JP3412202B2 - 文字列出力装置 - Google Patents

文字列出力装置

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JP3412202B2
JP3412202B2 JP23713693A JP23713693A JP3412202B2 JP 3412202 B2 JP3412202 B2 JP 3412202B2 JP 23713693 A JP23713693 A JP 23713693A JP 23713693 A JP23713693 A JP 23713693A JP 3412202 B2 JP3412202 B2 JP 3412202B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワードプロセッサ等
において、出力対象の文字列を予め任意に指定した領域
内に配置出力する文字列出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワードプロセッサやパーソナルコ
ンピュータ等の文字列出力装置において、出力対象とし
て指定したテキストの一部を強調する場合には、予めメ
ーカサイドによって決められている網かけ、反転、肉
太、アンダーライン、斜体、回転等によって所望する文
字列に修飾を施して強調出力する方法、あるいは予め指
定した線分に沿って文字列を配置することによって文字
列を円弧状、波形状等に配置して強調出力する方法が知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにして文字列を強調出力する方法では、予め決められ
た形態でしか出力することができず、極めて自由度が低
く、ユーザの要望に十分応じきれないという問題があっ
た。ところで、例えば、任意の文字列を強調出力する為
に、その文字列を構成する各文字の倍率を連続的に変化
させ、先頭の文字から末尾の文字に向かって文字の大き
さを徐々に小さくしてゆけば、奥行き感のある文字列を
出力させることができ、文字列を強調する一態様として
極めて効果的なものとなる。しかしながら、このような
文字列を得る為には、従来においては各文字の縦、横の
倍率を1文字毎に設定しながら行う必要がある為、その
設定操作が極めて面倒なものになると共に、誰でも容易
にバランスの取れた自然な奥行き感のある文字列を得る
ことは事実上不可能に近かった。
【0004】そこで、本出願人は、予め任意に指定した
文字列配置領域内に出力対象文字列の各文字を割り当て
る為の文字枠を、文字列配置関数に媒介変数を代入する
ことによって決定し、これによって決定された文字枠内
に文字を配置出力する技術を先に提案した。図8はこの
文字列出力装置の動作原理を説明する為の図である。こ
こで、図示の例では出力対象文字列がA、B、C……
I、Jの10文字の場合であり、また、文字列配置領域
を特定する為に2本の直線を入力した場合である。この
場合、文字列配置領域はP(0)〜P(10)を結ぶ直
線P(t)と、Q(0)〜Q(10)を結ぶ直線Q
(t)とによって挾まれた領域によって特定されたもの
である。このP(t)、Q(t)を文字列配置関数とよ
び、この文字列配置関数に媒介変数を代入することによ
って各文字毎にその配置領域を特定する為の文字枠が決
定される。即ち、2本の直線は媒介変数によって線上の
点が表わされ、線の開始端の媒介変数を“0”、終了端
の媒介変数を“1”とすると、線上の他の任意の媒介変
数は1以下の小数値として表わされる。つまり、文字列
を構成する文字数が10文字である場合には、「1」を
「10」で割って「0.1」刻みとすることによって媒
介変数t=「0.0」、「0.1」、「0.2」……
「0.8」、「0.9」、「1.0」が求められる。こ
のようにして求められた媒介変数tを2本の直線に対応
する文字列配置関数P(t)、Q(t)に代入すること
によって各文字を収める文字枠の座標値を求める。この
文字枠は左右の文字を区切る区切り線を左右の辺とする
