JPH07214866A - 記録ヘッドの支持装置 - Google Patents

記録ヘッドの支持装置

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JPH07214866A
JPH07214866A JP1172494A JP1172494A JPH07214866A JP H07214866 A JPH07214866 A JP H07214866A JP 1172494 A JP1172494 A JP 1172494A JP 1172494 A JP1172494 A JP 1172494A JP H07214866 A JPH07214866 A JP H07214866A
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光男 田代
Kenji Ogawa
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 簡単な構成でプラテンに損傷を与えることな
く記録紙の装填ができるとともに、記録待機状態でも記
録紙を送ることのできるようにする。 【構成】 支持フレーム1に固定されている支軸8に対
し間隙をもってヘッド支持板9が揺動自在に係合してお
り、ヘッド支持板9に記録ヘッド10が設けてあり、支
持フレーム1に開閉部材4が揺動自在に連結されてお
り、開閉部材4が閉位置にあるときに記録ヘッド10と
対向するように開閉部材4にプラテン7が回転自在に設
けてあり、ヘッド支持板9の一部と係合している補助レ
バー12が支持フレーム1に揺動自在に設けてあり、開
閉部材4が閉位置にあるときに補助レバー12が当接可
能である規制部が開閉部材4に設けてあり、開閉部材4
が閉位置にあるときは、ヘッド支持板9を介して記録ヘ
ッド10をプラテン7に弾接する方向およびヘッド支持
板9をプラテン7の軸または開閉部材4に設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばサーマルヘッド
を用いて感熱紙に印字するプリンタにおける記録ヘッド
の支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】第1の従来技術として、ばねによってプ
ラテン側に弾接されている記録ヘッドと、この記録ヘッ
ドを支持するヘッド支持板の側方に揺動自在に設けてあ
る解除レバーと、この解除レバーの揺動に連動して変位
する連結部材と、この連結部材の変位に伴って揺動駆動
される解除カムとが設けてあり、解除レバーを手動にて
揺動することにより、不使用時には、プラテンの変形を
防ぐため、記録ヘッドをプラテンから引き離した状態を
保つことのできる記録装置がある(実開平2−1397
52号)。
【0003】第2の従来技術として、記録ヘッドがケー
ス本体の内部に設けてあり、プラテンおよび記録紙のロ
ールを収納保持するロールホルダがそれぞれケース本体
の前面に開閉自在に設けてあるフロントカバー側に設け
てある記録装置がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した第1の従来技
術のように、手動によって解除レバーを揺動駆動し、記
録ヘッドをプラテンから引き離す構成のものでは、記録
ヘッドとプラテンとは、弾接しているか又は完全に離間
しているかの2つの状態しかなく、記録ヘッドがプラテ
ンから離間している状態つまり記録待機状態では、記録
紙を送ることができない。
【0005】上記した第2の従来技術のように、フロン
トカバー側にロールホルダおよびプラテンが設けてある
構成では、記録紙のロールを交換する際には、フロント
カバーを開き、記録紙のロールを、その先端がプラテン
の上にかかるようにセットしてからフロントカバーを閉
じるだけでよく、記録紙の装填作業は簡単ではあるが、
例えば、フロントカバーを開く時には、ケース本体側に
ある記録ヘッドをプラテンから手動または電動により離
間させて、開閉動作時に記録ヘッドとプラテンとが接触
することを無くし、プラテンに摩擦による損傷を与えな
いようにする必要がある。この必要性を満たすようによ
うに構成した場合、数多くの部品を必要とし、構成が複
雑となり、コストが高いものとなる。また、この第2の
従来技術でも、上記した第1の従来技術と同様に、記録
ヘッドがプラテンから離間している状態つまり記録待機
状態では、記録紙を送ることができない。
【0006】本発明の第1の目的は、記録ヘッドをプラ
テンから逃がすことによってプラテンに損傷を与えるこ
となく記録紙の装填ができるようにすることを簡単な構
成で実現することにある。
【0007】本発明の第2の目的は、記録待機状態にお
いては記録ヘッドをプラテンに対して微小な力で加圧
(予備加圧)させることによって、記録待機状態でも記
録紙を送ることのできる記録ヘッドの支持装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の記録ヘッドの支持装置は、支持フレームに
固定されている支軸に対し間隙をもってヘッド支持板が
揺動自在に係合しており、ヘッド支持板に記録ヘッドが
設けてあり、支持フレームに開閉部材が揺動自在に連結
されており、開閉部材が閉位置にあるときに記録ヘッド
と対向するように開閉部材にプラテンが回転自在に設け
てあり、ヘッド支持板の一部と係合している補助レバー
が支持フレームに揺動自在に設けてあり、開閉部材が閉
位置にあるときに補助レバーが当接可能である規制部が
開閉部材に設けてあり、開閉部材が閉位置にあるとき
は、ヘッド支持板を介して記録ヘッドをプラテンに弾接
する方向およびヘッド支持板をプラテンの軸または開閉
部材に設けてありプラテンの軸を回転自在に支持する軸
受に向けて付勢する方向にバネ力を付勢するとともに開
閉部材が開位置にあるときは、ヘッド支持板を介して記
録ヘッドをプラテンから離間する方向にバネ力を付勢す
る付勢バネが支持フレームとヘッド支持板と補助レバー
との間に設けてあることを特徴とする。
【0009】
【実施例】図1,2に基づいて、全体構成を説明する。
金属板にて形成してある支持フレーム1はコ字状に屈成
されて、右側板1aと左側板1bと底板1cとが一体的
に形成されている。右側板1aと左側板1bとを所定の
間隔で平行に保つために、固定板2が両側板1a,1b
の後方上部に固定されている。支持フレーム1の前端下
部角には、断面円形の軸3が左右に横切って設けてあ
る。
【0010】軸3には、支持フレーム1の前面を覆いか
つ側面がほぼL字状をなす開閉部材4が回動自在に支持
してある。なお、支持フレーム1と開閉部材4との間に
は、軸3を介してバネ30(図3参照)が掛け止めてあ
り、このバネ30のバネ力によって、開閉部材4は開く
方向に付勢されている。
【0011】開閉部材4の内面には、ロール状に巻かれ
