JP3413149B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3413149B2
JP3413149B2 JP2000072958A JP2000072958A JP3413149B2 JP 3413149 B2 JP3413149 B2 JP 3413149B2 JP 2000072958 A JP2000072958 A JP 2000072958A JP 2000072958 A JP2000072958 A JP 2000072958A JP 3413149 B2 JP3413149 B2 JP 3413149B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、特にジャムシートを除去するための構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば複写機、ファクシミリ、プ
リンタ等の画像形成装置は、シート収納部に収納された
シートを画像形成部に搬送すると共に、画像が形成され
たシートを排紙するためのシート搬送装置を備えてい
る。
【0003】ここで、このような画像形成装置として
は、例えば図4に示されるもののように、4つのシート
収納部である給紙トレイ101(101a,101b,
101c、101d)と、画像形成部120と、給紙ト
レイ101に収納された不図示のシートを画像形成部1
20に搬送するシート搬送部121と、定着手段10
4、シートを排紙または反転させる排紙反転部105等
を備えている。
【0004】そして、このような画像形成装置において
は、給紙トレイ101に収納されたシートをシート搬送
部121により画像形成部120に搬送した後、このシ
ートに対し画像形成部120において形成されたトナー
画像を転写手段102により転写するようにしている。
なお、トナー画像が転写されたシートは、この後、搬送
ベルト103により定着手段104に搬送され、この定
着手段104で画像が定着されるようになっている。
【0005】ところで、このように画像が定着された
後、シートはストレート排紙の場合には、排紙反転部1
05に設けられた搬送路105a、搬送路105f及び
後処理装置140を通過して排紙されるようになってい
る。
【0006】また、両面コピーの時は搬送路105a、
搬送路105b、搬送路105d、搬送路105c、搬
送路105gで構成される反転経路105Aにより反転
された後、再びシート搬送部121により画像形成部1
20に搬送されるようになっている。そして、このよう
に再度画像形成部120に搬送されたシートは、トナー
画像が転写された後、搬送ベルト103、定着手段10
4、搬送路105a、搬送路105fを通過して排紙さ
れるようになっている。
【0007】一方、近年では、複写機もデジタル化が進
み、プリンタ、FAX等の機能を併せ持つ複合機が増え
てきており、中でもプリンタ機能を重視している機器で
は、シートを先頭ページから順に出力できるようシート
を反転排出してページ順を合わせるようにしたものがあ
る。
【0008】そして、このような機器の場合、定着手段
104を通過したシートは搬送路105a、搬送路10
5b、搬送路105dと搬送された後、スイッチバック
して搬送路105d、搬送路105e、搬送路105f
を通過して機外へ裏面を表にして排出される。
【0009】ところで、このような従来の画像形成装置
において、同図に示すように装置本体122の左側面に
沿って搬送路105d,105cを形成した場合、搬送
路105d又は搬送路105cでジャムが発生した際、
装置本体122の左側面に組付けられた後処理装置14
0を移動した後、不図示の開閉扉を開いてジャムしたシ
ートを取り出すようにしている。
【0010】しかし、このようにしてジャム処理を行う
ように構成した場合、画像形成装置を設置する際、搬送
路分のスペースに加え、後処理装置140を移動させる
ためのスペース及び開閉扉を開閉させるためのスペース
等が必要となり、占有面積が広くなってしまう。
【0011】そこで、従来は、図5に示すように、搬送
路105dを搬送路105aと搬送路105gとの間に
略平行に設けることにより、装置本体横方向の省スペー
ス化を達成しているものがある。さらに、このような画
像形成装置においては、破線で囲まれた搬送路105d
