JP3411650B2 - 潤滑油組成物 - Google Patents
潤滑油組成物Info
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- JP3411650B2 JP3411650B2 JP34428193A JP34428193A JP3411650B2 JP 3411650 B2 JP3411650 B2 JP 3411650B2 JP 34428193 A JP34428193 A JP 34428193A JP 34428193 A JP34428193 A JP 34428193A JP 3411650 B2 JP3411650 B2 JP 3411650B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は潤滑油組成物に関し、さ
らに詳しくは食品衛生上安全であり、潤滑性，酸化安定
性に優れ、食品加工に用いる機械、器具に適用するに好
ましい潤滑油組成物に関する。
らに詳しくは食品衛生上安全であり、潤滑性，酸化安定
性に優れ、食品加工に用いる機械、器具に適用するに好
ましい潤滑油組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から農産物、畜産物、水産物等の原
材料を食品に加工する場合、種々の食品加工機械が利用
されており例えば、農産物加工では製粉機械、醸造機
械、製パン機械、製菓機械など、畜産物加工では牛乳加
工機械、乳製品製造機械など、水産物加工では魚肉加工
機械などがあり、その他食品添加物、医薬品の製造機械
など食品、医薬品製造に際し幅広く種々の機械が利用さ
れている。従来これらの加工機械には潤滑油として、鉱
物油や流動パラフィンなどの鉱物系油、牛脂、豚脂等の
動物系油脂などが用いられている。しかしながら、鉱物
系油を使用した場合、機械の運転中に回転部分からの食
品への飛散や混入が起こった場合、食品衛生上好ましく
なく、液状植物系油や動物系油は食品衛生上は安全であ
るものの、オレイン酸、リノ−ル酸などの不飽和脂肪酸
を多く含んでいるので酸化安定性に劣るという欠点を有
している。これらの欠点を改善するために特開平２−２
０９９９５号公報には炭素数５〜２１の直鎖アルキル基
を有するトリグリセリドを必須成分とし、炭素数１２〜
２２の脂肪酸を配合してなる食品加工機械用潤滑油組成
物が開示されている。このものは食品衛生や酸化安定性
という点はみたしているものの、低粘度の中鎖脂肪酸ト
リグリセリドを基油としているため、粘度が低すぎて短
時間で潤滑油ぎれになったり、発煙したりする等の問題
があるので使用しづらいという欠点がある。また特開平
４−３１４７９１号公報には中鎖飽和脂肪酸ポリグリセ
リド及び／又は中鎖飽和脂肪酸と長鎖飽和脂肪酸との混
合脂肪酸ポリグリセリドと、場合により中鎖脂肪酸トリ
グリセリドとを含有して成る食品機械用油脂組成物が開
示されている。ポリグリセリンはグリセリンの加熱重合
生成物を必要により低沸点物を分離して得られるもの
で、その水酸基価よりテトラグリセリン、ヘキサグリセ
リン、デカグリセリンに分類されるものである。これら
ポリグリセリンは、加熱重合する際に苛性ソーダなどを
触媒として２６０〜２８０℃の高温で長時間反応して得
られるために多量の副生成物を含むものである。また、
これらポリグリセリンは粘度および沸点が非常に高いの
で精製が困難であり、せいぜい低沸点物を除去すること
しかできない。それゆえ、特開平４ー３１４７９１号公
報に開示されている、食品機械用油脂組成物は、前記の
欠点であった粘度特性は改善されているもののポリグリ
セリンが含有する副生成物のために酸化安定性に劣ると
いう問題がある。
材料を食品に加工する場合、種々の食品加工機械が利用
されており例えば、農産物加工では製粉機械、醸造機
械、製パン機械、製菓機械など、畜産物加工では牛乳加
工機械、乳製品製造機械など、水産物加工では魚肉加工
機械などがあり、その他食品添加物、医薬品の製造機械
など食品、医薬品製造に際し幅広く種々の機械が利用さ
れている。従来これらの加工機械には潤滑油として、鉱
物油や流動パラフィンなどの鉱物系油、牛脂、豚脂等の
動物系油脂などが用いられている。しかしながら、鉱物
系油を使用した場合、機械の運転中に回転部分からの食
品への飛散や混入が起こった場合、食品衛生上好ましく
なく、液状植物系油や動物系油は食品衛生上は安全であ
るものの、オレイン酸、リノ−ル酸などの不飽和脂肪酸
