JP3411873B2 - バイト同期機能付きデマルチプレクサ回路 - Google Patents

バイト同期機能付きデマルチプレクサ回路

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JP3411873B2
JP3411873B2 JP36117399A JP36117399A JP3411873B2 JP 3411873 B2 JP3411873 B2 JP 3411873B2 JP 36117399 A JP36117399 A JP 36117399A JP 36117399 A JP36117399 A JP 36117399A JP 3411873 B2 JP3411873 B2 JP 3411873B2
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健治 川合
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル信号を
伝送する基幹伝送システムで標準化されたSDHフレー
ム信号を受信する装置において、受信した高速のSDH
フレーム信号をバイト単位で並列化することによって以
後の処理を容易化するために使用され、特に、汎用のビ
ットデマルチプレクサ回路を利用して容易にバイト同期
機能付きデマルチプレクサ回路を実現するための回路構
成に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の技術によって実現された
バイト同期機能付きデマルチプレクサ回路の一構成例で
ある。図5の回路は、ビット列として表現されたSDH
フレーム信号S1と、SDHフレーム信号S1に同期す
るSDHクロック信号S2と、バイト同期機能のイネー
ブルとディスエーブルを指示するバイト同期イネーブル
信号S3とを入力する。バイト同期イネーブル信号S3
がイネーブル状態のとき、パターン比較部5−1でSD
Hフレーム信号S1に含まれている特定パターンからバ
イト境界を検出し、検出後に入力するSDHフレーム信
号S1を、検出したバイト境界を基準としてバイト単位
で並列化して、バイト並列化SDHフレーム信号S4を
出力する。バイト同期イネーブル信号S3がディスエー
ブル状態のとき、バイト同期イネーブル信号S3がディ
スエーブルに変化する直前のバイト境界を基準としてバ
イト単位で並列化して、バイト並列化SDHフレーム信
号S4を出力する。図5のバイト同期機能付きデマルチ
プレクサ回路は、シフトレジスタ部3−と、パターン
比較部5−1と、ラッチタイミング生成部3−と、バ
イト並列化リセット部−3と、バイトラッチ部3−4
とから構成される。
【0003】シフトレジスタ部3−は、連続して入力
されたSDHフレーム信号S1の1バイト長のビット列
をシフトレジスタにより蓄積し、蓄積された1バイト長
のバイト蓄積ビット列信号S8を出力する。パターン比
較部5−1は、シフトレジスタ部3−に送り込まれた
バイト蓄積ビット列信号S8と予め設定されている固定
ビットパターンと逐次比較してその一致を検出し、検出
したことを示すパターン検出信号S5をSDHフレーム
の境界信号として出力する。固定ビットパターンは8ビ
ット長のSDHフレーム信号S1のバイト境界を示すも
ので“11110110”のパターンである。
【0004】ラッチタイミング生成部3−は、SDH
クロック信号S2を数えるカウンタにより構成され、1
バイト分のSDHフレーム信号S1がシフトレジスタ部
3−2に入力される度に、ラッチタイミングを示すラッ
チタイミンク信号S9を出力する。バイト並列化リセッ
ト部−3は、バイト同期イネーブル信号S3がイネー
ブルの状態時に、検出を示すパターン検出信号S5の入
力に応じてバイト並列化リセット信号S10を出力し、
ラッチタイミング生成部3−の初期化を行う。この初
期化によって、ラッチタイミング信号S9が示すラッチ
タイミングは、SDHフレーム信号S1のバイト境界を
示す。
【0005】バイトラッチ部3−4は、バイト蓄積ビッ
ト列信号Sを、ラッチタイミング信号Sが示すラッ
