JP3414125B2 - 電動車両のクラッチ装置 - Google Patents

電動車両のクラッチ装置

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JP3414125B2 JP10991796A JP10991796A JP3414125B2 JP 3414125 B2 JP3414125 B2 JP 3414125B2 JP 10991796 A JP10991796 A JP 10991796A JP 10991796 A JP10991796 A JP 10991796A JP 3414125 B2 JP3414125 B2 JP 3414125B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電動車両のクラッ
チ装置に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に電動車椅子や電動三輪車等の車両
においては、駆動モータから駆動輪へ伝わる動力を断続
させるクラッチ装置が設けられている。図9に従来の電
動三輪車の駆動ユニットの断面図を示す。この駆動ユニ
ットaには、カウンタシャフトbに設けられて駆動モー
タ(図示略)に従動するカウンタギアcと、カウンタシ
ャフトbに摺動自在に設けられたスライドギアdと、こ
のスライドギアdに従動して後輪軸eを回転させるファ
イナルギアfとを備える。この駆動ユニットaにおける
クラッチ装置は、スライドギアdのギア部d1の一側端
をカウンタギアcの内歯ドッグc1に対して係合・離脱
させるものであり、使用者に回動操作されるクラッチレ
バーgと、クラッチシャフトhに摺動自在に設けられか
つスライドギアdをカウンタギアcから離脱させる方向
に摺動させるシフターiと、クラッチシャフトhと一体
的に回転してスライドギアdをカウンタギアcから離脱
させる方向にシフターiを摺動させるクラッチカムjと
を備える。 【0003】シフターiは、カウンタギアc側とは反対
側のスライドギアdの端部に係合しクラッチシャフトh
に軸着されたシフトフォークi1と、このシフトフォー
クi1からスライドギアd側とは反対側へ延びてクラッ
チシャフトhに軸着される軸着部i2とから構成されて
いる。シフトフォークi1の外側面には、クラッチカム
jに接触したカムフォロアi3が一体形成される。 【0004】この従来のクラッチ装置によれば、次のよ
うにしてクラッチ手段(内歯ドッグc1,スライドギア
d)が操作される。図9に示す状態では、カウンタギア
cの内歯ドッグc1に、スプリングkにより付勢された
スライドギアdのギア部d1が挿入されており、クラッ
チ手段が係合状態にある。この状態からクラッチレバー
gを回動操作してクラッチシャフトhを回動させると、
クラッチカムjが回転してシフトフォークi1のカムフ
ォロアi3を押圧してシフターi全体を紙面に対して右
側に移動させる。これにより、シフトフォークi1に係
合したスライドギアdもスプリングkの付勢力に抗して
右側に摺動し、カウンタギアcの内歯ドッグc1から外
れる。したがって、クラッチが切れてスライドギアdは
駆動モータに対して回転自由となり後輪軸eが空転可能
となる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のクラッチ装置においては、図9の紙面に対して左側
からカウンタギアc、スライドギアd、シフターiが軸
方向に並ぶため、駆動ユニットaを構成するギアケース
mの幅寸法が大きくなってしまうという問題点がある。
特にシフターiにおいて、シフトフォークi1の側面か
ら軸着部i2の側面までの間が前記ギアケースmの幅寸
法に大きく影響を与えている。なお、シフトフォークi
1に一体形成される軸着部i2は、シフターiをクラッ
チシャフトhに安定的に支持させる役割を果たしてい
る。すなわち、シフターiは、ある程度の幅(この従来
例の場合はシフトフォークi1の側面から軸着部i2の
側面までの寸法)を有してクラッチシャフトhに嵌合さ
せることが望ましい。 【0006】本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、クラッチシャフトの長さを短くして
ギアケースの小型化・軽量化を図ることができる電動車
