JP3411231B2 - 伝搬路推定回路 - Google Patents

伝搬路推定回路

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JP3411231B2 JP3409099A JP3409099A JP3411231B2 JP 3411231 B2 JP3411231 B2 JP 3411231B2 JP 3409099 A JP3409099 A JP 3409099A JP 3409099 A JP3409099 A JP 3409099A JP 3411231 B2 JP3411231 B2 JP 3411231B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、情報信号の復調等
に用いるため、伝搬路の特性を推定する伝搬路推定回路
に関する。特に、そのままでは伝搬路特性の推定に利用
できない挿入信号が、基準信号に時分割多重されている
伝搬路を推定する回路に適用して好適なものである。 【0002】 【従来の技術】従来、コヒーレント検波のための手法と
して、例えば、パイロットシンボル(基準信号)を情報
信号等とは別のチャネル(パイロットチャネル)にて送
信する方式が提案されている。 【0003】文献:“DS−CDMAにおける2Mbp
sマルチコード伝送特性"大川,安藤,佐和橋,安達,
電子情報通信学会ソサイエティ大会,B-345,p.346,19
96年上記文献では、時間的に連続して送信されてくるパ
イロットシンボル(基準信号)の電力が情報シンボルの
電力の16倍に定められており、このパイロットシンボ
ルの相関値について移動平均を計算することにより高精
度な伝搬路の推定を可能としている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、現在、かか
るパイロットチャネルの一部に、情報シンボルや送信電
力制御(TPC)ビット等そのままでは伝搬路特性の推
定に利用できない挿入信号を挿入する方式が検討されて
いる。 【0005】しかし、かかる方式の場合には、パイロッ
トチャネルを用いる方式であっても、その一部にパイロ
ットシンボル以外の信号が含まれているため、上記文献
に表されている手法をそのまま適用することはできず、
仮に適用したとすると、伝搬路の推定値に大きな誤差が
現れるのを避け得ない。このことは、最適な伝搬路の推
定値を行えないことを意味する。以下、その理由を説明
する。 【0006】なおここでは、受信信号rを次式のように
仮定する。 【0007】 r=d・exp(Φ)+n …(1) 因みに、dはパイロットチャネルのデータ、Φは伝搬路
の位相(ここでは簡単のため振幅は一定とした)、nは
ノイズ成分とする。 【0008】上記文献の伝搬路推定方法によると、伝搬
路推定値xは次式で与えられる。 【0009】 x=Σr=Σ(d・exp(Φ)+n) …(2) ここで、ノイズ成分nの平均値がOであり、パイロット
チャネルのデータdが全て“1"(すなわち、パイロッ
トシンボル)であるとすると、その伝搬路推定値xは次
式のように推定できる。 【0010】 x=exp(Φ) …(3) しかしながら、伝搬路推定を行う区間にパイロットシン
ボル以外のデータ(すなわち、送信電力制御(TPC)
ビット等の挿入信号)が含まれている場合には、当該挿
入されたデータ部分において、パイロットチャネルのデ
ータdが“1"又は“−1"の値を採ることになるため、
伝搬路推定値xを(3)式で求めたexp(Φ)として
求めることはできない。 【0011】 【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明においては、時間的に連続して又は規則的に
送られてくる基準信号に基づいて伝搬路特性の推定を行
う伝搬路推定回路を、以下の手段で構成する。 【0012】すなわち、(1) 時系列に入力される受信信
号を復調し、時間的な連続性又は規則性に従えば基準信
号が存在すべき時間位置に基準信号以外の挿入信号が挿
入されている場合には当該時間位置について挿入信号の
復調信号を得、それ以外の該当時間位置については基準
信号の復調信号を得る復調回路と、(2) 復調回路から出
力される復調信号より挿入信号に相当するデータ成分を
