JPH07231286A - 伝搬路推定器及び移動通信受信装置 - Google Patents

伝搬路推定器及び移動通信受信装置

Info

Publication number
JPH07231286A
JPH07231286A JP6020965A JP2096594A JPH07231286A JP H07231286 A JPH07231286 A JP H07231286A JP 6020965 A JP6020965 A JP 6020965A JP 2096594 A JP2096594 A JP 2096594A JP H07231286 A JPH07231286 A JP H07231286A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
propagation path
data
signal
mobile communication
correlation calculation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6020965A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Sato
慎一 佐藤
Taiji Amazawa
泰治 雨澤
Takao Suzuki
孝夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP6020965A priority Critical patent/JPH07231286A/ja
Publication of JPH07231286A publication Critical patent/JPH07231286A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝搬路特性の推定精度が高い伝搬路推定器を
提供する。また、データ判定精度が高い移動通信受信装
置を提供する。 【構成】 伝搬路推定器は、M段構成のシフトレジスタ
20と、M個の係数乗算器211〜21Mと、総和器2
2とを有する非巡回形フィルタでなる。各係数乗算器2
1i(iは1〜M)には、係数A(i)=(−6i+4
M+2)/{M(M−1)}が設定される。適応RAK
E合成を適用している移動通信受信装置において、各受
信波用の伝搬路推定器として上記構成のものを適用す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝搬路推定器、及び、
移動通信システムの受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】送信側において、送信データを差動符号
化した後、所定の拡散符号系列(例えばPN系列)で直
接拡散し、PSK変調して送信する移動通信システムが
検討されている。このような移動通信システムの受信装
置として、下記文献に記載されている適応RAKE(く
ま手)合成を適用して送信データを復調するものが提案
されている。
【0003】文献『Veli-Pekka Kaasila and Aarne Mam
mela,”THE ADAPTIVE RAKE MATCHED FILTER IN A TIME
-VARIANT TWO-PATH CHANNEL ”,IEEE PIMRC'92 ,pp.4
41-445,1992年10月』 ここで、適応RAKE合成とは、受信装置又は送信装置
の移動に伴って周波数選択性フェージングを受けている
ベースバンド受信信号を逆拡散することにより、複数の
受信波(一般に、最も早いものは先行波と呼ばれ、それ
以外は全て遅延波と呼ばれている)に分離し、これら先
行波及び遅延波を信頼度に応じて重み付け合成し、パス
ダイバーシチを実現するものである。重み付けパラメー
タを正確に推定できた場合には、最大比合成ダイバーシ
チとなり、S/N比を最も良くすることができる。
【0004】上記文献には、振幅特性β、位相特性φを
有するフェージング伝搬路特性β・exp(jφ)の複
素共役を重み付けパラメータとすることが記載されてお
り、また、先行波及び遅延波についてのフェージング伝
搬路特性はそれぞれ、逆拡散によって得られた複素相関
信号Rに判定データdを乗積してデータ変調成分を除去
し、その信号の時間平均処理(移動平均処理)で推定で
きることが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
移動通信受信装置では、伝搬路特性の推定において、
『フェージング伝搬路の振幅特性及び位相特性の時間変
化はゆっくりであり、短い時間区間を考えると一定であ
り、ノイズは平均値0のランダムな値である』という仮
定を導入している。すなわち、上述のように、データ変
調成分が除去されたフェージング成分とノイズ成分とで
なる信号の時間平均処理によって伝搬路特性を推定して
いる。
【0006】このため、伝搬路特性の変化がはやくて仮
定が妥当でない場合には、伝搬路特性を正確に推定でき
ず、データ判定が正確に行われないことも生じる。その
結果、データ判定を正確にできる移動通信受信装置が望
まれている。
