JP2000253080A - ラグランジュ多項式補間を用いたチャネル歪みを補正するための方法およびシステム - Google Patents

ラグランジュ多項式補間を用いたチャネル歪みを補正するための方法およびシステム

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JP2000253080A
JP2000253080A JP2000044007A JP2000044007A JP2000253080A JP 2000253080 A JP2000253080 A JP 2000253080A JP 2000044007 A JP2000044007 A JP 2000044007A JP 2000044007 A JP2000044007 A JP 2000044007A JP 2000253080 A JP2000253080 A JP 2000253080A
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Transmitters (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ディジタル移動無線送信のため
に、伝送チャネルにおける歪みを測定し、補正する新た
な方法を提供する。 【解決手段】 本発明では、既知のパイロット記号がデ
ータ・ストリームに挿入される。受信機で、パイロット
記号の既知の数値の歪みはチャネルにおける歪みを表
す。既知のパイロット記号の受信した数値のラグランジ
ュ補間を用いてパイロット記号内部でのチャネル歪みを
予測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル信号の
処理に関し、特にディジタル移動無線送信におけるチャ
ネル歪みの補正に関する。
【0002】
【従来の技術、及び、発明が解決しようとする課題】デ
ィジタル移動無線送信は、伝送チャネルにおける歪みと
いう厄介な問題がある。移動送信機または受信機による
ドップラー効果と、反射による多数の伝播路がこの歪み
の二つの主要な原因である。この歪みの補正は直接シー
ケンス符号分割多元接続(DS−CDMA)システムに
おいて特に重要である。正確なチャネル歪みの補正によ
って、DS−CDMAシステムは、非コヒーレント遅延
ロック追跡モードに優る数々の利点をもつコヒーレント
遅延ロック追跡ループ(DLL)モードで機能できるよ
うになる。コヒーレントDLLモードの動作では非コヒ
ーレントDLLモードと比べ背景ノイズが3dB程度減
じられ、同じBER(ビット誤り率)では必要とされる
送信パワーの出力は少なくてすむ。
【0003】ディジタル移動無線チャネルにおける歪み
はチャネル利得の振幅と位相の偏差として顕著に現れ
る。チャネル利得が正確に推定できれば、チャネル歪み
に対する十分な補正を達成できる。チャネル利得を正し
く推定する一つの方法は、既知の記号のデータ・ストリ
ームへの規則的間隔での挿入に基づいている。これらの
記号が受信機で復元されるとき、記号の既知の数値から
の偏差は経時変化するチャネル利得が原因と考えられ
る。これらの偏差からチャネル利得が推定できる。既知
の記号のこのような挿入と復元をする様々な方法が周知
であるが、限界がある。例えば、このような一つの推定
方法では一度に数個の記号しか使用しないためこの方法
はノイズの影響を受け易い。他の例示としての方法には
固定した一組の推定式を決定する実験的な方法が用いら
れる。これらの固定推定式は実チャネルでの動作時に存
在する変動する条件に順応はしない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、データ・スト
リームへの既知のパイロット記号の周期的挿入に基づ
き、ディジタル移動無線送信システムにおける急速な振
幅と位相の変動を推定し、補正する効率的な方法を提供
する。ランダム・ノイズを克服するため、多数の連続し
た記号を挿入し、連続した受信値を平均する。これらの
平均した数値から複素ランダム・チャネル利得のサンプ
ルが与えられる。これらのサンプルを用い、ラグランジ
ュ多項式法により補間して、各チャネル・データ記号に