2本の直線で挾まれた四辺形であり、この文字枠座標を
計算するときには文字間に隙間があかないように計算す
る。そして、出力対象文字列を構成する各文字を対応す
る文字枠内に収まるように配置出力する。これによって
文字列全体に自然な繋がりを持たせたり、バランスの取
れた奥行き感のある文字列や変化に富んだ形状の文字列
を簡単かつ高速に出力できるようになった。しかしなが
ら、この種の文字列出力装置においては、文字列を構成
する各文字の大きさが一定であることを前提として、即
ち、例えば、各文字を構成する座標列が縦100×横1
00の座標系であることを前提として考えられたもので
ある為、プロポーショナルフォントの様にその文字幅
(フォントボディサイズ)が文字毎に異なるフォントに
おいてはプロポーショナルスペーシングの状態で出力す
ることができないという問題が残っていた。
【0005】即ち、図9はプロポーショナルフォントの
一般的な構造例を示したもので、このフォントは図示の
例では縦100×横100の座標系の中にその文字の輪
郭を表わす座標列が記述されている。また、このフォン
トには隣の文字と重なる部分の左サイドベアリングa
と、その文字が占有する文字幅に相当するフォントボデ
ィサイズbが定義されている。ここで、図示の例では左
サイドベアリングaは「W」の文字でa=10メッシ
ュ、「I」の文字で35メッシュ、「L」の文字で15
メッシュであり、またフォントボディサイズbは「W」
の文字でb=80メッシュ、「I」の文字でb=30メ
ッシュ、「L」の文字でb=65メッシュとなる。
【0006】図10はこの「W」、「I」、「L」の3
文字でプロポーショナルスペーシングを行った場合の動
作状態を示し、先ず「W」の文字を配置する。この場
合、位置ポインタを「W」のフォントボディサイズ(b
=80)分更新させる。そして、この位置から次の文字
である「I」の左サイドベアリング(a=35)を引い
た位置に「I」の文字を配置する。次に、位置ポインタ
をこの文字「I」のフォントボディサイズ(b=30)
分、右に移動させ、この位置(80+30=110)か
ら次の文字である「L」の左サイドベアリング(a=1
5)を引いた位置に「L」の文字を配置する。この場
合、文字列全体の文字幅は175となり、文字列「WI
L」は間延びしない文字配置となる。
【0007】このようにプロポーショナルフォントにお
いては、各文字幅が文字毎に異なる為、文字列配置関数
の媒介変数を求める際、プロポーショナルフォントにお
いても上述した様に出力対象文字列の文字数に基づいて
媒介変数を等差数列的に求めてしまうと、文字列配置領
域内に文字列をプロポーショナルスペーシングの状態で
割り付けることができず、その結果、自然な繋がりを持
ったバランスの良い文字列を得ることができないという
問題があった。この発明の課題は、予め指定された文字
列配置領域内に出力対象文字列を構成する各プロポーシ
ョナルフォントが割り当てられる文字枠を実行する際
に、各プロポーショナルフォントの文字幅に応じて文字
枠を決定しても、文字列配置領域内に出力対象文字列が
プロポーショナルスペーシングされた状態で出力できる
ようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の手段は次の通
りである。 (1)、領域指定手段は出力対象としての文字列を配置
出力する為の文字列配置領域を指定するキー入力装置等
で、例えば、少なくとも2本の線によって挾まれた領域
を文字列配置領域として指定する。なお、2本の線は直
線の他、ベジェール曲線、円弧等であってもよい。 (2)、文字枠決定手段はこの領域指定手段で指定され
た文字列配置領域内に出力対象文字列を構成する各文字
を割り当てる文字枠を、文字列配置関数に媒介変数を代
入することによって決定する。この場合、文字列配置関
数は文字列配置領域が直線で指定されたか、ベジェール
曲線で指定されたか等に対応して予め決められている関
数である。 (3)、文字幅累積手段は出力対象文字列を構成する各
プロポーショナルフォントの文字幅を累積することによ
