JP3410913B2 - 電力用半導体装置 - Google Patents

電力用半導体装置

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JP3410913B2
JP3410913B2 JP31902796A JP31902796A JP3410913B2 JP 3410913 B2 JP3410913 B2 JP 3410913B2 JP 31902796 A JP31902796 A JP 31902796A JP 31902796 A JP31902796 A JP 31902796A JP 3410913 B2 JP3410913 B2 JP 3410913B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁ゲート型半導
体素子を有する電力用半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電力用半導体素子の1つとして、IGB
Tが良く知られている。図6に、従来のIGBTを有す
る電力用半導体装置の断面図を示す。図中、71は高抵
抗のN型ベース層を示しており、このN型ベース層71
の表面には、P型ベース層72が選択的に形成されてい
る。このP型ベース層72内には、その表面からN型ベ
ース層71に達する深さのトレンチ溝が形成され、この
トレンチ溝にはゲート絶縁膜73を介してゲート電極7
4が埋め込み形成されている。
【0003】P型ベース層72の表面には、上記トレン
チ溝の側壁に接するN型エミッタ層75が形成されてい
る。このN型エミッタ層75とP型ベース層72には、
カソード電極76が設けられている。
【0004】一方、N型ベース層71の裏面には、高不
純物濃度のN型バッファ層77を介して高不純物濃度の
P型エミッタ層78が形成されている。このP型エミッ
タ層78にはアノード電極79が設けられている。
【0005】また、接合終端部には、耐圧を高くするた
めの高不純物濃度のP型ガードリング層80が形成さ
れ、P型ガードリング層80の外側には、N型チャネル
ストッパ層81が形成されている。
【0006】なお、図中、83は層間絶縁膜、84はゲ
ート電極配線、85はパッシベーション膜、86はフィ
ールドプレート電極を示している。図には1セルブロッ
クしか示していないが、隣り合う2つのセルブロックの
間にはp型拡散層が形成されている。セルブロックには
IGBTが複数形成されている。
【0007】上記の如きに構成されたIGBTの動作は
以下の通りである。すなわち、素子を導通状態(オン状
態)にするには、ゲート電極74にカソード電極76に
対して正の電圧を与えて、P型ベース層72にN型チャ
ネルを形成する。N型チャネルが形成されると、トレン
チ溝に接した部分のN型エミッタ層75からN型ベース
層71に電子が注入され、この電子の注入に見合った量
の正孔がP型エミッタ層78からN型ベース層71に注
入される。この結果、N型ベース層71で導電変調が起
こり、N型ベース層71の抵抗が低くなり、素子は導通
状態となる。
【0008】一方、素子を非導通状態(オフ状態)にす
るには、ゲート電極74にカソード電極76に対して0
または負の電圧を与えて、P型ベース層72に形成され
ていたN型チャネルを消滅させる。N型チャネルが消滅
すると、N型エミッタ層75からN型ベース層71への
電子の注入が停止するので、P型エミッタ層層78から
N型ベース層71への正孔の注入も停止する。この結
果、N型ベース層71で導電変調が起こらなくなり、N
型ベース層71の抵抗が高くなり、素子は非導通状態と
なる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】IGBTは、P型エミ
ッタ層78、N型ベース層71、P型ベース層72、N
型エミッタ層75の4つの層を基本とするサイリスタ構
造を内蔵している。IGBTでは、上記サイリスタ構造
がラッチアップしない条件で使用するように設計されて
いるため、最大遮断電流密度は比較的大きい。しかし、
ラッチアップしないために、GTO等の各種サイリスタ
に比べて、オン抵抗は高い。
【0010】一方、サイリスタは、良く知られているよ
うにオン状態でPNPNサイリスタがラッチアップする
ために低いオン抵抗(したがって小さいオン電圧)が実
現できる反面、最大遮断電流密度は小さい。
【0011】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、オン抵抗および最大遮
断電流密度の両素子特性の改善が図られた絶縁ゲート型
