JP3411811B2 - 印刷機の刷版装着装置 - Google Patents

印刷機の刷版装着装置

Info

Publication number
JP3411811B2
JP3411811B2 JP02323198A JP2323198A JP3411811B2 JP 3411811 B2 JP3411811 B2 JP 3411811B2 JP 02323198 A JP02323198 A JP 02323198A JP 2323198 A JP2323198 A JP 2323198A JP 3411811 B2 JP3411811 B2 JP 3411811B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
plate cylinder
edge side
tail edge
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP02323198A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11216843A (ja
Inventor
茂生 藤原
勝士 広川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ryobi Ltd filed Critical Ryobi Ltd
Priority to JP02323198A priority Critical patent/JP3411811B2/ja
Publication of JPH11216843A publication Critical patent/JPH11216843A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3411811B2 publication Critical patent/JP3411811B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷機の刷版咥え装
置に関し、特に刷版を押える押え機構に関する。
【0002】
【従来技術およびその課題】実開平6−71130号公
報には、版押えローラの近傍に安全カバーを設けた刷版
自動装着装置が開示されている。この装置は、図18に
示すように、安全カバー201を開いた状態では、ブラ
ケット215が支軸211を中心に時計回り方向に回転
し、これにより、リミットスイッチ216の先端とブラ
ケット215の凹部との当接が解除される。かかる解除
状態が検出されると、版胴202の回転がロックされ
る。したがって、安全カバー201を開けて洗浄作業等
に行なうだけで、オペレータによる作業の安全が確保さ
れる。
【0003】しかし、このような安全カバーを設けた刷
版自動装着装置においては以下の様な問題があった。
【0004】刷版の給版時には版胴202を回転させな
がら行なうので、版胴202のロックを解除する必要が
ある。したがって、図19に示す様に、安全カバー20
1を閉じた状態で作業を行なわなければならない。かか
る安全カバー201は版押えローラ217の近傍に設け
られているので、安全カバー201を閉じた状態では安
全カバー201の一部に刷版が接触し、刷版に傷が入る
おそれがある。また、排版時にも同様に、刷版が安全カ
バー201の一部に引っ掛かり、排版不良のおそれがあ
る。さらに、安全カバー201を閉じた状態で作業を行
なう場合に、安全カバー201のスペースの分だけ、版
胴に接近できるスペースが少なくなる。
【0005】本発明は、上記問題を解決し、刷版の給排
時における作業に支障がなくかつ安全な版押えローラの
安全装置またはその方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】本発明
にかかる印刷機の刷版装着装置においては、版押えロー
ラが版胴から所定距離離れた第1状態から版胴から離れ
る方向に移動した第3状態に移動可能とするとともに、
前記版押えローラが前記第1状態から第3状態になった
ことを検出すると、前記版胴の回転を停止させる停止機
構を備えている。したがって、前記版押えローラが停止
機構の検出子として機能する。これにより、従来の様に
別途検出子を設けることなく、安全に版胴の回転を停止
させることができる。
【0007】本発明にかかる印刷機の刷版装着装置にお
いては、支軸に対して正逆揺動可能に揺動片を設け、こ
の揺動片に刷版を前記版胴に装着する為のローラを保持
させ、前記ローラを前記版胴から所定距離離れた位置に
て保持またはその解除可能としている。そして、停止機
構は、前記ローラが前記版胴から所定距離離れた位置に
保持された状態から離れるように揺動すると、これを検
出して、前記版胴の回転を阻止する。したがって、前記
ローラが停止機構の検出子として機能する。これによ
り、従来の様にローラと別に検出子を設けることなく、
安全に版胴の回転を停止させることができる。
【0008】本発明にかかる印刷機の安全停止方法にお
いては、刷版を版胴に装着する為の版押えローラが前記
版胴から予め設定された距離以上離れた場合にこれを検
出して、前記版胴の回転を停止させる。したがって、前
記版押えローラが停止機構の検出子として機能する。こ
れにより、従来の様に別途検出子を設けることなく、安
全に版胴の回転を停止させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明にかかる印刷機の刷版咥え
装置の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、
本実施形態における刷版咥え装置が設けられた版胴1の