って文字列全体での文字幅の合計値を求める。 (4)、媒介変数算出手段はこの文字幅累積手段によっ
て求められた文字幅の合計値と各プロポーショナルフォ
ントの文字幅とに基づいて文字毎に前記媒介変数を算出
する。 (5)、座標変換手段は出力対象文字列を構成する各文
字を前記文字枠決定手段によって決定された対応する文
字枠内に配置する前に、プロポーショナルフォントを構
成する座標系の原点を所定位置に移動して文字幅内の座
標列を変換する。 (6)、出力手段はこの座標変換手段によって変換され
た座標列に基づいて各プロポーショナルフォントを対応
する文字枠内に配置出力する。
【0009】
【作用】この発明の手段の作用は次の通りである。い
ま、出力対象文字列を構成する各文字がプロポーショナ
ルフォントの場合に、例えば、2本の直線やベジェール
曲線等を用いてその文字列を配置出力する為の任意形状
の文字列配置領域を指定しておく。すると、出力対象文
字列を構成する文字幅を累積することによって文字列全
体での文字幅の合計値が求められると共に、この合計値
と各プロポーショナルフォントの文字幅とに基づいて文
字毎に媒介変数が求められる。これによって各文字毎に
求められた媒介変数を文字列配置関数に代入することに
よって各文字毎に文字枠が決定されると共に、出力対象
文字列を構成する各文字を文字枠内に配置する前に、プ
ロポーショナルフォントを構成する座標系の原点を例え
ば平行移動してフォントボディサイズ(文字幅)の左上
角部に移動させることによりフォントボディサイズ内の
文字列を新たな原点に基づいた座標変換を行う。そし
て、変換された座標列に基づいて各プロポーショナルフ
ォントを対応する文字枠内に配置出力する。したがっ
て、予め指定された文字列配置領域内に出力対象文字列
を構成する各プロポーショナルフォントが割り当てられ
る文字枠を実行する際に、各プロポーショナルフォント
の文字幅に応じて文字枠を決定しても、文字列配置領域
内に出力対象文字列がプロポーショナルスペーシングさ
れた状態で出力することができる。
【0010】
【実施例】以下、図1〜図7を参照して一実施例を説明
する。図1はワードプロセッサ全体のブロック構成図で
ある。このワードプロセッサは欧文テキスト等のプロポ
ーショナルフォント出力時において、プロポーショナル
スペーシングを行って印刷出力するが、その際、その文
字列を配置出力する文字列配置領域が指定されている場
合には、プロポーショナルスペーシングを行った状態で
文字列配置領域内にプロポーショナルフォントを配置出
力するようにしたものである。主制御部1は各種プログ
ラムにしたがってこのワードプロセッサの全体動作を制
御する中央演算処理装置であり、その周辺デバイス(キ
ー操作部、表示装置、印刷装置、外部記憶装置)に対す
る入出力動作を制御する。キー操作部2は文書データや
各種コマンド等を入力するキー入力装置であり、キー操
作部2から文書データが入力されると、主制御部1は入
力された文書データを処理して文書メモリ3にコード形
式で格納する。この文書メモリ3の内容を出力する際、
主制御部1はプロポーショナルフォント演算処理部4を
起動させる。このプロポーショナルフォント演算処理部
4は文書メモリ3の内容を表示/印刷用のドットパター
ンに変換するもので、これによって変換された表示/印
刷用のドットパターンを表示制御部5/印刷制御部6に
与え、表示装置7/印刷装置8から出力させる。
【0011】一方、主制御部1には領域レジスタ1−1
が設けられており、この領域レジスタ1−1は出力対象
としての文字列を配置出力する為の文字列配置領域を記
憶保持するもので、キー操作部2から任意の文字列配置
領域が指定されると、主制御部1はそれを領域レジスタ
1−1に格納する。ここでは、文字列配置領域は2本の
線によって挾まれる領域によって特定されるもので、本
実施例においては、その線種として直線、ベジェール曲
線、円弧が予め用意されており、その中から任意の線種
を選択的に指定すると共に、2本の線で挾まれる領域の
形状、大きさを任意に指定すると、この文字列配置領域