【0007】ところで、推定精度が高い適応型の伝搬路
推定器も種々提案されている。しかし、小型、軽量、低
消費電力化等の要請が高い、しかも伝搬路推定に係る受
信波の数(伝搬路推定器の数)が多いという特質を有す
る移動通信受信装置では、係数パラメータが固定の伝搬
路推定器で十分な推定精度が得られるならば、適応型の
伝搬路推定器を適用するより好ましい。
【0008】従って、伝搬路特性を正確に推定できる係
数固定の伝搬路推定器が望まれている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の本発明においては、データ変調成分が除去さ
れた伝搬路特性だけを反映したデータ系列が入力され、
伝搬路特性の推定値を出力する伝搬路推定器において、
直前過去のM個の入力データ系列をP(1)〜P(M)
としたとき、現時刻の伝搬路推定値P(0)として、次
の(1) 式で求められた値を出力することを特徴とする。
【0010】
【数3】 第2の本発明は、送信側で、送信データを拡散符号系列
で直接拡散し、デジタル位相変調して送信された信号が
与えられる移動通信受信装置に関する。
【0011】この第2の本発明の移動通信受信装置は、
(1) 複数の無線伝搬路を通して受信された複数の受信波
のそれぞれに対応して設けられたものであって、いずれ
かの上記受信波に同期した拡散符号系列とベースバンド
受信信号との相関演算を行ない、相関演算信号を出力す
る複数の相関演算手段と、(2) 各受信波に対応して設け
られたものであって、判定データに基づいて、対応する
相関演算手段からの相関演算信号からデータ変調成分を
除去する複数のデータ変調成分除去手段と、(3) 各受信
波に対応して設けられたものであって、対応するデータ
変調成分除去手段から出力されたデータ変調成分が除去
された信号に基づいて、無線伝搬路の伝搬路特性を推定
し、重み付け用の信号を出力する複数の無線伝搬路推定
手段と、(4) 各受信波に対応して設けられたものであっ
て、対応する無線伝搬路推定手段からの信号に基づき、
対応する相関演算手段からの相関演算信号に重み付けを
行なう重み付け手段と、(5) 全ての重み付け手段の出力
を加算合成する合成手段と、(6) この合成手段の出力に
基づいてデータ判定を行なう判定手段とを備えている。
【0012】そして、各無線伝搬路推定手段がそれぞ
れ、直前過去のM個の入力データ系列をP(1)〜P
(M)としたとき、現時刻の伝搬路推定値P(0)とし
て、次の(2) 式に示す値を求めることを特徴とする。
【0013】
【数4】
【0014】
【作用】第1の本発明の伝搬路推定器は、『フェージン
グ伝搬路の振幅特性及び位相特性の時間変化はゆっくり
であり、短い時間区間を考えると一定である』という仮
定を導入した場合には、伝搬路特性の変化がはやいとき
には仮定は妥当でなくなるので、この場合にも応じられ
るように、異なる仮定『伝搬路のフェージング振幅特性
及びフェージング位相特性の時間変化は、短い時間区間
を考えると、時間の1次関数である』を導入し、この仮
定に従って形成された。
【0015】すなわち、『時間の1次関数』という仮定
の基に、最小自乗法を適用し、直前のM個の入力データ
から、『時間の1次関数』という仮定下で、現時刻の伝
搬路推定値P(0)を求められるようにした。その結
果、伝搬路特性の変化がはやいときでも伝搬路特性を正
確に推定できるようになった。
【0016】第2の本発明は、第1の本発明の特徴を、
伝搬路特性の推定精度が判定データの精度に影響を与え
る適応RAKE合成を適用している移動通信受信装置に
適用したものであり、これにより、構成を大型、複雑化
することなく、判定データの精度の向上を計ったもので
ある。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら詳述する。この実施例の移動通信受信装置は、送信側
において、送信データを差動符号化した後、所定の拡散
符号系列(例えばPN系列)で直接拡散し、2相PSK
変調して送信した信号を、受信してデータ復調するもの
であり、先行波及び遅延波の計2波からデータを復調す
るものである。
【0018】(A)実施例のデータ復調の原理 移動通信では、当該受信装置又は相手送信装置の移動に
伴ってフェージングが発生する。そのため、ベースバン
ド受信信号の同相成分と拡散符号系列との相関を実数
部、ベースバンド受信信号の直交成分と拡散符号系列と
の相関を虚数部とする複素相関信号(逆拡散処理後の信
号)を考えると、先行波についての信号R1 及び遅延波
についての信号R2 はそれぞれ、(3) 式及び(4) 式に示
すようにフェージング伝搬路特性が影響されたものとな
る。
【0019】 R1 =β1 ・d・exp(jφ1 )+N1 …(3) R2 =β2 ・d・exp(jφ2 )+N2 …(4) ここで、β1 、φ1 、N1 はそれぞれ、先行波伝搬路の
フェージング振幅特性、フェージング位相特性、ノイズ
であり、また、β2 、φ2 、N2 はそれぞれ、遅延波伝
搬路のフェージング振幅特性、フェージング位相特性、
ノイズである。また、dは+1又は−1をとる送信デー
タである。さらに、exp(jφ)は、周知のように、