よって検証される振幅と位相の分布の数値を生じる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、データがディジタル・
モードで送信される無線通信システムにおけるチャネル
利得を決定する改良された方法に関する。本発明の方法
論の適用をDS−CDMA無線システムに基づき、好適
な実施形態に関し以下に説明する。当該技術に精通した
者にとっては本発明の方法論が各種のディジタル無線通
信システムに適用できることは明らかだろう。
【0006】図1は、本発明技術の典型的なDS−CD
MA受信機システムの概略図である。アンテナ100は
スペクトル拡散無線周波数(RF)信号を受信する。通
常の搬送周波数は、通常の帯域幅が5メガヘルツ(MH
z)の2ギガヘルツ(GHz)である。RF受信機/復
調器102は搬送周波数から下方変換する。その結果、
符号化したデータ・ストリームにより、通常、毎秒32
キロビット(kbps)の速度で変調され、拡散信号に
より、通常、毎秒4.096メガチップス(Meps)
の速度で再変調されるアナログ帯域信号が得られる。
(「チップ(Chip」)とは、拡散信号の1サイクル
時間に対する標準用語である。)整合フィルタ104
は、拡散信号の位相との相関に従い拡散信号を除去す
る。残ったアナログ帯域信号はチャネル推定/補正プロ
セッサ106によって処理され符号化データの推定値を
生成する。
【0007】アンテナ100で受信したRF信号には一
般に遅延が異なる別々の伝播路を表すソース送信の多重
映像の重なりが含まれるため、多数事例のフィルタ10
4と補正プロセッサ106を使用し、いくつかの最強伝
播路の各々から符号化したデータ・ストリームの推定値
を引き出すことができる。レーキ・コンバイナ108は
これらの推定値を直線的に複合し、オリジナル符号化デ
ータの信頼度のより高い複合推定値を生成する。最後
に、復号器110は送信されてきたオリジナル・データ
を抽出する。
【0008】チャネル推定/補正プロセッサ106の入
力部の信号はチャネル内の伝播とランダム・ノイズによ
って歪みの生じた変調ベースバンド信号である。データ
の変調は周知の方法論に基づくことができるが、本発明
の例示としての実施形態のため一続きの4・状態記号と
してのデータ・ストリームを表す直角位相シフト・キー
イング(QPSK)と理解される。
【0009】図2に、四つのQPSK記号の状態を示
す。同相ベースバンド搬送波信号I200は+1状態ま
たは−1状態に設定し、後者は+1状態から180度変
位させたものである。同様に、直角ベースベンド搬送波
信号Q202は+1状態または−1状態に設定し、後者
は+1状態から180度変位させたものである。I信号
とQ信号は複合して図2に記載する四つの状態204、
206、208、210を有する二次元信号を発生す
る。
【0010】数学的便宜上、QPSK変調をした信号に
似た二次元信号の時間系列は時間の複素関数として表さ
れる。複素時間関数z(t)を最初に送信したQPSK
変調ベースバンド信号とする。そこで、チャネル推定/
補正プロセッサ106の入力部の信号は
【数1】 で表され、上式においてc(t)は複素経時変化のチャ
ネル利得であり、n(t)はランダム・ノイズである。
c(t)(以後^c(t)として表わす)の正しい推定
値が計算でき、n(t)が無視できるほど小さい、ある
いは加算平均によってほんのわずかの値まで減少させる
と、z(t)の正しい推定値は
【数2】 で与えられる。
【0011】式2は、 ̄c(t)の解を求めるべく再構
成でき、従って、任意瞬時におけるチャネル歪みの近似
値は受信した信号と、その瞬時におけるオリジナル信号
の値から計算できる。P値をもつ既知のパイロット記号
を時間の特定点でオリジナル信号に挿入するのであれ
ば、オリジナル信号はその特定点では既知であり、その
特定点でのチャネル歪みの値はその特定点での受信信号
の値と、オリジナル・パイロット信号値から計算でき
る。そこで、「チャネル推定値」はパイロット信号点に
おけるチャネル関数のこれらサンプル値の補間値として
求められる。
【0012】図3は、それぞれM記号を配列した連続ブ
ロックに分割したデータ・ストリーム302を示す。各
ブロックの送信期間はTBである。各ブロックの初めに
おいて一つまたはそれ以上の既知のパイロット記号をデ
