JP3415584B2 - パルプモールド成形体の製造装置 - Google Patents

パルプモールド成形体の製造装置

Info

Publication number
JP3415584B2
JP3415584B2 JP2000376584A JP2000376584A JP3415584B2 JP 3415584 B2 JP3415584 B2 JP 3415584B2 JP 2000376584 A JP2000376584 A JP 2000376584A JP 2000376584 A JP2000376584 A JP 2000376584A JP 3415584 B2 JP3415584 B2 JP 3415584B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
station
mold
core
unit
core unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000376584A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002180400A (ja
Inventor
篤 佐藤
伸二 小玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2000376584A priority Critical patent/JP3415584B2/ja
Publication of JP2002180400A publication Critical patent/JP2002180400A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3415584B2 publication Critical patent/JP3415584B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パルプモールド成
形体の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】パルプ
モールド成形体の製造装置に関する従来の技術として
は、例えば特開平8−232200号公報に記載のもの
が知られている。この公報に記載の装置は、多層構造の
パルプモールド成形体を製造する装置であり、直線上を
往復運動する抄紙型と、該抄紙型の移動経路に沿って配
列された複数の原料槽とを備えている。そして、この製
造装置では、1個の抄紙型によって第1の原料槽から抄
紙が開始され、該抄紙型が順次移動して最後の原料槽で
抄紙が完了し、該抄紙型の外面に形成された成形体が乾
燥工程へ受け渡された後、該抄紙型が第1の原料槽の位
置に戻るという往復動作が繰り返される。
【0003】このように、従来の製造装置では、抄紙型
が最初の位置に復帰するための移動時間が必要となり、
1回の抄紙工程に長時間を要し、成形体の生産効率が高
いとはいえなかった。
【0004】一方、複数のパルプモールド成形体を製造
する製造装置として、米国特許第3,235,445号
の装置が知られている。この装置は、パルプスラリーの
抄造、抄造体の圧縮、抄造体の排出の3工程をローテー
ションとして成形体を連続的に製造するロータリー方式
の製造装置である。
【0005】ところで、パルプモールド成形体の抄造工
程においては、通常抄造ネット(同製造装置ではシルク
スクリーン)用いて抄造が行われるが、抄造ネットは、
通常繰り返し使用による損傷を受けやすいものである。
このため、この製造装置では、その補修、交換等の度に
装置全体を停止しなければならず、高い生産効率による
コストの低減が望まれるパルプモールド成形体の製造装
置としては好ましくなかった。
【0006】従って、本発明の目的は、高い生産効率で
パルプモールド成形体を製造し得るパルプモールド成形
体の製造装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の抄紙用
のコアユニット、該抄紙ステーション、該脱水ステーシ
ョン、該乾燥ステーション、該分離ステーション及び該
コアユニットを上向きの状態で移送する移送手段を具備
し、複数の該コアユニットを、抄紙ステーション、脱水
ステーション、乾燥ステーションに順次移送して該コア
ユニットの個々の表面にパルプモールド成形体を形成す
るパルプモールド成形体の製造装置であって、前記コア
ユニットは、内部に流体の流通路を有する凸状の弾性体
コアと、該流通路に連通する連通路を有し該弾性体コア
を上向きに凸の状態に固定する台座と、該弾性体コアの
表面を被覆する抄紙ネットとを備えているパルプモール
ド成形体の製造装置を提供することにより、前記目的を
達成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明を、その好ましい実施
形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1〜図7
は、本発明のパルプモールド成形体の製造装置における
第1実施形態を示したものである。図1において符号1
は、パルプモールド成形体の製造装置(以下、単に製造
装置ともいう。)、Aは成形体、Tはスラリータンク、
Pは圧送ポンプ、Cはコンプレッサー、Vは負圧源を示
している。
【0009】製造装置1は、抄紙用のコアユニット2
と、抄紙ステーション3、4と、脱水ステーション5
と、コアユニット2に装着される乾燥型6と、乾燥型6
の装着ステーション7と、乾燥ステーション8と、離型
・分離ステーション9と、コアユニット2を上向きの状
態で移送する移送手段10と、トリミングステーション
11とを具備している。離型・分離ステーション9は、
乾燥型の離型及び成形体の分離を行うステーションであ
る。
【0010】図2に示すように、コアユニット2は、内
部に流体の流通路200を有する凸状の弾性体コア2
0、流通路200に連通する連通路210を有し弾性体
コア20を固定する台座21及び弾性体コア20の表面
を被覆する抄紙ネット22を備えている。
【0011】弾性体コア20は、成形すべき成形体の外
形よりもやや小さな外形を有しており、そのフランジ2
0aより上方における抄紙部20bの高さは、成形する
成形体の高さ(深さ)よりも大きく設けられている。弾
性体コア20は、押圧により弾性変形可能な材料から構
成されている。そのような材料の例としては、シリコー
ンゴム、ウレタンゴム等のゴム系材料が挙げられる。
【0012】弾性体コア20の内部に形成された前記流
通路200は、幹流通路201及び幹流通路201から
分岐した複数の分岐流通路202から構成されている。
分岐流通路202は、弾性体コア20の外部へ向けて放
射状に形成されている。分岐流通路202の一開口端
は、弾性体コア20の抄紙部20bの外表面において開
口している。抄紙部20bの外表面における該開口端の
開口面積の比率は、後述するパルプ繊維を主体とするの
積層体からなる成形体の脱水効率、及び該成形体を押圧
した場合における弾性体コア20の強度保持の点から5
〜30%であることが好ましく、5〜10%であること
がより好ましい。また同様に、分岐流通路202の開口
端は、抄紙部20bの外表面において1cm2当たり1
〜4個、特に1〜2個形成されていることが好ましい。
また、分岐流通路202は、弾性体コア20が押圧によ
って弾性変形しても流体の通過が妨げられない程度の大
きさの断面を有している。
【0013】台座21は、前記弾性体コア20が上向き
に凸の状態に固定される凹部を有する有底筒状の部材で
ある。台座21の底部の略中央部には弾性体コア20の
幹流通路201と外部とを連通する前記連通路210が
形成されている。この連通路210は、抄紙・脱水時に
おける流体(スラリーの液体分及び吸排気)の流路とな
るほか、後述する各ステーション内におけるコアユニッ
ト2の位置決め用の孔としても用いられる。また、台座
21の外周には、後述する乾燥型6のクランプ61の先
端部が係合される係合溝(係合手段)211が形成され
ている。弾性体コア20は、台座21の底面部に着脱自
在なように、例えばネジ止め等により取付られている。
【0014】抄紙ネット22は、弾性体コア20の弾性
変形に追従して変形し得る伸縮可能な材料(例えば合成
樹脂繊維ネット)から形成されている。抄紙ネット22
は、パルプスラリー中の水分は通過させるがパルプ繊維
は通過させない程度の網目を有する。この網目の大きさ
は10〜80メッシュ、特に30〜50メッシュである
ことが、抄紙性及びパルプ繊維の目詰まり防止等の点か
ら好ましい。また、抄紙ネット22は、これを弾性体コ
ア20の外表面に密着被覆させた状態での平均開孔面積
