JP3414255B2 - サイドエアバッグ装置のエアバッグ - Google Patents

サイドエアバッグ装置のエアバッグ

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JP3414255B2
JP3414255B2 JP12929398A JP12929398A JP3414255B2 JP 3414255 B2 JP3414255 B2 JP 3414255B2 JP 12929398 A JP12929398 A JP 12929398A JP 12929398 A JP12929398 A JP 12929398A JP 3414255 B2 JP3414255 B2 JP 3414255B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に装着され
るサイドエアバッグ装置のエアバッグに関し、詳しく
は、車内側の開口周縁に折り畳まれて収納され、膨張用
ガスの流入時、開口を覆うように袋状の膨張部を展開膨
張させるサイドエアバッグ装置のエアバッグに関する。 【0002】 【従来の技術とその課題】従来、この種のサイドエアバ
ッグ装置のエアバッグは、車内側のドアや窓部の開口周
縁におけるピラー部とルーフサイドレール部とにわたっ
て折り畳まれて収納されており、膨張用ガスの流入時、
開口を覆うように袋状の膨張部を展開膨張させていた
(特開平9−240409号公報、特開平9−3152
53号公報等参照)。 【0003】このエアバッグは、膨張用ガスを供給する
インフレーターと連結させるための連結筒部を備えてい
た。なお、インフレーターは、ピラー部下部の狭い空間
に配設されることから、シリンダタイプとされていた。 【0004】そして、エアバッグの連結筒部は、連結態
様が嵩張らないように、インフレーターを挿入させて、
連結していた。 【0005】また、このエアバッグの連結筒部は、膨張
部に連通される筒状のガス流入部の一層だけで構成せず
に、高温の膨張用ガスを考慮して、耐熱性を向上させる
ために、内周側にインナチューブを配設させていた(英
国特許出願公開第2314300号(公開日1997年
12月24日)参照)。 【0006】しかし、従来の連結筒部は、単にインナチ
ューブをガス流入部の内周側に挿入配置させていただけ
であったため、インフレーターを連結筒部に挿入する
際、インナチューブをずらしたり、インナチューブの縁
をめくる等しつつ、インフレーターを挿入させて、イン
ナチューブがその役目を果せない状態で、インフレータ
ーと連結筒部とが連結される虞れが生ずることから、イ
ンフレーターを慎重に連結筒部に挿入することとなっ
て、連結作業に手間がかかっていた。 【0007】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、インフレーターを連結筒部に挿入させる際、インナ
チューブのずれやめくれを無くして、インフレーターと
の連結作業を素早く能率的に行なうことができるサイド
エアバッグ装置のエアバッグを提供することを目的とす
る。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明に係るエアバッグ
は、車内側の開口周縁に折り畳まれて収納され、シリン
ダタイプのインフレーターからの膨張用ガスの流入時、
前記開口を覆うように袋状の膨張部を展開膨張させる構
成として、前記インフレーターを挿入させて前記インフ
レーターと連結させる連結筒部を備え、該連結筒部が、
外周側に配置されて前記膨張部に連通される筒状のガス
流入部と、該ガス流入部の内周側に配置されて前記イン
フレーターを挿入させるインナチューブと、を備えて構
成されるサイドエアバッグ装置のエアバッグであって、
前記ガス流入部と前記インナチューブとが、相互を溶着
する溶着部を形成させて、連結されていることを特徴と
する。 【0009】 【発明の効果】本発明に係るエアバッグでは、連結筒部
におけるガス流入部とインナチューブとが、相互を溶着
する溶着部を形成させて、連結されているため、連結筒
部内にインフレーターを挿入させる際、インナチューブ
が、溶着部によって、ずれたり、めくれたりすることを
防止され、インフレーターを円滑にインナチューブ内に
挿入させることができる。 【0010】したがって、本発明に係るエアバッグで
は、インフレーターを連結筒部に挿入させる際、インナ
チューブのずれやめくれを無くして、インフレーターと