両のクラッチ装置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため次のような構成を有する。すなわち、請求項
1の発明は、駆動モータから駆動輪へ伝わる動力を断続
させる電動車両のクラッチ装置であって、カウンタシャ
フトに設けられ前記駆動モータに従動するカウンタギア
に対し、前記カウンタシャフトに摺動自在に設けられた
スライドギアを係合・離脱させるものにおいて、前記カ
ウンタシャフトと略平行に配設され回動操作されるクラ
ッチシャフトと、該クラッチシャフトに摺動自在に設け
られかつ前記スライドギアを前記カウンタギアから離脱
させる方向に摺動させるシフターと、前記クラッチシャ
フトと一体的に回転して前記スライドギアを前記カウン
タギアから離脱させる方向に前記シフターを摺動させる
クラッチカムとを備え、前記シフターは、前記クラッチ
シャフトに軸着されて前記スライドギアに係合したシフ
トフォークと、前記カウンタギアを挟んで前記シフトフ
ォークとは反対側で前記クラッチシャフトに軸着される
と共に前記クラッチシャフトの回動時に前記クラッチカ
ムによって前記カウンタギア側に押圧されるカムフォロ
アとを一体に備えたことを特徴とする電動車両のクラッ
チ装置である。 【0008】本発明によれば、前記シフターのシフトフ
ォークとカムフォロアとを前記カウンタギアを挟むよう
に配置したので、クラッチシャフトの長さを短くするこ
とが可能となる。すなわち、前記シフターが前記カウン
タギアを跨ぐようにクラッチシャフトに軸着されるの
で、シフターとカウンタギアとが軸方向において重なる
ようになり、このため、従来に比べてシフターの幅寸法
分だけクラッチシャフトの長さを詰めることができ、延
いてはギアケースの小型化・軽量化を図ることができ
る。 【0009】なお、本発明に係るシフターは、シフトフ
ォークおよびカムフォロアにてクラッチシャフトに軸着
され、しかもシフトフォークとカムフォロアとを一体に
備えたものであるため、ある程度の幅寸法を確保した上
でクラッチシャフトに嵌合される。したがって、シフタ
ーは安定的にクラッチシャフトに支持される。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。本実施形態に係る電動車椅子(電
動車両の一例)2は、図1に示すように、搭乗者用シー
ト4と、搭乗者用シート4の背後で立ち上がる背もたれ
6と、搭乗者用シート4および背もたれ6を支持するフ
レーム体8と、フレーム体8の後上端に突設された左右
一対の介助者用の手押しハンドル10と、駆動モータ1
2を駆動源としてフレーム体8に搭載された駆動ユニッ
ト14と、この駆動ユニット14に後輪軸16(後述)
が支持されると共に駆動ユニット14により駆動される
左右一対の後輪18とを備える。駆動ユニット14は、
左右の後輪18それぞれに対応して左右一対設けられて
おり、各駆動ユニット14には、駆動モータ12から後
輪18に伝達される動力を断続させるクラッチ手段20
(後述)が備えられている。左右の各クラッチ手段20
は、それぞれ独自のクラッチレバー22を有し、各クラ
ッチレバー22は、後輪18の中心部の前側近傍にて駆
動ユニット14に接続される。 【0011】次に、クラッチ手段20およびこれを操作
するクラッチ操作装置52からなるクラッチ装置の構成
および作用を駆動ユニット14全体の構成と併せて説明
する。各駆動ユニット14は、図2に示すように、駆動
モータ12と、駆動モータ12の動力を後輪18の後輪
軸16に伝達するための動力伝達機構24と、フレーム
体8に取り付けられて動力伝達機構24を収容したギア
ケース26とから主に構成される。動力伝達機構24と
駆動モータ12との間には、駆動モータ12からの動力
を断続させるクラッチ手段20が介在される。 【0012】駆動モータ12は、図2に示すように、略
円筒形のヨーク部12aと、ヨーク部12aから外側方
に突出した動力取出軸12bと、動力取出軸12bの端
部にボルト28で締着されたモータピニオン12cと、
動力取出軸12bを回転自在に支持するボールベアリン
グ12dと、ボールベアリング12dを側面部に備えか
つ駆動モータ12をギアケース26に固定するための取
付フランジ12eとから主になる。 【0013】取付フランジ12eは、図3に示すように
(図は右側の駆動ユニットを示す)、車両側面視で略矩
形形状を呈しており、その各辺部12e1がギアケース
26の前後方向に沿う中心線Cに対して約45度の角度