率が10〜80%、特に20〜40%であることが吸水
性、通気性及び強度の点から好ましい。抄紙ネット22
は、その周縁部を弾性体コア20と台座21の隙間に狭
持させることで固定されている。
【0015】コアユニット2が組み立てられた状態にお
いては、流通路200、連通路210及び抄紙ネット2
2が連通して、コアユニット2の外部より内部へ通じる
流路が形成される。
【0016】抄紙ステーション3は、図3に示すよう
に、抄紙ネット22へのパルプスラリーの供給管路(供
給路)30、コアユニット2における流通路200及び
連通路210を通じたパルプスラリー中の液体分の排出
管路(排出路)31、及びコアユニット2を垂直軸周り
に周回させながら抄紙を行わせるコアユニット2の回動
手段32を備えており、コアユニット2における抄紙ネ
ット22の表面にパルプ繊維の成形体A’を抄紙するよ
うに設けられたロータリー方式の抄紙設備である。
【0017】供給管路30の先端には、抄紙シリンダー
33が接続されており、この抄紙シリンダー33内にパ
ルプスラリーを供給することで、所定量のパルプスラリ
ーが蓄えられ、抄紙ネット22へ万遍なくスラリーの供
給を行えるようになっている。抄紙シリンダー33に
は、当該抄紙シリンダー33内への圧縮空気の供給管路
(供給路)34の一端部が接続されている。抄紙シリン
ダー33は、クランプ330を備えており、このクラン
プ330の先端部を前記台座21の係合溝211に係合
させることで、パッキン331を介して抄紙シリンダー
33をコアユニット2に密着させ、抄紙時のスラリーの
漏れを確実に防止できるようになっている。シリンダー
33は、モーター駆動の上下動機構332により上下動
自在に設けられている。
【0018】回動手段32は、ベースBに設置された駆
動ユニット35と、駆動ユニット35によって垂直に且
つ軸周りに回転自在に支持された回転シャフト36と、
回転シャフト36の下方部に固定されて回転シャフト3
6と共に回転するターンテーブル37とから構成されて
いる。ターンテーブル37の下方には、コアユニット2
をターンテーブル37から離脱させる際に当該コアユニ
ット2を上昇させるリフター38が配設されている。リ
フター38は、回転シャフト36の下方部に固定された
モーター駆動の上下動機構380によって上下動自在に
設けられている。
【0019】回転シャフト36の上方部には、分岐ユニ
ット361を備えたロータリージョイント360が取り
付けられており、分岐ユニット361に、前記供給管路
30,34及び排出管路31の他端部が接続されてい
る。ロータリージョイント360には、前記スラリータ
ンクT、負圧源V及びコンプレッサーCに通じる管路3
00,310,340が接続されている。
【0020】ターンテーブル37には、前記コアユニッ
ト2が所定位置に位置決めされて載置されるように凹部
37aが設けられている。凹部37aには、前記台座2
1の連通路210に通じる貫通孔37bが設けられてお
り、この貫通孔37bに前記排出路31の一端が接続さ
れている。また貫通孔37bの周りには、リフター38
のピン38aが挿通できるように挿通孔37cが設けら
れている。
【0021】図1に示すように、製造装置1は、抄紙ス
テーション3で抄紙された成形体A’に続けて別のパル
プ繊維をさらに抄紙した成形体Aを形成するための抄紙
ステーション4を備えている。抄紙ステーション4は、
抄紙ステーション3と同様の構成を有しているので、そ
の図示及び詳細な説明は省略する。
【0022】図4に示すように、脱水ステーション5
は、コアユニット2を垂直軸周りに周回させながら成形
体の脱水を行わせるコアユニット2の回動手段50と、
前記弾性体コア20における流通路200に通じる複数
の排出路510を有し且つ弾性体コア20に対応する凹
部511を有する脱水型51と、前記抄紙ネット22の
表面に抄紙された湿潤状態の成形体Aを弾性体コア20
と脱水型51との間で押圧する押圧手段52と、抄紙し
た成形体Aへの圧縮空気の供給管路53と、脱水型51
を通じて排出される水分の吸引排出路54とを備えたロ
ータリー方式の抄紙設備である。
【0023】前記回動手段50は、ベースBに設置され
た駆動ユニット55と、駆動ユニット55によって垂直
に且つ軸周りに回転自在に支持された回転シャフト56
と、回転シャフト56の下方部に固定されて回転シャフ
ト56と共に回転するターンテーブル57とを備えてい
る。ターンテーブル57の下方には、コアユニット2を
ターンテーブル57から離脱させる際に当該コアユニッ
ト2を上昇させるリフター58が配設されている。リフ
ター58は、回転シャフト56の下方部に固定されたモ
ーター駆動の上下動機構580によって上下動自在に設
けられている。
【0024】前記回転シャフト56の上方部には、分岐
ユニット561を備えたロータリージョイント560が
取り付けられており、この分岐ユニット561に、前記
供給管路53及び排出管路54の他端部が接続されてい
る。また、ロータリージョイント560には、前記負圧
源V及びコンプレッサーCに通じる管路530,540
が接続されている。
【0025】ターンテーブル57には、前記抄紙ステー
ション3と同様に、前記コアユニット2が所定位置に位
置決めされて載置されるように凹部57aが設けられて
いる。凹部57aには、前記台座21の連通路210に
通じる貫通孔57bが設けられており、この貫通孔57
bに前記供給管路53の一端が接続されている。また貫
通孔57bの周りには、リフター58のピン58aが挿
通できるように挿通孔57cが設けられている。
【0026】前記脱水型51における排出路510は、
凹部511から略放射状に形成されている。また、凹部
511は、コアユニット2における弾性体コア20の形
状よりも大きく設けられている。このように脱水型51
の凹部511の形状を弾性体コア20の形状よりも大き
くすることで、弾性体コア20を凹部511に押圧させ
て弾性変形させたときに、凹部511の内面形状を成形
体Aに精度良く転写できるとともに、押圧力が緩められ
て弾性体コア20が弾性復元したときに脱水型51との
離型がスムーズに行えるようになっている。脱水型51
は、回転シャフト56に取り付けられたモーター駆動の
上下動機構512により上下動自在に設けられている。
【0027】前記押圧手段52は、回転シャフト56に
固定されたフランジ562に固定されたシリンダーユニ
ットで構成されており、当該ユニットのロッド520の
先端部で、脱水型51の上下動機構512への固定部材
513を押圧することによって、当該脱水型51を上方
より押圧できるようになっている。
【0028】前記乾燥型6は、図5に示すように、成形
する成形体の外形形状に対応した内面形状の凹部60を
有する金属製の金型である。凹部60の形状は、前記脱
水型51と同様に、弾性体コア20の形状よりも大きく
形成されており、凹部60の内面形状を成形体Aに精度
良く転写できるとともに、押圧力が緩められて弾性体コ
ア20が弾性復元したときに乾燥型6との離型がスムー
ズに行えるようになっている。乾燥型6は、クランプ
(係合手段)61を備えており、このクランプ61の先
端部を前記台座21の係合溝211に係合させること
で、弾性体コア20の押圧状態を保ったまま当該乾燥型
6とコアユニット2とを一体化できるようになってい
る。そして、両者をこのように押圧状態を保ったまま一
体化させることで、後述の乾燥ステーション8内を移動
する際に乾燥型6を通じた熱伝達が効率良く行え前記成
形体Aを早く乾燥できるようになっている。また、乾燥
型6の上部の外周面には、係合溝62が設けられてお
り、後述する装着ステーション7のハンドリングユニッ
ト71の先端部をこの係合溝62に係合させて当該乾燥
型6をハンドリングできるようになっている。
【0029】図5に示すように、前記装着ステーション
7は、コアユニット2を垂直軸周りに周回させながらコ
アユニット2に乾燥型6を装着させる回動手段70と、
乾燥型6のハンドリングユニット(ハンドリング手段)
71とを備えたロータリー方式の設備である。
【0030】回動手段70は、ベースBに設置された駆
動ユニット72と、駆動ユニット72によって垂直に且
つ軸周りに回転自在に支持された回転シャフト73と、
回転シャフト73の下方部に固定されて回転シャフト7
3と共に回転するターンテーブル74とを備えている。
ターンテーブル74の下方には、コアユニット2をター
ンテーブル74から離脱させる際に当該コアユニット2
を上昇させるリフター75が配設されている。リフター
75は、回転シャフト73に取り付けられたモーター駆
動の上下動機構750により昇降自在に設けられてい
る。