の連結作業を素早く能率的に行なうことができる。 【0011】そして、本発明に係るエアバッグでは、ガ
ス流入部とインナチューブとを、相互に溶着させた溶着
部によって、連結させており、縫合用ミシンのヘッドが
挿入できないような、予め、ガス流入部とインナチュー
ブとが小径の筒状に形成されていても、例えば、ガス流
入部の外周面側に振動子を配置させ、振動子に対向する
受台を細長くしてインナチューブ内に挿入させれば、簡
単に超音波溶着等を利用して、ガス流入部とインナチュ
ーブとを連結させることができる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明すると、図1〜6に示す実施形態のエア
バッグ41は、車内側のドアや窓部の開口Wの周縁にお
けるフロントピラー部PFとルーフサイドレール部Rと
にわたって配設されるサイドエアバッグ装置Mに、使用
されるものである。 【0013】サイドエアバッグ装置Mは、エアバッグ4
1と、折り畳まれたエアバッグ41に膨張用ガスを供給
するインフレーター39と、エアバッグ41とインフレ
ーター39とを連結させるとともに、インフレーター3
9をボディ1のサイドパネル2に取付固定する取付ブラ
ケット36と、折り畳まれたエアバッグ41を覆うエア
バッグカバー70と、を備えて構成されている。エアバ
ッグカバー70は、実施形態の場合、フロントピラー部
PFに配置されたガーニッシュ11と、ルーフサイドレ
ール部Rに配置されたルーフ内装材31と、で構成され
ている。 【0014】また、実施形態のサイドエアバッグ装置M
は、ボディ1におけるピラー本体4やルーフサイドレー
ル本体9に取り付けられるまでは、図7に示すように、
エアバッグ組付体Aとして、取り扱われている。 【0015】フロントピラー部PFについて説明する
と、このピラー部PFは、図2〜5に示すように、折り
畳まれたエアバッグ41の他、鋼板からそれぞれ形成さ
れるリーンフォースパネル5・インナパネル7・アウタ
パネル6を備えてなるボディ1側のピラー本体4と、イ
ンナパネル7に組み付けられるガーニッシュ11と、か
ら構成されている。 【0016】インナパネル7の所定位置には、ガーニッ
シュ11を組み付けるための取付孔7a(図5参照)、
係止孔7c(図3参照)、フロントピラー部PFに沿う
係止孔7d(図2・17参照)、及び、折り畳まれたエ
アバッグ41を取り付ける取付孔7g(図4参照)が形
成されている。取付孔7aには、ナット7bが固着され
て、ガーニッシュ11を取り付けるボルト29が挿入さ
れ、係止孔7cには、ガーニッシュ11の係止脚部17
が挿入係止されている。また、係止孔7dには、ガーニ
ッシュ11にインサート成形された金属製の係止ピン2
1が挿入係止されている。取付孔7gは、インナパネル
7の裏面側(車外側)の周縁にナット7hが固着され
て、構成されている。さらに、ピラー本体4の端部に
は、ウェザストリップSが取り付けられている。なお、
図2〜6に示す符号Dは、ドアである。 【0017】ガーニッシュ11は、オレフィン系熱可塑
性エラストマー等の合成樹脂から形成されるガーニッシ
ュ本体12と、ガーニッシュ本体12にインサート成形
される係止ピン21と、ガーニッシュ本体12に嵌め込
まれるキャップ25と、から構成されている。 【0018】ガーニッシュ本体12は、射出成形により
形成される長尺状の成形部12aと、ガーニッシュ本体
12の意匠面側に貼着されるファブリック等の表皮12
eと、から構成され、成形部12aは、開口W側の縁
に、薄肉のヒンジ部12cを介在させて、扉部12dを
配設させており、エアバッグ41の展開膨張時に、成形
部12aの一般部12bに対し、扉部12dを、ヒンジ
部12cを回転中心として、開かせることができるよう
に構成されている。なお、一般部12bには、後述する
取付ボス部13、係止脚部17、埋設部19が形成され
ている。 【0019】ガーニッシュ本体12の上部には、図5に
示すように、取付ボルト29を挿通させる取付孔13a
を有した取付ボス部13が形成されている。取付孔13
aの内周面には、ガーニッシュ11をインナパネル7に
取り付ける際の取付ボルト29の締付力を確保できるよ
うに、金属製のスリーブ15が嵌挿されている。また、
ガーニッシュ本体12の正面側(車内側)における取付
ボス部13の周囲には、キャップ25を嵌める収納凹部
14が形成されている。このキャップ25は、取付ボル
ト29を隠すものであり、ポリアミド等の合成樹脂から