平面図である。図2A、図2B、図3A、および図3B
は、図1に示すU−U方向の矢視断面図であり、刷版5
0を版胴1に巻き付ける動作を示す図である。図4A、
図4Bは図1に示すV−V方向の矢視断面図であり、図
4Cは図1に示すW−W方向の矢視断面図である。図5
A、図5Bは図1に示すX−X方向の矢視断面図であ
り、図6A、図6Bは、図1に示すY-Y方向の矢視断
面図である。図7は、版胴1および周辺機構の平面図で
ある。図8、図9および図10は版胴1の側面図であ
る。図11はエアシリンダ29等の側面図である。図1
2A、図12B、図12Cは、それぞれ咥え側カムシャ
フト51、咥え尻側カムシャフト52、版張り用カムシ
ャフト53の各端部近傍を示す平面一部断面図である。
図13は、版押え機構66近傍を示す側面図である。図
14A、図14B、図14Cは、それぞれ咥え側カムシ
ャフト51、咥え尻側カムシャフト52、版張り用カム
シャフト53の断面拡大図である。
【0010】[版胴1の全体構成]本実施形態における
刷版咥え装置が設けられた版胴1の全体構成について説
明する。図1に示すように、版胴1には胴溝2が形成さ
れており、この胴溝2の内部に咥え側版万力61および
咥え尻側版万力62が設けられている。版胴1は版胴回
転軸1Jを中心に回転するようになっており、この版胴
1の外周面に刷版50が巻き付けられて装着され、印刷
作業が行われる。
【0011】刷版50の咥え側端部50aは、咥え側版
万力61によって保持される。この咥え側版万力61
は、主に咥え側下歯3および咥え側上歯4によって構成
されている(図4参照)。咥え側上歯4が咥え側下歯3
に対して閉じることによって刷版50の咥え側端部50
aを挟み込んで固定する。
【0012】咥え側端部50aが固定された刷版50
は、版胴1の外周面に巻き付けられた後、咥え尻側版万
力62によって咥え尻側側端部50bが保持される。こ
の咥え尻側版万力62は、主として咥え基台としての咥
え尻側下歯6、および開閉部としての咥え尻側上歯7に
よって構成されている(図5、図6参照)。咥え尻側上
歯7が咥え尻側下歯6に対して閉じることによって、咥
え尻側側端部50bを挟んで固定する。
【0013】刷版50の咥え尻側側端部50bを挟み込
んだ後、咥え尻側版万力62は図1に示す矢印92方向
に移動し(図6B参照)、刷版50に対して張力を加
え、刷版50を版胴1の外周面に密着させる。なお、図
2A、図2B、図3A、図3B、図5A、図5B、図6
Aにおいて示されている咥え尻側下歯6の位置が本実施
形態における基準初期位置である。
【0014】[咥え側版万力61の詳細]次に、図1お
よび図4に基づいて、咥え側版万力61の詳細を説明す
る。上述のように、咥え側版万力61は主として咥え側
下歯3および咥え側上歯4によって構成されている。咥
え側下歯3は、図4に示すように版胴1の胴溝2内に設
けられている。
【0015】この咥え側下歯3には、固定ボルト10に
よって、咥え側上歯4が取り付けられている。固定ボル
ト10と咥え側上歯4の間には、座金11が介在してお
り、この座金11は図4A、図4Bに示すように球面形
状を有している。座金11の球面形状に沿って咥え側上
歯4は矢印90、91方向に揺動可能である。
【0016】図4Aに示す状態から、咥え側上歯4の先
端部分が矢印91方向に移動して咥え側空間4Sが閉じ
た状態を図4B、図4Cに示す。なお、図4Cに示すよ
うに、咥え側下歯3内にはコイルバネ12が設けられて
おり、咥え側上歯4を咥え側下歯3に対して開く状態、
すなわち矢印90方向に付勢している。
【0017】また、咥え側下歯3にはカム収容溝13が
形成されており、このカム収容溝13内に咥え側カムシ
ャフト51が回転可能に収容されている。この咥え側カ
ムシャフト51の側面断面図の拡大図を図14Aに示
す。咥え側カムシャフト51は、曲面51Kおよび平面
51Mを備えている。側面断面図において、回転中心P
1から曲面51Kまでの長さL1は、回転中心P1から
平面51Mまでの長さL2よりも長くなるように形成さ
れている。
【0018】図4Aに、咥え側カムシャフト51の平面
51Mが咥え側上歯4の底面に接した状態を示す。この
場合、咥え側上歯4は、コイルバネ12(図4C)によ
って矢印90方向に付勢されている。これにより、咥え
側上歯4と咥え側下歯3との間には咥え側空間4Sが形
成されている。これに対して、図4B、図4Cに咥え側
カムシャフト51が回転し、曲面51Kが咥え側上歯4
の底面に接した状態を示す。咥え側上歯4の底面は曲面
51Kによって押し上げられ、咥え側上歯4は矢印91
方向に閉じている。
【0019】図1に示すように、咥え側カムシャフト5
1の端部にはカップリング14aが設けられている。カ
ップリング14aを介して咥え側カムシャフト51は連
結軸56に接続されている。
【0020】図12Aに、連結軸56周辺の詳細拡大図
を示す。連結軸56は版胴側壁1aの外側まで回転可能
な状態で貫通している。連結軸56には咥え側開閉用ア
ーム25が一体的に固定されている。咥え側開閉用アー
ム25にはピン45a、45bによってコロ44a、4
4bが回転可能に取付けられている。
【0021】一方、図7に示すように、印刷機フレーム
67aにはエアシリンダ47が固定されている。エアシ
リンダ47のロッド47Hは、図8に示す矢印96、9
7方向に移動可能である。ロッド47Hの移動軌道上
に、咥え側開閉用アーム25のコロ44bが位置する場
合、ロッド47Hの矢印96方向への移動によってコロ
44bは押圧される。これによって連結軸56、咥え側
カムシャフト51は回転し、咥え側上歯4は図4Aに示
す状態から図4B、図4Cに示す状態に閉じる。
