JP3416381B2 - 除塵装置 - Google Patents

除塵装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は石炭等の化石燃料を
使用する燃焼設備,製鉄機械,セメント製造設備,化学
プラント等から排出される高温含塵ガス用に適用して好
適な除塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高温燃焼ガス中の粉塵を除去するために
多孔質のセラミック体を用いた円筒形或いはハニカム型
のフィルタエレメントを用いた除塵装置が最近注目され
ている。図5〜図8によって加圧流動床ボイラに用いら
れている従来の除塵装置について説明する。
【0003】図5に示すように、加圧流動床ボイラ1は
ガスタービン/空気圧縮機4で圧縮された燃焼用空気を
空気圧縮機出口空気ダクト8により、また、燃料を石炭
・石灰石供給管9により受入れ同加圧流動床ボイラ1で
燃焼し、給水を加熱して発生する蒸気を図示していない
蒸気タービンへ供給する。
【0004】同時に同ボイラ1での燃焼の結果発生する
含塵高温ガスは含塵高温ガス管5を経て一次除塵装置
2,二次除塵装置3に流され、これらの除塵装置2,3
によって除塵された清浄高温ガスは清浄高温ガス管6に
よりガスタービン/空気圧縮機4のタービン側に入り、
発電及び空気圧縮を行う。
【0005】ガスタービンからの排ガスはガスタービン
出口ガスダクト7より排出され、環境設備を経てクリー
ンアップの上、大気に放出されることとなる。一方の圧
縮空気は空気ダクト8を経て前記したように加圧流動床
ボイラ1へ導かれる。
【0006】このような加圧流動床ボイラプラントにお
ける二次除塵装置3について説明すれば、図6ないし図
8に示すように、円筒形状をなす缶体11がほぼ鉛直方
向に配置されており、その缶体11は内部が円筒隔壁1
2によって外筒部および内筒部に区分されている。
【0007】そして、この缶体11の外筒部及び内筒部
にはそれぞれ除塵機能を有する複数の円筒型多孔質セラ
ミックス管(濾筒)13よりなる外筒フィルタブロック
14、内筒フィルタブロック15が装着されており、各
フィルタブロック14,15の多孔質セラミックス濾筒
13は、その上部及び下部がそれぞれ缶体11に固定さ
れた管板16,17によってシール保持されている。
【0008】この缶体11の上部には上部空間18が形
成され、この上部空間18には図示しない加圧流動床ボ
イラからの含塵ガス入口管19が接続されている。従っ
て、加圧流動床ボイラで発生した高圧・高温の含塵ガス
DGは含塵ガス入口管19から上部空間18に入り込
み、更に、外筒フィルタブロック14及び内筒フィルタ
ブロック15の各セラミックス濾筒13内に流れてここ
で濾過されるようになっている。
【0009】一方、缶体11の下部には下部空間20が
形成されており、この下部空間20には各フィルタブロ
ック14,15より落下した粉塵Dを溜める粉塵ホッパ
21が接続され、この粉塵ホッパ21には図示しない灰
処理装置が接続されている。
【0010】従って、各フィルタブロック14,15よ
り落下した粉塵Dは粉塵ホッパ21に溜まり、この粉塵
ホッパ21内に溜まった粉塵Dは一定時間をおいて灰処
理装置に排除されるようになっている。
【0011】缶体11の外筒部及び内筒部に装着された
外筒フィルタブロック14及び内筒フィルタブロック1
5にはそれぞれ濾過された清浄ガスCGを缶体11の外
部に取り出す外筒出口管22及び内筒出口管23が接続
されている。
【0012】この外筒出口管22及び内筒出口管23は
その先端部で合流し、清浄ガス出口管24に接続されて
おり、この清浄ガス出口管24は図示しないガスタービ
ン発電機に接続されてここに清浄ガスCGを送給出来る
ようになっている。
【0013】また、外筒出口管22及び内筒出口管23
には外筒フィルタブロック14及び内筒フィルタブロッ
ク15に付着した粉塵Dを払い落とす逆洗空気を供給す
る逆洗ノズル25,26がそれぞれ装着されている。そ
して、各逆洗ノズル25,26はそれぞれ制御弁27,
28を介して空気供給管29に接続されている。
【0014】このようにして、加圧流動床ボイラで発生