射出成形により形成される成形部25aと、成形部25
aに貼着される表皮12eと同質の表皮25cと、を備
えて構成されている。成形部25aには、取付ボルト2
9の頭部29aに設けられた係止溝29bに係止される
係止爪25bが形成されている。なお、キャップ25に
は、ボルト29から外れても、ガーニッシュ本体12か
らのキャップ25の外れを防止するため、収納凹部14
に設けられた図示しない貫通孔を経て、その貫通孔周縁
に係止可能な抜け止め部材が、設けられている。 【0020】ガーニッシュ本体12の裏面側(車外側)
における下部には、図2に示すように、係止ピン21を
埋設させた埋設部19が形成されている。係止ピン21
は、埋設部19内に埋設された円板状の埋込部21a
と、軸部21bと、円板状の係止部21cと、を備えて
構成され、図2・17に示すように、インナパネル7に
形成された広幅部7eと狭幅部7fとを備えてなる係止
孔7dの狭幅部7fの周縁に、係止部21cを係止させ
ている。広幅部7eは、係止部21cを正面側(車内
側)から挿入可能な寸法形状として、狭幅部7fは、広
幅部7eからフロントピラー部PFに沿って斜め上方に
延びて、軸部21bを挿通可能として係止部21cを抜
け不能とする幅寸法で開口されている。なお、埋設部1
9の正面側(車内側)には、ヒケの影響を抑えるため
に、多数の肉盗み孔19aが形成されている。 【0021】ガーニッシュ本体12の裏面側における上
下方向の略中間部位には、図3に示すように、インナパ
ネル7の係止孔7cに挿入係止される係止脚部17が形
成されている。 【0022】なお、ガーニッシュ11のピラー本体4へ
の取付時には、広幅部7eから係止部21cを挿入(図
17の二点鎖線の21cPの位置に挿入)させた後、狭
幅部7f側に係止部21cを移行(図17の実線の位置
に移行)させるとともに、係止脚部17を係止孔7cに
挿入係止させ、さらに、取付ボス部13の取付孔13a
に嵌装させたスリーブ15を経て、取付ボルト29を取
付孔7aに設けたナット7bに螺合させ、ついで、キャ
ップ25を収納凹部14に嵌めれば、取付作業を完了さ
せることができる。 【0023】また、ガーニッシュ11は、エアバッグ4
1の展開膨張時、エアバッグ41に押されて、係止脚部
17が係止孔7cから外れるとともに、係止ピン21の
係止部21cが図17の二点鎖線の21cBの位置にス
ライドして、ガーニッシュ11における略上下方向の中
間部位がインナパネル7から離れるように車内側に移動
し、さらに、扉部12dが開かれて、エアバッグ41を
大きく突出させることとなる。 【0024】つぎに、ルーフサイドレール部Rについて
説明すると、このルーフサイドレール部Rは、図6に示
すように、折り畳まれたエアバッグ41の他、鋼板から
なるボディ1側のルーフサイドレール本体9と、ボディ
1に対して図示しない所定部位で組み付けられるルーフ
内装材31と、から構成されている。 【0025】ルーフサイドレール本体9には、所定位置
に、折り畳まれたエアバッグ41を取り付ける取付孔9
aが形成されている。取付孔9aは、ルーフサイドレー
ル本体9の裏面側(車外側)の周縁にナット9bが固着
されて構成されている。また、ルーフサイドレール本体
9の端部には、ウェザストリップSが取り付けられてい
る。 【0026】ルーフ内装材31は、エアバッグ41の膨
張時、開口W側の縁31aをエアバッグ41に押されて
ルーフサイドレール本体9から容易に離れるような、柔
軟性を有した合成樹脂材から形成されている。 【0027】そして、実施形態のサイドエアバッグ装置
Mにおけるエアバッグ組付体Aは、図7に示すように、
エアバッグ41と、インフレーター39と、エアバッグ
41とインフレーター39とを連結させる取付ブラケッ
ト36と、エアバッグ41に組み付けられて、エアバッ
グ41をボディ1に取り付ける取付ブラケット54と、
折り畳んだエアバッグ本体42をくるむテープ材57
と、から構成されている。なお、テープ材57には、車
内側の面に、エアバッグ本体42がねじれてボディ1に
取り付けられることを防止するために、ねじれ識別用の
印59が付されている。 【0028】エアバッグ41は、図8〜11に示すよう
に、インフレーター39からの膨張用ガスを流入させ
て、折り畳み状態から展開して、厚さを増すように膨張
するエアバッグ本体42と、インフレーター39と連結
される連結筒部50と、エアバッグ本体42の上縁側に
設けられる複数の取付片部52と、を備えて構成されて