【0022】また、ロッド47Hの移動軌道上に、咥え
側開閉用アーム25のコロ44aが位置する場合、ロッ
ド47Hの矢印96方向への移動によってコロ44aは
押圧される。これによって連結軸56、咥え側カムシャ
フト51は回転し、咥え側上歯4は図4B、図4Cに示
す状態から図4Aに示す状態に開く。
【0023】[咥え尻側版万力62の詳細]次に、咥え
尻側版万力62の詳細を図1、図5および図6に基づい
て説明する。上述のように、咥え尻側版万力62は主と
して咥え尻側下歯6および咥え尻側上歯7によって構成
されている。図1に示すように、咥え尻側下歯6には複
数箇所に支点ブロック15が固定されている。この支点
ブロック15には回動中心点としてのピン16が設けら
れている。ピン16に対して咥え尻側上歯7が矢印9
0、91方向(図5、図6参照)に回転可能に取り付け
られている。
【0024】なお、咥え尻側上歯7の矢印90方向への
回動が本実施形態における閉じ移動であり、咥え尻側上
歯7の矢印91方向への回動が本実施形態における開き
移動である。
【0025】図5A、図5Bに示すように、咥え尻側下
歯6と咥え尻側上歯7との間には、開きバネ17が設け
られており、この開きバネ17は咥え尻側上歯7を矢印
91方向に付勢している。咥え尻側上歯7には、背面側
に複数のボルト19が固定されている。
【0026】一方、支点ブロック15には、咥え尻側カ
ムシャフト52が回転可能に位置している。図14Bに
咥え尻側カムシャフト52の側面拡大断面図を示す。咥
え尻側カムシャフト52は、曲面52Kおよび平面52
Mを備えている。側面断面図において、回転中心P2か
ら曲面52Kまでの長さL3は、回転中心P1から平面
52Mまでの長さL4よりも長くなるように形成されて
いる。
【0027】図5Aに、咥え尻側カムシャフト52の平
面52Mがボルト19に当接した状態を示す。この場
合、咥え尻側上歯7は開きバネ17によって矢印91方
向に付勢されている。これにより、咥え尻側上歯7は咥
え尻側下歯6に対して開いた状態に位置する。咥え尻側
上歯7が開いた状態に位置することによって、咥え尻側
上歯7の上歯面7Mと、咥え尻側下歯6の下歯面6Mと
の間には、挿入空間である咥え尻側空間7Sが形成され
る。
【0028】なお、上歯面7M、下歯面6Mは、刷版5
0の咥え尻側端部50bに直接、接して圧力を加える部
分であり、上歯面7Mは本実施形態における開閉押え
面、下歯面6Mは本実施形態における基台面である。
【0029】図5B、図6A、Bに、咥え尻側カムシャ
フト52が図5Aに示す状態から回転し、曲面52Kが
ボルト19に接した状態を示す。曲面52Kによってボ
ルト19は押圧され、咥え尻側上歯7はピン16を中心
に矢印90方向に閉じている。
【0030】図1に示すように、咥え尻側カムシャフト
52の端部にはカップリング14bが設けられており、
このカップリング14bを介して咥え尻側カムシャフト
52は連結軸57に接続されている。図12Bに連結軸
57周辺の詳細拡大図を示す。連結軸57は、版胴側壁
1bの外側まで回転可能な状態で貫通している。連結軸
57には咥え尻側開閉用アーム26が一体的に固定され
ている。
【0031】一方、図7に示すように、印刷機フレーム
67bにはエアシリンダ58が固定されている。エアシ
リンダ58のロッド48には、スプリング47によって
アーム46が接続されている(図7、図9参照)。この
アーム46は、シャフト33に回転可能に取り付けられ
ている。なお、シャフト33は、図7に示すように印刷
機フレーム67a、67bに支持されている。
【0032】シャフト33に取り付けられたアーム46
先端には、ピン69によってコロ68が回転可能に設け
られている。エアシリンダ58のロッド48が図9に示
す矢印98方向に移動した場合、アーム46はシャフト
33を中心として矢印91方向に回動する。エアシリン
ダ58のロッド48が図9に示す矢印99方向に移動し
た場合、スプリング47を介してアーム46は連動し、
アーム46はシャフト33を中心として矢印90方向に
回動する。
【0033】コロ68の移動軌道上に、咥え尻側開閉用
アーム26のアーム端26aが位置する場合、コロ68
の矢印91方向への移動によってアーム端26aは押圧
される。これによって連結軸57、咥え尻側カムシャフ
ト52は回転し、咥え尻側上歯7は、図5Aに示す状態
から図5B、図6A、図6Bに示す状態に閉じる。
【0034】また、コロ68の移動軌道上に、咥え尻側
開閉用アーム26のアーム端26bが位置する場合、コ
ロ68の矢印90方向への移動によってアーム端26b
は押圧される。これによって連結軸57、咥え尻側カム
シャフト52は回転し、咥え尻側上歯7は図5B、図6
A、図6Bに示す状態から図5Aに示す状態に開く。
【0035】図5および図6に示すように、版胴1に形
成された胴溝2内には、収容溝18が形成されている。
そして、この収容溝18に咥え尻側下歯6の突出部6T
が挿入され、咥え尻側下歯6は矢印92、93方向に移
動自在になっている。図6に示すように、胴溝2の内壁
と咥え尻側下歯6との間には、コイルバネ28が設けら
れている。このコイルバネ28によって、咥え尻側下歯
6は矢印92方向に付勢されている。
【0036】咥え尻側下歯6が矢印92、93方向に移
動した場合、咥え尻側上歯7、支点ブロック15等も一
体的に移動する。なお、上述のように、咥え尻側カムシ
ャフト52は、カップリング14bを介して連結軸57
に接続されている。このため、咥え尻側カムシャフト5
2が矢印92、93方向に移動した場合でも、介在する
カップリング14bによって連結軸57の回転は確実に
咥え尻側カムシャフト52に伝達される。