た記録紙Pを収納保持するための記録紙ホルダ5(図5
参照)が設けてある。開閉部材4の後端部に形成してあ
る係止片4cが、この記録紙ホルダ5の後端部下面に係
止して、記録紙ホルダ5は開閉部材4に固定的に保持さ
れている。開閉部材4の上端部には、1対の軸受6,6
が固着してあり、この1対の軸受6,6を介してプラテ
ン軸7aが回転自在に軸支してある。このプラテン軸7
aには、シリコンゴムにて形成された円筒状のプラテン
7が設けてある。軸受6,6の近傍には、後述する規制
部4a,4aが開閉部材4に屈曲形成してある。開閉部
材4の閉じた状態を保持する手段として図5,6に示す
ように、記録紙ホルダ5の後端辺に係合突部18が突出
形成してあり、底板1c側には、係合突部18が係合し
てこれを捕捉するプッシュラッチ19が前方に傾斜して
設けてある。
【0012】支持フレーム1の両側板1a,1bのほぼ
中央上部を横切って、断面円形の支軸8が固定的に設け
てある(図2参照)。この支軸8には、ヘッド支持板9
が以下の構造で係合している。図6に示すように、ヘッ
ド支持板9の後端部にある支持部9cには、両側部に舌
片9d,9eが屈成してあり、両舌片9d,9eにて形
成されたU字状孔9fが、支軸8の下部に対して所定の
間隙dを持って係合している。したがって、ヘッド支持
板9の支持部9cは、固定の支軸8に対し揺動自在かつ
間隙dで許容される範囲で移動自在に係合している。
【0013】ヘッド支持板9の前端部下面には、1ライ
ン分の発熱素子(図示せず。)が横一列に微小ピッチで
配列してある感熱式の記録ヘッド(サーマルヘッド)1
0が設けてある。
【0014】次に、記録ヘッド10とプラテン7との相
対位置精度を高めて保持すると共に記録待機時に両者
7,10の間に軽いフリクションを持たせる、すなわ
ち、記録ヘッド10をプラテン7に対し、プラテン7自
身が変形しない程度に微小加圧した状態(予備加圧状
態)を保持する手段について図1,3を参照して説明す
る。なおここで、図3は本装置の右側面を示している
が、本装置の左側面にも、図3と同じ構成が設けてあ
る。図1,3に示すように、ヘッド支持板9の両側部に
は、下方へ屈成して規制板9a,9aが形成してあり、
この規制板9a,9aにはさらに側方へ屈成して係合片
9b,9bが形成してある。この係合片9bは、後述す
る補助レバー12の係合部12aの上辺と係合してい
る。規制板9a,9aの前端辺は、開閉部材4が閉位置
にある状態(図3の状態)のときに、開閉部材4に設け
てある1対の軸受6,6の外周面と当接可能である。
【0015】図1,3に示すように、支持フレーム1の
両側板1a,1bには、それぞれピン11,11が設け
てあり、各ピン11,11に、補助レバー12,12が
揺動自在に軸支してある。補助レバー12には係合部1
2aが設けてあり、この係合部12aの上辺に、ヘッド
支持板9に形成してある規制板9aの係合片9bが係合
している。補助レバー12に屈曲形成してある突片12
bには、付勢バネ(コイルバネ)13の中心部が装置し
てある。付勢バネ13の一端部13aは、支持フレーム
1に固定関係にある支軸8の突出端部に掛けられてい
る。付勢バネ13の他端部13bは、規制板9aの係合
片9bに掛けられている。したがって、付勢バネ13の
バネ力、すなわち付勢バネ13の一端部13aと他端部
13bとが広がる方向にバネ力が各部材に作用するた
め、付勢バネ13の一端部13aが付勢レバー12をピ
ン11回りに時計方向に揺動するように付勢すると同時
に、付勢バネ13の他端部13bが係合片9bを前斜め
下方向(図3の左斜め下方向)に移動するように付勢す
る。
【0016】補助レバー12の係合部12aの前端縁
は、開閉部材4が閉じている状態(図3の状態)のとき
に、開閉部材4に屈曲形成してある規制部4aと当接す
る。この状態(図3の状態)では、補助レバー12のピ
ン11回りの時計方向の揺動は規制されている。
【0017】このような構成であるため、開閉部材4が
閉位置にある状態(図3の状態)のときには、付勢バネ
13の他端部13bのバネ力により、ヘッド支持板9の
規制板9aが前方斜め下方向(図3の左斜め下方向)に
向けて付勢されるので、規制板9aは軸受6と当接し、
かつ記録ヘッド10をプラテン7に微小加圧させて両者
7,10との間に軽くフリクションを持たせた予備加圧
状態としている。その結果、記録ヘッド10はヘッド支
持板9と共に前方へ摺動してプラテン7と正しく対向
し、記録ヘッド10とプラテン7との相対位置が高精度
に保たれるとともに、記録ヘッド10はプラテン7に付
勢バネ13により微小加圧されて予備加圧状態となって
いる。この予備加圧力は、プラテン7自身が変形しない
程度に微小でありかつ記録紙Pを送るのに必要十分な力
であり、予備加圧力を例えば200gf/プラテン全長
(108mm)に設定して記録ヘッド10とプラテン7
との間に軽くフリクションを持たせ、印字待機時にも紙
送り可能としている。
【0018】なお、付勢バネ13の一端部13aは、支
持フレーム1に直接またはそれと固定関係にある部材に
掛止されるべきものであって、必ずしも支軸8に掛止す
ることを必須とするものではない。
【0019】また、ヘッド支持板9の規制板9aの前端
辺を、プラテン軸7aの軸受6の外周面に当接させるこ
とによって、記録ヘッド10のプラテン7に対する位置
出しを行なっているが、ヘッド支持板9の規制板9aの
前端辺を、プラテン軸7aの外周面にダイレクトに当接
させてもよい。
【0020】次に、開閉部材4を開くときに、記録ヘッ
ド10をプラテン7から離間する手段について説明す
る。図4に示すように、開閉部材4が開き始めると、補
助レバー12の前端縁と開閉部材4に屈曲形成してある
規制部4aとの当接が外れる。このため、補助レバー1
2は、付勢バネ13のバネ力を受けてピン11回りに時
計方向に揺動し、その係合部12aが規制板9aを上方
に持ち上げ、ヘッド支持板9と共に記録ヘッド10はプ
ラテン7から離間する。
【0021】このような構成であるため、開閉部材4が
開くときは、記録ヘッド10がプラテン7から離間する
ので、プラテン7および記録ヘッド10の双方に損傷を
与えることがない。
【0022】次に、記録動作のため、記録ヘッド10を
プラテン7に対して強く加圧(本加圧)する手段につい
て説明する。図2,6に示すように、支軸8に1対のヘ
ッド加圧板14,14が揺動自在に軸支してある。ヘッ
ド加圧板14,14の各一端部14a,14aが前方へ
延伸してその各下面14b,14bが、ヘッド支持板9
の上面と対向している。ここで、ヘッド加圧板14,1
4の各下面14b,14bは、図2に示すように、プラ
テン7を、その軸7a方向と直交して2分割する線(図
示せず)を境界として左右対称の位置でヘッド支持板9
の上面と対向している。