除去し、当該箇所に基準信号に相当する擬似データ成分
を挿入することにより、時間的な連続性又は規則性を満
たす擬似的な基準信号を再生する挿入信号データ除去回
路と、(3) 挿入信号データ除去回路から出力される擬似
的な基準信号に基づいて伝搬路特性の推定を行なう伝搬
路特性推定回路と、(4) 伝搬路特性推定回路から出力さ
れる伝搬路特性と復調回路から出力される挿入信号に相
当する復調信号とに基づいて挿入信号に相当するデータ
成分を判定し、これを前記挿入信号データ除去回路に与
えるデータ判定回路とで、伝搬路推定回路を構成する。 【0013】このように、本発明においては、復調信号
中から挿入信号に相当するデータ成分を除去し、その箇
所に基準信号に相当する擬似データ成分を挿入して擬似
的な基準信号を再生しているため、その後段に位置する
伝搬路特性推定回路は、従来通り、時間的な連続性又は
規則性を満たす基準信号が送られてきているのと同様の
処理により伝搬路の特性を推定することができる。 【0014】 【発明の実施の形態】(A)実施形態例 以下、パイロットチャネルの1フレームが16シンボル
で構成されるものとし、その最初の12シンボルがパイ
ロットシンボル(全てのビットが“1"のデータ)に割
り当てられ、続く4シンボルが送信電力制御(TPC)
ビットに割り当てられているものとして、すなわち、パ
イロットシンボル(基準信号)に続いてTPCビット
(挿入信号)が挿入されているものとして、その拡散符
号化信号からパイロットチャネルの伝搬路を推定する場
合について説明する。 【0015】なお、当該伝搬路推定回路は、無線通信装
置の受信系に設けられている。また、送信電力制御(T
PC)ビットの“1"又は“−1"は、それぞれ送信電力
の「上げ」又は「下げ」に対応するものとする。 【0016】図1に、実施形態に係る伝搬路推定回路の
具体的な構成を示す。なおこの図に示す構成は、本発明
に関係する機能部分のみを選択的に表したものであり、
その他の構成部分については表記を省略している。 【0017】本実施形態に係る伝搬路推定回路は、べー
スバンド入力端子1と、フレームクロック入力端子2
と、シンボルクロック入力端子3と、拡散符号発生器4
と、パイロットシンボル相関器5と、シンボルカウンタ
6と、TPCビットデータ除去部7と、Nシンボル移動
平均処理部8と、TPCビットデータ判定部9と、伝般
路推定値出力端子10とからなる。 【0018】ここで、拡散符号発生器4は、送信側が送
信データの拡散に用いる予め定めた拡散符号S4を生成
するのに用いる回路である。 【0019】パイロットシンボル相関器5は、アンテナ
で受信された信号を準同期検波しべースバンド帯域の信
号に変換したべースバンド信号S1をべースバンド入力
端子1を介して入力し、これと拡散符号S4との相関演
算を行なう回路である。ここでの演算結果は、相関演算
結果信号S5として後段のTPCビットデータ除去部7
に出力される。なお、ここでの相関演算結果信号S5に
は、パイロットシンボルだけでなく、TPCビットが含
まれている。 【0020】シンボルカウンタ6は、フレーム中に含ま
れるTPCビットの位置を特定するために設けられた計
数手段である。この実施形態の場合、1フレームは16
シンボルであるため、4ビットのカウンタで構成されて
いる。 【0021】シンボルカウンタ6は、不図示のクロック
生成部で生成されたフレームクロックS2及びシンボル
クロックS3のそれぞれを、フレームクロック入力端子
2及びシンボルクロック入力端子3のそれぞれより入力
して動作する。ここで、シンボルカウンタ6は、TPC
ビットに相当する区間を、TPCビット位置情報信号S
6を有意レベルにすることで表すよう構成されている。 【0022】TPCビットデータ除去部7は、パイロッ
トシンボル相関器5から入力される相関演算結果信号S
5からTPCビットに相当するデータ部分を取り除き、
これを擬似的なパイロットシンボルで置き換えることに
より、パイロットシンボルのみからなるパイロットチャ
ネルを受信しているのと同様のデータ系列を生成するた
めの手段である。 【0023】ここで、TPCビットデータ除去部7は、
TPCビット位置情報S6が無為レベルである場合、パ
イロットシンボル相関器5から入力される相関演算結果