【0037】また、咥え尻側下歯6の底部には、咥え尻
側下歯凹部5が形成されている。そして、咥え尻側下歯
凹部5には版張り用カムシャフト53が位置している。
この版張り用カムシャフト53の側面断面図の詳細を図
14Cに示す。版張り用カムシャフト53は、曲面53
Kおよび平面53Mを備えている。側面断面図におい
て、回転中心P3から曲面53Kまでの長さL5は、回
転中心P3から平面53Mまでの長さL6よりも長くな
るように形成されている。
【0038】図5A、図5B、図6Aに、版張り用カム
シャフト53の曲面53Kが、咥え尻側下歯凹部5の内
壁に当接した状態を示す。この場合、咥え尻側下歯6
は、版張り用カムシャフト53によって矢印92方向へ
の移動が阻止される。
【0039】これに対して、図6Bに、版張り用カムシ
ャフト53が回転し、平面53Mが咥え尻側下歯凹部5
の一面とほぼ平行な状態になると、咥え尻側下歯6は移
動が阻止されている状態から解除され、コイルバネ28
の付勢を受けて矢印92方向に移動し、一面が平面53
Mに当接して停止する。
【0040】図1に示すように、版張り用カムシャフト
53は版胴側壁1bの外側まで、回転可能な状態で貫通
している。版張り用カムシャフト53には版張り用アー
ム27が一体的に固定されている。この版張り用アーム
27にはピン45c、45dによってコロ44c、44
dが回転可能に取付けられている。図12Cに、版張り
用カムシャフト53の周辺の詳細拡大図を示す。
【0041】上述のロッド47Hの移動軌道上に、版張
り用アーム27のコロ44cが位置する場合、ロッド4
7Hの矢印96方向への移動によってコロ44cは押圧
される。これによって、版張り用カムシャフト53は回
転し、咥え尻側下歯6は図5A、図5Bおよび図6Aに
示す状態から、図6Bに示す状態に移動する。
【0042】また、ロッド47Hの移動軌道上に、版張
り用アーム27のコロ44dが位置する場合、ロッド4
7Hの矢印96方向への移動によってコロ44dは押圧
される。これによって版張り用カムシャフト53は回転
し、咥え尻側下歯6は図5Bに示す状態から図5A、図
5Bおよび図6Aに示す状態に移動する。
【0043】[刷版50の押え機構の詳細]刷版50が
版胴1の外周面に巻き付けられる際、刷版50はローラ
35によって版胴1の外周面に押え付けられ、確実に密
着するよう装着される(図3A、図3B参照)。また、
刷版50が版胴1の外周面に巻き付けられた後、刷版5
0の咥え尻側側端部50bは、案内部としてのブレード
39によって押し込まれ、咥え尻側空間7Sに導かれる
(図3A、B参照)。
【0044】このローラ35、ブレード39を動作させ
るための押え機構の詳細を図7、図11および図13に
基づいて説明する。図7に示すように、印刷機フレーム
67a、67bに回転可能に支持されたシャフト33の
一端には、アーム32が一体的に固定されている。
【0045】また、印刷機フレーム67bにはエアシリ
ンダ29が設けられている。エアシリンダ29は、図1
1に示すように回動軸29Jに保持されており、矢印9
0、91方向に回動可能になっている。エアシリンダ2
9のロッド30とアーム32とは、ピン31によって接
続されている。したがって、エアシリンダ29が作動し
て、ロッド30が矢印96、97方向に移動すると、シ
ャフト33は矢印91、90方向に回動する。なお、エ
アシリンダ29のロッド30は、矢印96方向に移動す
る際、第1位置30a、または第2位置30bの二段階
的に停止するよう制御される。
【0046】図7に示すように、シャフト33には印刷
機フレーム67a、67b間の両側にそれぞれリンク3
4が回転可能に保持されている。そして、この2つのリ
ンク34の間にはベアリング(図示せず)を介して回転
可能にローラ35が支持されている。
【0047】また、リンク34の外側にはそれぞれアー
ム36が位置している。この2つのアーム36は、シャ
フト33に固定されている。ローラ35が回転可能に保
持されているリンク34は、アーム36が図15Aにお
いて、版胴1に近づく方向(矢印133方向)に揺動す
るとこれに連動して揺動し、アーム36とは無関係に図
13矢印90方向に揺動可能である。なお、図15A
は、図13とは逆側からの矢視図であり、ブレード39
は省略されている。
【0048】リンク34とアーム36との関係について
図16A,図16Bを用いて説明する。なお、本実施形
態においてはシャフト33が支軸に、リンク34が揺動
片に該当する。
【0049】アーム36には、支持ピン37が図7、図
16Aに示すように、突出するように固定されている。
リンク34には、図7、図16Bに示すように、係止バ
ー43が固定されている。アーム36とリンク34との
間には、図7に示すように、リンク34がアーム36か
ら離れる方向に付勢するネジリコイルバネ49がシャフ
ト33に取り付けられている。これにより、リンク34
は図7に示すネジリコイルバネ49によって版胴1に接
近する方向(図15Aの矢印133方向)に付勢され
る。なお、コイルバネ49による付勢力は、係止バー4
3が支持ピン37に係合して図15Aに示すように版胴
1から所定距離αだけ離れた位置で保持される。
【0050】なお、図13においては、係止バー43の
位置は、シャフト33を挟んでローラ35と逆側に記載
されているが、これは、図13に示す状態から見た場合
に形状が分るようにしたものであり、リンク34や支持
ピン37との位置関係は図15Aに示す状態が正しい状
態である。
【0051】各アーム36とリンク38の関係について
説明する。図16Aに示すように、支持ピン37を中心
としてリンク38が時計回り方向または反時計回り方向