【0023】図6に示すように、ヘッド加圧板14,1
4の各他端部14c,14cは、後方へ延伸して加圧力
を解除する力を受ける面、すなわち後述するカム17と
係合する面となっている。また、ヘッド加圧板14,1
4の後端部14d,14dと固定板2との間には、加圧
用バネ15,15が掛け渡してあり、このバネ15,1
5のバネ力によって、ヘッド加圧板14,14は、支軸
8を揺動中心として反時計回りに揺動して、ヘッド支持
板9の上面と当接して、記録ヘッド10をプラテン7に
本加圧する方向に弾発されている。
【0024】このような構成であるため、図2,7に示
すように、加圧用バネ15,15のバネ力を受けて、ヘ
ッド加圧板14,14の先端下面14b,14bは、プ
ラテン7の軸7a方向と直交して2分割する線(図示せ
ず)を境界として左右対称の位置でヘッド支持板9の上
面を加圧する。その結果、部品の個々の部品精度や組付
精度に誤差があり、それらが累積して、プラテン7が支
持フレーム1に対して傾斜している場合でも、ヘッド支
持板9の支持部9cは、固定の支軸8に対し揺動自在か
つ間隙dで許容される範囲で移動自在に係合しているた
め、プラテン7の傾斜にヘッド支持板9が追従して加圧
するので、記録ヘッド10をその全長に亘ってプラテン
7に対して均等に加圧(本加圧)することができる。こ
のときの記録ヘッド10のプラテン7に対する加圧力は
例えば、2Kgf/プラテン全長(108mm)に設定
する。この本加圧により、本装置は初めて記録可能状態
となる。
【0025】次に、上記した記録ヘッド10のプラテン
7に対する本加圧を解除する手段について説明する。図
2,6に示すように、支持フレーム1の両側板1a,1
bの後方部を横切って、断面円形のカム軸16が回転自
在に軸支してあり、このカム軸16には、本加圧切換え
カム17が固定してある。本加圧切換えカム17は、ヘ
ッド加圧板14の他端部14cと対向しており、そのカ
ム面は、大径の山部17aから、小径の谷部17bまで
滑らな面で連続する形状になっている(図6参照)。な
おカム軸16は、図8に示すように、後述するモータM
1によって正逆回転駆動されるようになっており、非記
録動作時の通常状態(記録待機状態)においては、図6
に示すようにその大径の山部17aがヘッド加圧板14
の他端部14cと当接して、ヘッド加圧板14の下面1
4bをヘッド支持板9の上面から離間し、記録ヘッド1
0のプラテン7に対する本加圧を解除した状態を保持し
ている。なお、このカム軸16には、後述するロック切
換えカム22が固定してある。
【0026】次に、記録動作中、すなわち記録ヘッド1
0がプラテン7に対して本加圧しているときには、開閉
部材4が開かないようにロックするロック手段について
説明する。図6,7に示すように、記録動作中は開閉部
材4が閉じている。このときは、係合突部18がプッシ
ュラッチ19によって捕捉されている。閉じた状態の開
閉部材4を前方(図6左方)から押し込むと、係合突部
18はプッシュラッチ19から解放され、バネ30(図
3参照)のバネ力によって、開閉部材4が支持フレーム
1に対して開く(図5の状態)。記録ヘッド10によっ
て記録が行なわれている記録動作中は、開閉部材4が開
くのをロックするため、図2,6,7に示すように、支
持フレーム1の右側板1aに設けてあるピン20にL字
状のロック部材21が揺動自在に設けてある。
【0027】ロック部材21の一端部には係合爪21a
が設けてある。この係合爪21aは図3,4および図7
に示す開閉部材4の後端部に形成してある係止片4bと
係止可能である。ロック部材21の他端部21bは、カ
ム軸16に固定してあるロック切換えカム22のカム面
に係合している。ロック部材21には、ロック用バネ2
3がピン20を介して支持してあり、このロック用バネ
23のバネ力により、ロック部材21をピン20回りに
時計方向に付勢して、その係合爪21aを係止片4bに
係止させると共に、他端部21bをロック切換えカム2
2に弾接する方向に付勢している。ロック切換えカム2
2のカム面は、大径の山部22aから小径の谷部22b
まで滑らな面で連続する形状になっている(図6参
照)。
【0028】図6の状態、すなわちヘッド加圧板14が
ヘッド支持板9を本加圧していない状態(予備加圧状
態)では、ロック部材21の他端部21bがロック切換
えカム22の大径の山部22aに係合しているため、ロ
ック用バネ23のバネ力に抗してロック部材21は、そ
の係合爪21aが開閉部材4の係止片4bから離間した
状態を保持している。この状態では、開閉部材4を前方
(図6左方)から押し込むことにより、係合突部18が
プッシュラッチ19から解放され、バネ30(図3参
照)のバネ力によって開閉部材4を開くことができる
(図5の状態)。
【0029】図7の状態、すなわちヘッド加圧板14が
ヘッド支持板9を本加圧して記録動作中の状態では、ロ
ック部材21の他端部21bがロック切換えカム22の
小径の谷部22bに係合しているため、ロック用バネ2
3のバネ力によって、ロック部材21は、その係合爪2
1aが開閉部材4の係止片4bに係止した状態を保持し
ている。この状態では、開閉部材4を前方(図6左方)
から押し込んでも、係止片4bがその変位を阻止される
ため、開閉部材4を開くことはできない。すなわち開閉
部材4は、その開きがロック部材21によってロックさ
れる。
【0030】次に、ロック切換えカム22および加圧切
換えカム17との相互位置関係について説明する。図6
に示すように、加圧切換えカム17の大径の山部17a
がヘッド加圧板14の他端部14cに係合して、記録ヘ
ッド10をプラテン7に本加圧していない状態(予備加
圧状態)のときは、ロック切換えカム22の大径の山部
22aが、ロック部材21の他端部21bと係合してい
る。このときは、開閉部材4を開くことができる。
【0031】図7に示すように、加圧切換えカム17の
小径の谷部17bがヘッド加圧板14の他端部14cと
対向して、記録ヘッド10をプラテン7に本加圧してい
る状態のときは、ロック切換えカム22の小径の谷部2
2bが、ロック部材21の他端部21bと係合してい
る。このときは、開閉部材4を開くことはできない。
【0032】次に、カム軸16を回転駆動する構成につ
いて説明する。図2,8に示すように、カム軸16には
歯車24が固着されている。底板1cには正逆回転モー
タM1が固定的に設けてある。このモータM1からの回
転が、伝達輪列25を介して歯車24に伝達され、これ
によりカム軸16が正逆回転駆動されるようになってい
る。
【0033】なお、加圧切換えカム17とロック切換え
カム22とを、同一のカム軸16に設けているが、それ
ぞれを別々に第1のカム軸と第2のカム軸として構成
し、各カム軸を別々の駆動源により必要に応じて別々に
駆動するように構成したり、または同一の駆動源によっ