信号S5をそのまま出力する。一方、TPCビットデー
タ除去部7は、TPCビット位置情報S6が有意レベル
である場合、パイロットシンボル相関器5から入力され
る相関演算結果信号S5と、TPCビットデータ判定部
9の出力である判定データS9の複素共役値とを掛け合
わせた値を出力する。これら2種類の信号からなる出力
が、擬似的なパイロットシンボル系列S7としてNシン
ボル移動平均処理部8に与えられる。 【0024】Nシンボル移動平均処理部8は、Nシンボ
ル区間、疑似的なパイロットシンボル系列S7を移動平
均処理し、伝搬路推定値S8を求める手段である。伝搬
路推定値S8は、伝搬路推定値出力端子10を介して出
力される一方、TPCビットデータ判定部9にも与えら
れ、受信信号中に含まれるTPCビットを再生するのに
用いられる。 【0025】TPCビットデータ判定部9は、パイロッ
トシンボル相関器5の出力である相関演算結果信号S5
と、Nシンボル移動平均処理部8の出力である伝搬路推
定値S8とからTPCビットの判定データS9を出力す
る手段である。 【0026】続いて、これら手段から構成される伝搬路
推定回路の全体的な伝搬路推定動作を説明する。 【0027】パイロットシンボル相関器5は、べースバ
ンド受信信号入力端子1より入力されるべースバンド受
信信号S1と、拡散信号発生器4から与えられる拡散符
号S4との積和演算を行うことにより相関値を逐次算出
し、これを相関演算結果信号S5として後段のTPCビ
ットデータ除去部7に時系列的に出力する。 【0028】このとき、シンボルカウンタ6では、フレ
ームクロック入力端子2より入力されたフレームクロッ
クS2に同期して、4ビットのシンボルカウンタのリセ
ットが行われると共に、シンボルクロック入力端子3よ
り入力されるシンボルクロックS3に基づくシンボルカ
ウンタのカウントアップ動作が実行されている。 【0029】また、シンボルカウンタ6は、当該カウン
トアップ動作に並行してそのカウント値の監視動作を実
行し、カウント値が「12」,「13」,「14」,
「15」である間、TPCビット位置情報S6を有意レ
ベルとする。これにより、シンボルカウンタ6は、TP
Cビットデータ除去部7に現在入力されている相関演算
結果信号S5がTPCビットに対応する相関値であるこ
とを通知する。 【0030】TPCビットデータ除去部7は、このよう
にシンボルカウンタ6から現入力データがTPCビット
であるとの通知(有意レベルのTPCビット位置情報S
6)を受信すると、パイロットシンボル相関器5の出力
である相関演算結果信号S5のデータ成分をTPCビッ
トデータ判定部9の出力である判定データS9に従って
除去する。具体的には、相関演算結果信号S5に判定デ
ータS9の複素共役値を掛合わせる演算が行われる。 【0031】かかる操作により、TPCビットデータ除
去部7からは、TPCビットのデータ成分が除去され
た、すなわち、フレームの全期間についてビット値が
“1"となるような、疑似的にパイロットシンボルが連
続送信されているかのようなパイロットシンボル系列S
7が得られる。 【0032】例えば、(1)式で与えられる受信信号が
受信され、パイロットチャネルのデータdが“1"又は
“−1"のように変動していたとしても、TPCビット
データ除去部7において、TPCビットデータ判定部9
で判定された判定データS9の複素共役値d'を相関演
算結果信号S5である受信信号rに掛け合わせることに
より、その出力であるパイロットシンボル系列S7には
次式の信号r'に示すように、変動成分であるデータd
の影響を第1項から除くことができる。 【0033】 r'=d'・r =d'・d・exp(Φ)+d'・n =exp(Φ)+d'・n …(4) 従って、Nシンボル移動平均処理部8では、従来より用
いられている、連続送信されているパイロットチャネル
を用いる移動平均処理に基づく伝搬路の推定が可能とな
り、高精度に推定された伝搬路推定値S8が伝搬路推定
値出力端子10より出力されることになる。すなわち、
Nシンボル移動平均処理部8は、(4)式に従来の伝搬
路推定法を適用することで、次式の通り、exp(Φ)
を推定値として得ることができる。 【0034】 x'=Σr'=Σ(exp(Φ)+d'・n)=exp(Φ) …(5) なお、この伝搬路推定値S8は、TPCビットデータ判