した高圧・高温の含塵ガスDGは含塵ガス入口管19か
ら缶体11の上部空間18に入り込み、外筒フィルタブ
ロック14及び内筒フィルタブロック15の各セラミッ
クス濾筒13に流れ込み、そこで含塵ガスDGは濾過さ
れて粉塵が除去される。
【0015】そして、粉塵が除去された清浄ガスCGは
各フィルタブロック14,15から外筒出口管22及び
内筒出口管23を介して清浄ガス出口管24に流入し、
この清浄ガス出口管24によってガスタービン発電機に
送給される。
【0016】一方、外筒フィルタブロック14及び内筒
フィルタブロック15に付着した粉塵Dは逆洗ノズル2
5,26からそれぞれ噴射される空気によって払い落と
され、払い落とされた粉塵Dは粉塵ホッパ21に溜ま
る。
【0017】この粉塵ホッパ21に溜まった粉塵Dは、
各除塵装置粉塵抜き出し部を連結して周期的に外部に排
除され、必要な冷却・減圧を受けた上で下流の粉塵処理
装置により処理されるロックホッパに導かれる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の除塵装置の例において、逆洗によってフィルタブロ
ック14,15に付着した粉塵Dを剥離、除去するとい
う機能は不可欠であるが、各フィルタブロック14,1
5に付着した粉塵Dを逆洗ノズル25,26の噴射空気
により払い落とすとき、その剥離粉塵Dの挙動に関して
問題がある。
【0019】即ち、フィルタブロック14,15から払
い落とされた剥離粉塵Dは必ずしも重力によって下方に
落下して粉塵ホッパ21に溜まらず、一時的に上部空間
18に入り込んだ含塵ガスDG側に立ち込んでしまう。
【0020】そうすると、払い落とされた剥離粉塵Dが
再び同じフィルタブロック14,15(セラミックス濾
筒13)に再吸着されたり、噴射空気によって除塵中の
他のフィルタブロック14,15(セラミックス濾筒1
3)に再吸着されてしまい、逆洗ノズル25,26の噴
射空気による除塵効率が上がらない可能性があった。
【0021】また、粉塵Dの逆流によって含塵ガスDG
側の圧力が一時的ではあるが上昇し、除塵効果が減少し
てしまう可能性もあった。
【0022】このような剥離粉塵Dの挙動に関する問題
への対応策として、粉塵ホッパ21への含塵ガス流速の
確保、あるいは逆洗に伴う単位フィルタブロック部の全
体に対するウエイトを小さくして逆洗を小刻みに行うな
どの方法が講じられている。
【0023】しかし、前述した二つ程度の少数のフィル
タブロック14,15を有する除塵装置にあっては、逆
洗による粉塵Dの除去面積が広いので、かなり多量の逆
洗用噴流空気を必要とする。
【0024】そのため、フィルタブロック14,15か
ら除去された剥離粉塵Dが含塵ガスDG側に透過し、こ
の粉塵Dと含塵ガスDGの混合気流が瞬間的に周辺部よ
り高ドラフトとなり、行き止まりの粉塵ホッパ21側で
はなく、上部空間18側に逆洗空気の流れを形成する。
【0025】従って、前述したように、剥離粉塵Dのフ
ィルタブロック14,15(セラミックス濾筒13)へ
の再吸着につながり、噴射空気による除塵効率の大幅な
悪化に帰着する可能性が大きかった。
【0026】本発明はこのような問題点を解決するもの
であって、上部に含塵ガス入口を備えた缶体内にほぼ鉛
直に配置された多孔質セラミックス体フィルタエレメン
トを有する除塵装置において、逆洗による剥離粉塵がフ
ィルタエレメントへ再吸着するのを防止し除塵効率を向
上させた除塵装置を提供することを課題としている。
【0027】
【課題を解決するための手段】上述の課題を達成するた
め、本発明は、上部に含塵ガス入口を備え、下部が粉塵
ホッパに接続されるか或いは下部に粉塵ホッパを内蔵す
るほぼ鉛直に配置された缶体内に流れ方向に一つまたは
複数のフィルタ部を有し、同フィルタ部は多孔質セラミ
ックス濾筒により構成されており、同一段のフィルタ部
の清浄ガス室が一つまたは複数の室に分割されている除
塵装置において、各多孔質セラミックス濾筒の含塵ガス
入口上部に空気ノズルを設置した除塵装置を提供する。
【0028】この除塵装置においては、逆洗装置の逆洗
用空気の各系統毎に設けるオンオフ弁と逆洗ノズルの間
よりブロー用空気管を分岐して、該系統空気ノズルに接
続した構成にするのが好ましい。