チタイミングでラッチし、バイト並列化SDHフレーム
信号S4として出力する。このように、従来の技術によ
って実現されたバイト同期機能付きデマルチプレクサ回
路には、シフトレジスタ型の、(シフトレジスタ部3−
)+(ラッチタイミング生成部3−)+(バイトラ
ッチ部3−4)から構成されるデマルチプレクサ回路が
用いられていた。また、デマルチプレクサに用いるシフ
トレジスタ部3−は、パターン比較部5−1と組み合
わせてパターン検出回路としても用いられていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のような状況か
ら、従来の技術によって実現されたバイト同期機能付き
デマルチプレクサ回路で用いられるデマルチプレクサ回
路は、シフトレジスタ型に限定されている。さらにその
シフトレジスタをパターン検出回路と共用するため、汎
用のビットデマルチプレクサ回路を用いることは出来
ず、専用設計を必要とした。このため、バイト同期機能
付きデマルチプレクサ回路を設計する場合、汎用のデマ
ルチプレクサ回路の設計資源を利用できず新たに専用の
デマルチプレクサ回路を設計する必要が生じ、設計を複
雑にしていた。また、シフトレジスタ型のデマルチプレ
クサ回路というタイミングマージンの小さい構成に限定
されるため、その設計が複雑であった。さらに、フレー
ム構成がバイト単位で構成されているためパターン検出
回路で検出するパターン長が1バイトに限定され、1バ
イトより長いパターンの検出は不可能であった。また、
1バイトより短いパターンの検出を行う場合は、設計に
際してシフトレジスタを構成するフリップフロップ(D
−FF)の負荷ゲート数がバイト単位で無いためにその
数のばらつきを考慮する必要が生じ、設計を困難にする
要因の1つとなっていた。
【0007】本発明は、このような間題点を解消するた
めになされたものであって、その目的は設計が容易で、
動作が安定でかつ汎用性のあるバイト同期機能付きデマ
ルチプレクサ回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明においては以下の手段を開示している。
【0009】請求項1は、本発明の基本構成を規定した
ものである。すなわち、バイト同期機能付きデマルチプ
レクサ回路が、SDHフレーム信号S1とSDHクロッ
ク信号S2とを入力し、SDHフレーム信号S1から、
SDHフレーム信号S1のバイト境界を示す4ビット以
上のあらかじめ定められた固定ビットパターンを検出
し、この検出したことを示すパターン検出信号S5を出
力するパターン検出部1−1と、SDHフレーム信号S
1とSDHクロック信号S2とバイト同期イネーブル信
号S3とパターン検出信号S5とを入力し、バイト同期
イネーブル信号S3がイネーブルの状態においてパター
ン検出信号S5が最も新しく検出を示した時点を基準と
して、1バイト分のビット数のSDHフレーム信号S1
が入力される毎に、SDHフレーム信号S1を1バイト
幅で並列化して、バイト並列化SDHフレーム信号S4
として出力するバイト並列化部1−2と、の2部分を基
本構成としている。
【0010】請求項2は、請求項1のバイト同期機能付
きデマルチプレクサ回路において、バイト並列化部は、
1:2デマルチプレクサをツリー状に組み合わせること
によって構成したことを基本構成としている。すなわ
ち、SDHフレーム信号を1バイト幅に並列化しバイト
並列化SDHフレーム信号として出力するツリー型デマ
ルチプレクサ部と、SDHクロック信号を分周したSD
H分周クロック信号を生成し、ツリー型デマルチプレク
サ部に供給するクロック分周部と、バイト同期イネーブ
ル信号がイネーブルの状態時に検出を示すパターン検出
信号の入力に応じてバイト並列化リセット信号を出力
し、クロック分周部の初期化を行うバイト並列化リセッ
ト部との、4部分を有する回路構成を規定している。
【0011】請求項3においては、請求項1のバイト同
期機能付きデマルチプレクサ回路において、バイト並列
化部が、SDHフレーム信号のうちパターン検出部に最
も新しく入力された1バイト分を蓄積し、バイト蓄積ビ