で傾斜するようにギアケース26にボルト30(図2参
照)により締着される。 【0014】動力伝達機構24は、図2に示すように、
モータピニオン12cに従動するカウンタギア32と、
ギアケース26の内側面にボールベアリング34を介し
て取り付けられかつカウンタギア32を支持するカウン
タシャフト36と、カウンタシャフト36に摺動自在に
設けられてカウンタギア32に係合・離脱可能なスライ
ドギア38と、スライドギア38に噛み合って後輪軸1
6に一体形成されたファイナルギア40とを備える。な
お、後輪軸16は、ギアケース26の内側面に取り付け
られたボールベアリング42に回転自在に支持されると
共に、その外側の軸端部には、後輪18がナット44で
締着される。 【0015】クラッチ手段20は、図2に示すように、
スライドギア38とカウンタギア32とを係合・離脱さ
せるものであり、スライドギア38の内側部に一体形成
されたドッグ部20aと、カウンタギア32の外側面に
設けられたドッグ部20bとから構成されており、スラ
イドギア38は、カウンタシャフト36に装着されたコ
イルスプリング46によってドッグ部20a,20b同
士が噛み合う方向に常時付勢される。 【0016】スライドギア38のドッグ部20aおよび
カウンタギア32のドッグ部20bは、図6(a)・
(b)および図7(a)・(b)に示すように、周方向
にかつ交互に形成された横断面略等脚台形の凹部48
a,48bと凸部50a,50bとからなり、係合状態
では互いの凹部48a,48bと凸部50a,50bと
が嵌め合わされる。本実施形態においては、図8に示す
ように、各凸部50a,50b・凹部48a,48bの
側面をテーパ状に形成したので、係合状態ではスプリン
グ46の付勢力により凹部48a,48b・凸部50
a,50bの側面同士が互いに隙間なく重なり合う。本
実施形態では、凸部50a,50b・凹部48a,48
bの側面の傾斜角θを約10°に設定している。 【0017】クラッチ操作装置52は、図4(a)に示
すように、カウンタシャフト36と略平行に配設され回
動操作されるクラッチシャフト54と、クラッチシャフ
ト54に摺動自在に設けられかつスライドギア38をカ
ウンタギア32から離脱させる方向に摺動させるシフタ
ー56と、クラッチシャフト54と一体的に回転してス
ライドギア38をカウンタギア32から離脱させる方向
にシフター56を摺動させるクラッチカム58とを備え
る。 【0018】クラッチシャフト54は、図3に示すよう
に車両側面視において、前記取付フランジ12eの前上
部の辺部12e1の中央部近傍であって取付フランジ1
2eと干渉しない位置に設けられ、ギアケース26に左
右両端が支持される。クラッチシャフト54の内側端部
には、図4に示すように、ボルト60によりクラッチレ
バー22が固定される。 【0019】クラッチレバー22は、クラッチ手段20
の解除状態(図5(a)に示す各ドッグ部20a,20
bの離脱状態)では、図3に二点鎖線で示すように、車
両側面視で後傾した位置にあり、一方、クラッチ手段2
0の係合状態(図4(a)に示す各ドッグ部20a,2
0bの噛み合う状態)では、図3に実線で示すように、
車両側面視でやや前傾した位置にある。 【0020】シフター56は、図4(a)に示すよう
に、クラッチシャフト54に軸着されスライドギア38
に係合したシフトフォーク56aと、カウンタギア32
を挟んでシフトフォーク56aとは反対側でクラッチシ
ャフト54に軸着されると共にクラッチシャフト54の
回動時にクラッチカム58によってカウンタギア32側
に押圧されるカムフォロア56bとを一体に備える。す
なわち、このシフター56は、軸方向においてカウンタ
ギア32と重なる位置でクラッチシャフト54に摺動自
在に軸着された摺動筒56cを備え、シフトフォーク5
6aは、この摺動筒56cの外側端に溶接されると共に
スライドギア38を挟みスライドギア38を軸方向に摺
動させる。また、カムフォロア56bは摺動筒56cの
内側端に溶接されている。 【0021】次に作用について説明する。まず、図3に
二点鎖線で示すクラッチレバー22の状態では、図5
(a)に示すようにカムフォロア56bがクラッチカム
58によって車両外側方に移動されていて、それに伴い
シフトフォーク56aがスプリング46のスプリング力
に抗してスライドギア38をカウンタシャフト36にお
いて車両外側方に移動させかつその状態を保持してい
