JP3414801B2 - 車両の検査システムにおけるabs作動検知装置及び検知方法 - Google Patents
車両の検査システムにおけるabs作動検知装置及び検知方法Info
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Description
るアンチスキッド・ブレーキシステム(以下ABSと呼
称する)の作動性能を、車両の製造ラインでの台上試験
により測定、解析するABS性能検査システムにおい
て、該車両の車輪が載置される受支ローラの回転数の検
出信号に基づきABSの作動の有無を判定するABS作
動検知装置及び検知方法に関する。
速度CSに対して大きく落ち込んだ(即ち車輪がロック
状態に近づいた)場合には、当該車輪のブレーキシリン
ダに供給する作動油の油圧を減圧して制動力を緩和し、
車輪速度RSが車両速度CSに近づいた場合には、当該
車輪のブレーキシリンダへの供給油圧を増圧して制動力
を増加するという動作を繰り返しながら最適な制動動作
を得るようにしたアンチスキッド・ブレーキシステム
(ABS)を装備している。
す。図において21〜24は車輪であり、前記自動車用
ABSは、これら車輪速度センサを検出する車輪速度セ
ンサP1,P2,P3,P4と主制御装置としてのコン
ピュータ(CPU)と、該コンピュータ(CPU)によ
り選択された制御信号に基づいてブレーキシリンダ4
1,42,43,44を作動させる油圧制御用のアクチ
ュエータバルブSOL1,SOL2,SOL3,SOL
4とを備えている。
より検出された車輪速度RSがコンピュータ(CPU)
に入力されると、コンピュータにて車両速度及び路面の
状況に応じた適切な制動力を得るための制御信号を、ア
クチュエータバルブSOL1,SOL2,SOL3,S
OL4に出力し、前記のようにして各車輪21〜24の
速度RSを車両速度CSに対応させて制御する。
おいて、台上試験により判定、解析するABS検査シス
テムの一例として、模擬的シミュレーションによる検査
システムの概要を図2に示す。
と第2のローラ32R,32Lとを平行に配置した一対
の受支ローラを、車両の車輪21,22,23,24の
取り付け位置に対応する夫々の位置に、前記車輪を該ロ
ーラに直角に載設可能に構成するとともに、前記第2の
ローラ32L,32Rを従動用ローラ、第1のローラ3
1L,31Rをクラッチ33L,33Rを介して駆動モ
ーター34に連結される駆動用ローラとなされている。
前記従動用、駆動用ローラ32L,32R、及び31
L,31Rの他端側には回転数検出器35L,35Rが
設けられている。
ラ31L,31R,32L,32R…上に車輪21,2
2,23,24を載設した状態で、少なくともひとつの
駆動用の第1のローラ31Lの回転により前記車輪21
を例えば30〜60km/h前後に高速回転せしめ、そ
の回転速度が定常状態に移行した後、前記駆動用の第1
のローラ31Lの回転を維持した状態で車両のブレーキ
作動を開始させる。然して、前記ブレーキ動作開始後、
ブレーキの制動状態に応じて車輪21と駆動用の第1の
ローラ31Lとの間に生じるトルク又は負荷変動をトル
ク検出手段(図示せず)により検出する。
と路面との間の負荷抵抗に対応するものであるから、か
かる検査システムにより車両のABS制御に対応したシ
ミュレーション検査が可能となる。
S制御の作動状態を検知するシステムが種々提供されて
いる。その中の1つである実公平4−1479号(実開
昭63−7345号)に開示された検知システムのAB
S制御検知方式を図7に示す。
速度の時間変化を示し、駆動モーターにて受支ローラを
加速し、図のa点で加速をストップし、駆動モーターと
受支ローラとの間に介装されているクラッチを切った
後、図のb点で車両のブレーキを制御動作する。
検出器にて該ローラの回転数即ち車輪速度を検出すると
ともに、別個に設けたタイマーにより車速の下降時間を
測定する。
限速度vl まで下降する制動時間Tm を前記タイマーに
て測定し、予め定められた基準制動時間Ts と比較し、 Ts ≦Tm ならば車両のABSは作動している。と判定し、 Ts >Tm ならばABSは不作動と判定する。このようにしてAB