ット列信号として1バイト分を並列信号として出力する
シフトレジスタ部と、1バイト分のSDHフレーム信号
がバイト並列化部に入力される度にラッチタイミング信
号を生成するラッチタイミング生成部と、バイト同期イ
ネーブル信号がイネーブルの状態時に検出を示すパター
ン検出信号の入力に応じてバイト並列化リセット信号を
出力し、ラッチタイミング生成部の初期化を行うバイト
並列化リセット部と、バイト蓄積ビット列信号をラッチ
タイミング信号が示すラッチタイミングでラッチし、バ
イト並列化SDHフレーム信号として出力するバイトラ
ッチ部との4部分から構成されておいるバイト同期機能
付きデマルチプレクサ回路について規定している。
【0012】請求項4は請求項1のバイト同期機能付き
デマルチプレクサ回路において、パターン検出部が、S
DHフレーム信号のうちパターン検出部に最も新しく入
力されたkビット分(kは4以上32以下の整数)を蓄
積し、蓄積されたビット列と、SDHフレーム信号にお
いてバイト境界を示すあらかじめ決められた固定ビット
パターンとを比較し、一致を検出した場合に、検出した
ことを示すパターン検出信号を出力する構成を規定した
ものである。
【0013】請求項5は、請求項4のバイト同期機能付
きデマルチプレクサ回路において、パターン検出部が、
SDHフレーム信号から、“11110110”のパタ
ーン、もしくは、“11110110”をsビット(s
は1以上7以下の整数)の巡回を行ったパターン、もし
くは、“1111”のパターン、もしくは、“011
0”のパターン、もしくは、“1111”のパターンを
含みかつ“111101101111”のパターンに含
まれる、5ビット以上かつ7ビット以下のパターン、も
しくは、“0110”のパターンを含みかつ“0110
11110110”のパターンに含まれる5ビット以上
かつ7ビット以下のパターン、もしくは、SDHフレー
ム信号のフレーム境界を示す9ビット以上のパターン、
のうちのいずれか1つのパターンとの一致を検出するこ
とにより前記の境界を検出する構成について規定したも
のである。
【0014】
【作用】本発明のバイト同期機能付きデマルチプレクサ
回路においては、入力SDHフレーム信号を並列化処理
を行う部分と、バイト境界を示す固定ビットパターンの
検出及び並列化処理を行うためのラッチタイミング生成
とを別個の系として構成させているために、デマルチプ
レクサ回路部分とパターン検出回路部分とを別々に設計
することが可能となっている。
【0015】
【実施の形態】(実施の形態1)図1に本発明を適用し
たバイト同期機能付きデマルチプレクサ回路の基本構成
を示す。本発明におけるバイト同期機能付きデマルチプ
レクサ回路は、フレーム同期信号に含まれる特定のパタ
ーンを検出するパターン検出部1−1と、時系列的にシ
リアルに配列されている伝送信号をパラレル信号の配列
に変換するバイト並列化部1−2とから構成される。パ
ターン検出部1−1は、SDHフレーム信号S1とSD
Hクロック信号S2とを入力する。SDHフレーム信号
Slから、SDHフレーム信号S1のバイト境界を示す
4ビット以上のあらかじめ定められた固定ビットパター
ンを検出し、検出したことを示すパターン検出信号S5
を出力する。バイト並列化部1−2には、SDHフレー
ム信号S1とSDHクロック信号S2とバイト同期イネ
ーブル信号S3とパターン検出信号S5とが入力され
る。バイト同期イネーブル信号S3がイネーブルの状態
において、パターン検出信号S5が最も新しく検出を示
した時点を基準として、1バイト分のビット数のSDH
フレーム信号S1が入力される毎に、SDHフレーム信
号S1を1バイト幅で並列化して、バイト並列化SDH
フレーム信号S4として出力する。バイト同期イネーブ
ル信号S3がディスエーブルの状態では、バイト同期イ
ネーブル信号S3がディスエーブルに変化する直前のイ
ネーブル状態をバイト境界の基準としてバイト単位で並
列化し、バイト並列化SDHフレーム信号S4として出
力する。
【0016】(実施の形態2)図2は、図1に示した本
発明の基本構成に、ツリー型デマルチプレクサとSDH