【0031】ターンテーブル74には、前記抄紙ステー
ション3と同様に、前記コアユニット2が所定位置に位
置決めされて載置されるように凹部74aが設けられて
いる。凹部74aには、前記台座21の連通路210に
通じる貫通孔74bが設けられており、貫通孔74bの
周りには、リフター75のピン75aが挿通できるよう
に挿通孔74cが設けられている。
【0032】ハンドリングユニット71は、シリンダー
ユニット710により水平方向に伸縮する2本のロッド
の先端部に下方に垂下するアーム711を有しており、
その下端部には前記乾燥型6の係合溝62に係合する爪
を有している。ハンドリングユニット71は、モーター
駆動の上下動機構712の固定部材713に固定されて
おり、この上下動機構712によりハンドリングユニッ
ト71を上下動させて乾燥型6を昇降できるようになっ
ている。
【0033】また、装着ステーション7には、図1に示
すように、後述の返送コンベア101で返送されてきた
乾燥型6を再び当該装着ステーション7に導入するロー
ター108が付設されている。
【0034】前記乾燥ステーション8は、図1に示すよ
うに、乾燥型6を装着したコアユニット2を加熱する加
熱手段(図示せず)を備えたトンネル型の乾燥機であ
る。乾燥ステーション8内には、一体化された乾燥型6
とコアユニット2とを蛇行させながら搬送する搬送コン
ベア80が配設されている。搬送コンベア80には、ベ
ルトコンベア、ローラーコンベア等の通常のコンベアを
用いることができる。
【0035】離型・分離ステーション9は、図6に示す
ように、コアユニット2を垂直軸周りに周回させなが
ら、コアユニット2から乾燥型6を分離させた後に成形
体Aをコアユニット2から離型させるコアユニット2の
回動手段90と、コアユニット2に装着された乾燥型6
をコアユニット2から離型する乾燥型のハンドリングユ
ニット(乾燥型の離型手段)91と、成形体Aをコアユ
ニット2から分離する分離手段92とを備えている。
【0036】前記回動手段90は、ベースに設置された
駆動ユニット93と、駆動ユニット93によって垂直に
且つ軸周りに回転自在に支持された回転シャフト94
と、回転シャフト94の下方部に固定されて回転シャフ
ト94と共に回転するターンテーブル95とを備えてい
る。ターンテーブル95の下方には、コアユニット2を
ターンテーブル95から離脱させる際に当該コアユニッ
ト2を上昇させるリフター96が配設されている。リフ
ター96は、回転シャフ94に取り付けられたモータ
ー駆動の上下動機構960により昇降自在に設けられて
いる。
【0037】ターンテーブル94には、前記抄紙ステー
ション3と同様に、前記コアユニット2が所定位置に位
置決めされて載置されるように凹部94aが設けられて
いる。また、凹部94aには、リフター96のピン96
aが挿通できるように挿通孔94cが設けられている。
【0038】ハンドリングユニット91は、シリンダー
ユニット910により水平方向に伸縮する2本のロッド
の先端部に下方に垂下するアーム911を有しており、
その下端部には前記乾燥型6の係合溝62に係合する爪
を有している。ハンドリングユニット91は、モーター
駆動の上下動機構912の固定部材913に固定されて
おり、この上下動機構912により乾燥型6を昇降でき
るようになっている。
【0039】分離手段92は、回転シャフト94の下方
部に固定された直交する2軸への駆動が可能なシリンダ
ーユニット920と、このシリンダーユニット920に
よって昇降及び水平移動が可能な分離プレート921と
を備えている。分離プレート921の先端部は、成形体
Aのフランジ部に対応した半円弧状で先薄に形成されて
いる。そして、この分離プレート921の先端部を成形
体Aのフランジ部とコアユニット2との隙間に挿入し、
当該分離プレート921を上昇させることで、両者を分
離できるようになっている。
【0040】離型・分離ステーション9には、コアユニ
ット2から分離された成形体Aのハンドリングユニット
97が付設されている。このハンドリングユニット97
は、成形体Aの外周面に当接して当該成形体Aを負圧吸
着する吸着盤970と、吸着盤970を水平移動させる
シリンダーユニット971と、シリンダーユニット97
1を水平軸周りに回転させるロータリーアクチュエータ
972と、ロータリーアクチュエータ972を上下動さ
せるシリンダーユニット973と、シリンダーユニット
973を鉛直軸周りに回転させるロータリーユニット9
74とを備えており、吸着した成形体Aを上下に反転さ
せた後に、当該成形体Aを後述するトリミングステーシ
ョン11の支持アーム114に移載できるようになって
いる。
【0041】前記移送手段10は、前記弾性体コア20
を上向きに凸の状態でユニット2を移送するコンベア1
00,301,401,501,701と、これらのコ
ンベアから前記抄紙、脱水、装着、離型の各ステーショ
ンへの導入及び各ステーション3〜9から前記各コンベ
アへの排出を行う一対のローター103〜109とを備
えている。前記各コンベアには、ベルトコンベア、ロー
ラーコンベア等の通常のコンベアを用いることができ
る。
【0042】製造装置1は、前記離型ステーション9で
離型した乾燥型6を前記装着ステーション7に返送する
乾燥型の返送コンベア(返送手段)101と、前記離型
・分離ステーション9で成形体Aと分離された前記コア
ユニット2をコンベア100における前記抄紙ステーシ
ョン3の手前まで返送するコアユニット2の返送コンベ
ア(返送手段)102とを具備している。これら返送コ
ンベア101,102は、前記コンベア同様に通常のコ
ンベアを用いることができる。
【0043】図1に示すように、本実施形態の製造装置
1は、乾燥した成形体Aのトリミングを行うトリミング
ステーション11を備えている。このトリミングステー
ション11は、図7に示すように、乾燥工程を経て移送
されてきた成形体Aを垂直軸周りに周回させる間にトリ
ミングを行う設備であり、成形体Aを垂直軸周りに周回
させる回動手段110と、成形体Aのフランジの周縁部
をトリミングするカッター111とを備えている。
【0044】前記回動手段110は、ベースBに設置さ
れた駆動ユニット112と、駆動ユニット112によっ
て垂直に且つ軸周りに回転自在に支持された回転シャフ
ト113と、回転シャフト113の下方部に固定されて
回転シャフト113と共に回転する支持アーム114と
を備えている。また、支持アーム114の下方には、成
形体Aを支持アーム114から離脱させる際に当該成形
体Aを上昇させるリフター115が配設されている。リ
フター115は、シリンダーユニットで構成されてお
り、当該シリンダーユニットは、回転シャフト113の
下方部に固定された支持部材116に垂直に支持されて
いる。
【0045】カッター111は、シリンダーユニット1
17のロッドの先端部に取り付けられており、シリンダ
ーユニット117は、回転シャフト113の上方部に固
定された支持部材118に垂直に支持されている。そし
て、カッター111が、支持アーム114に支持された
成形体Aの上方において上下動できるように設けられて
いる。
【0046】トリミングステーション11には、図1に
示すように、前記ハンドリングユニット97と同様のハ
ンドリングユニット119が付設されており、トリミン
グを行った成形体Aを梱包ステーション(図示せず)に
搬送するコンベア120に移載できるようになってい
る。
【0047】製造装置1は、所定のシーケンスプログラ
ムを保持した制御部(図示せず)及び制御信号等の送受
信回路(図示せず)を備えており、前記各ステーショ
ン、各コンベア、及びローター等の間の同期をとり、同
シーケンスプログラムに従ってこれらを正しく作動させ
るようになっている。
【0048】次に、本実施形態のパルプモールド成形体
の製造装置1によるパルプモールド成形体の製造工程に
ついて説明する。
【0049】先ず、図1に示すように、コアユニット2
をコンベア100によって抄紙ステーション3に搬送す
る。そして、導入側のローター103で当該コアユニッ
ト2をターンテーブル37上に導く。
【0050】次に、図3に示すように、ターンテーブル
37上に載置されて周回するコアユニット2上から抄紙
シリンダー33を降下させ、さらにクランプ330をコ
アユニット2の係合溝211に係合させて当該コアユニ
ット2と一体化させる。そして、前記供給管路30を通
じてタンクTに貯留されたパルプスラリーをシリンダー
33内に圧入する一方で、排出管路31を通じてスラリ
ーの液体分を排出し、抄紙ネット22の表面に成形体
A’を抄紙する。所定量のパルプスラリーの注入による
抄紙が終了すると、クランプ330の係合を解除し、抄