を多く含んでいるので酸化安定性に劣るという欠点を有
している。これらの欠点を改善するために特開平２−２
０９９９５号公報には炭素数５〜２１の直鎖アルキル基
を有するトリグリセリドを必須成分とし、炭素数１２〜
２２の脂肪酸を配合してなる食品加工機械用潤滑油組成
物が開示されている。このものは食品衛生や酸化安定性
という点はみたしているものの、低粘度の中鎖脂肪酸ト
リグリセリドを基油としているため、粘度が低すぎて短
時間で潤滑油ぎれになったり、発煙したりする等の問題
があるので使用しづらいという欠点がある。また特開平
４−３１４７９１号公報には中鎖飽和脂肪酸ポリグリセ
リド及び／又は中鎖飽和脂肪酸と長鎖飽和脂肪酸との混
合脂肪酸ポリグリセリドと、場合により中鎖脂肪酸トリ
グリセリドとを含有して成る食品機械用油脂組成物が開
示されている。ポリグリセリンはグリセリンの加熱重合
生成物を必要により低沸点物を分離して得られるもの
で、その水酸基価よりテトラグリセリン、ヘキサグリセ
リン、デカグリセリンに分類されるものである。これら
ポリグリセリンは、加熱重合する際に苛性ソーダなどを
触媒として２６０〜２８０℃の高温で長時間反応して得
られるために多量の副生成物を含むものである。また、
これらポリグリセリンは粘度および沸点が非常に高いの
で精製が困難であり、せいぜい低沸点物を除去すること
しかできない。それゆえ、特開平４ー３１４７９１号公
報に開示されている、食品機械用油脂組成物は、前記の
欠点であった粘度特性は改善されているもののポリグリ
セリンが含有する副生成物のために酸化安定性に劣ると
いう問題がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、食品衛生上
安全であるとともに、酸化安定性や着色安定性に優れ、
潤滑性や粘性が良好で加工機械・器具、特に食品加工機
械・器具のチェ−ンやシャフトなどの駆動部に使用され
る潤滑油組成物を提供することを目的としてなされたも
のである。
安全であるとともに、酸化安定性や着色安定性に優れ、
潤滑性や粘性が良好で加工機械・器具、特に食品加工機
械・器具のチェ−ンやシャフトなどの駆動部に使用され
る潤滑油組成物を提供することを目的としてなされたも
のである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の好
ましい性質を有する潤滑油組成物を開発すべく鋭意研究
を重ねた結果本発明に至った。すなわち、本発明は炭素
数６〜１４の中鎖飽和脂肪酸あるいはその混合脂肪酸の
ジグリセリントリエステル、ジグリセリンテトラエステ
ル、トリグリセリンテトラエステル、トリグリセリンペ
ンタエステルの１種あるいは２種以上の混合物を基油と
してなる潤滑油組成を提供するものである。本発明に用
いられる炭素数６〜１４の中鎖飽和脂肪酸とは、例えば
カプロン酸、ヘプチル酸、カプリル酸、ノニル酸、カプ
リン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸など
が挙げられる。これら中鎖脂肪酸は通常ヤシ油あるいは
パーム核油を加水分解、精製して、あるいはその水素添
加物を原料として得られるものである。これらは精製の
程度によっては、オレイン酸、パルミチン酸、ステアリ
ン酸を少量含む場合もあるが利用可能である。また、こ
れらの脂肪酸は原料として１種もしくは２種以上を組み
合わせて用いてもよい。
ましい性質を有する潤滑油組成物を開発すべく鋭意研究
を重ねた結果本発明に至った。すなわち、本発明は炭素
数６〜１４の中鎖飽和脂肪酸あるいはその混合脂肪酸の
ジグリセリントリエステル、ジグリセリンテトラエステ
ル、トリグリセリンテトラエステル、トリグリセリンペ
ンタエステルの１種あるいは２種以上の混合物を基油と
してなる潤滑油組成を提供するものである。本発明に用
いられる炭素数６〜１４の中鎖飽和脂肪酸とは、例えば
カプロン酸、ヘプチル酸、カプリル酸、ノニル酸、カプ
リン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸など
が挙げられる。これら中鎖脂肪酸は通常ヤシ油あるいは
パーム核油を加水分解、精製して、あるいはその水素添
加物を原料として得られるものである。これらは精製の
程度によっては、オレイン酸、パルミチン酸、ステアリ
ン酸を少量含む場合もあるが利用可能である。また、こ
れらの脂肪酸は原料として１種もしくは２種以上を組み
合わせて用いてもよい。
【０００５】本発明の炭素数６〜１４の中鎖飽和脂肪酸