る。このため、スライドギア38のドッグ部20aがカ
ウンタギア32のドッグ部20bから離脱しており、駆
動モータ12と後輪18との間の動力の伝達は遮断され
ている。したがって、この状態で介助者は、手押しハン
ドル10を持って負荷の低い状態で電動車椅子2を手押
しすることができる。 【0022】このクラッチ手段20の解除状態から、ク
ラッチ手段20を係合させて駆動モータ12により後輪
18を駆動したい場合、搭乗者または介助者はクラッチ
レバー22を図3に二点鎖線で示す位置から実線で示す
位置まで前方に回動させる。すると、図4(a)に示す
ように、スプリング46の復元力によりスライドギア3
8が車両内側方に移動すると共にカムフォロア56bが
クラッチカム58側に移動し、スライドギア38のドッ
グ部20aがカウンタギア32のドッグ部20bと噛み
合ってクラッチ手段20が係合する。 【0023】なお、クラッチ手段20を係合状態から解
除状態にする場合は、介助者または搭乗者は、クラッチ
レバー22を操作して図3に実線で示す位置から二点鎖
線で示す位置に回動させることにより、クラッチカム5
8を回動させてカムフォロア56bを車両外側方に押圧
する。このとき、カムフォロア56bは、図4(b)に
示す状態から、図5(b)に示すようにクラッチカム5
8のカム部58bに乗り上がり、車両外側方に移動す
る。するとカムフォロア56bの移動に従って摺動筒5
6cおよびシフトフォーク56aが摺動するため、スラ
イドギア38がシフトフォーク56aによってカウンタ
シャフト36上を車両外側方に移動する。これにより、
スライドギア38のドッグ部20aがカウンタギア32
のドッグ部20bから離脱してクラッチ手段20が解除
される(図5(a)参照)。 【0024】このように作用する本実施形態において
は、シフター56のシフトフォーク56aとカムフォロ
ア56bとがカウンタギア32を挟むように配置される
ので、クラッチシャフト54の長さを短くすることが可
能となる。すなわち、シフター56がカウンタギア32
を跨ぐようにクラッチシャフト54に軸着されるので、
シフター56とカウンタギア32とが軸方向において重
なるようになり、このため、従来よりもシフター56の
幅寸法分だけクラッチシャフト54の長さを詰めること
ができるので、ギアケース26の幅寸法を小さくするこ
とが可能となり、延いてはギアケース26の小型化・軽
量化を図ることができる。 【0025】また、シフター56は、シフトフォーク5
6a、摺動筒56cおよびカムフォロア56bにてクラ
ッチシャフト54に軸着され、しかもシフトフォーク5
6a、摺動筒56cおよびカムフォロア56bを一体に
備えたものであるため、ある程度の幅寸法を確保した形
態でクラッチシャフト54に嵌合される。したがって、
シフター56は安定的にクラッチシャフト54に支持さ
れる。 【0026】また、各ドッグ部20a,20bの凸部5
0a,50b・凹部48a,48bの側面がテーパ状に
形成されており、係合状態において該側面同士がスプリ
ング46の付勢力で互いに押し付けられるので、ドッグ
部20a,20b間のガタが無くなる。このため、近年
の電動車椅子などのように微低速の移動が要求される場
合でも、クラッチ装置全体のガタを小さくすることがで
きる。これに対して、クラッチ手段のドッグ部をスライ
ドギアのギア形状にしたり、インボリュートスプライ
ン,角スプラインに形成した場合は、ドッグ部間にガタ
が発生してしまう。なお、駆動モータの電子制御により
微低速まで運転している現在の電動車両では、クラッチ
手段のドッグ部のガタが微低速運転に影響を与える最大
の要因であるが、本実施形態によれば、このドッグ部2
0a,20bのガタを無くすことにより、電動車両の良
好な微低速運転が得られる。 【0027】また、本実施形態では、取付フランジ12
eをギアケース26の中心線Cに対して約45度傾斜す
るようにギアケース26に締着したので、図3に示すよ
うに、クラッチシャフト54をギアケース26の中心寄
りに配置することができる。これによりギアケース26
の形状を上下対象型とすることが可能となる。これに対
して、図10に示す第1の比較例のように、上下二つの
辺部12e1を傾斜させずに車両側面視で中心線Cに沿
うように取付フランジ12eを設けた場合は、ギアケー
ス26の中心から離れた位置にクラッチシャフト54を
配置することになるため、ギアケース26が大きくなっ