Sの作動、不作動を台上検査システムにおいて検知する
ことができる。
平4−1479号に開示されたABS制御状態検知方式
においては、ブレーキを概ね車速30km/h以下の低
速度で作動させた場合は、制動時間の測定結果に誤差が
出やすいため、測定時にブレーキを踏むタイミングを正
確に為さなければならず、従って測定、検査作業能率が
低く、またABS制御状態を正確に検知することができ
ないことがあるという問題点を内包している。
に関係なく、車速の全範囲でABS制御の作動状態を検
知可能として、測定、検査の作業能率を向上せしめると
ともに、ABS制御の作動状態を全回転域で正確に検知
できるABS作動検知システムを提供することである。
するため、車輪を載置し駆動モーターにより回転駆動さ
れる受支ローラの回転数を検出して車輪速度即ち車速に
換算し、この回転数即ち車速に基づき、車両のブレーキ
作動始めからABSの作動始めまでの車速(v2 )及び
前記ABS作動後の車速(v3 )を夫々微分して、第2
期間即ちブレーキ作動始めからABS作動始めまでの期
間の速度変化率(dv2 /dt)及び第3期間即ちAB
S作動後の速度変化率(dv3 /dt)を夫々算出し、
前記第3期間の速度変化率(dv3 /dt)が前記第2
期間の速度変化率(dv2 /dt)よりも小さいとき前
記ABSが作動していると判定するように構成したこと
を特徴としている。
キ作動始めまでの第1期間の車速(v1 )を微分して、
該第1期間の速度変化率(dv1 /dt)を算出し、前
記第2期間の速度変化率(dv2 /dt)が前記dv1
/dt)よりも大きいときブレーキが動作していると判
定するように構成したことを第2の特徴としている。
号に基づき、前記車両のブレーキ作動始めから前記AB
Sの作動始めまでの車速(v2)及び前記ABS作動後
の車速(v3)を夫々微分して第2期間の速度変化率
(dv2/dt)及び第3期間の速度変化率(dv3/
dt)を夫々算出し、前記第3期間の速度変化率(dv
3/dt)と前記第2期間の速度変化率(dv2/d
t)とを比較し、前記dv3/dtがdv2/dtより
も小さいとき前記ABSが作動していると判定するとと
もに、前記左右の受支ローラの速度(vL,vR)を微
分して両ローラの速度変化率(dvL/dt,dvR/
dt)を算出し、両者に差異があったとき、車両側の車
輪左右の配線、配管違いあるいは作動不良(漏油等)が
存在すると判定するように構成したことを第3の特徴と
している。
支ローラの回転数即ち車輪が該ローラに載置されている
車両の車速を検出して制御装置(CPU)に入力すると
ともに、タイマーより時間信号も前記制御装置に常時入
力する。
支ローラを所定の車速相当回転数まで加速後クラッチを
切り、所定時間経過後車両のブレーキを作動させる。ブ
レーキ作動後一定時間を置いてABSが作動し、ローラ
及び車輪は緩やかに減速される。
ーラ回転数の検出信号に基づき、上記クラッチ断からブ
レーキ作動始めまでの第1期間、ブレーキ動作始めから
ABS作動始めまでの第2期間、ABS作動中(つま
り、ABS動作後)の第3期間の車速(v1,v2,v
3)を夫々微分して前記第1、第2、第3期間における
速度変化率dv1/dt,dv2/dt,dv3/dt
を夫々算出する。
v2 /dt,dv3 /dt)は比較器に入力され、ここ
で dv1 /dt+α(αパラメータ)とdv2 /dt 及び dv2 /dt−β(βはパラメータ)とdv3 /dt との比較(減算)が行われ、その結果がブレーキ作動判
定器及びABS判定器に入力される。
判定器においては、 dv2 /dt−β>dv3 /dt のときABSが作動していると判定する。これにより、
全ての回転域においてブレーキの作動検知及びABSの
作動検知が可能となる。
づき左右のローラ速度を微分して左右ローラの速度変化
率を算出し、両者を比較して差異が現われたときは車両
側の車輪左右の配線、配管違い又は作動に不良があるも
のと判定する。これにより車両側の車輪左右の配線、配
管不良の検知も可能となる。
つき詳細に説明する。但し、この実施例に記載されてい
