JP3415744B2 - プレストレストコンクリートの再生方法 - Google Patents

プレストレストコンクリートの再生方法

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JP3415744B2 JP12655997A JP12655997A JP3415744B2 JP 3415744 B2 JP3415744 B2 JP 3415744B2 JP 12655997 A JP12655997 A JP 12655997A JP 12655997 A JP12655997 A JP 12655997A JP 3415744 B2 JP3415744 B2 JP 3415744B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄筋やPC鋼材を
補強材とするプレストレストコンクリート構造物のコン
クリートの再生方法、特に、コンクリートのアルカリ度
の低下により中性化したコンクリート構造物、および、
塩素イオンを含有するコンクリート構造物、コンクリー
トにアルカリ骨材反応を引き起こす可能性のある骨材を
含有しているコンクリート構造物の再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】プレストレストコンクリート
構造物は、圧縮強度の強いコンクリートと引張強度の強
いPC鋼材とを組み合わせることによって、力学的に圧
縮強度と引張強度のバランスの取れた構造体となり、そ
れゆえ種々の重要な構造物に広く使用され、特に、道
路、鉄道、倉庫などの橋梁や長大構造物に用いられてい
る。また、コンクリートは、一般には、水、火、及び日
光等の環境に対する抵抗性が強い。さらに、コンクリー
トのアルカリ度がpHで11〜13の強アルカリ性であるの
で、その内部にあるPC鋼材は、鋼材表面に不動被膜
を形成して腐食から保護され、そのために、プレストレ
ストコンクリート構造物は耐久性のある永久構造物であ
ると考えられてきた。
【0003】しかしながら、この永久構造物と考えられ
てきたプレストレストコンクリート構造物も、種々の原
因によりその耐久性が低下し、構造物としての寿命に疑
問が投げかけられるようになってきた。
【0004】プレストレストコンクリート構造物が劣化
する原因の一つとして、コンクリートの中性化、塩害と
呼ばれる現象などが挙げられる。
【0005】中性化とは、セメントの水和反応によって
生成された水酸化カルシウムが大気中の二酸化炭素と反
応して炭酸カルシウムとなる現象であって、炭酸化によ
り、コンクリートのアルカリ度が通常のpH11〜13より
低下する。そして、pHが10程度にまで低下するとPC
鋼材の不動被膜が破壊され、PC鋼材の腐食がはじま
り、コンクリート構造物としての強度バランスが崩れ、
その耐久性が大きく低下することになる。
【0006】このようなプレストレストコンクリート構
造物の劣化は、コンクリート内部のPC鋼材の錆、さら
には、PC鋼材の破断という現象を引き起こし、構造的
にも、外見上でも、大きな課題となっている。
【0007】また、海岸部等にあるプレストレストコン
クリート構造物では、海水の飛沫が飛んできて、コンク
リート表面に付着する。さらに、海水中に含まれている
塩分が、コンクリート中の空隙を通って、コンクリート
内部に浸透し、PC鋼材の位置に達すると、塩素イオン
により、PC鋼材の不動被膜が破壊され、腐食が発生
する。
【0008】また、コンクリート材料として使用される
細骨材に海砂が用いられる場合、その塩分除去が不十分
であると、コンクリートが造られる時から、多量の塩化
物を含有することとなり、その結果PC鋼材の不動
膜形成が不十分となり、腐食が発生する。
【0009】以上のような原因で、コンクリートにひび
われが発生したり、PC鋼材に腐食が発生し、プレスト
レストコンクリート構造物としての耐久性が大きく低下
する。
【0010】このような劣化したプレストレストコンク
リート構造物の補修方法は、鋼材の錆についてはその周
囲のコンクリートを、また、コンクリートのひび割れや