【0029】また本発明の除塵装置は、上記のような空
気ノズルを用いる手段以外に、同様に多孔質セラミック
ス濾筒の含塵ガス入口上部に空気ノズルに代えて蒸気ノ
ズルを用いてもよく、また、逆洗装置の逆洗用空気の各
系統毎に設けるオンオフ弁より分岐する代わりに、プラ
ント補助蒸気系統よりブロー用蒸気管を分岐し、逆洗の
単位系統に対応した蒸気ノズル群への分岐部にオンオフ
弁をそれぞれ設け該系統逆洗時に同時開とする方式を取
ることも可能である。
【0030】また、本発明の除塵装置では、各除塵ユニ
ットに設けられた逆洗機構による各フィルタブロックの
粉塵逆洗時期が該各除塵ユニット毎に重複せずにタイム
シェアリングされる構成とするのが望ましい。
【0031】このように構成された本発明による除塵装
置は、各多孔質セラミックス濾筒の含塵ガス入口上部に
空気ノズルを設置しており、好ましくは逆洗装置の逆洗
用空気の各系統毎に設けるオンオフ弁と逆洗ノズルの間
より分岐して、該系統の空気ノズルに接続することによ
り、逆洗を行うフィルタブロックは吸着した粉塵を逆洗
により払い落とされると共に含塵ガス入口上部の空気ノ
ズルからの空気ブローにより下部ホッパへの落下・捕集
を促進される。
【0032】すなわち、従来は払い落とされた粉塵と多
孔質セラミックス濾筒を透過した逆洗用空気の一部が逆
流し、濾筒の上部より上部空間へ吹き出していたのが、
ほぼ完全に抑えられると同時に濾筒の下方への流速が増
すため逆洗効果を大きくすることが出来る。そして下部
ホッパへの灰の落下・捕集を促進する効果も生ずるので
ある。
【0033】前記したように逆洗用の空気を使用する代
わりに蒸気を用いてもその効果には差がない。加圧流動
床ボイラ自体の発生蒸気を減圧使用する、所謂補助蒸気
を必要な圧力で用いることによる除塵或いは除塵処理上
の問題は特に無い。
【0034】図4に逆洗時のフィルタブロック内のガス
流れシミュレーション結果を示している。このシミュレ
ーションの条件は表1のとおりであり、空気ノズルを装
着した場合としない場合の2ケースについて行ったもの
である。
【0035】
【表1】
【0036】このシミュレーションの結果によれば、現
状の除塵装置のフィルタブロックの逆洗時には、濾筒
(フィルタエレメント)の上端から約1/3の範囲のガ
スは上昇流となり、逆洗で剥離した粉塵の一部はこの流
れによって含塵ガスの入口の上部に吹き上げられ、逆洗
終了後、再び下方に流れて濾筒に付着するという現象が
繰り返され、実質的に、上部に吹き上げられた分だけ粉
塵濃度が上昇したことになっている。
【0037】これに対して、逆洗と同時に濾筒の入口部
上方に設けた空気ノズルからブローを行うことで、逆流
していたガス及び粉塵を全量下向きに流し得ることが確
認された。また、内筒部の濾筒の下部から下部空間への
噴出速度は増加し、それは外筒部の濾筒の下部からその
上方への押し込み速度を上げるが、外筒フィルタブロッ
クは除塵中でありその粉塵の吸着を阻害するものではな
い。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示した実施形態
による除塵装置にもとづいて具体的に説明する。
【0039】(第1実施形態)まず図1,図2に示した
第1実施形態による除塵装置について説明する。本第1
実施形態による除塵装置は、図5のような加圧流動床ボ
イラプラントにおいて、図6に示す構成の除塵装置のほ
ぼ鉛直に配置された缶体11内に流れ方向に一つまたは
複数のフィルタ部を有し、同フィルタ部は多孔質セラミ
ックスからなる濾筒(フィルタエレメント)により構成
されている。
【0040】そして同一段のフィルタ部の清浄ガス室が
一つまたは複数の室に分割されていて、各多孔質セラミ
ックス濾筒の含塵ガス入口上部に空気ノズルを設置し、
逆洗装置の逆洗用空気の各系統毎に設けるオンオフ弁と
逆洗ノズルの間よりブロー用空気管を分岐して、該系統
空気ノズルに接続してある。
【0041】図1のクリーニング系統図において、逆洗
用空気コンプレッサ31により圧縮された逆洗用空気は
逆洗用空気バッファータンク30を介し、逆洗の都度逆
洗空気母管29より逆洗ブロック単位にオンオフ弁2
7,28等を通じて該系統の、この場合、逆洗フィルタ
ブロック部の逆洗ノズル25へと流れる。