紙シリンダー33を上昇させてコアユニット2から離脱
させる。
【0051】そして、前記リフター38を作動させてコ
アユニット2をその台座21の底面がターンテーブル3
7の上面と面一となるまでリフトアップする。この状態
で、排出側のローター103でコアユニット2をコンベ
ア301上に排出し、コンベア301でコアユニット2
を隣の抄紙ステーション4へ搬送する。そして、導入側
のローター104で当該コアユニット2をターンテーブ
ル上に導く。
【0052】抄紙ステーション4では、抄紙ステーショ
ン3におけると同様に抄紙を行い、前記成形体A’の上
にさらに別の繊維層を抄紙した成形体A形成する。そし
て、図1に示すように、コアユニット2を排出側のロー
ター104でコンベア401に排出し、コンベア401
で隣の脱水ステーション5側に搬送する。そして、導入
側のローター105でコアユニット2を脱水ステーショ
ン5に導入する。
【0053】脱水ステーション5では、図4に示すよう
に、ターンテーブル57上に載置されて周回するコアユ
ニット2上から脱水型51を降下させ、当該コアユニッ
ト2と一体化させるとともに、脱水型51を押圧手段5
2で上方から押圧する。そして、この状態で、前記供給
管路53を通じて前記コンプレッサーCからの圧縮空気
を成形体Aに供給する一方で、前記排出管路54を通じ
てスラリーの液体分を負圧吸引して排出し、湿潤状態の
成形体Aを所定の含水率まで脱水する。所定時間の脱水
が終了すると、押圧手段52による押圧を解除し、さら
に、脱水型51を上昇させてコアユニット2から離脱さ
せる。
【0054】そして、前記リフター58を作動させてコ
アユニット2をその台座21の底面がターンテーブル5
7の上面と面一となるまでリフトアップする。この状態
で、排出側のローター105でコアユニット2をコンベ
ア501上に排出し、コンベア501でコアユニット2
を隣の乾燥型の装着ステーション7側へ搬送する。そし
て、導入側のローター107でコアユニット2を装着ス
テーション7に導入する。
【0055】乾燥型の装着テーション7では、図5に示
すように、ターンテーブル74上に載置されて周回する
コアユニット2上からハンドリングユニット71を降下
させ、乾燥型6を降下させる。そして、クランプ61を
コアユニット2の係合溝211に係合させて両者を一体
化させた後、ハンドリングユニット71を上昇させる。
【0056】そして、前記リフター75を作動させて乾
燥型6を装着したコアユニット2をその台座21の底面
がターンテーブル74の上面と面一となるまでリフトア
ップする。この状態で、排出側のローター107でコア
ユニット2をコンベア701上に排出し、コンベア70
1でコアユニット2を隣の所定温度の乾燥ステーション
8側へ搬送する。
【0057】乾燥ステーション8では、乾燥型6を装着
したコアユニット2をコンベア80で蛇行するように搬
送し、所定の含水率まで乾燥させる。そして、コンベア
901上に排出し、コンベア901で乾燥型6を装着し
たコアユニット2を隣の離型・分離ステーション9側へ
搬送し、導入側のローター109でコアユニット2を離
型・分離ステーション9に導入する。
【0058】離型・分離ステーション9では、図6に示
すように、ターンテーブル95上に載置されて周回する
コアユニット2上からハンドリングユニット91を降下
させ、係合溝62にアーム911を係合させる。そし
て、乾燥型6のクランプ61のコアユニット2との係合
を解除し、ハンドリングユニット91を上昇させて乾燥
型6を離型する。さらに、シリンダーユニット920を
作動させて分離手段92の分離プレート921の先端部
を成形体Aのフランジとコアユニット2との間に挿入
し、さらにシリンダーユニット920で分離プレート9
21を上昇させてコアユニット2から成形体Aを分離す
る。
【0059】そして、前記ハンドリングユニット97の
吸着盤970を成形体Aの外表面に吸着させ、成形体A
をコアユニット2から完全に分離させた後、成形体Aを
上下反転させて、前記トリミングステーション11の支
持アーム114に移載する。
【0060】その一方で、前記リフター96を作動させ
てコアユニット2のみをその台座21の底面がターンテ
ーブル95の上面と面一となるまでリフトアップする。
この状態で、図1に示すように、排出側のローター10
9でコアユニット2のみを返送コンベア102上に排出
し、コアユニット2を再びコンベア100における抄紙
ステーション3の手前まで返送する。
【0061】さらに、ハンドリングユニット91を降下
させてコアユニット2から離型した乾燥型6をローター
106で返送コンベア101に排出し、前記装着ステー
ション7に返送し、前記ローター108で再びターンテ
ーブル74上に導く。そして、前記ハンドリングユニッ
ト71で返送された乾燥型6を把持し、新たに導入され
たコアユニットに装着する。
【0062】このように本実施形態の製造装置1では、
繰り返し使用による損傷を受けやすい抄紙ネットを含む
コアユニット2を循環させて使用するため、仮にネット
が損傷を受けても装置全体を停止せずに製造を続け、損
傷を受けたネットを具備するコアユニット2を交換する
ことができ、高い生産効率でパルプモールド成形体を製
造することができる。
【0063】次に、本発明の第2の実施形態について図
8〜13を参照しながら説明する。尚、図において前記
第1実施形態と共通する部分については、同一符号を付
し、その説明は省略する。従って、特に説明のない部分
については、前記第1実施形態に関し詳述した説明が適
宜適用される。
【0064】図8に示すように、製造装置1’は、抄紙
用のコアユニット2と、抄紙ステーション3’と、脱水
ステーション5’と、コアユニット2に装着される乾燥
型6と、乾燥型6の装着ステーション7’と、乾燥ステ
ーション8’と、乾燥型の離型・分離ステーション9’
と、コアユニット2を上向きの状態で移送する移送手段
10’とを具備している。離型・分離ステーション9’
は、乾燥型6の離型及び成形体Aの分離を行うステーシ
ョンである。なお、前記第1実施形態同様に成形体のト
リミングステーションを付設することもできる。
【0065】抄紙ステーション3’は、図9に示すよう
に、2基の抄紙シリンダー33’を上下動自在に支持す
る2本のシリンダーユニット320’が並列に固定され
た水平トラバース32’を、コアユニット2の搬送方向
に所定間隔をおいて6機(同図には1機のみ図示)備え
ており、2列(1列に6基)のコアユニット2における
各抄紙ネット22の表面にパルプ繊維を抄紙した成形体
Aを各列毎に抄紙するリニア方式の抄紙設備である。
【0066】図9に示すように、抄紙ステーション3’
は、抄紙ネット22へのパルプスラリーの供給管路(供
給路)30’、及び前記コアユニット2における流通路
200及び連通路210を通じたパルプスラリー中の液
体分の排出管路(排出路)31’を備えている。供給管
路30’の一端部は、各抄紙シリンダー33’に接続さ
れており、これら各抄紙シリンダー33’内にパルプス
ラリーを供給することで、所定量のパルプスラリーが蓄
えられ、抄紙ネット22へ万遍なくスラリーの供給を行
えるようになっている。抄紙シリンダー33’には、当
該抄紙シリンダー33’内への圧縮空気の供給管路(供
給路)34’の一端部が接続されている。抄紙シリンダ
ー33’は、クランプ330’を備えており、このクラ
ンプ330’の先端部を前記台座21の係合溝211に
係合させることで、パッキン331’を介して抄紙シリ
ンダー33’をコアユニット2に密着させ、抄紙時のス
ラリーの漏れを確実に防止できるようになっている。
【0067】図10に示すように、脱水ステーション
5’は、前記抄紙ステーション3’から搬送されてくる
コアユニット2の表面に抄紙された湿潤状態の成形体A
の脱水を各列毎に行うリニア方式の脱水設備であり、脱
水型51’を上下動自在に支持するシリンダーユニット
500’が固定された水平トラバース50’を、コアユ
ニット2の搬送方向に所定間隔をおいて6機(同図には
1機のみ図示)備えているとともに、脱水用の圧縮空気
の供給管路53’と、脱水型51’を通じて排出される
水分の排出路54’とを備えている。
【0068】脱水型51’は、前記弾性体コア20にお
ける前記流通路200に通じる複数の排出路510’を
有し且つ弾性体コア20に対応する凹部511’を有し
ている。前記脱水型51’における排出路510’は、
凹部511’から略放射状に形成されている。また、凹
部511’は、弾性体コア20の形状よりも大きく設け
られている。このように脱水型51’の凹部511’の
形状を弾性体コア20の形状よりも大きくすることで、
弾性体コア20を凹部511’に押圧させて弾性変形さ