に回転可能に支持されている。そして、2つのリンク3
8の間にはプレート40が固定されており、このプレー
ト40にはさらにブレード39が固定されている。
【0052】アーム36とリンク38との間には圧縮ス
プリング41が設けられている。これにより、リンク3
8は図13に示す矢印91方向に付勢される。また、ア
ーム36には調整ネジ42が螺入、貫通しており、この
調整ネジ42にリンク38が当接し、矢印91方向への
回動を制限されている。したがって、調整ネジ42を回
転調整することによって、アーム36に対するリンク3
8の角度を制御することができる。
【0053】[刷版50の巻き付け動作の詳細]以上の
ような機構によって、刷版50が版胴1の外周面に巻き
付けられる過程を図2、図3に基づいて説明する。
【0054】まず、咥え側上歯4が咥え側下歯3に対し
て開いた状態で咥え側空間4S(図4A)に刷版50の
咥え側端部50aを挿入する。図2Aに、刷版50Sに
咥え側端部50aを挿入した状態を示す。
【0055】この後、オペレータは操作開始スイッチ
(図示せず)を押す。この操作にしたがってエアシリン
ダ47が作動し、エアシリンダ47のロッド47Hが図
8矢印96方向に移動する。このとき、咥え側開閉用ア
ーム25のコロ44bがロッド47Hの軌道上に位置す
るような角度で版胴1は停止している。したがって、エ
アシリンダ47のロッド47Hは、咥え側開閉用アーム
25のコロ44bを押圧する(図8参照)。これによっ
て連結軸56、咥え側カムシャフト51が回転し、咥え
側カムシャフト51の曲面51Kが咥え側上歯4底面を
押し上げ、咥え側上歯4は矢印91方向に閉じて刷版5
0の咥え側端部50aを挟み込む(図4A、図4B参
照)。
【0056】刷版50の咥え側端部50aを挟み込んで
固定した後、オペレータは再度、操作開始スイッチを押
す。これにしたがって、版胴1は矢印90方向への回転
を開始する。また、エアシリンダ29が作動し、ロッド
30が図11に示す矢印96方向に移動する。なおこの
場合、ロッド30は第1位置30a(図11)で停止す
る。
【0057】エアシリンダ29の作動によってシャフト
33が回転すると、既に説明したように、アーム36が
連動して回転する。これにより、リンク34を保持して
いた支持ピン37も版胴1に近づく方向に移動する。し
たがって、支持ピン37によって保持されていたリンク
34も同様に移動する。これにより、図2Bに示すよう
にローラ35が版胴1に向けて移動し、刷版50を版胴
1の外周面に押し付ける。この場合、上述のネジリコイ
ルバネ49が圧縮され、ローラ35はネジリコイルバネ
49の付勢を受けて版胴1の外周面に十分に押し付けら
れる。また版胴1に隣接するゴム胴8も版胴1に向けて
移動し、刷版50を版胴1の外周面に押し付ける。
【0058】このように、ゴム胴8、ローラ35が刷版
50を版胴1の外周面に押し付けた状態で版胴1が回転
するため、刷版50は確実に版胴1の外周面に密着して
装着され、図3Aに示す状態に至る。この段階におい
て、咥え尻側上歯7は矢印91方向に回動して開いてお
り、咥え尻側下歯6との間に咥え尻側空間7Sが形成さ
れている。
【0059】版胴1は図3Aに示す位置に達した時点で
回転を停止し、エアシリンダ29が再度、作動して、ロ
ッド30は、図11に示す第1位置30aから第2位置
30bまで移動する。これによって、シャフト33はさ
らに回動し、ブレード39は図3に示す矢印91方向に
移動し、刷版50の咥え尻側端部50bを咥え尻側下歯
6に向けて矢印100方向(図3B)に押し込む。
【0060】ここで、咥え尻側上歯7の回転軸となるピ
ン16は、咥え尻側下歯6の下歯面6Mの近傍に位置す
るものではなく、下歯面6Mから離れた箇所に位置して
いる。このため、咥え尻側上歯7が矢印91方向に開い
たとき、咥え尻側上歯7の上歯面7Mは、下歯面6Mか
ら大きく退避して、咥え尻側空間7Sが広く確保され
る。したがって、ブレード39によって刷版50の咥え
尻側端部50bは確実に咥え尻側下歯6内に押し込まれ
る。
【0061】また、本実施形態においては、ピン16は
咥え尻側上歯7の上歯面7Mから、ブレード39によっ
て咥え尻側端部50bが押し込まれる方向(すなわち図
3Bに示す矢印100方向)に離れた箇所に位置してい
る。このため、咥え尻側上歯7が矢印91方向に開いた
とき咥え尻側上歯7の上歯面7Mは、刷版50の咥え尻
側端部50b先端の挿入軌跡L9よりも後方に退いた状
態に位置する。このため、咥え尻側端部50bを咥え尻
側空間7Sに押し込む際、咥え尻側上歯7が障害となる
ことはない。
【0062】ブレード39が咥え尻側端部50bを押し
込んだ際、上述のスプリング41が圧縮され、ブレード
39はスプリング41の付勢を受けて咥え尻側下歯6に
十分に押し付けられる。これによって、刷版50の咥え
尻側端部50bは一旦、咥え尻側下歯6とブレード39
との間に挟み込まれて保持される。この後、エアシリン
ダ58が作動しコロ68が図9に示す矢印91方向に移
動する。
【0063】このとき、咥え尻側開閉用アーム26のア
ーム端26aがコロ68の軌道上に位置するような角度
で版胴1は停止している。したがって、コロ68は咥え
尻側開閉用アーム26のアーム端26aを押圧する(図
8参照)。これによって連結軸57、咥え尻側カムシャ
フト52が回転し、咥え尻側カムシャフト52の曲面5
2Kがボルト19を押圧し、咥え尻側上歯7は矢印90
方向に閉じて刷版50の咥え尻側端部50bを挟み込む
(図5B参照)。
【0064】以上のように、咥え尻側下歯6とブレード
39との間で刷版50の咥え尻側端部50bが挟み込ま