あるいはその混合脂肪酸のジグリセリントリエステル、
ジグリセリンテトラエステル、トリグリセリンテトラエ
ステル、トリグリセリンペンタエステルの製造方法は種
々挙げられるが例えば中鎖飽和脂肪酸とジグリセリンま
たはトリグリセリン若しくはそれらの混合物を触媒の存
在下加熱しエステル化を行う。エステル化の進行は酸
価、ケン化価、水酸基価を経時的に測定することで確認
することができる。またエステル化反応後、脱酸、脱触
媒、蒸留、脱色、脱臭などの精製を行ってもよい。本発
明の炭素数６〜１４の中鎖飽和脂肪酸あるいはその混合
脂肪酸のジグリセリントリエステル、ジグリセリンテト
ラエステル、トリグリセリンテトラエステル、トリグリ
セリンペンタエステルの原料であるジグリセリンやトリ
グリセリンは、グリセリンの加熱重合反応やエピクロル
ヒドリンまたはグリシド−ルの付加反応で得られたジグ
リセリンまたはトリグリセリンを蒸留もしくはカラム精
製するか、合成グリセリン製造時のグリセリン蒸留残渣
を精製することで得られる。この際残存するグリセリン
は少ないほうが良いが、２０％以下であれば実用上は十
分であり、５％以下であればさらに好ましい。
あるいはその混合脂肪酸のジグリセリントリエステル、
ジグリセリンテトラエステル、トリグリセリンテトラエ
ステル、トリグリセリンペンタエステルの製造方法は種
々挙げられるが例えば中鎖飽和脂肪酸とジグリセリンま
たはトリグリセリン若しくはそれらの混合物を触媒の存
在下加熱しエステル化を行う。エステル化の進行は酸
価、ケン化価、水酸基価を経時的に測定することで確認
することができる。またエステル化反応後、脱酸、脱触
媒、蒸留、脱色、脱臭などの精製を行ってもよい。本発
明の炭素数６〜１４の中鎖飽和脂肪酸あるいはその混合
脂肪酸のジグリセリントリエステル、ジグリセリンテト
ラエステル、トリグリセリンテトラエステル、トリグリ
セリンペンタエステルの原料であるジグリセリンやトリ
グリセリンは、グリセリンの加熱重合反応やエピクロル
ヒドリンまたはグリシド−ルの付加反応で得られたジグ
リセリンまたはトリグリセリンを蒸留もしくはカラム精
製するか、合成グリセリン製造時のグリセリン蒸留残渣
を精製することで得られる。この際残存するグリセリン
は少ないほうが良いが、２０％以下であれば実用上は十
分であり、５％以下であればさらに好ましい。
【０００６】本発明に用いられる炭素数１２〜２２の脂
肪酸とは、例えば、ラウリン酸、トリデシル酸、ミリス
チン酸、ペンタデシル酸、パルミチン酸、ヘプタデシル
酸、ステアリン酸、ノナデカン酸、アラキン酸、ベヘン
酸、オレイン酸、エライジン酸、セトレイン酸、エルカ
酸、ブラシジン酸、リノ−ル酸、リノレイン酸アラキド
ン酸、ステアロ−ル酸及びこれらの１種もしくは２種以
上の混合物が挙げられ、その曇り点より炭素数は、好ま
しくは１２〜１８であり、さらに好ましくはヨウ素価３
０以下の脂肪酸あるいは混合脂肪酸である。本発明にお
ける請求項２の炭素数１２〜２２の脂肪酸の配合量は組
成物全量を基準として０．００１〜５重量％、好ましく
は０．０１〜０．２重量％である。請求項２の炭素数１
２〜２２の脂肪酸の配合量が０．００１％未満の場合は
潤滑性、錆止め性が不十分であり５重量％を越える場合
組成物の曇り点が高くなり低温下での使用が制限される
ので好ましくない。このようにして得られた本発明の潤
滑油組成物は、酸化安定性に優れる上、適度な粘度、曇
り点を有し、潤滑性が良好であり食品衛生上安全である
などの特徴を有している。本発明の潤滑油組成物には、
所望に応じ、トコフェロ−ル、ＢＨＴ等の坑酸化剤を添
加してもよい。
肪酸とは、例えば、ラウリン酸、トリデシル酸、ミリス
チン酸、ペンタデシル酸、パルミチン酸、ヘプタデシル
酸、ステアリン酸、ノナデカン酸、アラキン酸、ベヘン
酸、オレイン酸、エライジン酸、セトレイン酸、エルカ
酸、ブラシジン酸、リノ−ル酸、リノレイン酸アラキド
ン酸、ステアロ−ル酸及びこれらの１種もしくは２種以
上の混合物が挙げられ、その曇り点より炭素数は、好ま
しくは１２〜１８であり、さらに好ましくはヨウ素価３
０以下の脂肪酸あるいは混合脂肪酸である。本発明にお
ける請求項２の炭素数１２〜２２の脂肪酸の配合量は組
成物全量を基準として０．００１〜５重量％、好ましく
は０．０１〜０．２重量％である。請求項２の炭素数１
２〜２２の脂肪酸の配合量が０．００１％未満の場合は
潤滑性、錆止め性が不十分であり５重量％を越える場合
組成物の曇り点が高くなり低温下での使用が制限される