ータ・ストリーム302に挿入する。
【0013】図4は、S.SampeiおよびT.Su
nagaの方法(移動体技術に関するIEEE議事録、
第42巻、第2、1993年5月、137〜147ペー
ジに記載のS.SanpeiとT.Sunagaによる
論文、“RayleighFading Compen
sation for QAM in LandMob
ile Radio Communications”
「地上移動無線通信におけるQAMのレイリー・フェー
ジング補正」)に従い、挿入されたパイロット記号を使
用するチャネル推定/補正プロセッサの図である。入力
アナログ・ベースバンド信号u(t)400は記号同期
モジュール408とブロック同期モジュール406に送
られ、処理される。記号同期と、ブロック同期の各モジ
ュールの出力は処理され、パイロット記号信号のディジ
タル値を複素乗算器411に伝送するように動作するア
ナログ−ディジタル・サンプル回路402(スイッチに
類似する記号として描かれている)を制御するパイロッ
ト記号サンプル・クロック404を発生する。複素乗算
器411の出力は特定のパイロット記号の時間における
チャネル利得の推定値を表す。この推定値は遅延回路4
12に送られる。
【0014】記号同期モジュール408は各記号時間に
おいて入力ベースバンド信号u(t)400のディジタ
ル値を遅延回路426に記憶させるよう動作するアナロ
グ−ディジタル・サンプル回路410(スイッチに類似
する記号として描かれている)をも制御する。
【0015】さて図3および図4を同時に考察し、図3
のデータ・ストリーム302における任意に選んだブロ
ック0中の記号に対しチャネル利得を推定するための方
法を説明する。
【0016】図3の時間フレーム300に関し、記号サ
ンプル時間
【数3】 は、k番目のブロック中のm番目の記号のサンプル時間
である。ブロック0中の記号に対するチャネル利得推定
値を計算するため、パイロット記号をt-1,0、t 0,0
1,0でサンプリングし、即ち各ブロックの初めに一つ
のパイロット記号があり、ブロック−1、0と1からの
記号をチャネル推定のために使用する。各入力パイロッ
ト記号サンプルu(tk,0)に対し複素乗算器411
は、
【数4】 を計算をする。上式で、pkはデータ・ブロックkの初
めにあるパイロット記号の既知の値である。これらチャ
ネル利得推定値は遅延回路412に記憶される。
【0017】複素乗算器414、416、418を用
い、遅延回路412におけるチャネル利得推定値を適当
な重み付き係数α-1(m)、α0(m)、α1(m)で乗
算し、乗算器の計算結果は複素加算器420で加算合計
される。[係数のα値は周知の方法に従い経験的に決定
される]従って、その結果得られた総和422(加算器
420の出力部)は以下のように代数的に表される。
【数5】 上式で、Tsは記号期間として定義される。
【0018】式5は、遅延回路412に記憶したパイロ
ット記号サンプル時間におけるチャネル利得の推定値に
基づき任意に選択したブロック0中、m番目の記号の記
号サンプル時間での推定チャネル利得の値の二次ガウス
補間を構成する。
【0019】次いで、加算結果の総和422の逆数が複
素相乗性インバータ424により計算される。ベースバ
ンド記号サンプル428が遅延回路426により生成さ
れ、そこでは同じサンプル時間における推定チャネル利
得の計算にベースバンド記号サンプルを同期させるよう
に遅延が設定される。複素乗算器430は次いでインバ
ータ424の出力を記号サンプル428で乗算し、式2
に従いオリジナル・データ記号432の推定値を生成す
る。
【0020】説明してきたチャネル推定の方法ではデー
タ・ブロック毎にただ一つのパイロット記号が挿入さ
れ、僅かに三つのデータ・ブロックからのパイロット記
号が使用されるため、その方法はノイズによる機能的壊
乱に大いに陥り易い。
【0021】図5において、チャネル推定/補正プロセ
ッサはアンドウ、サワハシ、アダチによる方法に従い挿
入されたパイロット記号を使用することが描かれており
(H.アンドウ、M.サワハシ、F.アダチによる論文
“Chanel Estimation Using
Time Multiplexed Pilot Sy
mbols for Coherent Rake C