cos φ+jsin φを指数表現で表したものである。
【0020】このような各複素相関信号R1 、R2 にそ
れぞれ、判定データdを乗算するとデータ変調成分を除
去できる。すなわち、−1又は1をとる判定データdの
成分が自乗されて1となったことになり、データ変調成
分が除去される。この実施例の場合、データ変調成分を
除去された信号から、各伝搬路でのフェージング特性β
1 ・exp(jφ1 )、β2 ・exp(jφ2 )を以下
の仮定の基に推定して求める。
【0021】すなわち、『伝搬路のフェージング振幅特
性β(β1 又はβ2 )及びフェージング位相特性φ(φ
1 又はφ2 )の時間変化は、短い時間区間を考えると、
時間の1次関数である』という仮定に基づく。従来で
は、『短い時間区間を考えると一定である』という仮定
であったが、この点で異なっている。なお、一定値は、
1次関数の特殊な場合であり、この実施例の仮定は従来
の仮定を包含している。また、この実施例においても、
『ノイズは平均値0のランダムな値である』という仮定
を利用している。
【0022】ここで、データ変調成分を除去した信号の
ノイズが含まれていないとした場合の値P(=β1 ・e
xp(jφ1 )又はβ2 ・exp(jφ2 ))のiビッ
ト前の値をP(i)とすると、上記仮定下では、(5) 式
で表すことができる。
【0023】 P(i)=V・i+W …(5) 従って、1次関数パラメータV、W(長期的には変動す
るが、仮定されている短期間では固定値)を最適に求め
たならば、現時刻のフェージング伝搬路特性値P(0)
をパラメータWの値に推定することができる。1次関数
パラメータV及びWの決定は、(5) 式を原理式とし、直
前過去のMビットの伝送路特性値P(i)(iは1〜
M)を用いた最小自乗法によって決定することができ
る。すなわち、パラメータV及びWは、(6) 式に示す連
立方程式を解くことによって求めることができ、求めら
れたパラメータW(従って、現時刻のフェージング伝搬
路特性値P(0))は、(7) 式で表すことができる。
【0024】
【数5】 なお、(8) 式に示す値A(i)を考えると、求められた
パラメータW(従って、現時刻のフェージング伝搬路特
性値P(0))を、(9) 式で表すことができる。なお、
(9) 式の総和はiが1〜Mについてである。
【0025】 A(i)={(−6i+4M+2)/M(M−1)} …(8) W=ΣA(i)・P(i) …(9) 以上のようにして、各伝搬路でのフェージング特性β1
・exp(jφ1 )、β2 ・exp(jφ2 )の値
(W)を求めると、それぞれの複素共役β1 ・exp
(−jφ1 )、β2 ・exp(−jφ2 )と、対応する
複素相関信号R1 、R2 とを乗算し、その2個の乗算結
果を加算することで、(10)式に示す重み付け合成値Cを
得る。
【0026】 C=R1 ・β1 ・exp(−jφ1 )+R2 ・β2 ・exp(−jφ2 ) =β1 {β1 ・d+N1 ・exp(−jφ1 )} +β2 {β2 ・d+N2 ・exp(−jφ2 )} …(10) この(10)式に示す合成方法は、上述のように、最大比合
成ダイバーシチと呼ばれ、従来から行なわれており、フ
ェージング伝搬路特性β1 ・exp(jφ1 )、β2 ・
exp(jφ2 )の推定精度が高い場合には、S/N比
が最も良くなる合成方法である。
【0027】そして、値Cの実数部の正負に基づいてデ
ータ値を判定し、判定したデータに対して差動復号化し
て送信データを復調する。
【0028】(B)実施例の構成 次に、この実施例の移動通信受信装置の全体構成及び無
線伝搬路推定器の詳細構成について説明する。ここで、
図2は、この実施例の移動通信受信装置の全体構成を示
すブロック図であり、図1は、その無線伝搬路推定器の
詳細構成を示すものである。なお、図2において、その
時点での先行波又は遅延波の一方に対する専用構成につ
いては符号末尾に符号「a」を付与しており、他方の専
用構成については符号末尾に符号「b」を付与してい
る。
【0029】図2において、受信信号入力端子1はベー
スバンド受信信号(マルチパス波信号:ここでは2波と
する)を入力する端子であり、この入力端子1から入力
された受信信号は、2個の相関器2a及び2b、並び
に、2個の同期捕捉器3a、3bに与えられる。なお、
相関器及び同期捕捉器2a及び3a、2b及び3bが相
関演算手段を構成している。
【0030】各同期捕捉器3a、3bはそれぞれ、受信
信号から、先行波、遅延波の同期タイミングを捕捉し、
そのタイミング信号を対応する相関器2a、2bに与え
る。なお、信号線の図示は省略しているが、同期捕捉器
3a及び3b間で信号を授受して、同期捕捉器3aがそ
の時点の先行波又は遅延波用として機能し、他方の同期
捕捉器3bが遅延波又は先行波用として機能するように
なされている。すなわち、異なる伝搬路を経た受信波を
それぞれ対象にするようになされている。
【0031】各相関器2a、2bはそれぞれ、対応する
同期捕捉器3a、3bからのタイミング信号に基づい
て、先行波又は遅延波に同期して拡散符号系列(例えば
PN系列)を発生し、ベースバンド受信信号(複素信