を表わす数値データが領域レジスタ1−1に格納され
る。なお、2本の各線は1つの媒介変数によりその線上
の点が表わされ、線の開始端の媒介変数は“0”、終端
の媒介変数は“1”、したがってその間の線上の媒介変
数は“1”以下の小数値となる。この領域レジスタ1−
1内のデータは出力指令に応答して読み出される。
【0012】なお、主制御部1は文書メモリ3の内容を
キー操作部2からの保存指令に応答して読み出して外部
記憶制御部9に与え、外部記憶装置10に登録したり、
外部記憶装置10からアプリケーションプログラムを読
み出してそれに応じた処理を行う。
【0013】図2はプロポーショナルフォント演算処理
部4の構成を示したブロック図である。このプロポーシ
ョナルフォント演算処理部4はアウトラインフォントメ
モリ4−1、フォントボディサイズ累積部4−2、媒介
変数演算部4−3、文字列配置関数記憶部4−4、文字
枠座標演算部4−5、フォント原点座標変換部4−6、
遠近法座標変換演算部4−7、座標情報バッファ4−
8、出力パターン描画部4−9を有する構成となってい
る。アウトラインフォントメモリ4−1は各種文字に対
応して座標列で表現されたアウトラインフォント(プロ
ポーショナルフォントを含む)を記憶するもので、キー
操作部2から出力対象文字列が指定されると、主制御部
1はこの出力対象文字列に対応する各アウトラインフォ
ントを読み出す。フォントボディサイズ累積部4−2は
出力対象文字列を構成する各文字がプロポーショナルフ
ォントの場合に、各プロポーショナルフォントの文字幅
(フォントボディサイズ)を順次累積することによって
文字列全体での文字幅の合計値を求めて媒介変数演算部
4−3に与える。
【0014】媒介変数演算部4−3はフォントボディサ
イズ累積部4−2からの合計値と各プロポーショナルフ
ォントの文字幅とに基づいて文字毎に媒介変数を算出す
るもので、これによって求めた媒介変数を文字枠座標演
算部4−5に与える。文字枠座標演算部4−5は出力対
象文字列を構成する各文字を予め指定された文字列配置
領域内に割り当てて配置する為の文字枠を生成するもの
で、文字列配置関数記憶部4−4に格納されている文字
列配置関数に媒介変数を代入することによって文字枠座
標を算出する。
【0015】フォント原点座標変換部4−6はプロポー
ショナルフォントの原点をそのフォントボディサイズの
左上の位置に平行移動することによってフォントボディ
サイズ内の座標列を変換するものであるが、このような
座標変換を行う理由については後で詳述する。これによ
って変換されたプロポーショナルフォントは遠近法座標
変換演算部4−7に与えられる。遠近法座標変換演算部
4−7にはフォント原点座標変換部4−6からプロポー
ショナルフォントの座標列が入力される他に、文字枠座
標演算部4−5によって決定された文字枠座標が入力さ
れており、遠近法座標変換演算部4−7はプロポーショ
ナルフォントの座標列を2消失点の遠近法(周知技術の
為、その説明は省略する)を用いて座標変換を行う。即
ち、遠近法座標変換演算部4−7はプロポーショナルフ
ォントが対応する文字枠内に収まるように変換配置する
為にプロポーショナルフォントの座標変換を行うもの
で、これによって変換された座標列は座標情報バッファ
4−8に格納される。出力パターン描画部4−9は座標
情報バッファ4−8内の座標列に基づいて1文字ずつ出
力ドットパターン(表示用あるいは印刷用のドットパタ
ーン)に変換するもので、これによって描画された出力
ドットパターンは主制御部1に取り込まれたのち、表示
装置7や印刷装置8から出力される。
【0016】次に、本実施例の動作を図3〜図7を参照
して説明する。いま、文字列配置領域を指定する為に、
その線種として直線、ベジェール曲線、円弧の中から任
意の線種を指定すると共に、2本の線で領域の形状、大
きさをキー操作部2から任意に指定すると、主制御部1
はこの文字列配置領域を表わす数値データを領域レジス
タ1−1に格納する。ここで、出力対象文字列としてプ
ロポーショナルフォントの欧文テキストが指定されたも