る構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特
に特定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそれ
に限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
全体構成図、図1は該システムにおけるABS作動検知
システムのブロック図、図3は作動フローチャート、図
4は車両の速度変化を示す線図である。
検査対象の車両の車輪であり、第1のローラ31L,3
1R,51L,51Rと第2のローラ32L,32R,
52L,52Rとを平行に配置した前後各1対の受支ロ
ーラ上に各ローラと直角に載置されている。
L,31R,51L,51Rは駆動ローラとされ、クラ
ッチ33L,33R,53L,53Rを介して駆動モー
ター34,54に連動連結されるとともに、前記第2ロ
ーラ32L,32R,52L,52Rは前記駆動ローラ
から車輪を介して回転駆動せしめられる従動ローラとさ
れている。
L,52Rには、受支ローラの回転数を検出する回転検
出器35L,35R,55L,55Rが連結されてい
る。100は制御装置(CPU)であり、前記左右の回
転検出器35L,35R…からの受支ローラ回転数即ち
車速の検出信号、及びタイマー11からの時間信号が入
力される。尚前記回転検出器35L,35R,55L,
55Rは、駆動ローラ31L,31R,51L,51R
側に取付けてもよい。
る図1において、破線で囲んで前記制御装置100は次
に述べる各要素から構成される。(以下の説明は、後側
車輪21,22及びこれに関連する受支ローラ31L,
31R,32L,32R、ローラ回転検出器35L,3
5Rを取りあげて説明するが、前側車輪23,24につ
いても後側車輪と全く同様である。)
数検出器35L,35Rから受支ローラ31L,32
L、31R,32Rの検出回転数が、タイマー11から
時間信号が夫々入力される。この微分回路101におい
ては、前記検出ローラ回転数Nを車両の速度即ち車速v
に換算し、これを時間tにて微分して、時刻毎の車速の
変化率即ち速度変化率dv/dtを算出する。
化率は次の3種類である。 (1)クラッチ断からブレーキ作動始めまでの速度変化
率 dv1/dt(以下dv1と略記する) (2)ブレーキ作動始めからABS作動始めまでの速度
変化率 dv2/dt(以下dv2と略記する) (3)ABS作動中(つまり、ABS動作後)の速度変
化率 dv3/dt(以下dv3と略記する)
1からdv1 が、係数設定器104から補正パラメータ
αが夫々入力され、両者を加算して dv1 +α を出力する。103は加算器であり、前記微分回路10
1からdv3 が、係数設定器105から補正パラメータ
βが夫々入力され、両者を加算して dv3 +β を出力する。
106にて選定されたdv1 +αとdv2 とを比較す
る。108は第2の比較器であり、算式選定器106に
て選定されたdv2 とdv3 +βを比較する。
第1の比較器107からの出力に基づき、 M1 >0 即ち dv2 >dv1 +α ならば、車両のブレーキが作動していると判定する。1
10はABS判定器であり、前記第2の比較器108か
らの出力に基づき、 M2 >0 即ち dv2 −β>dv3 ならば、車両のABSが作動していると判定する。
フローチャート、並びに図4に示す作動線図に基づき、
この実施例の動作を説明する。駆動モーター34により
受支ローラ31L,32L…が加速され所定の車速vmx
(図4のA点)に達すると、クラッチ33L…を切る
(図4のA1点)。この時点から受支ローラ31L,3
2L…及び車輪21…は減速を始める。
を作動させ、車輪21…を介して受支ローラ31L,3
2L…に制動力を加える。ブレーキ作動後、一定時間を
経て図4のC点に来ると、車両のABSが作動し始め、
E点で受支ローラ31L,32L…及び車輪21は完全
に制動される。
合の車速線図、Y線はブレーキを作動させなかった場合
の車速線図、Z線はABSが作動しなかった場合の車速
線図である。
制御装置100の微分回路101には、ローラ回転数検