と搬送路105gを含む部分を、装置本体122より前
面に引出す引出し式のユニット(以下、両面ユニットと
いう)Uとすることで、ジャム処理性も確保することが
できるようにしている。
【0012】なお、同図において、131は搬送路10
5dの下面及び搬送路105gの上面を構成するガイド
部材であり、132は搬送路105gの下面を構成する
ガイド板である。また、101e、101fは両面ユニ
ットUの下方に並設された給紙トレイ、133,134
は給紙トレイ101fに収納されたシートSを搬送する
搬送路106bを形成するガイド部材であり、給紙トレ
イ101fに収納されたシートSは搬送路106b、搬
送路106cを通過して画像形成部120に搬送される
ようになっている。
【0013】ここで、ジャム発生の際、このように構成
された両面ユニットUを引出すと、搬送路105dの上
方は開放されているので搬送路105d上にあるシート
を容易に除去することができる。また、搬送路105g
上にあるシートは開閉ガイド131を開放することによ
り除去することができる。さらに、開閉ガイド131を
透明な樹脂等の材料にて形成することにより、搬送路1
05g上のシートを容易に目視確認することができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の画像形成装置において、開閉ガイド131を透明
な樹脂等の材料にて形成することにより搬送路105g
上のシートは視認することはできるが、ガイド部材13
3,134間(搬送路106b)にシートがある場合に
は、その存在を確認するのが困難である。
【0015】この結果、ジャムシートの取り忘れが生じ
るようになり、この場合、ジャムが再発するばかりでな
く、本体CPUから何度もユーザに対しジャムシートの
除去の指示が繰り返されるようになる。そして、このこ
とはユーザに対する心理的な負荷の増加もあり、見逃せ
ない問題となっている。
【0016】そこで、本発明はこのような現状に鑑みて
なされたものであり、コンパクト化を達成しつつ、確実
にジャム処理を行うことのできる画像形成装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、装置本体に引
き出し可能に装着されると共に、上下方向に配された第
1、第2及び第3の搬送通路を有する搬送ユニットと、
上面が開放された前記第1の搬送通路の下面及び前記第
2の搬送通路の上面を構成すると共に、前記第2の搬送
通路を開放するよう前記搬送ユニットに回動自在に設け
られた第1のガイド部材と、前記第2の搬送通路の下面
及び前記第3の搬送通路の上面を構成する第2のガイド
部材と、を備え、前記第1のガイド部材を透明な材料に
て形成すると共に、該第1のガイド部材により前記第2
の搬送通路を開放した際、前記第3の搬送通路内を視認
できるよう前記第2のガイド部材を透明な材料にて形成
したことを特徴とするものである。
【0018】また本発明は、シートに画像を形成する画
像形成部と、前記シートを収納するシート収納部と、前
記画像形成部と前記シート収納部との間に引き出し可能
に装着されると共に、片面に画像が形成されたシートを
反転させる反転部と、前記反転部の下方に配されて該反
転部により反転したシートを前記画像形成部に搬送する
反転通路と、前記シート収納部に収納されたシートを前
記画像形成部に搬送する搬送通路と有する搬送ユニット
と、前記反転部の下面及び前記反転通路の上面を構成す
ると共に 前記反転通路を開放するよう前記搬送ユニッ
トに回動自在に設けられた第1のガイド部材と、前記反
転通路の下面及び前記搬送通路の上面を構成する第2の
ガイド部材と、を備え、前記第1のガイド部材を透明な
材料にて形成すると共に、該第1のガイド部材により前
記反転通路を開放した際、前記搬送通路内を視認できる
よう前記第2のガイド部材を透明な材料にて形成したこ
とを特徴とするものである。
【0019】また本発明は、前記反転部と前記反転通路
とは湾曲した通路で接続され、前記搬送通路は前記反転
通路に合流するように構成されていることを特徴とする
ものである。
【0020】また本発明のように、画像形成部とシート
収納部との間に、片面に画像が形成されたシートを反転
させる反転部と、反転部の下方に配されて反転部により
反転したシートを画像形成部に搬送する反転通路と、シ
