JP3102979B2 - 罫線変換機能を持つ文書情報処理装置 - Google Patents

罫線変換機能を持つ文書情報処理装置

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JP3102979B2
JP3102979B2 JP05307793A JP30779393A JP3102979B2 JP 3102979 B2 JP3102979 B2 JP 3102979B2 JP 05307793 A JP05307793 A JP 05307793A JP 30779393 A JP30779393 A JP 30779393A JP 3102979 B2 JP3102979 B2 JP 3102979B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、文書情報処理装置に
関し、特に、日本語ワードプロセッサやパソコンなど、
罫線データを取扱うことのできる文書情報処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】現在、日本語ワードプロセッサにおい
て、既存の表をスキャナーで読み取り、この表を作成中
の文書の中に罫線データとして取り込み、この表の中に
数値を入力するものがある。また、特開平2−3365
8号公報に、ある文書中にある表を別の文書の空白領域
に入るように、表を形成する罫線と表内の文字との相対
的な位置関係等を考慮して表を拡大・縮小し、表と文書
との合成を行う表及び文書画像編集装置が記載されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のもので
は、読み取られた表について、表示されたレイアウトを
見ながら、その表の位置や大きさを決めているが、読み
取られた表の縦方向及び横方向の罫線の長さを決める基
準となる改行ピッチや文字サイズを指定するものではな
いため、正確なサイズの表を文書中に取り込むことがで
きず、また利用者が望む改行ピッチ幅と文字数の入力が
可能な表を作成することは容易ではなかった。特に、表
の垂直方向の線分は、各行に対して改行ピッチの設定が
行われないため、読み取り前の長さを正確に表わすこと
ができなかった。
【0004】この発明は、以上のような事情を考慮して
なされたものであり、表を構成する線分を読み取った
後、文書に付随した罫線データに変換する場合に、基準
となる改行ピッチ及び文字サイズを設定することによっ
て、垂直方向の線分の長さを変えずに、所望の改行ピッ
チと所望の文字数でもって表中に文字又は記号等を入力
することのできる文書情報処理装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1に,この発明の構成
ブロック図を示す。同図に示すように,この発明は、入
力された文書情報の中から直線状の線分を認識する線分
データ認識手段1と、認識された線分の文書に対する座
標情報を格納する線分データ格納手段2と、前記座標情
報から格納された線分が文書に対して垂直線分であるか
水平線分であるかを判定する垂直水平判定手段3と、文
書の行間隔を決める基準となる改行ピッチを設定する基
準改行ピッチ設定手段4と、文書の一行当りの文字幅を
決める基準となる文字サイズを設定する基準文字サイズ
設定手段5と、設定された基準となる改行ピッチを格納
する改行ピッチ格納手段6と、設定された基準となる文
字サイズを格納する文字サイズ格納手段7と、前記基準
となる改行ピッチを利用して垂直水平判定手段3によっ
て判定された垂直線分を縦方向の罫線に変換する垂直線
分変換手段8と、前記基準となる文字サイズを利用して
垂直水平判定手段3によって判定された水平線分を横方
向の罫線に変換する水平線分変換手段9と、垂直線分変
換手段8及び水平線分変換手段9によって求められた罫
線のデータを格納する罫線データ格納手段10とを備
え、垂直線分の長さが基準となる改行ピッチよりも大き
い場合に、垂直線分変換手段8が、垂直線分の長さを基
準となる改行ピッチの長さに等しい行に分割し、分割で
きなかった垂直線分の余りの長さの部分に対してその長
さに等しい改行ピッチの行を設け、垂直線分を、一つ又
は複数個の基準となる改行ピッチに等しい行と基準とな
る改行ピッチよりも小さい余りの長さに等しい改行ピッ
チの行との長さの和に相当する長さを持つ縦方向の罫線
に変換することを特徴とする、罫線変換機能を持つ文書
情報処理装置を提供するものである。
