JP3460445B2 - 電動車椅子のクラッチ操作装置 - Google Patents

電動車椅子のクラッチ操作装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動車椅子のクラ
ッチ操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電動車椅子の一例を図9に示す。
図9に示すように、この電動車椅子aは、搭乗者が座る
シートbと、シートbの背後で立ち上がる背もたれc
と、シートbおよび背もたれcを支持するフレーム体d
と、駆動モータを駆動源としてフレーム体dに搭載され
た駆動ユニット(図示略)と、この駆動ユニットに車軸
が支持されると共に駆動ユニットにより駆動される左右
一対の後輪eとを備える。駆動ユニットは、左右の後輪
eそれぞれに対応して左右一対設けられており、各駆動
ユニットには、駆動モータから後輪に伝達される動力を
断続させるクラッチ手段(図示略)が備えられている。
左右の各クラッチ手段は、それぞれ独自のクラッチレバ
ーfを有し、各クラッチレバーfは、車両側面視で後輪
eの前側寄りにてクラッチ手段に接続される。
【0003】このように構成された従来の電動車椅子a
によれば、電動で車両を移動させる場合は、クラッチ手
段を係合状態として駆動モータの動力により後輪eを駆
動させると共に搭乗者は操作スティックgを操作して電
動車椅子aを所望の方向および所望の速度で移動させ
る。一方、介助者が電動車椅子aを手押しする場合は、
クラッチ手段を解除して後輪eを空転可能とし、手押し
ハンドルhを持って負荷の低い状態で電動車椅子aを移
動させることができる。
【0004】そして、これらの場合のクラッチ手段に対
する操作は、前述のようにクラッチレバーfにより行わ
れ、左右のクラッチレバーfは、搭乗者と介助者との間
で共用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の電動車椅子aのクラッチ操作装置においては、車両
側面視で後輪eの前側寄りにクラッチレバーfが配置さ
れているため、搭乗者がクラッチレバーfを操作するこ
とは容易であるが、介助者が操作する場合は、腰を屈め
て手を前方に延ばす必要があり、介助者が操作しずらい
という不具合がある。また、左右のクラッチレバーfが
車両側面に配置されることから、介助者が左右二つのク
ラッチレバーfを同時に操作することは困難であり、左
右のクラッチレバーfを一回ずつ操作しなければないと
いった不都合も生ずる。なお、図10に示すように、ク
ラッチレバーfを車両側面視で後輪eの上端付近に配置
した電動車椅子aも知られているが、この場合は逆に、
介助者の使い勝手は良くなるものの搭乗者にはクラッチ
レバーfに手が届きにくいという問題が生ずる。
【0006】本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、搭乗者および介助者が共にクラッチ
手段を容易に操作でき、しかも左右のクラッチ手段に対
する介助者のクラッチ操作が一回で済む電動車椅子のク
ラッチ操作装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、次のような構成を有する。すなわち、請求
項1の発明は、駆動モータと、該駆動モータの動力を後
輪の車軸に伝達するための動力伝達機構と、この駆動モ
ータと動力伝達機構との間に介在して駆動モータの動力
を断続可能なクラッチ手段とを備えた駆動ユニットを、
左右の後輪に対応して夫々独自に設けた電動車椅子にお
いて、前記左右の後輪に夫々対応して設けた駆動ユニッ
トのクラッチ手段には、独自にクラッチ手段を操作可能
なクラッチ操作装置を接続するとともに、この各クラッ
チ操作装置には、搭乗者用クラッチレバーおよび介助者
用クラッチレバーを設け、各搭乗者用クラッチレバーの
基端部から介助者用クラッチレバーを車両後部へ一体的
に延出し、この延出した介助者用クラッチレバーの後端
部に足踏み用ペダルを設けたことを特徴とする電動車椅
子のクラッチ操作装置である。
【0008】請求項2の発明は、前記左右の駆動ユニッ
トに接続したクラッチ操作装置の介助者用クラッチレバ
ー後端部に設けた左右の足踏み用ペダルを、車両後部に
て互いに近接させたことを特徴とする請求項1記載の電
動車椅子のクラッチ操作装置である。
【0009】請求項1の発明によれば、前記クラッチ手
段に前記搭乗者用クラッチレバーおよび介助者用クラッ
チレバーを接続したので、搭乗者用クラッチレバーは搭
乗者の操作しやすい位置に配設し、介助者用クラッチレ
バーは介助者の使い勝手の良い位置に設けることができ
る。したがって、搭乗者および介助者が共にクラッチ手
段を容易に操作することができる。さらに、各介助者用
クラッチレバーを各搭乗者用クラッチレバーの基端部か
ら一体的に延出させ、その延出した後端部に足踏み用ペ