いる。 【0029】エアバッグ本体42は、ポリアミド糸等を
使用した袋織りによって形成され、車内側壁部43aと
車外側壁部43bとを備えた袋部43と、袋部43の周
囲や中央付近で、袋部43を密封等するように密に織成
された結合部44と、結合部44の周囲で、薄く板状に
織成された板状部45と、を備えて形成されている。な
お、エアバッグ本体42は袋織りされた後、耐熱性を高
めるとともに膨張用ガスの漏れを防止するように、シリ
コン等を塗布したコーティング層が形成されている。ち
なみに、このコーティング層は、織成後には、内周面側
にコーティング材を塗布できないことから、外周面側に
形成されている。 【0030】袋部43は、膨張用ガスを流入させて厚さ
を増加させるように膨張する膨張部43cと、膨張部4
3cに膨張用ガスを流入させるガス流入部43dと、を
備えて構成されている。 【0031】結合部44は、図8・9に示すように、袋
部43の周囲で袋部43を密封するように密に織成され
た周縁結合部44aと、袋部43における膨張部43c
の中央付近で、車内側壁部43aと車外側壁部43bと
を結合させるように密に織成された2つの中央結合部4
4bと、から構成されている。中央結合部44b・44
bは、袋部43の膨張時、連結筒部50からエアバッグ
本体42の後上部にかけて、張力を発揮させるようにし
て、膨張部43cが、車外側への押圧力を受けても、車
外側へ移動しないようにするために、設けられている。 【0032】板状部45は、連結筒部50からエアバッ
グ本体42の後上部にかけてのエアバッグ41の全体形
状を確保するとともに、袋部43の容積を小さくして、
膨張完了までの時間を短くするために設定されており、
ガス流入部43dと膨張部43cとを連結する前板状部
45aと、膨張部43cと後部側の取付片部52Bとを
連結する後板状部45bと、から構成されている。 【0033】連結筒部50は、インフレーター39を挿
入させて、取付ブラケット36にインフレーター39側
に締め付けられることにより、インフレーター39と連
結される部位であり、ガス流入部43dの先端に配置さ
れている。 【0034】そして、連結筒部50には、ガス流入部4
3dの内周側に、インフレーター39からの高温の膨張
用ガスに対する耐熱性を確保するため、筒状の長短のイ
ンナチューブ46・47が配設されている。インナチュ
ーブ46・47も、図10〜13に示すように、それぞ
れ、ポリアミド糸等を使用した袋織りにより形成され、
筒状の本体部46a・47aと、本体部46a・47a
の縁を密封するように密に織成される周縁結合部46b
・47bと、を備えて構成されている。なお、これらの
インナチューブ46・47も、織成後、耐熱性を高める
ため、シリコン等を塗布したコーティング層が形成さ
れ、さらに、それらのコーティング層が内周面側に配置
されるように、裏返されて、ガス流入部43d内に、順
次挿入されている。そして、インナチューブ46は、エ
アバッグ本体42の袋部43におけるガス流入部43d
の内周面側に配置されて、膨張部43cまで延びるよう
に配設され、インナチューブ47は、インナチューブ4
6の内周面側に配置されて、ガス流入部43dの中間部
位付近まで延びるように配設されている。 【0035】さらに、インナチューブ46・47は、配
設されているか否かを簡単に確認できるようにするため
に、連結筒部50側の端部で、順次、内周側のインナチ
ューブ46・47の端部46c・47cが突出するよう
に、配置されている。 【0036】そして、これらのインナチューブ46・4
7は、ガス流入部43dに対して位置ずれしないよう
に、図8・10に示すように、連結筒部50の端部側の
2箇所で、溶着部48・48を形成して、ガス流入部4
3d・インナチューブ46・47の三者相互が連結され
ている。 【0037】なお、実施形態の場合には、溶着部48・
48は、超音波溶着を利用して形成されている。また、
溶着部48の位置は、実施形態の場合、連結筒部50の
端面から5mm程度の距離Lを設けて配置されている。 【0038】各取付片部52には、図4・6〜8に示す
ように、ボディ1におけるピラー本体4やルーフサイド
レール本体9に、取付ボルト55を利用して取り付ける
ことができるように、取付孔52aが貫通されていると
ともに、取付ブラケット54が固着されている。各取付
ブラケット54は、各取付片部52の車内側部位と車外
側部位とに配置されて取付孔52aと連通する取付孔5