のとする。この状態において、例えば、キー操作部2か
ら印刷指令を与えると、主制御部1をプロポーショナル
フォント演算処理部4を起動させる。すると、プロポー
ショナルフォント演算処理部4は図3に示したフローチ
ャートにしたがった動作を行う。以下、このプロポーシ
ョナルフォント演算処理部4の動作を図4〜図7を参照
して具体的に説明する。
【0017】先ず、アウトラインフォントメモリ4−1
からは出力対象文字列を構成する各プロポーショナルフ
ォントが読み出される(ステップS1)。すると、フォ
ントボディサイズ累積部4−2はこの各プロポーショナ
ルフォントのフォントボディサイズを累積することによ
って文字列全体での文字幅の合計値を求める(ステップ
S2)。いま、図4に示す様に、「W」、「I」、
「L」の3文字が出力対象列として指定されたものとす
ると、上述の図9で示した如く、各プロポーショナルフ
ォントのボディサイズは「W」の文字で「80」、
「I」の文字で「30」、「L」の文字で「65」とな
る為、その文字列全体での文字幅の合計値は「175」
となる。次に、媒介変数演算部4−3内に設けられてい
るワークレジスタとしての幅レジスタ(図示せず)をク
リアしておく(ステップS3)。
【0018】この状態において、媒介変数演算部4−3
はアウトラインフォントメモリ4−1から読み出された
出力対象文字列をその先頭文字から1文字分のフォント
ボディサイズを検出して幅レジスタに加算する(ステッ
プS4)。そして、この幅レジスタの値を文字列全体で
の文字幅の合計値で割ることにより媒介変数tを求め
る。次に、文字枠座標演算部4−5は媒介変数演算部4
−3によって求められた媒介変数を文字列配置関数に代
入することによって文字枠座標を生成する(ステップS
6)、このような動作(ステップS4〜S6)は後述の
ステップS10で全文文字終了が検出されるまで1文字
ずつ行われる。
【0019】いま、例えば、図4の(A)はプロポーシ
ョナルスペーシングを行ったときの文字列配置状態を示
し、このときの文字列全体での文字幅の合計値は「17
5」となるが、「W」と「I」との区切り部分は「8
0」、また「I」と「L」との区切り部分は「110」
となる。そこで、この「80」、「110」を「17
5」でそれぞれ割ることにより各区切り部分での媒介変
数が求められる。つまり、「W」の左側の媒介変数はt
=0.0となるが、「W」と「I」との区切り部分での
媒介変数は t=80÷175=0.45714 [I]と「L」との区切り部分での媒介変数は t=110÷175=0.62857 となる。なお、「L」の文字の右側の媒介変数はt=
1.0となる。このように媒介変数はt=「0.0」、
「0.45714」、「0.62857」、「1.0」
となってこれを文字列配置関数に代入することによって
文字枠座標が決定される。ここで、図4の(B)に示す
様に、文字列配置領域を特定する点Aの座標位置(10
0、300)と点Bの座標位置(500、300)とを
結ぶ直線の文字列配置関数をP(t) P(t)=(B−A)×t+A また、点Cの座標位置(100、400)と点Dの座標
位置(500、400)とを結ぶ直線の文字列配置関数
Q(t) Q(t)=(D−C)×t+C に媒介変数tを代入する。ここで、X成分のみについて
着目すると、「I」の文字の左端のX座標は (500−100)×0.45714+100=283 「L」の文字の左端のX座標は (500−100)×0.62857+100=351
となる。
【0020】この結果、プロポーショナルフォントの様
に文字幅が文字毎に異なるものに対しても、図8で示し
た技術を適用することが可能となった。即ち、図5の
(A)は図8で示した様に媒介変数を文字数に基づいて
等差数列的に求めることによって文字列を割り付けた例
を示し、また(B)は本実施例に基づいて媒介変数を求
めて文字列を割り付けた例を示している。ここで、文字
列「ABCDEFGHIJ」のプロポーショナルフォン
トにおいて、そのフォントボディサイズが図示の如くA
=82、B=85、C=91、……J=50の場合であ