出器35L,35R…から受支ローラ32L,32R…
の回転数の検出信号が、タイマー11から時間信号が連
続的に入力されている。
す3つの期間について、車両の速度を微分し速度変化率
を算出する。即ち、 (1)クラッチ33L…の遮断から、車両のブレーキの
作動始めまで(図4のA1〜B区間)の速度変化率dv
1 /dt(以下dv1 と略称) (2)前記ブレーキ作動始めから車両のABS作動始め
まで(図4のB〜C区間)の速度変化率dv2 /dt
(以下dv2 と略称) (3)ABS作動中(図4のC〜E区間)の速度変化率
dv3 /dt(以下dv3 と略称)
こで係数設定器104に設定された補正パラメータαが
加算され、 dv1 +α が出力される。また、前記ブレーキ作動後の期間(2)
における速度変化率dv2 は後述する算式選定器106
にそのまま入力される。
おける速度変化率dv3 は加算器103に入力され、こ
こで係数設定器105に設定された補正パラメータβを
減算され、 dv3 +β が出力される。
の速度変化率dv1 +α,dv2 ,dv3 +βの信号
を、ブレーキ作動判定器109側に伝送する信号とAB
S判定器110側に伝達する信号とに選別する。
の比較器107において、 M1 =dv2 −(dv1 +α) が演算され後述するブレーキ作動判定器109に出力さ
れる。
器108において、 M2 =(dv2 −β)−dv3 が演算され、後述するABS作動判定器110に出力さ
れる。
いては、前記第1の比較器107からの比較信号に基づ
き、次のような判定動作を行う。図4において、ブレー
キが正常に作動しておれば、ブレーキ作動後における速
度変化率dv2 はブレーキ作動前の速度変化率dv1 よ
りも大きくなるから、 dv2 −(dv1 +α) 即ち前記M1 >0 (1) ならば、車両のブレーキが正常に作動していると判定す
る。上記(1)式を満足しないときは、車両のブレーキ
を再作動させる。
記第2の比較器108からの比較信号に基づき次のよう
な判定動作を行う。図4において、車両のABSが正常
に作動しておれば、ABS作動開始設定点(図4のC
点)後における速度変化率dv3 は、ブレーキ作動でA
BS不作動の場合の速度変化率dv2 よりも小さくなる
から(緩やかに減速されるから)、 dv2 −β>dv3 即ちM2 >0 (2) ならば、車両のABSが正常に作動していると判定す
る。
(T1 )経過後、再度判定動作を行い、この場合も“N
O”であるならば、ABS制御装置が故障していると判
定する。
説明する。101は微分回路であり、前記ローラ回転数
検出器35L,35Rから受支ローラ31L,32L、
31R,32Rの検出回転数が、タイマー11から時間
信号が夫々入力される。この微分回路101において
は、前記検出ローラ回転数Nを車両の速度即ち車速vに
換算し、これを時間tにて微分して、時刻毎の車速の変
化率即ち速度変化率dv/dtを算出する。
化率は次の3種類である。 (1)クラッチ断からブレーキ作動始めまでの速度変化
率 dv1/dt(以下dv1と略記する) (2)ブレーキ作動始めからABS作動始めまでの速度
変化率 dv2/dt(以下dv2と略記する) (3)ABS作動中(つまり、ABS動作後)の速度変
化率 dv3/dt(以下dv3と略記する)
1からdv1 が、係数設定器104から補正パラメータ
αが夫々入力され、両者を加算して dv1 +α を出力する。103’は減算器であり、前記微分回路1
01からdv3 が、係数設定器105から補正パラメー
タβが夫々入力され、両者を減算して dv3 −β を出力する。
106にて選定されたdv1 +αとdv2 とを比較す
る。108は第2の比較器であり、算式選定器106に
て選定されたdv2 とdv3 −βを比較する。
第1の比較器107からの出力に基づき、 M1 >0 即ち dv2 >dv1 +α ならば、車両のブレーキが作動していると判定する。1
10はABS判定器であり、前記第2の比較器108か
らの出力に基づき、 M2 >0 即ち dv2 −β>dv3 ならば、車両のABSが作動していると判定する。
示す作動線図に基づき、かつ図3に示す第1実施例のフ