4cを備えた板金製の内・外プレート54a・54bか
ら構成され、内・外プレート54a・54bの間に、各
取付片部52を介在させて、部分的に屈曲させる屈曲部
をかしめて形成することにより、内・外プレート54a
・54bを各取付片部52に取り付けている。なお、ル
ーフサイドレール部R側におけるセンターピラー部PC
の近傍に配置される2つの取付ブラケット54は、図6
・7の二点鎖線で示すように、相互を連結させて下方へ
延びる延設部54dを備えている。この延設部54d
は、エアバッグ本体42の膨張時に、エアバッグ本体4
2が、センタピラー部PCにおける車内側の内装材とピ
ラー本体との間に入り込まないように、車内側に案内す
るガイド部としての役目を果たす。 【0039】インフレーター39は、図15に示すよう
に、シリンダタイプとして、膨張用ガスをガス吐出口3
9bから吐出可能なインフレーター本体39aと、イン
フレーター本体39aに固定されて膨張用ガスを軸方向
に案内する略円筒状で板金製としたディフューザー39
eと、を備えて構成されている。インフレーター本体3
9aには、膨張用ガスを吐出させるための信号を入力さ
せるリード線39dが結線されている。そして、インフ
レーター本体39aの端部側には、雄ねじ部39cが形
成され、ディフューザー39eには、対応する雌ねじ部
39fが形成され、相互のねじ部39c・39fを噛合
させることにより、ディフューザー39eがインフレー
ター本体39aに固定されている。 【0040】取付ブラケット36は、図15・16に示
すように、板金から形成されて、インフレーター39に
外装されたエアバッグ41の連結筒部50の周囲に配置
される円筒状の筒部36aと、筒部36aから延びて、
ボディ1のサイドパネル2に取付ボルト37で取り付け
られるブラケット本体36cと、から構成されている。
筒部36aの両端には、かしめて縮径可能な円筒状のか
しめ部36bが形成され、ブラケット本体36cには、
取付ボルト37を挿通させる2つの取付孔36dが形成
されている。 【0041】テープ材57は、布や紙等の粘着テープか
ら形成されている。そして、テープ材57は、折り畳ん
だエアバッグ本体42に巻き付け、図7に示すように、
車内側の面に、ペン等を利用して、エアバッグ本体42
やテープ材57と異なった色を塗りつけた印59が付さ
れている。 【0042】つぎに、エアバッグ組付体Aを形成して、
エアバッグ組付体Aをボディ1に取り付ける作業につい
て説明すると、まず、予め、エアバッグ41を製造して
おく。 【0043】このエアバッグ41の製造は、予め、エア
バッグ本体42やインナチューブ46・47を袋織りし
て製造し、その後、表面側にコーティング剤を塗布して
コーティング層を形成し、エアバッグ本体42のガス流
入部43dに、裏返したインナチューブ46・47を順
次挿入して、それらの端部46c・47cを露出させて
おく。そして、ガス流入部43dの外周面側に振動子を
配置させるとともに、振動子に対向する細長い受台をイ
ンナチューブ47内に挿入させ、超音波溶着により溶着
部48・48を形成して、ガス流入部43d・インナチ
ューブ46・47を相互に固着させれば、エアバッグ4
1を製造することができる。 【0044】エアバッグ41を製造したならば、エアバ
ッグ本体42を所定の折り機で折り畳み、適宜、テープ
材57でくるんで、印59を付しておく。なお、この折
り畳み状態は、図14の二点鎖線で示す部位に、順次、
山折りと谷折りとの折目Cを入れて折り畳む蛇腹折りと
している。 【0045】その後、取付孔52a・54cを一致させ
つつ、各取付片部52の両側に内・外プレート54a・
54bを配置させて、所定部位をかしめて、各取付片部
52に所定の取付ブラケット54を取り付ける。なお、
折り込まれた状態の取付片部52は、引っ張り出して、
その部位に取付ブラケット54を取り付けることとな
る。 【0046】また、折り畳まれた連結筒部50も折りを
解消させて、その連結筒部50のインナチューブ47内
にインフレーター39を挿入する。その際、エアバッグ
本体42のガス流入部43dとインナチューブ46・4
7が溶着部48・48によって相互にずれないことか
ら、図10の二点鎖線で示すように、インナチューブ4
7の端部47a等がめくれることなく、円滑にインフレ
ーター39を挿入することができる。 【0047】ついで、取付ブラケット36の筒部36a
を、エアバッグ41の連結筒部50に外装し、かしめ部
36b・36bをかしめて縮径させ、インフレーター3
