JP3416239B2 - 正特性サーミスタ装置 - Google Patents

正特性サーミスタ装置

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JP3416239B2
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上人 川島
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は圧縮機等の始動用として
使用される正特性サーミスタ装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、圧縮機等の電動機において、電動
機の損失を低減するために補助巻線に直列に正特性サー
ミスタ素子を接続し、始動時には補助巻線に大きな電流
を流して電動機を始動させ、運転中は補助巻線に流れる
電流を遮断させるようにしたものがある。 【0003】斯る起動装置はPTCスタータと称され、
その構造は例えば実公平4−3441号公報に示されて
おり、絶縁体からなるケースと、このケースの内外を貫
通するように該ケースに装着された2個の外部接続端子
と、この接続端子に付設され該ケース内で互いに相対向
するように配設されたバネ端子と、この両バネ端子によ
って弾性的に挾持された正特性サーミスタ素子とから構
成されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】そして、このPTCス
タータはその簡単な構造及び優れた特性から近年多くの
圧縮機へ使用されているが、大きな弱点の1つとして起
動後の圧縮機運転中は補助巻線に電流を流さない状態を
維持するために、或る程度の電流を正特性サーミスタに
流し続けてその素子温度を百数十度にし、抵抗値を無限
大に近い状態で保たなければならない。 【0005】この為、圧縮機運転中は常に2〜3Wの電
力が必要となり、圧縮機のエネルギー効率を落とす要因
となっていた。 【0006】本発明は上述の点に鑑み成されたもので、
構造的に簡単な改良を図って前述のワットロス(消費電
力ロス)を小さくし、運転効率を良くすることのできる
電動圧縮機起動用の正特性サーミスタ装置を提供するこ
とを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、絶縁材からな
るケースと、このケースの内外を貫通するように該ケー
スに装着された2個の外部接続端子と、この外部接続端
子に付設され該ケース内で互いに相対向するよう配設さ
れたバネ端子と、この両バネ端子によって弾性的に挟持
された正特性サーミスタ素子とからなる正特性サーミス
タ装置において、前記ケースは、内部に前記正特性サー
ミスタ素子、前記バネ端子及び外部接続端子を収容する
収容空間を画成する内壁を設ける一方、この内壁と該ケ
ースの外壁との間に断熱空間を形成せしめる二重壁構造
となし、該断熱空間は前記バネ端子と対応する背後箇所
で他の部分より幅広な空間となるよう前記内壁を外壁か
ら離れる収容空間内へと突出する壁部に形成し、この突
出壁の端面に前記バネ端子を支持せしめたものである。 【0008】正特性サーミスタ素子、該素子を弾性的に
挟持するバネ端子を有してケースの内外を貫通するよう
に装着された2個の外部接続端子は、ケースの内部に形
成した内壁に取り囲まれた収容空間に納め内壁の外のケ
ース外壁との間に断熱空間を設けることで、収容空間内
の保温性を向上している。収容空間はバネ端子のある部
分の背後では、他の部分より幅広な空間になっていて断
熱性を高めているので、最も発熱するバネ端子からの熱
も逃げず、サーミスタは高い抵抗値を維持できる。これ
により正特性サーミスタ素子に圧縮機運転中、通電する
無駄な消費電力を小さくすることができる。 【0009】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 【0010】1は正特性サーミスタ装置のケースにし
て、絶縁材(不飽和ポリエステル樹脂等)で形成された
上ケース3と下ケース4とからなる。5、5は上ケース
3から挿通されて下ケース4に螺着される取付ネジ(図
示せず)の挿通穴を示す。6、7は前記ケース1内に装
着される2個の外部接続端子であり、この接続端子6、
7にはその一端に夫々外部電気回路との接続用のタブ端
子6a、7aが、またその他端子に夫々圧縮機のターミ
ナルとの接続用のリセプタクル6b、7bが一体形成さ
れている。そして、前記タブ端子6a、7aは上ケース
3の上面壁3aに形設したスリット口よりケース1外部
へ突出する。バネ端子8、9はステンレス等からなりス
ポット溶接等により前記外部接続端子6、7の中央部分
に固着され、ケース1内で互いに相対向するように配設
される。このバネ端子8、9は外部接続端子6、7に固
着された基部の両端から相対向するように一対ずつの舌
片12a、12bが全体的にH型の形をして突設してい
る。13は前記バネ端子8、9にその端面を挾持された
円板形の正特性サーミスタ素子である。この素子はバネ
端子8、9に形成された舌片12a、12bの先端部1
2d、12dで両側から押圧されている。 【0011】ここでケース1を構成する上ケース3と下