せたときに、凹部511’の内面形状を成形体Aに精度
良く転写できるとともに、押圧力が緩められて弾性体コ
ア20が弾性復元したときに脱水型51’との離型がス
ムーズに行えるようになっている。
【0069】前記シリンダーユニット500’は、脱水
型51’を昇降させるとともに、脱水時における成形体
を弾性体コア20’と脱水型51’との間で押圧する押
圧手段を兼ねている。
【0070】図11に示すように、乾燥型の装着ステー
ション7’は、2基のハンドリングユニット(ハンドリ
ング手段)71’を上下動自在に支持する2本のシリン
ダーユニット700’が並列に固定された水平トラバー
ス70’を、コアユニット2の搬送方向に所定間隔をお
いて6機(同図には1機のみ図示)備えており、前記脱
水ステーション3’から搬送されてくる一列毎のコアユ
ニット2に乾燥型6を装着するリニア方式の設備であ
る。
【0071】ハンドリングユニット71’は、シリンダ
ーユニット710’により水平方向に伸縮する2本のロ
ッドの先端部に下方に垂下するアーム711’を有して
おり、その下端部には前記乾燥型6の係合溝62に係合
する爪を有している。
【0072】前記乾燥ステーション8’は、図8に示す
ように、乾燥型6を装着したコアユニット2を加熱する
加熱手段(図示せず)を備えたトンネル型の乾燥機であ
る。乾燥ステーション8’内には、一体化された乾燥型
6とコアユニット2とを蛇行させながら搬送する搬送コ
ンベア80’が配設されている。搬送コンベア80’に
は、ベルトコンベア、ローラーコンベア等の通常のコン
ベアを用いることができる。
【0073】離型・分離ステーション9’は、図8に示
すように、乾燥型の離型ステーション90’と、成形体
の分離ステーション95’とから構成されている。
【0074】離型ステーション90’は、図12に示す
ように、2基のハンドリングユニット(ハンドリング手
段)91’を上下動自在に支持する2本のシリンダーユ
ニット920’が並列に固定された水平トラバース9
2’を、コアユニット2の搬送方向に所定間隔をおいて
3機(同図には1機のみ図示)備えており、前記乾燥ス
テーション8’から搬送されてくる乾燥型6が装着され
たコアユニット2から当該乾燥型6のみを離型させるリ
ニア方式の設備である。
【0075】ハンドリングユニット91’は、前記装着
ステーション7’と同様に、シリンダーユニット91
0’により水平方向に伸縮する2本のロッドの先端部に
下方に垂下するアーム911’を有しており、その下端
部には前記乾燥型6の係合溝62に係合する爪を有して
いる。
【0076】分離ステーション95’は、図13に示す
ように、2基のハンドリングユニット96’を上下動自
在に支持する2本のシリンダーユニット970’が並列
に固定された水平トラバース97’を、コアユニット2
の搬送方向に所定間隔をおいて3機(同図には1機のみ
図示)備えているとともに、前記離型ステーション9
0’から搬送されてくるコアユニット2を下方より把持
するハンドリングユニット98’を備えた、成形体をコ
アユニットから分離させるリニア方式の設備である。
【0077】ハンドリングユニット96’は、シリンダ
ーユニット960’により水平方向に伸縮する2本のロ
ッドの先端部に下方に垂下するアーム961’を有して
おり、その下端部には前記乾燥型6の係合溝62に係合
する爪を有している。
【0078】ハンドリングユニット98’は、シリンダ
ーユニット980’により水平方向に伸縮する2本のロ
ッドの先端部に上方に垂立するアーム981’を有して
おり、その上端部には前記コアユニット2の係合溝21
1に係合する爪を有している。
【0079】前記移送手段10’は、前記弾性体コア2
0が上向きに凸の状態のコアユニット2を移送するコン
ベア100’と、抄紙ネット22上に湿潤状態の成形体
Aが抄紙されたコアユニット2を脱水ステーション5’
に搬送するコンベア301’,302’と、成形体Aの
脱水を終えたコアユニット2を乾燥型の装着ステーショ
ン7’に搬送するコンベア501’,502’と、乾燥
型6が装着されたコアユニット2を乾燥ステーション
8’に搬送するコンベア701’,702’と、成形体
Aの乾燥を終えたコアユニット2を離型ステーション9
0’に搬送するコンベア901’,902’と、乾燥型
6の離型を終えたコアユニット2を分離ステーション9
5’に搬送するコンベア951’,952’とを備えて
いる。
【0080】また、移送手段10’は、コンベア70
1’,702’間に乾燥型6を搬送するコンベア70
3’と、コアユニット2から離型された乾燥型6を後述
の返送コンベア101’に搬送するコンベア903’
と、成形体Aと分離したコアユニット2を後述の返送コ
ンベア102’に搬送するコンベア953’と、トリミ
ングステーション11’に成形体Aを搬送するコンベア
とを備えている。これらの各コンベアには、ベルトコン
ベア、ローラーコンベア等の通常のコンベアを用いるこ
とができる。
【0081】製造装置1’は、前記離型ステーション9
0’で離型した乾燥型6を前記装着ステーション7’に
返送する乾燥型の返送コンベア(返送手段)101’
と、分離ステーション95’で成形体Aと分離された前
記コアユニット2をコンベア100’における前記抄紙
ステーション3’の手前まで返送するコアユニット2の
返送コンベア(返送手段)102’とを具備している。
これら返送コンベア101’,102’は、前記コンベ
ア同様に通常のコンベアを用いることができる。
【0082】製造装置1’は、所定のシーケンスプログ
ラムを保持した制御部(図示せず)及び制御信号等の送
受信回路(図示せず)を備えており、前記各ステーショ
ン及び各コンベア等の間の同期をとり、同シーケンスプ
ログラムに従ってこれらを正しく作動させるようになっ
ている。
【0083】次に、本実施形態のパルプモールド成形体
の製造装置1’によるパルプモールド成形体の製造工程
について、図8〜図13を参照しながら説明する。
【0084】先ず、図8に示すように、コアユニット2
の第1列(6基)をコンベア100’によって抄紙ステ
ーション3’内のコンベア301’,302’間の所定
位置に搬送する。
【0085】次に、コアユニット2上から抄紙シリンダ
ー33’(図9における右側列のシリンダー)を降下さ
せ、さらにクランプ330’をコアユニット2の係合溝
211に係合させて当該コアユニット2と一体化させ
る。そして、抄紙シリンダー33’をコアユニット2と
共に上昇させた後、水平トラバース32’を作動させて
これらをコンベア301’上に水平(図9における右側
に)移動し、さらに抄紙シリンダー33’及びコアユニ
ット2を降下させてコンベア301’上に移載する。
【0086】そして、図9に示すように、供給管路3
0’を通じて前記タンクTに貯留されたパルプスラリー
を抄紙シリンダー33’内に圧入する一方で、排出管路
31’を通じてスラリーの液体分を排出し、抄紙ネット
22の表面に成形体を抄紙する。
【0087】また、その間にシリンダーユニット32
0’を作動させ、同図に示すように、コンベアー10
0’で搬送されてきたコアユニット2の第2列上から抄
紙シリンダー33’を降下させる。そして、クランプ3
30’をコアユニット2の係合溝211に係合させて当
該コアユニット2と一体化させる。
【0088】第1列のコアユニット2と一体化した抄紙
シリンダー33’内への所定量のパルプスラリーの加圧
注入が終了し、さらに抄紙が終了すると、クランプ33
0’による係合を解除し、抄紙シリンダー33’を上昇
させて第1列のコアユニット2から離脱させる。そし
て、コンベア301’を作動させて湿潤状態の成形体A
が抄紙された第1列のコアユニット2を脱水ステーショ
ン5’に搬送する。
【0089】また、この間に第2列のコアユニット2と
一体化させた抄紙シリンダー33’も上昇させ、さらに
水平トラバース32’を作動させてこれらをコンベア3
02’の上方に水平(図9の左側に)移動する。そし
て、第2列のコアユニット2をコンベア302’上に載
置し、供給管路30’を通じてパルプスラリーを抄紙シ
リンダー33’内に圧入する一方で、排出管路31’を
通じてスラリーの液体分を排出し、抄紙ネット22の表
面に成形体Aを抄紙する。
【0090】この抄紙の間に、シリンダーユニットを作
動させて前記第1列のコアユニットの抄紙を終えた抄紙
シリンダー33’をコンベア100’で新たに搬送され
てきた第3列のコアユニット2と一体化させて抄紙準備
を行う。抄紙ステーション3’では、このようにして、
抄紙シリンダー及びコアユニットの列による抄紙を繰り
返し行う。
【0091】脱水ステーション5’では、先ず、コンベ
ア501’を作動させて、抄紙を終えた第1列のコアユ