【0006】また、前記した各手段1〜10をすべて備
え、水平線分変換手段9が、水平線分の長さがその長さ
の範囲に基準となる文字サイズの文字を何文字分含むこ
とができるかを算出し、水平線分を、その水平線分の長
さの範囲に含むことのできる最大文字数分に等しい長さ
を持つ横方向の罫線に変換することを特徴とする、罫線
変換機能を持つ文書情報処理装置を提供するものであ
る。
【0007】ここで、線分データ認識手段1としては、
書面や画像を入力することのできるイメージスキャナを
用いることが好ましい。線分データ格納手段2、改行ピ
ッチ格納手段6、文字サイズ格納手段7、及び罫線デー
タ格納手段10としては、RAMを用いることが好まし
い。
【0008】基準改行ピッチ設定手段4と基準文字サイ
ズ設定手段5としては、キーボード、又はペン、マウ
ス、もしくはトラックボール等のポインティングデバイ
スを用いることが好ましい。垂直水平判定手段3、垂直
線分変換手段8、及び水平線分変換手段9としては、通
常CPU(中央制御装置)、RAM、ROM、及びI/
Oインタフェース等から構成されるいわゆるマイクロプ
ロセッサを用い、このROMに内蔵されたソフトウエア
によって各手段の機能を実行させることが好ましい。
【0009】また、前記線分データ格納手段2に格納さ
れる線分のデータは、その線分の開始点の文書に対する
垂直方向座標と水平方向座標、及び終了点の文書に対す
る垂直方向座標と水平方向座標とからなり、前記罫線デ
ータ格納手段10に格納される罫線のデータは、その罫
線の文書に対する開始行番号と開始桁番号、及び終了行
番号と終了桁番号とから構成されることが好ましい。
【0010】
【作用】線分データ認識手段1が、入力された文書情報
の中から直線状の線分を認識すると、認識された線分の
文書に対する座標情報が線分データ格納手段2に格納さ
れる。次に垂直水平判定手段3が、前記座標情報から格
納された線分が文書に対して垂直線分であるか水平線分
であるかを判定する。
【0011】基準改行ピッチ設定手段4によって入力さ
れた文書の行間隔を決める基準となる改行ピッチが設定
されると共に、基準文字サイズ設定手段5によって文書
の一行当りの文字幅を決める基準となる文字サイズが設
定される。さらに、設定された基準となる改行ピッチは
改行ピッチ格納手段6に格納され、設定された基準とな
る文字サイズは文字サイズ格納手段7に格納される。
【0012】
【0013】また、水平線分変換手段9が、水平線分の
長さがその長さの範囲に基準となる文字サイズの文字を
何文字分含むことができるかを算出し、水平線分を、そ
の水平線分の長さの範囲に含むことのできる最大文字数
分に等しい長さを持つ横方向の罫線に変換する。垂直線
分変換手段8及び水平線分変換手段9によって求められ
た罫線のデータは、罫線データ格納手段10に格納され
る。
【0014】この発明によれば、基準となる改行ピッチ
と基準となる文字サイズが設定され、これをもとに、垂
直線分を縦方向の罫線に変換し、水平線分を横方向の罫
線に変換しているため、垂直方向の線分の長さを変えず
に罫線で囲まれた領域に所望の改行ピッチと所望の文字
数でもって文字・記号等を入力することができる。
【0015】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明
を詳述する。なお、これによってこの発明が限定される
ものではない。図2に、この発明の文書情報処理装置の
一実施例の構成ブロック図を示す。同図において、21
は、入力装置であり、キーボード又は、ペン、マウスも
しくはトラックボール等のポインティングデバイス等が
用いられ、文書の入力及び文書処理に必要な各種データ
の設定等が行われる。
【0016】22は、読取装置であり、これは文字、図
形又は表などが書かれた文書を読み取り、コンピュータ
で取扱うことのできるデータに変換するものである。こ
れには、たとえば、イメージスキャナが用いられる。2
3は、制御装置であり、文書情報処理装置の動作を制御
するものであるが、通常CPUとROM,RAM及びI
/Oインタフェースなどから構成される、いわゆるマイ
クロプロセッサが用いられる。また、動作の制御手順プ
ログラムが一般にROM内に記憶されている。
【0017】24は、記憶装置であり、ROM又はRA
Mが用いられるが、文書データなどの大容量データを記
憶するために、ハードディスクやフロッピーディスクを
用いてもよい。また、記憶装置24内部のRAMにおい
て、この発明に特に関係するデータのメモリとして、線
