JP3411402B2 - 印鑑登録装置 - Google Patents

印鑑登録装置

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JP3411402B2
JP3411402B2 JP18579294A JP18579294A JP3411402B2 JP 3411402 B2 JP3411402 B2 JP 3411402B2 JP 18579294 A JP18579294 A JP 18579294A JP 18579294 A JP18579294 A JP 18579294A JP 3411402 B2 JP3411402 B2 JP 3411402B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銀行、その他の金融機
関等に設置され、取引の行われた顧客の印鑑データを口
座番号と対応させて登録したり、或いは登録した印鑑デ
ータを検索する場合に利用される印鑑登録装置に関す
る。
【0002】特に、本発明は、金融業務上で或る出張所
(または支店)等を閉鎖し、そこで管理済みの印鑑デー
タに対応した口座番号群を母店でまとめて管理する要件
が発生したような場合に、前記出張所側で管理済みの印
鑑データに対応した口座番号群を、母店側で管理可能な
口座番号群に一括して自動変換できるようにした印鑑登
録装置に関する。
【0003】
【従来の技術】図19は従来技術の説明図である。図1
9中、3は端末装置、4は印鑑登録用コンピュータ、5
は索引ファイル、6は付随データファイル、8は電子フ
ァイリング装置を示す。以下、図19に基づいて従来技
術を説明する。
【0004】§1:印鑑登録装置の説明 従来、銀行、その他の金融機関等には、印鑑登録装置が
設置されており、この印鑑登録装置には、取引の行われ
た顧客の印鑑データ(イメージデータ)を、口座番号に
対応させて登録してある。
【0005】前記印鑑登録装置は、端末装置3と、印鑑
登録用コンピュータ4と、電子ファイリング装置8で構
成されている。そして、前記印鑑登録用コンピュータ4
には、印鑑登録処理等を行うためのアプリケーションプ
ログラムが格納されており、前記電子ファイリング装置
8には、索引ファイル5と、付随データファイル6が設
けてある。
【0006】前記端末装置3は、係員(オペレータ)の
操作により、顧客の口座番号などの各種データを入力し
たり、各種データの表示を行ったり、或いは印鑑登録用
コンピュータ4に対し、口座番号の変換処理、印鑑デー
タの検索処理等の依頼を出したりするものである。
【0007】前記印鑑登録用コンピュータ4は、端末装
置3からの依頼に基づいてアプリケーションプログラム
を実行することにより、印鑑登録処理、登録済みデータ
の変更処理、或いは登録済み印鑑データの検索処理等を
行うものである。
【0008】前記索引ファイル5は、入力された口座番
号の格納と、その口座番号に関する付随データファイル
へのポインタを格納するファイルである。すなわち、こ
の索引ファイル5には、口座番号から算出されたアドレ
スに、ポインタ(索引ファイルで管理する口座番号に関
する付随データのアドレスを示す)と、口座番号(図1
9の番号の項目)を格納する。
【0009】付随データファイル6は、索引ファイルで
管理されている口座番号に関する付随データを格納する
ファイルである。すなわち、索引ファイル5のポインタ
で示されるアドレスに、付随データ(印鑑のイメージデ
ータ等)を格納する。
【0010】なお、図19には、旧ファイル状況と新フ
ァイル状況が示してあり、旧で示した部分は旧データ
(変更前のデータ)、新で示した部分は新データ(変更
後のデータ)である。
【0011】例えば、索引ファイル5の旧ファイル状況
では、アドレス1のポインタにa、口座番号に001、
アドレス2のポインタにb、口座番号に002、アドレ
ス3のポインタにc、口座番号に003が格納されてい
る。
【0012】また、付随データファイルの旧ファイル状
況では、アドレスaに田中(田中さんの付随データ)、
アドレスbに山田(山田さんの付随データ)、アドレス
cに石井(石井さんの付随データ)が格納されている。
【0013】§2:口座番号変換処理の説明 前記印鑑登録装置において、或る口座番号群を変換する
要件が発生した場合の変換処理は次の通りである。例え
ば、金融の業務上で、或る出張所(支店等)を閉鎖し、
そこで管理済みの印鑑データに対応した口座番号群を、
母店でまとめて管理する要件が発生した場合、前記出張
所側で管理済みの印鑑データに対応した口座番号群を母
店側で管理可能な口座番号に一括して変換するが、この
場合、次のように処理を行っていた。
【0014】この例では、既に登録して管理済みのデー
タは、索引ファイル5、及び付随データファイル6に旧
マークとして示してある番号001「田中」〜003
「石井」までのデータである。
【0015】この場合、索引ファイル5のアドレスは、
入力された口座番号からアプリケーションプログラムに
よって算出された「管理データを格納すべき場所」を示
す。また、索引ファイル5のポインタは、索引ファイル
5で管理する口座番号に関する付随データファイル6の
アドレスを示すものである。
【0016】例えば、既に、口座番号001で管理済み
の付随データ「田中」を、今回新たな口座番号100で
同様に管理したい場合、端末装置3において、係員の操
作により、新口座番号100と付随データ「田中」の入
力を行う(図の参照)。
【0017】そして、端末装置3から印鑑登録用コンピ
ュータ4のアプリケーションプログラムに対して、前記
入力したデータを送り、番号データの変換依頼を出す。
この依頼を受けたアプリケーションプログラムは、入力
した新口座番号から索引ファイル5のアドレスを算出
し、このアドレスに従って、索引ファイル5、及び付随
データファイル6のデータの新規格納を行う(図の、
参照)。この場合、付随データファイル6のポインタ
は、例えば、付随データファイル6の空き領域に対し、
順番で設定する。
【0018】例えば、前記新口座番号100から算出し
た索引ファイル5のアドレスが4であれば、索引ファイ
ル5のアドレス4に、口座番号100とポインタdを格
納すると共に、付随データファイル6のアドレスdに
は、付随データ「田中」を格納する。
【0019】このようにすると、新口座番号100がポ
インタdとして001と同様の付随データ「田中」を管
理していることが分かる。以上の要領で、旧口座番号0
03までの旧付随データを新口座番号で格納し直してい
き、後に旧番号データを削除する。以上のように、従来
の変換処理では、旧口座番号001〜003について、
3回繰り返し同様な操作を行っていた。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。例えば、金融
の業務上で、或る出張所(支店等)を閉鎖し、そこで管
理済みの印鑑データに対応した口座番号群を、母店(本
店等)でまとめて管理する要件が発生したような場合、
前記出張所側で管理済みの印鑑データに対応した口座番
号群を母店側で管理可能な口座番号群に一括して変換す
る必要がある。
【0021】このような場合、従来の印鑑登録装置で
は、個々の口座番号毎に、人手により口座番号と付随デ
ータを入力して変換していた。従って、変換対象の件数
が大量になると、作業の効率が悪く、多大な作業時間と
作業費用を費やしていた。
【0022】本発明は、このような従来の課題を解決
し、既に登録されている口座番号データ群を、新規の口
座番号データ群に一括変換する要件が発生した場合に、
既存の口座番号データ群を、新規の口座番号に一括変換
する作業を、自動的、かつ効率良く処理出来るようにす
ることを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図であり、A図は構成(その1)、B図は構成(その
2)である。図1中、図19と同じものは、同一符号で
示してある。また、14は変換番号データファイル、1
6は一括変換データファイル、FPDはフロッピィディ