ので好ましくない。このようにして得られた本発明の潤
滑油組成物は、酸化安定性に優れる上、適度な粘度、曇
り点を有し、潤滑性が良好であり食品衛生上安全である
などの特徴を有している。本発明の潤滑油組成物には、
所望に応じ、トコフェロ−ル、ＢＨＴ等の坑酸化剤を添
加してもよい。
【０００７】
【実施例】以下に実施例及び比較例を示して本発明を具
体的に説明するが，本発明がこれらによって限定される
ものではない。尚、組成物の性能は次のように評価し
た。 （１）酸化安定性 ＪＩＳ Ｋ−２５１４ ３．３に規定される「回転ボン
ベ式酸化安定度試験方法」に準拠し、１２０℃にてその
酸化寿命（ｍｉｎ）を測定した。 （２）耐摩耗性 ＡＳＴＭ Ｄ−４１７２に記載される「ＷＥＡＲ ＰＲ
ＥＶＥＮＴＩＶＥ ＣＨＡＲＡＣＴＥＲＩＳＴＩＣＳ
ＯＦ ＬＵＢＲＩＣＡＴＩＮＧ ＦＬＵＩＤ（ＦＯＵＲ
−ＢＡＬＬ ＭＥＴＨＯＤ）」に従い、１２００ｒｐ
ｍ、１５ｋｇ、３０ｍｉｎの条件で、その摩耗径（ｍ
ｍ）を測定した。 （３）錆止め性 ＪＩＳ Ｋ−２５１０に規定される「潤滑油錆止め性能
試験方法（蒸留水を用いる試験方法）」に準拠し、錆止
め性能試験を評価した。 （４）粘度 ４０℃においてＢ型粘度計ＢＨ型（東京計器）にて測定
した。 （５）曇り点 基準油脂分析試験法２．３．７−７１の条件により測定
した。
体的に説明するが，本発明がこれらによって限定される
ものではない。尚、組成物の性能は次のように評価し
た。 （１）酸化安定性 ＪＩＳ Ｋ−２５１４ ３．３に規定される「回転ボン
ベ式酸化安定度試験方法」に準拠し、１２０℃にてその
酸化寿命（ｍｉｎ）を測定した。 （２）耐摩耗性 ＡＳＴＭ Ｄ−４１７２に記載される「ＷＥＡＲ ＰＲ
ＥＶＥＮＴＩＶＥ ＣＨＡＲＡＣＴＥＲＩＳＴＩＣＳ
ＯＦ ＬＵＢＲＩＣＡＴＩＮＧ ＦＬＵＩＤ（ＦＯＵＲ
−ＢＡＬＬ ＭＥＴＨＯＤ）」に従い、１２００ｒｐ
ｍ、１５ｋｇ、３０ｍｉｎの条件で、その摩耗径（ｍ
ｍ）を測定した。 （３）錆止め性 ＪＩＳ Ｋ−２５１０に規定される「潤滑油錆止め性能
試験方法（蒸留水を用いる試験方法）」に準拠し、錆止
め性能試験を評価した。 （４）粘度 ４０℃においてＢ型粘度計ＢＨ型（東京計器）にて測定
した。 （５）曇り点 基準油脂分析試験法２．３．７−７１の条件により測定
した。
【０００８】 実施例１ジグリセリンと、カプリル酸７
０重量％、カプリン酸３０重量％との混合脂肪酸ら得ら
れたジグリセリン脂肪酸テトラエステルにステアリン酸
０．０５％配合して潤滑油組成物を得た。実施例２ジグ
リセリンと、カプロン酸２０重量％、カプリン酸８０重
量％との混合脂肪酸から得られたジグリセリン脂肪酸テ
トラエステルにパルミチン酸０．１％配合して潤滑油組
成物を得た。実施例３トリグリセリンと、カプリル酸か
ら得られたトリグリセリン脂肪酸ペンタエステルにステ
アリン酸０．０８％配合して潤滑油組成物を得た。実施
例４ジグリセリンと、カプリル酸７０重量％、カプリン
酸３０重量％との混合脂肪酸から得られたジグリセリン
脂肪酸トリエステルにステアリン酸０．０５％配合して
潤滑油組成物を得た。
０重量％、カプリン酸３０重量％との混合脂肪酸ら得ら
れたジグリセリン脂肪酸テトラエステルにステアリン酸
０．０５％配合して潤滑油組成物を得た。実施例２ジグ
リセリンと、カプロン酸２０重量％、カプリン酸８０重
量％との混合脂肪酸から得られたジグリセリン脂肪酸テ
トラエステルにパルミチン酸０．１％配合して潤滑油組
成物を得た。実施例３トリグリセリンと、カプリル酸か
ら得られたトリグリセリン脂肪酸ペンタエステルにステ
アリン酸０．０８％配合して潤滑油組成物を得た。実施
例４ジグリセリンと、カプリル酸７０重量％、カプリン
酸３０重量％との混合脂肪酸から得られたジグリセリン
脂肪酸トリエステルにステアリン酸０．０５％配合して
潤滑油組成物を得た。
【０００９】比較例
ナタネサラダ油（比較例１）、カプリル酸７５重量％、
カプリン酸２５重量％との混合脂肪酸トリグリセリド
（比較例２）、流動パラフィン（比較例３）、カプリル
酸７５重量％、カプリン酸２５重量％の混合脂肪酸とデ
カグリセリンとのノナエステル（比較例４） 上記実施例１〜５、比較例１〜４についてそれぞれ性能
を評価して、結果を表１に示す。
カプリン酸２５重量％との混合脂肪酸トリグリセリド
（比較例２）、流動パラフィン（比較例３）、カプリル
酸７５重量％、カプリン酸２５重量％の混合脂肪酸とデ
カグリセリンとのノナエステル（比較例４） 上記実施例１〜５、比較例１〜４についてそれぞれ性能