分データメモリ24a,罫線データメモリ24b,及び
設定データメモリ24cを持つことが望ましい。
【0018】ここで線分データメモリ24aは、イメー
ジスキャナ22によって読みとられた文書のうち、表な
どの線分のデータを記憶しておくメモリである。線分の
データは、図3(a)に示したように、各線分ごとに線
分の開始点のX座標である開始X座標値、線分の開始点
のY座標である開始Y座標値、線分の終了点のX座標で
ある終了X座標値、及び線分の終了点のY座標である終
了Y座標値とから構成される。
【0019】罫線データメモリ24bは、文書中に取り
こまれた線分データをコンピュータが文字、記号と同等
に取扱うことのできる形式に変換した罫線データを記憶
しておくメモリである。罫線データは、図3(b)に示
したように、前記した開始X座標、開始Y座標に対応す
る開始行と開始桁、終了X座標、終了Y座標に対応する
終了行と終了桁とから構成される。
【0020】設定データメモリ24cは、文書情報処理
に必要な設定データ、たとえば文書の書式に関するデー
タを記憶しておくメモリである。この発明に関する設定
データは、図3(c)に示したように、主に行番号と、
行間の幅を示す改行ピッチと、1つの文字の大きさを示
す文字サイズとから構成され、これらのデータは、文書
の各行ごとに備えているものとする。
【0021】25は、表示装置であり、CRT又はLC
D等が用いられ、入力された文書情報や設定データ等の
表示が行われる。26は、印刷装置であり、プリンタが
用いられ、文書情報や設定データなどが印刷される。以
上が、この発明を構成する装置であるが、読み取られた
線分データを記憶装置24に格納し、設定データに従っ
て線分データを識別して罫線データへ変換する動作は、
制御装置23に内蔵された制御プログラムによって制御
される。
【0022】次に、この発明における線分データを罫線
データに変換する動作を説明する。図4に、罫線データ
変換の動作の概略フローを示す。以下の動作は、通常制
御装置23が、その内部のROMに内蔵された制御プロ
グラムに従って行うものである。ステップS1におい
て、まず、表又は線分を含んだ文書を読取装置22によ
って、読み取らせる。読み取られたデータは記憶装置2
4の所定の領域に格納される。
【0023】ステップS2において、読みとられたデー
タの中から、表又は線分のデータを認識して、ステップ
S3において、認識されたそれぞれの線分データを、図
3(a)に示した形式で線分データメモリ24aに記憶
する。ここで、ステップS1における読取装置22にお
ける文書の読み取り及びステップS2における表又は線
分のデータの認識は、通常行われている方法を利用する
ものとする。
【0024】ステップS3において、図3(a)の形式
の線分データの作成は、たとえば読み取られた用紙の左
上を(X,Y)座標の原点とし、線分と認識されたデー
タの始点と終点の(X,Y)座標値を求めることによっ
て行う。この(X,Y)座標の値の単位は、たとえば表
示装置25のドット数に対応する数値を用いてもよく、
また印刷装置26の解像度に対するドット数に対応する
数値を用いてもよい。なお、ここで、X座標とは、文書
に対して左から右への横方向の座標、Y座標とは文書に
対して上から下への縦方向の座標を表わすものとする。
【0025】ステップS4において、表示装置25によ
って読みとられた表の線分データの表示を行い、読み取
られた表又は罫線が、読み取られた文書に対して、どの
ような位置にどのような大きさでレイアウトされている
かを利用者に知らせる。ステップS5において、読み取
られた表に対して、利用者が希望する文字数と行数とが
含まれる領域となるように、基準となる改行ピッチ及び
文字サイズの設定を行う。
【0026】ここで、改行ピッチ及び文字サイズの設定
は、一般に、設定画面を表示させて、これらの数値をキ
ーボードから入力するのが望ましい。設定されたデータ
は、図3(c)に示したような形式で設定データメモリ
24cに記憶される。
【0027】次に、ステップS6において、設定された
改行ピッチと文字サイズを利用して、線分データメモリ
24aに記憶されている変換元の線分データを図3
(b)に示したような罫線データに変換する。以上が罫
線データの変換の概要であるが、このようにして作成さ
れた罫線データは、以後、文字、記号等と同様に取扱わ
れ、罫線の挿入、削除、及び移動のような通常の文書編
集の作業ができるようになる。
【0028】次に、図5にステップS6における罫線変
