローラと、この駆動ローラと
    対をなすローラとの間に挟持される長尺状ワークに対す
    る押圧力の和であることを特徴とする請求項1記載の長
    尺状ワークの高周波焼入装置。
  3. 【請求項3】 長尺状ワークを焼入するための高周波加
    熱コイル体と冷却ジャケットとを含む焼入機構と、前記
    高周波加熱コイル体に対して長尺状ワークを送り込む上
    流側搬送機構と、前記高周波加熱コイル体と冷却ジャケ
    ットとを通過した長尺状ワークの部分を受け取り下流側
    に送り出す下流側搬送機構とを具備している長尺状ワー
    クの高周波焼入装置における高周波焼入方法であって、
    前記上流側搬送機構と下流側搬送機構とが、長尺状ワー
    クのうち、前記両搬送機構間に位置する部分に長手方向
    の張力を発生させることで前記長尺状ワークの焼入時の
    歪みを減少させるべく、前記上流側搬送機構の駆動ロー
    ラにおける前記長尺状ワークの搬送設定速度をV1、前
    記下流側搬送機構の駆動ローラによる前記長尺状ワーク
    の搬送設定速度をV2、前記上流側搬送機構における前
    記駆動ローラと前記対をなすローラとの間に挟持される
    前記長尺状ワークに対する押圧力をP1、前記下流側搬
    送機構における前記駆動ローラと対をなすローラとの間
    に挟持される前記長尺状ワークに対する押圧力をP2と
    すると、V1<V2且つP1>P2とすることによって
    前記張力を発生させることを特徴とする長尺状ワークの
    高周波焼入方法。
  4. 【請求項4】 前記上流側搬送機構と、下流側搬送機構
    との前記駆動ローラと、この駆動ローラと対をなすロー
    ラとは、それぞれ複数組設けられている請求項1記載の
    長尺状ワークの高周波焼入装置における高周波焼入方法
    であって、前記P1は、上流側搬送機構の前記複数組の
    各駆動ローラ、この駆動ローラと対をなすローラとの間
    に挟持される長尺状ワークに対する押圧力の和であり、
    前記P2は下流側搬送機構の前記複数組の各駆動ローラ
    と、この駆動ローラと対をなすローラとの間に挟持され
    る長尺状ワークに対する押圧力の和であり、前記P1と
    P2とを大きくすることによって前記張力を大きくする
    ことを特徴とする長尺状ワークの高周波焼入方法。
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