スク(フレキシブルディスク)を示す。
【0024】本発明は前記の課題を解決するため、次の
ように構成した。 (1) :構成(その1)・・・A図参照 A図に示した印鑑登録装置は、端末装置3と印鑑登録用
コンピュータ4と電子ファイリング装置8からなり、印
鑑登録用コンピュータ4には、印鑑登録に関する各種処
理(印鑑の登録処理、口座番号の一括変換処理、検索処
理等)を行うためのアプリケーションプログラムが格納
されている。また、電子ファイリング装置8には、索引
ファイル5と、付随データファイル6と、変換番号デー
タファイル14を備えている。
【0025】前記索引ファイル5は、入力した口座番号
と、その口座番号に関する付随データファイル6へのポ
インタを格納するファイルであり、前記付随データファ
イル6は、索引ファイル5で管理されている口座番号に
関する付随データ(印鑑のイメージデータ)を格納する
ファイルである。
【0026】また、前記変換番号データファイル14
は、フロッピィディスクFPDに格納されている一括変
換用番号データ群(旧口座番号+新口座番号)をコピー
するためのファイルである。この変換番号データファイ
ル14には、各番号毎に、口座番号の変換処理が終了し
たか否かを示す変更結果フラグの設定領域と、口座番号
の全変換処理が終了したか否かを示す全変更終了フラグ
の設定領域を設けておき、アプリケーションプログラム
が管理する。
【0027】(2) :構成(その2)・・・B図参照 B図に示した印鑑登録装置は、端末装置3と、印鑑登録
用コンピュータ4と、電子ファイリング装置8からな
り、印鑑登録用コンピュータ4には、印鑑登録に関する
各種処理(印鑑の登録処理、口座番号の一括変換処理、
検索処理等)を行うためのアプリケーションプログラム
が格納されている。
【0028】また、電子ファイリング装置8には、索引
ファイル5と、付随データファイル6と、変換番号デー
タファイル14と、一括変換データファイル16を備え
ている。なお、この印鑑登録装置には、変換前、及び変
換後において、新口座番号がユニークな口座番号である
ことを認識できる手段(既登録の口座番号と、新口座番
号を区別できる手段)を備えている。
【0029】前記索引ファイル5は、入力した口座番号
とその口座番号に関する付随データファイル6へのポイ
ンタを格納するファイルであり、前記付随データファイ
ル6は、索引ファイル5で管理されている口座番号に関
する付随データを格納するファイルである。
【0030】前記変換番号データファイル14は、フロ
ッピィディスクFPDに格納されている一括変換用番号
データ群をコピーするためのファイルであり、この変換
番号データファイル14には、各番号毎に、口座番号の
変換処理が終了したか否かを示す変更結果フラグの設定
領域と、口座番号の全変換処理が終了したか否かを示す
全変更終了フラグの設定領域を設けておき、アプリケー
ションプログラムが管理する。
【0031】前記一括変換データファイル16は、変換
後の番号データ群(旧口座番号+新口座番号)を格納す
るファイルである。なお、前記請求項に記載した番号デ
ータ格納処理手段、番号獲得処理手段、ポインタ獲得処
理手段、番号情報格納処理手段、番号情報削除手段、検
索手段は、前記アプリケーションプログラムにより実現
する。
【0032】
【作用】前記構成に基づく本発明の作用を、図1に基づ
いて説明する。 (1) :構成(その1)による一括変換処理・・・A図参
照 先ず、印鑑登録用コンピュータ4のアプリケーションプ
ログラムは、端末装置3からのコピー依頼に基づいて、
予め一括変換用番号データ群が格納されているフロッピ
ィディスクFPDから、変換番号データファイル14に
一括変換用番号データ群(旧口座番号+新口座番号)の
コピーを行う。
【0033】次に、端末装置3から口座番号の一括変換
依頼を受けたアプリケーションプログラムは、先ず、変
換番号データファイル14の1ブロック目の全変更終了
フラグを参照する。その結果、全変更終了フラグがオフ
(未済)であれば、2ブロック目の先頭の変更結果フラ
グを参照する。その結果、変更結果フラグがオフ(未
済)であれば、そのフラグに対応した旧口座番号と新口
座番号を獲得する。
【0034】旧口座番号と新口座番号を獲得したアプリ
ケーションプログラムは、先ず、旧口座番号から索引フ
ァイル5上のアドレスを算出し、既に登録済みの旧番号
情報を獲得する。そして、前記獲得した旧番号情報から
付随データファイル6上のアドレスを示すポインタを獲
得する。
【0035】次に、アプリケーションプログラムは、新
口座番号から算出される索引ファイル5上のアドレス
に、先程獲得した付随データファイル6上のポインタを
併せて格納する。
【0036】アプリケーションプログラムは、前記旧口
座番号の付随データと新口座番号とのリンクが完了した
ら、索引ファイル5上の旧番号情報の削除を行う。その
後、変換番号データファイル14の該当口座番号情報の
変更結果フラグをオン(済)にセットする。
【0037】次に、前記と同様にして、変更結果フラグ
が未済の口座番号データに対して前記処理を繰り返して
行い、全て完了したら、変換番号データファイルの1ブ
ロック目の全変更終了フラグをオン(済)にする。この
ようにして口座番号の一括変換処理を終了する。
【0038】以上のようにして、既存の口座番号データ
群を、改めて新規の口座番号に一括変換する作業を、自
動的、かつ効率良く処理することが出来る。 (2) :構成(その1)での口座番号による検索処理・・
・A図参照 先ず、端末装置3より、印鑑登録用コンピュータ4のア
プリケーションプログラムに対して、口座番号による検
索依頼を行う。この時、端末装置3では、検索対象の口
座番号を入力して印鑑登録用コンピュータ4のアプリケ
ーションプログラムへ転送する。
【0039】前記検索依頼を受けたアプリケーションプ
ログラムは、受け取った口座番号から、索引ファイル5
上のアドレスを算出し、そのアドレス4を参照する。こ
のアドレスには、前記口座番号に括りつけられている付
随データファイル6上のアドレスを示すポインタが格納
されているので、そのポインタを基に、付随データファ
イル6を検索し、付随データ(印鑑のイメージデータ
等)を獲得する。
【0040】そして、獲得した付随データを端末装置3
へ出力する。このようにして口座番号による検索処理を
終了する。 (3) :構成(その2)による一括変換処理・・・B図参
照 先ず、印鑑登録用コンピュータ4のアプリケーションプ
ログラムは、端末装置3からのコピー依頼に基づいて、
予め一括変換用番号データ群が格納されているフロッピ
ィディスクFPDから、変換番号データファイル14に
一括変換用番号データ群(旧口座番号+新口座番号)の
コピーを行う。
【0041】次に、端末装置3から一括変換の依頼を受
けたアプリケーションプログラムは、先ず、変換番号デ
ータファイル14の1ブロック目の全変更終了フラグを
参照する。その結果、全変更終了フラグがオフ(未済)
であれば、2ブロック目の先頭の変更結果フラグを参照
する。その結果、変更結果フラグがオフ(未済)であれ
ば、そのフラグに対応した旧口座番号と新口座番号を獲
得する。
【0042】次に、旧口座番号と新口座番号を獲得した
アプリケーションプログラムは、新口座番号から算出し
た一括変換データファイル16上のアドレスに、新口座
番号と旧口座番号を格納する。そして、一括変換データ
ファイル16に新口座番号と旧口座番号を格納したら、
変換番号データファイル14における該当口座番号情報
の変更結果フラグをオン(済)にセットする。
【0043】その後、前記と同様にして、変更結果フラ
グがオフ(未済)の口座番号データに対して前記の処理
を繰り返して行い、全て完了したら、変換番号データフ
ァイル14の1ブロック目の全変更終了フラグをオン
(済)にする。このような処理により口座番号の一括変
換処理を終了する。
【0044】以上のようにして、既存の口座番号データ
群を、改めて新規の口座番号に一括変換する作業を、自
動的、かつ効率良く処理することが出来る。 (4) :構成(その2)での口座番号による検索処理・・