欠落部分についてはその部分のコンクリートを「はつ
り」取ったのち、新しいコンクリートやモルタルを充填
する、いわゆる、断面修復が主体であった。
【0011】この断面修復は、PC鋼材の錆やコンクリ
ートのひび割れ・欠落という目に見える劣化現象につい
てのみ、補修を行うのであって、補修時に劣化現象が確
認できていない部分、即ち、潜在的にはコンクリートの
劣化が進行しているが、表面的にはその劣化が顕在化し
ていない危険部分については、全く処置を行うことがで
きなかった。
【0012】また、中性化や塩害についての鉄筋コンク
リート構造物における根本原因の除去として、電気化学
的な手法を応用した補修工法が開示されている(特開平
1−176287号公報、特開平2−302384号公報)。
【0013】これらの1つの方法は、中性化したコンク
リート部分にある鋼材とコンクリート表面、または、ア
ルカリ度がpH11以上のアルカリ性雰囲気中にあるコン
クリート部分にある電極との間に直流電流を流すことに
よって、アルカリ性雰囲気中にあるアルカリ性物質、例
えば、ナトリウム又はカリウムの水酸化物が移動し、中
性化によって劣化したコンクリート部分がpH10以上に
なり、再アルカリ化するものである。
【0014】また、もう一つの方法は、塩分を含有する
コンクリートに対して、コンクリート部分にある鋼材と
コンクリート表面にある電極との間に直流電流を流すこ
とによって、コンクリート中の塩分をコンクリート表面
外に取り出す方法である。しかし、これらの方法では、
使用する電圧が水素発生電位よりも高いので、コンクリ
ート中に存在する間隙水の電気分解が起こり、陰極であ
る鋼材の表面に水素ガスが発生するという副作用が存在
している。
【0015】一般に、高張力鋼であり、かつ、コンクリ
ート内で大きな力で緊張されているPC鋼材は、その組
織中に水素ガスが吸蔵されると金属組織の脆化が起こ
り、水素脆性による遅れ破壊という破断現象を引き起こ
す。その結果、プレストレストコンクリート構造物とし
て力学的に成り立たなくなり、構造物の破壊という事態
が発生する。現に、過去には、PC鋼材の水素脆性によ
ると考えられるプレストレストコンクリートの崩壊現象
がある。
【0016】よって、電気化学的な手法を応用した補修
工法がコンクリート構造物の補修に最適であるが、プレ
ストレストコンクリート構造物への適用に関しては、水
素脆性という副作用が余りにも危険すぎるために、今日
まで適用されなかった。
【0017】また、陰極での水素ガスの発生を回避する
ために、プレストレストコンクリートに印可する電圧を
水素発生電位以下、すなわち、約1.0V以下に抑制し
て直流電流を通電する方法も試みられているが、この方
法ではプレストレストコンクリート構造物に永久的に通
電処理を行わなければならず、通電装置の維持と耐久性
に問題があり、現実的に適用が困難である。
【0018】本発明者等は、このような状況を鑑み、前
記課題を解消すべく種々検討した結果、PC鋼材に作用
している有効引張力とPC鋼材の引張強度の比率によ
り、PC鋼材の水素感受性が変化し、その結果、水素脆
性という最悪の事態を招くことなく、電気化学的な手法
をプレストレストコンクリート構造物にも適用できる知
見を得て本発明を完成するに至った。
【0019】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、(1)
プレストレストコンクリートに設置されている鋼材を陰
極とし、該コンクリートの表面部分、及び/又は、該コ
ンクリートの一部に陽極を設置し、該両電極間に水素発
生電位以上の電圧を印可して直流電流を流す方法におい
て、該コンクリートに設置されているPC鋼材に与える
有効張力を、PC鋼材の引張強度の80%以下とする
とを特徴とするコンクリートの通電再生方法、(2)コ
ンクリートの表面積1m2当たり、0.1A以上10A
以下の電流密度の直流電流を流し、かつ、電流を流す期
間が6ヶ月以下であることを特徴とする(1)記載のコ
ンクリートの通電再生方法である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