て別々の伝達機構を介して回転駆動するように構成して
もよい。
【0034】次に、プラテン7を回転駆動する構成につ
いて説明する。図2に示すように、左側板1bにはモー
タM2が固定的に設けてある。このモータM2からの回
転が、伝達輪列26およびベルト27を介してプラテン
軸7aに伝達され、プラテン7が回転駆動されるように
なっている。
【0035】次にモータM1,M2の駆動タイミングに
ついて説明する。本装置に接続されている図示しないプ
リントボタンを押すことにより、まず最初にモータM1
が始動し、伝達輪列25(図8参照)を介してカム軸1
6を図6の状態から反時計回りに回転駆動させ、図7の
状態に到達したときにモータM1が停止する。モータM
1の停止は、カム軸16に設けた図示しないスリット付
き回転板(エンコーダ板)に対向してその回転角を検出
する図示しないフォトセンサからの出力によって制御さ
れるようになっている。モータM1が停止するとモータ
M2が始動し、伝達輪列26(図2参照)を介してプラ
テン7の軸7aを紙送り方向に回転駆動し、記録紙Pに
1画面分の記録動作が遂行される。そして1画面分の記
録動作が終了すると、モータM2が停止してプラテン7
の回転が停止する。そして直ちにモータM1が始動し、
伝達輪列25を介してカム軸16を図7の状態から今度
は時計回りに回転駆動させ、図6の状態に到達したとき
にモータM1が停止する。
【0036】次に、本装置へのロール状の記録紙Pの装
填について説明する。図1,3の状態で、開閉部材4を
前方(図3の左方)から押し込むと、図6に示す係合突
部18がプッシュラッチ19から解放され、バネ30
(図3参照)のバネ力によって開閉部材4が開いて図5
に示す状態となる。開閉部材4が全開状態(図5の状
態)のときには、記録紙ホルダ5内にロール状の記録紙
Pを収納することができる。このとき、記録紙Pの先端
辺を少し引き出し、プラテン7の上にかかる状態にして
おく。
【0037】図5の状態から開閉部材4を閉じると、図
3で説明したように記録ヘッド10はプラテン7に正し
く対向する位置となり、この閉じ動作時に記録紙の先端
は、図6に示すように、記録ヘッド10とプラテン7と
の間を通って外部に引き出された状態に自然に位置する
ことになる。図6の状態(予備加圧状態)では、係合突
部18とプッシュラッチ19とは係合しているが、ロッ
ク部材21の係合爪21aは開閉部材4の係止片4bに
係止しておらず、またヘッド加圧板14の一端部14a
の下面14bは記録ヘッド10をプラテン7に対して本
加圧していないので、記録紙P上に記録可能な状態では
なく、記録待機状態である。
【0038】図6の状態(予備加圧状態)では、加圧切
換えカム17の山部17aがヘッド加圧板14の他端部
14dを押圧しているので、一端部14aはヘッド支持
板9から離れている。また、ロック切換えカム22の山
部22aがロック部材21の他端部21bを持ち上げて
いるので、ロック部材21の係合爪21aと開閉部材4
の係止片4bとは係合していない。そこで、モータM1
を駆動してカム軸16を反時計方向に回転させると、加
圧切換えカム17およびロック切換えカム22は、共に
反時計方向に回転する。
【0039】図7に示すように、加圧切換えカム17の
山部17aが、ヘッド加圧板14,14の他端部14
c,14cの押圧を解除すると、加圧用バネ15,15
のバネ力により、両ヘッド加圧板14,14が支軸8を
中心に反時計方向に揺動し、両ヘッド加圧板14,14
の一端部14a,14aの下面14b,14bが、記録
ヘッド10をプラテン7に長手方向均等に弾接する方向
に強く加圧(本加圧)する。このときの加圧力は、例え
ば2Kgf/プラテン幅(108mm)に設定する。こ
の本加圧により、初めて記録可能状態となる。
【0040】さらに、上記したようにカム軸16が反時
計方向に回転することにより、ロック切換えカム22の
山部22aがロック部材21の他端部21bから離れ、
ロック部材21はロック用バネ23のバネ力によりピン
20を中心に時計方向に揺動する。そこで、係合爪21
aは係止片4bに係止するので、開閉部材4をもはや開
くために後方に押し込むことができず、開閉部材4は開
かない状態となる。したがって、記録動作中は、開閉部
材4が不意に開いてしまうことはなく、安定して記録が
できる。
【0041】記録動作の終了時には、再びモータM1を
駆動して加圧切換えカム17とロック切換えカム22と
を回転させ、それぞれの山部17a,22aを、他端部
14c,21bに係合させ、図6の状態に戻せば、記録
紙Pの交換が可能の状態となる。
【0042】図6の状態では、記録ヘッド10はプラテ
ン7に対し付勢バネ13により微小加圧させた予備加圧
状態となっているので、記録ヘッド10とプラテン7と
の間にフリクションを持たせており、紙送りが可能であ
る。
【0043】また、図6の状態では、ヘッド加圧板1
4,14がヘッド支持板9を本加圧しておらず、プラテ
ン7自身が変形しない程度の予備加圧状態にあるので、
記録ヘッド10のプラテン7に対する長時間に亘る加圧
によってプラテン7が変形を受けることを防止すること
ができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
互いに当接し合っている記録ヘッドとプラテンとを、記
録紙の装填の際には、開閉部材を前方から押し込んで開
くだけで、プラテンから記録ヘッドを自動的に離間し、
プラテンに損傷を与えることなく記録紙の装填ができる
ようにすることを簡単な構成で実現できる。また、記録
待機状態においても、記録ヘッドをプラテンに対して微
小加圧させることにより両者の間に軽いフリクションを
与えているため、記録紙を送ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同上の平面図である。
【図3】同上の右側面図である。
【図4】開閉部材が開成する初期の状態を示す右側面図
である。
【図5】開閉部材が全開した状態を示す右側面図であ
る。
【図6】記録ヘッドを本加圧していない状態を示す断面
図である。
【図7】記録ヘッドを本加圧している状態を示す断面図
である。
【図8】カム軸を駆動する構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 支持フレーム 4 開閉部材 4a 規制部 6 軸受 7 プラテン 7a プラテンの軸 8 支軸 9 ヘッド支持板 10 記録ヘッド 12 補助レバー 13 付勢バネ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年1月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 記録ヘッドの支持装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばサーマルヘッド
を用いて感熱紙に印字するプリンタにおける記録ヘッド
の支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】第1の従来技術として、ばねによってプ
ラテン側に弾接されている記録ヘッドと、この記録ヘッ
ドを支持するヘッド支持板の側方に揺動自在に設けてあ
る解除レバーと、この解除レバーの揺動に連動して変位
する連結部材と、この連結部材の変位に伴って揺動駆動
される解除カムとが設けてあり、解除レバーを手動にて
揺動することにより、不使用時には、プラテンの変形を
防ぐため、記録ヘッドをプラテンから引き離した状態を
保つことのできる記録装置がある(実開平2−1397
52号)。
【0003】第2の従来技術として、記録ヘッドがケー
ス本体の内部に設けてあり、プラテンおよび記録紙のロ
ールを収納保持するロールホルダがそれぞれケース本体
の前面に開閉自在に設けてあるフロントカバー側に設け
てある記録装置がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した第1の従来技
術のように、手動によって解除レバーを揺動駆動し、記
録ヘッドをプラテンから引き離す構成のものでは、記録
ヘッドとプラテンとは、弾接しているか又は完全に離間
しているかの2つの状態しかなく、記録ヘッドがプラテ
ンから離間している状態つまり記録待機状態では、記録
紙を送ることができない。
【0005】上記した第2の従来技術のように、フロン
トカバー側にロールホルダおよびプラテンが設けてある
構成では、記録紙のロールを交換する際には、フロント
カバーを開き、記録紙のロールを、その先端がプラテン
の上にかかるようにセットしてからフロントカバーを閉
じるだけでよく、記録紙の装填作業は簡単ではあるが、
例えば、フロントカバーを開く時には、ケース本体側に
ある記録ヘッドをプラテンから手動または電動により離
間させて、開閉動作時に記録ヘッドとプラテンとが接触
することを無くし、プラテンに摩擦による損傷を与えな
いようにする必要がある。この必要性を満たすようによ
うに構成した場合、数多くの部品を必要とし、構成が複
雑となり、コストが高いものとなる。また、この第2の
従来技術でも、上記した第1の従来技術と同様に、記録
ヘッドがプラテンから離間している状態つまり記録待機
状態では、記録紙を送ることができない。
【0006】本発明の第1の目的は、記録ヘッドをプラ
テンから逃がすことによってプラテンに損傷を与えるこ
となく記録紙の装填ができるようにすることを簡単な構
成で実現することにある。
【0007】本発明の第2の目的は、記録待機状態にお
いては記録ヘッドをプラテンに対して微小な力で加圧
(予備加圧)させることによって、記録待機状態でも記
録紙を送ることのできる記録ヘッドの支持装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の記録ヘッドの支持装置は、支持フレームに
固定されている支軸に対し間隙をもってヘッド支持板が
揺動自在に係合しており、ヘッド支持板に記録ヘッドが
設けてあり、支持フレームに開閉部材が揺動自在に連結
されており、開閉部材が閉位置にあるときに記録ヘッド
と対向するように開閉部材にプラテンが回転自在に設け
てあり、開閉部材が閉位置にあるときにはプラテンの軸
または当該軸を回転自在に支持すべく開閉部材に設けて
ある軸受に当接可能である規制板がヘッド支持板と一体
に設けてあり、ヘッド支持板の一部と係合している補助
レバーが支持フレームに揺動自在に設けてあり、開閉部
材が閉位置にあるときに補助レバーが当接可能である規
制部が開閉部材に設けてあり、開閉部材が閉位置にある
ときは、ヘッド支持板を介して記録ヘッドをプラテンに
弾接する方向およびヘッド支持板をプラテンの軸または
軸受に向けて付勢する方向にバネ力を付勢するとともに
開閉部材が開位置にあるときは、ヘッド支持板を介して
記録ヘッドをプラテンから離間する方向にバネ力を付勢
する付勢バネが支持フレームとヘッド支持板と補助レバ
ーとの間に設けてあることを特徴とする。
【0009】
【実施例】図1,2に基づいて、全体構成を説明する。
金属板にて形成してある支持フレーム1はコ字状に屈成
されて、右側板1aと左側板1bと底板1cとが一体的
に形成されている。右側板1aと左側板1bとを所定の
間隔で平行に保つために、固定板2が両側板1a,1b
の後方上部に固定されている。支持フレーム1の前端下
部角には、断面円形の軸3が左右に横切って設けてあ
る。
【0010】軸3には、支持フレーム1の前面を覆いか
つ側面がほぼL字状をなす開閉部材4が回動自在に支持
してある。なお、支持フレーム1と開閉部材4との間に
は、軸3を介してバネ30(図3参照)が掛け止めてあ
り、このバネ30のバネ力によって、開閉部材4は開く
方向に付勢されている。
【0011】開閉部材4の内面には、ロール状に巻かれ
た記録紙Pを収納保持するための記録紙ホルダ5(図5
参照)が設けてある。開閉部材4の後端部に形成してあ
る係止片4cが、この記録紙ホルダ5の後端部下面に係
止して、記録紙ホルダ5は開閉部材4に固定的に保持さ
れている。開閉部材4の上端部には、1対の軸受6,6
が固着してあり、この1対の軸受6,6を介してプラテ
ン軸7aが回転自在に軸支してある。このプラテン軸7
aには、シリコンゴムにて形成された円筒状のプラテン
7が設けてある。軸受6,6の近傍には、後述する規制
部4a,4aが開閉部材4に屈曲形成してある。開閉部
材4の閉じた状態を保持する手段として図5,6に示す
ように、記録紙ホルダ5の後端辺に係合突部18が突出
形成してあり、底板1c側には、係合突部18が係合し
てこれを捕捉するプッシュラッチ19が前方に傾斜して
設けてある。
【0012】支持フレーム1の両側板1a,1bのほぼ
中央上部を横切って、断面円形の支軸8が固定的に設け
てある(図2参照)。この支軸8には、ヘッド支持板9
が以下の構造で係合している。図6に示すように、ヘッ
ド支持板9の後端部にある支持部9cには、両側部に舌
片9d,9eが屈成してあり、両舌片9d,9eにて形
成されたU字状孔9fが、支軸8の下部に対して所定の
間隙dを持って係合している。したがって、ヘッド支持
板9の支持部9cは、固定の支軸8に対し揺動自在かつ
間隙dで許容される範囲で移動自在に係合している。
【0013】ヘッド支持板9の前端部下面には、1ライ
ン分の発熱素子(図示せず。)が横一列に微小ピッチで
配列してある感熱式の記録ヘッド(サーマルヘッド)1
0が設けてある。
【0014】次に、記録ヘッド10とプラテン7との相
対位置精度を高めて保持すると共に記録待機時に両者
7,10の間に軽いフリクションを持たせる、すなわ
ち、記録ヘッド10をプラテン7に対し、プラテン7自