る。これによって文字列配置領域内に出力対象文字列が
プロポーショナルスペーシングされた状態で割り付けら
れたものとなる。
【0021】次に、図3のステップS7に進み、フォン
ト原点座標変換部4−6はプロポーショナルフォントの
原点を平行移動させてプロポーショナルフォントの座標
列を変換する。即ち、一般にアウトラインフォントは図
6の(A)に示す如く、フォントの左上角部を原点
(0.0)とする座標列で表現されており、これを2消
失点遠近法を用いて座標変換を行うと、例えば図6
(A)の右側に示す様な形態の座標列に変換される。し
かし、本実施例において、プロポーショナルフォントに
ついてはその文字枠をフォントボディサイズに応じて求
めるようにしている為、この文字枠全体にプロポーショ
ナルフォントの全てが収まるように座標変換を行ってし
まうとプロポーショナルスペーシングにはならない。つ
まり、プロポーショナルフォントの左上角部を原点とす
る座標列のまま文字枠内にプロポーショナルフォント全
体が収まるように座標変換を行ってしまうと、本来、隣
りの文字と重なり合う部分も文字枠内に収まった状態で
座標変換されてしまう為にプロポーショナルスペーシン
グにはならず、その結果、フォントボディサイズが文字
枠内であたかも縮少した様な状態で配置されてしまう。
【0022】そこで、本実施例においては、図6の
(B)に示す様にプロポーショナルフォントの原点をフ
ォントボディサイズの左上角部に平行移動し、この新た
な原点に基づいてフォントボディサイズの座標列を変換
する。この場合、フォントボディサイズの幅を横幅とす
る矩形(図示、太線を付した部分)内の文字列について
座標変換を行う。例えば、図7に示す様に、「I」の文
字の左サイドベアリングはa=35であるので、この分
だけ原点を移動させる。この場合「I」の文字のフォン
トボディサイズはb=30であるので、これを横幅とす
る矩形内の文字列を新たな原点に基づいて座標変換を行
うと、例えば、本来、(38.12)であった「I」の
文字の左上座標は(3.12)に変換される。このよう
に原点を平行移動させることによりプロポーショナルフ
ォントの座標列はそのフォントボディサイズの座標系と
なり、文字枠と概念的に一致するようになる。
【0023】次に、ステップS8に進み、遠近法座標変
換演算部4−7はフォント原点座標変換部4−6によっ
て変換された座標列を2消失点遠近法を用いて座標変換
を行い、座標情報バッファ4−8に格納する。すると、
出力パターン描画部4−9は座標情報バッファ4−8の
内容に基づいて出力ドットパターンを描画し、主制御部
1にあたえる(ステップS9)。このような動作は出力
対象文字列の全ての文字について実行される。いま、ス
テップS10で全ての文字について処理が終了していな
いことが検出されると、ステップS4に戻り、以下、1
文字ずつ上述の動作を繰り返す。この結果、文字列全体
が文字列配置領域内に収まるようにプロポーショナルス
ペーシングされた状態で出力される。
【0024】このように本実施例においては、予め指定
された文字列配置領域内に出力対象文字列を構成する各
プロポーショナルフォントが割り当てられる文字枠を実
行する際に、各プロポーショナルフォントの文字幅に応
じて文字枠を決定しても、文字列配置領域内に出力対象
文字列がプロポーショナルスペーシングされた状態で出
力することができ、プロポーショナルフォントにおいて
も自然な繋がりを持させ、バランスの取れた文字列を出
力することが可能となる。特に、文字列配置領域をベジ
ェール曲線や円弧等で指定したり、変化に富んだ形状の
文字列配置領域を指定することにより、プロポーショナ
ルフォントであっても個性豊かな文字列を出力すること
ができる。
【0025】なお、上記実施例は直線、円弧、ベジェー
ル曲線の中から任意の線種を選択して文字列配置領域を
指定するようにしたが、その線種はこれに限定されず、
また文字列配置領域の形状も任意である。更に、上記実
施例は欧文テキストを例に挙げたが、他のプロポーショ