ート収納部に収納されたシートを画像形成部に搬送する
搬送通路と有する搬送ユニットを引き出し可能に装着す
る。また、反転部の下面及び反転通路の上面を構成する
と共に、反転通路を開放するよう搬送ユニットに回動自
在に設けられた第1のガイド部材を透明な材料にて形成
すると共に、第1のガイド部材によって反転通路を開放
した際、搬送通路内を視認できるよう反転通路の下面及
び搬送通路の上面を構成する第2のガイド部材を透明な
材料にて形成する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。なお、この実施の形態に記載
されている構成部品の材質、形状、その相対配置など
は、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲を
それらのみに限定する趣旨のものではない。
【0022】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
画像形成装置の構成を示す図である。
【0023】同図において、50は画像形成装置、51
は画像形成装置本体(以下、装置本体という)、1(1
a,1b,1c,1d)は、シート収納部である給紙ト
レイ,1eは給紙デッキである。また、52は画像形成
部であり、給紙トレイ1又は給紙デッキ1eに収納され
たシートSは給紙装置53〜56により搬送路7を経
て、画像形成部52に搬送された後、画像形成部52に
おいて形成されたトナー画像を転写手段2により転写さ
れるようになっている。
【0024】なお、このようにトナー画像が転写された
後、シートSは搬送ベルト3により定着手段4に搬送さ
れ、定着手段4を構成するヒートローラ4a及びプレッ
シャーローラ4bにより加熱及び加圧されてトナー画像
が定着されるようになっている。
【0025】ところで、このように画像が定着された
後、シートSはストレート排紙の場合には、排紙反転部
5に設けられた排紙通路を構成する搬送路5a、搬送路
5fを通過して排紙トレイ52上に排紙されるようにな
っている。
【0026】また、両面コピー(両面画像形成)の場合
は、搬送路5a、搬送路5b、搬送路5dを通過した
後、シートを反転させる反転部である搬送路5hに進入
し、さらにこの後、搬送路5j及び搬送路5g、搬送路
6a,6cで構成される反転通路5Aにより、反転され
た状態で再び画像形成部52に搬送されるようになって
いる。そして、このように画像形成部52に搬送された
シートSは、トナー画像が転写された後、搬送ベルト
3、定着手段4を通った後、搬送路5a、搬送路5fを
通過してストレート排紙されるようになっている。
【0027】一方、同図において、UAは装置本体51
に引き出し可能に装着された搬送ユニットである両面反
転ユニットであり、この両面反転ユニットUAは、搬送
路5c、搬送路5hと搬送路5gとを接続する湾曲した
通路である搬送路5j、反転通路5A及び搬送路5jの
曲率と略同一の曲率を有する外周面、即ち湾曲した搬送
経路の内径面を外周面とする搬送ローラである正逆転可
能な大径ローラ25とを備えている。なお、この大径ロ
ーラ25は大径ローラ25と一体で回転する2つの従動
ローラ26a,26bを備えている。
【0028】一方、図2は定着手段4以降のシート搬送
経路を示す図であり、同図において、51はストレート
排紙、反転排紙及び両面コピーの際の経路切替えを行う
排紙第1フラッパであり、この排紙第1フラッパ51は
ソレノイド等(不図示)の駆動手段により経路の切替え
を行うようになっている。
【0029】52は、後述する反転排紙の際の大径ロー
ラ25の反転(時計回りの回転)により上方向に向かう
シートが搬送路5b方向へ逆流するのを防止すると共
に、シートSを搬送路5e、搬送路5fへ導くための排
紙第2フラッパであり、ばね(不図示)や自重等で図示
左方向に付勢されている。
【0030】21は、排紙第1フラッパ51の切替えに
より搬送路5bに導かれたシートSを搬送路5c又は搬
送路5dに導くための切替え手段としての両面第1フラ
ッパであり、この両面第1フラッパ21の切替えはソレ
ノイド等(不図示)の駆動手段により行うようになって
いる。
【0031】22は、後述する両面コピーの際、破線で
示す状態となった両面第1フラッパ21により搬送路5
dに導かれたシートが搬送路5hに進入した後、後述す