ローチャートを準用してこの実施例の動作を説明する。
駆動モーター34により受支ローラ31L,32L…が
加速され所定の車速vmx(図4のA点)に達すると、ク
ラッチ33L…を切る(図4のA1点)。この時点から
受支ローラ31L,32L…及び車輪21…は減速を始
める。
を作動させ、車輪21…を介して受支ローラ31L,3
2L…に制動力を加える。ブレーキ作動後、一定時間を
経て図4のC点に来ると、車両のABSが作動し始め、
E点で受支ローラ31L,32L…及び車輪21は完全
に制動される。
合の車速線図、Y線はブレーキを作動させなかった場合
の車速線図、Z線はABSが作動しなかった場合の車速
線図である。
制御装置100の微分回路101には、ローラ回転数検
出器35L,35R…から受支ローラ31L,32L…
の回転数の検出信号が、タイマー11から時間信号が連
続的に入力されている。
す3つの期間について、車両の速度を微分し速度変化率
を算出する。即ち、 (1)クラッチ33L…の遮断から、車両のブレーキの
作動始めまで(図4のA1〜B区間)の速度変化率dv
1 /dt(以下dv1 と略称) (2)前記ブレーキ作動始めから車両のABS作動始め
まで(図4のB〜C区間)の速度変化率dv2 /dt
(以下dv2 と略称) (3)ABS作動中(図4のC〜E区間)の速度変化率
dv3 /dt(以下dv3 と略称)
こで係数設定器104に設定された補正パラメータαが
加算され、 dv1 +α が出力される。また、前記ブレーキ作動後の期間(2)
における速度変化率dv2 は後述する算式選定器106
にそのまま入力される。
おける速度変化率dv3 は減算器103に入力され、こ
こで係数設定器105に設定された補正パラメータβを
減算され、 dv3 −β が出力される。
の速度変化率dv1 +α,dv2 ,dv3 −βの信号
を、ブレーキ作動判定器109側に伝送する信号とAB
S判定器110側に伝達する信号とに選別する。以下段
落番号43に戻り、前記実施例と同様な動作を営む。
は、次に説明するように、各受支ローラの作動油系への
配管不良有無の検知も可能である。つまり、上述のAB
S作動検知システムに加えて、配管不良検知システムを
備えるようにしてもよい。
示すブロック図である。図において、左ローラ回転検出
器35Lにて検出された左側受支ローラ31L,32L
の回転数NL は左側用微分回路101Lに、右ローラ回
転検出器35Rにて検出された右側受支ローラ31R,
32Rの回転数NR は右側用微分回路101Rに夫々入
力される。前記各微分回路101L及び101Rには、
タイマー11からの時間信号も入力されている。
支ローラ31L,32Lからの回転数検出信号NL を微
分して速度変化率dvL /dt(以下dvL と略称)を
算出し、右側微分回路101Rにおいては、前記左側と
同様にして速度変化率dvR/dt(以下dvR と略
称)を算出する。
らの補正パラメータγを減算し、 S=dvL−dvR S≧γ dvL 及び dvR を比較器123に入力する。
度変化率の比較即ち両者の差 S=(dvL )−(dvR )−γ (3) を演算し、判定回路124に入力する。
が“0”(ゼロ)でないとき(S≠0)は、車両側の車
輪左右の配線、配管の組み違い又は、配管系に油洩れ等
の作動不良があるものと判定する。
BS作動始め前後における車速の速度変化率を比較する
という極めて簡単な手法で以ってABSの作動を確実
に、しかもブレーキ操作時期に影響されることなく検知
することができる。
の速度変化率を比較するのみで、ブレーキの作動を確実
に検知することができる。これにより車両の測定検査の
作動能率が向上する。
を比較するという簡単な手法で以って、車両側の車輪左
右の配線、配管の接続不良や漏油等の作動不良を検知す
ることも可能となる。
のブロック図
構成図
テムのブロック図
Claims (4)
- 【請求項1】 自動車等の車両におけるアンチスキッド
・ブレーキシステム(ABSと呼称する)の作動状態を
該車両の各車輪が載置され駆動モーターにクラッチを介
して連結された受支ローラを備えた試験台でのシミュレ