号)と拡散符号系列との複素相関演算を行ない、その演
算結果を、対応するデータ変調成分除去器及び重み付け
器4a及び5a、4b及び5bに与える。ここで、複素
相関演算は、ベースバンド受信信号と拡散符号系列の積
を1ビット区間積分する処理である。
【0032】両データ変調成分除去器4a及び4bに
は、データ復調モードにおいては後述する判定器8が出
力した判定データが切り替え器10を介して与えられ
る。この実施例の場合、送信側において2相PSK変調
が行なわれているため、各データ変調成分除去器4a、
4bはそれぞれ、対応する相関器2a、2bからの複素
相関信号に判定データを乗積することにより、複素相関
信号に含まれているデータ変調成分を除去する。データ
変調成分が除去された信号は、対応する無線伝搬路推定
器6a、6bに与えられる。
【0033】なお、プリアンブルモードにおいては、プ
リアンブルデータ入力端子11から入力されたプリアン
ブルデータ(オール1のデータ)が、切り替え器10を
介して両データ変調成分除去器4a及び4bに与えられ
るようになされている。
【0034】各無線伝搬路推定器6a、6bはそれぞ
れ、対応するデータ変調成分除去器4a及び4bからの
信号に基づいて、対象として先行波又は遅延波に係る無
線伝搬路の特性を推定し、その伝搬路特性(フェージン
グ特性)の複素共役を対応する重み付け器5a、5bに
与える。
【0035】両無線伝搬路推定器6a及び6bは、同一
の詳細構成を有する。図1は、この実施例における無線
伝搬路推定器6a又は6bの詳細構成を示しており、す
なわち、非巡回形フィルタ(トランスバーサルフィル
タ)を中心として構成されたものを示している。
【0036】図1において、無線伝搬路推定器6a又は
6bは、M段構成のシフトレジスタ20と、M個の係数
乗算器211〜21Mと、総和器22と、複素共役算出
回路23とから構成されている。
【0037】各係数乗算器211、…、21Mには、シ
フトレジスタ20の各タップ出力P(1)、…、P
(M)が与えられるようになされており、各係数乗算器
211、…、21Mはそれぞれ、対応するタップ出力P
(1)、…、P(M)に自己に設定されている係数A
(1)、…、A(M)を乗算する。このような各乗算結
果の総和が総和器22によって求められる。
【0038】ここで、各係数乗算器211、…、21M
にはそれぞれ、上述した(8) 式に示す係数A(1)、
…、A(M)が設定されており、従って、総和器22か
らの出力は、(9) 式で表されている現時刻の伝搬路特性
(フェージング特性)の推定値Wとなっている。すなわ
ち、『伝搬路のフェージング振幅特性β(β1 又はβ
2)及びフェージング位相特性φ(φ1 又はφ2 )の時
間変化は、短い時間区間を考えると、時間の1次関数で
ある』という仮定下で得られた値となっている。
【0039】このような伝搬路特性の推定値の複素共役
が、複素共役算出回路23によって得られて、当該無線
伝搬路推定器6a又は6bの出力として、対応する重み
付け器5a、5bに与えられる。なお、複素共役算出回
路23は、重み付け器5a、5b側に設けても良い。
【0040】因に、各係数A(1)、…、A(M)が全
て1/Mであれば、総和器22からの出力は移動平均値
となる。すなわち、『フェージング伝搬路の振幅特性及
び位相特性の時間変化はゆっくりであり、短い時間区間
を考えると一定である』という仮定を導入している従来
の推定方法に従った値となる。
【0041】各重み付け器5a、5bはそれぞれ、乗算
構成でなり、対応する相関器2a、2bからの複素相関
信号に、対応する無線伝搬路推定器6a、6bからの伝
搬路特性の推定値の複素共役を乗算し、複素相関信号に
伝搬路特性に応じた重み付けを施して合成器7に与え
る。
【0042】合成器7は加算構成でなり、両重み付け器
5a及び5bからの伝搬路特性に応じた重み付けが施さ
れた複素相関信号を加算し、すなわち、最大比合成ダイ
バーシチ値を得て判定器8に与える。
【0043】判定器8は、最大比合成ダイバーシチ値の
実数部の正負に基づいてデータ値を判定し、判定したデ
ータを差動復号器9に与えると共に、切り替え器10を
介して、両データ変調成分除去器4a及び4bにも与え
る。
【0044】差動復号器9は、判定器8からの判定デー
タを差動復号し、送信データを再生して出力する。例え
ば、差動復号器9は、1ビット前の判定データと今回の
判定データとを乗算して差動復号を行なう。
【0045】切り替え器10は、上述のように、データ
復調モードにおいては判定器8から出力された判定デー
タを両データ変調成分除去器4a及び4bに与え、プリ
アンブルモードにおいてはプリアンブルデータ入力端子
11からのプリアンブルデータを両データ変調成分除去
器4a及び4bに与えるものである。
【0046】(C)実施例の動作 次に、以上のような各部から構成された実施例の移動通
信受信装置の動作を説明する。
【0047】動作には、プリアンブルモードとデータ復
調モードの2個のモードがあり、最初にプリアンブルモ
ードの動作が行なわれ、その後、データ復調モードの動
作が行なわれる。
【0048】プルアンブルモードにおいては、送信側よ