ニット2を所定位置に停止させる。次に、図10に示す
ように、シリンダーユニット500’を作動させてコア
ユニット2上から脱水型51’を降下させ、成形体Aを
脱水型51’の凹部511’に収容する。そして、供給
管路53’を通じて圧縮空気を成形体Aに供給するとと
もに、水分を排出管路54’を通じて排出して脱水す
る。
【0092】所定時間の脱水を終えた後、シリンダーユ
ニット500’を作動させて脱水型51’を上昇させ、
コアユニット2から分離させる。そして、コンベア50
1’を作動させ、乾燥型の装着ステーション7’に搬送
する。また、その一方において、水平トラバース50’
を作動させて脱水型51’をコンベア502’の上方に
水平(図10の左側に)移動し、次に搬送されてきた第
2列のコアユニット2における成形体Aの脱水をコンベ
ア502’側において行う。抄紙ステーションでは、こ
のようにして、搬送されてくる抄紙工程を経た成形体の
脱水を繰り返し行う。
【0093】装着ステーション7’では、先ず、コンベ
ア701’を作動させて、脱水を終えた第1列のコアユ
ニット2を所定位置に停止させる。次に、図11に示す
ように、コンベア703’上でシリンダーユニット70
0’を作動させて当該コンベア703’上に配列された
乾燥型6の上からハンドリングユニット71’を降下さ
せ、さらにシリンダーユニット710’を作動させてア
ーム711’の先端部の爪を当該乾燥型6の係合溝62
に係合させる。そして、ハンドリングユニット711’
を上昇させ、水平トラバース70’を作動させて乾燥型
6をコンベア702’の上方に水平(図11の右側に)
移動する。さらにハンドリングユニット711’を降下
させてコンベア701’上の第1列のコアユニット2に
乾燥型6を装着し、さクランプ61をコアユニット2の
係合溝211に係合させて両者を一体化させる。
【0094】その間、コンベア703’上の一方のシリ
ンダーユニット700’を作動させ、当該コンベア70
3’上に新たに配列された乾燥型6の上からハンドリン
グユニット71’を降下させる。そして、シリンダーユ
ニット710’を作動させ、アーム711’の先端部の
爪を乾燥型6の係合溝62に係合させて乾燥型6を把持
する。
【0095】第1列のコアユニット2への乾燥型6の装
着が完了した後、アーム711’による係合を解除し、
ハンドリングユニット71’を上昇させる。そして、コ
ンベア701’を作動させて乾燥型6を装着した第1列
のコアユニット2を乾燥ステーション8’に搬送する。
また、その一方で、コンベア703’上で乾燥型6を把
持したハンドリングユニット711’を上昇させ、さら
に水平トラバース70’を作動させて乾燥型6をコンベ
ア702’の上方に水平(図11の左側に)移動し、シ
リンダーユニット700’を作動させてコンベア70
2’上に配設された第2列のコアユニット2の上から乾
燥型6を降下させる。そして、第2列のコアユニット2
に乾燥型6を装着させる。
【0096】この第2列のコアユニット2への乾燥型6
の装着の間に、コンベア703’上のシリンダーユニッ
ト700’を作動させて前記第1列のコアユニット2へ
の乾燥型6の装着を終えたハンドリングユニット71’
でコンベア703’上に新たに配列された乾燥型6の把
持を行い、第3列のコアユニット2への乾燥型の装着準
備を行う。装着ステーション7’では、このようにし
て、各列のコアユニットへの乾燥型6の装着を繰り返し
行う。
【0097】乾燥ステーション8’では、乾燥型6を装
着したコアユニット2を搬送コンベア80’で蛇行する
ように搬送し、所定の含水率まで乾燥させる。そして、
コンベア901’、902’上に2列に排出し、乾燥型
6を装着したコアユニット2を離型ステーション90’
へ搬送する。
【0098】離型ステーション90’では、先ず、図1
2に示すように、シリンダー920’を作動させてコン
ベア901’上に配列されたコアユニット2上からハン
ドリングユニット91’を降下させる。そして、シリン
ダーユニット910’を作動させて乾燥型6の係合溝6
2にアーム911’の先端部を係合させ、乾燥型を把持
する。次に、乾燥型6のクランプ61のコアユニット2
との係合を解除し、ハンドリングユニット91’を上昇
させて乾燥型6を離型する。そして、コンベア901’
を作動させて離型を終えたコアユニット2を分離ステー
ション95’に搬送する。
【0099】次に、水平トラバース92’を作動させて
離型した乾燥型6をコンベア903’の上方に水平(図
12の左側に)に移動する。そして、シリンダーユニッ
ト910’を作動させて乾燥型6をコンベア903’上
に載置し、アーム911’の係合を解除した後にハンド
リングユニット91’を上昇させる。そして、コンベア
903’を作動させて返送コンベア101’に搬送し、
図8に示すように、当該返送コンベア101’で乾燥型
6を装着ステーション7’に返送する。その一方で、も
う一方のハンドリングユニット91’で、コンベア90
2’上に配列されたコアユニット2に装着された乾燥型
6を離型する。そして、離型した乾燥型6をコンベア9
03’上に載置する一方で、コンベア902’を作動さ
せて離型を終えたコアユニット2を分離ステーション9
5’に搬送する。さらに、この間にコンベア901’に
配列された乾燥を終えた新たなコアユニット2から乾燥
型6を離型する。離型ステーション90’ではこのよう
にして乾燥型6の離型を繰り返し行う。
【0100】分離ステーション95’では、先ず、コン
ベア951’を作動させて乾燥型6の離型を終えたコア
ユニット2を所定位置に配設する。次に、図13に示す
ように、シリンダーユニット980’を作動させてアー
ム981’の先端部をコンベア951’上のコアユニッ
ト2の係合溝211に係合させて把持する。その一方
で、シリンダーユニット970’を作動させてコアユニ
ット2上からハンドリングユニット96’を降下させ、
さらにシリンダーユニット960’を作動させてアーム
961’の先端部を成形体Aのフランジとコアユニット
2の隙間に挿入する。そして、シリンダーユニット97
0’を作動させてハンドリングユニット96’を上昇さ
せ、コアユニット2から成形体Aを分離する。この間に
コンベア951’を作動させて成形体Aとの分離を終え
たコアユニット2を、返送コンベア102’に搬送す
る。そして、図8に示すように、返送コンベア102’
でコアユニット2を再びコンベア100’における抄紙
ステーション3’の手前まで返送する。
【0101】次に、水平トラバース97’を作動させて
コアユニット2から分離した成形体Aをコンベア95
3’上に移動し、さらにシリンダーユニット970’を
作動させて成形体Aをコンベア953’上に載置する。
そして、アーム961’を開いてハンドリングユニット
96’を上昇させる間にコンベア953’を作動させて
成形体Aをトリミングステーション(図示せず)に搬送
する。その一方でコンベア952’上のシリンダーユニ
ット970’を作動させ、ハンドリングユニット96
0’を降下させてコンベア952’上に搬送されたコア
ユニット2から成形体Aを分離する。分離ステーション
95’ではこのようにしてコアユニット2からの成形体
Aの分離を繰り返し行う。
【0102】このように本実施形態の製造装置1’で
は、繰り返し使用による損傷を受けやすい抄紙ネット2
2を含むコアユニット2を循環させて使用するため、仮
にネットが損傷を受けても装置全体を停止せずに製造を
続け、損傷を受けたネットを具備するコアユニットを交
換することができ、高い生産効率でパルプモールド成形
体を製造することができる。
【0103】本発明は、前記実施形態に限定されるもの
ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、適
宜変更することができる。
【0104】例えば、前記実施形態では、それぞれ抄紙
ステーションを2基又は1基備えたものとして説明した
が、本発明は、抄紙ステーションを3基以上備えたもの
とすることもでき、得られる成形体を各抄紙ステーショ
ンで配合組成の異なる層を逐次抄紙した3層以上の多層
構造とすることもできる。
【0105】また、前記実施形態の製造装置1における
ように、コアユニット2に対応する乾燥型6を用い、当
該乾燥型6をコアユニット2に装着し、乾燥ステーショ
ンで乾燥させることが好ましいが、コアユニット2に乾
燥型に装着せずに乾燥ステーションで乾燥した後、所望
のトリミング等を施すようにすることもできる。また、
前記実施形態では、台座21側に係合溝211を設ける
とともに、乾燥型6側に係合溝211に係合する爪を有
するクランプ61を備えたものとしたが、台座側にクラ
ンプを備え、脱水型又は乾燥型側に該クランプの爪が係