・B図参照 先ず、端末装置3より、印鑑登録用コンピュータ4のア
プリケーションプログラムに対して、口座番号による検
索の依頼を行う。この時、端末装置3では、検索対象の
口座番号を入力し、印鑑登録用コンピュータ4のアプリ
ケーションプログラムへ転送する。
【0045】前記検索依頼を受けたアプリケーションプ
ログラムは、受け取った口座番号が、変換前の口座番号
か、変換後の新口座番号かを判定する。その結果、変換
後の新口座番号であると判定した場合、アプリケーショ
ンプログラムは、前記新口座番号から一括変換データフ
ァイル16上のアドレスを算出する。その後、このアド
レスで一括変換データファイル16を参照し、旧口座番
号を獲得する。
【0046】次に、アプリケーションプログラムは、獲
得した旧口座番号より索引ファイル5上のアドレスを算
出し、そのアドレスを参照して、付随データファイル6
のポインタを獲得する。更に、前記獲得したポインタを
基に、付随データファイル6を検索し、付随データ(印
鑑のイメージデータ)を獲得して、端末装置3へ出力す
る。
【0047】なお、検索対象の口座番号が、旧口座番号
であると判定した場合は、前記構成(その1)での検索
と同様にして検索を行う。以上のようにして、口座番号
による検索を行うことができる。
【0048】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (実施例1の説明)図2〜図10は、本発明の実施例1
を示した図であり、図2〜図10中、図1、図19と同
じものは、同一符号で示してある。
【0049】また、9は表示装置、10はキーボード、
11はイメージスキャナ、12はフロッピィディスクド
ライブ(フレキシブルディスクドライブ)(FDD)、
14は変換番号データファイル、15はイメージファイ
ル、FPDはフロッピィディスク(フレキシブルディス
ク)を示す。
【0050】§1:印鑑登録装置の説明・・・図2参照 図2は実施例1の装置構成図である。以下、図2に基づ
いて、実施例1の印鑑登録装置(或いは印鑑登録システ
ム)を説明する。
【0051】図示のように、印鑑登録装置(或いは印鑑
登録システム)は、端末装置3と、印鑑登録用コンピュ
ータ4と、電子ファイリング装置8で構成されており、
前記端末装置3、及び電子ファイリング装置8は、それ
ぞれ、印鑑登録用コンピュータ4に接続されている。
【0052】前記端末装置3には、各種情報を表示する
ための表示装置9、各種データを入力したり、制御情報
を入力するためのキーボード10、印鑑等のイメージデ
ータを入力するためのイメージスキャナ11等が接続さ
れている。
【0053】例えば、端末装置3では、キーボード10
から顧客の口座番号等のデータを入力したり、表示装置
9で各種情報の表示を行ったり、イメージスキャナ11
から印鑑のイメージデータを入力したり、或いは印鑑登
録用コンピュータ4に対し、変換処理の依頼を出したり
する。
【0054】前記印鑑登録用コンピュータ4には、フロ
ッピィディスクを駆動するためのフロッピィディスクド
ライブ(FDD)12が設けてあり、このフロッピィデ
ィスクドライブ(FDD)12でフロッピィディスクを
駆動することにより、該フロッピィディスクのデータを
入力できるように構成されている。
【0055】また、印鑑登録用コンピュータ4には、ア
プリケーションプログラム(APL)が格納されてお
り、このアプリケーションプログラムの実行により、印
鑑登録処理、印鑑登録の変更処理、口座番号の一括変換
処理、或いは登録済み印鑑データの検索処理等を行うよ
うに構成されている。
【0056】前記電子ファイリング装置8は、例えば、
光磁気ディスク装置、或いは磁気ディスク装置で構成さ
れ、前記印鑑登録用コンピュータ4の制御によりファイ
リング処理、或いは検索処理の制御が行われる。
【0057】前記構成の印鑑登録装置により、例えば、
口座番号の一括変換処理(詳細は後述する)を行う場合
は、係員(オペレータ)が、フロッピィディスクを印鑑
登録用コンピュータ4のフロッピィディスクドライブ1
2に挿入する。
【0058】その後、端末装置3側で係員(オペレー
タ)が操作を行い、印鑑登録用コンピュータに対して変
換処理の依頼を行うことにより、印鑑登録用コンピュー
タ4のアプリケーションプログラムが自動的に口座番号
の一括変換処理を行うように構成されている。
【0059】§2:実施例1の変換方法の説明・・・図
3、図4参照 図3は実施例1の変換方法説明図(その1)、図4は実
施例1の変換方法説明図(その2)である。実施例1の
変換方法は、フロッピィディスクから与えられた口座番
号情報を基に、ポインタの張り替えによって変換を行う
方法であり、以下、図3、図4に基づいて詳細に説明す
る。なお、図3、図4に示された「番号」の文字は、口
座番号を示す。
【0060】実施例1の変換方法は、前記従来例と同じ
ように、例えば、金融業務上で、或る出張所(例えば、
銀行の支店)を閉鎖し、そこで管理済みの印鑑データに
対応した口座番号群を、母店(例えば、銀行の本店)で
まとめて管理する要件が発生した場合の変換方法であ
る。
【0061】この場合、前記出張所側で管理済みの印鑑
データに対応した口座番号(旧口座番号)群を、母店側
で管理可能な口座番号(新口座番号)に一括変換する。
この口座番号の一括変換方法は、以下に説明する処理
1、処理2の順に行われる。
【0062】なお、以下の処理1、処理2を行う際、電
子ファイリング装置8には、次のような変換番号データ
ファイル14と、索引ファイル5と、付随データファイ
ル6を作成しておき、これらの各ファイルを利用して、
口座番号の一括変換処理を行う。
【0063】変換番号データファイル14は、口座番号
の一括変換を行う際、フロッピィディスクのデータをコ
ピーするために使用するファイルである。この変換番号
データファイル14は、データを各ブロック(block )
に別けて格納しており、その1ブロック目には、全変更
終了フラグをセット(オン/オフ)できる領域が設けて
ある。
【0064】この全変更終了フラグは、変換対象の全て
のデータについて変換処理が終了したか否かを示すフラ
グであり、例えば、前記フラグは、未済の場合にオフ
(フラグ=0)、済の場合にオン(フラグ=1)とす
る。
【0065】また、2ブロック目以降には、フロッピィ
ディスクFPDからコピーしたデータ(旧、新口座番
号)を格納する領域と、各口座番号に対応して変更結果
フラグをセットする領域が設けてある。
【0066】この変更結果フラグは、変換対象の口座番
号情報について、変換処理が終了したか否かを示すフラ
グであり、例えば、前記フラグは、未済の場合にオフ
(フラグ=0)、済の場合にオン(フラグ=1)とす
る。
【0067】索引ファイル5は、入力された口座番号の
格納と、その口座番号に関する付随データファイルへの
ポインタ(アドレスポインタ)を格納するものである。
すなわち、この索引ファイル5には、口座番号から算出
された所定のアドレスに、ポインタ(索引ファイルで管
理する口座番号に関する付随データのアドレスを示す)
と、口座番号(図の番号の項目)を格納する。
【0068】例えば、索引ファイル5では、アドレス1
にポインタaと口座番号001を格納し、アドレス2に
ポインタbと口座番号002を格納し、アドレス3にポ
インタcと口座番号003を格納する。この場合、アド
レス1は口座番号001から算出されたアドレスであ
り、アドレス2は口座番号002から算出されたアドレ
スであり、アドレス3は口座番号003から算出された
アドレスである。
【0069】付随データファイル6は、索引ファイル5
で管理されている口座番号に関する付随データを格納す
るものである。すなわち、索引ファイル5のポインタで
示されるアドレスに、付随データ(例えば、印鑑のイメ
ージデータ)を格納するものである。
【0070】例えば、付随データファイル6では、アド
レスa(索引ファイル5のポインタaで示されるアドレ
ス)に、付随データとして「田中」を格納し、アドレス
b(索引ファイル5のポインタbで示されるアドレス)