半導体素子を有する電力用半導体装置を提供することに
ある。
【0012】
【0013】
【0014】
【課題を解決するための手段】
[構成] 上記目的を達成するために、本発明に係る電力用半導体
装置(請求項1)は、第1導電型ベース層と、この第1
導電型ベース層の表面に形成された第2導電型ベース層
と、前記第2導電型ベース層の表面から前記第1導電型
ベース層に達する深さに並列に形成された複数の溝であ
って、平面パターンがストライプパターンの溝と、該溝
と並列に形成され、平面パターンが閉じた梯子パターン
の溝とを含む複数の溝内に、ゲート絶縁膜を介して埋め
込み形成されたゲート電極と、前記第2導電型ベース層
のうち、前記梯子パターンの閉じた平面パターンで囲ま
れた領域の表面に選択的に形成され、かつ、前記梯子パ
ターンの溝に接する第1導電型エミッタ層と、この第1
導電型エミッタ層および前記第2導電型ベース層のう
ち、前記梯子パターンの閉じた平面パターンで囲まれた
領域に選択的に接続された第1の主電極と、前記第2導
電型ベース層と反対側の前記第1導電型ベース層の表面
に形成された第2導電型エミッタ層と、この第2導電型
エミッタ層に接続された第2の主電極とからなる絶縁ゲ
ート型半導体素子が前記複数の溝の配列方向と同じ方向
に配列形成された領域を有し、かつ前記絶縁ゲート型半
導体素子の前記複数の溝の前記配列方向の素子サイズを
C、前記梯子パターンの閉じた平面パターンで囲まれた
領域の前記第2導電型ベース層の前記配列方向の幅を
W、前記第1導電型ベース層と前記第2導電型ベース層
との界面から前記溝の底までの距離をDとしたときに、
W/(D・C)の値が1.0×103 cm-1より小さい
ことを特徴とする。
【0015】また、本発明に係る他の電力用半導体装置
(請求項2)は、第1導電型ベース層と、この第1導電
型ベース層の表面に形成された第2導電型ベース層と、
前記第2導電型ベース層の表面から前記第1導電型ベー
ス層に達する深さに並列に形成された複数の溝であっ
て、平面パターンがストライプパターンの溝と、該溝と
並列に形成され、平面パターンが閉じた梯子パターンの
溝とを含む複数の溝内に、ゲート絶縁膜を介して埋め込
み形成されたゲート電極と、前記第2導電型ベース層の
うち、前記梯子パターンの閉じた平面パターンで囲まれ
た領域の表面に選択的に形成され、かつ、前記梯子パタ
ーンの溝に接する第1導電型エミッタ層と、この第1導
電型エミッタ層および前記第2導電型ベース層のうち、
前記梯子パターンの閉じた平面パターンで囲まれた領域
選択的に接続された第1の主電極と、前記第2導電型
ベース層と反対側の前記第1導電型ベース層の表面に形
成された第2導電型エミッタ層と、この第2導電型エミ
ッタ層に接続された第2の主電極とからなる絶縁ゲート
型半導体素子が前記複数の溝の配列方向と同じ方向に配
列形成された領域を有する素子群が複数形成されてなる
素子群を具備してなり、隣り合う2つの前記素子群の間
に、前記第2導電型ベース層よりも低不純物濃度の電界
集中緩和用の第2導電型半導体層が設けられ、かつ前記
絶縁ゲート型半導体素子の前記複数の溝の前記配列方向
の素子サイズをC、前記梯子パターンの閉じた平面パタ
ーンで囲まれた領域の前記第2導電型ベース層の前記配
列方向の幅をW、前記第1導電型ベース層と前記第2導
電型ベース層との界面から前記溝の底までの距離をDと
したときに、W/(D・C)の値が1.0×103 cm
-1より小さいことを特徴とする。
【0016】
【0017】本発明(請求項1、請求項2)によれば、
絶縁ゲート型半導体素子がトレンチ型IGBT構造とな
っているので、サイリスタよりも最大遮断電流密度を高
くできるようになる。また、トレンチ型IGBT構造の
埋め込み絶縁ゲートを構成する溝として、平面パターン
が閉じた梯子パターンを有するものを用いているので、
平面パターンが閉じた格子パターンを有しない従来構造
に比べて、チャネル密度を小さくできる。
【0018】したがって、本発明によれば、オン抵抗お
よび最大遮断電流密度の両素子特性の改善が図られた絶
縁ゲート型半導体素子を有する電力用半導体装置を実現
できるようになる。
【0019】また、本発明(請求項、請求項)によ
れば、W/(D・C)の値を1.0×103 cm-1より
も小さくすることにより、オン抵抗を小さくすることが
できる。
【0020】これは素子寸法を上記値に設定すると、第
2導電型ベース層へキャリア(第2導電型ベース層と同
極性の多数キャリア)を排出する高抵抗の第1導電型ベ
ース層の実効的な幅が短くなり、これにより上記キャリ
アが流れ難くなり、第1導電型ベース層内に上記キャリ