ダルを設けたので、搭乗者用クラッチレバーと介助者用
クラッチレバーとを同じ回動軸に設けることができ、介
助者用クラッチレバー専用の回動軸を設ける必要もな
い。よって、クラッチ操作装置を安価かつ簡単に構成す
ることが可能となる。
【0010】請求項2の発明によれば、介助者のクラッ
チ操作は足踏み用ペダルを踏むだけで良いため、緊急に
クラッチ手段を操作したい場合などに、迅速かつ正確に
クラッチ手段を操作することができる。また、前記左右
の介助者用クラッチレバーの足踏み用ペダルを車両後部
にて互いに近接させたので、介助者は、左右の足踏み用
ペダルを片足で同時に踏むことが可能となり、左右のク
ラッチ手段を同時に操作することができ、これにより介
助者は、左右のクラッチ手段に対するクラッチ操作を一
回で済ませることができる
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。なお、本実施形態を示す図1〜図
8は、本発明に係るクラッチ操作装置周辺の構造を示す
図であり、クラッチ操作装置以外の構成については従来
の一般的な電動車椅子(例えば図9および図10に示す
電動車椅子a参照)と略同様であるため説明を省略す
る。
【0012】図1は、車両後下部を示す側面図であり、
符号2で示すものは、シートおよび背もたれ(図示略)
等を支持するフレーム体である。このフレーム体2の下
側にはバッテリケース4が配設される。車両側面視でフ
レーム体2の後下端部およびバッテリケース4の後部と
重なる位置には、左右一対の後輪6が回転自在に設けら
れている。左右の後輪6には、それぞれ独自の駆動ユニ
ット8が備えられており、各駆動ユニット8は、図2に
示すように、後輪6を駆動するための駆動モータ10
と、駆動モータ10の動力を後輪6の車軸12に伝達す
るための動力伝達機構14と、フレーム体2に取り付け
られて動力伝達機構14を収容したギアケース16とか
ら主に構成される。動力伝達機構14と駆動モータ10
との間には、駆動モータ10からの動力を断続させるク
ラッチ手段18が介在されており、またクラッチ手段1
8は、図3に示すように、クラッチ操作装置20によっ
て動作する。
【0013】駆動モータ10は、図2に示すように、略
円筒形のヨーク部10aと、ヨーク部10aから外側方
に突出した動力取出軸10bと、動力取出軸10bの端
部にボルト22で締着されたモータピニオン10cと、
動力取出軸10bを回転自在に支持するボールベアリン
グ10dと、ボールベアリング10dを側面部に備えか
つ駆動モータ10をギアケース16に固定するための取
付フランジ10eとから主になる。
【0014】動力伝達機構14は、図2に示すように、
モータピニオン10cに従動するカウンタギア24と、
ギアケース16の内側面にボールベアリング26を介し
て取り付けられかつカウンタギア24を支持するカウン
タシャフト28と、カウンタシャフト28に摺動自在に
設けられてカウンタギア24に係合・離脱可能なスライ
ドギア30と、スライドギア30に噛み合って車軸12
に一体形成されたファイナルギア32とを備える。な
お、車軸12は、ギアケース16の内側面に取り付けら
れたボールベアリング34に回転自在に支持されると共
に、その外側の軸端部には、後輪6がナット36で締着
される。
【0015】クラッチ手段18は、図2に示すように、
スライドギア30とカウンタギア24とを係合・離脱さ
せるものであり、スライドギア30の内側部に一体形成
されたドッグ部18aと、カウンタギア24の外側面に
設けられたドッグ部18bとから構成されており、スラ
イドギア30は、カウンタシャフト28に装着されたコ
イルスプリング38によってドッグ部18a,18b同
士が噛み合う方向に常時付勢される。
【0016】クラッチ操作装置20は、図3に示すよう
に、ギアケース16に左右両端が支持されたクラッチシ
ャフト40と、このクラッチシャフト40に摺動自在に
軸着された摺動筒42と、この摺動筒42の外側端に溶
接されると共に前記スライドギア30を挟みスライドギ
ア30を軸方向に摺動させるシフトフォーク44とを有
する。また、摺動筒42の内側端には、カムフォロア4
6が溶接されていて、クラッチシャフト40には、クラ
ッチシャフト40と一体的に回転してカムフォロア46
を軸方向外側に摺動させるクラッチカム48が固定され
ている。さらに、クラッチシャフト40の内側端部の凸
状二面幅40aには、搭乗者用クラッチレバー50およ
び介助者用クラッチレバー52を一体的に備えたクラッ
チレバー54の凹状二面幅54aがナット56または割
ピン等により固定される。
【0017】クラッチレバー54は、図5に示すように
(図5〜図7では車両進行方向に対して右側のクラッチ
レバー54を示す)、前述のごとく搭乗者用クラッチレ
バー50と介助者用クラッチレバー52とが一体化され