ombining for DS−CDMAS Mob
ile Radio(DS−CDMA移動無線に備えた
コヒーレント・レーキ複合に時間多重化パイロット記号
を使用するチャネル推定を参照する)”(IEEE、P
IMRC’97、Helsinki,Finland、
1997年9月1〜4日)、その方法は重み付きマルチ
スロット加算平均(WMSA)として周知である。この
方法では、入力アナログ信号u(t)500は、記号同
期モジュール408とブロック同期モジュール406に
よって処理される。記号同期とブロック同期の各モジュ
ールの出力は処理され、パイロット記号信号のディジタ
ル値を複素乗算器511に送るようにするアナログ−デ
ィジタル・サンプル回路402(スイッチに類似する記
号として描かれている)を制御するパイロット記号サン
プル・クロック504を発生する。複素乗算器511の
出力は特定パイロット記号の時間におけるチャネル利得
の推定値を表す。この推定値は遅延回路512に送られ
る。
【0022】記号同期モジュール408はパイロット記
号時間毎に入力ベースバンド信号u(t)500のディ
ジタル値を遅延回路526に記憶させるように動作する
アナログ−ディジタル・サンプル回路410(スイッチ
に類似する記号として描かれている)も制御する
【0023】再度図3に関し、データ・ストリーム30
2に任意に選んだブロック0における記号に対するチャ
ネル利得の推定について図5に記載するチャネル推定/
補正プロセッサを用いるWMSA方法に関し説明するこ
とにする。図3に示し、前記式3によって定義される記
号サンプル時間はk番目のブロック中のm番目の記号の
サンプル時間である。パイロット記号はtk,mでサンプ
リングされるが、ここで、k=−2、−1、0、1、
2、3であり、m=0、1、2、3である、即ち、各ブ
ロックの初めに四つのパイロット記号があり、チャネル
の推定にはブロック−2、−1、0、1、2、3からの
記号が使用される。各入力パイロット記号サンプルu
(tk,m)毎に、複素乗算器511は計算を行い、
【数6】 上式で、k=−2、−1、0、1、2、3、m=0、
1、2、3であり、Pk, mは、ブロックk内のm位置に
おけるパイロット記号の既知の値である。これらのチャ
ネル利得の推定値は遅延回路512に記憶される。
【0024】遅延回路512に記憶した各ブロックの初
めにある四つの連続したパイロット記号に関わる四つの
チャネル利得推定値の平均値を算出するために複素加算
平均モジュール534を使用する。この加算平均は式4
のノイズ項に関わるエラーを最小にする。勿論、ノイズ
項エラーは、このような加算平均を適用しない図4に関
して説明した方法では大きくなる。
【0025】加算平均モジュール534の出力を適当な
重み付き係数α-2、α-1、α0、α1、α2、α3で乗算す
るため複素乗算器514、515、516、517、5
18、519を使用し、乗算の結果は複素加算器520
で加算合計される。従って、その結果得られる総和52
2(加算器520の出力部における)は下式のように代
数的に表される。
【数7】
【0026】この式から、チャネル利得推定値^c(t
0,0)は、mの値に関係なくブロック0における総ての
記号サンプル時間に対し適用されることが理解できる。
α係数はmとは無関係であることにも注目する。WMS
A方法の場合、これらの係数は特定の一組の実チャネル
状態に対し最良の性能を達成すべき実験の期間にその係
数を調整することによって実験的に求められる。しか
し、これらの係数は実動作の期間一定に維持される、即
ち、それらは変化する条件に動的には順応しない。
【0027】加算合計の結果得られた総和522の逆数
が次いで複素相乗性インバータ424によって計算され
る。ベースバンド記号サンプル528は遅延回路526
によって生成されるが、ここで遅延はそのベースバンド
記号サンプルを同じサンプル時間における推定チャネル
利得の計算に同期させるように設定する。次いで、複素
乗算器430はインバータ424の出力を記号サンプル
528で乗算して式2に従いオリジナル・データ記号5
32の推定値を生成する。
【0028】要約すると、チャネル利得を推定するこの
WMSA方法は連続するパイロット記号の平均値を算出
するため第一の方法よりノイズ耐性に優れるが、補間に