【0042】本実施形態による除塵装置ではオンオフ弁
27とこの逆洗ノズル25の間から分岐したブロー空気
管32を同一逆洗ブロック部の多孔質セラミックス濾筒
13の含塵ガス入口部の上部に設ける空気ノズル33全
部に接続して、逆洗ノズルから逆洗を行っている間、こ
の空気ノズル33全体から空気ブローを下向きに行わせ
る。
【0043】この事によって、逆洗時、多孔質セラミッ
クス濾筒13の上部1/3以上から上向きに上部空間に
払い落とした粉塵と透過逆洗空気が逆流するという現象
を防止し、濾筒13の下方への流速が増えることで逆洗
効果を大きくし、粉塵の粉塵ホッパ21への落下・捕集
を促進することとなる。
【0044】(第2実施形態)次に第2実施形態による
除塵装置を図3の蒸気ブロークリーニング設備系統図を
用いて説明する。この第2実施形態では、第1実施形態
による除塵装置で空気をブロー流体とするのに代えて、
加圧流動床ボイラ1が発生する蒸気とする点がポイント
であり、蒸気ブローにより得られる効果は空気の場合と
変わりは無い。
【0045】即ち、加圧流動床ボイラの補助蒸気管51
より分岐して、蒸気ブロー用の補助蒸気減圧弁52によ
り必要蒸気ブロー圧に減圧し、その下流に除塵装置の逆
洗単位のフィルタブロック毎に蒸気ブローA部オンオフ
弁53、蒸気ブローB部オンオフ弁54等を設け、フィ
ルタブロックの逆洗時に対応するオンオフ弁が開き逆洗
用空気オンオフ弁が閉じれば、当該蒸気ブローオンオフ
弁も閉じるようにインターロックされている。
【0046】このように空気ノズル33の場合と同様に
逆洗中の多孔質セラミックス濾筒13の上部より蒸気ブ
ローを行うことによって、その機械的エネルギにより逆
洗時の粉塵の逆流を抑え、逆洗効率は勿論、除塵装置全
体の除塵効率をも上げることに結果するのである。
【0047】蒸気の使用に伴い、ガス側及び粉塵側での
気圧或いは温度の低下に伴う問題について言えば、先
ず、ガス側ではガスタービン/空気圧縮機4に対しては
その量からしても何ら不適合はない。粉塵側について
も、その殆んどはその処理端末での温度・圧力条件から
ガス体として排出されるので問題となり得ない。寧ろ、
補助蒸気源を選ぶことにより、逆洗用空気コンプレッサ
31を大きくしないで済むことから所内動力的にメリッ
トが予想される。
【0048】なお、前記した実施形態による除塵装置で
は清浄ガス室が円筒隔壁12によって複数個の室に分割
されているが、本発明による除塵装置はこれに限らず清
浄ガス室を分割しない形式のものもその範囲に含むもの
である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による除塵
装置はほぼ鉛直に配置された缶体内に流れ方向に一つ又
は複数のフィルタ部を有し、そのフィルタ部は多孔質セ
ラミックス濾筒により構成されており、同一段のフィル
タ部の清浄ガス室が一つまたは複数の室に分割され、単
位清浄ガス室からの逆洗のタイミングが全体の中でタイ
ムシェアリングされている除塵装置において、各多孔質
セラミックス濾筒の含塵ガス入口上部に空気もしくは蒸
気のブロー用ノズルを設置し、好ましくはこのノズル群
は単位逆洗ブロック毎に纏められ、それぞれ、そのブロ
ックの逆洗のタイミングに合わせて空気もしくは蒸気入
口オンオフ弁を開閉するものである。
【0050】この事によって、従来、逆洗濾筒の含塵ガ
ス入口上端から約1/3全長の範囲のガスは上昇流とな
り、逆洗で剥離した粉塵の一部はこの粉塵によって上部
に吹き上げられ、逆洗終了後、再び下方に流れて濾筒に
付着する現象が繰り返され、実質的に、上部に吹き上げ
られた分だけ除塵装置の粉塵負荷が上がっているに等し
い状況であったのが、逆洗と同時に下向きのベクトルを
持つ空気もしくは蒸気によるブローを行うことにより、
逆洗濾筒のガス及び粉塵を全量下降流とすることが出来
る。
【0051】従って、本発明の除塵装置によれば逆洗に
より剥離された粉塵の下部の粉塵ホッパへの落下・捕集
を促進するとともに、現状よりも実質的に各濾筒への粉
塵負荷を低減することが出来るという効果が生まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による除塵装置における