フレーム信号の境界を検出するための固定パターンとし
て6ビット長パターンを用いる回路構成を適用した場合
のバイト同期機能付きデマルチプレクサ回路の一構成例
である。すなわち、図2に示すバイト同期機能付きデマ
ルチプレクサ回路は、パターン検出部1−1およびバイ
ト並列化部1−2の両回路から構成される。SDHフレ
ーム信号S1にはバイトの境界を示す32ビット長の固
定パターンが含まれており、この中にはA1(“111
10110”)及びA2(“00101000”)の2
種類のパターンを2回ずつ配列して構成されている。
【0017】パターン検出部1−1は、SDHフレーム
信号S1とSDHクロック信号S2とを入力する。SD
Hフレーム信号S1から、SDHフレーム信号S1のバ
イト境界を示す6ビット長の固定ビットパターン“11
1101”(SDHフレーム信号のA1バイトの上位6
ビットのパターン)を検出し、検出したことを示すパタ
ーン検出信号S5を出力する。すなわち、図2における
パターン検出部1−1の6個のD−フリップフロップ
(D−FF)において、ビットパターンがシフトされる
方向に従い右端のD−FFに冒頭ビットが来るように上
記パターンが入力された場合にパターン検出信号S5が
出力される。
【0018】バイト並列化部1−2には、一般的なツリ
ー型デマルチプレクサ回路を用いている。SDHフレー
ム信号S1とSDHクロック信号S2とバイト同期イネ
ーブル信号S3とパターン検出信号S5とを入力し、バ
イト並列化SDHフレーム信号S4を8ビット並列信号
として出力する。バイト並列化部1−2は、ツリー型デ
マルチプレクサ部2−1と、クロック分周部2−2と、
バイト並列化リセット部2−3とから構成される。な
お、一般的に用いられているツリー型デマルチプレクサ
回路は、(ツリー型デマルチプレクサ部2−1)+(ク
ロック分周部2−2)に相当する。ツリー型デマルチプ
レクサ部2−1は、1:2デマルチプレクサ(図2にお
ける1:2DEMUX)をツリー状に組み合わせること
によって構成され、SDHフレーム信号S1を1バイト
幅に並列化し、バイト並列化SDHフレーム信号S4と
して出力する。
【0019】クロック分周部2−2は、SDHクロック
信号S2を分周したSDH分周クロック信号S6を生成
し、ツリー型デマルチプレクサ部2−1に供給する。バ
イト並列化リセット部2−3は、バイト同期イネーブル
信号S3がイネーブルの状態である時に、上記固定部ビ
ットパターン検出を示すパターン検出信号S5の入力に
応じてバイト並列化リセット信号S7を出力し、クロッ
ク分周部2−2の初期化を行う。具体的には、バイト同
期イネーブル信号S3とパターン検出信号S5とのAN
D演算を行い、その出力によってツリー型デマルチプレ
クサのクロック分周用のフリップフロップ(T−FF)
のリセットを行う。このリセットは、パターン検出部1
−1で検出したA1バイトの次のバイトの先頭ビットが
入力される直前で行われる。このため、リセット以後
は、SDHフレーム信号S1をバイト単位で並列化して
バイト並列化SDHフレーム信号S4として出力する。
【0020】(実施の形態3)図3は、図1に示した本
発明の基本構成に、シフトレジスタ型デマルチブレクサ
とSDHフレーム信号の境界を検出するための固定パタ
ーンとして4ビット長パターン検出を行う回路構成を適
用した場合のバイト同期機能付きデマルチプレクサ回路
の一構成例である。本実施の形態3におけるバイト同期
機能付きデマルチプレクサ回路は、パターン検出部1−
1と、バイト並列化部1−2と、から構成される。パタ
ーン検出部1−1は、図2に示した実施の形態2の場合
とパターン検出の論理構成が異なるが図1の場合のよう
にSDHフレーム信号S1とSDHクロック信号S2と
を入力する。SDHフレーム信号S1から、SDHフレ
ーム信号S1のバイト境界を示す固定ビットパターンと
して、本実施の形態3においては4ビット長の固定ビッ
トパターン“0110”(SDHフレーム信号の内、8
ビット構成であるA1バイトの下位4ビット)を検出
し、検出したことを示すパターン検出信号S5を出力す