換の処理の詳細フローを示す。まず、ステップS11に
おいて、線分データメモリ24aから、1つの線分デー
タを読み出す。すなわち、図3(a)で示される1組の
データが読み出される。
【0029】次に、ステップS12において、この読み
出された線分データに対して開始X座標と終了X座標の
値が一致するかどうかを判断する。ここで開始X座標と
終了X座標が一致した場合は、その線分は垂直線分であ
ると判断され、ステップS14へ進む。
【0030】また、開始X座標と終了X座標が一致しな
い場合は、ステップS13において、開始Y座標と終了
Y座標の値が一致するかどうかを判断する。ここで開始
Y座標と終了Y座標が一致した場合は、その線分は水平
線分であると判断され、ステップS15へ進む。
【0031】ステップS14において、垂直線分が罫線
データへ変換され、図3(b)に示したような形式で縦
罫線として罫線データメモリ24bに格納される。ま
た、ステップS15において、水平線分が罫線データへ
変換され、図3(b)に示したような形式で横罫線とし
て罫線データメモリ24bに格納される。ステップS1
4及びステップS15の詳細フローは後述する。
【0032】次にステップS16において、変換元デー
タである線分データが線分データメモリ24aの中に残
っていないかどうか判断し、あればステップS11へ戻
り、残っていなければ処理を終了する。
【0033】次に、線分データを罫線データに変換する
処理である前記したステップS14とステップS15の
詳細フローについて説明する。図6に、罫線変換処理で
使用するデータを示す。図6に示した長方形状の線分は
罫線を示しており、線分の左上端は、1つの文書におい
てn行m桁の位置にあるものとする。すなわち、ここで
はnは罫線の開始行、mは罫線の開始桁を示しており、
罫線データメモリ24b中の開始行としてnが、また開
始桁としてmが記憶されている。
【0034】Lは垂直線分(縦罫線)の長さ、Wは水平
線分(横罫線)の幅を示しており、これらは、図3
(a)に示したその線分の(X,Y)座標値から求めら
れる。また、aは、設定された基準となる改行ピッチ、
bは設定された基準となる文字サイズ、Pnはn行目の
改行ピッチを示すものとする。
【0035】ここで、文書情報処理装置によって、表示
又は印刷される文書データの1行当りのドット数(Y
1)及び1桁当りのドット数(X1)は設定された改行
ピッチ、及び文字のサイズによって決められるので、あ
る線分の左上端の(X,Y)座標、すなわち左上端のY
ドットが文書データにおける何行目に属し、Xドットが
何桁目に属するかは、ドット数Y1,X1より求めるこ
とができる。
【0036】図7に垂直線分、すなわち縦罫線の変換フ
ローを示す。まず、ステップS21において、縦罫線の
長さLが基準となる改行ピッチaよりも小さいかどうか
を判断し、大きい場合には、ステップS22へ進み、等
しいか小さい場合にはステップS25へ進む。ステップ
S22において、n行目の改行ピッチPnを基準となる
改行ピッチaに設定する。
【0037】ステップS23において、L−aを計算
し、これを新しい縦罫線の長さLとする。すなわち、縦
罫線の長さLから基準となる改行ピッチaを減算してい
き、残りの縦罫線の長さを計算する。ステップS24に
おいて、nを+1する。ここで、nを更新するのは、現
在の変換対象の縦罫線の終了行の行番号を求めるためで
ある。
【0038】ステップS24の処理の後、ステップS2
1に戻り、再度、縦罫線の長さLと基準となる改行ピッ
チaを比較し、L>aのときは、前記したステップS2
2からステップS24の処理を繰り返す。
【0039】ステップS21でL≦aとなったとき、す
なわち、残りの縦罫線の長さLが基準となる改行ピッチ
以下の場合には、ステップS25へ進み、n行目の改行
ピッチPnに残りの縦罫線の長さLを代入する。これに
より、最初に与えられた縦罫線の長さLは、基準となる
改行ピッチaの整数倍+ステップS25で求められた改
行ピッチPnで表わされるため、入力された垂直方向の
線分の長さは正確に罫線データとして変換されることに
なる。
【0040】次に、ステップS26において、nを+1
し、ステップS27において、このnを罫線データメモ
リ24bの中のその線分に対する罫線の終了行の行番号
として記憶する。ステップS28において、mを罫線デ
ータメモリ24bの中のその線分に対応する罫線の終了
桁として記憶する。
【0041】以上のようにして、垂直方向の線分データ
の開始(X,Y)座標と終了(X,Y)座標が、文書デ