たものである。介助者用クラッチレバー52は、図5に
示すようにその回動中心となる前記凹状二面幅54aか
ら後方に延びた後に下方にやや屈曲した略くの字状の板
状のレバー本体52aと、図6に示すようにこのレバー
本体52aの後端に一体形成された足踏み用ペダル52
bとから構成されている。
【0018】レバー本体52aは、クラッチ手段18の
解除状態(図4に示す各ドッグ部18a,18bの離脱
状態)では、図1に二点鎖線で示すように、車両側面視
で駆動モータ10のヨーク部10aの上面に対して上方
に離れた位置にあり、一方、クラッチ手段18の係合状
態(図3に示す各ドッグ部18a,18bの噛み合う状
態)では、図1に破線で示すように、車両側面視で駆動
モータ10のヨーク部10aの上面に当接した位置にあ
る。足踏み用ペダル52bは、図6に示すようにレバー
本体52aの後端から車両内側に突出するように設けら
れており、図5に示すように介助者に踏まれる足踏み面
52b1を後上方に向ける。
【0019】また、図8に示すように、左右の足踏みペ
ダル52bを車両後部かつ車幅方向略中央部にて互いに
近接させてもよく、このようにすれば、介助者は、二つ
の左右の足踏みペダル52bを片足で同時に操作するこ
とができるようになる。
【0020】搭乗者用クラッチレバー50は、図5〜図
7に示すように、レバー本体52aの前端から上方に延
びた後に車両外側に略L字状に屈曲した基端側軸部50
aと、この基端側軸部50aの外側端に螺着され上方に
延びる操作側軸部50bと、この操作側軸部50bの上
端に螺着された球状の把持部50cとから主になる。図
1において二点鎖線で示す搭乗者用クラッチレバー50
の位置は、クラッチ手段18の解除状態における位置を
示し、実線で示す搭乗者用クラッチレバー50の位置
は、クラッチ手段18の係合状態における位置を示す。
【0021】ギアケース16は、図1に示すように、そ
の前端部が車両側面視でバッテリケース4の後端位置に
てフレーム体2に回動自在に取り付けられる一方、その
後端部は、フレーム体2の後端に上端が取り付けられた
アブソーバユニット58の下端に懸架されている。ギア
ケース16は、アブソーバユニット58を伸縮させなが
ら前端を中心に揺動して後輪6を上下にクッションさせ
る。
【0022】次に、以上のような構成を有する本実施形
態の作用について説明する。まず、図1に二点鎖線で示
すクラッチレバー54の状態では、図4に示すようにカ
ムフォロア46がクラッチカム48によって車両外側方
に移動されていて、それに伴いシフトフォーク44がコ
イルスプリング38のスプリング力に抗してスライドギ
ア30をカウンタシャフト28において車両外側方に移
動させかつその状態を保持している。このため、スライ
ドギア30のドッグ部18aがカウンタギア24のドッ
グ部18bから離脱しており、駆動モータ10と後輪6
との間の動力の伝達は遮断されている。したがって、こ
の状態で介助者は、負荷の低い状態で電動車椅子を手押
しすることができる。
【0023】このクラッチ手段18の解除状態から、ク
ラッチ手段18を係合させて駆動モータ10により後輪
6を駆動したい場合、介助者が足踏みペダル52bを踏
むと、図3に示すように、コイルスプリング38の復元
力によりスライドギア30が車両内側方に移動すると共
にカムフォロア46がカムシャフト40の回転によりク
ラッチカム48側に移動し、スライドギア30のドッグ
部18aがカウンタギア24のドッグ部18bと噛み合
ってクラッチ手段18が係合する。このとき、レバー本
体52aは、図1に破線で示すように、駆動モータ10
のヨーク部10aの上面に当接し位置決めされる。この
クラッチ手段18の操作を搭乗者が行う場合は、搭乗者
用レバー50を図1に示す二点鎖線で示す位置から実線
で示す位置まで後方に回動操作する。
【0024】なお、クラッチ手段18を係合状態から解
除状態にする場合は、搭乗者については搭乗者用クラッ
チレバー50を使い、介助者にあっては介助者用クラッ
チレバー52を用いて次のように行われる。すなわち、
介助者または搭乗者は、クラッチレバー54を操作して
図1に破線(または実線)で示す位置から二点鎖線で示
す位置に回動させることにより、クラッチカム48を回
動させてカムフォロア46を車両外側方に押圧する。す
るとカムフォロア46の移動に従って摺動筒42および
シフトフォーク44が摺動するため、スライドギア30
がシフトフォーク44によってカウンタシャフト28上
を車両外側方に移動する。これにより、スライドギア3
0のドッグ部18aがカウンタギア24のドッグ部18
bから離脱してクラッチ手段18が解除される(図4参
照)。
【0025】以上のように作用する本実施形態によれ
ば、クラッチ手段18に搭乗者用クラッチレバー50お
よび介助者用クラッチレバー52を接続したので、搭乗
者および介助者がそれぞれ近い位置でクラッチレバー5