9と連結筒部50とを連結させるとともに、その連結部
位に取付ブラケット36を取り付ける。 【0048】そして、適宜、所定の取付ブラケット54
に、取付ボルト55を仮組付けすれば、エアバッグ組立
体Aを組み立てることができる。 【0049】その後、エアバッグ組付体Aのボディ1へ
の取り付けは、図1・4・6に示すように、取付ブラケ
ット36のブラケット本体36cをサイドパネル2の所
定位置に配置させて、各取付ボルト37を、取付孔36
dを経て、サイドパネル2に締結するとともに、取付孔
54c・52a・7g・9a相互を一致させるように、
各取付ブラケット54をボディ1におけるインナパネル
7やルーフサイドレール本体9に配置させ、それぞれ、
取付ボルト55を、取付孔52a・54cを経て、ナッ
ト7h・9bに螺合させて行なう。 【0050】なお、この取付時、実施形態のエアバッグ
組付体Aでは、エアバッグ本体42のねじれの有無を、
テープ材57の印59が奇麗に表れているか否か、即座
に判別できるため、取付時の作業効率を向上させること
ができる。 【0051】そして、エアバッグ組付体Aをボディ1に
取り付けた後には、リード線39dを所定のエアバッグ
作動回路に接続させるとともに、図1〜6に示すよう
に、フロントピラー部PFでは、インナパネル7にガー
ニッシュ11を取付固定し、ルーフサイドレール部Rで
は、ボディ1の所定部位に組み付けられるルーフ内装材
31で覆うようにする。 【0052】その後、インフレーター39が作動されれ
ば、エアバッグ41のエアバッグ本体42の袋部43に
膨張用ガスが流入され、袋部43のガス流入部43dと
膨張部43cとが膨張してテープ材57を破断させ、ま
た、ピラー部PFのガーニッシュ11がエアバッグ本体
42に押されて、図2〜5の二点鎖線で示すように、係
止脚部17が係止孔7cから外れるとともに、係止ピン
21の係止部21cが、フロントピラー部PFに沿うよ
うに、図17の二点鎖線の21cBの位置にスライドし
て、ガーニッシュ11における略上下方向の中間部位が
インナパネル7から離れるように車内側に移動し、さら
に、扉部12dが開かれ、さらに、ルーフサイドレール
部Rのルーフ内装材31がエアバッグ本体42に押され
て、図6の二点鎖線で示すように、ルーフ内装材31の
縁31aが開かれ、その結果、図1の二点鎖線で示すよ
うに、エアバッグ本体42が、開口Wを覆うように、大
きく展開膨張することとなる。 【0053】以上のように、実施形態のエアバッグ41
では、連結筒部50におけるガス流入部43dとインナ
チューブ46・47とが、相互を溶着する溶着部48・
48を形成させて、連結されているため、連結筒部50
内にインフレーター39を挿入させる際、インナチュー
ブ46・47が、溶着部48・48によって、ずれた
り、めくれたりすることを防止され、インフレーター3
9を円滑にインナチューブ47内に挿入させることがで
きて、インフレーター39との連結作業を素早く能率的
に行なうことができる。 【0054】そして、実施形態のエアバッグ41では、
ガス流入部43dとインナチューブ46・47とを、相
互に溶着させた溶着部48・48によって、連結させて
おり、縫合用ミシンのヘッドが挿入できないような、ガ
ス流入部43とインナチューブ46・47とが小径の筒
状に袋織りで形成されていても、ガス流入部43dの外
周面側に振動子を配置させ、振動子に対向する細長い受
台をインナチューブ47内に挿入させれば、簡単に超音
波溶着を利用して、ガス流入部43dとインナチューブ
46・47とを連結させることができる。 【0055】なお、実施形態の場合には、溶着部48・
48は、超音波溶着を利用して形成されているが、他
に、加熱ヒータを利用したり、高周波ウェルダを利用し
て、溶着部を形成しても良い。 【0056】また、実施形態の場合、ガス流入部43d
内に配置されるインナチューブ46・47が、端部46
c・47cを露出させるように、配置させているため、
インナチューブ46・47の配置の有無を容易に確認す
ることができる。 【0057】さらに、実施形態の場合、溶着部48を、
連結筒部50の端面から5mm程度の距離Lを設けて、2
つ配置させているが、インフレーター39の挿入時に、
インナチューブ46・47の端部46c・47cが、ガ
ス流入部43dに対して、ずれたりめくれたりせずに、
相互に溶着されていれば、端面からの距離Lを10mm未
満として、1個、あるいは、3個以上、設けても良い。