ータの中の罫線データ(開始行,開始桁)と(終了行,
終了桁)として変換され、罫線データメモリ24bに縦
罫線ごとに記憶される。
【0042】次に、図8に、水平線分、すなわち横罫線
の変換フローを示す。まず、ステップS1において、横
罫線幅Wが、基準となる文字サイズbよりも小さいかど
うかを判断し、大きい場合には、ステップS32へ進
み、等しいか小さい場合にはステップS34へ進む。ス
テップS32において、W−bを計算し、これを新しい
横罫線の幅Wとする。すなわち、横罫線の幅Wから基準
となる文字サイズbを減算していき、残りの横罫線の長
さを計算する。
【0043】ステップS33においてmを+1する。こ
こで、mを更新するのは、現在の変換対象の横罫線の終
了桁の桁番号を求めるためである。なお、1桁は1文字
幅に対応している。ステップS33の処理の後、ステッ
プS31に戻り、再度横罫線の幅Wと基準となる文字サ
イズbを比較し、W>bのときは、前記したステップS
32とステップS33の処理を繰り返す。
【0044】ステップS31でW≦bとなったとき、す
なわち残りの横罫線の長さWが基準となる文字サイズ以
下の場合には、ステップS34へ進み、mを+1とし、
桁番号を更新する。次に、ステップS35において、n
を罫線データメモリ24bの中のその線分に対応する罫
線の終了行として記憶する。ステップS36において、
mを罫線データメモリ24bの中のその線分に対応する
罫線の終了桁として記憶する。
【0045】以上のようにして、水平方向の線分データ
の開始(X,Y)座標と終了(X,Y)座標が、文書デ
ータの中の罫線データ(開始行,開始桁)と(終了行,
終了桁)として変換され、罫線データメモリ24bに横
罫線ごとに記憶される。
【0046】次に、図9に、罫線データへの変換後の表
において、設定された改行ピッチと文字サイズとの対応
関係の例を説明する図を示す。図9(a)は、読み取ら
れた線分が認識されて(X,Y)座標情報が定められた
表を示したものである。この表は2本の垂直線分と2本
の水平線分からなる。
【0047】図9(b)〜図9(e)は、図9(a)の
表の線分を利用者によって設定された基準となる改行ピ
ッチと基準となる文字サイズを用いて、罫線に変換した
ものを示したものである。
【0048】たとえば、図9(b)は、表の縦方向の罫
線の長さが、3行分の設定された改行ピッチと、設定さ
れた改行ピッチよりも小さいピッチ幅を合計したもので
表わされる場合であり、この表の中には、3行分の文字
が入力されることを示している。 この表の縦方向の罫
線の長さは、図9(b)のように設定された改行ピッチ
よりも小さいピッチ幅で調整されるので、入力された表
の垂直方向の線分の長さに忠実に等しくなるように変換
できる。また、表の縦方向には、設定された改行ピッチ
幅で入力可能な行数がとられるため、各行に、利用者が
設定した改行ピッチを持つ文字を入力することができ
る。
【0049】図9(c)は、図9(b)のものよりも小
さい改行ピッチを設定した場合の例であり、表の中に5
行分の文字が入力されることを示している。
【0050】図9(d)は、表の横方向の罫線の幅が、
設定された基準となる文字サイズの整数倍によって表わ
されるものを示しており、この表の中には、一行当り6
文字が入力されることを示している。このように、表の
横方向の罫線の幅は、設定された基準となる文字サイズ
の整数倍、すなわち終了桁−開始桁によって決まる桁数
になるように調整され、各行において、利用者によって
設定された文字サイズの文字が入力できる。
【0051】図9(e)は、図9(d)のものよりも小
さい文字サイズを設定した場合の例であり、表の中に一
行当り10文字が入力されることを示している。
【0052】以上のようにして、基準となる改行ピッチ
及び文字サイズを利用者が望む値に設定することによっ
て、表を構成する入力された線分のうち垂直方向の線分
の長さを変えずに、表の中に設定された改行ピッチと文
字サイズの文字又は記号等を入力することが可能とな
る。
【0053】
【発明の効果】この発明によれば、基準となる改行ピッ
チと基準となる文字サイズが設定され、垂直線分変換手
段が、垂直線分の長さが基準となる改行ピッチよりも大
きい場合に、垂直線分の長さを基準となる改行ピッチの
長さに等しい行に分割し、分割できなかった垂直線分の
余りの長さの部分に対してその長さに等しい改行ピッチ
の行を設け、垂直線分を、一つ又は複数個の基準となる
改行ピッチに等しい行と基準となる改行ピッチよりも小