4を容易に操作することができる。
【0026】また、介助者のクラッチ操作は足踏み用ペ
ダル52bを踏むだけで良いため、緊急にクラッチ手段
18を係合させたい場合などに、迅速かつ正確にクラッ
チ手段18を操作することができる。
【0027】また、本実施形態おいては、剛性の高い駆
動モータ10のヨーク部10aが介助者用クラッチレバ
ー52のクラッチ手段18の係合操作時の位置決めとな
るため、足踏みペダル52bを介助者が大きく踏み込ん
でも介助者用クラッチレバー52の変形をヨーク部10
aにより防止でき、それと同時に介助者用クラッチレバ
ー位置決め専用の部品を削除することもできる。
【0028】また、図8に示すように、左右の介助者用
クラッチレバー52の足踏み用ペダル52bを車両後部
にて互いに近接させれば、介助者は、左右の足踏み用ペ
ダル52bを片足で同時に踏むことが可能となり、左右
の駆動ユニット8それぞれのクラッチ手段18を同時に
操作することができる。これにより、介助者は、左右の
クラッチ手段18に対するクラッチ操作を一回で済ませ
ることができる。しかも、左右のクラッチレバー54は
機構上は互いに分離しているので、左右の駆動ユニット
8に対して独自に組付けられることが可能であり、駆動
ユニット8の搭載時の組付け性がよい。
【0029】また、各搭乗者用クラッチレバー50の基
端部から介助者用クラッチレバー52を一体的に延出さ
せ、その後端部に足踏み用ペダル52bを設けたので、
搭乗者用クラッチレバー50と介助者用クラッチレバー
52とを同じ回動軸(クラッチシャフト40)に設ける
ことが可能となり、介助者用クラッチレバー専用の回動
軸を設ける必要もない。よって、クラッチ操作装置20
全体を安価かつ簡単に構成することができる。
【0030】なお、本実施形態は本発明の好適な実施の
態様であり、本発明の技術的範囲は本実施形態に限定さ
れない。
【0031】
【発明の効果】以上の説明の通り、本発明によれば、電
動車椅子のクラッチ操作装置において、搭乗者および介
助者が共にクラッチ手段を容易に操作でき、しかも左右
のクラッチ手段に対する介助者のクラッチ操作を一回で
済ませることができる。また、クラッチ操作装置を安価
かつ簡単に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る左側の駆動ユニット周辺の構
造の側面図である。
【図2】本実施形態に係る駆動ユニット周辺の構造を後
方から見た断面図である。
【図3】本実施形態に係るクラッチシャフト周辺の構造
を後方から見た断面図であって、クラッチの係合状態を
示す図である。
【図4】本実施形態に係るクラッチシャフト周辺の構造
を後方から見た断面図であって、クラッチの解除状態を
示す図である。
【図5】本実施形態に係る右側のクラッチレバーの側面
図である。
【図6】図5におけるA矢視図である。
【図7】図5におけるB矢視図である。
【図8】本実施形態の変形例に係る左右の足踏みペダル
周辺の構造を示す背面図である。
【図9】従来の電動車椅子の側面図である。
【図10】他の従来の電動車椅子の側面図である。
【符号の説明】
6 後輪 10 駆動モータ 18 クラッチ手段 50 搭乗者用クラッチレバー 52 介助者用クラッチレバー 52b 足踏み用ペダル 54 クラッチレバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61G 5/04 B62B 7/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動モータと、該駆動モータの動力を後
    輪の車軸に伝達するための動力伝達機構と、この駆動モ
    ータと動力伝達機構との間に介在して駆動モータの動力
    を断続可能なクラッチ手段とを備えた駆動ユニットを、
    左右の後輪に対応して夫々独自に設けた電動車椅子にお
    いて、 前記左右の後輪に夫々対応して設けた駆動ユニットの
    ラッチ手段には、独自にクラッチ手段を操作可能なクラ
    ッチ操作装置を接続するとともに、 この各クラッチ操作装置には、 搭乗者用クラッチレバー
    および介助者用クラッチレバーを設け、各搭乗者用クラ
    ッチレバーの基端部から介助者用クラッチレバーを車両
    後部へ一体的に延出し、この延出した介助者用クラッチ
    レバーの後端部に足踏み用ペダルを設けたことを特徴と
    する電動車椅子のクラッチ操作装置。
  2. 【請求項2】 前記左右の駆動ユニットに接続したクラ
    ッチ操作装置の介助者用クラッチレバー後端部に設けた
    左右の足踏み用ペダルを、車両後部にて互いに近接させ
    たことを特徴とする請求項1記載の電動車椅子のクラッ
    チ操作装置。
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