合する係合溝を設けることもできる。また、成形体の用
途に応じて、これらの係合手段を省略することもでき
る。
【0106】また、前記実施形態の製造装置1では、各
ステーションにおけるロータリー方式の設備は、コアユ
ニット2を4基ずつ取り扱えるようにしたが、4基未
満、4基を超える数のコアユニット2を取り扱えるよう
にすることもできる。同様に、前記実施形態の製造装置
1’では、抄紙、脱水、装着の各ステーションにおいて
6基のコアユニット2を2列で、離型、分離の各ステー
ションにおいて3基のコアユニットを2列で取り扱える
ようにしたが、6基未満又は6基を超える数のコアユニ
ットを取り扱えるようにすることもできる。
【0107】また、成形体の用途によってトリミングが
不要な場合には、前記第2実施形態におけるように、ト
リミングステーションを省略することもできる。
【0108】また、前記実施形態では、本発明をカップ
状のパルプモールド成形体の製造装置に適用したが、本
発明は、他の形状の成形体の製造装置にも適用でき、製
造する成形体の形状に合わせて、コアユニット、脱水
型、乾燥型の形状、成形体のトリミング箇所等を適宜変
更することができることは言うまでもない。
【0109】
【発明の効果】本発明のパルプモールド成形体の製造装
置によれば、高い生産効率でパルプモールド成形体を製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパルプモールド成形体の製造装置の第
1実施形態を模式的に示す図である。
【図2】同実施形態において用いられるコアユニットの
概略を示す断面図である。
【図3】同実施形態において用いられる抄紙ステーショ
ンの概略を示す要部を断面視した断面図である。
【図4】同実施形態において用いられる脱水ステーショ
ンの概略を示す要部を断面視した図である。
【図5】同実施形態において用いられる乾燥型の装着ス
テーションの概略を示す要部を断面視した図である。
【図6】同実施形態において用いられる乾燥型の分離ス
テーションの概略を示す要部を断面視した図である。
【図7】同実施形態において用いられるトリミングステ
ーションのトリミングステーションの概略を示す要部を
断面視した図である。
【図8】本発明の第2実施形態を模式的に示す図であ
る。
【図9】同実施形態において用いられる抄紙ステーショ
ンの概略を示す要部を断面視した図である。
【図10】同実施形態において用いられる脱水ステーシ
ョンの概略を示す要部を断面視した図である。
【図11】同実施形態において用いられる乾燥型の装着
ステーションの概略を示す要部を断面視した図である。
【図12】同実施形態において用いられる乾燥型の離型
ステーションの概略を示す要部を断面視した図である。
【図13】同実施形態において用いられる成形体の分離
ステーションの概略を示す要部を断面視した図である。
【符号の説明】
1,1’ パルプモールド成形体の製造装置 2 抄紙用のコアユニット 3,3’,4 抄紙ステーション 5,5’ 脱水ステーション 51 脱水型 6,6’ 乾燥型 7,7’ 装着ステーション 8,8’ 乾燥ステーション 9、9’ 離型・分離ステーション 10,10’ 移送手段 11,11’ トリミングステーション A,A’ 成形体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−34700(JP,A) 特開 平4−327291(JP,A) 特開 平9−188987(JP,A) 特開 平8−226099(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D21J 3/00 - 7/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の抄紙用のコアユニット、抄紙ステ
    ーション、脱水ステーション、乾燥ステーション、分離
    ステーション及び該コアユニットを上向きの状態で移送
    する移送手段を具備し、 複数の該コアユニットを、該抄紙ステーション、該脱水
    ステーション、該乾燥ステーションに順次移送して該コ
    アユニットの個々の表面にパルプモールド成形体を形成
    するパルプモールド成形体の製造装置であって、 前記コアユニットは、内部に流体の流通路を有する凸状
    の弾性体コアと、該流通路に連通する連通路を有し該弾
    性体コアを上向きに凸の状態に固定する台座と、該弾性
    体コアの表面を被覆する抄紙ネットとを備えているパル
    プモールド成形体の製造装置。
  2. 【請求項2】 前記コアユニットに着脱自在の乾燥型
    と、該コアユニットに該乾燥型を装着する乾燥型の装着
    ステーションと、該コアユニットから該乾燥型を離型さ
    せる乾燥型の離型ステーションとを具備している請求項
    1記載のパルプモールド成形体の製造装置。
  3. 【請求項3】 前記抄紙ステーションは、前記抄紙ネッ
    トへのパルプスラリーの供給路と、前記各流通路に通じ
    る該パルプスラリー中の液体分の排出路とを備え、 前記脱水ステーションは、前記弾性体コアにおける前記
    流通路に通じる排出路及び該弾性体コアに対応する凹部
    を有する脱水型と、前記抄紙ネットの表面に抄紙される
    湿潤状態の成形体を該弾性体コアと該脱水型との間で押
    圧する押圧手段とを備え、 前記装着ステーションは、前記乾燥型のハンドリング手
    段を備え、 前記乾燥ステーションは、前記乾燥型を装着した前記コ
    アユニットを加熱する加熱手段を備え、 前記乾燥型の離型ステーションは、前記コアユニットか
    ら前記乾燥型を離型する乾燥型の離型手段を備え、 前記分離ステーションは、前記コアユニットから成形体
    を分離する分離手段を備えている請求項2記載のパルプ
    モールド成形体の製造装置。
  4. 【請求項4】 前記離型ステーションで離型された前記
    乾燥型を前記装着ステーションに返送する乾燥型の返送
    手段と、前記成形体と分離された前記コアユニットを前
    記移送手段における前記抄紙ステーションの手前まで返
    送するコアユニットの返送手段とを具備している請求項
    2又は3記載のパルプモールド成形体の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記脱水ステーションは、前記コアユニ
    ットにおける前記各流通路を通じる流体の吸引・吐出路
    又は前記脱水型における前記排出路を通じる流体の吸引
    排出路を備えている請求項1〜4の何れかに記載のパル
    プモールド成形体の製造装置。
  6. 【請求項6】 前記抄紙ステーション、前記脱水ステー
    ション、前記装着ステーション又は前記離型ステーショ
    ンは、前記コアユニットを垂直軸周りに周回させながら
    抄紙若しくは脱水又は前記乾燥型の装着若しくは離型を
    行わせるコアユニットの回動手段を備えている請求項2
    〜5の何れかに記載のパルプモールド成形体の製造装
    置。
  7. 【請求項7】 前記台座及び前記乾燥型に、これらを互
    いに係合させる係合手段を備えている請求項2〜6の何
    れかに記載のパルプモールド成形体の製造装置。
  8. 【請求項8】 乾燥した前記成形体のトリミングを行う
    トリミングステーションを具備している請求項1〜7の
    何れかに記載のパルプモールド成形体の製造装置。
  9. 【請求項9】 複数の抄紙ステーションを具備している
    請求項1〜8の何れかに記載のパルプモールド成形体の
    製造装置。
JP2000376584A 2000-12-11 2000-12-11 パルプモールド成形体の製造装置 Expired - Lifetime JP3415584B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000376584A JP3415584B2 (ja) 2000-12-11 2000-12-11 パルプモールド成形体の製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000376584A JP3415584B2 (ja) 2000-12-11 2000-12-11 パルプモールド成形体の製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002180400A JP2002180400A (ja) 2002-06-26
JP3415584B2 true JP3415584B2 (ja) 2003-06-09