る大径ローラ25の反転(反時計回りの回転)により図
示左方向に向かうシートSが搬送路5d方向へ逆流する
のを防止すると共に、シートSを搬送路5jへ導く両面
第2フラッパであり、この両面第2フラッパ22は、排
紙第2フラッパ52と同様、ばね(不図示)や自重等で図
示下方向に付勢されている。
【0032】また、27aは従動ローラ26aの下流に
設けられたシート検知手段であり、このシート検知手段
27aにより、反転排紙の際、両面第1フラッパ21の
切替え及び大径ローラ25の反時計周り方向への回転
と、従動ローラ26aとにより搬送路5gまで引き込ま
れたシートSを検知するようにしている。
【0033】27bは従動ローラ26bの下流に設けら
れたシート検知手段であり、このシート検知手段27b
により、両面コピーの際、両面第1フラッパ21の切替
え及び大径ローラ25の時計周り方向への回転と、従動
ローラ26bとにより搬送路5hまで引き込まれたシー
トSを検知するようにしている。
【0034】なお、このシート検知手段27a,27b
としては詳細には図示しないが、例えば搬送路上に突出
すると共に、搬送路外に回動中心を持つフラッグをシー
ト先端の接触により回動させ、このフラッグに具備され
た遮蔽板がフォトインタラプタの発受光部を遮蔽するの
を感知する構成のもの等を用いることができる。
【0035】ところで、このシート検知手段27a,2
7bはシート先端を検知すると、検知信号を装置本体5
1に設けられたCPU(不図示)に出力するようになっ
ている。そして、CPUは、このシート検知手段27
a,27bからの検知信号と操作部(不図示)のから入
力されるシートの搬送方向長情報とにより、大径ローラ
25の停止、反転タイミングを判断するようにしてい
る。
【0036】なお、本実施の形態において、CPUは、
反転排紙の場合には、シートの後端が排紙第2フラッパ
52を通過し、両面反転ユニットUAへ到達する前の位
置で、また両面コピーの場合は、シートの後端が両面第
2フラッパ22を通過した後、従動ローラ26bへ到達
する前の位置で大径ローラ25を停止させ、この後、反
転させるようにしている。また、搬送方向長の長いシー
トの場合には、CPUは搬送ローラ28a,28bを大
径ローラ25と同期駆動させ、長くなった分シートを搬
送路5g,5gに多く引き込むようにしている。
【0037】一方、同図において、31は搬送路5hの
下面及び搬送路5g、搬送路6a、搬送路6cの上面を
構成する第1のガイド部材である開閉ガイドであり、こ
の開閉ガイド31は透明な樹脂等の材料で形成されると
共に、両面反転ユニットUAに回動自在に保持されてい
る。
【0038】そして、開閉ガイド31を、このような構
成とすることにより、搬送路5g、搬送路6a、搬送路
6cにジャムが発生した場合でもジャムシートを視認す
ることができ、ジャム処理を確実に行うことができる。
また、ジャム処理の際は、開閉ガイド31を図3に示す
ように上方回動させることにより、容易にシートを取り
除くことができる。
【0039】32は給紙トレイ1bに収納されたシート
Sを搬送する搬送通路である搬送路6b,6cの下面を
構成する下ガイド板、33は搬送路6bの上面及び搬送
路6aの下面を構成する第2のガイド部材である上ガイ
ド板であり、この上ガイド板33は、透明な樹脂等の材
料で形成されている。そして、このように上ガイド板3
3を透明な樹脂等の材料で形成することにより、搬送路
6bにジャムが発生した場合でも搬送路6b内のジャム
シートを視認することができ、ジャム処理を確実に行う
ことができる。
【0040】35は、搬送ローラ対28bの上流部に設
けられたシート端部検知機構であり、このシート端部検
知機構35は、両面コピーのために画像形成部52に再
搬送されるシートの搬送方向に対し垂直方向のシート位
置を検知するためのものである。なお、このシート端部
検知機構35は、シートを検知すると、その位置情報を
CPUへ出力するようになっており、CPUはこのシー
ト端部検知機構35からの情報に基づきシートを二面目
の画像形成を行うための所定位置に移動させる制御を行
うようにしている。
【0041】ところで、本実施の形態において、搬送路
5g、搬送路6a、搬送路6cは凸形状となるように形
成されており、これによりシート端部検知機構35を搬