アを効果的に蓄積できるようになるからである(IEG
T効果)。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態(以下、実施形態という)を説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係る絶縁ゲート型半導体素子を有する電力用半導体装置
の断面斜視図である。また、図2は、図1の電力用半導
体装置を点A、点A´を通り矢視方向に平行な平面で切
断した断面図である。
【0022】図中、1は高抵抗のN型ベース層を示して
おり、このN型ベース層1の表面には、P型ベース層2
が形成されている。このP型ベース層2内には、その表
面からN型ベース層1に達する深さのトレンチ溝が複数
形成され、これらトレンチ溝内の各々には、ゲート絶縁
膜3を介してゲート電極4が埋め込み形成されている。
【0023】ここで、図6の従来装置では、1個の素子
に1個のトレンチ溝しか形成していなが、本実施形態で
は複数のトレンチ溝を形成している。さらに、これらト
レンチ溝のうち、素子端部のトレンチ溝の平面パターン
は梯子パターン、他のトレンチ溝の平面パターンはスト
ライプパターンである。
【0024】素子端部の平面パターンが梯子パターンの
トレンチ溝で囲まれた領域のP型ベース層2の表面に
は、素子端部のトレンチ溝に接するN型エミッタ層5が
形成されている。しかし、平面パターンがストライプパ
ターンのトレンチ溝に接する部分のP型ベース層2の表
面に、N型エミッタ層5は形成されていない。
【0025】したがって、素子端部のトレンチ溝に接し
た部分のP型ベース層2にしかMOSチャネルは形成さ
れない。また、素子端部のトレンチ溝の平面パターンが
梯子パターンであるため、ストライプパターンの場合に
比べて、MOSチャネルの密度は高くなり、オン抵抗は
低くなる。
【0026】素子端部のN型エミッタ層5およびP型ベ
ース層2は、カソード電極6に接続しているが、他の部
分のP型ベース層2は、図示しない層間絶縁膜によりカ
ソード電極6とは接続していない。
【0027】一方、N型ベース層1の裏面には、高不純
物濃度のN型バッファ層7を介して高不純物濃度のP型
エミッタ層8が形成されている。このP型エミッタ層8
にはアノード電極9が設けられている。
【0028】上記の如きに構成された絶縁ゲート型半導
体素子の動作は以下の通りである。すなわち、素子を導
通状態(オン状態)にするには、ゲート電極4にカソー
ド電極6に対して正の電圧を与えて、素子端部のトレン
チ溝に接した部分のP型ベース層2にN型チャネル(M
OSチャネル)を形成する。N型チャネルが形成される
と、N型エミッタ層5からN型ベース層1に電子が注入
され、この電子の注入に見合った量の正孔がP型エミッ
タ層8からN型ベース層1に注入される。この結果、N
型ベース層1で導電変調が起こり、N型ベース層1の抵
抗が低くなり、素子は導通状態となる。
【0029】このとき、本実施形態では、素子端部のト
レンチ溝の平面パターンが梯子パターンであるため、平
面パターンがストライプパターンの場合に比べて、チャ
ネル密度は高くなり、オン抵抗は低くなる。
【0030】さらに、上記トレンチ溝以外のMOSチャ
ネルの形成に寄与しないトレンチ溝(ダミートレンチ
溝)により、正孔電流が流れ難くなる。ダミートレンチ
溝が形成された部分のP型エミッタ層2にはカソード電
極6が設けられていなので、この部分から正孔電流が素
子外に排出されることはない。
【0031】したがって、ダミートレンチ溝により、N
型ベース層1内にキャリアを蓄積できるようになるの
で、ダミートレンチ溝がない場合に比べて、オン抵抗は
低くなる。
【0032】ここで、ダミートレンチ溝によるオン抵抗
の低減効果を十分に発揮させるためには、素子端部の平
面パターンが梯子パターンのトレンチ溝で囲まれたP型
ベース層2の素子配列方向の幅をW、N型ベース層1と
P型ベース層2との界面からトレンチ溝の底までの距離
をD、素子配列方向の素子サイズをCとしたときに、W
/(D・C)の値が1.0×103 cm-1より小さくな
るように、幅W、距離D、間隔Cを設定することが好ま
しい。
【0033】上記寸法条件を満たすと、P型ベース層2
へキャリア(正孔)を排出するN型ベース層1の実効的
な幅が短くなり、正孔電流がより流れ難くなる。これに
より、N型ベース層1内にキャリアを効果的に蓄積でき
るようになるので、オン抵抗はさらに低くなる(IEG
T効果)。
【0034】このように本実施形態によれば、MOSチ
ャネルの形成に寄与するトレンチ溝を改良し、ダミート
レンチ溝を採用することにより、オン抵抗をサイリスタ