一般に、硬化したコンクリート内部には、水酸化カルシ
ウム水溶液である間隙水が充分に存在している。そのた
め、コンクリートに電圧をかけると、この間隙水が電解
質の役割をし、コンクリート自身が持つ抵抗と加えた電
圧に応じた電流が流れる。
【0021】また、中性化したプレストレストコンクリ
ート構造物や塩害のプレストレストコンクリート構造物
などを再生するのに必要な直流電流を印可するために
は、コンクリートにかける電圧が少なくとも5V以上、
好ましくは10V以上必要である。また、通電処理中に
陰極となるPC鋼材の表面で生じる水の電気分解の反応
は、
【0022】
【化1】
【0023】となり、式(1) の水素発生電位は、理論的
には、
【0024】
【数1】
【0025】と導くことができる。
【0026】従って、コンクリート中のpH値がpH1
0.0〜13.6程度であるので、E = -0.908〜-1.121[V] と
なり、水素発生電位は絶対値で約0.9〜1.1Vとな
る。よって、再生処理に要する電圧は水素発生電位以上
となり、陰極付近での水素ガスの発生を免れることがで
きない。
【0027】本発明は、この様な水素発生電位以上の電
圧を印可した場合にも、プレストレストコンクリートの
PC鋼材に対する水素ガスの影響を詳しく検討し、調査
した結果、プレストレストコンクリートに設置されてい
るPC鋼材に作用している有効引張力がPC鋼材の引張
強度の80%以下であれば、水素ガスの影響が全く無
く、再生処理ができること、あるいは、若干の影響があ
っても極く一時的なものとなり、極めて早急に回復する
ことを見出したものである。
【0028】PC鋼材の水素ガスの影響を調べるために
実施した試験方法は、金属製反力枠にてPC鋼材を緊張
した後、PC鋼材の周辺にコンクリートを打設し、この
コンクリートを充分に養生した後、所定の電流密度で直
流電流を印可した。所定の期間電流を印可した後、PC
鋼材を取り出し、直ちに低ひずみ速度引張試験を行っ
た。この試験では、水素ガスの影響がPC鋼材の破断ま
での伸び率、特に、PC鋼材の断面収縮率に明確に現れ
る試験方法である。
【0029】この試験方法において、種々の条件、種々
のPC鋼材にて鋭意検討を行った結果、PC鋼材の有効
引張力が引張強度の85%以上であれば、明確な水素ガ
スの影響が見られ、81〜85%で一部水素ガスの影響
があり、80%以下では全く影響がないか、あるいは、
その影響が極く短時間のものであって、速やかにPC鋼
材が回復することが判明したのである。
【0030】なお、本発明で用いる用語については、次
のように定義する。 (1) 「鋼材」とは、PC鋼材、鉄筋、鉄骨等の金属製の
構造材のことであり、コンクリート中、もしくは、コン
クリート表面にあるもの。 (2) 「プレストレス」とは、荷重作用による引張応力を
打ち消す目的で、事前に、もしくは、事後に、計画的に
コンクリートに与える応力度。 (3) 「プレストレストコンクリート」とは、緊張材によ
ってプレストレスが与えられているコンクリートのこと
であり、一般には、PC鋼材、鉄筋、鉄骨等の構造材を
含んでいる。 (4) 「PC鋼材」とは、プレストレスを与えるために用
いる緊張材の高強度鋼材。 (5) 「有効引張力」とは、コンクリートにプレストレス
を与えた後、実際に緊張材に作用している引張力。 (6) 「引張強度」とは、日本工業規格に規定されている
PC鋼材の引張強さ、及び/又は、引張荷重のことであ
り、具体的には、「JIS G 3109(1994)PC鋼棒」、「JI
S G 3137(1994) 細径異形PC鋼棒」、「JIS G 3536(1
994)PC鋼線及びPC鋼より線」、「JIS G 3538(1994)
PC硬鋼線」、等に記載されている引張強さや引張荷
重。
【0031】本発明では、使用する電流密度は、コンク
リートから塩化物イオンを除去したり、アルカリ性の電
解質溶液をコンクリート中に浸透できるだけの大きさが
必要であり、さらに、コンクリート自身を対象としてい
るため、その値は、コンクリート表面積当たりの電流量
が必要となる。通常はコンクリートの表面積当たり0.