身が変形しない程度に微小加圧した状態(予備加圧状
態)を保持する手段について図1,3を参照して説明す
る。なおここで、図3は本装置の右側面を示している
が、本装置の左側面にも、図3と同じ構成が設けてあ
る。図1,3に示すように、ヘッド支持板9の両側部に
は、下方へ屈成して規制板9a,9aが形成してあり、
この規制板9a,9aにはさらに側方へ屈成して係合片
9b,9bが形成してある。この係合片9bは、後述す
る補助レバー12の係合部12aの上辺と係合してい
る。規制板9a,9aの前端辺は、開閉部材4が閉位置
にある状態(図3の状態)のときに、開閉部材4に設け
てある1対の軸受6,6の外周面と当接可能である。
【0015】図1,3に示すように、支持フレーム1の
両側板1a,1bには、それぞれピン11,11が設け
てあり、各ピン11,11に、補助レバー12,12が
揺動自在に軸支してある。補助レバー12には係合部1
2aが設けてあり、この係合部12aの上辺に、ヘッド
支持板9に形成してある規制板9aの係合片9bが係合
している。補助レバー12に屈曲形成してある突片12
bには、付勢バネ(コイルバネ)13の中心部が装置し
てある。付勢バネ13の一端部13aは、支持フレーム
1に固定関係にある支軸8の突出端部に掛けられてい
る。付勢バネ13の他端部13bは、規制板9aの係合
片9bに掛けられている。したがって、付勢バネ13の
バネ力、すなわち付勢バネ13の一端部13aと他端部
13bとが広がる方向にバネ力が各部材に作用するた
め、付勢バネ13の一端部13aが付勢レバー12をピ
ン11回りに時計方向に揺動するように付勢すると同時
に、付勢バネ13の他端部13bが係合片9bを前斜め
下方向(図3の左斜め下方向)に移動するように付勢す
る。
【0016】補助レバー12の係合部12aの前端縁
は、開閉部材4が閉じている状態(図3の状態)のとき
に、開閉部材4に屈曲形成してある規制部4aと当接す
る。この状態(図3の状態)では、補助レバー12のピ
ン11回りの時計方向の揺動は規制されている。
【0017】このような構成であるため、開閉部材4が
閉位置にある状態(図3の状態)のときには、付勢バネ
13の他端部13bのバネ力により、ヘッド支持板9の
規制板9aが前方斜め下方向(図3の左斜め下方向)に
向けて付勢されるので、規制板9aは軸受6と当接し、
かつ記録ヘッド10をプラテン7に微小加圧させて両者
7,10との間に軽くフリクションを持たせた予備加圧
状態としている。その結果、記録ヘッド10はヘッド支
持板9と共に前方へ摺動してプラテン7と正しく対向
し、記録ヘッド10とプラテン7との相対位置が高精度
に保たれるとともに、記録ヘッド10はプラテン7に付
勢バネ13により微小加圧されて予備加圧状態となって
いる。この予備加圧力は、プラテン7自身が変形しない
程度に微小でありかつ記録紙Pを送るのに必要十分な力
であり、予備加圧力を例えば200gf/プラテン全長
(108mm)に設定して記録ヘッド10とプラテン7
との間に軽くフリクションを持たせ、印字待機時にも紙
送り可能としている。
【0018】なお、付勢バネ13の一端部13aは、支
持フレーム1に直接またはそれと固定関係にある部材に
掛止されるべきものであって、必ずしも支軸8に掛止す
ることを必須とするものではない。
【0019】また、ヘッド支持板9の規制板9aの前端
辺を、プラテン軸7aの軸受6の外周面に当接させるこ
とによって、記録ヘッド10のプラテン7に対する位置
出しを行なっているが、ヘッド支持板9の規制板9aの
前端辺を、プラテン軸7aの外周面にダイレクトに当接
させてもよい。
【0020】次に、開閉部材4を開くときに、記録ヘッ
ド10をプラテン7から離間する手段について説明す
る。図4に示すように、開閉部材4が開き始めると、補
助レバー12の前端縁と開閉部材4に屈曲形成してある
規制部4aとの当接が外れる。このため、補助レバー1
2は、付勢バネ13のバネ力を受けてピン11回りに時
計方向に揺動し、その係合部12aが規制板9aを上方
に持ち上げ、ヘッド支持板9と共に記録ヘッド10はプ
ラテン7から離間する。
【0021】このような構成であるため、開閉部材4が
開くときは、記録ヘッド10がプラテン7から離間する
ので、プラテン7および記録ヘッド10の双方に損傷を
与えることがない。
【0022】次に、記録動作のため、記録ヘッド10を
プラテン7に対して強く加圧(本加圧)する手段につい
て説明する。図2,6に示すように、支軸8に1対のヘ
ッド加圧板14,14が揺動自在に軸支してある。ヘッ
ド加圧板14,14の各一端部14a,14aが前方へ
延伸してその各下面14b,14bが、ヘッド支持板9
の上面と対向している。ここで、ヘッド加圧板14,1
4の各下面14b,14bは、図2に示すように、プラ
テン7を、その軸7a方向と直交して2分割する線(図
示せず)を境界として左右対称の位置でヘッド支持板9
の上面と対向している。
【0023】図6に示すように、ヘッド加圧板14,1
4の各他端部14c,14cは、後方へ延伸して加圧力
を解除する力を受ける面、すなわち後述するカム17と
係合する面となっている。また、ヘッド加圧板14,1
4の後端部14d,14dと固定板2との間には、加圧
用バネ15,15が掛け渡してあり、このバネ15,1
5のバネ力によって、ヘッド加圧板14,14は、支軸
8を揺動中心として反時計回りに揺動して、ヘッド支持
板9の上面と当接して、記録ヘッド10をプラテン7に
本加圧する方向に弾発されている。
【0024】このような構成であるため、図2,7に示
すように、加圧用バネ15,15のバネ力を受けて、ヘ
ッド加圧板14,14の先端下面14b,14bは、プ
ラテン7の軸7a方向と直交して2分割する線(図示せ
ず)を境界として左右対称の位置でヘッド支持板9の上
面を加圧する。その結果、部品の個々の部品精度や組付
精度に誤差があり、それらが累積して、プラテン7が支
持フレーム1に対して傾斜している場合でも、ヘッド支
持板9の支持部9cは、固定の支軸8に対し揺動自在か
つ間隙dで許容される範囲で移動自在に係合しているた
め、プラテン7の傾斜にヘッド支持板9が追従して加圧
するので、記録ヘッド10をその全長に亘ってプラテン
7に対して均等に加圧(本加圧)することができる。こ
のときの記録ヘッド10のプラテン7に対する加圧力は
例えば、2Kgf/プラテン全長(108mm)に設定
する。この本加圧により、本装置は初めて記録可能状態
となる。
【0025】次に、上記した記録ヘッド10のプラテン
7に対する本加圧を解除する手段について説明する。図
2,6に示すように、支持フレーム1の両側板1a,1
bの後方部を横切って、断面円形のカム軸16が回転自
在に軸支してあり、このカム軸16には、本加圧切換え
カム17が固定してある。本加圧切換えカム17は、ヘ
ッド加圧板14の他端部14cと対向しており、そのカ
ム面は、大径の山部17aから、小径の谷部17bまで
滑らな面で連続する形状になっている(図6参照)。な
おカム軸16は、図8に示すように、後述するモータM
1によって正逆回転駆動されるようになっており、非記
録動作時の通常状態(記録待機状態)においては、図6
に示すようにその大径の山部17aがヘッド加圧板14
の他端部14cと当接して、ヘッド加圧板14の下面1
4bをヘッド支持板9の上面から離間し、記録ヘッド1
0のプラテン7に対する本加圧を解除した状態を保持し
ている。なお、このカム軸16には、後述するロック切
換えカム22が固定してある。
【0026】次に、記録動作中、すなわち記録ヘッド1
0がプラテン7に対して本加圧しているときには、開閉
部材4が開かないようにロックするロック手段について
説明する。図6,7に示すように、記録動作中は開閉部
材4が閉じている。このときは、係合突部18がプッシ
ュラッチ19によって捕捉されている。閉じた状態の開
閉部材4を前方(図6左方)から押し込むと、係合突部
18はプッシュラッチ19から解放され、バネ30(図
3参照)のバネ力によって、開閉部材4が支持フレーム
1に対して開く(図5の状態)。記録ヘッド10によっ
て記録が行なわれている記録動作中は、開閉部材4が開
くのをロックするため、図2,6,7に示すように、支
持フレーム1の右側板1aに設けてあるピン20にL字
状のロック部材21が揺動自在に設けてある。
【0027】ロック部材21の一端部には係合爪21a
が設けてある。この係合爪21aは図3,4および図7
に示す開閉部材4の後端部に形成してある係止片4bと
係止可能である。ロック部材21の他端部21bは、カ
ム軸16に固定してあるロック切換えカム22のカム面
に係合している。ロック部材21には、ロック用バネ2
3がピン20を介して支持してあり、このロック用バネ
23のバネ力により、ロック部材21をピン20回りに
時計方向に付勢して、その係合爪21aを係止片4bに
係止させると共に、他端部21bをロック切換えカム2
2に弾接する方向に付勢している。ロック切換えカム2
2のカム面は、大径の山部22aから小径の谷部22b
まで滑らな面で連続する形状になっている(図6参
照)。
【0028】図6の状態、すなわちヘッド加圧板14が
ヘッド支持板9を本加圧していない状態(予備加圧状
態)では、ロック部材21の他端部21bがロック切換
えカム22の大径の山部22aに係合しているため、ロ
ック用バネ23のバネ力に抗してロック部材21は、そ
の係合爪21aが開閉部材4の係止片4bから離間した
状態を保持している。この状態では、開閉部材4を前方
(図6左方)から押し込むことにより、係合突部18が
プッシュラッチ19から解放され、バネ30(図3参
照)のバネ力によって開閉部材4を開くことができる
(図5の状態)。
【0029】図7の状態、すなわちヘッド加圧板14が
ヘッド支持板9を本加圧して記録動作中の状態では、ロ
ック部材21の他端部21bがロック切換えカム22の
小径の谷部22bに係合しているため、ロック用バネ2
3のバネ力によって、ロック部材21は、その係合爪2
1aが開閉部材4の係止片4bに係止した状態を保持し
ている。この状態では、開閉部材4を前方(図6左方)
から押し込んでも、係止片4bがその変位を阻止される
ため、開閉部材4を開くことはできない。すなわち開閉
部材4は、その開きがロック部材21によってロックさ
れる。
【0030】次に、ロック切換えカム22および加圧切
換えカム17との相互位置関係について説明する。図6
に示すように、加圧切換えカム17の大径の山部17a
がヘッド加圧板14の他端部14cに係合して、記録ヘ
ッド10をプラテン7に本加圧していない状態(予備加
圧状態)のときは、ロック切換えカム22の大径の山部
22aが、ロック部材21の他端部21bと係合してい
る。このときは、開閉部材4を開くことができる。
【0031】図7に示すように、加圧切換えカム17の
小径の谷部17bがヘッド加圧板14の他端部14cと
対向して、記録ヘッド10をプラテン7に本加圧してい
る状態のときは、ロック切換えカム22の小径の谷部2
2bが、ロック部材21の他端部21bと係合してい
る。このときは、開閉部材4を開くことはできない。
【0032】次に、カム軸16を回転駆動する構成につ
いて説明する。図2,8に示すように、カム軸16には
歯車24が固着されている。底板1cには正逆回転モー
タM1が固定的に設けてある。このモータM1からの回
転が、伝達輪列25を介して歯車24に伝達され、これ
によりカム軸16が正逆回転駆動されるようになってい
る。
【0033】なお、加圧切換えカム17とロック切換え
カム22とを、同一のカム軸16に設けているが、それ
ぞれを別々に第1のカム軸と第2のカム軸として構成
し、各カム軸を別々の駆動源により必要に応じて別々に
駆動するように構成したり、または同一の駆動源によっ
て別々の伝達機構を介して回転駆動するように構成して
もよい。
【0034】次に、プラテン7を回転駆動する構成につ
いて説明する。図2に示すように、左側板1bにはモー
タM2が固定的に設けてある。このモータM2からの回
転が、伝達輪列26およびベルト27を介してプラテン
軸7aに伝達され、プラテン7が回転駆動されるように
なっている。
【0035】次にモータM1,M2の駆動タイミングに
ついて説明する。本装置に接続されている図示しないプ
リントボタンを押すことにより、まず最初にモータM1
が始動し、伝達輪列25(図8参照)を介してカム軸1
6を図6の状態から反時計回りに回転駆動させ、図7の
状態に到達したときにモータM1が停止する。モータM
1の停止は、カム軸16に設けた図示しないスリット付
き回転板(エンコーダ板)に対向してその回転角を検出
する図示しないフォトセンサからの出力によって制御さ
れるようになっている。モータM1が停止するとモータ
M2が始動し、伝達輪列26(図2参照)を介してプラ
テン7の軸7aを紙送り方向に回転駆動し、記録紙Pに
1画面分の記録動作が遂行される。そして1画面分の記
録動作が終了すると、モータM2が停止してプラテン7
の回転が停止する。そして直ちにモータM1が始動し、
伝達輪列25を介してカム軸16を図7の状態から今度
は時計回りに回転駆動させ、図6の状態に到達したとき
にモータM1が停止する。
【0036】次に、本装置へのロール状の記録紙Pの装
填について説明する。図1,3の状態で、開閉部材4を
前方(図3の左方)から押し込むと、図6に示す係合突
部18がプッシュラッチ19から解放され、バネ30
(図3参照)のバネ力によって開閉部材4が開いて図5
に示す状態となる。開閉部材4が全開状態(図5の状
態)のときには、記録紙ホルダ5内にロール状の記録紙
Pを収納することができる。このとき、記録紙Pの先端
辺を少し引き出し、プラテン7の上にかかる状態にして
おく。
【0037】図5の状態から開閉部材4を閉じると、図
3で説明したように記録ヘッド10はプラテン7に正し
く対向する位置となり、この閉じ動作時に記録紙の先端
は、図6に示すように、記録ヘッド10とプラテン7と
の間を通って外部に引き出された状態に自然に位置する
ことになる。図6の状態(予備加圧状態)では、係合突
部18とプッシュラッチ19とは係合しているが、ロッ
ク部材21の係合爪21aは開閉部材4の係止片4bに
係止しておらず、またヘッド加圧板14の一端部14a
の下面14bは記録ヘッド10をプラテン7に対して本
加圧していないので、記録紙P上に記録可能な状態では
なく、記録待機状態である。
【0038】図6の状態(予備加圧状態)では、加圧切
換えカム17の山部17aがヘッド加圧板14の他端部
14dを押圧しているので、一端部14aはヘッド支持
板9から離れている。また、ロック切換えカム22の山
部22aがロック部材21の他端部21bを持ち上げて
いるので、ロック部材21の係合爪21aと開閉部材4
の係止片4bとは係合していない。そこで、モータM1
を駆動してカム軸16を反時計方向に回転させると、加
圧切換えカム17およびロック切換えカム22は、共に
反時計方向に回転する。
【0039】図7に示すように、加圧切換えカム17の
山部17aが、ヘッド加圧板14,14の他端部14
c,14cの押圧を解除すると、加圧用バネ15,15
のバネ力により、両ヘッド加圧板14,14が支軸8を
中心に反時計方向に揺動し、両ヘッド加圧板14,14
の一端部14a,14aの下面14b,14bが、記録
ヘッド10をプラテン7に長手方向均等に弾接する方向
に強く加圧(本加圧)する。このときの加圧力は、例え
ば2Kgf/プラテン幅(108mm)に設定する。こ
の本加圧により、初めて記録可能状態となる。
【0040】さらに、上記したようにカム軸16が反時
計方向に回転することにより、ロック切換えカム22の
山部22aがロック部材21の他端部21bから離れ、
ロック部材21はロック用バネ23のバネ力によりピン
20を中心に時計方向に揺動する。そこで、係合爪21
aは係止片4bに係止するので、開閉部材4をもはや開
くために後方に押し込むことができず、開閉部材4は開
かない状態となる。したがって、記録動作中は、開閉部
材4が不意に開いてしまうことはなく、安定して記録が
できる。
【0041】記録動作の終了時には、再びモータM1を
駆動して加圧切換えカム17とロック切換えカム22と
を回転させ、それぞれの山部17a,22aを、他端部
14c,21bに係合させ、図6の状態に戻せば、記録
紙Pの交換が可能の状態となる。
【0042】図6の状態では、記録ヘッド10はプラテ
ン7に対し付勢バネ13により微小加圧させた予備加圧
状態となっているので、記録ヘッド10とプラテン7と
の間にフリクションを持たせており、紙送りが可能であ
る。
【0043】また、図6の状態では、ヘッド加圧板1
4,14がヘッド支持板9を本加圧しておらず、プラテ
ン7自身が変形しない程度の予備加圧状態にあるので、
記録ヘッド10のプラテン7に対する長時間に亘る加圧
によってプラテン7が変形を受けることを防止すること
ができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
互いに当接し合っている記録ヘッドとプラテンとを、記
録紙の装填の際には、開閉部材を前方から押し込んで開
くだけで、プラテンから記録ヘッドを自動的に離間し、
プラテンに損傷を与えることなく記録紙の装填ができる
ようにすることを簡単な構成で実現できる。また、記録
待機状態においても、記録ヘッドをプラテンに対して微
小加圧させることにより両者の間に軽いフリクションを
与えているため、記録紙を送ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同上の平面図である。
【図3】同上の右側面図である。
【図4】開閉部材が開成する初期の状態を示す右側面図
である。
【図5】開閉部材が全開した状態を示す右側面図であ
る。
【図6】記録ヘッドを本加圧していない状態を示す断面
図である。
【図7】記録ヘッドを本加圧している状態を示す断面図
である。
【図8】カム軸を駆動する構成を示す断面図である。
【符号の説明】 1 支持フレーム 4 開閉部材 4a 規制部 6 軸受 7 プラテン 7a プラテンの軸 8 支軸 9 ヘッド支持板 10 記録ヘッド 12 補助レバー 13 付勢バネ
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持フレームに固定されている支軸に対
    し間隙をもって揺動自在に係合しているヘッド支持板
    と、 上記ヘッド支持板に設けてある記録ヘッドと、 上記支持フレームに揺動自在に連結されている開閉部材
    と、 上記開閉部材に回転自在に設けてありかつ上記開閉部材
    が閉位置にあるときに上記記録ヘッドと対向するプラテ
    ンと、 上記支持フレームに揺動自在に設けてありかつ上記ヘッ
    ド支持板の一部と係合している補助レバーと、 上記開閉部材に設けてありかつ上記開閉部材が閉位置に
    あるときに上記補助レバーが当接可能である規制部と、 上記支持フレームと上記ヘッド支持板と上記補助レバー
    との間に設けてあり、かつ上記開閉部材が閉位置にある
    ときは、上記ヘッド支持板を介して上記記録ヘッドを上
    記プラテンに弾接する方向および上記規制板を上記プラ
    テンの軸または上記プラテンの軸を回転自在に支持すべ
    く上記開閉部材に設けてある軸受に向けて付勢する方向
    にバネ力を付勢するとともに、上記開閉部材が開位置に
    あるときは、上記ヘッド支持板を介して上記記録ヘッド
    を上記プラテンから離間する方向にバネ力を付勢する付
    勢バネと、 からなる記録ヘッドの支持装置。
JP1172494A 1994-02-03 1994-02-03 記録ヘッドの支持装置 Expired - Fee Related JP2810908B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002019218A (ja) * 2000-06-30 2002-01-23 Tohoku Ricoh Co Ltd プリンタ
JP2002019219A (ja) * 2000-06-30 2002-01-23 Tohoku Ricoh Co Ltd プリンタ
CN103842181A (zh) * 2011-10-07 2014-06-04 富士通电子零件有限公司 打印机装置

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