れ保持された状態で、咥え尻側上歯7が閉じる。したが
って、咥え尻側下歯6と咥え尻側上歯7との間で確実に
咥え尻側端部50bを挟み込んで固定することができ
る。
【0065】咥え尻側端部50bを固定した後、エアシ
リンダ29がオフになり、ロッド30は図11に示す矢
印97方向に移動して収納され、ローラ35、ブレード
39は図2Aに示す位置に復帰する。上述のエアシリン
ダ47が作動し、エアシリンダ47のロッド47Hが図
10に示す矢印96方向に移動する。このとき、版胴1
は、版張り用アーム27のコロ44cがロッド47Hの
軌道上に位置するような角度で、停止している。したが
って、エアシリンダ47のロッド47Hは、版張り用ア
ーム27のコロ44cを押圧する(図10参照)。これ
によって版張りカムシャフト53が回転し、版張りカム
シャフト53の平面53Mが咥え尻側下歯凹部5の一面
とほぼ平行な状態に位置する。これに基づいて、咥え尻
側下歯6はコイルバネ28の付勢を受け矢印92方向に
移動する。咥え尻側下歯6が咥え側上歯4との間で刷版
50の咥え尻側端部50bを挟み込み保持したままの状
態で移動することによって、刷版50には張力が加えら
れ、刷版50は版胴1の外周面に密着する。
【0066】[刷版50の取り外し動作の詳細]刷版5
0を版胴1から取り外す場合は、図10に示す版張り用
アーム27のコロ44dをエアシリンダ47のロッド4
7Hの軌道上に位置させ、エアシリンダ47を作動させ
る。これによって版張り用カムシャフト53が図6Aに
示す状態から図6Bに示す状態に回転し、咥え尻側下歯
6が矢印93方向に移動して、刷版50に加えられた張
力を解除する。
【0067】次に、図9に示す咥え尻側開閉用アーム2
6のアーム端26bをアーム46のコロ68の軌道上に
位置させ、エアシリンダ58を作動させる。これによっ
て連結軸57、咥え尻側開閉用カムシャフト52が図5
Bに示す状態から図5Aに示す状態に回転し、咥え尻側
上歯7が矢印91方向に開いて刷版50の咥え尻側端部
50bを開放する。
【0068】そして、版胴1を回転させて、図8に示す
咥え側開閉用アーム25のコロ44aをエアシリンダ4
7のロッド47Hの軌道上に位置させ、エアシリンダ4
7を作動させる。これによって連結軸56、咥え側開閉
用カムシャフト51が図4Bに示す状態から図4Aに示
す状態に回転し、咥え側上歯4が矢印90方向に開いて
刷版50の咥え側端部50aを開放する。以上のように
して、刷版50を版胴1から取り外す。
【0069】[版胴の安全停止機構の詳細]つぎに、版
胴の安全停止機構について図15A,図15Bを用いて
説明する。本実施形態においては、図15Aに示すよう
に版押えローラであるローラ35が版胴1より所定距離
αだけ離れた状態から、より離れる方向に揺動した場合
には、版胴1の回転を停止させる安全停止機構が設けら
れている。
【0070】既に説明したように、ローラ35を支持す
るリンク34は、ネジリコイルバネ49(図7参照)に
よって、版胴1に接近する方向(図15矢印133方
向)に付勢されている。これにより、リンク34は、ア
ーム36が版胴1に近づく方向に揺動するとこれに連動
して揺動する。一方、図15Aに示すローラ35の保持
状態は、支持ピン37と係止バー43が係止されること
により、状態保持されているだけであるので、リンク3
4はアーム36とは無関係に版胴1から離れる方向(図
15A矢印134方向)に揺動可能である。
【0071】図15Bに示す様に、リンク34が矢印1
34方向に揺動すると、カム検出片119がピン117
を中心に矢印133方向に回転する。ピン117には、
図16に示すように、カム検出片119と凹部115a
が形成されたカム115が固定されている。カム115
がピン117によって、図15B矢印133方向に回転
すると、凹部115aとリミットスイッチ120の先端
120aが押圧される。リミットスイッチ120は版胴
ロック機構(図示せず)に接続されており、かかる押圧
を検知すると版胴1の回転がロックされる。
【0072】なお、カム115には動作片118が固定
されており、動作片118にはスプリング113で引張
り付勢されているので、ローラ35が図15Aに示す状
態に戻れば、カム115は図15B矢印134方向に回
転し、カム115によるリミットスイッチ120の先端
120aの押圧は解除される。
【0073】このように、本実施形態においては、版胴
1からローラ35が所定距離αだけ離れた第1状態か
ら、ローラ35が版胴からより離れる方向に移動した第
3状態となると、安全停止機構が機能する。すなわち、
ローラ35は版押えローラであるとともに、安全停止機
構の検出子としても機能する。
【0074】[その他の実施形態]本発明にかかる印刷
機の刷版咥え装置は、上記実施形態に例示されたものに
限定されない。たとえば、上記実施形態においては、咥
え基台として咥え尻側下歯6を例示し、開閉部として咥
え尻側上歯7を例示した。しかし、開閉部の開き移動に
よって挿入空間が形成され、基準初期位置に咥え基台が
位置したままの状態で開閉部が閉じ移動し、挿入空間に
挿入された刷版の端部近傍を挟み込んで固定するもので
あれば他の構成を採用してもよい。
【0075】また、咥え尻側上歯7がピン16を中心に
回動することによって閉じ移動、または開き移動する機
構を例示したが、たとえば咥え尻側上歯7が直線的に移
動することによって咥え基台に対して開閉する構成など
を用いてもよい。
【0076】さらに、案内部としてブレード39を例示
したが、刷版の端部近傍を挿入空間に導くものであれば
他の形状、構造のものを採用してもよい。また、上記実
施形態においては、ブレード39は刷版の端部近傍を押