送路6aの下方に設けることが可能となる。この結果、
両面反転ユニットUAの上下方向のスペースは、搬送安
定性を達成するための最低限の曲率半径を有する湾曲搬
送通路(搬送路5j)の大きさのみに依存するようにな
り、両面反転ユニットUA及び装置本体51のコンパク
ト化が可能になる。
【0042】次に、このように構成された画像形成装置
51の定着手段4以降のシート搬送動作を図2を用いて
詳細に説明する。
【0043】まず、ストレート排紙の場合について説明
する。ストレート排紙の場合、定着手段4を通過したシ
ートは、破線で示す位置に切り替えられている排紙第1
フラッパ51により搬送路5a、搬送路5fを通過して
排紙される。
【0044】次に、反転排紙の場合について説明する。
反転排紙の場合、排紙第1フラッパ51は実線で示す位
置に切り替えられており、これによりシートは搬送路5
bに進入し、排紙第2フラッパ52を図面右方向に押圧
しながら両面反転ユニットUAに向かう。このとき、両
面第1フラッパ21は実線に示す位置に切り替えられて
おり、これによりシートは両面第1フラッパ21によっ
て搬送路5cに案内され、さらに反時計回りに回転する
大径ローラ25により搬送路5gまで引き込まれる。
【0045】そして、このように移動するシートをシー
ト検知手段27aが検知すると、このシート検知手段2
7aからの検知信号と搬送方向長情報とにより、CPU
はシートの後端が排紙第2フラッパ52を通過し、両面
反転ユニットUAへ到達する前の位置で大径ローラ25
を停止させ、この後、反転させる。
【0046】なお、排紙第2フラッパ52は、シートの
後端が通過した後、図示上方向に向かうシートの搬送路
5b方向への逆流を防止すると共にシートを搬送路5
e、搬送路5fへ導く位置に自重等により戻っている。
これにより、シートは搬送路5a、搬送路5c、搬送路
5e、搬送路5fを通過して反転した状態で排紙され
る。
【0047】次に、両面コピーの場合について説明す
る。両面コピーの場合、シートは実線で示す位置に切り
替えられている排紙第1フラッパ51及び破線で示す位
置に切り替えられている両面第1フラッパ21により、
搬送路5bを経て、搬送路5dに導かれる。
【0048】さらにこの後、シートは両面第2フラッパ
22を上方に押し上げながら大径ローラ25の時計周り
方向への回転と、従動ローラ26bとにより搬送路5h
まで引き込まれる。そして、このように移動するシート
を従動ローラ26bの下流に設けられたシート検知手段
27bが検知すると、CPUはシート検知手段27bか
らの先端検知信号及びシートの搬送方向長の情報によ
り、シートの後端が両面第2フラッパ22を通過した
後、従動ローラ26bへ到達する前の位置で、大径ロー
ラ25の停止、反転を行う。
【0049】なお、両面第2フラッパ22は、シートの
後端が通過した後、自重等により、図示左方向に向かう
シートの搬送路5d方向への逆流を防止すると共にシー
トを搬送路5jに導く位置に戻った状態となっており、
これによりシートは搬送路5jへ導かれるようになる。
【0050】この後、シートは大径ローラ25に沿った
搬送経路(搬送路5j,搬送路5g)を搬送された後、
搬送ローラ対28a,28b,28cにより搬送路6
a,搬送路6cを搬送され、再び搬送路7に合流し、二
面目の画像形成を行うため転写手段2へ搬送されてい
く。
【0051】ここで、既述したように大径ローラ25の
外周面は湾曲した搬送路5jの内径側の内壁面を兼ねて
いるため、この搬送路5jを搬送されるシートに対し、
自らの搬送速度と同じ速度で搬送経路内壁面が移動して
いることになる。
【0052】一般に、湾曲部(特に略180度以上の方
向転換を行なう部分)を搬送されるシートの搬送抵抗は
内壁面の摩擦抵抗に対する依存性が高く、さらにシート
のコシが強く厚くなればなるほど内壁面の摩擦抵抗は増
大する。また、この湾曲部は、近年、装置のコンパクト
化の要求のため、その曲率は小さく抑えられる傾向にも
ある。
【0053】このため、このようにシートに対し、自ら
の搬送速度と同じ速度で搬送経路内壁面(大径ローラ2
5)を移動させる構成を取ることで、内壁面の摩擦抵抗
を実質ゼロにすることが可能となり、シートの搬送抵抗
低減に対し絶大な効果を奏することができるようにな
る。
【0054】さらに、近年市場で要求されている、コシ
の強い坪量200g/mのようなシートに対し、高速