空気ブロークリーニング設備の系統図。
【図2】図1に示した空気ブロークリーニング設備にお
ける多孔質セラミックス濾筒への空気ノズル取付け位置
図。
【図3】本発明の第2実施形態による除塵装置における
蒸気ブロークリーニング設備の系統図。
【図4】逆洗時のフィルタブロック内ガス流れシミュレ
ーション結果を示す図面。
【図5】加圧流動床ボイラプラントの主要系統図。
【図6】加圧流動床ボイラに装着された従来の除塵装置
の概略構成図。
【図7】図6のX−X線に沿う断面概略図。
【図8】図6のX1−X1線に沿う断面概略図。
【符号の説明】
1 加圧流動床ボイラ 2 一次除塵装置 3 二次除塵装置 4 ガスタービン/空気圧縮機 5 含塵高温ガス管 6 清浄高温ガス管 7 ガスタービン出口空気ダクト 8 空気ダクト 9 石炭・石灰石供給管 11 缶体 12 円筒隔壁 13 多孔質セラミックス濾筒 14 外筒フィルタブロック 15 内筒フィルタブロック 16 上部管板 17 下部管板 18 上部空間 19 含塵高温ガス入口管 20 下部空間 21 粉塵ホッパ 22 外筒部清浄ガス出口管 23 内筒部清浄ガス出口管 24 清浄ガス出口管 25 外筒部逆洗ノズル 26 内筒部逆洗ノズル 27 外筒部逆洗弁 28 内筒部逆洗弁 29 逆洗空気母管 30 逆洗用空気バッファータンク 31 逆洗用空気コンプレッサ 32 空気ブロー用空気管 33 空気ノズル 34 抑え金物 51 補助蒸気管 52 補助蒸気減圧弁 53 蒸気ブローA部オンオフ弁 54 蒸気ブローB部オンオフ弁 55 蒸気ブローノズル
フロントページの続き (72)発明者 小柳 俊雄 長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工業株 式会社長崎造船所内 (72)発明者 北川 雄一郎 長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工業株 式会社長崎造船所内 (56)参考文献 特開 平1−135517(JP,A) 特開 昭63−229116(JP,A) 特開 平8−38841(JP,A) 特開 昭60−22915(JP,A) 特開 平7−204437(JP,A) 特開 平5−154321(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 46/24

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に含塵ガス入口を備え、下部が粉塵
    ホッパに接続されるか或いは下部に粉塵ホッパを内蔵す
    るほぼ鉛直に配置された缶体内に流れ方向に一つまたは
    複数のフィルタ部を有し、同フィルタ部は多孔質セラミ
    ックス濾筒により構成されており、同一段のフィルタ部
    の清浄ガス室が一つまたは複数の室に分割されている除
    塵装置において、前記各多孔質セラミックス濾筒の含塵
    ガス入口上部に空気ノズルを設置したことを特徴とする
    除塵装置。
  2. 【請求項2】 前記濾筒に対する逆洗用空気の各系統毎
    に設けるオンオフ弁と逆洗ノズルの間よりブロー用空気
    管を分岐して該系統における前記空気ノズルに接続した
    請求項1に記載の除塵装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の除塵装置におい
    て、前記濾筒の含塵ガス入口上部に設ける空気ノズルに
    代えて蒸気ノズルを用い、かつ、同濾筒に対する逆洗用
    空気の各系統毎に設けるオンオフ弁より分岐する代わり
    に、プラント補助蒸気系統よりブロー用蒸気管を分岐
    し、逆洗の単位系統に対応した蒸気ノズル群への分岐部
    にオンオフ弁をそれぞれ設け該系統逆洗時に同時開とす
    るように構成した除塵装置。
  4. 【請求項4】 各除塵ユニットに設けられた逆洗機構に
    よる各濾筒ブロックの粉塵逆洗時期を同各除塵ユニット
    毎に重複せずにタイムシェアリングしてなる請求項1〜
    3のいづれか1つに記載の除塵装置。
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