に付随データとして「山田」を格納し、アドレスc(索
引ファイル5のポインタcで示されるアドレス)に付随
データとして「石井」を格納する。
【0071】(1) :処理1・・・図3参照 先ず、図3に示したように、予め、口座番号の変換を行
うための口座番号データ群が格納されているフロッピィ
ディスクFPDを用意する。この場合、フロッピィディ
スクFPDには、変換対象の旧口座番号と、新口座番号
とを対応させて格納しておく。
【0072】例えば、旧口座番号001を新口座番号1
00に変換し、旧口座番号002を新口座番号200に
変換し、旧口座番号003を新口座番号300に変換す
る場合、フロッピィディスクFPDには、旧口座番号
(旧番号)001に対応させて新口座番号100を入力
し、旧口座番号(旧番号)002に対応させて新口座番
号200を入力し、旧口座番号(旧番号)003に対応
させて新口座番号300を入力する。
【0073】そして、前記口座番号データ群が格納され
たフロッピィディスクFPDを、印鑑登録用コンピュー
タ4のフロッピィディスクドライブ(FDD)12にセ
ットする。この状態で、端末装置3から、印鑑登録用コ
ンピュータ4のアプリケーションプログラムに対し、フ
ロッピィディスクからのコピーの依頼を出す(図の参
照)。
【0074】前記依頼を受けたアプリケーションプログ
ラムは、前記フロッピィディスクFPDから、電子ファ
イリング装置8に設定した変換番号データファイル14
に、口座番号データ群のコピー(複写)を行う(図の
参照)。
【0075】なお、前記全変更終了フラグ、及び変更結
果フラグは、最初はオフ(未済)であり、変換処理が終
了した場合、アプリケーションプログラムがオン(済)
にセットする。
【0076】(2) :処理2・・・図4参照 前記処理1の終了後、以下に説明する処理2を行う。こ
の処理2では、先ず、端末装置3から印鑑登録用コンピ
ュータ4のアプリケーションプログラムに対して、口座
番号の一括変換の依頼を行う。
【0077】この口座番号の一括変換の依頼を受けたア
プリケーションプログラムは、先ず、変換番号データフ
ァイル14の1ブロック目の全変更終了フラグ(未済/
済)を参照する。その結果、前記全変更終了フラグがオ
ン(済)になっていたら変換を行わないが、全変更フラ
グがオフ(未済)になっていたら、2ブロック目の先頭
の変更結果フラグを参照する。
【0078】その結果、前記変更結果フラグがオン
(済)であれば、次の変更結果フラグを参照し、変更結
果フラグがオフ(未済)であれば、変換番号データファ
イル14から、その旧口座番号と新口座番号を獲得する
(図の、参照)。
【0079】このようにして、口座番号データを獲得
後、アプリケーションプログラムは、旧口座番号から索
引ファイル5上のアドレスを算出し、既に登録済みの旧
口座番号情報を獲得し、付随データファイル6上のアド
レスを示すポインタを獲得する(図の参照)。
【0080】次に、新口座番号から算出される索引ファ
イル5上のアドレスに、先程獲得した付随データファイ
ル6上のポインタを併せて格納する(図の参照)。こ
のように、旧口座番号の付随データ「田中」と新口座番
号とのリンクが完了したら、索引ファイル5上の旧口座
番号情報の削除を行う(図の参照)。
【0081】その後、変換番号データファイル14の該
当する口座番号の変更結果フラグを済(オン)にして
(図の参照)、1対の口座番号データの変換処理を終
了する。
【0082】以降同様にして、変更結果フラグが未済の
口座番号に対して変換処理を行い、全ての口座番号に対
して変換処理が完了したら、変換番号データファイル1
4の1ブロック目の全変更終了フラグをオン(済)にす
る。
【0083】§3:フローチャートに基づく処理説明・
・・図5参照 図5は実施例1の変換処理フローチャートである。以
下、図5に基づいて、前記実施例1の変換方法による口
座番号の一括変換処理を説明する。なお、S1〜S12
は各処理ステップを示す。
【0084】先ず、印鑑登録用コンピュータ4のアプリ
ケーションプログラムは、端末装置3からの依頼に基づ
いて、予め変換するための口座番号データ群が格納され
ているフロッピィディスクFPDから、変換番号データ
ファイル14に口座番号データ群のコピーを行う(S
1)。
【0085】次に、端末装置3から一括変換の依頼を受
けたアプリケーションプログラムは、先ず、変換番号デ
ータファイル14の1ブロック目の全変更終了フラグを
参照する。その結果、全変更終了フラグがオン(済)で
あれば(S2)、全口座番号の変換が終了しているので
新たに変換処理はしないが、オフ(未済)であれば(S
2)、2ブロック目の先頭の変更結果フラグを順次参照
する(S3)。
【0086】その結果、変更結果フラグがオン(済)で
あれば(S4)、次の変更結果フラグを参照するが、オ
フ(未済)であれば(S4)、その旧口座番号と新口座
番号を獲得する(S5)。
【0087】前記のようにして、旧口座番号と新口座番
号を獲得したアプリケーションプログラムは、先ず、旧
口座番号から索引ファイル5上のアドレスを算出し、既
に登録済みの旧番号情報を獲得する(S6)。そして、
前記獲得した旧番号情報から付随データファイル6上の
アドレスを示すポインタを獲得する(S7)。
【0088】次に、アプリケーションプログラムは、新
口座番号から算出される索引ファイル5上のアドレス
に、先程獲得した付随データファイル6上のポインタを
併せて格納する(S8)。
【0089】このように、旧口座番号の付随データと新
口座番号とのリンクが完了したら、索引ファイル5上の
旧番号情報の削除を行う(S9)。その後、変換番号デ
ータファイル14の該当口座番号情報の変更結果フラグ
にオン(済)をセットする(S10)。
【0090】その後、前記と同様にして、変更結果フラ
グが未済の口座番号データに対して前記S2からの処理
を繰り返して行い、全て完了したら(S11)、変換番
号データファイルの1ブロック目の全変更終了フラグを
オン(済)にする(S12)。このようにして口座番号
の一括変換処理を終了する。
【0091】前記実施例1の変換処理によれば、口座番
号の一括変換処理を自動的、かつ効率的に実行できる。
また、口座番号の一括変換後、索引ファイルに格納され
ている旧口座番号のデータを削除しているので、索引フ
ァイルを有効利用できる。更に、変換番号データファイ
ル以外の余分なファイルを必要としないので、ファイル
の数が少なくて済む。
【0092】§4:口座番号によるデータ検索処理の説
明・・・図6参照 図6は実施例1の検索処理説明図である。以下、図6に
基づいて、実施例1の検索処理を説明する。例として、
新口座番号100を用いて検索を行う場合の処理を説明
する。
【0093】先ず、端末装置3より、印鑑登録用コンピ
ュータ4のアプリケーションプログラムに対して、口座
番号による検索の依頼を行う。この時、端末装置3で
は、キーボードから今回変換した新口座番号100の入
力を行い、このデータを印鑑登録用コンピュータ4のア
プリケーションプログラムに転送する(図の参照)。
【0094】前記依頼を受けたアプリケーションプログ
ラムは、受信した口座番号100から、索引ファイル5
上のアドレス4を算出し、索引ファイル5のアドレス4
を参照する(図の参照)。
【0095】参照したアドレス4には、番号100に括
りつけられている付随データファイル上のアドレスを示
すポインタaが格納されているので、続いてそのポイン
タaを頼りに、付随データファイル6のアドレスaの付
随データ「田中」(例えば、印鑑のイメージデータ)を
獲得し(図の参照)、獲得したデータ「田中」を端末
装置3へ出力する(図の参照)。前記検索処理によれ
ば、変換前の口座番号でも、変換後の口座番号でも、両
者を区別しないで効率良く検索できる。
【0096】§5:具体例による処理方法の説明・・・
図7〜図10参照 図7は実施例1の具体例による処理説明図(その1)、
図8は実施例1の具体例による処理説明図(その2)、
図9は実施例1の具体例による処理説明図(その3)、
図10は実施例1の具体例による処理説明図(その4)
である。