搬送時でも搬送安定性を確保することが可能となる。ま
た、いくつかの搬送ローラ対を駆動し、順次搬送してい
くものに比べ、複数の従動ローラ26a,26bを備え
た一つの大径ローラ25を駆動する構成とすることで、
駆動系は簡略化され、コスト面や稼動音の抑制に対し利
点も多い。またさらに、湾曲部の内周面のガイド部材を
省略できるので、低コスト化が可能となる。
【0055】ところで、同図に示すように搬送路5hの
上面は略開放されており、これによりジャムが発生した
際、両面反転ユニットUAを装置本体51から前面に引
き出すと、搬送路5h上にあるシートは容易に除去する
ことができる。
【0056】また、既述したように搬送路5hの上面及
び反転通路5A(搬送路5g、搬送路6a、搬送路6
c)の下面を構成する開閉ガイド31は開閉可能である
と共に透明な材料で形成されているため、両面反転ユニ
ットUAを引出した時、反転通路5A上にあるシート
は、両面反転ユニットUAの上方から容易に目視確認す
ることができる。
【0057】これにより、両面反転ユニットUAを引出
せば、シートを確認することができ、このようにシート
を確認した後、開閉ガイド31を開くようにすればジャ
ムシートを確実に処理することができる。
【0058】さらに、本実施の形態においては、搬送路
6aの下面及び搬送路6bの上面を構成する上ガイド板
33も、透明な材料により形成されているので、開閉ガ
イド31を開くようにすれば、搬送路6b内に残された
シートも、上方から容易に目視確認することができる。
そして、このようにシートを目視確認した後、例えば搬
送ローラ対28dを手動で回転させるようにすれば、簡
単にジャムシートを処理することができる。
【0059】このように、上ガイド板33を透明な材料
にて形成することにより、開閉ガイド31によって反転
通路5Aを開放した際、搬送路6b内を視認することが
できる。これにより、ジャムシートの取り忘れを防止す
ることができると共に、ユーザのジャム処理時の負担を
軽減することができる。
【0060】ところで、近年、シートのヒートカールの
要因としては、加熱後のシートの搬送姿勢による影響が
大きいことが確認されている。したがって、本実施の形
態のように、定着手段4において加熱された後にシート
が湾曲搬送経路等を通過すると、その湾曲方向にヒート
カールがより増長されてしまう。
【0061】このため、シートに熱が残っている間はで
きる限り、シートを曲げないようにするようシートに加
えられた熱をできる限り早急に除去することを目的と
し、例えば搬送路5aの下部より冷却用のエアをシート
に吹き付けるようにする場合もある。
【0062】なお、本実施の形態においては、既述した
ように両面コピー時の搬送経路(搬送路5a、搬送路5
b、搬送路5d、搬送路5h)とは異なり、反転排紙時
のシートの搬送経路(搬送路5a,搬送路5b,搬送路
5c)を、定着手段4を通過後、搬送路5aから搬送路
5bにかけて略90度曲がった後に直線的に搬送する搬
送経路としている。
【0063】そして、このように反転排紙時の搬送経路
を形成することにより、加熱後のシートのヒートカール
に与える要因を最小限に抑えることができる。特に、排
出後、シートを大量(約1000〜3000枚)に積載
させることの多い小サイズのシートにおいては、一枚一
枚の微小なヒートカールが多大な影響を及ぼすため、小
サイズのシートが概略直線的に収まる略直線搬送経路
(搬送路5b,搬送路5c)の効果は大きい。
【0064】また、多種多彩なシートの中には、同じ加
熱加圧条件によってもシートカールの大きさや、その方
向までも異なるものがある。そういったシートに対応す
るため、反転排紙時、シートの温度が高いうちに、曲線
搬送経路(搬送路5b,搬送路5d)を搬送させ、搬送
路5b及び搬送路5dで構成される曲線にヒートカール
を矯正させる手法も取られている。
【0065】ここで、このような曲線搬送経路(搬送路
5b,搬送路5d)によるシートのシートカールの矯正
は、両面第2フラッパ21の切替え制御を変更させるだ
けで容易に対応可能である。
【0066】なお、このように構成した場合、ユーザや
サービスマン等により入力手段(不図示)を操作設定す
ることにより任意に搬送経路を変更することも可能であ
るし、使用するシートを給紙トレイ1(1a〜1d)毎