てしまう。また、図11および図12に示す第2の比較
例の駆動ユニットnは、クラッチレバーpに連結したロ
ッドqでシフターrを移動させてスライドギアsを摺動
させるものであり、駆動モータtの取付フランジuは、
その各辺部u1が前後・上下に沿うようにギアケースv
に取り付けられている。この第2の比較例においても、
取付フランジuの各辺部u1を前後方向・上下方向に沿
わせているので、クラッチシャフトwがギアケースvの
中心から遠く離れてしまうことが判る。 【0028】本実施形態は本発明の好適な実施の態様で
あり、本発明の技術的範囲は本実施形態に限定されな
い。 【0029】 【発明の効果】以上の説明の通り、本発明によれば、電
動車両のクラッチ装置において、クラッチシャフトの長
さを短くしてギアケースの小型化・軽量化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本実施形態に係る電動車椅子の斜視図である。 【図2】本実施形態に係る駆動ユニット周辺の構造の断
面図である。 【図3】本実施形態に係る駆動ユニット周辺の構造の側
面図である。 【図4】(a)は本実施形態に係るクラッチシャフト周
辺の構造の断面図であってクラッチの係合状態を示す
図、(b)は(a)におけるクラッチカムおよびカムフ
ォロアの拡大図である。 【図5】(a)は本実施形態に係るクラッチシャフト周
辺の構造の断面図であってクラッチの解除状態を示す
図、(b)は(a)におけるクラッチカムおよびカムフ
ォロアの拡大図である。 【図6】(a)は本実施形態に係るスライドギアの断面
図、(b)は(a)におけるA矢視図である。 【図7】(a)は本実施形態に係るカウンタギアの断面
図、(b)は(a)におけるB矢視図である。 【図8】本実施形態に係る各ドッグ部の噛み合い状態の
拡大断面図である。 【図9】従来例に係る電動三輪車の駆動ユニットの断面
図である。 【図10】本実施形態の第1の比較例に係る駆動ユニッ
ト周辺の構造の側面図である。 【図11】本実施形態の第2の比較例に係る駆動ユニッ
ト周辺の構造の側面図である。 【図12】本実施形態の第2の比較例に係る駆動ユニッ
ト周辺の構造の断面図である。 【符号の説明】 2 電動車椅子(電動車両の一例) 12 駆動モータ 18 後輪(駆動輪に相当) 32 カウンタギア 36 カウンタシャフト 38 スライドギア 54 クラッチシャフト 56 シフター 56a シフトフォーク 56b カムフォロア 58 クラッチカム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−124023(JP,U) 実開 昭53−124963(JP,U) 特公 昭39−27583(JP,B1) 実公 昭43−4570(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 11/00 - 11/12 A61G 5/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 駆動モータから駆動輪へ伝わる動力を断
    続させる電動車両のクラッチ装置であって、カウンタシ
    ャフトに設けられ前記駆動モータに従動するカウンタギ
    アに対し、前記カウンタシャフトに摺動自在に設けられ
    たスライドギアを係合・離脱させるものにおいて、 前記カウンタシャフトと略平行に配設され回動操作され
    るクラッチシャフトと、該クラッチシャフトに摺動自在
    に設けられかつ前記スライドギアを前記カウンタギアか
    ら離脱させる方向に摺動させるシフターと、前記クラッ
    チシャフトと一体的に回転して前記スライドギアを前記
    カウンタギアから離脱させる方向に前記シフターを摺動
    させるクラッチカムとを備え、 前記シフターは、前記クラッチシャフトに軸着されて前
    記スライドギアに係合したシフトフォークと、前記カウ
    ンタギアを挟んで前記シフトフォークとは反対側で前記
    クラッチシャフトに軸着されると共に前記クラッチシャ
    フトの回動時に前記クラッチカムによって前記カウンタ
    ギア側に押圧されるカムフォロアとを一体に備えたこと
    を特徴とする電動車両のクラッチ装置。
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