Family

ID=18845427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000376584A Expired - Lifetime JP3415584B2 (ja) 2000-12-11 2000-12-11 パルプモールド成形体の製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3415584B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5687429B2 (ja) * 2010-02-02 2015-03-18 東洋アルミエコープロダクツ株式会社 パルプモールド成型物の製造方法
SE539866C2 (en) 2015-06-23 2017-12-27 Organoclick Ab Pulp Molding Apparatus and Molds for Use Therein
SE539867C2 (en) 2015-06-23 2017-12-27 Organoclick Ab Large Lightweight Coffin and Method for its Manufacture

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002180400A (ja) 2002-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100808507B1 (ko) 낱장 김을 연속으로 이어 만든 롤형 이음 김의 제조장치
KR20140024175A (ko) 콘텍트 렌즈 성형용 몰드 결합장치
US11959230B2 (en) Molding system
KR101757902B1 (ko) 계란팩 제조를 위한 펄프몰드 성형시스템
CN112361999A (zh) 一种可对挂件表面平整度进行检测的贴纸挂件生产装置
KR100362307B1 (ko) 유리면취장치
KR101790270B1 (ko) 콘택트렌즈 성형용 몰드 자동 결합장치
JP3415584B2 (ja) パルプモールド成形体の製造装置
CN110304453A (zh) 带夹隔纸功能的放板机
CN115602579A (zh) 一种贴片电容芯片晶粒的双端自动封浆生产线
JP2000034700A (ja) 抄造成形品の製造方法及びその製造装置
JP4099147B2 (ja) 抄造成形品の製造方法及び加熱プレス装置
GB2327032A (en) Hosiery blank transfer system.
CN106876527B (zh) 集合式干法制绒装置及生产线
CN218849426U (zh) 一种贴片电容芯片晶粒的双端自动封浆生产线
US11883981B2 (en) Device for producing ceramic parts
CN107548422B (zh) 用于形成模塑的纤维小便器瓶的装置
CN101392479B (zh) 回转式纸盆自动成型机
US5438775A (en) Method and machine for automatically ironing and stacking men's socks
JPH10195800A (ja) 繊維質厚物成形品の製造方法及び装置
JP3477125B2 (ja) パルプモールド成形体の製造装置
CN215988687U (zh) 全自动硅片输送机构
JP4213418B2 (ja) 靴下用型差し装置
JP2002200636A (ja) 断熱容器の製造装置
CN216887599U (zh) 一种用于透析器生产的膜束自动化生产线

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030318

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3415584

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090404

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090404

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100404

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110404

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120404

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130404

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130404

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140404

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term