りプリアンブルデータとしてオール1の既知データが、
データ変調されることなく送信され、一方、データ復調
モードにおいては、送信側より実際の送信データが送信
される。
【0049】まず、プリアンブルモードの動作について
説明する。上述のように、このプリアンブルモードで
は、切り替え器10は、プリアンブルデータ入力端子1
1側を選択しており、オール1のプリアンブルデータが
両データ変調成分除去器4a及び4bに与えられる。従
って、プリアンブルモードにおいては、各データ変調成
分除去器4a、4bは対応する相関器2a、2bからの
複素相関信号をそのまま通過させる状態となり、各複素
相関信号は対応する無線伝搬路推定器6a、6bにその
まま与えられる。
【0050】各無線伝搬路推定器6a、6bにおいて
は、対応する複素相関信号は、シフトレジスタ20(図
1参照)に入力されて順次シフトされる。すなわち、複
素相関信号のビット期間(従ってプリアンブルデータ)
が進むに従って、複素相関信号の値を格納している段が
増大する。やがて、シフトレジスタ20の全ての段に複
素相関信号の値P(1)〜P(M)が格納され、これに
より、伝搬路特性(フェージング特性)の推定値を得る
ための初期状態が得られ、プリアンブルモードからデー
タ復調モードに移行する。
【0051】次に、データ復調モードの動作を説明す
る。上述のように、データ復調モードでは、切り替え器
10は判定器8側に接続される。すなわち、両データ変
調成分除去器4a及び4bには判定器8が出力した判定
データが入力されるようになっている。
【0052】以下の動作は、データを1ビット受信する
毎に繰返し実行される。以下では、k番目のデータの受
信時として動作を説明する。
【0053】一方の相関器2aからは、ベースバンド受
信信号(複素信号)と、先行波と同期がとれた拡散符号
系列との複素相関信号R1 (k)が出力され、他方の相
関器2bからは、ベースバンド受信信号(複素信号)
と、遅延波と同期がとれた拡散符号系列との複素相関信
号R2 (k)が出力される。
【0054】このときには、各無線伝搬路推定器6a、
6bのシフトレジスタ20にはそれぞれ、k−1〜k−
M番目のビット期間に係る、データ変調成分除去後の複
素相関信号の値P(1)〜P(M)が格納されており、
各無線伝搬路推定器6a、6bから、上記(9) 式に従う
伝搬路特性p1(k)(=β1 ・exp(jφ1 ))、
p2(k)(=β2 ・exp(jφ2 ))が得られ、そ
の複素共役q1(k)(=β1 ・exp(−jφ1
))、q2(k)(=β2 ・exp(−jφ2 ))が
出力されている。
【0055】従って、各重み付け器5a、5bによっ
て、対応する相関器2a、2bからの複素相関信号R1
(k)、R2 (k)と、対応する無線伝搬路推定器6
a、6bの出力q1(k)、q2(k)とが乗算され、
各重み付け器5a、5bからは、伝搬路特性によって重
み付けられた複素相関信号x1(k)(=β1 {β1 ・
d+N1 ・exp(−jφ1 )})、x2(k)(=β
2 {β2 ・d+N2 ・exp(−jφ2 )})が出力さ
れる。
【0056】伝搬路特性によって重み付けられた2個の
複素相関信号x1(k)及びx2(k)が与えられた合
成器7では、これら信号x1(k)及びx2(k)が加
算され、その演算結果が最大比合成ダイバーシチ値C
(k)として出力される。
【0057】かくして、判定器8は、この最大比合成ダ
イバーシチ値C(k)に基づき、データを判定して判定
データd(k)を出力する。判定データd(k)は、合
成器7からの最大比合成ダイバーシチ値C(k)の実数
部が0又は正ならば1になり、その実数部が負ならば−
1になる。
【0058】判定器8からの判定データd(k)が与え
られた差動復号器8においては、直前の判定データd
(k−1)と今回の判定データd(k)とを乗算して、
送信データを再生する(差動復号を行なう)。
【0059】切り替え器10を介して、今回の判定デー
タd(k)がフィードバックされた各データ変調成分除
去器4a、4bにおいてはそれぞれ、対応する相関器2
a、2bからの複素相関信号R1 (k)、R2 (k)
に、今回の判定データd(k)を乗算して、複素相関信
号R1 (k)、R2 (k)に含まれているデータ変調成
分を除去し、その除去結果b1(k)、b2(k)を対
応する無線伝搬路推定器6a、6bに出力する。
【0060】各無線伝搬路推定器6a、6bにおいて
は、この除去結果b1(k)、b2(k)を、シフトレ
ジスタ20の初段の値P(1)として取込み、今まで格
納していた値をそれぞれ1段ずつずらせる(P(i)を
P(i+1)とする)。
【0061】これにより、k番目のデータの受信時にお
ける一連のデータ復調動作は終了し、k+1番目のデー
タの受信時における動作に進むことになる。
【0062】(D)実施例の効果 上記実施例においては、伝搬路の振幅特性及び位相特性
の時間変化は短い時間区間を考えると時間の1次関数で
あるという仮定下で決定された固定的タップ係数を有す
る非巡回形フィルタで伝搬路推定を行なっているので、
伝搬路特性の変化がはやい場合においても、伝搬路特性