定部9にも入力され、パイロットシンボル相関器5の出
力である相関演算結果信号S5又はその符号の反転値
と、Nシンボル移動平均処理部8の出力である伝搬路推
定値S8との距離を求めることにより、相関演算結果信
号S5のデータ成分を判定するのに用いられる。 【0035】具体的には、相関演算結果信号S5の値が
S5=I5+jQ5であり、伝搬路推定値S8の値がS
8=I8+jQ8である場合、TPCビットデータ判定
部9は、A=(I8−I5)^2+(Q8−Q5)^2
(ここで、“^2"は、2乗を現す。)と、B=(I8
+I5)^2+(Q8+Q5)^2の2つの値を求め、
A≦Bであれば当該データは“1"(そのまま)である
と判定し、A>Bであれば当該データは“−1"(反
転)であると判定する。そして、TPCビットデータ判
定部9は、当該判定により得られたデータを、判定デー
タS9としてTPCビットデータ除去部7に出力され
る。 【0036】このように、本実施形態に係る伝搬路推定
回路によれば、フレームの全期間がパイロットシンボル
の送信に用いられるのではなく、その一部期間(実施形
態の場合、最後の4シンボル)がTPCビットの送信に
用いられるような場合でも、当該TPCビット区間にパ
イロットシンボル相関器5から与えられる相関演算結果
信号S5からTPCビットに相当する信号成分を除去
し、さらに擬似的にパイロットシンボルが連続送信され
ているパイロットチャネルの信号を受信したときに得ら
れるのと同様なデータ(すなわち、ビット値が全て
“1"のデータ)を生成できることにより、従来装置の
手法を可能とし、高精度な伝搬路推定値を得ることがで
きる。 【0037】(B)他の実施形態 (B1)上述の実施形態例においては、データの符号化
方式にBPSK方式が適用されている場合を前提に、T
PCビットデータ判定部9の判定出力S9として“1"
又は“−1"が出力される場合について述べたが、デー
タの符号化方式にQPSK方式が適用される場合には、
“1+j"又は“−1−j"が出力されるようにすれば良
い。 【0038】(B2)上述の実施形態例においては、パ
イロットチャネル上にパイロットシンボル(基準信号)
以外の信号を挿入する場合について述べたが、トラフィ
ックチャネル上にパイロットシンボル(基準信号)を挿
入される場合にも同様に適用できる。すなわち、トラフ
ィックチャネル上にパイロットシンボル(基準信号)を
挿入される場合も、パイロットシンボル(基準信号)を
主に考えると、時間的に連続して又は規則的に送られて
くる基準信号の間に、基準信号以外の信号が現れる点で
実施形態例の場合と実質的に同じであり、そのまま技術
を応用することができる。 【0039】(B3)上述の実施形態例においては、特
許請求の範囲における用語「挿入信号」の一例として、
送信電力制御(TPC)ビットを例示したが、情報シン
ボルその他の信号を挿入信号とする場合にも適用し得
る。 【0040】(B4)上述の実施形態例においては、フ
レーム最後の数シンボル部分にパイロットシンボル(基
準信号)以外の信号を挿入する場合について述べたが、
挿入位置は、規則的に特定可能であればフレーム最後の
数シンボル部分に限らない。 【0041】(B5)上述の実施形態例においては、毎
フレームごとにパイロットシンボル(基準信号)以外の
信号を挿入する場合について述べたが、複数フレームに
1回の割合で当該信号を挿入する場合にも適用し得る。
なおこの例は、当該複数フレームを1つのフレームとみ
れば、上述の実施形態例と同じとみなすことができる。 【0042】(B6)上述の実施形態例においては、N
シンボル移動平均を求めることにより伝搬路を推定する
場合について述べたが、その他の伝搬路推定方法(例え
ば、最小2乗近似法やフィルタリング処理法)を用いる
場合にも同様の効果を期待できる。 【0043】(B7)上述の実施形態例においては、T
PCビットデータ判定部9において、パイロットシンボ
ル相関器5の出力である相関演算結果信号S5とNシン
ボル移動平均処理部8の出力する伝搬路推定値S8との
距離によりTPCビットを判定するものとしたが、その
他の方法(例えば、I、Q成分の符号を用いてTPCビ
ットの判定を行なう方法)を用いる場合にも同様の効果
を期待できる。 【0044】(B8)上述の実施形態例においては、T