並みに低くすることができるようになる。
【0035】一方、素子を非導通状態(オフ状態)にす
るには、ゲート電極4にカソード電極6に対して0また
は負の電圧を与えて、P型ベース層2に形成されていた
N型チャネルを消滅させる。N型チャネルが消滅する
と、N型エミッタ層5からN型ベース層1への電子の注
入が停止するので、P型エミッタ層層8からN型ベース
層1への正孔の注入も停止する。この結果、N型ベース
層1で導電変調が起こらなくなり、N型ベース層1の抵
抗が低くなり、素子は非導通状態となる。
【0036】ここで、本実施形態の絶縁ゲート型半導体
素子の構造はIGBT構造またはIEGT構造となるの
で、最大遮断電流密度はサイリスタに比べて大きくな
る。したがって、本実施形態によれば、最大遮断電流密
度およびオン抵抗の両方の素子特性に優れた絶縁ゲート
型半導体素子からなる電力用半導体装置を実現できるよ
うになる。 (第2の実施形態)図3は、本発明の第2の実施形態に
係る電力用半導体装置の平面図である。また、図4、図
5は、それぞれ、図3の電力用半導体装置の矢視A−A
´断面図、矢視B−B´(トレンチ溝を通るところの)
断面図である。なお、図1、図2の電力用半導体装置と
対応する部分には図1、図2と同一符号を付してあり、
詳細な説明は省略する。
【0037】図中、21はセルブロック(素子群)を示
しており、このセルブロック21内には、第1の実施形
態の絶縁ゲート型半導体素子22が一方向に配列形成さ
れている。このようなセルブロック21が素子部に複数
形成されている。
【0038】また、素子部には、絶縁ゲート型半導体素
子22のゲート電極取出用のゲート電極パッド23、カ
ソード電極取出用のカソード電極パッド20が形成され
ている。図では素子部の右下にゲート電極パッド23を
配置しているが、他の位置でも良い。カソード電極パッ
ド20も他の位置であっても良い。
【0039】一方、接合終端部には、図5に示すよう
に、P型バッファ層24、P型リサーフ層25、N型チ
ャネルストッパ層26、フィールドプレート電極27が
形成されている。
【0040】さらに、隣り合う2つのセルブロック21
間のN型ベース層1の表面には、図4、図5に示すよう
に、P型リサーフ層25と同程度の低不純物濃度のP型
拡散層28が形成されている。このP型拡散層28には
ゲート電極配線29が設けられている。なお、30、3
1はそれぞれ層間絶縁膜、パッシベーション膜を示して
いる。
【0041】本実施形態では、P型リサーフ層25と同
程度の低不純物濃度のP型拡散層28を、隣り合う2つ
のセルブロック21間のN型ベース層1の表面に形成し
ているので、接合終端部と同様の電界集中緩和効果が素
子部にも生じ、これにより高い耐圧を維持することがで
きるようになる。
【0042】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではない。上記実施形態では、MOSチャネルの形
成に寄与するトレンチ溝の平面パターンとして梯子パタ
ーンを選んだが、閉じた帯状パターンであれば、他のパ
ターンを用いても良い。また、閉じた帯状パターンと閉
じていない帯状パターンが混在しても良い。その他、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施でき
る。
【0043】
【発明の効果】以上詳説したように本発明(請求項1
)によれば、トレンチ型IGBT構造により最大遮断
電流密度を高くでき、さらに埋め込み絶縁ゲートを構成
する溝として、平面パターンが閉じた梯子パターンを有
するものを用いているので、チャネル密度の増加により
オン抵抗を低くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る絶縁ゲート型半
導体素子を有する電力用半導体装置の断面斜視図
【図2】図1の電力用半導体装置を点A、点A´を通り
矢視方向に平行な平面で切断した断面図
【図3】本発明の第2の実施形態に係る電力用半導体装
置の平面図
【図4】図3の電力用半導体装置の矢視A−A´断面図
【図5】図3の電力用半導体装置の矢視B−B´断面図
【図6】従来のIGBTを有する電力用半導体装置の断
面図
【符号の説明】