は静的な式を用い、変化するチャネル条件に動的には順
応しない。
【0029】本発明の方法に従い、挿入したパイロット
記号に基づきチャネル利得を決定するための方法論の適
合について図6に記載するチャネル推定/補正プロセッ
サに関し以下に説明する。入力ベースバンド信号u
(t)500は記号同期モジュール408とブロック同
期モジュール406によって処理される。記号同期とブ
ロック同期の各モジュールの出力は処理され、パイロッ
ト記号信号のディジタル値を複素乗算器511に送らせ
るようアナログ−ディジタル・サンプル回路402(ス
イッチに類似する記号として描かれている)を制御する
パイロット記号サンプル・クロック504を発生する。
複素乗算器511の出力は特定チャネル記号の時間にお
けるチャネル利得の推定値を表す。この推定値は遅延回
路512に送られる。
【0030】記号同期モジュール408は、各パイロッ
ト記号時間毎に入力ベースバンド信号u(t)500の
ディジタル値を遅延回路526に記憶させるように動作
するアナログ−ディジタル・サンプル回路410(スイ
ッチに類似する記号として描かれている)をも制御す
る。
【0031】図3のデータ・ストリーム302に任意に
選択したブロック0における記号に対し本発明の方法に
よるチャネル利得の推定を図6に記載のチャネル推定/
補正プロセッサの機能素子に関しここに解説することに
する。図3に示し、前記式3により定義される記号サン
プル時間はk番目のブロック中のm番目の記号のサンプ
ル時間である。パイロット記号はtk,mでサンプリング
されるが、ここで、k=−2、−1、0、1、2、3、
であり、m=0、1、2、3である、即ち各ブロックの
初めには四つのパイロット記号があり、ブロック−2、
−1、0、1、2、3からの記号はチャネルの(利得)
推定に使用される。各入力パイロット記号サンプルu
(tk,m)毎に、チャネル利得推定値は式6に従い複素
乗算器511によって計算される。次いで、これらのチ
ャネル利得推定値は遅延回路512に記憶される。
【0032】複素加算平均モジュール534は遅延回路
512に記憶した各ブロックの初めにある四つの連続し
たパイロット記号に関連する四つのチャネル利得推定値
の加算平均に使用する。この加算平均は、式4のノイズ
項に関連するエラーを最小にすべく機能する。ブロック
毎に四つ以上の記号を使用するとノイズ・エラーの一層
優れた相殺が行われるようになることも理解することが
できるだろう。従って、本発明の方法論の好適な実施形
態はブロック毎に四つの記号を使用することに基づく
が、その方法にはそれよりも大きな数の記号の使用が考
慮されてもいる。
【0033】複素乗算器614、615、616、61
7、618、619を用い加算平均モジュール534の
出力を適当な重み付き係数α-2(m)、α-1(m)、α
0(m)、α1(m)、α2(m)、α3(m)で乗算し、
乗算の結果は複素加算器520で加算合計される。従っ
て、(加算器520の出力部における)加算合計の結果
得られた総和622は、下式のように代数的に表され
る。
【数8】 α係数は以下のように(q=m/Nとして)決定され
る。
【数9】
【0034】式8〜14は、遅延回路512に記憶した
パイロット記号サンプル時間におけるチャネル利得の測
定値からブロック0中にあるいずれかの記号の記号サン
プリング時間での推定チャネル利得の値に対する5次
(6ポイント)ラグランジュ多項式補間を構成する。本
発明の方法によれば、このような補間はブロック0を中
心とした対応するr個のブロックと、各ブロックの初め
にある任意数P<Nのパイロット記号を使用し、任意次
数(r−1)のラグランジュ補間式をもって行うことが
できる。その結果得られるチャネル利得推定値は、
【数10】
【0035】上式において、偶数rに対し、−0.5
(r−2)≦k≦0.5rであり、奇数rに対し、−
0.5(r−1)≦k≦0.5(r−1)である。
【0036】この一般的な場合、α係数は以下のように
(q=m/Nとして)決定される。偶数rに対しては、
【数11】 奇数rに対しては、
【数12】
【0037】再度、図6に記載のチャネル推定/補正プ
ロセッサ関し、加算の結果得られる総和622の逆数が
次いで複素相乗性インバータ424によって計算され