の推定を正確に行なうことができる。
【0063】その結果、移動通信受信装置全体からみて
も、正確に推定された伝搬路特性に応じて特性補償を行
なっているので、正確な判定データを得ることができ
る。
【0064】上記実施例においては、説明を簡単なする
ために2波を補償する構成を示したが、実際上、補償し
ようとする受信波はそれより多く、そのため、伝搬路推
定器の数も多くなる。このような状況下で、消費電力が
高い、構成が複雑となる適応型の伝搬路推定器は適用し
難く、係数固定型の伝搬路推定器が高精度に伝搬路特性
を推定できるという効果の意義は大きい。
【0065】(E)他の実施例 上記実施例においては、伝搬路推定器(複素共役算出回
路を除く)が図1に示す非巡回型フィルタ構成を有する
ものであったが、本発明は、(7) 式の値を得ることがで
きるものであれば良く、図1に示す構成のものに限定さ
れるものではない。
【0066】また、上記実施例においては、送信側にお
いて、送信データを差動符号化した後、所定の拡散符号
系列で直接拡散し、PSK変調して送信したものを受信
する移動通信受信装置を示したが、本発明は、これに限
定されるものではなく、直接拡散される以前にどのよう
な処理がなされていたかは無関係であり、また、PSK
変調も4相や8相PSK変調等であっても良い。なお、
このような変形例によっては、判定データを複素相関信
号に直接乗算してもデータ変調成分を除去できない場合
があり、その場合には、複素相関信号に判定データの複
素共役を乗算する等、送信側の処理に応じて変更する必
要がある。
【0067】さらに、上記実施例の伝搬路推定器の構成
は、移動通信受信装置だけでなく、他の無線受信装置に
も適用できる。
【0068】さらにまた、上記実施例においては、複素
信号の形で処理していくものを示したが、信号の表現形
式はこれに限定されるものではない。
【0069】また、上記実施例においては、2波の受信
波を処理する移動通信受信装置を示したが、3波以上の
受信波を処理する装置にも本発明を当然に適用できる。
【0070】
【発明の効果】以上のように、第1の本発明の伝搬路推
定器によれば、『伝搬路のフェージング振幅特性及びフ
ェージング位相特性の時間変化は、短い時間区間を考え
ると、時間の1次関数である』を導入し、この仮定の基
に最小自乗法を適用し、直前のM個の入力データから、
現時刻の伝搬路推定値を求められるようにしたので、伝
搬路特性の変化がはやいときでも伝搬路特性を正確に推
定できる。
【0071】また、第2の本発明の移動通信受信装置に
よれば、適応RAKE合成で必要となる各受信波につい
ての伝搬路特性の推定構成に、第1の本発明の特徴構成
を適用しているので、構成を大型、複雑化することな
く、判定データの精度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の無線伝搬路推定器の詳細構成を示すブ
ロック図である。
【図2】実施例の移動通信受信装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1…受信信号入力端子、2a、2b…相関器、3a、3
b…同期捕捉器、4a、4b…データ変調成分除去器、
5a、5b…重み付け器、6a、6b…無線伝搬路推定
器、7…合成器、8…判定器、20…シフトレジスタ、
211〜21M…係数乗算器、22…総和器。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 17/00 C 1/707 H04L 27/01 9297−5K H04L 27/00 K

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ変調成分が除去された伝搬路特性
    だけを反映したデータ系列が入力され、伝搬路特性の推
    定値を出力する伝搬路推定器において、 直前過去のM個の入力データ系列をP(1)〜P(M)
    としたとき、現時刻の伝搬路推定値P(0)として、次
    の(A) 式で求められた値を出力することを特徴とする伝
    搬路推定器。 【数1】
  2. 【請求項2】 タップ数がM個のシフトレジスタと、 このシフトレジスタの対応するタップ出力P(i)(i
    は1〜Mのいずれか)が入力され、このタップ出力P
    (i)に、次の(B) 式で表された係数A(i)を乗算す
    るM個の係数乗算器と、 (−6i+4M+2)/{M(M−1)} …(B) 全ての係数乗算器からの出力の和を求める総和器とから
    なることを特徴とする請求項1に記載の伝搬路推定器。
  3. 【請求項3】 送信側で、送信データを拡散符号系列で
    直接拡散し、デジタル位相変調して送信された信号が与
    えられる移動通信受信装置において、 複数の無線伝搬路を通して受信された複数の受信波のそ
    れぞれに対応して設けられたものであって、いずれかの
    上記受信波に同期した拡散符号系列とベースバンド受信
    信号との相関演算を行ない、相関演算信号を出力する複
    数の相関演算手段と、 上記各受信波に対応して設けられたものであって、判定