1A/m2 以上であり、より好ましくは、0.5A/m
2 以上、さらに好ましくは、0.75A/m2 以上であ
る。また、本発明では、電流を流し続ける期間は、通常
1日から6ヶ月程度であり、限定された期間であるが、
電流を流し続ける期間が限定しているといえども、むや
みに過大な電流密度にするのは危険であり、必然的に上
限が決まる。上限としては、コンクリート表面積当たり
10A/m2 以下が好ましく、より好ましくは7.5A
/m2 以下であり、さらに好ましくは5.0A/m2
下である。
【0032】本発明に用いる外部電極ついて説明する。
コンクリートの表面部の電極は、一般には、正(+)側
になるため、電気的な腐食作用が働く。本発明では、電
流を流す期間が1日から6ヶ月程度と比較的短期なた
め、普通の鉄筋や金網等も使用可能であるが、資源の有
効と再利用を考えると、電気的な腐食に対する抵抗性が
高いものが好ましい。具体的には、チタン、チタン合
金、白金、及び/又は、それらでメッキされた金属、
炭素繊維、炭素棒等の炭素、体積電気抵抗率が103 Ω
・cm以下の導電性を有する有機高分子、である。チタン
や白金は、電気的な腐食に対して安定であり、炭素や有
機高分子もほぼ安定である。なお、通常のコンクリート
の体積電気抵抗率は、103 〜104 Ω・cm程度であるの
で、導電性を有する有機高分子としては、その値以下、
すなわち、103 Ω・cm以下が好ましく、より好ましくは
102 Ω・cm以下、さらに好ましくは10Ω・cm以下であ
る。
【0033】また、本発明ではコンクリートに通電する
際に、電解質溶液を用いても良く、その溶液としては、
リチウム化合物の水溶液、及び、リチウム化合物と他の
電解質材料とからなる水溶液、アルカリ金属やアルカリ
土類金属などの水酸化物や炭酸塩などの水溶液、炭酸グ
アニジン、ヒドロキシルアミン、クロルアミン、および
水酸化テトラアルキルアンモニウム等のアミン類の水溶
液が例示され、また、これらを混合した水溶液やホウ酸
等の緩衝剤を含む水溶液などがある。
【0034】リチウム化合物の水溶液とは、リチウム化
合物のうち、水溶性のものであり、具体的には、酢酸リ
チウム、水素化リチウムアルミニウム、水素化ホウ素リ
チウム、臭化リチウム、水酸化リチウム、よう化リチウ
ム、乳酸リチウム、硝酸リチウム、修酸リチウム、過塩
素酸リチウム、リン酸リチウム、ピルビン酸リチウム、
硫酸リチウム、四ホウ酸リチウム、亜硝酸リチウム、炭
酸リチウム、塩化リチウム、クエン酸リチウム、フッ化
リチウム、及び、水素化リチウム等が使用可能である。
【0035】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳しく説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1 PC鋼材の水素ガスの影響を調べるために、金属製反力
枠にPC鋼材を緊張した状態で、PC鋼材の周辺にコン
クリートを打設し、このコンクリートを充分に養生した
後、直流電流を印可した。直流電流停止後、PC鋼材を
取り出し、低ひずみ速度引張試験を行った。この試験で
は、PC鋼材に与える水素脆性の有無は、破断後のPC
鋼材の断面収縮率(RA)で表現される。また、その判
定基準は製造時のPC鋼材の断面収縮率(RA)を基準
として、その基準値からの差が20を超える場合は「水
素脆性あり」、10を超え20以下の場合は「水素脆性
は不確定」、10以下の場合は「水素脆性なし」とす
る。なお、破断後のPC鋼材の断面収縮率(RA)は、
次式により求める。
【0036】
【数2】
【0037】[試験条件1]にて実施した試験結果をC
種1号については表1に、B種1号については表2にそ
れぞれ示す。なお、低ひずみ速度引張試験は、直流電流
停止当日と直流電流停止1ヶ月後の2回実施し、直流電
流停止後のPC鋼材の回復状況も調べた。
【0038】[試験条件1] ・引張試験の低ひずみ速度=1.6×10-5/sec ・引張試験機:島津製作所製UH−2000kNA ・PC鋼材:「JIS G 3109(1994)PC鋼棒」記載のC種