圧することによって挿入空間に導いているが、実質的に
刷版の端部近傍を挿入空間に導くものであれば、他の構
成を用いることもできる。たとえばエアの噴きつけや吸
引等によって刷版の端部近傍を挿入空間に導いてもよ
い。
【0077】また、上記実施形態では、ピン16は咥え
尻側上歯7の上歯面7Mから、ブレード39によって咥
え尻側端部50bが押し込まれる方向(すなわち図3B
に示す矢印100方向)に離れた箇所に位置している。
しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、咥え
尻側上歯7が開き移動したとき上歯面7Mが大きく退避
するものである限り、他の構成を用いてもよい。
【0078】なお、ローラ35を安全停止機構の検出子
としても機能させるために、図15Aに示す様な構造を
採用したが、ローラ35が所定距離離れた状態から、版
胴1より離れる方向に揺動した場合には、これを検出で
きる機構であればどの様なものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる印刷機の刷版咥え装置の一実施
形態が設けられた版胴を示す平面図である。
【図2】図2A、図2Bは、図1に示すU−U方向の矢
視断面図であり、刷版50を版胴1に装着する手順を示
す。
【図3】図3A、図3Bは、図1に示すU−U方向の矢
視断面図であり、刷版50を版胴1に装着する手順を示
す図である。
【図4】図4A、図4Bは図1に示すV−V方向の矢視
断面図であり、図4Cは図1に示すW−W方向の矢視断
面図である。
【図5】図5A、図5Bは図1に示すX−X方向の矢視
断面図である。
【図6】図6A、図6Bは図1に示すY−Y方向の矢視
断面図である。
【図7】版胴1および周辺機構の平面図である。
【図8】エアシリンダ47、版胴1の側面図である。
【図9】エアシリンダ58、版胴1の側面図である。
【図10】エアシリンダ47、版胴1の側面図である。
【図11】エアシリンダ29等の側面図である。
【図12】図12A、図12B、図12Cは、それぞれ
咥え側カムシャフト51、咥え尻側カムシャフト52、
版張り用カムシャフト53の各端部近傍を示す平面一部
断面図である。
【図13】版押え機構66近傍を示す側面図である。
【図14】図14A、図14B、図14Cは、それぞれ
咥え側カムシャフト51、咥え尻側カムシャフト52、
版張り用カムシャフト53の断面拡大図である。
【図15】ローラ35の揺動を説明するための要部拡大
図である。
【図16】アーム36とリンク34の関係を説明するた
めの要部拡大図である。
【図17】カム検出片119近傍の要部側面図である。
【図18】従来の刷版自動装着装置を示す要部断面図で
ある。
【図19】従来の刷版自動装着装置を示す要部断面図で
ある。
【符号の説明】
1・・・・・版胴 6・・・・・咥え尻側下歯 6M・・・・・下歯面 7・・・・・咥え尻側上歯 7M・・・・・上歯面 7S・・・・・咥え尻側空間 16・・・・・ピン 39・・・・・ブレード 50・・・・・刷版
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41F 27/12 B41F 33/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】版胴から所定距離離れた第1状態、前記第
    1状態から版胴に接近する方向に移動して刷版を版胴に
    装着可能な第2状態、の何れかの状態に切替可能な版押
    えローラ、 前記第1状態、第2状態の何れの状態からでも、前記版
    押えローラが前記所定距離より版胴から離れる方向に移
    動したことを検出すると、版胴の回転を停止させる停止
    機構、 を備えたことを特徴とする印刷機の刷版装着装置。
  2. 【請求項2】版胴の軸方向に平行に設けられた支軸、 前記支軸に対して正逆揺動可能に設けられた揺動片、 前記揺動片に保持され、刷版を前記版胴に装着する為の
    ローラ、 前記揺動片を前記版胴に接近する方向に付勢する付勢機
    構、 前記付勢機構に抗して、前記ローラを前記版胴から所定
    距離離れた位置にて保持可能な位置保持機構、 前記ローラが前記版胴から所定距離離れた位置に保持さ
    れた状態から、より前記版胴から離れるように揺動する
    と、これを検出して、前記版胴の回転を阻止する停止機
    構、 を備えた印刷機の刷版装着装置であって、 前記揺動片は、前記位置保持機構が版胴に近づく方向に
    揺動するとこれに連動して揺動し、かつ、前記位置保持
    機構とは無関係に版胴から離れる方向に移動可能であ
    る、 ことを特徴とする印刷機の刷版装着装置。
JP02323198A 1998-02-04 1998-02-04 印刷機の刷版装着装置 Expired - Fee Related JP3411811B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02323198A JP3411811B2 (ja) 1998-02-04 1998-02-04 印刷機の刷版装着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02323198A JP3411811B2 (ja) 1998-02-04 1998-02-04 印刷機の刷版装着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11216843A JPH11216843A (ja) 1999-08-10
JP3411811B2 true JP3411811B2 (ja) 2003-06-03