る。ベースバンド記号サンプル528は遅延回路526
によって発生され、そこで、遅延はそのベースバンド記
号サンプルを同一のサンプル時間で推定チャネル利得の
計算に同期させるように設定される。次いで、複素乗算
器430はインバータ424の出力を記号サンプル52
8で乗算し、式2に従いオリジナルデータ記号632の
推定値を生成する。
【0038】<結論>チャネル推定の方法論は各データ
・ブロックにおける一つまたはそれ以上の連続したパイ
ロット記号をもとに機能し、パイロット記号相互間の推
定チャネル利得に対し行われるラグランジュ補間を組み
入れたものとして解説してきた。この補間のパラメータ
は変化するチャネル条件に動的には順応しない。
【0039】本発明の方法論と、その方法論の例示とし
ての用途を詳しく説明したが、添付の請求項に記載する
ように、本発明の精神および範囲から逸脱することなく
種々の変更、修正、置換を行うことができることを理解
されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的なDS−CDMA受信機の概略図であ
る。
【図2】直角位相シフト・キーイング(QPSK)変調
を示す図である。
【図3】データ・ストリームをブロックに分割し、各ブ
ロックの初めにパイロット記号を挿入した図である。
【図4】基本的なチャネル推定/補正プロセッサを示す
図である。
【図5】重み付きマルチスロット加算平均(WMSA)
法を用いたチャネル推定/補正プロセッサを示す図であ
る。
【図6】本発明の方法によるチャネル推定/補正プロセ
ッサを示す図である。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ複数の符号化したデータ・ビッ
    トと、複数の既知のパイロット・ビットを含む複数のデ
    ータ・ブロックを有するデータ信号を復元するための方
    法であって、 前記既知のパイロット・ビットに対する受信したデータ
    信号の比較に基づき前記受信したデータ信号におけるチ
    ャネル歪みの量を推定するステップと、 前記推定したチャネル歪みにラグランジュ多項式補間を
    適用し、チャネル歪みの重み付き推定値を提供するステ
    ップと、 前記データ・ブロックの各々にチャネル歪みの前記重み
    付き推定値を適用し、前記チャネル歪みを補正するステ
    ップとを含む方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、チャネ
    ル歪みを推定する前記ステップが前記複数の受信したパ
    イロット・ビットの振幅または位相情報から前記チャネ
    ル歪みを推定するステップを含む方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の方法において、チャネ
    ル歪みの前記推定値が前記データ・ブロックにおける前
    記複数の受信したパイロット・ビットの平均振幅値と平
    均位相値を計算することによって生成される方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の方法において、チャネ
    ル歪みの前記推定値が前記データ・ブロックにおける前
    記複数の受信したパイロット・ビットの平均振幅を計算
    することによって生成される方法。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の方法において、チャネ
    ル歪みの前記推定値が前記データ・ブロックにおける前
    記複数の受信したパイロット・ビットの平均位相を計算
    することによって生成される方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の方法において、ラグラ
    ンジュ多項式補間を適用する前記ステップがR個のデー
    タ・ブロックのチャネル歪みの前記推定値にR−1次の
    ラグランジュ多項式補間を適用するサブステップを含む
    方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の方法において、前記ラ
    グランジュ多項式補間の重み付き係数が本明細書の式1