ケース4は、外壁14、15とその内側に設けた内壁1
6、17とから成る二重壁構造となっている。 【0012】そして、上下ケース3、4を結合した時、
外壁14、15同士、又内壁16、17同士が合わさっ
て、内壁16、17によって取り囲まれる空間は、外部
接続端子6、7、バネ端子8、9及び正特性サーミスタ
素子13などの部品を収納する収容空間19を形成する
と共に、内外壁間には空気層、即ち断熱空間18が形成
される。 【0013】ここで、ケース1を二重壁構造とし熱を生
じる電気部品を納める部屋の外に断熱空間18を設ける
ような構成とすると、この空気層の存在によって素子1
3の熱がバネ端子8、9、外部接続端子6、7を伝わ
り、そしてケース1を通じて放熱する熱量を少なくする
ことができ、収容空間19内の保温性が向上する。 【0014】このことは素子13を所定温(百数十度)
に保持するために必要な電流を、断熱空間18の無いケ
ース1の場合に比べて少ない電流値の状態で通電させて
おくことができることを意味する。よって、起動後の運
転中における補助巻線で消費されることとなって、電動
圧縮機の直接の運転エネルギーに関与しない無駄な消費
電力量を少なくすることができる。 【0015】そして、断熱空間18において特に素子1
3からの熱を直接受けるバネ端子8,9に対応する箇所
では、他の部分より幅広とした大きな空間層18bを取
っている。すなわち図2で理解されるように、前記バネ
端子8,9と対応する背後箇所で、内壁16,17が収
容空間19内へと突出する壁部に形成し、外壁14,1
5との間を広くしている。これによって、断熱効果をよ
り効果的に得るようにしている。またバネ端子8,9は
突出状の内壁16,17突端に取り付け固定され、素子
13と近く良好な接触状態が保たれる。 【0016】尚、断熱空間18の中に、断熱剤(図示せ
ず)を埋め込むようにすると、更にその断熱効果を高め
ることができる。 【0017】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、正特性サ
ーミスタ装置のケースを二重壁構造とし、サーミスタ素
子およびその接続用の端子部品を内壁で取り囲んだ収容
空間に納め、その外側にはケース外壁との間に形成され
る断熱空間を存在させることで、正特性サーミスタ装置
全体の断熱効果をアップでき、ケース内部の保温特性が
高まる。また断熱空間において発熱量の多い端子部品と
対応する箇所は他の部分より、より広い空間に形成し、
断熱性を高めている。これにより、起動後、補助巻線に
直列の正特性サーミスタ素子を大きな抵抗値となる所定
温度に保持すべく流す電流は、従来より小さい値とする
ことができ、圧縮機運転中の正特性サーミスタ装置のワ
ットロスを極力小さくすることができる。よって圧縮機
のエネルギー効率をケースの簡単な改良により確実に改
善でき、運転効率も更に高めることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】正特性サ−ミスタ装置の縦断側面図 【図2】図1におけるC−C断面図 【符号の説明】 1 ケ−ス 3 上ケ−ス 4 下ケ−ス 6、7 外部接続端子 8、9 バネ端子 13 正特性サ−ミスタ素子 14、15 外壁 16、17 内壁 18 断熱空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01C 7/02 - 7/22

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 絶縁材からなるケースと、このケースの
    内外を貫通するように該ケースに装着された2個の外部
    接続端子と、この外部接続端子に付設され該ケース内で
    互いに相対向するよう配設されたバネ端子と、この両バ
    ネ端子によって弾性的に挟持された正特性サーミスタ素
    子とからなる正特性サーミスタ装置において、前記ケー
    スは、内部に前記正特性サーミスタ素子、前記バネ端子
    及び外部接続端子を収容する収容空間を画成する内壁を
    設ける一方、この内壁と該ケースの外壁との間に断熱空
    間を形成せしめる二重壁構造となし、該断熱空間は前記
    バネ端子と対応する背後箇所で他の部分より幅広な空間
    となるよう前記内壁を外壁から離れる収容空間内へと突
    出する壁部に形成し、この突出壁の端面に前記バネ端子
    を支持せしめたことを特徴とする正特性サーミスタ装
    置。
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WO2005112229A1 (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Yamada Electric Mfg. Co., Ltd. 単相誘導電動機の起動装置
KR102284961B1 (ko) * 2021-03-12 2021-08-03 스마트전자 주식회사 회로 보호 장치

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