Family

ID=12104858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02323198A Expired - Fee Related JP3411811B2 (ja) 1998-02-04 1998-02-04 印刷機の刷版装着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3411811B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006167922A (ja) * 2004-12-10 2006-06-29 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 印刷機
JP5399341B2 (ja) * 2010-08-18 2014-01-29 リョービ株式会社 印刷機の版調整方法及び版調整装置
JP7258639B2 (ja) * 2019-04-25 2023-04-17 リョービMhiグラフィックテクノロジー株式会社 版押え装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11216843A (ja) 1999-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2826191B2 (ja) 版板を交換するための装置
JPH03187748A (ja) 版板を自動的に交換するための方法と装置
JPH04353450A (ja) 版胴への刷版装着装置
JP3411811B2 (ja) 印刷機の刷版装着装置
JP3754777B2 (ja) インターロック装置
JP4176842B2 (ja) 輪転印刷機の版胴から取り外された版板を引き取り、保持するための装置
JPH05318901A (ja) 孔版印刷機の排版装置
JPH1120131A (ja) 印刷機の刷版咥え装置
EP0546512B1 (en) Sheet gripper assembly
EP1541349B1 (en) Plate removing apparatus
US4502388A (en) Plate holding devices for offset duplicator
JPH03176151A (ja) 印刷機の刷版保持装置
JP3071399B2 (ja) クランプ
JPS6336949B2 (ja)
JPS584628B2 (ja) 印刷機におけるマスタクランプの制御装置
JP2001171087A (ja) 回転体の保護装置
EP1127689B1 (en) Printing machine
EP0595761B1 (en) Plate clamping device for offset press
JPH07276610A (ja) 印刷機の安全装置
EP0595760B1 (en) Plate clamping device for offset press
EP0595762A1 (en) Plate clamping device for offset press
JP3189017B2 (ja) 印刷機の版万力装置
JP2544116Y2 (ja) コンバインにおけるカバー体構成
KR930003548B1 (ko) 카메라용 셔터 개폐장치
JP3202480B2 (ja) デフレクタ機構を有するプリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080320

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090320

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090320

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100320

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100320

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110320

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110320

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120320

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120320

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130320

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130320

Year of fee payment: 10

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees