JP3412148B2 - キャリッジロック機構 - Google Patents

キャリッジロック機構

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JP3412148B2
JP3412148B2 JP10813797A JP10813797A JP3412148B2 JP 3412148 B2 JP3412148 B2 JP 3412148B2 JP 10813797 A JP10813797 A JP 10813797A JP 10813797 A JP10813797 A JP 10813797A JP 3412148 B2 JP3412148 B2 JP 3412148B2
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正弘 中村
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  • Common Mechanisms (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット式
の記録ヘッドをホームポジションにロックするための機
構に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式の記録装置では、所要
の記録書込み処理を終えたキャリッジをホームポジショ
ンへ移動し、記録ヘッドをキャッピングした状態でロッ
クし、また必要に応じては、この状態でキャップの内部
をポンプにより負圧にして記録ヘッドの面をクリーニン
グするようにしている。
【0003】このようなキャリッジのロック動作は、キ
ャップ内でのインクの吸引動作と連動しているため、通
常、インク吸引ポンプを駆動する機構によってロック部
材を退避位置とロック位置とに変位させるようにしてい
るため、多くの部材が必要になって装置をいたずらに複
雑にしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
紙送り動作とキャリッジのロック動作との関連性に着目
して、紙送り機構を利用した簡単でかつ確実なキャリッ
ジロック機構を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はこの
ような課題を達成するためのキャリッジロック機構とし
て、紙送りローラのキャップユニット配設側端部にキ
ャリッジロック部材を回動自在に配設するとともに、上
記キャリッジロック部材を、上記紙送りローラと一体的
に回転しかつ上記紙送りローラの軸方向に付勢する部材
の付勢力を受けて摩擦接合する部材による上記紙送りロ
ーラの紙送り方向の回転によってキャリッジの移動領域
外に退避し、反紙送り方向の回転により上記キャリッジ
の移動領域内に回動変位させるようにしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】そこで以下に本発明の実施例につ
いて説明する。図面はいずれも本発明の一実施例を示し
たものである。
【0007】図において符号1は、図示しない駆動力伝
達機構を介して紙送りモータにより正転方向及び逆転方
向、つまり、紙送り方向及び反紙送り方向に回転する紙
送りローラで、この紙送りローラ1のキャップユニット
側の軸2端はフレーム3に設けた軸受け4に軸支されて
いて、この軸端2の一部を削って断面D字形となした部
分には、紙送りローラ1のスラスト方向のガタ詰め用の
バネ5を介して摩擦板6が軸方向に摺動自在に、かつ一
体的に回転するよう取付けられていて、軸端2にEリン
グ8をもって取付けたロックアーム7を回動させて、そ
のアーム7aによりキャリッジ10をホームポジション
にロックさせるように構成されている。
【0008】このロックアーム7は、紙送りローラ1の
正転時、つまり印字動作中は、図3(b)に示したよう
に、常時そのアーム7aをキャリッジ10の走行領域外
に退避するよう回動変位しており、また紙送りローラ1
の逆転時には、アーム7をキャリッジ10の走行領域内
に回転変位させてキャリッジ10の動きを拘止すること
により、ホームポジションにおいて記録ヘッド11の面
をキャップ16によって正しく封止した状態を保つよう
に構成されている。
【0009】なお、図中符号7bは、誤操作によりキャ
リッジ10がホームポジションに移送されていないとき
に、ロックアームがロック位置に回動操作されたような
場合に、ロックアーム7を非ロック位置に戻せるよう、
キャップユニット15をロックアーム7の回動領域内に
入り込むのを抑える抑え板を示しており、また18は、
リンクバー19と協同してキャップ16をキャップ位置
へ平行に変位させるための案内斜面を示している。
【0010】つぎにこのように構成された実施例の動作
を図3乃至図8をもとに説明する。いま、紙送りモータ
の正方向の回転によって記録紙を記録書込み部へ送り込
むとともに、キャリッジ10を印字領域内で印字桁方向
に往復動させて記録書込みを行なわせている状態のもと
では、図3(b)に示したように、ロックアーム7は、
摩擦クラッチ4を介して正転方向に回転する紙送りロー
ラ軸2に駆動されて回動し、そのアーム7aをキャリッ
ジ10の移動領域外に退避させていて、ベースフレーム
20の曲げ起こし部20aにロックアーム7の抑え板7
bを度当てることで、ロックアーム7と摩擦板6との間
でスリップし、この状態保持されている。また、印字
中に紙送り制御上、紙送りローラ1が逆転するような場
合、図4に示したように、キャップユニット15によっ
て、ロックアーム7の回動を防ぎ、アーム7aはキャリ