1号(記号SBPR 1080/1230)とB種1号(記号SBPR 930
/1080)、呼び名13mm。 引張強度(引張強さ)= 1230 N/mm2 (C種1号) 引張強度(引張強さ)= 1080 N/mm2 (B種1号) ・通電処理:電流密度=1A/m2(コンクリート表面
積)、通電期間=1〜180日 ・有効引張力:PC鋼材の引張強度の50%〜90%
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】実施例2 実施例1と同じ金属製反力枠を用いて、[試験条件2]
にて、通電処理を行った後、低ひずみ速度引張試験を実
施した。その結果を表3に示す。なお、低ひずみ速度引
張試験は、実施例1と同様に、直流電流停止当日と直流
電流停止1ヶ月後の2回実施し、直流電流停止後のPC
鋼材の回復状況を調べた。
【0042】[試験条件2]・引張試験の低ひずみ速度
=1.6×10-5/sec ・PC鋼材:「JIS G 3536(1994)PC鋼線及びPC鋼よ
り線」記載の異形PC鋼線(記号SWPD1L)、呼び名9mm
。引張強度(引張荷重)= 90.2 kN。 ・通電処理:電流密度=2A/m2(コンクリート表面
積)、通電期間=14〜56日 ・有効引張力:PC鋼材の引張強度の60%〜85%
【0043】
【表3】
【0044】実施例3 実施例1と同じ金属製反力枠を用いて、[試験条件3]
にて、通電処理を行った後、低ひずみ速度引張試験を実
施した。その結果を表4に示す。なお、低ひずみ速度引
張試験は、実施例1と同様に、直流電流停止当日と直流
電流停止1ヶ月後の2回実施し、直流電流停止後のPC
鋼材の回復状況を調べた。
【0045】[試験条件3] ・引張試験の低ひずみ速度=1.6×10-5/sec ・PC鋼材:「JIS G 3109(1994)PC鋼棒」記載のC種
1号(記号SBPR 1080/1230)、呼び名13mm。引張強度
(引張強さ)= 1230 N/mm2 。 ・通電処理:電流密度=0.1〜10A/m2(コンクリー
ト表面積) ・通電期間=56日 ・有効引張力:PC鋼材の引張強度の60%〜85%
【0046】
【表4】
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、プレストレストコンク
リート構造物に対して電気化学的な再生(通電)処理を
実施する場合、水素ガスの影響が全く無いか、あるい
は、あっても極く短期間の内にPC鋼材が回復する。従
って、中性化したプレストレストコンクリート構造物や
塩素イオンを含有するプレストレストコンクリート構造
物、あるいは、アルカリ骨材反応を引き起こす可能性の
ある骨材を含有しているプレストレストコンクリート構
造物の劣化再生や補修に関する分野での利用に役立つ。
また、プレストレストコンクリート構造物に種々の物質
を電気化学的に導入することにより、プレストレストコ
ンクリート構造物を充填、強化することもできる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 23/02 C04B 41/60

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレストレストコンクリートに設置され
    ている鋼材を陰極とし、該コンクリートの表面部分、及
    び/又は、該コンクリートの一部に陽極を設置し、該両
    電極間に水素発生電位以上の電圧を印可して直流電流を
    流す方法において、該コンクリートに設置されているP
    C鋼材に与える有効張力を、PC鋼材の引張強度の80
    %以下とすることを特徴とするコンクリートの通電再生
    方法。
  2. 【請求項2】 コンクリートの表面積1m2 当たり、
    0.1A以上10A以下の電流密度の直流電流を流し、
    かつ、電流を流す期間が6ヶ月以下であることを特徴と
    する請求項1記載のコンクリートの通電再生方法。
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