    6および17によって表される方法。
  8. 【請求項8】 複数の既知のパイロット・ビットと複数
    の符号化したデータ・ビットを含む複数のデータ・ブロ
    ックから成るデータ・ストリームを受信するための受信
    システムにおいて、 ラグランジュ多項式補間重み係数アルゴリズムを利用
    し、チャネル歪みパラメータを決定するように動作する
    歪み補正手段と、 前記チャネル歪みパラメータからチャネル歪みの推定値
    を決定し、前記複数のデータ・ブロックに前記チャネル
    歪みの推定値を適用するための手段とを備えるチャネル
    推定/補正プロセッサ。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のチャネル推定/補正プ
    ロセッサにおいて、さらに、 関係するデータ・ブロックにおけるチャネル歪みの推定
    値である前記複数のパイロット・ビットの信号パラメー
    タの一部を記憶し、所定の時間増分だけ時間を遅延させ
    た前記複数のデータ・ブロックの少なくとも一つを記憶
    するための記憶手段と、 前記記憶手段に記憶したチャネル歪みの各前記推定値を
    正規化する手段およびチャネル歪みの各前記正規化推定
    値に前記ラグランジュ多項式補間の計算した重み係数を
    適用するための手段と、 チャネル歪みの各前記重み付き正規化推定値を加算合計
    するための手段であって、前記加算合計の総和がチャネ
    ル歪みの推定値である手段と、 前記記憶し、遅延させたデータ・ブロックにチャネル歪
    みの前記推定値を適用するための手段とを備えるチャネ
    ル推定/補正プロセッサ。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のチャネル推定/補正
    プロセッサにおいて、 前記信号パラメータが前記複数の受信したパイロット・
    ビットの測定した振幅と位相の値の対数関数として決定
    されるチャネル推定/補正プロセッサ。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載のチャネル推定/補正
    プロセッサにおいて、 前記信号パラメータが前記複数の受信したパイロット・
    ビットの測定した振幅値の代数関数として決定されるチ
    ャネル推定/補正プロセッサ。
  12. 【請求項12】 請求項9に記載のチャネル推定/補正
    プロセッサにおいて、 前記信号パラメータが前記複数のパイロット・ビットの
    測定した位相値の代数関数として決定されるチャネル推
    定/補正プロセッサ。
  13. 【請求項13】 請求項9に記載のチャネル推定/補正
    プロセッサにおいて、 前記記憶手段に記憶した前記信号パラメータが所定の
    数、R個の前記データ・ブロックに対応するチャネル推
    定/補正プロセッサ。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のチャネル推定/補
    正プロセッサにおいて、 前記所定の遅延の時間増分はRが偶数であれば第一値で
    あり、Rが奇数であれば第二値であるチャネル推定/補
    正プロセッサ。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のチャネル推定/補
    正プロセッサにおいて、 前記所定の遅延の時間増分の第一値が(R/2+1)の
    整数値に等しく、前記所定の遅延の時間増分がR/2の
    整数値に等しいチャネル推定/補正プロセッサ。
  16. 【請求項16】 請求項13に記載のチャネル推定/補
    正プロセッサにおいて、 前記ラグランジュ多項式補間重み係数が(R−1)次ラ
    グランジュ多項式補間を用いて計算されるチャネル推定
    /補正プロセッサ。
  17. 【請求項17】 請求項14に記載のチャネル推定/補
    正プロセッサにおいて、 前記重み係数が本明細書の式16および17に表される
    チャネル推定/補正プロセッサ。
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