を評価して、結果を表１に示す。
【００１０】
【発明の効果】本発明の潤滑油組成物は食品衛生上安全
であり、酸化安定性や潤滑性（耐摩耗性）に優れ、なお
かつ適度な粘度と曇り点を有し錆止め性も良好であり、
食品加工機械器具の駆動部などの潤滑油として好適であ
る。
であり、酸化安定性や潤滑性（耐摩耗性）に優れ、なお
かつ適度な粘度と曇り点を有し錆止め性も良好であり、
食品加工機械器具の駆動部などの潤滑油として好適であ
る。
【表１】
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ
Ｃ１０Ｍ 105:38 Ｃ１０Ｍ 105:40
105:40） Ｃ１０Ｎ 20:00 Ａ
Ｃ１０Ｎ 20:00 40:06
40:06
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
C10M 105/38 - 105/42
C10M 105/08
C10M 105/24 - 105/26
C10N 20:00
C10N 40:06
Claims (3)
- 【請求項１】 炭素数６〜１４の中鎖飽和脂肪酸あるい
はその混合脂肪酸のジグリセリントリエステル、ジグリ
セリンテトラエステル、トリグリセリンテトラエステ
ル、トリグリセリンペンタエステルの１種あるいは２種
以上の混合物を基油としてなる食品加工機械・器具用潤
滑油組成物であって、曇り点が−２０℃以下であるも
の。 - 【請求項２】 炭素数１２〜２２の脂肪酸を組成物全量
を基準として０．００１％〜５重量％配合してなる請求
項１記載の食品加工機械・器具用潤滑油組成物。 - 【請求項３】 基油が炭素数６〜１４の中鎖飽和脂肪酸
あるいはその混合脂肪酸のジグリセリントリエステル、
ジグリセリンテトラエステルの１種あるいは２種以上の
混合物である請求項１記載の食品加工機械・器具用潤滑
油組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34428193A JP3411650B2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 潤滑油組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34428193A JP3411650B2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 潤滑油組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07173480A JPH07173480A (ja) | 1995-07-11 |
| JP3411650B2 true JP3411650B2 (ja) | 2003-06-03 |
Family
ID=18368028
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34428193A Expired - Lifetime JP3411650B2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 潤滑油組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3411650B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1133949A (ja) | 1997-07-14 | 1999-02-09 | Fanuc Ltd | 産業用ロボット |
| KR100502687B1 (ko) * | 2003-03-28 | 2005-07-20 | 신한정밀 주식회사 | 수도미터기용 역류방지장치 |
| JP2010241858A (ja) * | 2009-04-01 | 2010-10-28 | Nsk Ltd | 潤滑剤組成物及び転動装置 |
-
1993
- 1993-12-17 JP JP34428193A patent/JP3411650B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07173480A (ja) | 1995-07-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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