る。
【0021】バイト並列化部1−2には、一般的になシ
フトレジスタ型デマルチプレクサ回路を用いている。S
DHフレーム信号S1とSDHクロック信号S2とバイ
ト同期イネーブル信号S3とパターン検出信号S5とを
入力し、バイト並列化SDHフレーム信号S4を出力す
る。バイト並列化部1−2は、シフトレジスタ部3−1
と、ラッチタイミング生成部3−2と、バイト並列化リ
セット部2−3と、バイトラッチ部3−4とから構成さ
れる。一般的にはシフトレジスタ型デマルチプレクサ回
路は、(シフトレジスタ部3−1)+(ラッチタイミン
グ生成部3−2)の構成に相当する。シフトレジスタ部
3−1は、SDHフレーム信号S1のうちパターン検出
部1−1に最も新しく入力された1バイト分を蓄積し、
バイト蓄積ビット列信号S8として出力する。
【0022】ラッチタイミング生成部3−2は、1バイ
ト分のSDHフレーム信号S1がバイト並列化部1−2
に入力される度に、ラッチタイミング信号S9を生成す
る。バイト並列化リセット部2−3は、バイト同期イネ
ーブル信号S3がイネーブルの状態時に、検出を示すパ
ターン検出信号S5の入力に応じてバイト並列化リセッ
ト信号S10を出力し、ラッチタイミング生成部3−2
の初期化を行う。この初期化によって、ラッチタイミン
グ信号S9が示すラッチタイミングは、SDHフレーム
信号S1のバイト境界を示す。バイト同期イネーブル信
号S3がディスエーブルの状態時には、検出を示すパタ
ーン検出信号S5が入力された場合であってもラッチタ
イミング生成部3−2の初期化が行われることはない。
バイトラッチ部3−4は、バイト蓄積ビット列信号S8
をラッチタイミング信号S9が示すラッチタイミングで
ラッチし、バイト単位に並列化されたバイト並列化SD
Hフレーム信号S4を出力する。
【0023】(実施の形態4);図4は、図1に示した
本発明の基本構成に対し、シフトレジスタ型デマルチプ
レクサと32ビット長パターン検出回路を適用した場合
のバイト同期機能付きデマルチプレクサ回路の一構成例
である。バイト同期機能付きデマルチプレクサ回路は、
パターン検出部1−1と、バイト並列化部1−2とから
構成される。
【0024】パターン検出部1−1には、SDHフレー
ム信号S1とSDHクロック信号S2とを入力する。S
DHフレーム信号S1から、SDHフレーム信号S1の
バイト境界を示す32ビット長の固定ビットパターンA
1(“11110110”)+A1(“1111011
0”)+A2(“00101000”)+A2(“00
101000”)を検出し、検出したことを示すパター
ン検出信号S5を出力する。パターン検出信号S5は、
バイト境界を示すタイミング信号としてのみならず、フ
レーム境界を示すタイミング信号としても用いることが
できる。バイト並列化部1−2には、一般的に用いられ
ているシフトレジスタ型デマルチプレクサ回路が用いら
れており、実施の形態3のバイト並列化部1−2と同じ
回路構成である。
【0025】
【発明の効果】本発明のバイト同期機能付きデマルチプ
レクサ回路では、シフトレジスタをデマルチプレクサ回
路とパターン検出回路に共用するのではなく、デマルチ
プレクサ回路とパターン検出回路を分離し、SDHフレ
ーム信号を各回路に分岐して入力する。分離して形成さ
れたデマルチプレクサはシフトレジスタ型に限定され
ず、リセットによって並列化のタイミングを外部から制
御可能なデマルチプレクサであればよい。また分離して
形成されたパターン検出回路は1バイト長のパターンの
検出に限定されず、4ビット以上のバイト境界を特定可
能なパターンとの一致を検出する回路であればよい。こ
のため、デマルチプレクサ回路部分とパターン検出回路
部分を個別に設計することが可能となる。
【0026】さらに、デマルチプレクサ回路部分に既存
の汎用デマルチプレクサ回路を用いることが可能である
ため、高速動作が要求されタイミングマージンが厳しい
デマルチプレクサの設計を省略することができる。ま
た、タイミングマージンの小さいシフトレジスタ型では
なくツリー型を採用することもできるため、設計が容易
化される。さらに、パターン検出回路として、最小パタ
ーン長である4ビットのパターンを検出する回路を採用
することが容易であり、これによって回路規模・消費電
力の削減が可能となる。また、パターン検出回路とし
て、フレーム同期パターンである4バイト長のパターン
を検出する回路を採用することも容易であり、これによ
って機能強化を図ることが可能となる。さらに、デマル
チプレクサ回路−パターン検出回路間を接続する信号
は、SDHフレーム信号とパターン検出信号のみである
ため、バイト同期機能付きデマルチプレクサ回路の配線
が容易化される。したがって、本発明の適用は、バイト
同期機能付きデマルチプレクサ回路の設計を大幅に容易
化することができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるバイト同期機能付デマルチプレク
サ回路の基本構成図。
【図2】本発明によるツリー型デマルチプレクサを用い
た第1の実施の形態による回路図。
【図3】本発明によるシフトレジスタを用いた第2の実
施の形態による回路図。
【図4】32ビット固定パターンの検出回路を用いた第
3の実施の形態による回路図。
【図5】従来の技術によるバイト同期機能付デマルチプ
レクサの1例を示す回路図。
【符号の説明】
1−1: パターン検出部 1−2: バイ
ト並列化部 2−1:ツリー型デマルチプレクサ部 2−2: クロ
ック分周部 2−3:バイト並列化リセット部 3−1: シフ
トレジスタ部 3−2:ラッチタイミング生成部 3−3: バイ
トラッチ部 5−1:パターン比較部 S1 :SHDフレーム信号 S2 :SHD
クロック信号 S3 :バイト期間イネーブル信号 S4 :バイト並列化SHDフレーム信号 S5 :パターン検出信号 S6 :SHD
分周クロック信号 S7 :バイト並列化リセット信号 S8 :バイト
蓄積ビット列信号 S9 :ラッチタイミング信号 S10:バイト
並列化リセット信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−169297(JP,A) 特開 平8−340328(JP,A) 特開 平5−300138(JP,A) 特開 平9−181697(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 3/00 - 3/26 H04L 5/22 - 5/26 H03M 9/00 H04L 7/08 JICSTファイル(JOIS)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビット列として表現されたSDHフレーム
    信号と、該SDHフレーム信号に同期するSDHクロッ
    ク信号と、バイト同期機能のイネーブルと、ディスエー
    ブルを指示するバイト同期イネーブル信号とを入力し、
    該バイト同期イネーブル信号がイネーブルのとき、該S
    DHフレーム信号からバイト境界を検出し、検出後に入
    力する該SDHフレーム信号を、検出したバイト境界を
    基準としてバイト単位で並列化して、バイト並列化SD
    Hフレーム信号を出力し、該バイト同期イネーブル信号
    がディスエーブルのとき、該バイト同期イネーブル信号
    がディスエーブルに変化する直前のバイト境界を基準と
    してバイト単位で並列化して、バイト並列化SDHフレ
    ーム信号を出力するバイト同期機能付きデマルチプレク
    サ回路において、バイト同期機能付きデマルチプレクサ
    回路が、該SDHフレーム信号と該SDHクロック信号
    とを入力し、該SDHフレーム信号から、該SDHフレ
    ーム信号のバイト境界を示す4ビット以上のあらかじめ
    決められた固定ビットパターンを検出し、検出したこと
    を示すパターン検出信号を出力するパターン検出部と、
    該SDHフレーム信号と該SDHクロック信号と該バイ
    ト同期イネーブル信号と該パターン検出信号とを入力
    し、該バイト同期イネーブル信号がイネーブルの状態に