【0097】以下、図7〜図10に基づいて、実施例1
の具体例による処理方法を説明する。なお、この例は、
前記付随データファイルを、イメージファイルとした例
であり、以下に示す(A) 〜(J) の各処理により行われ
る。
【0098】(A) :先ず、フロッピィディスクFPDの
作成を行う。この処理は、印鑑登録装置とは別の装置
(例えば、パソコン、ワークステーション、その他のコ
ンピュータ等)を利用して、人手により変換対象の口座
番号を入力する処理である。この場合、旧口座番号(旧
番号)と新口座番号(新番号)を対応させた口座番号デ
ータ群を入力する。
【0099】例えば、前記口座番号データ群の入力は、
旧口座番号001に対応させて新口座番号100を入力
し、旧口座番号002に対応させて新口座番号200を
入力し、旧口座番号003に対応させて新口座番号30
0を入力し、旧口座番号004に対応させて新口座番号
400を入力し、旧口座番号005に対応させて新口座
番号500を入力する。
【0100】(B) :係員(オペレータ)は、前記作成し
たフロッピィディスクFPDを、印鑑登録用コンピュー
タ4のフロッピィディスクドライブ(FDD)にセット
する。 (C) :係員(オペレータ)は、端末装置3側で操作を行
い、表示装置の画面に処理メニューを表示させ、この表
示画面上で、例えば「変換番号コピー」を選択する。そ
の後、キーボードのエンタキーを押下する。この操作に
より、端末装置3から印鑑登録用コンピュータ4のアプ
リケーションプログラムに対し、口座番号データ群のコ
ピー依頼を行う。
【0101】(D) :前記コピーの依頼を受け取ったアプ
リケーションプログラムでは、フロッピィディスクFP
Dから旧口座番号と新口座番号のデータを読み取り、そ
のデータを、変換番号データファイル14にコピーす
る。この処理を順次行うことにより、フロッピィディス
クの口座番号データ群を変換番号データファイル14に
コピーする。
【0102】(E) :係員(オペレータ)は、前記コピー
終了後、端末装置3の表示画面上の処理メニューから、
例えば「口座番号一括変換」を選択し、キーボードのエ
ンタキーを押下する。この操作により、端末装置3から
印鑑登録用コンピュータ4のアプリケーションプログラ
ムに対して、口座番号一括変換の依頼を出す。
【0103】(F) :前記端末装置3から一括変換の依頼
を受けたアプリケーションプログラムは、先ず、変換番
号データファイル14の1ブロック目の全変更終了フラ
グを参照する。その結果、全変更終了フラグがオン
(済)であれば、全口座番号の変換が終了しているので
新たに変換処理はしないが、オフ(未済)であれば、2
ブロック目の先頭の変更結果フラグを参照する。
【0104】その結果、変更結果フラグがオン(済)で
あれば、次の変更結果フラグを参照するが、オフ(未
済)であれば、その旧口座番号と新口座番号を獲得す
る。前記のようにして、旧口座番号と新口座番号を獲得
したアプリケーションプログラムは、先ず、旧口座番号
から索引ファイル5上のアドレスを算出し、既に登録済
みの旧番号情報を獲得する。
【0105】(G) :次に、アプリケーションプログラム
は、前記獲得した旧口座番号情報からイメージファイル
15上のアドレスを示すポインタを獲得する。この場
合、索引ファイル5では、アドレス1にポインタaと、
口座番号001(旧口座番号)が格納され、アドレス2
にポインタbと口座番号002(旧口座番号)が格納さ
れ、アドレス003にポインタcと口座番号003(旧
口座番号)が格納されていたとすると、最初は、索引フ
ァイル5のアドレス1に格納されているポインタaを獲
得する。
【0106】なお、この場合、イメージファイル15に
は、前記索引ファイル5のポインタで示されるアドレス
a、b、cに、それぞれ、印鑑のイメージデータが格納
されている。
【0107】(H) :次に、アプリケーションプログラム
は、新口座番号から算出される索引ファイル5上のアド
レスに、先程獲得したイメージファイル15上のポイン
タ(最初は、旧口座番号のポインタa)を併せて格納す
る。この例では、索引ファイル5のアドレス4に、ポイ
ンタaと新口座番号100が格納される。
【0108】(I) :旧口座番号のイメージファイルと新
口座番号とのリンクが完了したら、索引ファイル5上の
旧番号情報の削除を行う。この例では、索引ファイル5
のアドレス1のデータが削除される。
【0109】(J) :前記処理が終了した状態では、索引
ファイル5では、アドレス2にポインタbと口座番号0
02が格納されており、アドレス3にポインタcと口座
番号003が格納されており、アドレス4にポインタa
と口座番号100が格納されている。
【0110】また、イメージファイル15には、前記索
引ファイル5のポインタで示されるアドレスに、それぞ
れ印鑑のイメージデータが格納されている。その後、前
記と同様にして、変更結果フラグが未済の口座番号デー
タに対して同様の処理を繰り返して行い、全て完了した
ら、変換番号データファイルの1ブロック目の全変更終
了フラグをオン(済)にする。このようにして口座番号
の一括変換処理を終了する。
【0111】(実施例2の説明)図11〜図18は、本
発明の実施例2を示した図であり、図11〜図18中、
図1〜図10、図19と同じものは、同一符号で示して
ある。また、16は一括変換データファイルを示す。
【0112】なお、図2に示した実施例1の装置構成図
は、実施例2でも同じなので、図2も援用しながら説明
する。但し、実施例2では、電子ファイリング装置8内
に、更に、一括変換データファイルを備えている。ま
た、実施例2のアプリケーションプログラムは、変換
前、或いは変換後の新口座番号が、ユニークな番号であ
ることを認識する機能を備えている。
【0113】§1:実施例2の変換方法の説明・・・図
11、図12参照 図11は実施例2の変換方法説明図(その1)、図12
は実施例2の変換方法説明図(その2)である。
【0114】実施例2の変換方法は、変換前、または変
換後の新口座番号が、ユニークな番号であることを認識
できる手段(アプリケーションプログラム)を有する印
鑑登録装置において、索引ファイルのポインタの張り替
えを行わないで、口座番号の変換を行う例である。
【0115】実施例2における口座番号データ群の一括
変換を行う際の前提条件は、前記のように、変換前、ま
たは変換後の新口座番号が、ユニークな番号であること
を認識できる手段(アプリケーションプログラム)を有
することであるが、この場合、口座番号の1桁目が0以
外の数字である場合は、変換前、または変換後の新口座
番号として認識するものとする。以下、図11、図12
に基づいて、詳細に説明する。なお、図11、図12の
番号は、口座番号を示す。
【0116】実施例2の変換方法は、前記従来例と同じ
ように、例えば、金融業務上で、或る出張所(例えば、
銀行の支店)を閉鎖し、そこで管理済みの口座番号群
を、母店(例えば、銀行の本店)でまとめて管理する要
件が発生した場合の変換方法である。
【0117】この場合、前記出張所側で管理済みの口座
番号(旧口座番号)データ群を、母店側で管理可能な口
座番号(新口座番号)データ群に一括して変換する。こ
の口座番号の一括変換方法は、以下に説明する処理1、
処理2の順に行われる。
【0118】なお、以下の処理1、処理2を行う際、電
子ファイリング装置8には、次のような変換番号データ
ファイル14と、索引ファイル5と、付随データファイ
ル6と、一括変換データファイル16を作成しておき、
これらのファイルを利用して、口座番号の一括変換処理
を行う。
【0119】変換番号データファイル14は、口座番号
の一括変換を行う際、フロッピィディスクのデータをコ
ピーするために使用するファイルである。この変換番号
データファイル14は、データを各ブロック(block )
に別けて格納しており、その1ブロック目には、全変更
終了フラグをセット(オン/オフ)できる領域が設けて
ある。
【0120】この全変更終了フラグは、変換対象の全て
のデータについて変換処理が終了したか否かを示すフラ
グであり、例えば、前記フラグは、未済の場合にオフ