PCビットデータ判定部9において、全てのパイロット
シンボル相関器5の出力に対してデータ成分の判定を行
なったが、TPCビット区間のみについてデータ成分の
判定を行なう場合にも同様の効果を期待できる。 【0045】(B9)上述の実施形態例においては、シ
ンボルカウンタ部6において、フレームクロックS2と
シンボルクロックS3からTPCビットの位置を特定す
る場合について述べたが、その他の方法(例えば、不図
示の受信機のシステムカウンタを用いてTPCビットの
位置を特定する方法)を用いる場合にも同様の効果を期
待できる。 【0046】 【発明の効果】上述のように、本発明によれば、復調信
号中に挿入信号が含まれていても、当該挿入信号に相当
するデータ成分を復調信号中から除去し、基準信号に相
当する擬似データ成分を挿入した擬似的な基準信号を再
生して伝搬路特性推定回路に与えるため、基準信号が存
在すべき時間位置に挿入信号が挿入されている場合に
も、かかる挿入信号が挿入されていない場合と同様の推
定手法により高精度の伝搬路推定値を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】伝搬路推定回路の実施形態例を示すブロック図
である。 【符号の説明】 1…べースバンド受信信号入力端子、2…フレームクロ
ック入力端子、3…シンボルクロック入力端子、4…拡
散符号発生器、5…パイロットシンボル相関器、6…シ
ンボルカウンタ、7…TPCビットデータ除去部、8…
Nシンボル移動平均処理部、9…TPCビットデータ判
定部、10…伝般路推定値出力端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−294096(JP,A) 特開 平10−98411(JP,A) 特開 平10−215236(JP,A) 雨澤 泰治,佐藤 慎一,“cdma 2000システムリバースリンクにおけるT PCビットを考慮した無線伝搬路推定法 の検討”,1999年電子情報通信学会総会 大会講演論文集 通信1,1999年 3月 8日,p.513(B−5−162) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 3/00 H04B 7/00 H04J 13/00 INSPEC(DIALOG) JICSTファイル(JOIS)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 時間的に連続して又は規則的に送られて
    くる基準信号に基づいて伝搬路特性の推定を行う伝搬路
    推定回路において、 時系列に入力される受信信号を復調し、時間的な連続性
    又は規則性に従えば基準信号が存在すべき時間位置に基
    準信号以外の挿入信号が挿入されている場合には当該時
    間位置について挿入信号の復調信号を得、それ以外の該
    当時間位置については基準信号の復調信号を得る復調回
    路と、 前記復調回路から出力される復調信号より前記挿入信号
    に相当するデータ成分を除去し、当該箇所に基準信号に
    相当する擬似データ成分を挿入することにより、時間的
    な連続性又は規則性を満たす擬似的な基準信号を再生す
    る挿入信号データ除去回路と、 前記挿入信号データ除去回路から出力される擬似的な基
    準信号に基づいて伝搬路特性の推定を行なう伝搬路特性
    推定回路と、 前記伝搬路特性推定回路から出力される伝搬路特性と前
    記復調回路から出力される挿入信号に相当する復調信号
    とに基づいて前記挿入信号に相当するデータ成分を判定
    し、これを前記挿入信号データ除去回路に与えるデータ
    判定回路とを備えたことを特徴とする伝搬路推定回路。
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雨澤 泰治,佐藤 慎一,"cdma2000システムリバースリンクにおけるTPCビットを考慮した無線伝搬路推定法の検討",1999年電子情報通信学会総会大会講演論文集 通信1,1999年 3月 8日,p.513(B−5−162)

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