    おいて該パターン検出信号が最も新しく検出を示した時
    点を基準として、1バイト分のビット数の該SDHフレ
    ーム信号が入力される毎に、該SDHフレーム信号を1
    バイト幅で並列化し、該バイト並列化SDHフレーム信
    号として出力するバイト並列化部と、から構成されてい
    ることを特徴とするバイト同期機能付きデマルチプレク
    サ回路。
  2. 【請求項2】請求項1のバイト同期機能付きデマルチプ
    レクサ回路において、該バイト並列化部が、1:2デマ
    ルチプレクサをツリー状に組み合わせることによって構
    成され、該SDHフレーム信号を1バイト幅に並列化し
    バイト並列化SDHフレーム信号として出力するツリー
    型デマルチプレクサ部と、該SDHクロック信号を分周
    したSDH分周クロック信号を生成し、該ツリー型デマ
    ルチプレクサ部に供給するクロック分周部と、該バイト
    同期イネーブル信号がイネーブルの状態時に検出を示す
    該パターン検出信号の入力に応じて該バイト並列化リセ
    ット信号を出力し、該クロック分周部の初期化を行うバ
    イト並列化リセット部と、で構成していることを特徴と
    するバイト同期機能付きデマルチプレクサ回路。
  3. 【請求項3】請求項1のバイト同期機能付きデマルチプ
    レクサ回路において、該バイト並列化部が、該SDHフ
    レーム信号のうちパターン検出部に最も新しく入力され
    た1バイト分を蓄積し、バイト蓄積ビット列信号として
    出力するシフトレジスタ部と、1バイト分の該SDHフ
    レーム信号が該バイト並列化部に入力される度にラッチ
    タイミング信号を生成するラッチタイミング生成部と、
    該バイト同期イネーブル信号がイネーブルの状態時に検
    出を示す該パターン検出信号の入力に応じてバイト並列
    化リセット信号を出力し、該ラッチタイミング生成部の
    初期化を行うバイト並列化リセット部と、バイト蓄積ビ
    ット列信号を該ラッチタイミング信号が示すラッチタイ
    ミングでラッチし、バイト並列化SDHフレーム信号と
    して出力するバイトラッチ部と、から構成されることを
    特徴とするバイト同期機能付きデマルチプレクサ回路。
  4. 【請求項4】請求項1のバイト同期機能付きデマルチプ
    レクサ回路において、該パターン検出部が、該SDHフ
    レーム信号のうち該パターン検出部に最も新しく入力さ
    れたkビット分(kは4以上32以下の整数)を蓄積
    し、蓄積されたビット列と、該SDHフレーム信号にお
    いてバイト境界を示すあらかじめ定められた固定ビット
    パターンとを比較し、一致を検出した場合に、該境界を
    検出したことを示す該パターン検出信号を出力すること
    を特徴とするバイト同期機能付きデマルチプレクサ回
    路。
  5. 【請求項5】請求項4のバイト同期機能付きデマルチプ
    レクサ回路において、該パターン検出部が、該SDHフ
    レーム信号の中から、下記の何れかのパターンを検出
    し、該パターンは、“11110110”、もしくは、
    “11110110”をsビット(sは1以上7以下の
    整数)の巡回を行ったパターン、もしくは、“111
    1”、もしくは、“0110”、もしくは、“111
    1”パターンを含み、かつ“11110110111
    1”のパターンに含まれる、5ビット以上かつ7ビット
    以下のパターン、もしくは、“0110”のパターンを
    含み、かつ“011011110110”のパターンに
    含まれる5ビット以上でかつ7ビット以下のパターン、
    もしくは、SDHフレーム信号のフレーム境界を示す9
    ビット以上のパターン、のうち何れか1つのパターンで
    あることを特徴とするバイト同期機能付きデマルチプレ
    クサ回路。
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