(フラグ=0)、済の場合にオン(フラグ=1)とす
る。
【0121】また、2ブロック目以降には、フロッピィ
ディスクFPDからコピーしたデータ(旧口座番号+新
口座番号)を格納する領域と、各口座番号に対応して変
更結果フラグ(未済/済)を格納する領域が設定されて
いる。
【0122】この変更結果フラグは、変換対象の口座番
号情報について、変換処理が終了したか否かを示すフラ
グであり、例えば、前記フラグは、未済の場合にオフ
(フラグ=0)、済の場合にオン(フラグ=1)とす
る。
【0123】索引ファイル5は、入力された口座番号の
格納と、その口座番号に関する付随データファイルへの
ポインタを格納するものである。すなわち、この索引フ
ァイル5には、口座番号から算出された所定のアドレス
に、ポインタ(索引ファイルで管理する口座番号に関す
る付随データのアドレスを示す)と、口座番号(図の番
号の項目)を格納する。
【0124】例えば、索引ファイル5では、アドレス1
にポインタaと口座番号001を格納し、アドレス2に
ポインタbと口座番号002を格納し、アドレス3にポ
インタcと口座番号003を格納する。
【0125】付随データファイル6は、索引ファイルで
管理されている口座番号に関する付随データを格納する
ものである。すなわち、索引ファイル5のポインタで示
されるアドレスに、付随データ(例えば、印鑑のイメー
ジデータ)を格納するものである。
【0126】例えば、付随データファイル6では、アド
レスaに、付随データとして「田中」を格納し、アドレ
スbに付随データとして「山田」を格納し、アドレスc
に付随データとして「石井」を格納する。
【0127】一括変換データファイル16は、入力され
た新口座番号から算出されたアドレスに、新口座番号と
旧口座番号を格納するものである。例えば、新口座番号
100から算出されたアドレス「ア」に、新口座番号1
00と旧口座番号001を格納する。
【0128】(1) :処理1・・・図11参照 先ず、図11に示したように、予め、口座番号の変換を
行うための口座番号データ群が格納されているフロッピ
ィディスクFPDを用意する。この場合、フロッピィデ
ィスクFPDには、変換対象の旧口座番号と、新口座番
号とを対応させて格納しておく。
【0129】例えば、旧口座番号001を新口座番号1
00に変換し、旧口座番号002を新口座番号200に
変換し、旧口座番号003を新口座番号300に変換す
る場合、フロッピィディスクFPDには、旧口座番号
(旧番号)001に対応させて新口座番号100を入力
し、旧口座番号(旧番号)002に対応させて新口座番
号200を入力し、旧口座番号(旧番号)003に対応
させて新口座番号300を入力する。
【0130】そして、前記口座番号データ群が入力され
たフロッピィディスクFPDを、印鑑登録用コンピュー
タ4のフロッピィディスクドライブ(FDD)にセット
する。この状態で、端末装置3から、印鑑登録用コンピ
ュータ4のアプリケーションプログラムに対し、コピー
の依頼を出す(図の参照)。
【0131】前記依頼を受けたアプリケーションプログ
ラムは、前記フロッピィディスクFPDから、電子ファ
イリング装置8に設定した変換番号データファイル14
に、口座番号データ群のコピー(複写)を行う(図の
参照)。なお、前記全変更終了フラグ、及び変更結果フ
ラグは、最初はオフ(未済)であり、変換処理が終了し
た場合、アプリケーションプログラムがオン(済)にセ
ットする。
【0132】(2) :処理2・・・図12参照 前記処理1の終了後、以下に説明する処理2を行う。こ
の処理2では、先ず、端末装置3から印鑑登録用コンピ
ュータ4のアプリケーションプログラムに対して、口座
番号の一括変換の依頼を行う。
【0133】この口座番号の一括変換の依頼を受けたア
プリケーションプログラムは、先ず、変換番号データフ
ァイル14の1ブロック目の全変更終了フラグ(未済/
済)を参照する。その結果、前記全変更終了フラグがオ
ン(済)になっていたら変換を行わないが、全変更終了
フラグがオフ(未済)になっていたら、2ブロック目の
先頭の変更結果フラグを参照する。
【0134】その結果、前記変更結果フラグがオン
(済)であれば、次の変更結果フラグを参照し、変更結
果フラグがオフ(済)であれば、変換番号データファイ
ル14から、その旧口座番号と新口座番号を獲得する
(図の、参照)。
【0135】このようにして、口座番号データを獲得
後、アプリケーションプログラムは、新口座番号から、
一括変換データファイル16上のアドレスを算出する。
そして、前記算出した一括変換データファイル16のア
ドレスに、新口座番号と旧口座番号を格納する(図の
参照)。
【0136】前記のようにして新口座番号と旧口座番号
を一括変換データファイル16に格納したら、変換番号
データファイル14の該当する口座番号の変更結果フラ
グをオン(済)にして、1対の口座番号データの変換処
理を終了する。
【0137】以降同様にして、変更結果フラグが未済の
口座番号に対して変換処理を行い、全ての口座番号に対
して変換処理が完了したら、変換番号データファイル1
4の1ブロック目の全変更終了フラグをオン(済)にす
る。
【0138】§2:フローチャートに基づく処理説明・
・・図13参照 図13は実施例2の変換処理フローチャートである。以
下、図13に基づいて実施例2の処理を説明する。な
お、S21〜S29は各処理ステップを示す。
【0139】先ず、印鑑登録用コンピュータ4のアプリ
ケーションプログラムは、端末装置3からの依頼に基づ
いて、予め変換するための番号データ群が格納されてい
るフロッピィディスクFPDから、変換番号データファ
イル14に口座番号データ群のコピーを行う(S2
1)。
【0140】次に、端末装置3から一括変換の依頼を受
けたアプリケーションプログラムは、先ず、変換番号デ
ータファイル14の1ブロック目の全変更終了フラグを
参照する。
【0141】その結果、全変更終了フラグがオン(済)
であれば(S22)、全口座番号の変換が終了している
ので新たに変換処理はしないが、オフ(未済)であれば
(S22)、2ブロック目の先頭の変更結果フラグを順
次参照する(S23)。
【0142】その結果、変更結果フラグがオン(済)で
あれば(S24)、S23の処理を行うが、オフ(未
済)であれば(S24)、前記変更結果フラグに対応し
た旧口座番号と新口座番号を獲得する(S25)。
【0143】前記のようにして、旧口座番号と新口座番
号を獲得したアプリケーションプログラムは、先ず、新
口座番号から算出した一括変換データファイル16上の
アドレスに、新口座番号と旧口座番号を格納する(S2
6)。
【0144】このようにして一括変換データファイル1
6に新口座番号と旧口座番号を格納したら、変換番号デ
ータファイル14における該当口座番号情報の変更結果
フラグをオン(済)にする(S27)。
【0145】その後、前記と同様にして、変更結果フラ
グがオフ(未済)の口座番号データに対して前記S23
からの処理を繰り返して行い、全て完了したら(S2
8)、変換番号データファイル14の1ブロック目の全
変更終了フラグをオン(済)にする(S29)。このよ
うにして口座番号の一括変換処理を終了する。
【0146】前記一括変換処理によれば、変換処理を自
動的、かつ効率的に行うことができる。また、変換後の
口座番号は、索引ファイルを使用せず、一括変換データ
ファイルにまとめて格納するので、変換処理が簡単にな
る。更に、口座番号の一括変換後、索引ファイルに格納
されている旧口座番号のデータを削除しないので、旧口
座番号から付随データの参照、或いは変更処理を行うこ
とができる。
【0147】§3:口座番号によるデータ検索処理の説
明・・・図14参照 図14は実施例2の検索処理説明図である。以下、図1
4に基づいて、実施例2の検索処理を説明する。例とし
て、新口座番号100を用いて検索を行う場合の処理を
説明する。
【0148】先ず、端末装置3より、印鑑登録用コンピ
ュータ4のアプリケーションプログラムに対して、口座
番号による検索依頼を行う。この時、端末装置3では、