ッジ10の移動領域外に保持される。
【0011】この状態から、つぎに、所要の記録書込み
を終了してキャリッジ10がホームポジションへ移送さ
れてくると、キャリッジ10に押圧されたキャップユニ
ット15は図5の右方へ変位し、一端をリンクバー19
に支持された状態で案内斜面18を駆け昇り、図6に示
したように、記録ヘッド11の面に当接してこの面をキ
ャップ16により密封する。
【0012】そして、この状態のもとで、つぎに印字す
べき記録紙がなく、また書込むべき印字データがない場
合には、図8(a)に示したように、紙送りローラ1を
逆転させて摩擦板6と摩擦接触しているロックアーム7
を回転させ、図3(a)に示したように、ロックアーム
7の抑え板7bをベースフレーム20の曲げ起こし部2
0aに度当て、アーム7aをキャリッジ10の移動領域
内に突出させてキャリッジ10をキャッピングした状態
で保持する。
【0013】なお、記録紙がある場合には、紙送りロー
ラ1を逆回転させると、その駆動力伝達系に存するバッ
クラッシュにより紙送りピッチにズレが生じ、また、印
字データがあるような場合には、印字のためにキャリッ
ジ10が動き出してしまうので、このような場合にはキ
ャリッジ10をロックしない。
【0014】一方、キャリッジ10のロックを解く場合
には、図8(b)及び図1に示したように、はじめに、
キャリッジ10を図の右方、つまり反印字領域側へ若干
移動させてロックアーム7との接触を解く。
【0015】これにより、電源が切られている過程でキ
ャリッジ10が印字領域側へ変位し、図6に示したよう
に、これがロックアーム7と接触してその摩擦抵抗によ
りロックアーム7と摩擦板6との間でスリップを起こし
て回動しなくなるのを防ぐ。そしてこの状態で紙送りロ
ーラ1を正転させると、ロックアームは180゜回転し
てそのアーム7aによキャリッジ10のロックを解
く。
【0016】なお、キャリッジ10が印字領域内にある
ときに誤ってロックアーム7をロック位置に回動操作し
てしまったような場合には、図7に示したように、その
抑え板7bによってキャップユニット15がロックアー
ム7の回動領域内にまでスライドしてくるのを抑えて、
ロックアームを非ロック位置に戻せるように構成されて
いる。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、紙送
り方向の回転によりキャリッジの移動領域外に退避し、
反紙送り方向の回転によりキャリッジの移動方向に変位
するキャリッジロック部材を、紙送りローラ軸の軸端に
紙送りローラ軸の軸方向に付勢されて接合する摩擦部材
を介して回動するように配設したので、記録書込み動作
と紙送りローラの回転方向との関連性を利用して、キャ
リッジロック部材を非ロック位置あるいはロック位置へ
回動操作することを可能とし、キャリッジロックに必要
な多くの部材を不要にしてその機構を簡素化するととも
に、この種の動作の信頼性を大幅に向上させることがで
きる。しかも、キャリッジロック部材の動作領域の少な
くとも一部を、紙送りローラ軸の軸方向にスライドして
記録ヘッドの側に移動するキャップユニットのキャッピ
ング動作領域と一致させるようにしたので、その分記録
装置の幅方向寸法を抑えることができるとともに、印字
動作中にキャリッジロック部材がロック方向に回動する
といった誤動作を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロックした状態での本発明の一実施例を示すキ
ャリッジロック機構の側面図である。
【図2】同上機構を分解して示した斜視図である。
【図3】(a)(b)は同上機構のロック状態と非ロッ
ク状態を示した正面図である。
【図4】(a)(b)は非ロック状態での同上機構の側
面図と正面図である。
【図5】同じく非ロック状態での同上機構の側面図であ
る。
【図6】電源OFF時の状態での同上機構の側面図であ
る。
【図7】(a)(b)は異常操作時の同上機構の側面図
と正面図である。
【図8】(a)(b)はロックとロック解除の各動作を
示したフローチャートである。
【符号の説明】
2 紙送りロック軸 3 圧縮ばね 4 摩擦板 6 ロックアーム 10 キャリッジ 11 記録ヘッド 16 キャップ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙送りローラのキャップユニット配設
    側端部にキャリッジロック部材を回動自在に配設すると
    ともに、上記キャリッジロック部材を、上記紙送りロー
    ラと一体的に回転しかつ上記紙送りローラの軸方向に付
    勢する部材の付勢力を受けて摩擦接合する部材による上
    記紙送りローラの紙送り方向の回転によってキャリッジ
    の移動領域外に退避し、反紙送り方向の回転により上記
    キャリッジの移動領域内に回動変位するように構成した
    ことを特徴とするキャリッジロック機構。
  2. 【請求項2】 上記キャリッジロック部材の動作領域の
    少なくとも一部を、上記紙送りローラの軸方向にスライ
    ドして記録ヘッドの側に移動する上記キャップユニット
    のキャッピング動作領域と一致させるようにしたことを
    特徴とする請求項1記載のキャリッジロック機構。
  3. 【請求項3】 上記付勢部材として、上記紙送りローラ
    の軸方向のガタ詰め用のばねを兼用させたことを特徴と
    する請求項1記載のキャリッジロック機構。
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