ちなみに、距離Lが、10mmを超えれば、インナチュー
ブ46・47の間、若しくは、インナチューブ46・ガ
ス流入部43dの間に、インフレーター39が入り込み
易くなって好ましくないからである。 【0058】さらにまた、実施形態では、インナチュー
ブ46・47を2本配設させた場合を示したが、ガス流
入部43dの耐熱性を確保できれば、1本でも良い。勿
論、さらに、3本以上、インナチューブを配設させても
良い。 【0059】さらに、実施形態の場合には、エアバッグ
本体42やインナチューブ46・47を袋織りして形成
した場合を示したが、一枚の平面状の布を折って、相互
に重ねた周縁等の所定部位を縫合して、エアバッグ本体
42やインナチューブ46・47を形成して、相互に溶
着させても良い。 【0060】さらにまた、実施形態のエアバッグ41で
は、フロントピラー部PFからルーフサイドレール部R
にわたって配置されるサイドエアバッグ装置Mに使用さ
れるものを示したが、リアピラー部やセンターピラー部
PCからルーフサイドレール部Rにかけて、エアバッグ
を配設させるようにしても良く、それらの場合には、リ
アピラー部やセンターピラー部PCの下部にインフレー
ター39が配置されて、そのインフレーター39に連結
筒部50が連結されることとなる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る一実施形態のエアバッグが使用さ
れるサイドエアバッグ装置の使用状態を示す正面図であ
る。 【図2】図1のII−II部位の拡大概略断面図である。 【図3】図1の III− III部位の拡大概略断面図であ
る。 【図4】図1のIV−IV部位の拡大概略断面図である。 【図5】図1のV−V部位の拡大概略断面図である。 【図6】図1のVI−VI部位の拡大概略断面図である。 【図7】同実施形態で使用するエアバッグ組付体を示す
正面図である。 【図8】同実施形態のエアバッグの展開状態の正面図で
ある。 【図9】図8のIX−IX部位の拡大断面図である。 【図10】図8のX−X部位の拡大断面図である。 【図11】図8のXI−XI部位の拡大断面図である。 【図12】同実施形態のインナチューブを示す正面図で
ある。 【図13】同実施形態の他のインナチューブを示す正面
図である。 【図14】同実施形態のエアバッグ本体における折り畳
み時の折目を示す図である。 【図15】同実施形態のエアバッグとインフレーターと
の連結部位を示す縦断面図である。 【図16】同実施形態のエアバッグとインフレーターと
の連結に使用する取付ブラケットの斜視図である。 【図17】同実施形態のピラー部におけるインナパネル
の一つの係止孔を示す図であり、図2のXVII方向から見
た図である。 【符号の説明】 39…インフレーター、 41…エアバッグ、 43c…膨張部、 43d…ガス流入部、 46・47…インナチューブ、 48…溶着部、 50…連結筒部、 W…開口、 M…サイドエアバッグ装置。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−240409(JP,A) 特開 平9−315253(JP,A) 特開 平9−58387(JP,A) 特開 平8−216818(JP,A) 特表2002−503581(JP,A) 英国特許出願公開2314300(GB,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/16 - 21/32

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 車内側の開口周縁に折り畳まれて収納さ
    れ、シリンダタイプのインフレーターからの膨張用ガス
    の流入時、前記開口を覆うように袋状の膨張部を展開膨
    張させる構成として、 前記インフレーターを挿入させて前記インフレーターと
    連結させる連結筒部を備え、 該連結筒部が、外周側に配置されて前記膨張部に連通さ
    れる筒状のガス流入部と、該ガス流入部の内周側に配置
    されて前記インフレーターを挿入させるインナチューブ
    と、を備えて構成されるサイドエアバッグ装置のエアバ
    ッグであって、 前記ガス流入部と前記インナチューブとが、相互を溶着
    する溶着部を形成させて、連結されていることを特徴と
    するサイドエアバッグ装置のエアバッグ。
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