キーボードから今回変換した新口座番号100の入力を
行い、このデータを印鑑登録用コンピュータ4のアプリ
ケーションプログラムに転送する(図の参照)。
【0149】前記依頼を受けたアプリケーションプログ
ラムは、受信した口座番号100から、口座番号の1桁
目に0以外の数字1があることを確認し、前記口座番号
100が変換後の新口座番号であると判定する。
【0150】前記判定結果により、アプリケーションプ
ログラムは、前記口座番号100から一括変換データフ
ァイル16上のアドレス「ア」を算出する。その後、こ
のアドレス「ア」で一括変換データファイルを参照し
(図の参照)、旧口座番号001を獲得する。
【0151】次に、アプリケーションプログラムは、獲
得した旧口座番号001より索引ファイル5上のアドレ
ス1を算出し、索引ファイル5のアドレス1を参照して
(図の参照)、付随データファイル6のポインタaを
獲得する。
【0152】更に、前記獲得したポインタaから付随デ
ータファイル6を検索して、付随データ「田中」を獲得
し(図の参照)、端末装置3宛に出力する(図の参
照)。端末装置3では前記検索結果のデータを表示装置
の画面に表示する。
【0153】なお、実施例2の変換方法によれば、索引
ファイル5上の旧口座番号のデータは削除していないの
で、旧口座番号を用いても検索が可能である。その手順
については、実施例1と同じである。
【0154】つまり、旧口座番号001が端末装置3よ
り入力されると、口座番号の1桁目は0であるから、一
括変換データファイルは参照せず、旧口座番号から算出
するアドレスで索引ファイル5を参照することになる。
【0155】前記検索処理によれば、検索対象の口座番
号が新口座番号(ユニークな番号)か旧口座番号かを判
定し、その判定結果に応じて自動的に検索を行う。この
場合、検索対象の口座番号が新口座番号(ユニークな番
号)であれば、一括変換データファイルを検索し、旧口
座番号であれば、索引ファイルを検索する。従って、検
索対象のファイルが2つに別れていても、確実に検索を
行うことができる。
【0156】§4:具体例による処理方法の説明・・・
図15〜図18参照 図15は実施例2の具体例による処理説明図(その
1)、図16は実施例2の具体例による処理説明図(そ
の2)、図17は実施例2の具体例による処理説明図
(その3)、図18は実施例2の具体例による処理説明
図(その4)である。以下、図15〜図18に基づい
て、具体例による処理方法を説明する。なお、この例
は、前記付随データファイルを、イメージファイルとし
た例であり、以下に示す(A) 〜(H) の各処理により行わ
れる。
【0157】(A) :先ず、フロッピィディスクFPDの
作成を行う。この処理は、印鑑登録装置とは別の装置
(例えば、パソコン、ワークステーション、その他のコ
ンピュータ等)を利用して、人手により変換対象の口座
番号を入力する。この場合、旧口座番号(旧番号)と新
口座番号(新番号)を対応させた口座番号データ群を入
力する。
【0158】(B) :係員(オペレータ)は、前記作成し
たフロッピィディスクFPDを、印鑑登録用コンピュー
タ4のフロッピィディスクドライブ(FDD)にセット
する。
【0159】(C) :係員(オペレータ)は、端末装置3
側で操作を行い、表示装置の画面に処理メニューを表示
させ、この表示画面上で、例えば「変換番号コピー」を
選択する。その後、キーボードのエンタキーを押下す
る。この操作により、端末装置3から印鑑登録用コンピ
ュータ4のアプリケーションプログラムに対し、変換番
号のコピー依頼を行う。
【0160】(D) :前記コピー依頼を受け取ったアプリ
ケーションプログラムでは、フロッピィディスクFPD
から旧口座番号と新口座番号のデータを読み取り、その
口座番号データ群を、変換番号データファイル14にコ
ピーする。
【0161】(E) :係員(オペレータ)は、前記コピー
終了後、例えば、表示画面の処理メニューから「口座番
号一括変換」を選択し、キーボードのエンタキーを押下
する。この操作により、端末装置3から印鑑登録用コン
ピュータ4のアプリケーションプログラムに対して、口
座番号一括変換の依頼を出す。
【0162】(F) :端末装置3から口座番号一括変換の
依頼を受けたアプリケーションプログラムは、前記算出
したアドレスを基に、先ず、変換番号データファイル1
4の1ブロック目の全変更終了フラグを参照する。
【0163】その結果、全変更終了フラグがオン(済)
であれば、全口座番号の変換が終了しているので新たに
変換処理はしないが、オフ(未済)であれば、2ブロッ
ク目の先頭の変更結果フラグを参照する。
【0164】その結果、変更結果フラグがオン(済)で
あれば、次の変更結果フラグを参照するが、オフ(未
済)であれば、その旧口座番号と新口座番号を獲得す
る。前記のようにして、アプリケーションプログラム
は、変換番号データファイルの旧口座番号と新口座番号
を獲得する。
【0165】(G) :次に、アプリケーションプログラム
は、前記獲得した新口座番号から一括変換データファイ
ル16のアドレスを算出し、このアドレスに、新口座番
号と旧口座番号を格納する。この例の場合、一括変換デ
ータファイル16には、最初は、アドレス「ア」に、新
口座番号100と旧口座番号001を格納する。
【0166】(H) :続いて、アプリケーションプログラ
ムは、変換番号データファイル14の該当する口座番号
の変更結果フラグをオン(済)にして、前記と同様の処
理を繰り返して行う。例えば、新口座番号100に対し
て変換処理を終了した場合、変換番号データファイル1
4の2ブロック目に格納されている変更結果フラグの
内、新口座番号100に対応する部分の変更結果フラグ
をオン(済)にする。
【0167】その後、アプリケーションプログラムは、
前記と同様にして、変更結果フラグがオフ(未済)の口
座番号データに対して同様の処理を繰り返して行い、全
て完了したら、変換番号データファイルの1ブロック目
の全変更終了フラグをオン(済)にする。このようにし
て口座番号の一括変換処理を終了する。
【0168】なお、実施例2の変換処理では、索引ファ
イルの口座番号の削除は行わないので、索引ファイル5
には、旧口座番号はそのまま残っている。また、イメー
ジファイルの内容にも変更はない。
【0169】(他の実施例)以上実施例について説明し
たが、本発明は次のようにしても実施可能である。 (1) :前記口座番号の代わりに、他の任意の番号(例え
ば、管理番号、整理番号)を使用しても、前記実施例と
同様に実施可能である。
【0170】(2) :前記付随データは、印鑑のイメージ
データだけに限らず、他の任意のデータ(例えば、印鑑
+住所+氏名のイメージデータ)を使用しても、前記実
施例と同様に実施可能である。
【0171】(3) :フロッピィディスクの代わりに他の
任意の記録媒体(例えば、磁気テープ)を使用しても、
前記実施例と同様に実施可能である。
【0172】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1) :口座番号を一括変換する場合、従来は手作業によ
り、個々の口座番号毎にデータの入力を行って変換処理
をしていたが、本発明では、フロッピィディスクに、旧
口座番号と新口座番号を格納しておくだけで、後は、印
鑑登録装置内部で自動的に一括変換を行うことができ
る。
【0173】従って、口座番号の一括変換処理が、自動
的、かつ効率良くできる効果がある。特に、大量のデー
タを変換する場合には、従来例に比べて、係員等の作業
量、作業時間が大幅に短縮でき、かつ作業費用も大幅に
削減できる効果がある。なお、前記効果の外、各請求項
の構成によれば、次のような効果がある。
【0174】(2) :請求項1によれば、口座番号の一括
変換後、索引ファイルに格納されている旧口座番号のデ
ータを削除しているので、索引ファイルを有効利用でき
る効果がある。また、変換番号データファイル以外の余
分なファイルを必要としないので、ファイルの数が少な
くて済む効果がある。
【0175】(3) :請求項2の構成によれば、検索手段