    データに基づいて、対応する上記相関演算手段からの相
    関演算信号からデータ変調成分を除去する複数のデータ
    変調成分除去手段と、 上記各受信波に対応して設けられたものであって、対応
    する上記データ変調成分除去手段から出力されたデータ
    変調成分が除去された信号に基づいて、無線伝搬路の伝
    搬路特性を推定し、重み付け用の信号を出力する複数の
    無線伝搬路推定手段と、 上記各受信波に対応して設けられたものであって、対応
    する上記無線伝搬路推定手段からの信号に基づき、対応
    する上記相関演算手段からの相関演算信号に重み付けを
    行なう重み付け手段と、 全ての上記重み付け手段の出力を加算合成する合成手段
    と、 この合成手段の出力に基づいてデータ判定を行なう判定
    手段とを備え、 上記各無線伝搬路推定手段がそれぞれ、直前過去のM個
    の入力データ系列をP(1)〜P(M)としたとき、現
    時刻の伝搬路推定値P(0)として、次の(C)式に示す
    値を求めることを特徴とする移動通信受信装置。 【数2】
  4. 【請求項4】 上記各無線伝搬路推定手段がそれぞれ、 タップ数がM個のシフトレジスタと、 このシフトレジスタの対応するタップ出力P(i)(i
    は1〜Mのいずれか)が入力され、このタップ出力P
    (i)に、次の(D) 式で表された係数A(i)を乗算す
    るM個の係数乗算器と、 (−6i+4M+2)/{M(M−1)} …(D) 全ての係数乗算器からの出力の和を求める総和器とを備
    えて、 現時刻の伝搬路推定値P(0)を得ることを特徴とする
    請求項3に記載の移動通信受信装置。
JP6020965A 1994-02-18 1994-02-18 伝搬路推定器及び移動通信受信装置 Pending JPH07231286A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6020965A JPH07231286A (ja) 1994-02-18 1994-02-18 伝搬路推定器及び移動通信受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6020965A JPH07231286A (ja) 1994-02-18 1994-02-18 伝搬路推定器及び移動通信受信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07231286A true JPH07231286A (ja) 1995-08-29

Family

ID=12041890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6020965A Pending JPH07231286A (ja) 1994-02-18 1994-02-18 伝搬路推定器及び移動通信受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07231286A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001339328A (ja) * 2000-05-25 2001-12-07 Communication Research Laboratory 受信装置、受信方法、ならびに、情報記録媒体
JP2002539667A (ja) * 1999-03-05 2002-11-19 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) スペクトラム拡散通信において効率的に同期を獲得するための方法および装置
US6580764B1 (en) 1998-11-02 2003-06-17 Nec Corporation Channel characteristics estimation apparatus
US6792033B1 (en) 1998-09-03 2004-09-14 Nec Corporation Array antenna reception apparatus
JP2013081173A (ja) * 2011-09-28 2013-05-02 Toshiba Corp アンテナ合成
WO2017195842A1 (ja) * 2016-05-13 2017-11-16 日本電気株式会社 特徴量計測装置、電波環境計算装置、特徴量計測方法、電波環境計測方法、プログラム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6792033B1 (en) 1998-09-03 2004-09-14 Nec Corporation Array antenna reception apparatus
US6580764B1 (en) 1998-11-02 2003-06-17 Nec Corporation Channel characteristics estimation apparatus