ナルフォントにも適用可能であることは勿論である。
【0026】
【発明の効果】この発明によれば、予め指定された文字
列配置領域内に出力対象文字列を構成する各プロポーシ
ョナルフォントが割り当てられる文字枠を実行する際
に、各プロポーショナルフォントの文字幅に応じて文字
枠を決定しても、文字列配置領域内に出力対象文字列が
プロポーショナルスペーシングされた状態で出力するこ
とができる。この結果、プロポーショナルフォントにお
いても自然な繋がりを持させ、バランスの取れた文字列
を容易に出力することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るワードプロセッサ全体のブロック
構成図。
【図2】プロポーショナルフォント演算処理部4のブロ
ック構成図。
【図3】プロポーショナルフォント演算処理部4の動作
を示したフローチャート。
【図4】プロポーショナルフォントに対する媒介変数を
求めて文字枠を決定し、出力対象文字列を文字枠内に割
り付ける場合の動作原理を示した図。
【図5】文字列の割り付け状態の具体例で、(A)は等
差数列的(標準的)な媒介変数によって文字列を割り付
けた場合、(B)は本実施例によって算出した媒介変数
によって文字列を割り付けた場合の具体例を示した図。
【図6】フォント原点座標変換部4−6の動作原理を示
した図。
【図7】フォント原点座標変換部4−6によって変換さ
れた座標を具体的に示した図。
【図8】等差数列的な媒介変数によって文字列を割り付
ける標準的な技術を説明する為の図。
【図9】一般のプロポーショナルフォントのデータ構造
を説明する為の図。
【図10】一般的なプロポーショナルスペーシングを説
明する為の図。
【符号の説明】
1 主制御部 1−1 領域レジスタ 3 文書メモリ 4 プロポーショナルフォント演算処理部 4−1 アウトラインフォントメモリ 4−2 フォントボディサイズ累積部 4−3 媒介変数演算部 4−4 文字列配置関数記憶部 4−5 文字枠座標演算部 4−6 フォント原点座標変換部 4−7 遠近法座標変換演算部 4−8 座標情報バッファ 4−9 出力パターン描画部 5 表示制御部 6 印刷制御部 7 表示装置 8 印刷装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 5/00 - 5/42 G06F 17/21 G06T 11/20,11/60

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力対象としての文字列を配置出力する為
    の文字列配置領域を指定する領域指定手段と、 この領域指定手段で指定された文字列配置領域内に出力
    対象文字列を構成する各文字を割り当てる文字枠を、文
    字列配置関数に媒介変数を代入することによって決定す
    る文字枠決定手段と、 出力対象文字列を構成する各プロポーショナルフォント
    の文字幅を累積することによって文字列全体での文字幅
    の合計値を求める文字幅累積手段と、 この文字幅累積手段によって求められた文字幅の合計値
    と各プロポーショナルフォントの文字幅とに基づいて文
    字毎に前記媒介変数を算出する媒介変数算出手段と、 出力対象文字列を構成する各文字を前記文字枠決定手段
    によって決定された対応する文字枠内に配置する前に、
    プロポーショナルフォントを構成する座標系の原点を所
    定位置に移動して文字幅内の座標列を変換する座標変換
    手段と、 この座標変換手段によって変換された座標列に基づいて
    各プロポーショナルフォントを対応する文字枠内に配置
    出力する出力手段と、 を具備したことを特徴とする文字列出力装置。
  2. 【請求項2】前記領域指定手段は少なくとも2本の線で
    挾まれた領域を文字列配置領域として指定するようにし
    たことを特徴とする請求項(1)記載の文字列出力装
    置。
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