に決めておき、選択された給紙トレイに応じて反転排紙
時の搬送経路の選択(略直線或いは湾曲)を自動に行う
ことも可能である。また、シート厚さ検知手段を用い、
この厚さ検知手段のシートの厚さ情報を基に搬送経路の
選択を自動的に行なうのも有効な手段である。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像形成部とシート収納部との間に引き出し可能に装着さ
れた搬送ユニットの、上面が開放された第1の搬送経路
の下面及び第2の搬送路の上面を構成する第1のガイド
部材を透明な材料にて形成すると共に、第2の搬送路の
下面及び第3の搬送路の上面を構成する第2のガイド部
材を透明な材料にて形成することにより、第1のガイド
部材を開放した際、第3の搬送路内を視認することがで
きる。これにより、装置のコンパクト化を達成しつつ、
確実にジャム処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の構成を示す図。
【図2】上記画像形成装置の定着手段以降のシート搬送
経路を示す図。
【図3】上記両面反転ユニットのジャムシート除去の際
の状態を示す図。
【図4】従来の画像形成装置の構成を示す図。
【図5】上記従来の画像形成装置の両面ユニット近傍を
示す図。
【符号の説明】
1(1a,1b,1c,1d) 給紙トレイ 1e 給紙デッキ 5a〜5h,5j 搬送路 5A 反転通路 6a〜6c 搬送路 31 開閉ガイド 33 上ガイド板 50 画像形成装置 51 画像形成装置本体 52 画像形成部 S シート UA 両面反転ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 5/38 B65H 29/58 B65H 85/00 G03G 15/00 106 G03G 15/00 550

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に引き出し可能に装着されると
    共に、上下方向に配された第1、第2及び第3の搬送通
    路を有する搬送ユニットと、 上面が開放された前記第1の搬送通路の下面及び前記第
    2の搬送通路の上面を構成すると共に、前記第2の搬送
    通路を開放するよう前記搬送ユニットに回動自在に設け
    られた第1のガイド部材と、 前記第2の搬送通路の下面及び前記第3の搬送通路の上
    面を構成する第2のガイド部材と、 を備え、 前記第1のガイド部材を透明な材料にて形成すると共
    に、該第1のガイド部材により前記第2の搬送通路を開
    放した際、前記第3の搬送通路内を視認できるよう前記
    第2のガイド部材を透明な材料にて形成したことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 シートに画像を形成する画像形成部と、 前記シートを収納するシート収納部と、 前記画像形成部と前記シート収納部との間に引き出し可
    能に装着されると共に、片面に画像が形成されたシート
    を反転させる反転部と、前記反転部の下方に配されて該
    反転部により反転したシートを前記画像形成部に搬送す
    る反転通路と、前記シート収納部に収納されたシートを
    前記画像形成部に搬送する搬送通路と有する搬送ユニッ
    トと、 前記反転部の下面及び前記反転通路の上面を構成すると
    共に 前記反転通路を開放するよう前記搬送ユニットに
    回動自在に設けられた第1のガイド部材と、 前記反転通路の下面及び前記搬送通路の上面を構成する
    第2のガイド部材と、 を備え、 前記第1のガイド部材を透明な材料にて形成すると共
    に、該第1のガイド部材により前記反転通路を開放した
    際、前記搬送通路内を視認できるよう前記第2のガイド
    部材を透明な材料にて形成したことを特徴とする画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 前記反転部と前記反転通路とは湾曲した
    通路で接続され、前記搬送通路は前記反転通路に合流す
    るように構成されていることを特徴とする請求項2記載
    の画像形成装置。
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