1…N型ベース層(第1導電型ベース層) 2…P型ベース層(第2導電型ベース層) 3…ゲート絶縁膜 4…ゲート電極 5…N型エミッタ層(第1導電型エミッタ層) 6…カソード電極(第1の主電極) 7…N型バッファ層 8…P型エミッタ層(第2導電型エミッタ層) 9…アノード電極(第2の主電極) 20…カソード電極パッド 21…セルブロック(素子群) 22…絶縁ゲート型半導体素子 23…ゲート電極パッド 24…P型バッファ層 25…P型リサーフ層 26…N型チャネルストッパ層 27…フィールドプレート電極 28…P型拡散層(第2導電型半導体層) 29…ゲート電極配線 30…層間絶縁膜 31…パッシベーション膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−23092(JP,A) 特開 平7−135309(JP,A) 特開 平6−97451(JP,A) 特開 平2−285679(JP,A) 特開 平5−283705(JP,A) 特開 平9−270512(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/78 H01L 21/336

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型ベース層と、 この第1導電型ベース層の表面に形成された第2導電型
    ベース層と、前記第2導電型ベース層の表面から前記第1導電型ベー
    ス層に達する深さに並列に形成された複数の溝であっ
    て、平面パターンがストライプパターンの溝と、該溝と
    並列に形成され、平面パターンが閉じた梯子パターンの
    溝とを含む複数の 溝内に、ゲート絶縁膜を介して埋め込
    み形成されたゲート電極と、 前記第2導電型ベース層のうち、前記梯子パターンの閉
    じた平面パターンで囲まれた領域の表面に選択的に形成
    され、かつ、前記梯子パターンの溝に接する第1導電型
    エミッタ層と、 この第1導電型エミッタ層および前記第2導電型ベース
    層のうち、前記梯子パターンの閉じた平面パターンで囲
    まれた領域に選択的に接続された第1の主電極と、 前記第2導電型ベース層と反対側の前記第1導電型ベー
    ス層の表面に形成された第2導電型エミッタ層と、 この第2導電型エミッタ層に接続された第2の主電極と
    からなる絶縁ゲート型半導体素子が前記複数の溝の配列
    方向と同じ方向に配列形成された領域を有し、 かつ前記絶縁ゲート型半導体素子の前記複数の溝の前記
    配列方向の素子サイズをC、前記梯子パターンの閉じた
    平面パターンで囲まれた領域の前記第2導電型ベース層
    の前記配列方向の幅をW、前記第1導電型ベース層と前
    記第2導電型ベース層との界面から前記溝の底までの距
    離をDとしたときに、W/(D・C)の値が1.0×1
    3 cm-1より小さいことを特徴とする電力用半導体装
    置。
  2. 【請求項2】第1導電型ベース層と、 この第1導電型ベース層の表面に形成された第2導電型
    ベース層と、前記第2導電型ベース層の表面から前記第1導電型ベー
    ス層に達する深さに並列に形成された複数の溝であっ
    て、平面パターンがストライプパターンの溝と、該溝と
    並列に形成され、平面パターンが閉じた梯子パターンの
    溝とを含む複数の 溝内に、ゲート絶縁膜を介して埋め込
    み形成されたゲート電極と、 前記第2導電型ベース層のうち、前記梯子パターンの閉
    じた平面パターンで囲まれた領域の表面に選択的に形成
    され、かつ、前記梯子パターンの溝に接する第1導電型
    エミッタ層と、 この第1導電型エミッタ層および前記第2導電型ベース
    層のうち、前記梯子パターンの閉じた平面パターンで囲
    まれた領域に選択的に接続された第1の主電極と、 前記第2導電型ベース層と反対側の前記第1導電型ベー
    ス層の表面に形成された第2導電型エミッタ層と、 この第2導電型エミッタ層に接続された第2の主電極と
    からなる絶縁ゲート型半導体素子が前記複数の溝の配列
    方向と同じ方向に配列形成された領域を有する素子群が
    複数形成されてなる素子群を具備してなり、 隣り合う2つの前記素子群の間に、前記第2導電型ベー
    ス層よりも低不純物濃度の電界集中緩和用の第2導電型
    半導体層が設けられ、 かつ前記絶縁ゲート型半導体素子の前記複数の溝の前記
    配列方向の素子サイズをC、前記梯子パターンの閉じた
    平面パターンで囲まれた領域の前記第2導電型ベース層
    の前記配列方向の幅をW、前記第1導電型ベース層と前
    記第2導電型ベース層との界面から前記溝の底までの距
    離をDとしたときに、W/(D・C)の値が1.0×1
    3 cm-1より小さいことを特徴とする電力用半導体装
    置。
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