ーションにより測定解析する検査システムにおいて、 前記受支ローラの回転数の検出信号が入力され、該回転
数の検出信号に基づき、車両のブレーキ作動始めから前
記ABSの作動始めまでの車速(v2)及び前記ABS
作動後の車速(v3)を夫々微分して第2期間の速度変
化率(dv2/dt)及び第3期間の速度変化率(dv
3/dt)を夫々算出する微分回路と、 前記第3期間の速度変化率(dv3/dt)が前記第2
期間の速度変化率(dv2/dt)よりも小さいとき前
記ABSが作動していると判定するABS判定器とを備
えたことを特徴とする車両の検査システムにおけるAB
S作動検知装置。 - 【請求項2】 自動車等の車両におけるアンチスキッド
・ブレーキシステム(ABSと呼称する)の作動状態を
該車両の各車輪が載置され駆動モーターにクラッチを介
して連結された受支ローラを備えた試験台でのシミュレ
ーションにより測定解析する検査システムにおいて、 前記受支ローラの回転数の検出信号が入力され、該回転
数の検出信号に基づき、前記クラッチ断から前記車両の
ブレーキ作動始めまでの車速(v1)、前記ブレーキ作
動始めから前記ABS作動始めまでの車速(v2)及び
前記ABS作動後の車速(v3)を夫々微分して第1期
間の速度変化率(dv1/dt)、第2期間の速度変化
率(dv2/dt)及び第3期間の速度変化率(dv3
/dt)を夫々算出する微分回路と、 前記第2期間の速度変化率(dv2/dt)が第1期間
の速度変化率(dv1/dt)よりも大きいとき前記ブ
レーキが制動動作にあると判定するブレーキ作動判定器
と、 前記第3期間の速度変化率(dv3/dt)が前記第2
期間の速度変化率(dv2/dt)よりも小さいとき前
記ABSが作動していると判定するABS判定器とを備
えたことを特徴とする車両の検査システムにおけるAB
S作動検知装置。 - 【請求項3】 自動車等の車両におけるアンチスキッド
・ブレーキシステム(ABSと呼称する)の作動状態を
該車両の各車輪が載置され駆動モーターにクラッチを介
して連結された受支ローラを備えた試験台でのシミュレ
ーションにより測定解析する検査システムにおいて、 前記受支ローラの回転数の検出信号に基づき、前記車両
のブレーキ作動始めから前記ABSの作動始めまでの車
速(v2)及び前記ABS作動後の車速(v3)を夫々
微分して第2期間の速度変化率(dv2/dt)及び第
3期間の速度変化率(dv3/dt)を夫々算出し、 前記第3期間の速度変化率(dv3/dt)と前記第2
期間の速度変化率(dv2/dt)とを比較し、前記d
v3/dtがdv2/dtよりも小さいとき前記ABS
が作動していると判定することを特徴とする車両の検査
システムにおけるABS作動検知方法。 - 【請求項4】 自動車等の車両におけるアンチスキッド
・ブレーキシステム(ABSと呼称する)の作動状態を
該車両の各車輪が載置され駆動モーターにクラッチを介
して連結された受支ローラを備えた試験台でのシミュレ
ーションにより測定解析する検査システムにおいて、前記受支ローラの回転数の検出信号に基づき、前記車両
のブレーキ作動始めから前記ABSの作動始めまでの車
速(v2)及び前記ABS作動後の車速(v3)を夫々
微分して第2期間の速度変化率(dv2/dt)及び第
3期間の速度変化率(dv3/dt)を夫々算出し、 前記第3期間の速度変化率(dv3/dt)と前記第2
期間の速度変化率(dv2/dt)とを比較し、前記d
v3/dtがdv2/dtよりも小さいとき前記ABS
が作動していると判定し、 前記左右の受支ローラの回転数の検出信号に基づき両ロ
ーラの速度(vL,vR)を微分して両ローラの速度変
化率(dvL/dt,dvR/dt)を算出し、前記左
右の速度変化率(dvL/dt,dvR/dt)を比較
して両者に差異があったとき車両側の車輪左右の配線、
配管違い又は作動不良が存在すると判定することを特徴
とする車両の検査システムにおけるABS作動検知方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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