さい余りの長さに等しい改行ピッチの行との長さの和に
相当する長さを持つ縦方向の罫線に変換するため、垂直
方向の線分の長さを変えずに縦方向の罫線が生成され、
所望の改行ピッチでもって文字・記号等を入力すること
ができる。 また、水平線分変換手段が、水平線分の長さ
がその長さの範囲に基準となる文字サイズの文字を何文
字分含むことができるかを算出し、水平線分を、その水
平線分の長さの範囲に含むことのできる最大文字数分に
等しい長さを持つ横方向の罫線に変換するため、所望の
文字数でもって文字・記号等を入力することができる。
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の基本構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】この発明で用いられる線分データ、罫線デー
タ、及び設定データのデータ構成の説明図である。
【図4】この発明の罫線変換の全体動作の概略フローチ
ャートである。
【図5】この発明の罫線変換処理の詳細フローチャート
である。
【図6】この発明の罫線変換処理で使用するデータの説
明図である。
【図7】縦罫線の変換処理の詳細フローチャートであ
る。
【図8】横罫線の変換処理の詳細フローチャートであ
る。
【図9】設定された改行ピッチと文字サイズとの対応関
係の例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 線分データ認識手段 2 線分データ格納手段 3 垂直水平判定手段 4 基準改行ピッチ設定手段 5 基準文字サイズ設定手段 6 改行ピッチ格納手段 7 文字サイズ格納手段 8 垂直線分変換手段 9 水平線分変換手段 10 罫線データ格納手段 21 入力装置 22 読取装置 23 制御装置 24 記憶装置 24a 線分データメモリ 24b 罫線データメモリ 24c 設定データメモリ 25 表示装置 26 印刷装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 19/00 G06F 17/21 - 17/27 G06T 11/60

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された文書情報の中から直線状の線
    分を認識する線分データ認識手段と、 認識された線分の文書に対する座標情報を格納する線分
    データ格納手段と、 前記座標情報から格納された線分が文書に対して垂直線
    分であるか水平線分であるかを判定する垂直水平判定手
    段と、 文書の行間隔を決める基準となる改行ピッチを設定する
    基準改行ピッチ設定手段と、 文書の一行当りの文字幅を決める基準となる文字サイズ
    を設定する基準文字サイズ設定手段と、 設定された基準となる改行ピッチを格納する改行ピッチ
    格納手段と、 設定された基準となる文字サイズを格納する文字サイズ
    格納手段と、 前記基準となる改行ピッチを利用して垂直水平判定手段
    によって判定された垂直線分を縦方向の罫線に変換する
    垂直線分変換手段と、 前記基準となる文字サイズを利用して垂直水平判定手段
    によって判定された水平線分を横方向の罫線に変換する
    水平線分変換手段と、 垂直線分変換手段及び水平線分変換手段によって求めら
    れた罫線のデータを格納する罫線データ格納手段とを備
    え、垂直線分の長さが基準となる改行ピッチよりも大きい場
    合に、垂直線分変換手段は、垂直線分の長さを基準とな
    る改行ピッチの長さに等しい行に分割し、分割できなか
    った垂直線分の余りの長さの部分に対してその長さに等
    しい改行ピッチの行を設け、垂直線分を、一つ又は複数
    個の基準となる改行ピッチに等しい行と基準となる改行
    ピッチよりも小さい余りの長さに等しい改行ピッチの行
    との長さの和に相当する長さを持つ縦方向の罫線に変換
    し、 水平線分変換手段は、水平線分の長さがその長さの
    範囲に基準となる文字サイズの文字を何文字分含むこと
    ができるかを算出し、水平線分を、その水平線分の長さ
    の範囲に含むことのできる最大文字数分に等しい長さを
    持つ横方向の罫線に変換することを特徴とする、罫線変
    換機能を持つ文書情報処理装置。
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