により、変換前の口座番号でも、変換後の口座番号で
も、両者を区別しないで効率良く検索できる効果があ
る。 (4) :請求項3の構成によれば、変換後の口座番号は、
索引ファイルを使用せず、一括変換データファイルにま
とめて格納するので、変換処理が簡単になる効果があ
る。
【0176】また、口座番号の一括変換後、索引ファイ
ルに格納されている旧口座番号のデータを削除しないの
で、旧口座番号から付随データの参照、或いは変更処理
を行うことができる効果がある。
【0177】(5) :請求項4の構成によれば、検索手段
により、検索対象の口座番号が新口座番号(ユニークな
番号)か旧口座番号かを判定し、その判定結果に応じて
自動的に検索を行う。この場合、検索対象の口座番号が
新口座番号(ユニークな番号)であれば、一括変換デー
タファイルを検索し、旧口座番号であれば、索引ファイ
ルを検索する。従って、検索対象のファイルが2つに別
れていても、確実に検索を行うことができる効果があ
る。
【0178】(6) :請求項5の構成によれば、変換番号
データファイルにフラグを設定して変換処理を行うの
で、変換処理を確実、かつ効率的に行うことができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施例1の装置構成図である。
【図3】実施例1の変換方法説明図(その1)である。
【図4】実施例1の変換方法説明図(その2)である。
【図5】実施例1の変換処理フローチャートである。
【図6】実施例1の検索処理説明図である。
【図7】実施例1の具体例による処理説明図(その1)
である。
【図8】実施例1の具体例による処理説明図(その2)
である。
【図9】実施例1の具体例による処理説明図(その3)
である。
【図10】実施例1の具体例による処理説明図(その
4)である。
【図11】実施例2の変換方法説明図(その1)であ
る。
【図12】実施例2の変換方法説明図(その2)であ
る。
【図13】実施例2の変換処理フローチャートである。
【図14】実施例2の検索処理説明図である。
【図15】実施例2の具体例による処理説明図(その
1)である。
【図16】実施例2の具体例による処理説明図(その
2)である。
【図17】実施例2の具体例による処理説明図(その
3)である。
【図18】実施例2の具体例による処理説明図(その
4)である。
【図19】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
3 端末装置 4 印鑑登録用コンピュータ 5 索引ファイル 6 付随データファイル 8 電子ファイリング装置 14 変換番号データファイル 16 一括変換データファイル FPD フロッピィディスク
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−98771(JP,A) 久野靖,「ファイルシステム(2)」 (計算機科学を志す人のためのコンピュ ータリテラシ 第5回),bit,vo l.24,no.9,1992.09,95−103 ページ (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 G06F 19/00 G06F 15/00 G06F 12/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 索引ファイル、及び付随データファイル
    を備え、 前記索引ファイルには、入力した口座番号と、その口座
    番号に関する付随データファイルへのポインタを格納
    し、 前記付随データファイルには、前記索引ファイルで管理
    されている口座番号に関する付随データを格納して印鑑
    登録を行う印鑑登録装置において、 外部から入力された一括変換用番号データ群を格納する
    ための変換番号データファイルを備えると共に、 前記入力された一括変換用番号データ群を、前記変換番
    号データファイルへ格納する番号データ格納処理手段
    と、 前記一括変換用番号データ群が格納済みの変換番号デー
    タファイルの先頭から、順次、旧口座番号と新口座番号
    を獲得する番号獲得処理手段と、 前記番号獲得処理手段が獲得した旧口座番号から、索引
    ファイルのアドレスを算出し、そのアドレスに既に登録
    済みの旧口座番号情報から、付随データファイル上のア
    ドレスを示すポインタを獲得するポインタ獲得処理手段
    と、 前記番号獲得処理手段が獲得した新口座番号から、索引
    ファイルのアドレスを算出し、そのアドレスに、前記ポ
    インタ獲得処理手段が獲得したポインタと、新口座番号
    を1組の番号情報として格納する番号情報格納処理手段
    と、 前記番号情報格納処理手段により、索引ファイルへの新
    口座番号情報格納後、索引ファイル上の旧口座番号情報
    を削除する番号情報削除処理手段を備えていることを特
    徴とした印鑑登録装置。
  2. 【請求項2】 検索依頼による口座番号の入力があった
    場合、前記口座番号から索引ファイルのアドレスを算出
    し、そのアドレスを参照してポインタを獲得し、前記ポ
    インタを基に付随データファイルを検索して付随データ
    を獲得する検索手段を備えていることを特徴とした請求
    項1記載の印鑑登録装置。
  3. 【請求項3】 索引ファイル、及び付随データファイル
    を備え、 前記索引ファイルには、入力した口座番号と、その口座
    番号に関する付随データファイルへのポインタを格納
    し、 前記付随データファイルには、索引ファイルで管理され
    ている口座番号に関する付随データを格納して印鑑登録
    を行う印鑑登録装置において、 外部から入力された一括変換用番号データ群を格納する
    ための変換番号データファイルと、 変換後の番号データ群を格納するための一括変換データ
    ファイルを備えると共に、 前記入力された一括変換用番号データ群を、前記変換番
    号データファイルへ格納する番号データ格納処理手段
    と、 前記一括変換用番号データ群が格納済みの変換番号デー
    タファイルの先頭から、順次、旧口座番号と新口座番号
    を獲得する番号獲得処理手段と、 前記番号獲得処理手段が獲得した新口座番号から一括変
    換用データファイルのアドレスを算出し、そのアドレス
    に、前記番号獲得処理手段が獲得した新口座番号と、旧
    口座番号を1組の番号情報として格納する番号情報格納
    処理手段を備えていることを特徴とした印鑑登録装置。
  4. 【請求項4】 検索依頼による口座番号の入力があった
    場合、前記口座番号が変換後の新口座番号か否かを判定
    し、変換後の新口座番号であると判定した場合、 前記入力された口座番号から一括変換データファイルの
    アドレスを算出し、そのアドレスから旧口座番号を獲得
    し、この旧口座番号から索引ファイルのアドレスを算出
    し、そのアドレスから付随データファイルのポインタを
    獲得し、 前記獲得したポインタを基に、付随データファイルを検
    索して付随データを獲得する検索手段を備えていること
    を特徴とした請求項3記載の印鑑登録装置。
  5. 【請求項5】 前記変換番号データファイルには、各口
    座番号毎に、口座番号の変換処理が終了したか否かを示
    すフラグの設定領域と、口座番号の全変換処理が終了し
    たか否かを示すフラグの設定領域を設けておき、 前記番号獲得処理手段は、前記フラグを参照しながら口
    座番号の獲得を行い、前記番号情報格納処理手段は、前
    記フラグを更新しながら格納処理を行うことを特徴とし
    た請求項1、または3記載の印鑑登録装置。
  6. 【請求項6】 前記付随データは、印鑑のイメージデー
    タであることを特徴とした請求項1、または3記載の印
    鑑登録装置。
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