JP2002539667A (ja) * 1999-03-05 2002-11-19 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) スペクトラム拡散通信において効率的に同期を獲得するための方法および装置
JP2011234389A (ja) * 1999-03-05 2011-11-17 Telefon Ab L M Ericsson スペクトラム拡散通信において効率的に同期を獲得するための方法および装置
JP2001339328A (ja) * 2000-05-25 2001-12-07 Communication Research Laboratory 受信装置、受信方法、ならびに、情報記録媒体
JP2013081173A (ja) * 2011-09-28 2013-05-02 Toshiba Corp アンテナ合成
WO2017195842A1 (ja) * 2016-05-13 2017-11-16 日本電気株式会社 特徴量計測装置、電波環境計算装置、特徴量計測方法、電波環境計測方法、プログラム
US10728705B2 (en) 2016-05-13 2020-07-28 Nec Corporation Feature quantity measuring device, radio wave environment measuring device, feature quantity measuring method, radio wave environment measuring method, and program

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3831229B2 (ja) 伝搬路特性推定装置
US5361276A (en) All digital maximum likelihood based spread spectrum receiver
KR100782947B1 (ko) 무선 통신 시스템에서의 파일럿 심볼 보조 변조 및 복조
AU702556B2 (en) Receiver, and method for generating spreading codes in a receiver
US4829543A (en) Phase-coherent TDMA quadrature receiver for multipath fading channels
EP0701344B1 (en) Adaptive spread spectrum receiver
US6363106B1 (en) Method and apparatus for despreading OQPSK spread signals
KR100267961B1 (ko) 무선수신기
US6304624B1 (en) Coherent detecting method using a pilot symbol and a tentatively determined data symbol, a mobile communication receiver and an interference removing apparatus using the coherent detecting method
EP1107524A2 (en) Channel estimation for communication system
US7577187B2 (en) Method of noise factor computation for chip equalizer in spread spectrum receiver
US6961371B2 (en) Cellular communications system receivers
KR19990007063A (ko) Cdma통신시스템에 있어서의 신호수신장치
JP3387606B2 (ja) 伝搬路推定装置及び移動通信受信装置
JPH07231286A (ja) 伝搬路推定器及び移動通信受信装置
JP3418981B2 (ja) スペクトラム拡散通信同期捕捉回路
US7738548B2 (en) System and method for communicating at low signal-to-noise ratio using injected training symbols
JP2000253080A (ja) ラグランジュ多項式補間を用いたチャネル歪みを補正するための方法およびシステム
Lingwood et al. ASIC implementation of a direct-sequence spread-spectrum RAKE-receiver
EP1169782B1 (en) Method and apparatus for successive cancellation using multiple signal timings
JPH07273713A (ja) 受信装置、基地局受信システム及び移動局受信システム
JPH0730514A (ja) スペクトル拡散受信装置
JP3228311B2 (ja) 受信装置
JP2869774B2 (ja) ダイバーシチ等化装置
JP3231249B2 (ja) 伝搬路推定器